JPH10210416A - スポーツ動作撮影・再生装置 - Google Patents

スポーツ動作撮影・再生装置

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Publication number
JPH10210416A
JPH10210416A JP8352693A JP35269396A JPH10210416A JP H10210416 A JPH10210416 A JP H10210416A JP 8352693 A JP8352693 A JP 8352693A JP 35269396 A JP35269396 A JP 35269396A JP H10210416 A JPH10210416 A JP H10210416A
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JP
Japan
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reference line
monitor
camera
display
sports
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Pending
Application number
JP8352693A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Goto
信行 後藤
Yuji Kato
雄二 加藤
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TAIMU WORLD KK
Original Assignee
TAIMU WORLD KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被撮影者の特定部位の移動量を確実、かつ容
易に判断することができるスポーツ動作撮影・再生装置
を提供する。 【解決手段】 スポーツ動作撮影・再生装置1は、下記
の要件を含んで構成されることを特徴とする。カメラ
2:所定のスポーツ動作を行う被撮影者Mを撮影する。
記憶手段:カメラ2により撮影されたスポーツ動作の
動画データを記憶する。動画再生手段:その記憶され
た動画データに基づいてスポーツ動作をモニタ13に再
生・表示する。基準線表示手段:モニタ13に表示さ
れているスポーツ動作の再生映像又はカメラ2により撮
影中のモニタリング映像に対し、1ないし複数本の基準
線43,44を重ね表示させる。基準線表示位置変更
手段11,12:基準線43,44のモニタ上での表示
位置を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポーツ動作撮影
・再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポーツブームが騒がれる昨今におい
て、趣味として本格的にスポーツを楽しむ人の数も急激
に増しつつある。そのような中でゴルフは、比較的若い
世代から年配者まで幅広い年令層において親しまれてお
り、高価な道具を揃えて本格的にたしなむ人の数も多
い。ここで、ゴルフの上達にはスイングフォームが重要
であると言われ、わずかなフォームの乱れによっても打
球の飛距離や方向が大きく影響を受ける。そのため、ゴ
ルフ愛好者は、他のスポーツ以上にフォームの維持ある
いは矯正に熱を上げる傾向にある。
【0003】ところで、フォームの維持あるいは矯正に
は、現在の自分のフォームがどのようなものであるかを
目で見て確かめることが重要である。その一法として
は、スイングする自分の姿を鏡に映して確認することが
考えられるが、スイング動作中に顔を上げて鏡を見るこ
とは現実には不可能に近い。そこで、ビデオカメラ等で
スイングフォームを録画し、その再生映像によって自分
のフォームを確認することが有効な手段となる。従来、
そのような目的の画像・記録再生装置は多数提案されて
いるが、例えば特開昭62−286389号公報に開示
されているように、再生映像における身体の動きを確認
しやすくするために、再生映像に碁盤目状の軸線を固定
的に重ね表示する構成のものが提案されている。この場
合、例えばクラブスイング時の身体の移動量を該軸線を
基準として判断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
公報技術においては、その軸線が画面上に固定的に表示
されるのみでその位置調整ができないので、身体の特定
の部位、例えば膝部、頭部、体側部等の移動量を知りた
くても画面上の基準線が表記部位の移動量を判別する上
で必ずしも都合のよい位置にあるとは限らず、結果とし
て動きの判別が行いにくくなる欠点がある。また、画面
上の映像の位置が軸線に合うように、被撮影者の側でカ
メラに対して立つ位置を調整する方法もあるが、これで
は撮影前の位置決め作業が非常に面倒である。また、前
回のスイングとのフォームの比較を行いたい場合におい
ては、再生映像上での身体の位置が軸線に対してまちま
