JP3475053B2 - モニター付きカメラ一体型記録装置 - Google Patents

モニター付きカメラ一体型記録装置

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JP3475053B2
JP3475053B2 JP25018797A JP25018797A JP3475053B2 JP 3475053 B2 JP3475053 B2 JP 3475053B2 JP 25018797 A JP25018797 A JP 25018797A JP 25018797 A JP25018797 A JP 25018797A JP 3475053 B2 JP3475053 B2 JP 3475053B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ一体型VT
Rや電子スチルカメラなどのように、被写体の撮影状況
を容易に目視可能なモニター部を一体化して備えてなる
モニター付きカメラ一体型記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のモニター付きカメラ一体
型記録装置として、例えば特開平6−98210号公
報、特開平7−154692号公報等に記載のモニター
付きカメラ一体型VTRについて、図17乃至図23と
ともに説明する。
【0003】従来のモニター付きカメラ一体型VTR
は、図17に示すように、被写体を撮影するためのカメ
ラ部1と、撮影された画像を磁気テープ(図示せず)に
記録するVTR部2と撮影された画像を表示するLCD
等のモニター部3とを一体化したモニター・VTR部4
と、カメラ部1及びモニター・VTR部4を相互に回動
可能に連結する回転機構5とから構成されている。
【0004】カメラ部1は、カメラレンズ6と、カメラ
レンズ6により取り込まれた被写体の光学像を電気信号
に変換するCCD(固体撮像素子)7と、CCD7から
の電気信号を映像信号に変換処理する撮像処理部8とを
含んでいる。
【0005】また、回転機構5は、カメラ部1とモニタ
ー・VTR部4との相対回転角を検出することにより、
通常撮影モードと対面撮影モードとを判別するための回
転角検出スイッチ9を含んでおり、カメラ部1のカメラ
レンズ6とモニター・VTR部4のモニター部3とが略
同一方向を向いたときに、モニター・VTR部4に対し
て対面撮影モード信号を出力する。
【0006】モニター・VTR部4は、水銀や分銅等か
らなる重力スイッチを用いて当該モニター・VTR部4
の天地状態を検出することにより、対面撮影モード1と
対面撮影モード2とを判別するための天地検出部10
と、天地検出部10及び回転機構5の回転角検出スイッ
チ9の検出出力に基づいて、使用状態が通常撮影モー
ド、対面撮影モード1、対面撮影モード2のいずれかを
判定するCPU11と、CPU11の判定結果に応じ
て、撮像処理部8からの映像信号に対して所定の処理を
施す映像処理部12とを含んでいる。
【0007】上記のように構成してなるモニター付きカ
メラ一体型VTRの動作について説明する。通常撮影モ
ード時は、図18に示すように、カメラ部1のカメラレ
ンズ6とモニター・VTR部4のモニター部3とが反対
方向を向いているので、回転機構5の回転角検出スイッ
チ9からは出力がない。一方、天地検出部10において
はモニター・VTR部4の天地状態が正常であることが
検出されるので、CPU11は通常撮影モードであると
判別し、映像処理部12では何の処理も施さずに映像信
号をVTR部2及びモニター部3に供給する。
【0008】これによって、図19に示すように、使用
者は両手でカメラ部1とモニター・VTR部4とをそれ
ぞれ把持した状態で、双方を連結する回転機構5を水平
軸として、モニター・VTR部4に対してカメラ部1を
垂直方向(図19中、矢印A方向)に相対回動させなが
ら、ハンドアップ撮影などのように自由な姿勢で通常撮
影を行うことができる。
【0009】対面撮影モード1時は、図20に示すよう
に、カメラレンズ6とモニター部3とが同一方向を向い
ているので、回転角検出スイッチ9から対面撮影モード
信号が出力される。一方、天地検出部10においてはモ
ニター・VTR部4の天地状態が逆転したことが検出さ
れるので、CPU11は対面撮影モード1であると判別
し、映像処理部12では映像信号を左右反転してモニタ
ー部3に供給するとともに、VTR部2には何の処理も
施さずに映像信号を供給する。
【0010】対面撮影モード2時は、図21に示すよう
に、カメラレンズ6とモニター部3とが同一方向を向い
ているので、回転角検出スイッチ9から対面撮影モード
信号が出力される。一方、天地検出部10においてはモ
ニター・VTR部4の天地状態が正常であることが検出
されるので、CPU11は対面撮影モード2であると判
別し、映像処理部12では映像信号を上下左右反転して
モニター部3に供給するとともに、VTR部2には上下
反転した映像信号を供給する。
【0011】以上のように、カメラレンズ6とモニター
部3とが同一方向を向く対面撮影モードでは、カメラ部
1により撮影された映像を左右反転した鏡像としてモニ
ター部3にて表示することができるので、いずれの撮影
モードにおいても、実際の被写体の動き方向とモニター
部3上の撮影画像の動き方向とが一致することとなり、
使い勝手の向上を実現している。
【0012】尚、カメラ部1におけるズーム制御やVT
R部2における録画開始、停止等の各種制御は、リモコ
ン送信機(図示せず)による遠隔制御が可能であり、モ
ニター付きカメラ一体型VTRをテーブルなどの台の上
に置いた状態で、離れた位置からモニター部3に表示さ
れた被写体像を見ながら各種制御を行うことが可能であ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のモニター付きカメラ一体型記録装置において
は、カメラ部1とモニター・VTR部4とを連結する回
転機構5が水平軸として構成されているので、カメラ部
1はモニター・VTR部4に対して垂直方向(チルト方
向)にしか回動することができない。
【0014】このため、例えば、カメラ部1を水平方向
