JPH10195492A - 樹脂汚れ用洗浄剤組成物 - Google Patents

樹脂汚れ用洗浄剤組成物

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JPH10195492A
JPH10195492A JP9014477A JP1447797A JPH10195492A JP H10195492 A JPH10195492 A JP H10195492A JP 9014477 A JP9014477 A JP 9014477A JP 1447797 A JP1447797 A JP 1447797A JP H10195492 A JPH10195492 A JP H10195492A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の洗浄方法の持つ欠点を改良し、樹脂汚れ
に対する洗浄性、安全性に優れた洗浄剤組成物及び樹脂
汚れの除去方法を提供すること。 【解決手段】芳香族化合物を50〜95重量%、アルキ
レンオキサイド化合物を5〜50重量%含有してなる樹
脂汚れ用洗浄剤組成物、芳香族化合物を10〜94重量
%、アルキレンオキサイド化合物を0.5〜47重量
%、アルカリ金属水酸化物を0.5〜30重量%、及び
水を5〜80重量%含有してなる樹脂汚れ用洗浄剤組成
物、並びに、樹脂汚れが付着した被洗浄物を上記の洗浄
剤組成物を用いて洗浄する工程、次いで前工程で洗浄さ
れた被洗浄物をアルカリ系洗浄剤を用いて洗浄し、その
洗浄された被洗浄物をすすぎ水ですすぐ工程、又は次い
で前工程で洗浄された被洗浄物をすすぎ水ですすぐ工
程、の各工程を含んでなる樹脂汚れの除去方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂汚れ用洗浄剤組
成物に関し、より詳しくはプラスチックレンズ樹脂、粘
着剤、塗膜、インキの硬化物、仮止め用接着剤、固着
剤、接着剤、封止剤、バインダー、保護膜など、硬質表
面に付着した難洗浄性樹脂汚れの洗浄性に優れた洗浄剤
組成物に関する。また本発明は樹脂汚れの除去方法に関
し、更に詳細には、プラスチックレンズ又はその製造工
程に使用される母型・治工具類等に付着する、プラスチ
ックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤等の樹脂汚れを除
去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズなどの光学部品又は
その製造工程に使用される母型・治工具類に付着したプ
ラスチックレンズ樹脂、接着剤、粘着剤などの樹脂、自
動車製造の際の色替え時のボディー、塗装用治具、回収
再生時の自動車用バンパーの塗膜、アルミサッシや建築
物などの構造物の塗膜などの塗膜、グラビア印刷などの
印刷時の印刷機に付着したインキの硬化物、半導体、リ
ードフレームなどの電子部品、金属加工物などを製造す
る際のレジスト、シリコン、ガリウム・砒素、ガリウム
・燐などの半導体・結晶材料、水晶、石英、ガラス、圧
電素子などの電子部品関連材料、フェライト、サマリウ
ム・コバルトなどの磁性材料、磁気ヘッドなどの磁気材
料、チップ型電子部品などの電子部品、液晶カラーフィ
ルター、プリント配線板などの電気部品、精密機械部品
など又はその加工・製造工程に使用される治工具類に付
着した仮止め用接着剤、固着剤、接着剤、封止剤などの
樹脂、これらの部品のリサイクル時に除去されるバイン
ダー、塗膜、保護膜などの樹脂などの樹脂汚れは、硬質
表面に強固に付着(接着)し、しかも樹脂汚れ自身の分
子量が高いため、溶解、膨潤、軟化、崩壊、剥離作用な
どを利用した薬剤による洗浄が非常に困難である。中で
も、プラスチックレンズの製造時にガラス母型に付着し
たプラスチックレンズ樹脂汚れは非常に分子量が高く、
最も洗浄が困難な樹脂汚れの一つである。
【0003】プラスチックレンズ用の樹脂としては、ジ
エチレングリコールビスアリルカーボネート(ADC)
をラジカル重合して得られる樹脂やメタクリル系樹脂、
フマル酸エステル/アリル系モノマー共重合樹脂、トリ
アジン環アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、臭素
配合系樹脂、ウレタン系樹脂、含硫黄ウレタン系樹脂、
チオエーテル・エステル系樹脂などが使用される。
【0004】一般的なプラスチックレンズの製造方法と
しては、内面に所定の曲率を有する一対、2枚のガラス
母型とその外周縁側に取り付けられた合成樹脂からなる
環状のパッキング(ガスケット)又はテープで構成され
る鋳型の中に形成材料のモノマーを注入したのち加熱重
合する方法が用いられている。この重合工程の後に、鋳
型から環状のパッキングを取り外し、さらにガラス母型
とプラスチックレンズとを離型する。できあがったプラ
スチックレンズは外周部が非均一形状であるために、外
周整形を行い、さらにエッジ部分の面取りを行って、洗
浄工程に送られる。
【0005】離型時にレンズ表面に付着したオリゴマー
及びポリマー状汚れ、外周整形及び面取り時に付着する
ポリマー粉、レンズ表面に残る未反応モノマー、その他
雰囲気中の粉塵等を洗浄した後、染色、ハードコート、
反射防止コート、アクアコートなどの表面処理が施され
て製品となる。プラスチックレンズ製造時に用いられる
ガラス母型はとても高価なため、壊れない限り、数百回
〜数千回繰り返して使用される。それゆえ、プラスチッ
クレンズそのものと同様に、モノマー注入時にこぼれた
原料由来のオリゴマー及びポリマー状汚れなどを洗浄す
る必要がある。ガラス母型が清浄でなければ、表面がス
ムーズな良質のプラスチックレンズが得られなくなり、
そのガラス母型は廃棄せざるを得ない。その結果、非常
に不経済的でもある。
【0006】従来、プラスチックレンズ製造時に用いら
れるガラス母型のオリゴマー及びポリマー状汚れの洗浄
には、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムをベースとし
たアルカリ洗浄剤や塩化メチレンなどが使用されてき
た。このうちアルカリ洗浄剤は、洗浄力が不充分で、汚
れを完全に除去するのに長い時間を必要としたり、手作
業で除去したりする必要がある。又、塩化メチレンは、
それだけでは洗浄力が不足するため、アルカリ洗浄剤と
併用している場合もある。さらに、塩化メチレンは発ガ
ン性の物質である可能性が有るため、排水、大気への漏
洩に対して厳しい規制が行われており、その使用の削減
・禁止が叫ばれている。
【0007】プラスチックレンズ製造に係わるプラスチ
ックレンズ及びガラス母型のオリゴマー及びポリマー状
汚れの洗浄については、例えば、特開平5−26944
8号公報に、汚れが付着したプラスチックレンズ及びガ
ラス母型の洗浄において、溶剤中にモノマーを分散させ
て、超音波洗浄、液中・気中シャワー洗浄、攪拌洗浄す
る方法が示されている。しかし、この洗浄方法の場合、
樹脂汚れの分子量が大きくなれば、それだけ溶解・分散
に時間がかかってしまい、洗浄性が充分ではなかった。
【0008】又、他の樹脂汚れの洗浄については、例え
ば、特開平4−359257号公報には、アルカリ現像
型フォトレジスト膜の剥離除去用として、アルカリ金属
水酸化物又はケイ酸塩、ベンジルアルコール類及び水を
必須成分とするエッチングレジスト膜用剥離液が示され
ている。しかし、この剥離液は、アルカリ現像型のみを
対象としたものであり、より重合度が高くて、従来塩素
系の溶剤で剥離していたようなレジストには、適用でき
なかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、このようにこれまでに解決されたことのない課題を
解決することにある。即ち、従来の洗浄方法の持つ欠点
を改良し、樹脂汚れに対する洗浄性、安全性に優れた洗
浄剤組成物及び樹脂汚れの除去方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を解決すべく鋭意研究を行った結果、特定の芳香族化合
物、アルキレンオキサイド化合物、アルカリ金属水酸化
物及び水を特定の比率で組み合わせた洗浄剤組成物、更
に水溶性多価アルコール化合物を組み合わせた洗浄剤組
成物を用いることによって、又、特定の芳香族化合物と
アルキレンオキサイド化合物を特定の比率で組み合わせ
た洗浄剤組成物、更に水溶性多価アルコール化合物を組
み合わせた洗浄剤組成物とアルカリ金属水酸化物を含有
するアルカリ系洗浄剤を併用又は混合使用することによ
って、安全性に優れ、高い洗浄性が達成できることを見
出し、本発明を完成させた。
【0011】即ち、本発明の要旨は、 〔1〕 (a)一般式(1)
【0012】
【化3】
【0013】(式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1
〜4の炭化水素基を示し、XはO、CH2 O、C=O又
は(CH2 )k を示し、YはOH、R2 又は(R3 O)
j Hを示し、R2 は炭素原子数1〜7の炭化水素基を示
し、R3 は炭素原子数2〜3のアルキレン基を示し、k
は1又は2の整数を示し、jは1〜8の整数を示す。)
で示される芳香族化合物を50〜95重量%、及び
(b)一般式(2) R4 −O−(R5 −O)m −R6 (2) (式中、R4 は炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリ
ル基を示し、R5 は炭素原子数2〜4のアルキレン基を
示し、R6 は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル
基、炭素原子数1〜4のアシル基又はアリル基を示し、
mは1〜8の整数を示す。)で示されるアルキレンオキ
サイド化合物を5〜50重量%、含有してなることを特
徴とする樹脂汚れ用洗浄剤組成物、 〔2〕 さらに水溶性多価アルコールを含有する前記
〔1〕記載の洗浄剤組成物、 〔3〕 樹脂汚れがプラスチックレンズに付着した、
又はその製造工程に使用される母型・治工具類に付着し
たプラスチックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤からな
る群より選ばれる一種以上の汚れである前記〔1〕又は
〔2〕記載の洗浄剤組成物、 〔4〕 (a)一般式(1)
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1
〜4の炭化水素基を示し、XはO、CH2 O、C=O又
は(CH2 )k を示し、YはOH、R2 又は(R3 O)
j Hを示し、R2 は炭素原子数1〜7の炭化水素基を示
し、R3 は炭素原子数2〜3のアルキレン基を示し、k
は1又は2の整数を示し、jは1〜8の整数を示す。)
で示される芳香族化合物を10〜94重量%、(b)一
般式(2) R4 −O−(R5 −O)m −R6 (2) (式中、R4 は炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリ
ル基を示し、R5 は炭素原子数2〜4のアルキレン基を
示し、R6 は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル
基、炭素原子数1〜4のアシル基又はアリル基を示し、
mは1〜8の整数を示す。)で示されるアルキレンオキ
サイド化合物を0.5〜47重量%、(c)アルカリ金
属水酸化物を0.5〜30重量%、及び(d)水を5〜
80重量%、含有してなることを特徴とする樹脂汚れ用
洗浄剤組成物、 〔5〕 さらに水溶性多価アルコールを含有する前記
〔4〕記載の洗浄剤組成物、 〔6〕 樹脂汚れがプラスチックレンズに付着した、
又はその製造工程に使用される母型・治工具類に付着し
たプラスチックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤からな
る群より選ばれる一種以上の汚れである前記〔4〕又は
〔5〕記載の洗浄剤組成物、
【0016】〔7〕 工程(A):樹脂汚れが付着し
た被洗浄物を、前記〔1〕又は〔2〕記載の洗浄剤組成
物を用いて洗浄する工程、 工程(B):工程(A)で洗浄された被洗浄物を、アル
カリ金属水酸化物を0.5〜30重量%含有するアルカ
リ系洗浄剤を用いて洗浄する工程、及び 工程(C):工程(B)で洗浄された被洗浄物を、すす
ぎ水ですすぐ工程、の各工程を含んでなることを特徴と
する樹脂汚れの除去方法、 〔8〕 被洗浄物がプラスチックレンズ又はその製造
工程に使用される母型・治工具類であり、樹脂汚れがプ
ラスチックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤からなる群
より選ばれる一種以上の汚れである前記〔7〕記載の除
去方法、
〔9〕 工程(D):樹脂汚れが付着した被洗浄物
を、前記〔4〕又は〔5〕記載の洗浄剤組成物を用いて
洗浄する工程、及び 工程(E):工程(D)で洗浄された被洗浄物を、すす
ぎ水ですすぐ工程、の各工程を含んでなることを特徴と
する樹脂汚れの除去方法、 〔10〕 被洗浄物がプラスチックレンズ又はその製造
工程に使用される母型・治工具類であり、樹脂汚れがプ
ラスチックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤からなる群
より選ばれる一種以上の汚れである前記
〔9〕記載の除
去方法、に関するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 1.本発明の樹脂汚れ用洗浄剤組成物について 本発明の樹脂汚れ用洗浄剤組成物は、以下に示す洗浄剤
組成物〔A〕及び洗浄剤組成物〔B〕の二種類のものが
ある。即ち、洗浄剤組成物〔A〕は、(a)一般式
(1)
【0018】
【化5】
【0019】(式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1
〜4の炭化水素基を示し、XはO、CH2 O、C=O又
は(CH2 )k を示し、YはOH、R2 又は(R3 O)
j Hを示し、R2 は炭素原子数1〜7の炭化水素基を示
し、R3 は炭素原子数2〜3のアルキレン基を示し、k
は1又は2の整数を示し、jは1〜8の整数を示す。)
で示される芳香族化合物を50〜95重量%、及び
(b)一般式(2) R4 −O−(R5 −O)m −R6 (2) (式中、R4 は炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリ
ル基を示し、R5 は炭素原子数2〜4のアルキレン基を
示し、R6 は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル
基、炭素原子数1〜4のアシル基又はアリル基を示し、
mは1〜8の整数を示す。)で示されるアルキレンオキ
サイド化合物を5〜50重量%、含有してなるものであ
る。
【0020】また、洗浄剤組成物〔B〕は、(a)一般
式(1)
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1
〜4の炭化水素基を示し、XはO、CH2 O、C=O又
は(CH2 )k を示し、YはOH、R2 又は(R3 O)