ちであるとその比較判断が難しい問題もある。
【0005】本発明の課題は、ゴルフスイング等を行う
被撮影者のスポーツ動作を確実に記録再生できることは
もちろんのこと、被撮影者の特定部位の移動量を確実、
かつ容易に判断することができるスポーツ動作撮影・再
生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
請求項1のスポーツ動作撮影・再生装置は、上述の課題
を解決するために下記の要件を含んで構成されることを
特徴とする。 (1)カメラ:ゴルフのクラブスイング、野球の投球又
はバットスイング、あるいはエアロビクス運動などの所
定のスポーツ動作を行う被撮影者を撮影する。 (2)記憶手段:該カメラにより撮影されたスポーツ動
作の動画データを記憶する。 (3)動画再生手段:その記憶された動画データに基づ
いてスポーツ動作をモニタに再生・表示する。 (4)基準線表示手段:モニタに表示されているスポー
ツ動作の再生映像又はカメラにより撮影中のモニタリン
グ映像に対し、1ないし複数本の基準線を重ね表示させ
る。 (5)基準線表示位置変更手段:基準線のモニタ上での
表示位置を変更する。
【0007】上述の構成によれば、モニタに表示されて
いるスポーツ動作の再生映像又はカメラにより撮影中の
モニタリング映像に対し1ないし複数本の基準線が重ね
て表示されるとともに、その基準線のモニタ上での表示
位置を変更できるので、基準線の位置を、スポーツ動作
時における被撮影者の所望の部位、例えばゴルフのスイ
ングの場合は体側や膝、頭頂等の部位に合わせることに
より、該部位の移動の有無等を容易に判別することがで
き、ひいてはスイングフォーム等の欠点分析が行いやす
くなって、フォーム矯正等を確実に行うことができる。
また、モニタに表示される被撮影者の映像の位置がまち
まちであっても、基準線を移動させればその移動の有無
等を判別することができるので、被撮影者の撮影時に基
準線に対して位置合わせを行う必要がなく、簡単かつ容
易にスイングフォーム等の分析をすることができる。な
お、上記基準線表示手段は、基準線の映像信号を生成す
る基準線映像信号生成手段と、その生成された基準線の
映像信号をスポーツ動作の再生映像の映像信号又はカメ
ラにより撮影中のモニタリング映像の映像信号と合成し
てこれをモニタに出力させる映像信号合成・出力手段と
を備えるものとすることができる(請求項2)。
【0008】具体的には、上記基準線表示位置変更手段
は、表示位置の変更方向と対応する向きにおいて双方向
に回転又はスライド可能に設けられた操作部と、その操
作部の操作位置と対応する位置に基準線を表示させると
ともに、該操作部を回転又はスライドさせるに伴い基準
線をこれに追従して移動させる表示制御部とを備えるも
のとすることができる(請求項3)。操作部の操作方向
と基準線の移動方向とを対応させることにより、基準線
の移動及び位置決め調整のための操作を直感的に行うこ
とができる。
【0009】また、上記基準線表示手段は、互いに交差
する2以上の基準線をモニタに表示するものとされ、上
記基準線表示位置変更手段は、それら各2以上の基準線
の表示位置を各々独立に変更可能に構成するものとする
ことができる(請求項4)。こうすれば、方向の異なる
2以上の基準線をモニタに表示することができるので、
例えば被撮影者の映像の着目部位の移動を複数方向にお
いて判別することができ、スポーツ動作の分析をより精
密に行うことができる。また、各々の基準線は独立に移
動可能としたから、例えば各基準線をそれぞれ異なる着
目部位に位置合わせすることができ、ひいてはそれら異
なる部位の動きを独立に判別することも可能となる。
【0010】モニタが長方形状に構成される場合、上記
基準線は、該モニタの短辺方向に沿うものと長辺方向に
沿うものとの少なくともいずれかが表示されるものとす
ることができる(請求項5)。例えばモニタが縦長長方
形状に構成される場合、長辺方向に沿う基準線は垂直基
準線を、短辺方向に沿う基準線は水平方向基準線をそれ
ぞれ表すこととなり、使用者にとっての基準線の利用価
値がより高められる。また、双方の基準線を併用する場
合には、その交差部分、すなわちクロス部分を被撮影者
の特定部位に位置合わせすることにより、双方向の基準
線に基づく移動量がわかるので、フォームの欠点分析等
をさらに確実に行うことができる。
【0011】次に、上記操作部は、モニタの短辺部及び
長辺部のうち、基準線の形成方向と直交するものに沿っ
てスライド可能とされたスライド操作部とすることがで
き、上記基準線は、その端部位置とスライド操作部の操
作位置とが一致するようにモニタに表示されるものとす
ることができる(請求項6)。これにより、基準線の移
動を極めて直感的かつ簡単に行うことができ、また、装
置を始めて使用する人に対しても、そのスライド操作部
の機能を一目で理解させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明のス
ポーツ動作撮影・再生装置の一実施例の外観構成を示す
斜視図である(なお、以下の説明において本実施例では