(パン方向)に移動させながら、広範囲のパノラマ画像
を撮影しようとする場合、モニター付きカメラ一体型記
録装置自体をパン制御可能な雲台(図示せず)の上に載
置して、この雲台を回転駆動することによって装置自体
を移動させる必要があり、使い勝手が悪いという問題が
あった。
【0015】また、回転機構5をパン制御に利用しよう
とすると、図22に示すように、モニター付きカメラ一
体型記録装置自体を90゜傾斜させた状態(カメラ部1
が上方に位置する状態)で、モニター・VTR部4のカ
メラ部1と反対側面をテーブルなどの台の上に置き、回
転機構5を垂直軸としてカメラ部1を水平方向に回動さ
せる必要がある。
【0016】この場合、モニター部3に表示される被写
体像と実際の被写体との動き方向は一致するが、VTR
部2で記録される被写体像は、図23に示すように、9
0゜傾いた像となるため、パンニングしながら所望の撮
影画像を記録することができないという問題があった。
【0017】本発明は、上述したような点に鑑みてなさ
れたものであり、カメラ部とモニター・記録部とを連結
する回転機構を垂直軸とし、カメラ部をモニター・記録
部に対して水平方向に回動自在とした状態であっても、
所望の撮影画像すなわち正立像を撮影・記録することが
できるモニター付きカメラ一体型記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の発
明に係るモニター付きカメラ一体型記録装置は、撮影画
像を記録媒体に記録する記録部と撮影画像を表示するモ
ニター部とを一体化してなるモニター・記録部と、前記
モニター・記録部に回転機構を介して回動自在に取り付
けたカメラ部とを備えたモニター付きカメラ一体型記録
装置において、装置本体の傾きを検出することにより、
前記回転機構が水平軸として機能する状態と、前記回転
機構が垂直軸として機能する状態とを判別する傾斜検出
手段と、該傾斜検出手段により前記回転機構が垂直軸と
して機能する状態であることが判別されたとき、前記記
録部で記録される記録画像を、前記回転機構が水平軸と
して機能する状態において前記記録部で記録される記録
画像と同一の縦横比を有する正立像に変換するための
御手段とを設けてなるものである。
【0019】これによって、装置本体が90゜傾けら
れ、回転機構を垂直軸としてカメラ部が水平方向に回動
自在な状態とされた場合であっても、所望の撮影画像す
なわち正立像を記録することが可能となるので、雲台な
どの機器を必要とせず、カメラ部を水平方向(パン方
向)に回動させながら、広範囲のパノラマ画像を撮影・
記録することができる。
【0020】尚、被写体をパンニングして撮像した画像
信号から静止画パノラマ画像を作成する方法としては、
例えば、特開平6−284321号公報にて提案されて
いるもののように、画像信号や角速度センサにより検出
した画像の動きベクトルに基づいて、画像記憶手段に画
像を書き込む位置を制御するもの等、周知の技術を用い
れば良い。
【0021】本願請求項2に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、前記請求項1に記載のモ
ニター付きカメラ一体型記録装置において、前記制御手
段は、カメラ部からの撮影画像を一旦記憶する記憶手段
と、該記憶手段に記憶された画像の任意の領域を90゜
回転して読み出し、前記記録部に出力する読出し制御手
段とを有するものである。
【0022】これによって、カメラ部からの撮影画像を
記憶手段に一旦書き込み、書き込み時と異なる領域、順
序で読み出すことにより、90゜傾斜した被写体像を所
望の正立像に変換することが可能となるので、簡単な構
成で広範囲のパノラマ画像を撮影・記録することができ
る。
【0023】
【0024】また、記憶手段から読み出す画像の領域を
任意に変化させることによって、記録部で記録される被
写体画像の調整を行うことができるので、装置本体を移
動させることなく、チルト方向(垂直方向)の画角調整
を行うことが可能となる。
【0025】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、前記請求項1又は2に記
載のモニター付きカメラ一体型記録装置において、前記
制御手段は、さらに、前記記録部で記録される撮影画像
以外の領域をマスク処理して、前記モニター部に出力す
るマスク処理手段を有するものである。
【0026】これによって、記録部で記録される撮影画
像以外の領域がマスク処理されてモニター部で表示され
るので、モニター部を見ながら、記録部で記録されてい
る撮影画像を確認することができ、容易に被写体画像の
調整を行うことが可能となる。
【0027】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、前記請求項1又は2に記
載のモニター付きカメラ一体型記録装置において、前記
制御手段は、さらに、前記記録部で記録される撮影画像
の領域を示す画枠を重畳して、前記モニター部に出力す
る画枠挿入処理手段を有するものである。
【0028】これによって、記録部で記録される撮影画
像の領域に対応した画枠が挿入されてモニター部で表示
されるので、モニター部を見ながら、記録部で記録され
ている撮影画像及び記録されていない周辺画像を確認す
ることができ、容易且つ正確に被写体画像の調整を行う
ことが可能となる。
【0029】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、前記請求項1に記載のモ
ニター付きカメラ一体型記録装置において、前記制御手
段は、カメラ部に設けられた撮像素子を90゜回動する
回動手段を有するものである。
【0030】これによって、撮像素子を90゜回動する
ことにより所望の正立像を得ることが可能であるので、
撮像素子からの撮影画像をそのまま記録部にて記録する
ことができ、記録画像の画質の低下を防止することがで
きる。
【0031】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、前記請求項に記載のモ
ニター付きカメラ一体型記録装置において、前記制御手
段は、さらに、カメラ部からの撮影画像を一旦記憶する