j Hを示し、R2 は炭素原子数1〜7の炭化水素基を示
し、R3 は炭素原子数2〜3のアルキレン基を示し、k
は1又は2の整数を示し、jは1〜8の整数を示す。)
で示される芳香族化合物を10〜94重量%、(b)一
般式(2) R4 −O−(R5 −O)m −R6 (2) (式中、R4 は炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリ
ル基を示し、R5 は炭素原子数2〜4のアルキレン基を
示し、R6 は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル
基、炭素原子数1〜4のアシル基又はアリル基を示し、
mは1〜8の整数を示す。)で示されるアルキレンオキ
サイド化合物を0.5〜47重量%、(c)アルカリ金
属水酸化物を0.5〜30重量%、及び(d)水を5〜
80重量%、含有してなるものである。
【0023】洗浄剤組成物〔A〕について 成分(a)は一般式(1)で示される芳香族化合物であ
る。R1 の炭素原子数1〜4の炭化水素基としては、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の直
鎖飽和炭化水素基;イソプロピル基、イソブチル基、t
−ブチル基等の分岐鎖飽和炭化水素基;ビニル基、アリ
ル基、プロペニル基、ブテニル基等の直鎖不飽和炭化水
素基;イソプロペニル基等の分岐鎖不飽和炭化水素基;
シクロプロピル基、シクロブチル基等の環状飽和炭化水
素基;シクロプロペニル基、シクロブテニル基等の環状
不飽和炭化水素基等が挙げられる。R2 の炭素原子数1
〜7の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基等の直鎖飽和炭化水素基;イソプロピル基、
イソブチル基、t−ブチル基等の分岐鎖飽和炭化水素
基;ビニル基、アリル基、プロペニル基、ブテニル基、
ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基等の直鎖不
飽和炭化水素基;イソプロペニル基等の分岐鎖不飽和炭
化水素基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等の
環状飽和炭化水素基;シクロプロペニル基、シクロブテ
ニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基、シ
クロヘプテニル基等の環状不飽和炭化水素基等が挙げら
れる。R3 の炭素原子数2〜3のアルキレン基としては
エチレン基、プロピレン基が挙げられる。また、一般式
(1)中、Xで示される基及びYで示される基の少なく
ともいずれかに酸素原子が含まれていることがより好ま
しい。また、jは好ましくは2〜4である。
【0024】かかる芳香族化合物の具体例としては、以
下に示す化合物が挙げられる。 (1)アルキルベンゼン類として、エチルベンゼン、プ
ロピルベンゼン、ブチルベンゼン、ペンチルベンゼン、
ヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼン、オクチルベンゼ
ン、ノニルベンゼン等。 (2)アルコール類として、ベンジルアルコール、4−
エチルベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコ
ール等。 (3)エーテル類として、アニソール、フェネトール、
イソプロピルフェニルエーテル、ブチルフェニルエーテ
ル、シクロヘキシルフェニルエーテル、ベンジルメチル
エーテル、ベンジルエチルエーテル、ベンジルイソプロ
ピルエーテル、ベンジルブチルエーテル、ベンジルシク
ロヘキシルエーテル、ベンジルフェニルエーテル、クレ
ジルメチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジル
エーテル等。
【0025】(4)ケトン類として、アセトフェノン、
p−メチルアセトフェノン、エチルフェニルケトン、イ
ソプロピルフェニルケトン、ブチルフェニルケトン、シ
クロヘキシルフェニルケトン、ベンジルメチルケトン、
ベンジルエチルケトン、ベンジルイソプロピルケトン、
ベンジルブチルケトン、ベンジルシクロヘキシルケト
ン、ベンジルフェニルケトン、ジフェニルケトン、ジベ
ンジルケトン等。 (5)グリコールエーテル化合物類として、(POE)
18 モノフェニルエーテル、(POE)18 モノベ
ンジルエーテル、(POP)18 モノフェニルエーテ
ル、(POP)18 モノベンジルエーテル等。 上記化合物は、1種類を単独で用いても良く、2種類以
上を混合して用いても良い。
【0026】上記化合物のうち、エチルベンゼン、ベン
ジルアルコール、4−エチルベンジルアルコール、β−
フェニルエチルアルコール、アニソール、フェネトー
ル、イソプロピルフェニルエーテル、ブチルフェニルエ
ーテル、ベンジルメチルエーテル、ベンジルエチルエー
テル、ベンジルイソプロピルエーテル、ベンジルブチル
エーテル、アセトフェノン、p−メチルアセトフェノ
ン、エチルフェニルケトン、イソプロピルフェニルケト
ン、ベンジルメチルケトン、ベンジルエチルケトン、ベ
ンジルイソプロピルケトン、ベンジルブチルケトン、ブ
チルフェニルケトン、(POE)13 モノフェニルエ
ーテル、(POE)13 モノベンジルエーテル、(P
OP)13 モノフェニルエーテル、(POP)13
モノベンジルエーテルが洗浄性能と入手の容易性の観点
から好ましく用いることができる。
【0027】成分(b)は一般式(2)で示されるアル
キレンオキサイド化合物である。R4 は、炭素原子数3
〜6のアルキル基又はアリル基であることが好ましい。
水に対する溶解性の低下や粘度の上昇を抑える観点か
ら、炭素原子数は8以下が好ましい。R4 のアルキル基
又はアリル基の具体例としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、アリル基、ブチル基、イ
ソブチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オク
チル基などが挙げられる。R5 の炭素原子数2〜4のア
ルキレン基としては、エチレン基、プロピレン基、ブチ
レン基が挙げられる。R6 の炭素原子数1〜4のアルキ
ル基及び炭素原子数1〜4のアシル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;
ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基
等のアシル基が挙げられる。mは1〜8の整数であり、
好ましくは1〜4である。粘度の上昇を抑える観点から
mは8以下が好ましい。
【0028】かかるアルキレンオキサイド化合物の具体
例としては、以下に示す化合物が挙げられる。モノエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
メチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチル
エーテル、ペンタエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ヘキサエチレングリコールモノメチルエーテル、ヘ
プタエチレングリコールモノメチルエーテル、オクタエ
チレングリコールモノメチルエーテル〔上記の化合物を
それぞれ(POE)1 モノメチルエーテル、(POE)
2 モノメチルエーテル、(POE)3 モノメチルエーテ
ル、(POE)4 モノメチルエーテル、(POE)5