ゴルフのクラブスイングの撮影を行う場合について説明
するが、本発明の装置の利用分野はこれに限定されるも
のではない)。図1に示すように、スポーツ動作撮影・
再生装置(以下、単に撮影・再生装置ともいう)1は、
CCDカメラ(以下、単にカメラという)2、操作部
8、モニタとしての液晶モニタ13、及び給電部18等
を備え、これらがケース40に一体的に実装されてい
る。そして該ケース40は、設置面から立設された支持
スタンドSの上端部に取り付けられている。
【0013】図2に示すように、ケース40は、プラス
チックの射出成型体として縦長中空の直方体状に形成さ
れており、その前面部にはカメラ2、液晶モニタ13、
スライド操作部11、12等が配置されるとともに、該
ケース40の上面部には操作部8及び取手部41が設け
られてる。ケース2の寸法は、例えば縦210〜320
mm、幅160〜230mm、奥行き65〜132.5mm程
度であり、具体的には、例えば縦230mm、幅180m
m、奥行き80mm程度である。一方、液晶モニタ13
は、対角線寸法が5.6インチ程度のカラーモニタとし
て縦長に構成・配置され、その画面上には、カメラ2に
より撮影中のモニタリング映像あるいは再生映像が表示
されるととともに、これと重ね合わされる形で、自身の
長辺方向に沿う基準線(以下、X方向基準線ともいう)
43と、短辺方向に沿う基準線(以下、Y方向基準線と
もいう)44との表示も可能とされている。なお、これ
ら基準線43,44の映像信号は、基準線表示回路10
(図4)が合成する。そして、前述のスライド操作部1
1、12は、それら基準線43,44の表示位置を液晶
モニタ13上で個別に変更するためのものである。
【0014】カメラ2は、液晶モニタ13の下側におい
て、その中心軸線上に配置されている。一方、図3に示
すように、ケース40の背面側には、カメラ2とは別の
補助カメラ100、101を接続するための補助カメラ
接続端子46,47、画面分割切替スイッチ4、及び映
像表示方向切替スイッチ6等が設けられている。
【0015】図1に示すように、例えば撮影・再生装置
1のケース40の底面が、被撮影者Mのほぼ腰の高さ
(例えば、被撮影者の身長を170cmとすれば100
〜105cm程度)に位置するように支持スタンドSの
高さが調整されており、被撮影者Mは、カメラ2から
1.5m〜2.0m程度離れた位置でスイングフォーム
の撮影を行う。また、カメラ2の二次元CCDセンサ
は、図21に示すように横縦比が4:3で対角線が6mm
程度であり、レンズの焦点距離は2.6mmに設定され
ている。このようにすれば、カメラ2により撮影された
被撮影者Mの映像が、縦方向の液晶モニタ13の画面に
丁度収まる大きさに表示されることとなる。この場合、
液晶モニタ13は、カメラ2の上側又は下側のどちら側
に配置してもよいが、カメラ2の上側に配置すれば、被
撮影者Mは立った状態でその映像を確認しやすくなる。
【0016】次に、図2に示すように支持スタンドS
は、三脚部50と、その三脚部50に対し上下に伸縮可
能に設けられた伸縮軸51と、その伸縮軸51の先端に
設けられたケース取付部53と、ロックねじ部材57〜
59を有し、該ケース取付部53を左右及び上下方向に
それぞれ独立に回転させてその位置調整を行う調整機構
55等を含んで構成されている。そしてケース40は、
その底部に形成された雌ねじ部40aに対し、その下側
からロックねじ部材56がねじ込まれることにより、ス
タンドSに対し着脱可能に取り付けられることとなる。
図6(a)に示すように、ケース40の高さ調整を行う
場合は、ロックねじ部材57を弛め、伸縮軸51を昇降
させて所望の位置に合わせた後、再びねじ部材57を締
め込むようにする。また、左右の角度位置を調整する場
合は同図(b)に示すようにロックねじ部材58を弛
め、ケース取付部53を左右に回転させた後再びねじ部
材58を締め込むようにする。そして、前後方向の角度
位置を調整する場合はロックねじ部材59を弛め、ケー
ス取付部53を軸59aの周りで前後に回転させた後再
びねじ部材59を締め込むようにする。なお、装置の運
搬時には、図7(a)に示すようにケース40を支持ス
タンドSから取り外せばよく、また、同図(b)に示す
ように三脚部50を折り畳めばよい。
【0017】また、図3に示すように、取手部41は、
持手部41aと、その両端に一体に形成された取付部4
1bとを有し、両取付部41bを貫いてケース40の側
面部にねじ込まれるねじ部材41cによりケース40に
対し前後に回転可能に取付けられている。この場合、操
作部8の操作時、あるいは保管場所への収納時など、取
手部41が邪魔になる場合は、これを図7(b)に示す
ように後方へ倒して折り畳むことができる。
【0018】図4は、撮影・再生装置1の電気的な構成
を示すブロック図である。すなわち、カメラ2で撮影さ
れた被撮影者Mの動画データは画面分割切替回路3に入
力されようになっており、これが映像表示方向切替回路
5を介してメインボード7につながっている。画面分割
切替回路3は、画面分割切替スイッチ4からの入力信号
に基づいて、動画データを液晶モニタ13の画面に分割
