JP2009194457A - カメラ - Google Patents

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Bungo Fujii
文吾 藤井
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大輔 吉澤
taro Funato
太郎 船戸
Mariko Yuza
麻理子 遊座
Takashi Sekiya
孝史 関谷
Takashi Fukazawa
貴 深沢
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    • H04N5/2621Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects during image pickup, e.g. digital cameras, camcorders, video cameras having integrated special effects capability

Abstract

【課題】組写真の各画像の天地を揃えてレイアウトできるカメラを提供する。
【解決手段】たとえば、図4(b)に示すようにカメラボディ100の現在の傾斜角度θが30度のときに撮影されて第1画像が得られた場合、第1画像傾斜角度θ1が30度となる。図4(c)に示すように、カメラボディ100の現在の傾斜角度θが0度であれば、θ−θ1=−30度だけ第1画像が第1画像枠401ごと合成画像表示画面400内で時計方向に回動されて、すなわち、第1画像が合成画像表示画面400内で反時計方向に30度回動されて表示される。これにより、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず、第1画像が常に正立して表示される。以降、撮影が行われ、第2画像、第3画像が得られた場合も同様である。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮影して得られた複数の画像を組み合わせて表示できるカメラに関する。
撮影時に複数の画像を1枚の画像に配置・合成する機能を備えたカメラが知られている。このカメラでは、撮影して得られた画像が撮影した順番に、あらかじめ設定された表示枠内に順次レイアウトされる(非特許文献1参照)。
カシオ デジタルカメラ オフィシャルWEBサイト>HOME>製品情報>EXILIMシリーズラインアップ>EX−Z700>製品紹介>ベストショット機能、[平成19年12月20日検索]、インターネット<URL:http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_z700/bs.html>
しかし、上述した従来のカメラでは、カメラの位置を縦位置と横位置の双方で撮影すると、各画像の天地が不揃いのままレイアウトされてしまう。
(1) 請求項1の発明によるカメラは、撮像手段と、撮像手段が配設される筐体と、光軸に関する筐体の傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、撮像手段による予備的な撮像によって得られた構図確認用のスルー画像と、撮像手段によってすでに撮像して得られている記録用の画像とを一画面に表示するための表示用合成画像を生成して出力する合成画像生成手段と、表示用合成画像が表示される表示手段とを備え、合成画像生成手段は、傾斜角度検出手段で検出した光軸に関する筐体の傾斜角度に基づいて、記録用の画像の被写体像が略正立して表示手段に表示されるように、表示用合成画像を生成して出力することを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、合成画像生成手段は、表示手段に表示されるスルー画の表示枠の向きが表示手段に対して不変となるように表示用合成画像を生成して出力することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のカメラにおいて、合成画像生成手段は、傾斜角度検出手段で検出した光軸に関する筐体の傾斜角度に基づいて、スルー画像の被写体像が略正立して表示手段に表示されるように、表示用合成画像を生成して出力することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、合成画像生成手段は、生成した表示用合成画像を1枚の画像のデータとして、画像のデータを記録する画像データ記録装置に出力することを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項4に記載のカメラにおいて、画像データ記録装置による画像のデータの記録に関して制御する記録制御手段をさらに備え、記録制御手段は、表示用合成画像のデータを画像データ記録装置によって記録させる際に、記録用の画像データを消去しないように画像データ記録装置を制御することを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項4に記載のカメラにおいて、画像データ記録装置による画像のデータの記録に関して制御する記録制御手段をさらに備え、記録制御手段は、表示用合成画像のデータを画像データ記録装置によって記録させる際に、記録用の画像データを消去するように画像データ記録装置を制御することを特徴とする。
(7) 請求項7の発明は、請求項4〜6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、表示用合成画像のレイアウトを変更するレイアウト変更手段をさらに備え、合成画像生成手段は、レイアウト変更手段でレイアウトが変更された表示用合成画像を1枚の画像のデータとして、画像データ記録装置に出力することを特徴とする。
本発明によれば、各画像の天地を揃えてレイアウトでき、表示用合成画像を見るものに違和感を与えない。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜7を参照して、本発明によるカメラの第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明を適用したカメラである一眼レフタイプのカメラボディ100とカメラボディ100に装着する撮影レンズ200を示した斜視図である。カメラボディ100にはレリーズボタン104と、決定ボタン105と、被写体像を撮像する撮像素子2と、カメラボディ100の各部を制御する制御回路101とが設けられている。カメラボディ100には記録媒体11が取り付けられている。