記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像を90゜回転
して読み出し、前記モニター部に出力する読出し制御手
段とを有するものである。
【0032】これによって、90゜回動された撮像素子
からの撮影画像を記憶手段に一旦書き込み、書き込み時
と異なる順序で読み出し、モニター部に出力すことによ
り、被写体像を90゜回転させて、モニター部に所望の
正立像を表示することが可能となる。
【0033】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、前記請求項1乃至に記
載のモニター付きカメラ一体型記録装置において、前記
モニター部は、撮影画像以外の表示領域に、装置本体の
制御状態を表示する表示手段を有するものである。
【0034】これによって、モニター部の撮影画像以外
の表示領域に、装置本体の各種制御状態を表示すること
により、モニター部を有効に利用して操作性を向上させ
ることが可能となる。
【0035】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、前記請求項1乃至に記
載のモニター付きカメラ一体型記録装置において、リモ
コン送信機からの遠隔制御信号に基づいて、前記回転機
構を回動させる回動制御手段を設けたものである。
【0036】これによって、カメラ部が上方に位置する
状態で、モニター付きカメラ一体型記録装置をテーブル
などの台の上に置き、離れた位置からリモコン送信機を
用いて遠隔制御により回転機構を回動させることによっ
て、安定した状態にてカメラ部を水平方向(パン方向)
に回動させながら、広範囲のパノラマ画像を撮影・記録
することが可能となる。
【0037】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、前記請求項1乃至に記
載のモニター付きカメラ一体型記録装置において、前記
モニター・記録部に配置された複数の集音手段と、該複
数の集音手段から入力された音声レベルから、音声の発
生源である話者位置方向を検出する話者位置検出手段
と、該話者位置検出手段により検出された方向にカメラ
部を向けるよう、前記回転機構を回動させる回動制御手
段とを設けたものである。
【0038】これによって、カメラ部が上方に位置する
状態で、モニター付きカメラ一体型記録装置をテーブル
などの台の上に置き、その周囲に参加者の席を設けて、
テレビ会議を行う際、自動的にカメラ部を水平方向(パ
ン方向)に回動させて、話者の方向に向けることが可能
であるので、円滑なテレビ会議を実現することができ、
使い勝手を向上させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモニター付きカメ
ラ一体型記録装置の第1実施形態を、例えばモニター付
きカメラ一体型VTRについて、図1乃至図5とともに
説明するが、上記従来例と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0040】ここで、図1は本実施形態のモニター付き
カメラ一体型VTRの概略構成を示すブロック図、図2
は本実施形態のモニター付きカメラ一体型VTRにおけ
る使用状態を示す説明図、図3は本実施形態のモニター
付きカメラ一体型VTRにおける映像処理部を示すブロ
ック図、図4は本実施形態のモニター付きカメラ一体型
VTRにおける映像処理部の処理動作を説明するための
説明図、図5は本実施形態のモニター付きカメラ一体型
VTRを示す外観説明図である。
【0041】本実施形態のモニター付きカメラ一体型V
TRは、図1に示すように、モニター・VTR部4のモ
ニター部3と同一面上における傾きを検出することによ
り、回転機構5が水平軸として機能しているか垂直軸と
して機能しているかを判別する傾斜検出部20と、回転
角検出スイッチ9、天地検出部10、傾斜検出部20か
らの各々の検出出力に基づいて、当該モニター付きカメ
ラ一体型VTRの使用状態を判定するCPU21と、C
PU21の判定結果に応じて、撮像処理部8からの映像
信号に対して所定の処理を施す映像処理部22とを含ん
でいる。
【0042】尚、傾斜検出部20は、天地検出部10と
同様、水銀や分銅を用いた重力スイッチなどにより構成
することができ、天地検出部10と兼用することも可能
であり、図2(c)に示すように、モニター・VTR部
4が90゜傾斜して、カメラ部1が上方に位置する状態
のときのみ、回転機構5が垂直軸として機能する状態と
判別して、CPU21に対して検出信号を出力する。
【0043】また、CPU21は、傾斜検出部20から
の検出出力を受けたときには、回転角検出スイッチ9及
び天地検出部10からの検出出力を無効化して、映像処
理部22における撮影画像の上下左右反転処理を禁止す
る。
【0044】映像処理部22は、図3に示すように、撮
像処理部8からの撮影画像を一旦記憶するフレームメモ
リ23と、CPU21からの制御信号に基づき、フレー
ムメモリ23の記憶画像を所定の領域、順序で読み出す
読出し制御部24と、CPU21からの制御信号に基づ
き、撮像処理部8からの撮影画像の所定領域に対してマ
スク処理を施すマスク処理部25とを含んでいる。
【0045】上記のように構成してなるモニター付きカ
メラ一体型VTRの動作について説明する。傾斜検出部
20によりモニター・VTR部4が90゜傾斜したこと
が検出されると、CPU21はこれを受けて、回転角検
出スイッチ9及び天地検出部10からの検出出力を無効
化するとともに、映像処理部22に対して制御信号を出
力する。
【0046】映像処理部22の読出し制御部24は、C
PU21からの制御信号に基づいて、フレームメモリ2
3に記憶されている撮影画像の所定領域を所定の順序で
読み出して、VTR部2に出力する。例えば、フレーム
メモリ23には、図4(a)に示すように、撮像処理部
8からの撮影画像がABCD→EFGHの順で書き込ま
れているのに対し、CG→BFの順で読み出すことによ
り、図4(b)に示すように、撮影画像を90゜回転さ
せて正立像とした縦横比4:3の画像をVTR部2に出
力することが可能となる。
【0047】一方、マスク処理部25は、CPU21か