して表示するためのものである。また、映像表示方向切
替回路5は、液晶モニタ13への映像の表示方向を正立
方向に対応した方向と、横転方向に対応した方向との間
で90°切り替えるための回路である。なお、画面分割
切替回路3と映像表示方向切替回路5とは、その少なく
とも一方をメインボード7上に設けてもよい。また、基
準線表示回路10は、図23に示すようにカメラ2の直
後に設けることも可能であり、この場合、カメラ2から
の映像信号に対し基準線を先に合成してからメインボー
ド7上で前述のデータ処理を行うようにしてものよい。
【0019】メインボード7は、データ処理部の主体を
なし、操作部8が接続されるとともに、図5(a)に示
す関係で互いに接続されたNTSCデコーダ30、A/
Dコンバータ31、RAM32、圧縮回路33、RAM
34、伸張回路35、D/Aコンバータ36、NTSC
エンコーダ37及び制御部38等を有している。制御部
38は、CPU38a、ROM38b、RAM38c等
を有するワンチップマイコンにより構成されており、メ
インボード7上での各部の作動を一括して制御する役割
を果たす。この場合、その制御プログラムがROM38
bに格納されるとともに、RAM38cはそのワークエ
リアとして機能する。
【0020】その録画時の信号及びデータの流れを図5
(a)を用いて説明すれば、メインボード7に入力され
たカメラ2からの映像信号は、まずNTSCデコーダ3
0により輝度信号Yと青色差信号Cb及赤色差信号Cr
とに分離された後、それぞれ個別にA/Dコンバータ3
1によりデジタル変換されるが、特に分離を行わずに直
接デジタル変換することも可能であり、この場合はNT
SCデコーダ30、NTSCエンコーダ37を省略する
ことができる。A/Dコンバータ31でデジタル変換さ
れた信号は、制御部38(のCPU38a)からの指示
により所定のコマ間隔(例えば30コマ/秒)でサンプ
リングされてデジタル動画データとされ、図5(b)に
示すRAM32内のバッファメモリ32aに一旦蓄積さ
れる。そして、蓄積されたデジタル動画データは、LS
Iで構成された圧縮回路33に所定のコマ数単位で送ら
れて例えばMPEG1方式により圧縮され、その後RA
M32の再生メモリ32bに記録される。ここで、再生
メモリ32bとバッファメモリ32aの容量は、例えば
それぞれ1Mバイト及び0.3Mバイト程度である。
【0021】一方、再生時の流れであるが、再生メモリ
32bに書き込まれた圧縮デジタル動画データは、LS
Iで構成された伸張回路35により圧縮が解除(すなわ
ち伸張)される。圧縮解除されたデジタル動画データは
再生のためにD/Aコンバータ36に送出されてアナロ
グ化され、さらにNTSCエンコーダ37に送られてそ
の輝度信号Yと青色差信号Cb及び赤色差信号Crとが
再び合成されて映像信号にデコードされ、図4の基準線
表示回路10へ出力される。なお、D/Aコンバータ3
6において、再生のために出力されるデータ量よりも、
圧縮解除されて入力されようとするデータ量の方が多い
場合には、データはバッファとして機能するRAM34
に一時的に蓄積され、その後、該RAM34から読み出
されてD/Aコンバータ36に送られることとなる。
【0022】図4に戻って、基準線表示回路10は、前
述のX,Yの各基準線43及び44の画像の映像信号を
合成してこれをメインボード7からの映像信号に重ね合
わせることにより、カメラ2による映像に基準線43及
び44の画像を重ねて液晶モニタ13に表示させる役割
を果たし、これに前述のスライド操作部11,12がそ
れぞれ接続される。図11に示すように、スライド操作
部11,12のつまみ部11a,12aをスライド操作
すると、内蔵された可変抵抗器の値が変化し、基準線表
示回路10はこれを受けて、液晶モニタ13の画面上の
所定位置に基準線43,44の画像が現われるようにそ
の映像信号を合成する。これにより、つまみ部11a,
12aの操作に伴い、画面上の基準線43及び44がこ
れに追従してそれぞれ独立に移動することとなる。な
お、基準線表示回路10はメインボード7上に設けても
よい。
【0023】次に、図4に戻って液晶モニタ13は、前
述の通り、基準線表示回路10を介して入力される映像
信号に基づいて被撮影者Mの動画を表示するものであ
り、輝度、コントラスト、カラー、ティント等の各種調
整部14が設けられるとともに、バックライトインバー
ター16が接続されている。このバックライトインバー
ター16には輝度切替スイッチ17が設けられており、
バックライトの明るさが調整できるようになっている。
【0024】また、操作部8は、録画ボタン8a、ポー
ズボタン8b、ポーズ解除ボタン8c、コマ送りボタン
8d、スローボタン8e、及びリセットボタン8fから
構成されている。録画ボタン8aは、録画の開始を行う
ボタンであり、この録画ボタン8aのオン信号が書込み
開始信号となって、カメラ2からの映像信号に基づく動
画データのRAM32への取込みが開始される。なお、
本実施例では所定の録画時間(例えば10秒)が経過す
ると自動的に録画が終了となり、さらに自動的に再生が