301は、撮影レンズ200からの被写体像を撮像素子2に導くための撮影光路である。カメラボディ100に撮影レンズ200を装着すると、レンズ側絞りレバー203とカメラ側の絞り連動レバー323とが当接する。レンズ側絞りレバー203は、カメラ側の絞り連動レバー323により駆動されて所定の絞り値に制御される。321はメインミラーである。
撮像素子2は、CCDイメージセンサなどによって構成される。撮像素子2は、撮影レンズ1を通過した被写体光による像を撮像し、撮像信号(アナログ撮像信号)を制御回路101へ出力する。記録媒体11は、たとえばメモリーカードのようにカメラボディ100に着脱可能な記憶媒体であり、後述するように制御回路101で所定の処理が施された画像データを保存する。なお、本実施の形態では、撮影レンズ200が取り付けられるカメラボディ100の前方を正面と呼び、撮像素子2が設けられるカメラボディ100の後方を背面と呼ぶ。また、カメラボディ100の上下左右方向を各図に記載したように規定する。
決定ボタン105は、後述する合成画像のレイアウトを決定する際に押圧されるボタンである。決定ボタン105が押圧された際に実行される演算内容については後に詳述する。
図2は、制御回路101の構成を説明するブロック図である。制御回路101は、A/D変換回路3と、タイミングジェネレータ4と、イメージメモリー5とを備えている。また、制御回路101は、画像処理回路6と、圧縮伸長回路7と、表示回路8と、表示装置9と、メモリー10と、CPU12と、不揮発メモリー13と、傾斜センサー14とを備えている。
A/D変換回路3は、アナログ撮像信号をデジタル信号に変換する。撮像素子2およびA/D変換回路3は、タイミングジェネレータ4から出力される駆動信号によって所定の動作タイミングで駆動される。イメージメモリー5は、撮像素子2で撮像されてA/D変換回路3でデジタル信号に変換された被写体像の画像データを一時的に保存するメモリーである。
画像処理回路6は、デジタル変換後の画像データにホワイトバランス処理などの画像処理を行う。圧縮伸長回路7は、画像処理回路6で画像処理をした後の画像データを所定の形式で圧縮する圧縮処理を行う。また圧縮伸長回路7は、記録媒体11に記録されている圧縮された画像データを伸長する伸長処理を行う。
表示回路8は、撮像して得た画像や後述する合成画像、カメラボディ100や装着された撮影レンズ200に関する各種情報などを表示装置9に表示するための処理を行う回路である。画像処理回路6、圧縮伸長回路7、および表示回路8によって画像処理ブロックが構成されている。
表示装置9は、表示回路8で処理された画像などを表示するための装置であり、液晶表示装置などが用いられる。表示装置9は、カメラボディ100の背面側から表示面が視認可能となるように配設されている。メモリー10は、圧縮伸長回路7で圧縮処理された画像データを一時的に保存するメモリーである。
CPU12は、カメラボディ100の各部の制御を行う制御回路であり、各部から出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各部へ出力する。また、CPU12は、後述するように合成画像を生成する。不揮発メモリー13は、各種設定値等を保持するためのメモリーである。傾斜センサー14は、撮影レンズ200に入射する光軸を中心とする、カメラボディ100の傾斜角度θを検出するための角度センサーである。以下の説明では、撮影レンズ200に入射する光軸を中心とする、カメラボディ100の傾斜角度のことを、単にカメラボディ100の傾斜角度θまたは傾斜角度θと呼ぶ。
−−−撮像時の動作−−−
このように構成されるカメラボディ100では、不図示の電源スイッチがオンされてレリーズボタン104が押圧されると、メインミラー321がミラーアップされるとともに、CPU12でシャッタ速度および絞り値が適宜決定され、被写体像が撮像素子2で撮像される。撮像素子2で撮像された被写体像のアナログ撮像信号はA/D変換回路3でデジタル信号に変換されて、画像処理回路6で画像処理が行わる。画像処理回路6で処理された画像データは、圧縮伸長回路7でたとえばJPEG形式による圧縮処理が行われて記録媒体11に記録される。また、被写体像が撮像素子2で撮像されると、メインミラー321がミラーダウンされるとともに、不図示のメカニカルシャッタがチャージされ、撮影レンズ200の絞りが開放されて、カメラボディ100および撮影レンズ200がレリーズ開始前の状態に復帰する。
なお、本実施の形態では、EXIF規格に則って、JPEG形式による圧縮処理が行われた画像データと、EXIF情報とが記録媒体11に記録される。EXIF情報とは、画像ファイルに添付されている画像の各種情報をEXIF規格に則って記録したものである。EXIF情報を記録する領域には、撮像時のカメラボディ100の縦横の向きや解像度など画像に関する各種情報を記録する領域、撮影日時を記録する領域、露出時間や絞り値などの各種撮影条件を記録する領域、各ベンダー(メーカー)が任意に使用できる任意領域、ユーザが任意に使用できる領域などが含まれる。本実施の形態では、後述するように、任意領域にカメラボディ100の傾斜角度に関する情報を記録する。
すなわち、CPU12は、傾斜センサー14から出力された信号値に基づいて、撮像素子2で被写体像が撮像されたときのカメラボディ100の傾斜角度θを算出する。ここで、傾斜角度θについて、基準位相および回転方向を次のように規定する。図3(a)に示すように、カメラボディ100の上面を鉛直真上に向けたときカメラボディ100の姿勢(回動位相)を基準位相とし、このときの傾斜角度θをたとえば0度とする。また、図3(b)に示すように、カメラボディ100を正面から見た際に、基準位相からたとえば時計方向に回転させたときに傾斜角度θが正の値となるように回転方向を規定する。