らの制御信号に基づいて、モニター部3に表示する画像
をVTR部2での記録画像に一致させるため、撮影部8
からの撮影画像の不要部分をマスク処理する。これによ
って、図5に示すように、モニター部3上には上下部分
がマスク処理された縦横比4:3の撮影画像を表示する
ことができ、記録画像を確認しながら撮影することがで
きる。
【0048】以上のように、モニター・VTR部4が9
0゜傾けられ、回転機構5を垂直軸としてカメラ部1が
水平方向に回動自在な状態とされた場合であっても、V
TR部2にて所望の撮影画像すなわち正立像を記録する
ことが可能となるので、雲台などの機器を必要とせず、
カメラ部1を水平方向(パン方向)に回動させながら、
360゜の広範囲のパノラマ画像を撮影・記録すること
ができる。
【0049】ここで、カメラ部1の水平方向の回動角度
を撮影画像と同期してVTR部2で記録しておき、再生
時にカメラ部1の回転角度から得られる動きベクトルに
基づいて、静止画パノラマ画像を作成するようにしても
良い。
【0050】また、傾斜検出部20によりモニター・V
TR部4が90゜傾斜したことが検出されない場合は、
上述した従来例と同様に、回転角検出スイッチ9及び天
地検出部10からの検出出力に基づいて、映像処理部2
2では常にモニター部3の表示画像が鏡像となるように
所定の処理が行われる。
【0051】尚、上記第1実施形態において、フレーム
メモリ23から読み出してVTR部2に出力する画像領
域は、CPU21からの制御信号により可変制御するこ
とができ、これに伴って、マスク処理してモニター部3
に出力する上下領域も可変することができる。
【0052】従って、使用者は、モニター部3の表示画
像を見ながら、CPU21に対して、記録される撮影画
像の領域を指示する操作入力を行うことにより、記録画
像の調整を行うことが可能である。これによって、装置
本体を移動させることなく、被写体のチルト方向(垂直
方向)の画角調整を行うことができる。また、このフレ
ームメモリ23を手振れ補正処理に用いても良い。
【0053】次に、本発明のモニター付きカメラ一体型
記録装置の第2実施形態を、図6乃至図8とともに説明
するが、上記本発明の第1実施形態と同一部分には同一
符号を付し、その説明は省略する。
【0054】ここで、図6は本実施形態のモニター付き
カメラ一体型VTRにおける映像処理部を示すブロック
図、図7は本実施形態のモニター付きカメラ一体型VT
Rにおける映像処理部の処理動作を説明するための説明
図、図8は本実施形態のモニター付きカメラ一体型VT
Rを示す外観説明図である。
【0055】本実施形態のモニター付きカメラ一体型V
TRは、図6に示すように、上記第1実施形態における
マスク処理部25に代えて、フレームメモリ23から読
み出される画像の領域に対応した画枠を挿入して、モニ
ター部3に出力する画枠挿入処理部26を設けている。
【0056】画枠挿入処理部26での画枠の挿入位置
は、フレームメモリ23から読み出される画像領域と同
様、CPU21からの制御信号に基づいて決定される。
例えば、フレームメモリ23には、図7(a)に示すよ
うに、撮像処理部8からの撮影画像がABCD→EFG
Hの順で書き込まれているのに対し、C’G’→B’
F’の順で読み出すことによって、図7(b)に示すよ
うに、被写体が画面中央で正立像となるように、VTR
部2に出力する。
【0057】これに伴って、画枠挿入処理部26では、
撮像処理部8からの撮影画像におけるフレームメモリ2
3上のC’G’、B’F’に対応する位置に、白色点線
状の画枠をスーパーインポーズして、モニター部3に出
力する。従って、図8に示すように、モニター部3で
は、撮像処理部8からの撮影画像のうち、実際にVTR
部2で記録されている領域を視認することが可能とな
り、使用者は、モニター部3の表示画像を見ながら、画
枠を上下に移動させるよう操作入力することにより、C
PU21に対して、記録される撮影画像の領域を指示
し、記録画像の調整を行うことができる。
【0058】尚、本実施形態のように、撮像処理部8か
らの撮影画像に画枠を重畳してモニター部3で表示すれ
ば、VTR部2で記録されている画像領域と同時に記録
されていない領域も確認することができるので、上記第
1実施形態におけるマスク処理を行うものに比べて、よ
り簡単且つ正確に被写体のチルト方向(垂直方向)の画
角調整を行うことが可能となる。
【0059】また、本発明のモニター付きカメラ一体型
記録装置の第3実施形態を、図9乃至図12とともに説
明するが、上記本発明の第1実施形態と同一部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0060】ここで、図9は本実施形態のモニター付き
カメラ一体型VTRの概略構成を示すブロック図、図1
0は本実施形態のモニター付きカメラ一体型VTRにお
けるCCD駆動機構を示す概略説明図、図11は本実施
形態のモニター付きカメラ一体型VTRにおける映像処
理部を示すブロック図、図12は本実施形態のモニター
付きカメラ一体型VTRにおける映像処理部の処理動作
を説明するための説明図である。
【0061】本実施形態のモニター付きカメラ一体型V
TRは、図9に示すように、カメラ部1にCCD7を光
軸回りに回動させる駆動モーター30を設け、モニター
・VTR部4には傾斜検出部20によりモニター・VT
R部4が90゜傾斜したことが検出されると、駆動モー
ター30及び映像処理部32に対して制御信号を出力す
るCPU31を設けている。
【0062】駆動モーター30は、図10に示すよう
に、CCD7が取り付けられた回転台座35の円周部を
ギア駆動可能に設けられており、CPU31からの制御
信号に応じて、回転台座35を光軸回りに90゜回転さ
せる。これによって、モニター・VTR部4の90゜傾
斜に伴って、CCD7も90゜回転することとなり、常
に正立像を受光できるようになる。
【0063】映像処理部32は、図11に示すように、
撮像処理部8からの撮影画像を一旦記憶するフレームメ
モリ33と、CPU31からの制御信号に基づき、フレ
ームメモリ33の記憶画像を所定の順序で読み出して、
モニター部3に出力する読出し制御部34とを含んでい