開始されるようになっているものとするが、録画の開
始、停止、及び再生の開始、停止を個別の操作ボタンで
行うようにしてもよい。
【0025】なお、録画ないし再生の停止後は、カメラ
2で撮影中のモニタリング映像が液晶モニタ13に表示
される。この場合の映像信号は、NTSCデコーダ3
0、A/Dコンバータ31を介してRAM32内のバッ
ファメモリ32aに一旦蓄積されて圧縮回路33で圧縮
された後、RAM32の再生メモリ32bに蓄積されず
に伸張回路35により直ちに圧縮が解除され、さらにD
/Aコンバータ36を経てNTSCエンコーダ37へ流
れるように制御される(図5)。この方式によれば、録
画・再生の回路をモニタリング映像表示用の回路として
も流用でき、回路構成を単純化できる利点がある。ま
た、録画ないし再生が行われていない場合に、切替手段
75により、カメラ2からの映像信号がNTSCデコー
ダ30とNTSCエンコーダ37とを経由せずに直接液
晶モニタ13側に流れるように切り替える構成としても
よい。この場合、切替手段75は、録画ないし再生が行
われていない場合に制御部38(のCPU70)からの
指示を受けて上記切替えを行う。
【0026】次に、ポーズボタン8bは、液晶モニタ1
3上での動画再生のコマ送りを途中で止めて、該コマの
映像を静止画表示させるためのものである。ポーズ解除
ボタン8cは、上記ポーズボタン8bによるコマ送り停
止を解除して、動画再生を再開させるためのものであ
る。さらに、コマ送りボタン8dは、再生中の動画をコ
マ送りするためのボタンであり、スローボタン8eは同
じく再生中の動画を液晶モニタ13にスロー再生させる
ボタンである。なお、コマ送りボタン8dによる動画の
コマ送りあるいはスローボタン8eによるスロー再生
は、上記ポーズボタン8bで録画再生を停止した後に上
記ボタン8d、8eを押すことによりそれぞれ実行され
る。また、リセットボタン8fは、録画及び再生を停止
させるためのボタンであり、このボタンが押されること
によりRAM32がクリアされて記録された動画データ
が初期化される。なお、以上のボタン操作に基づく動作
制御は、すべて制御部38が行う。
【0027】次に給電部18は、外部交流電源(例えば
AC100V)との接続プラグ18dを備えた給電用の
電源コード18cと、その電源コード18cにより電源
スイッチ18a及びヒューズ18bを介して直接導かれ
る外部交流電源からの交流電流を分配して、それぞれ所
期の電圧に変圧する変圧部20a〜20c、及びそれら
変圧部20a〜20cにそれぞれ直結されて該変圧後の
交流電流を整流する整流部20d〜20fとを有する変
換部20とを備え、AC100V電流を分配後、それぞ
れDC5V、DC−8V、DC12Vに変換して出力す
るようになっている。この場合、DC5Vは、デジタル
制御回路の基準電圧用として画面分割切替回路3、映像
表示方向切替回路5、メインボード7、基準線表示回路
10、及び液晶モニタ13の制御回路部へそれぞれ供給
され、DC−8Vは液晶モニタ13の液晶駆動部へ供給
される。また、DC12Vは、カメラ2及びバックライ
トインバーター16の駆動用にそれぞれ供給される。
【0028】なお、給電部18へは、外部交流電源以外
にバッテリー式交流電源装置24により電力供給するこ
ともできる。バッテリー式交流電源装置24は、ニッカ
ド電池やLi電池等の2次電池で構成された所定の電圧
のバッテリー22と、そのバッテリー22からの直流電
流を交流化(例えばAC100V)するインバーター2
3と、そのインバーター23からの交流出力を取り出す
ためのコンセント部25とを備え、そのコンセント部2
5に接続プラグ18dが着脱可能に接続される。
【0029】以下、撮影・再生装置1の使用方法を説明
する。まず、被撮影者Mの録画処理の流れを図12に示
すフローチャートを用いて説明する。図1に示すよう
に、例えばゴルフクラブCのスイングフォームを録画し
ようとする被撮影者Mが撮影・再生装置1の前に所望の
向きで立ち、録画ボタン8aがオン操作されることによ
り録画が開始される(図12:S1、S2)。次いで、
被撮影者MがゴルフクラブCのスイングを行うと、カメ
ラ2によりその動作が撮影され、これに基づいて生成さ
れたデジタル動画データがメインボード7のRAM32
(図5)に記憶される。そして制御部38に内蔵された
タイマー38dにより、前述の録画ボタン8aが押され
てから所定時間が計測されると、RAM32への動画デ
ータの書込みが停止されて録画が終了する(S3、S
4)。なお、上記タイマー38dの設定値は、被撮影者
MがゴルフクラブCを振り上げてから振り終えるまでの
一連の動作が録画できる時間内に設定されており、本実
施例ではその設定値が例えば10秒とされている。
【0030】上述のようにしてRAM32への動画デー
タの書込み・蓄積が終了すると、その書き込まれた動画
データの読出しが自動的に開始され、図14に示すよう
に、それに基づく動画が液晶モニタ13に再生される。
【0031】このとき、スライド操作部11,12のつ
まみ部11a,12a(図11)をスライドさせること