ノメチルエーテル、(POE)6 モノメチルエーテル、
(POE)7 モノメチルエーテル、(POE)8 モノメ
チルエーテルと略記する場合がある。また、これらの化
合物をまとめて(POE)18 モノメチルエーテルと
略記する場合がある。なお、同様の化合物等はそれに対
応した表現で上記と同様に略記する場合がある。〕、
(POE)18 モノエチルエーテル、(POE)1
8 モノプロピルエーテル、(POE)18 モノイソプ
ロピルエーテル、(POE)18 モノアリルエーテ
ル、(POE)18 モノブチルエーテル、(POE)
18 モノイソブチルエーテル、(POE)18 モノ
ヘキシルエーテル、(POE)18 モノ2−エチルヘ
キシルエーテル、(POE)18 モノオクチルエーテ
ルなどのエチレングリコールモノエーテル類。
【0029】(POE)18 ジメチルエーテル、(P
OE)18 ジエチルエーテル、(POE)18 ジプ
ロピルエーテル、(POE)18 ジブチルエーテル、
(POE)18 ジイソブチルエーテル、(POE)1
8 ジアリルエーテル、(POE)18 エチルメチル
エーテル、(POE)18 ブチルメチルエーテル、
(POE)18 2−エチルヘキシルメチルエーテル、
(POE)18 イソプロピルメチルエーテル、(PO
E)18 イソプロピルエチルエーテルなどのエチレン
グリコールジエーテル類。 (POP)18 モノメチルエーテル、(POP)1
8 モノエチルエーテル、(POP)18 モノプロピル
エーテル、(POP)18 モノブチルエーテル、(P
OP)18 モノイソブチルエーテル、(POP)1
8 モノアリルエーテル、(POP)18 モノヘキシル
エーテル、(POP)18 モノ2−エチルヘキシルエ
ーテル、(POP)18 モノオクチルエーテルなどの
プロピレングリコールモノエーテル類。なお、(PO
P)とは、エチレンをプロピレンとする以外は、(PO
E)と同様の略号である。
【0030】(POP)18 ジメチルエーテル、(P
OP)18 ジエチルエーテル、(POP)18 ジプ
ロピルエーテル、(POP)18 ジブチルエーテル、
(POP)18 ジイソブチルエーテル、(POP)1
8 ジアリルエーテル、(POP)18 エチルメチル
エーテル、(POP)18 ブチルメチルエーテル、
(POP)18 2−エチルヘキシルメチルエーテル、
(POP)2 イソプロピルメチルエーテル、(POP)
2 イソプロピルエチルエーテルなどのプロピレングリコ
ールジエーテル類。
【0031】(POE)18 モノメチルエーテルアセ
テート、(POE)18 モノエチルエーテルアセテー
ト、(POE)18 モノプロピルエーテルアセテー
ト、(POE)18 モノブチルエーテルアセテート、
(POE)18 モノイソブチルエーテルアセテート、
(POE)18 モノアリルエーテルアセテート、(P
OE)18 モノヘキシルエーテルアセテート、(PO
E)18 モノ2−エチルヘキシルエーテルアセテー
ト、(POE)18 モノオクチルエーテルアセテート
などのエチレングリコールモノエーテルアセテート類。
【0032】(POP)18 モノメチルエーテルアセ
テート、(POP)18 モノエチルエーテルアセテー
ト、(POP)18 モノプロピルエーテルアセテー
ト、(POP)18 モノブチルエーテルアセテート、
(POP)18 モノイソブチルエーテルアセテート、
(POP)18 モノアリルエーテルアセテート、(P
OP)18 モノヘキシルエーテルアセテート、(PO
P)18 モノ2−エチルヘキシルエーテルアセテー
ト、(POP)18 モノオクチルエーテルアセテート
などのプロピレングリコールモノエーテルアセテート
類。
【0033】上記のエチレンオキサイド又はプロピレン
オキサイドを付加させる代わりにブチレンオキサイドを
付加させたブチレングリコールモノエーテル類、ブチレ
ングリコールジエーテル類、ブチレングリコールモノエ
ーテルアセテート類。
【0034】上記化合物の中でも、以下に列挙するもの
が洗浄性や洗浄後のすすぎ性、アルカリ金属水酸化物や
水などの他の成分を配合する際の相溶性の観点から好ま
しく用いられる。 (POE)15 モノメチルエーテル、(POE)1
5 モノエチルエーテル、(POE)15 モノプロピル
エーテル、(POE)15 モノブチルエーテル、(P
OE)12 モノイソブチルエーテル、(POE)1
2 モノアリルエーテル、(POE)12 モノヘキシル
エーテル、(POE)12 モノ2−エチルヘキシルエ
ーテル;
【0035】(POE)14 ジメチルエーテル、(P
OE)12 ジエチルエーテル、(POE)12 ジプ
ロピルエーテル、(POE)12 ジブチルエーテル、
(POE)23 エチルメチルエーテル、(POE)2
3 ブチルメチルエーテル、(POE)23 2−エチ
ルヘキシルメチルエーテル; (POP)13 モノメチルエーテル、(POP)1
3 モノエチルエーテル、(POP)13 モノプロピル
エーテル、(POP)13 モノブチルエーテル、(P
OP)13 モノヘキシルエーテル; (POP)13 ジメチルエーテル、(POP)12
ジエチルエーテル、(POP)12 ジプロピルエーテ
ル、(POP)12 ジブチルエーテル、(POP)2
イソプロピルメチルエーテル、(POP)2 イソプロピ
ルエチルエーテル;
【0036】(POE)12 モノメチルエーテルアセ
テート、(POE)12 モノエチルエーテルアセテー
ト、(POE)12 モノプロピルエーテルアセテー
ト、(POE)12 モノブチルエーテルアセテート; (POP)1 モノメチルエーテルアセテート、(PO
P)1 モノエチルエーテルアセテート、(POP)1
アセテート。 尚、これらのアルキレンオキサイド化合物は単独或いは
併用しても何ら差し支えない。
【0037】これらのアルキレンオキサイド化合物は、
例えば炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリル基を有
するアルコールに苛性ソーダなどの触媒の存在下、加熱
しながら炭素原子数2〜4のアルキレンオキサイド(エ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイドなど)を液状又は気体状で加えて反応させるこ
とにより得られる。また、更にこれらのアルキレンオキ
サイド付加物の末端水酸基を、アルキルクロライドなど
を用いてアルキル化したものや、酢酸などを用いてエス
テル化したものを用いることができる。
【0038】樹脂汚れ用洗浄剤組成物〔A〕において、
成分(a)は50〜95重量%であり、好ましくは65
〜90重量%であり、特に好ましくは75〜85重量%
である。また、成分(b)は5〜50重量%であり、よ
り好ましくは10〜35重量%であり、特に好ましくは
15〜25重量%である。樹脂汚れの洗浄性を発揮させ
る観点から、成分(a)は50重量%以上が好ましく、
リンス性の低下を抑える観点から、成分(a)は95重
量%以下が好ましい。また、リンス性の低下を抑える観
点から、成分(b)は5重量%以上が好ましく、樹脂汚
れの洗浄性を発揮させる観点から、成分(b)は50重
量%以下が好ましい。
【0039】本発明の洗浄剤組成物〔A〕では、さらに
水溶性多価アルコールを併用することにより、洗浄性や
洗浄後のすすぎ性、水などの他の成分を配合する際の相
溶性を向上させることができる。水溶性多価アルコール
としては、25℃で、水100gに対して20g以上溶
解できる、アルコール性水酸基を2〜3個含有するアル
コールが好ましい。極性及び融点の観点から、アルコー
ル性水酸基は3個以下が好ましい。具体例としては以下