る。
【0064】上記のように構成してなるモニター付きカ
メラ一体型VTRの動作について説明する。傾斜検出部
20によりモニター・VTR部4が90゜傾斜したこと
が検出されると、CPU31はこれを受けて、回転角検
出スイッチ9及び天地検出部10からの検出出力を無効
化するとともに、駆動モーター30及び映像処理部32
に対して制御信号を出力する。
【0065】駆動モーター30は、CPU31からの制
御信号を受けて、CCD7が取り付けられた回転台座3
5を90゜回転させる。これによって、CCD7による
撮影画像は、図12(a)に示すように、正立像となる
ので、そのままVTR部2で記録すれば良い。
【0066】ここで、CCD7による撮影画像をそのま
まモニター部3に表示すると、表示された被写体像は実
際の被写体に対して90゜傾いた状態となるので、図
(a)に示すように、撮像画像をAB→CDの順で一
旦フレームメモリ33に書き込んだ後、読出し制御部3
4により、図12(b)に示すように、所定タイミング
でCA→DBの順で読み出すことによって、上記第1実
施形態のものと同様、モニター部3上では上下マスク部
分の間に記録画像と同一の画像を表示することが可能と
なる。
【0067】以上のように、本実施形態においては、モ
ニター・VTR部4が90゜傾けられ、回転機構5を垂
直軸としてカメラ部1が水平方向に回動自在な状態とさ
れた場合であっても、CCD7を90゜回転させること
によって、VTR部2で所望の撮影画像すなわち正立像
を記録することが可能となるので、雲台などの機器を必
要とせず、カメラ部1を水平方向(パン方向)に回動さ
せながら、360゜の広範囲のパノラマ画像を撮影・記
録することができる。
【0068】従って、本実施形態のものは、90゜回転
させたCCD7からの撮影画像をそのままVTR部2に
て記録することができるので、上記第1,第2実施形態
のように、フレームメモリ23の読出し制御により正立
像に変換したものをVTR部2で記録するものに比べ
て、画質の劣化を防止することが可能となる。
【0069】また、90゜回動されたCCD7からの撮
影画像をフレームメモリ23に一旦書き込み、書き込み
時と異なる順序で読み出すことにより、被写体像を90
゜回転させて、モニター部3に正立像を表示することが
可能となる。
【0070】尚、上述した本発明の第1〜第3実施形態
においては、記録画像を正立像に変換する制御手段とし
て、フレームメモリの読出し制御や、CCDの90゜回
転制御によって、実現したものについて説明したが、こ
れら以外にも、CCDの電荷転送方向を切り換えたり、
画面の走査方向を切り換えることによって実現すること
も可能であり、本発明が上記実施形態のものに限定され
るものではないことは明らかである。
【0071】また、上記第1〜第3実施形態において
は、傾斜検出部20により、モニター・VTR部が90
゜傾けられ、回転機構を垂直軸としてカメラ部が水平方
向に回動自在な状態とされたことを検出して、記録画像
を正立像に変換する制御手段を自動制御するものについ
て説明したが、これに加えて手動の操作スイッチを設
け、操作スイッチを操作したときのみ、上記自動制御機
能を能動化させるように構成しても良い。
【0072】さらに、上記第1〜第3実施形態において
は、縦長画面となったモニター部3に記録画像と同一の
縦横比4:3の映像を表示するため、記録画像の上下部
分を黒色などの単色によるマスク処理を施したり、記録
画像領域を示す画枠を重畳して表示するものについて説
明したが、記録画像以外の表示領域を有効に利用し、装
置本体の各種制御状態を表示するようにしても良い。
【0073】例えば、本発明のモニター付きカメラ一体
型記録装置の第4実施形態として、図13に示すよう
に、モニター部3の下部に撮影画像(記録画像)を表示
し、残りの上部に、カメラ部1のモニター・VTR部4
に対する回転角度(パンニング移動量)や、カメラ部1
のカメラレンズ6のズーム倍率を表示するように構成し
ている。
【0074】これらの制御状態は、周知のスーパーイン
ポーズ処理回路を用いて、モニター部3の所定位置に表
示するようにすれば良く、これによって、パンニング移
動量やズーム倍率を確認しながら、回転機構5を回動さ
せて、所望の範囲を撮影・記録することができ、操作性
を向上させることが可能となる。同様に、VTR部2に
おける録画開始、停止等の制御状態を表示するようにし
ても良い。
【0075】そしてまた、回転機構5のパンニング動作
を、リモコン送信機を用いた遠隔制御、又は音声検出に
よる自動制御によって行わせることが可能なものについ
て、本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の第5
実施形態として、図14乃至図16とともに説明する
が、上記本発明の第1実施形態と同一部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0076】ここで、図14は本実施形態のモニター付
きカメラ一体型記録装置を示す外観説明図、図15は本
実施形態のモニター付きカメラ一体型記録装置の概略構
成を示すブロック図、図16は本実施形態のモニター付
きカメラ一体型記録装置における動作例を示す外観説明
図である。
【0077】本実施形態のモニター付きカメラ一体型V
TRは、図14に示すように、モニター・VTR部4の
4隅にマイクロホン41a〜41dを設けるとともに、
モニター部3と同一面にリモコン送信機(図示せず)か
らの赤外線リモコン信号を受光するリモコン受光部42
と、回転機構5の回動,停止を指示するための回転指示
スイッチ43a〜43cとを設けている。
【0078】また、モニター・VTR部4は、図15に
示すように、4つのマイクロホン41a〜41dからの
入力音声レベルに基づいて、話者位置を検出する話者位
置検出部44と、リモコン受光部42、回転指示スイッ
チ43、話者位置検出部44の各々からの出力信号に基
づいて、モーター駆動部46に対して駆動制御信号を出
力するCPU45と、モーター駆動部46からの駆動信
号に応じて、回転機構5を回動させる駆動モーター47
とを含んでいる。