により、図15及び図16に示すように、モニタ13上
の映像に対してX,Yの各基準線43,44を所望の位
置に移動・表示させることができる。基準線43,44
は例えば次のように使用することができる。まず図15
に示すように、アドレス位置に立った被撮影者Mを正面
から撮影した場合であるが、被撮影者M(右利きの場
合)の右の体側にX方向基準線43を位置合わせすれ
ば、スイング時の体の軸線のぶれ等を容易に判別するこ
とができる。また、Y方向基準線44を被撮影者Mの膝
部に位置合わせすれば、スイング中に膝位置が変化して
いるか否かが容易に判別できる。一方、図16に示すよ
うに、被撮影者Mをスイング方向後方側から撮影した場
合は、例えばX方向基準線43を頭頂部付近に位置合わ
せすれば、スイング中の頭のぶれを容易に判別すること
ができる。
【0032】なお、基準線43,44は、その表示色、
線幅、線の種類(破線、一点鎖線、二点鎖線等)等を変
更可能とすることもできる。また、図19に示すよう
に、X方向の基準線43を2本表示させることもでき
る。この場合、ゴルフクラブCのスイング時における両
膝の横方向の移動をより適確に判断することができる。
また、液晶モニタ13の長辺あるいは短辺に対し斜めの
基準線を表示させる態様も可能である。
【0033】次に、図9に示すように、スポーツ動作の
撮影は、ケース40を横に90°倒した状態で行うこと
もできる。この場合、図20(c)に示すように、縦横
が反転した液晶モニタ13の短辺方向に正立して映像I
が表示されることが望ましいのであるが、カメラ2と液
晶モニタ13との相対的な位置関係が固定され、さらに
カメラ2の二次元CCDセンサの感光素子の配列と液晶
モニタ13の画素の配列との間の対応関係も固定になっ
ていると、同図(b)に示すように、映像Iは液晶モニ
タ13の上記短辺方向において180°反転した状態、
すなわち倒立状態に表示されて見辛くなってしまう問題
がある。これは、次のような事情による。すなわち、カ
メラ2が90°回転すると、液晶モニタ13に対する映
像Iの相対的な表示方向もこれに対応して90°回転す
る。しかしながら、液晶モニタ13も同じ向きに90°
回転することから、結果として装置使用者側から見た映
像Iの向きは、該液晶モニタ13の回転角度が加算され
て合計180°回転してしまうことになるのである。
【0034】そこで、映像Iの液晶モニタ13に対する
表示方向を180°回転させる映像表示方向切替回路5
を設けておけば、同図(c)(図17(b)も参照)に
示すように映像Iを正立表示することができるようにな
る。この場合、図20(a)に示すように、ケース40
を縦に配置した場合を正立方向とし、その状態からカメ
ラ2の軸線周りにケース40を90°横転させた場合を
横転方向とすれば、映像Iの液晶モニタ13に対する表
示方向は、正立方向に対応した方向、すなわち液晶モニ
タ13の長辺方向に沿う向きと、同じく横転方向に対応
した方向、すなわち短辺方向に沿う向きとの間で90°
切り替えられていると見ることができる。なお、この切
替えは映像表示方向切替スイッチ6の操作により行う。
ここで、図8に示すように、ケース40を横転させた場
合は、ケース40の上面部から取手部41を取り外し、
図9に示すように、ケース40の側面に形成された切欠
状の取付部40cにこれを付け替えることも可能であ
る。
【0035】一方、図20(c)に示すように、カメラ
2をケース40に対してその光軸周りに回転可能に設け
ておき、映像Iが正立する向きに該カメラ2を180°
回転させることにより、表示方向を変更する方式も可能
である。この場合、同図(d)に示すように、カメラ2
をケース40のカメラ装着孔65に対し回転可能に嵌め
入れるとともに、カメラ2の挿通部66の外周にその半
径方向に突出する突起部67を形成する一方、該挿通孔
65の内周部には、上記180°の角度範囲で突起部6
7の回転を許容する切欠部68を形成することができ
る。切欠部68は、その両端面68aが、上記突起部6
7が前述の角度範囲を越えて移動することを阻止するス
トッパとして機能するとともに、その内周面には、上記
両端面68aから所定距離だけ離れた位置に、該内周面
から突出するリブ69等の弾性突出部がそれぞれ形成さ
れている。カメラ2を回転させると突起部67はリブ6
9を弾性的に乗り越えた後、切欠部68の対応する端面
に当たって止められる。そして、リブ69は、突起部6
7の反対方向への移動、すなわちカメラ2の逆方向への
回転を抑制して、これをその回転位置に保持する役割を
果たすこととなる。なお、ケース40の横転使用を前提
としない場合など、映像表示方向の変更の必要がない場
合には、これら映像表示方向切替回路5、あるいはカメ
ラ2の回転機構を省略することができる。
【0036】次に、補助カメラ接続端子46、47(図
3)に補助カメラ100,101を接続すれば、図13
に示すように、例えば被撮影者Mの正面、右側面(右利
きの場合、バックスイング方向)及び背面の3箇所から
同時に撮影することができる。この場合、カメラ2を含
めてそれら3台のカメラからの映像信号は、画面分割切