CPU12は、上述したように算出したカメラボディ100の傾斜角度θをEXIF情報として記録媒体11に記録させる。これにより、圧縮伸長回路7で圧縮処理が行われた画像データと、カメラボディ100の傾斜角度θのデータとが1つの画像ファイルとして記録媒体11に記録される。ここで、画像データは、EXIF規格で規定された画像データを記録する領域(以下、画像データ記録領域と呼ぶ)に記録され、カメラボディ100の傾斜角度θのデータは、EXIF情報を格納する領域のうち、上述した任意領域に記録される。
また、本実施の形態では、天地を揃えてレイアウトした3枚の画像を同時に1画面に表示可能な1枚の画像(合成画像)を生成できる。以下、図4〜7を参照して詳述する。
図4〜6は、被写体像の撮像から合成画像を生成するまでに表示装置9に表示される画面の例を示し、図7は、CPU12で実行される合成画像生成処理についてのフローチャートを示す図である。本実施の形態では、不図示のモード切替スイッチが操作されて、合成画像生成モードに移行するように指示されると、図7のフローチャートに示すプログラムが起動される。CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度θを傾斜センサー14の出力値から算出して(ステップS1)、図4(a)に示すような表示用合成画像(合成画像表示画面)400を生成して(ステップS3)、表示装置9に表示するよう(ステップS5)、各部を制御する。
図4(a)に示す合成画像表示画面400には、第1画像表示枠401と、第2画像表示枠402と、第3画像表示枠403とが表示される。合成画像を生成するためのもとの画像が得られる前(初回の撮影前)には、第1画像表示枠401内には、スルー画が表示され、第2画像表示枠402および第3画像表示枠403にはそれぞれ画像の表示枠だけが表示される。なお、スルー画は、本撮影の前段階として後述する撮像素子で繰り返し取得される予備撮影画像である。
この状態で、カメラボディ100を傾斜させると、図4(b)に示すように、ユーザから見たときに、合成画像表示画面400が表示装置9すなわちカメラボディ100とともに傾斜する(ステップS7否定判断、ステップS1〜S5)。画像表示画面400内の各画像表示枠401〜403も同様に傾斜する。なお、カメラボディ100を基準として考えた場合、カメラボディ100の傾斜角度θにかかわらず、合成画像表示画面400および各画像表示枠401〜403は、表示装置9に対しては傾斜(回動)しない。
このとき、従来のカメラでスルー画を表示装置に表示させた場合と同様に、第1画像表示枠401に表示されるスルー画の被写体像はカメラボディ100の傾斜角度に関わらず常に正立している。すなわち、スルー画の被写体像の天が鉛直真上に表示され、地が鉛直真下に表示され、被写体の実際の天地と一致する(図4(b))。換言すると、カメラボディ100を傾斜させた際、第1画像表示枠401はカメラボディ100とともに傾斜していくが、頭部が不動であるユーザから見ると、スルー画の被写体像は傾斜しない。以下の説明では、表示装置9に表示される画像の被写体像の天地が、被写体の実際の天地と一致することを画像が正立している、または、画像が正立して表示される、などと呼ぶこととする。なお、図4(b)は傾斜角度θ=30度のときの状態、すなわち、カメラボディ100の背面側から表示装置9を見たときにカメラボディ100が反時計方向に30度傾斜した状態を示す。
図4(b)に示すような、傾斜角度θ=30度のときに、レリーズボタン104が押圧されると(ステップS7肯定判断)、すなわち、初回の撮影が行われると、CPU12は、上述したように、被写体像を撮像して、画像データを画像データ記録領域に記録し、カメラボディ100の傾斜角度θのデータを任意領域に記録するよう各部を制御する(ステップS9)。その後、CPU12は、図4(c)に示すように、第1画像表示枠401内に初回の撮影で撮像して得られた画像(第1画像)を表示し、第2画像表示枠402内にスルー画を表示するように合成画像表示画面400を生成してこれを表示装置9に表示させる。
このとき、CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず、第1画像が常に正立して表示されるよう合成画像表示画面400を生成する。具体的には、CPU12は、第1画像についての画像データを画像データ記録領域から読み出し、傾斜角度θ(第1画像傾斜角度θ1)のデータを任意領域から読み出す(ステップS11)。そして、CPU12は、傾斜センサー14から出力された信号値に基づいて、現在のカメラボディ100の現在の傾斜角度θを算出する(ステップS13)。そして、CPU12は、カメラボディ100の現在の傾斜角度θから第1画像傾斜角度θ1を減じた角度(θ−θ1)だけ第1画像(すなわち第1画像枠401)が合成画像表示画面400内で時計方向に回動されるよう合成画像表示画面400を生成する(ステップS15)。
たとえば、図4(b)に示すようにカメラボディ100の現在の傾斜角度θが30度のときに第1画像が得られた場合、第1画像傾斜角度θ1が30度となる。図4(c)に示すように、カメラボディ100の現在の傾斜角度θが0度であれば、θ−θ1=−30度だけ第1画像が第1画像枠401ごと合成画像表示画面400内で時計方向に回動されて、すなわち、第1画像が合成画像表示画面400内で反時計方向に30度回動されて表示される(ステップS15,S17)。
また、図5(a)に示すように、カメラボディ100の現在の傾斜角度θが−45度であれば、θ−θ1=−75度だけ第1画像が第1画像枠401ごと合成画像表示画面400内で時計方向に回動されて、すなわち、第1画像が合成画像表示画面400内で反時計方向に75度回動されて表示される。このように第1画像が合成画像表示画面400内で表示されるように合成画像表示画面400を生成することで、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず、第1画像が常に正立して表示される。
第2画像表示枠402内に表示されるスルー画については、第1画像が得られる前に第1画像表示枠401内に表示されるスルー画の場合と同様に、ユーザから見たときに、第2画像表示枠402自体はカメラボディ100とともに回動するが、スルー画の被写体像は、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず常に正立している(図4(c)、図5(a))(ステップS15,S17)。なお、CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度θの変化に応じて、各画像表示枠401〜403が互いに干渉しないように、また、合成画像表示画面400内に収まるように、画像表示枠401〜403の表示位置や大きさを適宜変更されるように合成画像表示画面400を生成している(ステップS19否定判断、ステップS13〜S17)。