に示す化合物が挙げられる。 (1)エチレングリコール類として、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコー
ル、ヘキサエチレングリコール、ヘプタエチレングリコ
ール、オクタエチレングリコール、ノナエチレングリコ
ール、デカエチレングリコールなど。 (2)プロピレングリコール類として、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリ
コールなど。
【0040】(3)ジオール類として、1,2−プロパ
ンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−
1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3
−プロパンジオール、2−エチル−2−メチル−1,3
−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロ
パンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プ
ロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プ
ロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブ
タンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、3,3−ジメチル−1,2−ブタンジオー
ル、ピナコール、1,4−ブテンジオール、1,2−ペ
ンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、2−メ
チル−2,4−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−
2,4−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオー
ル、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、2,5−ヘキサンジオール、2−メチル−1,3
−ヘキサンジオール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキ
サンジオールなど。 (4)トリオール類として、グリセリンなど。
【0041】上記化合物のうち、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テト
ラエチレングリコール、ペンタエチレングリコール、ヘ
キサエチレングリコール、ヘプタエチレングリコール、
オクタエチレングリコール、ノナエチレングリコール、
デカエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,
2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2
−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−ブテンジ
オール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオールなど、直線状に近い分子構造を持ち、分子の
両末端近くにそれぞれ1個の水酸基を持つ2価の水溶性
多価アルコールが洗浄性や洗浄後のすすぎ性、水などの
他の成分を配合する際の相溶性と入手の容易性の観点か
ら好ましく用いることができる。これらの水溶性多価ア
ルコールは単独で用いても良く、併用しても良い。
【0042】上記の水溶性多価アルコールの洗浄剤組成
物〔A〕中への配合量は特に限定されるものではない
が、本発明の洗浄剤組成物〔A〕中の成分(a)と成分
(b)の合計含有量100重量部に対して1〜81重量
部が好ましく、5〜25重量部がより好ましい。添加に
よる効果を発揮させる観点から、1重量部以上が好まし
く、樹脂汚れの洗浄性の低下を抑える観点から、81重
量部以下が好ましい。
【0043】洗浄剤組成物〔A〕は非水系で用いても良
く、水で適当な濃度に希釈して用いても良い。水で希釈
して用いる場合、水の添加量としては特に限定されるも
のではないが、安全性及び洗浄性の観点から、好ましく
は洗浄剤組成物100重量部に対して3〜15重量部で
あり、より好ましくは5〜12重量部である。希釈に用
いられる水は、本発明の洗浄剤組成物〔A〕の効果を損
なわないものであれば特に限定されるものではなく、超
純水、純水、イオン交換水、蒸留水、通常の水道水等が
用いられる。
【0044】本発明の洗浄剤組成物〔A〕においては、
本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、通常
洗浄剤に用いられる、ヒドロキシエチルアミノ酢酸、ヒ
ドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミンテトラ
酢酸等のアミノカルボン酸又はその塩等のキレート力を
持つ化合物、防腐剤、防錆剤、シリコーン等の消泡剤、
酸化防止剤、窒素原子数が1〜5であって分子量が50
〜300の範囲のアミン系化合物;アルカノールアミン
類、モルホリン類、環式アミン類、ポリアミン類、直
鎖、分岐鎖アルキルアミン類等のアミン系化合物、ヤシ
脂肪酸メチルや酢酸ベンジル等のエステル、炭化水素系
溶剤あるいはアルコール類等を適宜併用することができ
る。
【0045】洗浄剤組成物〔A〕は、成分(a)及び成
分(b)、さらには水溶性多価アルコール、任意成分等
を常法により混合することにより製造することができ
る。
【0046】洗浄剤組成物〔B〕について 洗浄剤組成物〔B〕に用いられる成分(a)及び成分
(b)は、洗浄剤組成物〔A〕に用いられる成分(a)
及び成分(b)と同一である。成分(c)のアルカリ金
属水酸化物としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムなどが挙げられ、特に水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムが好適に使用される。こ
れらのアルカリ金属水酸化物はそれぞれ単独で用いても
よく或いは2種以上を併用してもよい。
【0047】成分(d)の水は成分(c)のアルカリ金
属水酸化物を均一に溶解する溶媒として用いられる。こ
こで用いられる水は、本発明の洗浄剤組成物〔B〕の効
果を損なわないものであれば特に限定されるものではな
く、超純水、純水、イオン交換水、蒸留水、通常の水道
水等が用いられる。
【0048】樹脂汚れ用洗浄剤組成物〔B〕において、
成分(a)は10〜94重量%であり、好ましくは20
〜80重量%であり、特に好ましくは30〜66重量%
である。成分(b)は0.5〜47重量%であり、より
好ましくは4〜33重量%であり、特に好ましくは6〜
22重量%である。成分(c)は0.5〜30重量%で
あり、より好ましくは1〜20重量%であり、特に好ま
しくは3〜15重量%である。成分(d)は5〜80重
量%であり、より好ましくは15〜60重量%であり、
特に好ましくは25〜40重量%である。
【0049】樹脂汚れの洗浄性を発揮させる観点から、
成分(a)は10重量%以上が好ましく、リンス性の低
下を抑える観点から、成分(a)は94重量%以下が好
ましい。リンス性の低下を抑える観点から、成分(b)
は0.5重量%以上が好ましく、樹脂汚れの洗浄性を発
揮させる観点から、成分(b)は47重量%以下が好ま
しい。洗浄性を発揮させる観点から、成分(c)は0.