【0079】上記のように構成してなるモニター付きカ
メラ一体型VTRの動作について説明する。まず、モニ
ター・VTR部4に設けられた回転指示スイッチ43a
が押圧されると、CPU45はこれを受けて、カメラ部
1を予め決められた一定速度で左回り方向に回転させる
ようモーター駆動部46に対して駆動制御信号を出力す
る。
【0080】同様に、回転指示スイッチ43bが押圧さ
れると、CPU45はこれを受けて、カメラ部1を予め
決められた一定速度で右回り方向に回転させるようモー
ター駆動部46に対して駆動制御信号を出力する。ま
た、停止指示スイッチ43cが押圧されると、CPU4
5はこれを受けて、カメラ部1の回転を停止させるよう
モーター駆動部46に対して駆動制御信号を出力する。
尚、停止指示スイッチ43cが押圧されない場合も、カ
メラ部1が360°回転すると自動停止するよう、CP
U45はモーター駆動部46に対して駆動制御信号を出
力する。
【0081】このように、回転指示スイッチ43の指示
操作に応じて、駆動モーター47が回転機構5を回動,
停止させることにより、安定した一定速度でカメラ部1
をパン方向(水平方向)に回転させることが可能とな
り、広範囲のパノラマ画像を撮影・記録することができ
る。
【0082】尚、回転指示スイッチ43a,43bが押
圧されている期間だけ、回転機構5を一定速度で回動さ
せるよう駆動モーター47を駆動することにより、停止
指示スイッチ43cを廃止しても良いし、回転指示スイ
ッチ43a,43bの押圧強度に応じて回転機構5を回
動させる速度を可変するように構成しても良い。
【0083】また、リモコン送信機(図示せず)には、
基本的にモニター・VTR部4の回転指示スイッチ43
と同様の操作ボタンが設けられており、このリモコン送
信機の操作ボタンの押圧操作により、モニター・VTR
部4のリモコン受光部42に赤外線リモコン信号を発射
して、CPU45に回転,停止指示を入力することがで
きる。
【0084】これによって、装置本体に触れることな
く、離れた位置からリモコン送信機を用いて駆動モータ
ー47を遠隔駆動制御し、回転機構5を所望の範囲で回
動させて、カメラ部1をパン方向(水平方向)に回転さ
せることができるので、より安定した広範囲のパノラマ
画像を得ることが可能となる。
【0085】さらに、本実施形態の話者位置検出部44
においては、マイクロホン41a〜41dの各々からの
入力音声レベルを比較し、話者がどのマイクロホンの間
で、どの程度の割合でどのマイクロホンに寄っているか
を検出し、話者の位置データをCPU45に出力する。
【0086】例えば、図16に示すように、話者からの
音声が左方向から発せられた場合、マイクロホン41a
とマイクロホン41dとに大きな音量が入力される。そ
して、マイクロホン41a,41dから入力された音声
レベルを比較することにより、話者がマイクロホン41
a,41dの間で、どの程度マイクロホン41aに寄っ
ているかの割合のデータa:bが得られる。この割合に
基づいて話者の位置データが算出される。
【0087】CPU45は、回転機構5からの現在のカ
メラ部1の位置データと、話者位置検出部44からの話
者の位置データとに基づいて、カメラ部1を左右どちら
の方向にどれだけ回転させるとカメラ部1のレンズ6が
話者位置に向くかを演算によって求め、モーター駆動部
46に対して駆動制御信号を出力する。
【0088】これによって、回転機構5が駆動モーター
47により回動されて、カメラ部1は話者位置に向くま
で回転した後、自動的に停止する。従って、本実施形態
のモニター付きカメラ一体型VTRをテーブルなどの台
の上に置き、その周囲に参加者の席を設けてテレビ会議
を行えば、カメラ部1を水平方向(図16中、矢印B方
向)に回動させて、自動的に話者の方向に向けることが
可能であるので、円滑なテレビ会議を実現することがで
き、使い勝手を向上させることができる。
【0089】尚、図16に示したものにおいては、モニ
ター部3のマスク処理を施した自画像(撮影画像)以外
の表示領域に、受信した相手画像を小画面表示している
が、自画像と相手画像とを上下に並べて2画面表示する
ようにしても良い。ここで、モニター部3に受信した相
手画像を表示する際、メモリー等を用いて受信画像を9
0゜回転させて所定の大きさの正立像に変換した後、モ
ニター部3の所定位置にスーパーインポーズ処理すれば
良い。
【0090】また、本実施形態のモニター付きカメラ一
体型VTRにおいては、カメラ部1の水平方向の回動
を、予め決められた一定速度で右回り回転と左回り回転
とを交互に繰り返すように制御し、撮影・記録すること
によって、監視カメラ装置として利用することも可能で
ある。このとき、360゜の全周囲を監視するようにし
ても、任意に設定された範囲のみを監視するようにして
も良い。さらに、カメラ部1を音がする方向に自動追尾
させて撮影・記録することができるので、特に音がする
方向を監視する場合に用いて有効である。
【0091】
【発明の効果】本願請求項1に記載の発明に係るモニタ
ー付きカメラ一体型記録装置は、装置本体が90゜傾け
られ、回転機構を垂直軸としてカメラ部が水平方向に回
動自在な状態とされた場合であっても、所望の撮影画像
すなわち正立像を記録することが可能となるので、雲台
などの機器を必要とせず、カメラ部を水平方向(パン方
向)に回動させながら、広範囲のパノラマ画像を撮影・
記録することができる。
【0092】本願請求項2に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、カメラ部からの撮影画像
を記憶手段に一旦書き込み、書き込み時と異なる領域、
順序で読み出すことにより、90゜傾斜した被写体像を
所望の正立像に変換することが可能となるので、簡単な
構成で広範囲のパノラマ画像を撮影・記録することがで
きる。
【0093】また、記憶手段から読み出す画像の領域を
任意に変化させることによって、記録部で記録される被
写体画像の調整を行うことができるので、装置本体を移
動させることなく、チルト方向(垂直方向)の画角調整
を行うことが可能となる。
【0094】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、記録部で記録される撮影