替スイッチ4の操作位置に応じて画面分割切替回路3に
より、それぞれ異なる分割画面領域に割り振られるよう
に合成される。この場合、補助カメラ100,101が
2台とも接続された場合に、画面分割切替スイッチ4
(図3)を3分割モードに設定すると画面分割切替回路
3は、各カメラ2,100,101からの映像信号を、
それらに基づく各画像が画面上で横に3つ並ぶように割
り振るようになっている。このとき、例えばケース40
を90°横転して録画・再生する場合であれば、映像表
示方向切替回路5(あるいはカメラ2の回転)により、
液晶モニタ13の短辺方向が縦となる表示方向を設定す
ることにより、図18に示すように、3つのカメラ2,
100,101による各映像が、モニタ13の横方向に
3つ並んで合成・表示される。なお、画面分割切替スイ
ッチ4(図3等)は2分割及び分割なしの各モードにも
設定可能とされており、前者においてはカメラ2及び1
00からの各映像が2分割により合成されて表示され、
後者においては例えばカメラ2の映像のみが表示される
ようになっている。なお、補助カメラ101,102を
特に接続しない構成も可能であり、この場合は画面分割
切替回路5を省略することができる。
【0037】次に、図10に示すように、例えば撮影・
再生装置1に音響センサ接続ポート63を設け、ゴルフ
ボールBのショット音を検出するためのマイク等の音響
センサ60をここに着脱可能に接続する構成も可能であ
る。この場合、連続する動画コマの動画データを、RA
M32にメモリシフトさせながら順次記憶させ、一定数
のコマが記憶されたら、最新の動画コマのデータを取り
込むとともに、メモリシフトにより最も古い動画コマの
データを自動的に上書き・消去する処理を、録画が停止
されるまでエンドレスに繰り返すように構成しておき、
被撮影者MがゴルフボールBをインパクトして上記セン
サ60でショット音が検出されることにより、これをト
リガとしてそのショット時点前後の所定時間ずつの映像
のみを最終的に録画の映像としてメモリに残す構成も可
能である。なお、音響センサ60を使用する場合、ショ
ット音の検出精度を高めるために、バンドパスフィルタ
を介して該ショット音の周波数帯域の音信号を選択的に
取り込む構成も可能である。
【0038】また、ROMカード61にプロゴルファー
のスイングフォームの動画データを記憶しておき、それ
を撮影・再生装置1のカード挿入部62に差し込んでそ
の映像を液晶モニタ13に表示させるようにする構成も
可能である。
【0039】また、図22に示すように、基準線表示位
置変更手段をボタン式(例えば押しボタン式のもの)の
操作部77,78により構成し、該ボタン操作部77,
78を操作することにより、基準線43,44が所望の
位置に独立に移動できるように構成することができる。
基準線43,44の画像データは、図5に示す制御部3
8のCPU70により生成され、ボタン操作部77,7
8により指定される位置において、伸張回路35により
圧縮解除された映像データに対し重ね合わされる。な
お、基準線43,44の画像データの生成と、映像デー
タに対する重ね合わせ処理は、基準線作成・表示プログ
ラム71bに基づいて実行される。そして、該基準線4
3,44のデータが重ね合わされた画像データに基づい
て、基準線入りの映像が再生されることとなる。例え
ば、X方向基準線43を移動させたい場合には、操作部
77aを押すことにより基準線43が左方向に移動し、
また、操作部77bを押すことにより基準線43は右方
向に移動するように、その合成位置がCPU70により
決定される。同様にしてY方向基準線を移動させたい場
合は、操作部78aを押すことにより基準線44が上方
へ、操作部78bを押すことにより基準線44が下方へ
それぞれ移動することとなる。
【0040】なお、上記実施例のスポーツ動作撮影・再
生装置1は、カメラ2、液晶モニタ13等がケース40
に一体に組み込まれた可搬型の装置として構成されてい
たが、これを固定設置型の装置とすることもできる。こ
の場合、例えばカメラ2と液晶モニタ13とを別体に設
けてもよい。また液晶モニタ13に代えて、それよりも
大画面のCRTディスプレイを用いてもよい。
【0041】また、以上の実施例において、カメラ2は
二次元CCDセンサがその映像信号出力を映像の左右を
反転させずに行うノーマルタイプのものと、反転させて
行うリバーサルタイプのものとのいずれかを使用するこ
とも可能である。後者を用いた場合は、液晶モニタ13
に表示される被撮影者の像の向きはその左右が反転する
ので、被撮影者は例えば自らの姿を鏡に写して見るのと
同じ感覚でそのフォーム等を確認することができ便利で
ある。なお、ノーマルタイプのものを使用した場合でも
画像データに対し鏡映反転処理を施すことにより、同様
の効果を得ることができる。
【0042】さらに、以上の実施例では、スポーツ動作
としてゴルフのクラブスイングを記録する場合を例に取
ったが、本発明の装置の利用分野はこれに限らず、例え
ば野球の投球、バットのスイング、エアロビクス運動
等、その他のスポーツ動作の録画・再生にも使用できる