5重量%以上が好ましく、製品の均一性を高める観点や
アルカリによる危険性を抑える観点から、成分(c)は
30重量%以下が好ましい。また、成分(d)は剥離効
果による洗浄性を付与させる観点から5重量%以上が好
ましく、樹脂汚れの膨潤溶解による洗浄性を付与させる
観点から80重量%以下が好ましい。
【0050】また、洗浄剤組成物〔B〕において、成分
(a)と成分(b)の比率は特に限定されないが、成分
(a):成分(b)の重量比率として50:50〜9
5:5が好ましく、65:35〜90:10がより好ま
しく、75:25〜85:15が特に好ましい。
【0051】本発明の洗浄剤組成物〔B〕では、さらに
水溶性多価アルコールを併用することにより、洗浄性や
洗浄後のすすぎ性、水などの他の成分を配合する際の相
溶性を向上させることができる。かかる水溶性多価アル
コールとしては、洗浄剤組成物〔A〕における水溶性多
価アルコールと同一のものが挙げられる。これらの水溶
性多価アルコールは単独で用いても良く、併用しても良
い。
【0052】上記の水溶性多価アルコールの洗浄剤組成
物〔B〕中への配合量は特に限定されるものではない
が、本発明の洗浄剤組成物〔B〕中の成分(a)と成分
(b)の合計含有量100重量部に対して1〜81重量
部が好ましく、5〜25重量部がより好ましい。添加に
よる効果を発揮させる観点から、1重量部以上が好まし
く、樹脂汚れの洗浄性の低下を抑える観点から、81重
量部以下が好ましい。
【0053】本発明の洗浄剤組成物〔B〕においては、
本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、通常
洗浄剤に用いられる、ヒドロキシエチルアミノ酢酸、ヒ
ドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミンテトラ
酢酸等のアミノカルボン酸又はその塩等のキレート力を
持つ化合物、防腐剤、防錆剤、シリコーン等の消泡剤、
酸化防止剤、窒素原子数が1〜5であって分子量が50
〜300の範囲のアミン系化合物;アルカノールアミン
類、モルホリン類、環式アミン類、ポリアミン類、直
鎖、分岐鎖アルキルアミン類等のアミン系化合物、ヤシ
脂肪酸メチルや酢酸ベンジル等のエステル、炭化水素系
溶剤あるいはアルコール類等を適宜併用することができ
る。
【0054】本発明の洗浄剤組成物〔B〕は、成分
(a)〜成分(d)、さらには水溶性多価アルコール、
任意成分などを常法により混合することにより製造する
ことができる。また、本発明の洗浄剤組成物〔A〕とア
ルカリ系洗浄剤とを所定の比率で混合することによって
も、本発明の洗浄剤組成物〔B〕を得ることができる。
【0055】本発明の樹脂汚れ用洗浄剤組成物である、
洗浄剤組成物〔A〕及び洗浄剤組成物〔B〕は、プラス
チックレンズに付着した、又はその製造工程に使用され
る母型・治工具類に付着したプラスチックレンズ樹脂、
接着剤、及び粘着剤からなる群より選ばれる一種以上の
汚れである樹脂汚れに対して好適に用いられる。
【0056】2.本発明の樹脂汚れの除去方法について 本発明の樹脂汚れの除去方法は、樹脂汚れが付着した被
洗浄物を本発明の洗浄剤組成物を用いて洗浄し、被洗浄
物から該樹脂汚れを除去するものである。具体的な除去
方法としては、例えば以下の二態様が挙げられる。
【0057】態様1): 工程(A):樹脂汚れが付着した被洗浄物を、洗浄剤組
成物〔A〕を用いて洗浄する工程、 工程(B):工程(A)で洗浄された被洗浄物を、アル
カリ金属水酸化物を0.5〜30重量%含有するアルカ
リ系洗浄剤を用いて洗浄する工程、及び 工程(C):工程(B)で洗浄された被洗浄物を、すす
ぎ水ですすぐ工程、の各工程を含んでなることを特徴と
する樹脂汚れの除去方法。
【0058】態様2): 工程(D):樹脂汚れが付着した被洗浄物を、洗浄剤組
成物〔B〕を用いて洗浄する工程、及び 工程(E):工程(D)で洗浄された被洗浄物を、すす
ぎ水ですすぐ工程、の各工程を含んでなることを特徴と
する樹脂汚れの除去方法。
【0059】態様1)について 工程(A)は、樹脂汚れが付着した被洗浄物を、洗浄剤
組成物〔A〕を用いて洗浄する工程である。本工程で用
いられる洗浄方法は特に限定されるものではなく、通常
用いられる公知の方法が使用できる。例えば、浸漬法、
超音波洗浄法、浸漬揺動法、スプレー法等の洗浄方法が
挙げられる。また、洗浄剤組成物の温度、洗浄時間等の
洗浄条件も特に限定されるものではなく、樹脂汚れの種
類・付着の態様・構成成分・重合状態・付着量・付着場
所・付着状態や、被洗浄物の材質、清浄性の要求程度、
洗浄機の能力、洗浄許容時間等により適宜選択すれば良
い。
【0060】工程(B)は、工程(A)で洗浄された被
洗浄物を、アルカリ金属水酸化物を0.5〜30重量%
含有するアルカリ系洗浄剤を用いて洗浄する工程であ
る。本工程で用いられる洗浄方法は特に限定されるもの
ではなく、工程(A)と同様の方法を用いることができ
る。また、洗浄条件も特に限定されるものではなく、適
宜選択すれば良い。
【0061】本発明において用いられるアルカリ系洗浄
剤は、アルカリ金属水酸化物を0.5〜30重量%含有
するものであれば特に限定されることはなく、一般のア
ルカリ系洗浄剤を使用することができる。また、アルカ
リ系洗浄剤は、水分が5.0〜99.5重量%の水溶液
であることが好ましい。ここで言うアルカリ金属水酸化
物としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等が挙げられ、特に水酸化ナトリウ
ム及び水酸化カリウムが好適に使用される。これらのア
ルカリ金属水酸化物はそれぞれ単独で用いてもよく、2
種以上を併用してもよい。
【0062】これらアルカリ金属水酸化物は上記のアル
カリ系洗浄剤中に0. 5〜30重量%、より好ましくは
1〜20重量%、特に好ましくは3〜15重量%含有す
るのが好ましい。洗浄性を発揮させる観点から0.5重
量%以上が好ましく、ガラス母型等の腐食を防止する観
点から30重量%以下が好ましい。