画像以外の領域がマスク処理されてモニター部で表示さ
れるので、モニター部を見ながら、記録部で記録されて
いる撮影画像を確認することができ、容易に被写体画像
の調整を行うことが可能となる。
【0095】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、記録部で記録される撮影
画像の領域に対応した画枠が挿入されてモニター部で表
示されるので、モニター部を見ながら、記録部で記録さ
れている撮影画像及び記録されていない周辺画像を確認
することができ、容易且つ正確に被写体画像の調整を行
うことが可能となる。
【0096】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、撮像素子を90゜回動す
ることにより所望の正立像を得ることが可能であるの
で、撮像素子からの撮影画像をそのまま記録部にて記録
することができ、記録画像の画質の低下を防止すること
ができる。
【0097】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、90゜回動された撮像素
子からの撮影画像を記憶手段に一旦書き込み、書き込み
時と異なる順序で読み出し、モニター部に出力すること
により、被写体像を90゜回転させて、モニター部に所
望の正立像を表示することが可能となる。
【0098】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、モニター部の撮影画像以
外の表示領域に、カメラ部の制御状態を表示するさせる
ことにより、モニター部を有効に利用して操作性を向上
させることが可能となる。
【0099】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、カメラ部が上方に位置す
る状態で、テーブルなどの台の上に置き、離れた位置か
らリモコン送信機を用いて遠隔制御により回転機構を回
動させることによって、安定した状態にてカメラ部を水
平方向(パン方向)に回動させながら、広範囲のパノラ
マ画像を撮影・記録することが可能となる。
【0100】本願請求項に記載の発明に係るモニター
付きカメラ一体型記録装置は、カメラ部が上方に位置す
る状態で、テーブルなどの台の上に置き、その周囲に参
加者の席を設けてテレビ会議を行う際、自動的にカメラ
部を水平方向(パン方向)に回動させて、話者の方向に
向けることが可能であるので、円滑なテレビ会議を実現
することができ、使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第1実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第1実施形態における使用状態を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第1実施形態における映像処理部を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第1実施形態における映像処理部の処理動作を説明する
ための説明図である。
【図5】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第1実施形態を示す外観説明図である。
【図6】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第2実施形態における映像処理部を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第2実施形態における映像処理部の処理動作を説明する
ための説明図である。
【図8】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第2実施形態を示す外観説明図である。
【図9】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置の
第3実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図10】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置
の第3実施形態におけるCCD駆動機構を示す説明図で
ある。
【図11】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置
の第3実施形態における映像処理部を示すブロック図で
ある。
【図12】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置
の第3実施形態における映像処理部の処理動作を説明す
るための説明図である。
【図13】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置
の第4実施形態を示す外観説明図である。
【図14】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置
の第5実施形態を示す外観説明図である。
【図15】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置
の第5実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図16】本発明のモニター付きカメラ一体型記録装置
の第5実施形態における動作例を示す外観説明図であ
る。
【図17】従来のモニター付きカメラ一体型記録装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図18】従来のモニター付きカメラ一体型記録装置に
おける通常撮影状態を示す外観説明図である。
【図19】従来のモニター付きカメラ一体型記録装置に
おける通常撮影状態の使用例を示す外観説明図である。
【図20】従来のモニター付きカメラ一体型記録装置に
おける対面撮影状態1を示す外観説明図である。
【図21】従来のモニター付きカメラ一体型記録装置に
おける対面撮影状態2を示す外観説明図である。