次いで、図5(a)に示すような、傾斜角度θ=−45度のときに、レリーズボタン104が押圧されると(ステップS19肯定判断)、すなわち、2回目の撮影が行われると、CPU12は、上述したように、被写体像を撮像して、画像データを画像データ記録領域に記録し、カメラボディ100の傾斜角度θのデータを任意領域に記録するよう各部を制御する(ステップS21)。その後、CPU12は、図5(b)に示すように、第1画像表示枠401内に上述した第1画像を表示し、第2画像表示枠402内に2回目の撮影で撮像して得られた画像(第2画像)を表示し、第3画像表示枠403内にスルー画を表示するように合成画像表示画面400を生成してこれを表示装置9に表示させる。
上述した第1画像の場合と同様に、CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず、第1画像および第2画像が常に正立するよう合成画像表示画面400を生成する。具体的には、CPU12は、第1画像については、上述したように第1画像枠401ごと合成画像表示画面400内で回動させる(ステップS25〜S29)。また、CPU12は、第2画像についての画像データを画像データ記録領域から読み出し、傾斜角度θ(第2画像傾斜角度θ2)のデータを任意領域から読み出す(ステップS23)。そして、CPU12は、傾斜センサー14から出力された信号値に基づいて、現在のカメラボディ100の現在の傾斜角度θを算出する(ステップS25)。そして、CPU12は、カメラボディ100の現在の傾斜角度θから第2画像傾斜角度θ2を減じた角度(θ−θ2)だけ第2画像(すなわち第2画像枠402)が合成画像表示画面400内で時計方向に回動されるよう合成画像表示画面400を生成する(ステップS27)。
第3画像表示枠403内に表示されるスルー画については、上述の場合と同様に、ユーザから見たときに、第3画像表示枠403自体はカメラボディ100とともに回動するが、スルー画の被写体像は、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず常に正立している(図5(b)、図6(a))(ステップS27,S29)。
次いで、図6(a)に示すような、傾斜角度θ=90度のときに、レリーズボタン104が押圧されると(ステップS31肯定判断)、すなわち、3回目の撮影が行われると、CPU12は、上述したように、被写体像を撮像して、画像データを画像データ記録領域に記録し、カメラボディ100の傾斜角度θのデータを任意領域に記録するよう各部を制御する(ステップS33)。その後、CPU12は、図6(b)に示すように、第1画像表示枠401内に上述した第1画像を表示し、第2画像表示枠402内に上述した第2画像を表示し、第3画像表示枠403内に3回目の撮影で撮像して得られた画像(第3画像)を表示するように合成画像表示画面400を生成してこれを表示装置9に表示させる。
CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度θにかかわらず、第1〜第3画像がそれぞれ正立するように合成画像表示画面400を生成してこれを表示装置9に表示させる。具体的には、CPU12は、第1画像および第2画像については、上述したように各画像枠401,402ごと合成画像表示画面400内で回動させる(ステップS37〜S41)。また、CPU12は、第3画像についての画像データを画像データ記録領域から読み出し、傾斜角度θ(第3画像傾斜角度θ3)のデータを任意領域から読み出す(ステップS35)。そして、CPU12は、傾斜センサー14から出力された信号値に基づいて、現在のカメラボディ100の現在の傾斜角度θを算出する(ステップS37)。そして、CPU12は、カメラボディ100の現在の傾斜角度θから第3画像傾斜角度θ3を減じた角度(θ−θ3)だけ第3画像(すなわち第3画像枠403)が合成画像表示画面400内で時計方向に回動されるよう合成画像表示画面400を生成する(ステップS39)。
たとえば、カメラボディ100の傾斜角度θが90度であれば、図6(a)に示すような合成画像表示画面400を生成してこれを表示装置9に表示させる(ステップS41)。また、カメラボディ100の傾斜角度θが0度であれば、図6(b)に示すような合成画像表示画面400を生成してこれを表示装置9に表示させる。
ここで、決定ボタン105が押圧されると(ステップS43肯定判断)、CPU12は、決定ボタン105が押圧された時点で生成している合成画像表示画面400のレイアウトどおりとなる、1枚の画像データを生成して、EXIF規格に則って記録媒体11に記録させる。すなわち、CPU12は、決定ボタン105が押圧されると、その時点のカメラボディ100の傾斜角度θに基づいて、第1〜第3画像をそれぞれ、θ−θ1、θ−θ2、θ−θ3だけ時計方向に回動させて、互いに重なり合わないように表示する1枚の画像(合成画像)を生成する(ステップS45)。そして、CPU12は、この合成画像のデータを第1〜第3画像のデータとは別に記録媒体11に記録させる(ステップS47)。
以上のようにして、天地を揃えてレイアウトした3枚の画像を同時に1画面に表示可能な1枚の画像(合成画像)が得られる。なお、合成画像生成モードに移行したままであれば(ステップS49否定判断)、CPU12は、再び図4(a)に示すような合成画像表示画面400を表示装置9に表示させ、合成画像の生成が可能な状態に戻るよう各部を制御する(ステップS1〜S5)。また、不図示のモード切替スイッチが操作されて、通常の撮影モードに移行するように指示されると(ステップS49肯定判断)、CPU12は、通常のカメラと同様のレリーズ開始前の状態に戻るよう、各部を制御する(ステップS51)。以降、CPU12では従来のカメラと同様の処理が行われるので、詳細な説明は省略する。
上述した第1の実施の形態のカメラでは、次の作用効果を奏する。
(1) 第1〜第3画像が正立して表示されるように合成画像表示画面400を生成するように構成した。これにより、各画像の天地が揃った合成画像(組写真)を得ることができ、合成画像を見た者に違和感を与えない。