【0063】アルカリ系洗浄剤には、本発明の効果を損
なわない範囲で、必要に応じて通常洗浄剤に用いられる
公知の成分を配合することができる。かかる成分として
は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオ
ン界面活性剤、両性界面活性剤などの界面活性剤、ヒド
ロキシエチルアミノ酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢
酸、エチレンジアミンテトラ酢酸等のアミノカルボン酸
又はその塩等のキレート力を持つ化合物、金属封止剤、
防腐剤、防錆剤、シリコーン等の消泡剤、酸化防止剤、
窒素原子数が1〜5であって分子量が50〜300の範
囲のアミン系化合物;アルカノールアミン類、モルホリ
ン類、環式アミン類、ポリアミン類、直鎖、分岐鎖アル
キルアミン類等のアミン系化合物、ヤシ脂肪酸メチルや
酢酸ベンジル等のエステル、炭化水素系溶剤あるいはア
ルコール類等が挙げられる。
【0064】工程(C)は、工程(B)で洗浄された被
洗浄物をすすぎ水ですすぐ工程である。すすぎ水として
は、被洗浄物の表面に残存する汚染物を除去できるもの
であれば特に限定されないが、例えば超純水、純水、イ
オン交換水、蒸留水、通常の水道水などがリンス性の面
から好ましい。また、すすぎ方法も特に限定されるもの
ではなく、工程(A)の洗浄方法と同様の方法を用いる
ことができる。また、すすぎ条件も特に限定されるもの
ではなく、適宜選択すれば良い。
【0065】上記のように、本様態では、まず洗浄剤組
成物〔A〕で、次いでアルカリ系洗浄剤を使用して被洗
浄物を洗浄する。洗浄剤組成物〔A〕→アルカリ系洗浄
剤の順序で洗浄剤組成物を使用することにより、洗浄剤
組成物〔A〕による樹脂汚れの崩壊及び溶解に次いで、
アルカリ系洗浄剤による樹脂汚れの剥離が達成されるの
で、非常に高い洗浄効果を示すことになる。
【0066】態様2)について 工程(D)は、樹脂汚れが付着した被洗浄物を、洗浄剤
組成物〔B〕を用いて洗浄する工程である。本工程で用
いられる洗浄方法は特に限定されるものではなく、工程
(A)と同様の通常用いられる公知の方法が使用でき
る。また、洗浄剤組成物の温度、洗浄時間等の洗浄条件
も特に限定されるものではなく、樹脂汚れの種類・付着
の態様・構成成分・重合状態・付着量・付着場所・付着
状態や、被洗浄物の材質、清浄性の要求程度、洗浄機の
能力、洗浄許容時間等により適宜選択すれば良い。
【0067】工程(E)は、工程(D)で洗浄された被
洗浄物をすすぎ水ですすぐ工程である。すすぎ水として
は、被洗浄物の表面に残存する汚染物を除去できるもの
であれば特に限定されないが、例えば超純水、純水、イ
オン交換水、蒸留水、通常の水道水などがリンス性の面
から好ましい。また、すすぎ方法も特に限定されるもの
ではなく、工程(A)の洗浄方法と同様の方法を用いる
ことができる。また、すすぎ条件も特に限定されるもの
ではなく、適宜選択すれば良い。本様態では、樹脂汚れ
の崩壊及び溶解を引き起こす成分と樹脂汚れの剥離を引
き起こす成分が一種類の洗浄剤組成物(洗浄剤組成物
〔B〕)に含まれているため、一つの洗浄槽で樹脂汚れ
を除去することができる。
【0068】本発明の樹脂汚れの除去方法は、硬質表面
に付着した難洗浄性樹脂汚れの洗浄性に優れている。硬
質表面に付着した樹脂汚れとは、プラスチックレンズな
どの光学部品又はその製造工程に使用される母型・治工
具類に付着したプラスチックレンズ樹脂、接着剤、粘着
剤などの樹脂、自動車製造の際の色替え時のボディー、
塗装用治具、回収再生時の自動車用バンパーの塗膜、ア
ルミサッシや建築物などの構造物の塗膜などの塗膜、グ
ラビア印刷などの印刷時の印刷機に付着したインキの硬
化物、半導体、リードフレームなどの電子部品、金属加
工物などを製造する際のレジスト、シリコン、ガリウム
・砒素、ガリウム・燐などの半導体・結晶材料、水晶、
石英、ガラス、圧電素子などの電子部品関連材料、フェ
ライト、サマリウム・コバルトなどの磁性材料、磁気ヘ
ッドなどの磁気材料、チップ型電子部品などの電子部
品、液晶カラーフィルター、プリント配線板などの電気
部品、精密機械部品など又はその加工・製造工程に使用
される治工具類に付着した仮止め用接着剤、固着剤、接
着剤、封止剤などの樹脂、これらの部品のリサイクル時
に除去されるバインダー、塗膜、保護膜などの樹脂など
の樹脂汚れの洗浄に適用される。中でも、非常に分子量
が高く、最も洗浄が困難であるプラスチックレンズの製
造時にガラス母型に付着したプラスチックレンズ樹脂汚
れの洗浄においても好適に利用される。
【0069】より具体的には、本発明の除去方法は、被
洗浄物がプラスチックレンズ又はその製造工程に使用さ
れる母型・治工具類であり、樹脂汚れがプラスチックレ
ンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤からなる群より選ばれる
一種以上の汚れの場合、特に好適に適用できる。
【0070】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によ
りなんら限定されるものではない。
【0071】実施例1〜27及び比較例1〜29 表1〜表5に示す組成(組成比単位は重量%)の各種洗
浄剤組成物を調製し、表6〜表11に示すように、これ
らの洗浄剤組成物の単独での、組み合わせての、又は混
合しての洗浄性を評価した。
【0072】〔テストピース〕 1.ジエチレングリコールビスアリルカーボネート(A
DC)樹脂汚れ 直径20mm、最大深さ2mmの小さな時計皿状のくぼ
みを3個有する、ガラス製の4.7mm×75.4mm
×26.0mmの3穴ホールスライドグラス((株)井
内盛栄堂製)を用意した。モノマーとしてADC〔CR
−39モノマー(PPG社製)〕100重量部と、重合
開始剤としてジイソプロピルパーオキシジカーボネート
〔パーロイルIPP−27(CR)(日本油脂(株)
製)〕11重量部とを、低温で均一になるように混合し
た。上記のスライドグラスのくぼみに混合物を各々0.