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可搬型スポーツ動作撮影・再生装置の
使用状態の外観図。
【図2】図1の可搬型スポーツ動作撮影・再生装置の三
面図。
【図3】その背面側を示す斜視図。
【図4】可搬型スポーツ動作撮影・再生装置の電気的な
構成を示すブロック部。
【図5】そのメインボード内の細部を示すブロック図。
【図6】支持スタンドの作用説明図。
【図7】支持スタンドとケースを分離・収納させる場合
の説明図。
【図8】取手部の取り外し方法の説明図。
【図9】ケースを横転方向にして使用する場合の説明
図。
【図10】可搬型スポーツ動作撮影・再生装置の変形例
を示す斜視図。
【図11】スライド操作部の作用説明図。
【図12】可搬型スポーツ動作撮影・再生装置の録画処
理の流れを示すフローチャート。
【図13】可搬型スポーツ動作撮影・再生装置の使用状
態を示す平面図。
【図14】液晶モニタに表示された動画を基準線ととも
に示す説明図。
【図15】その映像を基準線と対応づけて説明する図。
【図16】同じくその説明図。
【図17】液晶モニタに表示される動画の方向を回転さ
せた場合の説明図。
【図18】液晶モニタを画面分割させて表示させた例を
示す説明図。
【図19】基準線の変形例を示す図。
【図20】ケースを横方向にして使用する実施態様の説
明図。
【図21】二次元CCDセンサの模式図。
【図22】基準線表示位置変更手段の変形例を示す概念
図。
【図23】図4の変形例を示すブロック部。
【符号の説明】
S 支持スタンド 2 カメラ 8 操作部 10 基準線表示回路(基準線表示手段、表示制御部、
基準線映像信号生成手段、映像信号合成・出力手段) 11、12 スライド操作部(操作部、基準線表示位置
変更手段) 13 液晶モニタ(モニタ、動画再生手段) 32 RAM(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 15/00 G03B 15/00 N H04N 5/262 H04N 5/262 7/18 7/18 R

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフのクラブスイング、野球の投球又
    はバットスイング、あるいはエアロビクス運動などの所
    定のスポーツ動作を行う被撮影者を撮影するカメラと、 該カメラにより撮影された前記スポーツ動作の動画デー
    タを記憶する記憶手段と、 その記憶された動画データに基づいて前記スポーツ動作
    をモニタに再生・表示する動画再生手段と、 前記モニタに表示されている前記スポーツ動作の再生映
    像又は前記カメラにより撮影中のモニタリング映像に対
    し、1ないし複数本の基準線を重ね表示させる基準線表
    示手段と、 前記基準線の前記モニタ上での表示位置を変更する基準
    線表示位置変更手段とを備えたことを特徴とするスポー
    ツ動作撮影・再生装置。
  2. 【請求項2】 前記基準線表示手段は、 前記基準線の映像信号を生成する基準線映像信号生成手
    段と、 その生成された基準線の映像信号を、前記スポーツ動作
    の再生映像の映像信号又は前記カメラにより撮影中のモ
    ニタリング映像の映像信号と合成してこれを前記モニタ
    に出力させる映像信号合成・出力手段とを備えている請
    求項1記載のスポーツ動作撮影・再生装置。
  3. 【請求項3】 前記基準線表示位置変更手段は、 前記表示位置の変更方向と対応する向きにおいて双方向
    に回転又はスライド可能に設けられた操作部と、 その操作部の操作位置と対応する位置に前記基準線を表
    示させるとともに、該操作部を回転又はスライドさせる
    に伴い前記基準線をこれに追従して移動させる表示制御
    部とを備える請求項1又は2に記載のスポーツ動作撮影
    ・再生装置。
  4. 【請求項4】 前記基準線表示手段は、互いに交差する
    2以上の基準線を前記モニタに表示するものとされ、 前記基準線表示位置変更手段は、それら各2以上の基準
    線の表示位置を各々独立に変更可能に構成されている請
    求項3記載のスポーツ動作撮影・再生装置。
  5. 【請求項5】 前記モニタは長方形状に構成され、前記
    基準線は、該モニタの短辺方向に沿うものと長辺方向に
    沿うものとの少なくともいずれかが表示されるようにな
    っている請求項1ないし4のいずれかに記載のスポーツ
    動作撮影・再生装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部は、前記モニタの短辺部及び
    長辺部のうち、前記基準線の形成方向と直交するものに
    沿ってスライド可能とされたスライド操作部とされ、 前記基準線は、その端部位置と前記スライド操作部の操
    作位置とが一致するように前記モニタに表示される請求
    項5記載のスポーツ動作撮影・再生装置。
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