(2) スルー画の表示枠がカメラボディ100の傾斜と共に傾斜して表示されるように構成した。また、スルー画の被写体像が正立して表示されるように構成した。これにより、通常のカメラにおける撮影と同様に構図を決定でき、ユーザに違和感を与えない。また、ユーザがカメラボディ100を傾斜させながら合成画像表示画面400,500を見ることで、すでに得られている画像との構図の比較などを行いながら撮影できるので、ユーザの意図した構図を容易に得ることができる。
(3) 合成画像のデータを1枚の画像のデータとしてEXIF規格に則って記録するように構成したので、合成画像のデータをパーソナルコンピュータや画像表示装置などの他の機器でも読み込んで表示できるので、汎用性が高く、便利である。
(4) 合成画像のデータを第1〜第3画像のデータとは別に記録媒体11に記録させるように、すなわち、第1〜第3画像のデータを消去せずに残すように構成した。これにより、第1〜第3画像についても個別に利用できるので、利便性が高い。
−−−第2の実施の形態−−−
図8〜11を参照して、本発明によるカメラの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、合成画像表示画面自体が正立して表示される点で、第1の実施の形態と異なる。以下、詳述する。
図8〜10は、被写体像の撮像から合成画像を生成するまでに表示装置9に表示される画面の例を示し、図11は、CPU12で実行される合成画像生成処理についてのフローチャートを示す図である。本実施の形態では、不図示のモード切替スイッチが操作されて、合成画像生成モードに移行するように指示されると、図11のフローチャートに示すプログラムが起動される。CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度θを傾斜センサー14の出力値から算出して(ステップS101)、図8(a)に示すような合成画像表示画面500を生成して(ステップS103)、表示装置9に表示するよう(ステップS105)、各部を制御する。
図8(a)に示す合成画像表示画面500には、第1画像表示枠501と、第2画像表示枠502と、第3画像表示枠503とが表示される。合成画像を生成するためのもとの画像が得られる前(撮影前)には、第1画像表示枠501内には、スルー画が表示され、第2画像表示枠502および第3画像表示枠503にはそれぞれ画像の表示枠だけが表示される。
この状態で、カメラボディ100を傾斜させると(ステップS107否定判断)、図8(b)に示すように、合成画像表示画面500が正立して表示装置9に表示される。なお、合成画像表示画面500内の第1画像表示枠501については、表示装置9すなわちカメラボディ100とともに傾斜する(ステップS101〜S105)。カメラボディ100を基準として考えた場合、カメラボディ100の傾斜角度θにかかわらず、第1画像表示枠501は、表示装置9に対しては傾斜(回動)しない。このとき、従来のカメラでスルー画を表示装置に表示させた場合と同様に、第1画像表示枠501に表示されるスルー画の被写体像はカメラボディ100の傾斜角度に関わらず常に正立している。なお、図8(b)は傾斜角度θ=30度のときの状態を示す。
具体的には、CPU12は、傾斜センサー14から出力された信号値に基づいて、現在のカメラボディ100の現在の傾斜角度θを算出する(ステップS101)。次いでCPU12は、合成画像表示画面500内で、第1画像表示枠501および第1画像表示枠501に表示されるスルー画を、算出した傾斜角度θだけ反時計方向に回動させた合成画像表示画面500を生成する(ステップS103)。そして、CPU12は、算出した傾斜角度θだけ合成画像表示画面500を時計方向に回動させて表示装置9に表示させる(ステップS105)。なお、CPU12は、合成画像表示画面500を算出した傾斜角度θだけ時計方向に回動させる際、合成画像表示画面500の全体が表示装置9に表示できるように、合成画像表示画面500の大きさを適宜変更する(ステップS105)。
図8(b)に示すような、傾斜角度θ=30度のときには、CPU12は、合成画像表示画面500内で、第1画像表示枠501および第1画像表示枠501に表示されるスルー画を、30度だけ反時計方向に回動させた合成画像表示画面500を生成する。そして、CPU12は、合成画像表示画面500を30度だけ時計方向に回動させた上で、合成画像表示画面500の全体が表示装置9に表示できるように合成画像表示画面500の大きさを小さくして、表示装置9に表示させる。その結果、カメラボディ100および表示装置9はカメラボディ100の背面から見たときに反時計方向に30度回動するが、表示装置9に対して合成画像表示画面500が時計方向に30度回動されて表示されるため、合成画像表示画面500は正立して表示装置9に表示される。
また、第1画像表示枠501および第1画像表示枠501に表示されるスルー画は、合成画像表示画面500に対して30度だけ反時計方向に回動されて表示されるため、表示装置9に対する合成画像表示画面500の時計方向への回動を打ち消したときと同じように表示されることとなる。すなわち、第1画像表示枠501および第1画像表示枠501に表示されるスルー画は、表示装置9すなわちカメラボディ100とともに傾斜した状態で表示される。なお、第1画像表示枠501に表示されるスルー画の被写体像は正立した状態で表示される。
図8(b)に示すような、傾斜角度θ=30度のときに、レリーズボタン104が押圧されると(ステップS107肯定判断)、すなわち、初回の撮影が行われると、CPU12は、上述したように、被写体像を撮像して、画像データを画像データ記録領域に記録し、カメラボディ100の傾斜角度θのデータを任意領域に記録するよう各部を制御する(ステップS109)。その後、CPU12は、図8(c)に示すように、第1画像表示枠501内に初回の撮影で撮像して得られた画像(第1画像)を表示し、第2画像表示枠502内にスルー画を表示するように合成画像表示画面500を生成してこれを表示装置9に表示させる。