22mL注入した。即ち、3穴ホールスライドグラス1
枚当たりの樹脂の注入量は0.66mLであった。
【0073】この3穴ホールスライドグラスを蓋付きト
レーに入れ、窒素で満たした後、完全に密閉した。その
後、40℃で2時間、60℃で2時間、さらに80℃で
18時間加熱することによって重合、固形化させて、A
DC樹脂汚れの洗浄試験用のテストピースとした。
【0074】2.ウレタン樹脂汚れ 4,4’−メチレンビス(フェニルイソシアネート)
〔ミリオネートMT(日本ポリウレタン工業(株)
製)〕100重量部と、グリセリン〔精製グリセリン
(花王(株)製)〕36.8重量部とを40℃、減圧下
で混合した(モル比=1:1)。この混合物の0.5m
Lを直径100mm、最大深さ10mmのガラス製時計
皿(コーニング社製)に入れた。さらに、この時計皿を
蓋付きトレーに入れ、乾燥剤を通した窒素で満たした
後、完全に密閉した。120℃で2時間加熱後、さらに
180℃で5時間加熱することによって重合、固形化さ
せて、ウレタン樹脂汚れの洗浄試験用のテストピースと
した。
【0075】〔洗浄試験〕上記のADC樹脂汚れとウレ
タン樹脂汚れの洗浄試験用のテストピースを、各々、6
0℃に保った表6〜表11記載の洗浄剤組成物に浸漬
し、39kHz、200Wの超音波洗浄装置(SILENTSO
NIC UT-204 、シャープ(株)製)で120秒間洗浄し
た。ここで、実施例1〜10、比較例1〜10のよう
に、1種の洗浄剤組成物単独で洗浄を行った例は、一つ
の槽内で120秒間洗浄を行った(一槽)。実施例11
〜20、比較例11〜20のように、洗浄剤組成物
〔A〕→アルカリ系洗浄剤の二段洗浄系で洗浄を行った
例は、各々1槽=60秒×2槽、即ち、合計の洗浄時間
を120秒間とした(二槽)。また、実施例21〜2
7、比較例21〜28のように、洗浄剤組成物〔A〕/
アルカリ系洗浄剤混合系で洗浄を行った例は、一つの槽
のみを用いて120秒間洗浄を行った(混合)。
【0076】次いで、30℃のイオン交換水に浸漬し、
洗浄と同様の超音波洗浄装置で60秒間リンス(第一リ
ンス)した。更に、同じく、30℃のイオン交換水に浸
漬し、超音波洗浄装置で60秒間仕上げリンス(第二リ
ンス)した。この後、1分間エアーブローし、送風定温
乾燥機(FV−630、(株)東洋製作所製)にて80
℃、10分間乾燥した。なお、比較例29では、塩化メ
チレンを洗浄剤として一つの槽で洗浄温度35℃(沸
点:40.2℃)で、120秒間同様に洗浄した。その
後、塩化メチレン(温度は室温)に浸漬し、上記の超音
波洗浄装置を用いて60秒間のリンスを2回(第1リン
ス、第2リンス)の後、室内にて風乾した。
【0077】各洗浄剤組成物について、上記の条件で、
ADC樹脂汚れについては、5枚の3穴ホールスライド
グラスのテストピースを洗浄し、計15個のモデル樹脂
汚れの除去率を、ウレタン樹脂汚れについては、5枚の
ガラス製時計皿のテストピースを洗浄し、計5個のモデ
ル樹脂汚れの除去率を、洗浄前後のテストピースの重量
変化より求め、その平均値をとって、洗浄率(%)とし
た。以上の結果を表6〜表11に示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】
【表5】
【0083】
【表6】
【0084】
【表7】
【0085】
【表8】
【0086】
【表9】
【0087】
【表10】
【0088】
【表11】
【0089】上記の結果から、本発明の洗浄剤組成物を
用いる本発明の樹脂汚れの除去方法により、ADC樹脂
汚れ、ウレタン樹脂汚れのいずれの樹脂汚れも効果的に
除去されることが分かった。一方、比較品を用いた比較
例では、いずれも樹脂汚れの除去性に劣ることが分かっ
た。さらに、本発明の洗浄剤組成物及び除去方法は塩化
メチレンを用いる必要がないため、安全性が高いもので
ある。
【0090】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性及び安
全性に優れたものである。また、本発明の樹脂汚れの除
去方法は、本発明の洗浄剤組成物を用いることにより、
樹脂汚れに対する洗浄性、安全性に優れたものである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1〜4の炭化水
    素基を示し、XはO、CH2 O、C=O又は(CH2
    k を示し、YはOH、R2 又は(R3 O)j Hを示し、
    2 は炭素原子数1〜7の炭化水素基を示し、R3 は炭
    素原子数2〜3のアルキレン基を示し、kは1又は2の
    整数を示し、jは1〜8の整数を示す。)で示される芳
    香族化合物を50〜95重量%、及び(b)一般式
    (2) R4 −O−(R5 −O)m −R6 (2) (式中、R4 は炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリ
    ル基を示し、R5 は炭素原子数2〜4のアルキレン基を
    示し、R6 は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル
    基、炭素原子数1〜4のアシル基又はアリル基を示し、
    mは1〜8の整数を示す。)で示されるアルキレンオキ
    サイド化合物を5〜50重量%、含有してなることを特
    徴とする樹脂汚れ用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 さらに水溶性多価アルコールを含有する
    請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 樹脂汚れがプラスチックレンズに付着し
    た、又はその製造工程に使用される母型・治工具類に付
    着したプラスチックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤か
    らなる群より選ばれる一種以上の汚れである請求項1又
    は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 (a)一般式(1) 【化2】 (式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1〜4の炭化水
    素基を示し、XはO、CH2 O、C=O又は(CH2
    k を示し、YはOH、R2 又は(R3 O)j Hを示し、
    2 は炭素原子数1〜7の炭化水素基を示し、R3 は炭
    素原子数2〜3のアルキレン基を示し、kは1又は2の
    整数を示し、jは1〜8の整数を示す。)で示される芳
    香族化合物を10〜94重量%、(b)一般式(2) R4 −O−(R5 −O)m −R6 (2) (式中、R4 は炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリ
    ル基を示し、R5 は炭素原子数2〜4のアルキレン基を
    示し、R6 は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル
    基、炭素原子数1〜4のアシル基又はアリル基を示し、
    mは1〜8の整数を示す。)で示されるアルキレンオキ
    サイド化合物を0.5〜47重量%、(c)アルカリ金
    属水酸化物を0.5〜30重量%、及び(d)水を5〜
    80重量%、含有してなることを特徴とする樹脂汚れ用
    洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 さらに水溶性多価アルコールを含有する
    請求項4記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂汚れがプラスチックレンズに付着し
    た、又はその製造工程に使用される母型・治工具類に付
    着したプラスチックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤か
    らなる群より選ばれる一種以上の汚れである請求項4又
    は5記載の洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 工程(A):樹脂汚れが付着した被洗浄
    物を、請求項1又は2記載の洗浄剤組成物を用いて洗浄
    する工程、 工程(B):工程(A)で洗浄された被洗浄物を、アル
    カリ金属水酸化物を0.5〜30重量%含有するアルカ
    リ系洗浄剤を用いて洗浄する工程、及び 工程(C):工程(B)で洗浄された被洗浄物を、すす
    ぎ水ですすぐ工程、の各工程を含んでなることを特徴と
    する樹脂汚れの除去方法。
  8. 【請求項8】 被洗浄物がプラスチックレンズ又はその
    製造工程に使用される母型・治工具類であり、樹脂汚れ
    がプラスチックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤からな
    る群より選ばれる一種以上の汚れである請求項7記載の
    除去方法。
  9. 【請求項9】 工程(D):樹脂汚れが付着した被洗浄
    物を、請求項4又は5記載の洗浄剤組成物を用いて洗浄
    する工程、及び 工程(E):工程(D)で洗浄された被洗浄物を、すす
    ぎ水ですすぐ工程、の各工程を含んでなることを特徴と
    する樹脂汚れの除去方法。
  10. 【請求項10】 被洗浄物がプラスチックレンズ又はそ
    の製造工程に使用される母型・治工具類であり、樹脂汚
    れがプラスチックレンズ樹脂、接着剤、及び粘着剤から
    なる群より選ばれる一種以上の汚れである請求項9記載
    の除去方法。
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