【図22】従来のモニター付きカメラ一体型記録装置に
おける本体を90゜傾けた状態での撮影状態を示す外観
説明図である。
【図23】従来のモニター付きカメラ一体型記録装置に
おける本体を90゜傾けた状態での記録画像を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 カメラ部 2 VTR部 3 モニター部 4 モニター・VTR部 5 回転機構 6 カメラレンズ 7 CCD 8 撮像処理部 9 回転角検出スイッチ 10 天地検出部 20 傾斜検出部 21 CPU 22 映像処理部 23 フレームメモリ 24 読出し制御部 25 マスク処理部 27 画枠挿入処理部 30 駆動モーター 31 CPU 32 映像処理部 33 フレームメモリ 34 読出し制御部 35 回転台座 41 マイクロホン 42 リモコン受光部 43 回転指示スイッチ 44 話者位置検出部 45 CPU 46 モーター駆動部 47 駆動モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−199452(JP,A) 特開 平7−143434(JP,A) 特開 平6−169418(JP,A) 特開 平9−37117(JP,A) 特開 昭62−65568(JP,A) 特開 平1−253371(JP,A) 特開 平1−264487(JP,A) 特開 平7−154692(JP,A) 特開 平6−284321(JP,A) 特開 平6−98210(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画像を記録媒体に記録する記録部と
    撮影画像を表示するモニター部とを一体化してなるモニ
    ター・記録部と、 前記モニター・記録部に回転機構を介して回動自在に取
    り付けたカメラ部とを備えたモニター付きカメラ一体型
    記録装置において、 装置本体の傾きを検出することにより、前記回転機構が
    水平軸として機能する状態と、前記回転機構が垂直軸と
    して機能する状態とを判別する傾斜検出手段と、 該傾斜検出手段により前記回転機構が垂直軸として機能
    する状態であることが判別されたとき、前記記録部で記
    録される記録画像を、前記回転機構が水平軸として機能
    する状態において前記記録部で記録される記録画像と同
    一の縦横比を有する正立像に変換するための制御手段と
    を設けたことを特徴とするモニター付きカメラ一体型記
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のモニター付きカメ
    ラ一体型記録装置において、 前記制御手段は、カメラ部からの撮影画像を一旦記憶す
    る記憶手段と、 該記憶手段に記憶された画像の任意の領域を90゜回転
    して読み出し、前記記録部に出力する読出し制御手段と
    を有することを特徴とするモニター付きカメラ一体型記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載のモニター付
    きカメラ一体型記録装置において、前記制御手段は、さらに、前記記録部で記録される撮影
    画像以外の領域をマスク処理して、前記モニター部に出
    力するマスク処理手段を有する ことを特徴とするモニタ
    ー付きカメラ一体型記録装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1又は2に記載のモニター付
    きカメラ一体型記録装置において、 前記制御手段は、さらに、前記記録部で記録される撮影
    像の領域を示す画枠を重畳して、前記モニター部に出
    力する画枠挿入処理手段を有することを特徴とするモニ
    ター付きカメラ一体型記録装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1に記載のモニター付きカメ
    ラ一体型記録装置において、 前記制御手段は、カメラ部に設けられた撮像素子を90
    ゜回動する回動手段を有することを特徴とするモニター
    付きカメラ一体型記録装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項に記載のモニター付きカメ
    ラ一体型記録装置において、 前記制御手段は、さらに、カメラ部からの撮影画像を一
    旦記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された画像を90゜回転して読み出
    し、前記モニター部に出力する読出し制御手段と を有す
    ることを特徴とするモニター付きカメラ一体型記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至に記載のモニター付
    きカメラ一体型記録装置において、前記モニター部は、前記記録部で記録される撮影画像以
    外の表示領域に、装置本体の制御状態を表示する表示手
    を有することを特徴とするモニター付きカメラ一体型
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至に記載のモニター付
    きカメラ一体型記録装置において、リモコン送信機からの遠隔制御信号に基づいて、前記回
    転機構を回動させる回動制御手段を設けた ことを特徴と
    するモニター付きカメラ一体型記録装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至に記載のモニター付
    きカメラ一体型記録装置において、前記モニター・記録部に配置された複数の集音手段と、
    該複数の集音手段から入力された音声レベルから、音声
    の発生源である話者位置方向を検出する話者位置検出手
    段と、 該話者位置検出手段により検出された方向にカメラ部を
    向けるよう、前記回転機構を回動させる回動制御手段と
    を設けたことを特徴とするモニター付きカメラ一体型記
    録装置。
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