このとき、CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず、合成画像表示画面500が常に正立して表示されるよう、上述したように合成画像表示画面500を生成する。また、CPU12は、第1画像が常に正立して表示されるよう、合成画像表示画面500を生成する。具体的には、CPU12は、第1画像についての画像データを画像データ記録領域から読み出し、傾斜角度θ(第1画像傾斜角度θ1)のデータを任意領域から読み出す(ステップS111)。そして、CPU12は、第1画像傾斜角度θ1だけ第1画像(すなわち第1画像枠501)が合成画像表示画面500内で反時計方向に回動されるよう合成画像表示画面500を生成する(ステップS115)。そして、CPU12は、現在のカメラボディ100の現在の傾斜角度θを算出して(ステップS113)、合成画像表示画面500を算出した傾斜角度θだけ時計方向に回動させて表示装置9に表示させる(ステップS117)。
たとえば、図8(b)に示すようにカメラボディ100の現在の傾斜角度θが30度のときに第1画像が得られた場合、第1画像傾斜角度θ1が30度となる。図8(c)に示すように、カメラボディ100の現在の傾斜角度θが0度であれば、θ1=30度だけ第1画像が合成画像表示画面500内で反時計方向に回動されて表示される(ステップS115,S117)。このとき、合成画像表示画面500自体は、上述したように正立して表示されるため、第1画像(すなわち第1画像枠501)は、ユーザから見て反時計方向に30度回動した状態で観察される。なお、第1画像は、カメラボディ100の傾斜角度θ=30度のときに、すなわち、カメラボディ100をユーザ側から(背面から)見て反時計方向に30度傾斜させた状態で撮影して得られた画像である。したがって、上述したように第1画像が表示されることで、第1画像は正立して表示されることとなる。
また、図9(a)に示すように、カメラボディ100の現在の傾斜角度θが−45度であっても、合成画像表示画面500自体は、上述したように正立して表示されるため、第1画像(すなわち第1画像枠501)は、ユーザから見て反時計方向に30度回動した状態で観察される。したがって、第1画像は常に正立して表示されることとなる。
第2画像表示枠502内に表示されるスルー画については、第1画像が得られる前に第1画像表示枠501内に表示されるスルー画の場合と同様に、ユーザから見たときに、第2画像表示枠502自体はカメラボディ100とともに回動するが、スルー画の被写体像は、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず常に正立している(図8(c)、図9(a))(ステップS115,S117)。なお、CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度θの変化に応じて、各画像表示枠501〜503が互いに干渉しないように、また、合成画像表示画面500内に収まるように、画像表示枠501〜503の表示位置や大きさを適宜変更されるように合成画像表示画面500を生成している(ステップS119否定判断、ステップS113〜S117)。
次いで、図9(a)に示すような、傾斜角度θ=−45度のときに、レリーズボタン104が押圧されると(ステップS119肯定判断)、すなわち、2回目の撮影が行われると、CPU12は、上述したように、被写体像を撮像して、画像データを画像データ記録領域に記録し、カメラボディ100の傾斜角度θのデータを任意領域に記録するよう各部を制御する(ステップS121)。その後、CPU12は、図9(b)に示すように、第1画像表示枠501内に上述した第1画像を表示し、第2画像表示枠502内に2回目の撮影で撮像して得られた画像(第2画像)を表示し、第3画像表示枠303内にスルー画を表示するように合成画像表示画面500を生成してこれを表示装置9に表示される。
CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず、合成画像表示画面500が常に正立して表示されるよう、上述したように合成画像表示画面500を生成する。また、CPU12は、第1、第2画像がそれぞれ常に正立して表示されるよう、合成画像表示画面500を生成する。具体的には、CPU12は、第1画像については、上述したように合成画像表示画面500内で回動させる(ステップS125〜S127)。また、CPU12は、第2画像についての画像データを画像データ記録領域から読み出し、傾斜角度θ(第2画像傾斜角度θ2)のデータを任意領域から読み出す(ステップS123)。そして、CPU12は、第2画像傾斜角度θ2だけ第2画像(すなわち第2画像枠502)が合成画像表示画面500内で反時計方向に回動されるよう合成画像表示画面500を生成する(ステップS127)。
第3画像表示枠503内に表示されるスルー画については、上述の場合と同様に、ユーザから見たときに、第3画像表示枠503自体はカメラボディ100とともに回動するが、スルー画の被写体像は、カメラボディ100の傾斜角度に関わらず常に正立している(図9(b)、図10(a))(ステップS127,S129)。CPU12は、現在のカメラボディ100の現在の傾斜角度θを算出して(ステップS125)、合成画像表示画面500を算出した傾斜角度θだけ時計方向に回動させて表示装置9に表示させる(ステップS129)。
次いで、図10(a)に示すような、傾斜角度θ=90度のときに、レリーズボタン104が押圧されると(ステップS131肯定判断)、すなわち、3回目の撮影が行われると、CPU12は、上述したように、被写体像を撮像して、画像データを画像データ記録領域に記録し、カメラボディ100の傾斜角度θのデータを任意領域に記録するよう各部を制御する(ステップS133)。その後、CPU12は、図10(b)に示すように、第1画像表示枠501内に上述した第1画像を表示し、第2画像表示枠502内に上述した第2画像を表示し、第3画像表示枠503内に3回目の撮影で撮像して得られた画像(第3画像)を表示するように合成画像表示画面500を生成してこれを表示装置9に表示させる。
CPU12は、カメラボディ100の傾斜角度θにかかわらず、合成画像表示画面500が常に正立して表示されるよう、上述したように合成画像表示画面500を生成する。また、CPU12は、第1〜第3画像がそれぞれ常に正立して表示されるよう、合成画像表示画面500を生成する。具体的には、CPU12は、第1画像および第2画像については、上述したように合成画像表示画面500内で回動させる(ステップS137〜S139)。また、CPU12は、第3画像についての画像データを画像データ記録領域から読み出し、傾斜角度θ(第3画像傾斜角度θ3)のデータを任意領域から読み出す(ステップS135)。そして、CPU12は、第3画像傾斜角度θ3だけ第3画像(すなわち第3画像枠403)が合成画像表示画面500内で反時計方向に回動されるよう合成画像表示画面500を生成する(ステップS139)。CPU12は、現在のカメラボディ100の現在の傾斜角度θを算出して(ステップS137)、合成画像表示画面500を算出した傾斜角度θだけ時計方向に回動させて表示装置9に表示させる(ステップS141)。
たとえば、カメラボディ100の傾斜角度θが90度であれば、図10(a)に示すような合成画像表示画面500を生成してこれを表示装置9に表示させる。また、カメラボディ100の傾斜角度θが0度であれば、図10(b)に示すような合成画像表示画面500を生成してこれを表示装置9に表示させる。
なお、第1の実施の形態とは異なり、第1〜第3画像が全て得られると、カメラボディ100の傾斜角度θにかかわらず、合成画像表示画面500に対する第1〜第3画像の傾斜角度、すなわち、合成画像表示画面500上のレイアウトは変わらない。したがって、本実施の形態では、第1〜第3画像が全て得られると、CPU12は、合成画像表示画面500のレイアウトどおりとなる、1枚の画像データを生成して、EXIF規格に則って記録媒体11に記録させる。すなわち、CPU12は、第1〜第3画像をそれぞれ、θ1、θ2、θ3だけ反時計方向に回動させて、互いに重なり合わないように表示する1枚の画像(合成画像)を生成する(ステップS145)。そして、CPU12は、この合成画像のデータを第1〜第3画像のデータとは別に記録媒体11に記録させる(ステップS147)。
以上のようにして、合成画像が得られる。なお、合成画像生成モードに移行したままであれば(ステップS149否定判断)、CPU12は、再び図8(a)に示すような合成画像表示画面500を表示装置9に表示させ、合成画像の生成が可能な状態に戻るよう各部を制御する(ステップS101〜S105)。また、不図示のモード切替スイッチが操作されて、通常の撮影モードに移行するように指示されると(ステップS149肯定判断)、CPU12は、通常のカメラと同様のレリーズ開始前の状態に戻るよう、各部を制御する(ステップS151)。以降、CPU12では従来のカメラと同様の処理が行われるので、詳細な説明は省略する。
上述した第2の実施の形態のカメラでは、第1の実施の形態の作用効果に加えて次の作用効果を奏する。
(1) カメラボディ100の傾斜角度θにかかわらず、合成画像表示画面500自体が正立して表示されるように構成した。これにより、合成画像表示画面500のレイアウトが見た目どおりとなるのでユーザが構図を決めやすい。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、合成画像のデータを第1〜第3画像のデータとは別に記録媒体11に記録させるように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、合成画像のデータを記録媒体11に記録させる際に、第1〜第3画像のデータを記録媒体11から消去するようにCPU12が各部を制御するように構成してもよい。これにより、記録媒体11の記録容量を有効に利用できる。
(2) 上述の説明では、第1〜第3画像の位置はあらかじめ決まっているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、第1〜第3画像をユーザの操作によってそれぞれ任意の位置に移動できるようにしてもよい。またユーザが第1〜第3画像の大きさをそれぞれ変更できるようにしてもよく、トリミングできるようにしてもよい。これら画像の位置および大きさの変更については、撮影前にあらかじめ設定した内容が、第1〜第3画像の撮影時に反映されるように構成してもよく、第1〜第3画像の撮影後にユーザが任意に変更できるように構成してもよい。
また、第1〜第3画像の撮影後に決定ボタン105が短時間(たとえば0.5秒以内)押圧されると、決定ボタン105が押圧される度に第1〜第3画像の表示位置が順次入れ替わり、決定ボタン105が長時間(たとえば1秒以上)押圧されると、そのときの第1〜第3画像の表示位置が確定されて、合成画像のデータが生成されるように構成してもよい。このようにユーザの指示によってCPU12が合成画像のレイアウトを変更するように各部を制御する構成とすることで、合成画像のレイアウトの自由度が増え、合成画像のレイアウトに関してユーザの意図を反映できる。
(3) 上述の説明では、合成画像は3枚の画像から構成されているが、合成画像を構成するもとの画像の枚数に特に制限はなく、2枚でもよく、4枚以上でもよい。また、合成画像中の各画像は互いに重ならないようレイアウトされるように構成したが、本発明はこれに限定されず、合成画像中の各画像の一部が重るようレイアウトされるように構成してもよい。
(4) 上述の説明では、合成画像を1枚の画像のデータとして記録するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、合成画像表示画面400,500のレイアウトに関する情報と、第1〜第3画像のデータとを記録媒体11に記録するように構成してもよい。そして、当該レイアウトの情報を記録媒体11から読み込むと、読み込んだレイアウトの情報に基づいて第1〜第3画像のデータから合成画像を生成するようにしてもよい。
(5) 上述の説明では、撮影しながら合成画像を生成するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、すでに撮影して記録媒体11に記録された画像のデータから任意の画像を選択して合成画像を生成するようにしてもよい。また、この場合には、カメラボディ100ではなく、他の外部機器(たとえばパーソナルコンピュータ)を利用して合成画像を生成するようにしてもよい。
(6) 上述の説明では、傾斜角度θに対して、合成画像表示画面400内の第1〜第3画像、合成画像表示画面500の表示角度が連続的に追従して変化するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、傾斜角度θの変化量がしきい値θa未満であれば、合成画像表示画面400内の第1〜第3画像、合成画像表示画面500の表示角度が変化しないように構成してもよい。また、傾斜角度θの変化量が所定量△θのn倍(nは整数)以上となったときに、合成画像表示画面400内の第1〜第3画像、合成画像表示画面500の表示角度が△θのn倍だけ変化するというように、合成画像表示画面400内の第1〜第3画像、合成画像表示画面500の表示角度が離散的となってもよい。たとえば、傾斜角度θの変化量が所定量△θの2.6倍となったときに、合成画像表示画面400内の第1〜第3画像、合成画像表示画面500の表示角度が△θの2倍だけ変化し、傾斜角度θの変化量が所定量△θの4.1倍となったときに、合成画像表示画面400内の第1〜第3画像、合成画像表示画面500の表示角度が△θの4倍だけ変化するようにしてもよい。
(7) 上述の説明では、カメラはいわゆる一眼レフタイプのカメラであるが、いわゆるコンパクトカメラであってもよい。
(8) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、撮像手段と、撮像手段が配設される筐体と、光軸に関する筐体の傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、撮像手段による予備的な撮像によって得られた構図確認用のスルー画像と、撮像手段によってすでに撮像して得られている記録用の画像とを一画面に表示するための表示用合成画像を生成して出力する合成画像生成手段と、表示用合成画像が表示される表示手段とを備え、合成画像生成手段は、傾斜角度検出手段で検出した光軸に関する筐体の傾斜角度に基づいて、記録用の画像の被写体像が略正立して表示手段に表示されるように、表示用合成画像を生成して出力することを特徴とする各種構造のカメラを含むものである。
カメラボディ100とカメラボディ100に装着する撮影レンズ200を示した斜視図である。 制御回路101の構成を説明するブロック図である。 カメラボディ100の姿勢を説明する図である。 第1の実施の形態の表示装置9に表示される画面の例を示す図である。 第1の実施の形態の表示装置9に表示される画面の例を示す図である。 第1の実施の形態の表示装置9に表示される画面の例を示す図である。 CPU12で実行される合成画像生成処理についてのフローチャートを示す図である。 第2の実施の形態の表示装置9に表示される画面の例を示す図である。 第2の実施の形態の表示装置9に表示される画面の例を示す図である。 第2の実施の形態の表示装置9に表示される画面の例を示す図である。 CPU12で実行される合成画像生成処理についてのフローチャートを示す図である。
符号の説明
2 撮像素子 9 表示装置
12 CPU 100 カメラボディ
101 制御回路 104 レリーズボタン
105 決定ボタン 400,500 合成画像表示画面
401,501 第1画像表示枠 402,502 第2画像表示枠
403,503 第3画像表示枠

Claims (7)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段が配設される筐体と、
    光軸に関する前記筐体の傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、
    前記撮像手段による予備的な撮像によって得られた構図確認用のスルー画像と、前記撮像手段によってすでに撮像して得られている記録用の画像とを一画面に表示するための表示用合成画像を生成して出力する合成画像生成手段と、
    前記表示用合成画像が表示される表示手段とを備え、
    前記合成画像生成手段は、前記傾斜角度検出手段で検出した光軸に関する前記筐体の傾斜角度に基づいて、前記記録用の画像の被写体像が略正立して前記表示手段に表示されるように、前記表示用合成画像を生成して出力することを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記合成画像生成手段は、前記表示手段に表示される前記スルー画の表示枠の向きが前記表示手段に対して不変となるように前記表示用合成画像を生成して出力することを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記合成画像生成手段は、前記傾斜角度検出手段で検出した光軸に関する前記筐体の傾斜角度に基づいて、前記スルー画像の被写体像が略正立して前記表示手段に表示されるように、前記表示用合成画像を生成して出力することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記合成画像生成手段は、生成した前記表示用合成画像を1枚の画像のデータとして、画像のデータを記録する画像データ記録装置に出力することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項4に記載のカメラにおいて、
    前記画像データ記録装置による画像のデータの記録に関して制御する記録制御手段をさらに備え、
    前記記録制御手段は、前記表示用合成画像のデータを前記画像データ記録装置によって記録させる際に、前記記録用の画像データを消去しないように前記画像データ記録装置を制御することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項4に記載のカメラにおいて、
    前記画像データ記録装置による画像のデータの記録に関して制御する記録制御手段をさらに備え、
    前記記録制御手段は、前記表示用合成画像のデータを前記画像データ記録装置によって記録させる際に、前記記録用の画像データを消去するように前記画像データ記録装置を制御することを特徴とするカメラ。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記表示用合成画像のレイアウトを変更するレイアウト変更手段をさらに備え、
    前記合成画像生成手段は、前記レイアウト変更手段でレイアウトが変更された前記表示用合成画像を1枚の画像のデータとして、前記画像データ記録装置に出力することを特徴とするカメラ。
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