JP2001129500A - プラスチックレンズ用洗浄剤組成物 - Google Patents

プラスチックレンズ用洗浄剤組成物

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JP2001129500A JP31857099A JP31857099A JP2001129500A JP 2001129500 A JP2001129500 A JP 2001129500A JP 31857099 A JP31857099 A JP 31857099A JP 31857099 A JP31857099 A JP 31857099A JP 2001129500 A JP2001129500 A JP 2001129500A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラスチックレンズ表面に付着し、洗浄が困難
な上、特性の異なる汚れに対して、コーティング時など
に要求される高度に清浄な表面を得ることができるプラ
スチックレンズ用洗浄剤組成物および該洗浄剤組成物を
用いるプラスチックレンズの洗浄方法を提供すること。 【解決手段】特定のアルキレンオキサイド化合物を5重
量%以上を含有するプラスチックレンズ用洗浄剤組成物
並びに該洗浄剤組成物で洗浄するプラスチックレンズの
洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックレンズ
用洗浄剤組成物に関する。より詳しくはプラスチックレ
ンズの表面に付着した余分なプラスチックレンズ樹脂、
その未重合物、粘着剤、プラスチックレンズの研削粉な
どの樹脂粉、指紋、ほこりなどの汚れの洗浄性に優れた
プラスチックレンズ用洗浄剤組成物およびプラスチック
レンズの洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】成形用型材から離型した後、表面コーテ
ィングされるまでの間、プラスチックレンズの表面には
種々の汚れが付着している。例えば、モノマー注入時に
こぼれたプラスチックレンズ原料が成形用型材の外側で
オリゴマー状若しくはポリマー状になり、離型時にプラ
スチックレンズ表面に付着したオリゴマー状若しくはポ
リマー状の樹脂汚れ、プラスチックレンズ表面に残った
未重合物、ガスケットからの転写成分、テープからの転
写粘着剤、外周研削及び面取り時に付着した樹脂粉、指
紋、その他雰囲気中のほこりなどがある。
【0003】これらの内、プラスチックレンズ原料また
は樹脂由来の汚れは高分子量であったり、強い粘着性を
持ち、プラスチックレンズ表面に強固に付着している。
加えて、被洗浄物と汚れ成分が同質であることから、除
去が困難である。一方、指紋については、極性が小さ
く、樹脂汚れとは異なって、溶解洗浄が重要である。ま
た、ほこりについては、むしろ再付着防止が重要であ
る。この様に、洗浄が困難な上、特性の異なった汚れに
対して、コーティング時などに要求される高度に清浄な
表面を得るのはきわめて困難である。
【0004】各々の工程でこれらの汚れが付着したプラ
スチックレンズを洗浄する方法として、例えば特開平4
−256477号公報には、固形片と界面活性剤含有洗
浄液とを、被洗浄物の表面に噴射させることによる洗浄
方法および装置が開示されている。しかし、この洗浄方
法の場合、樹脂および粘着剤など、高分子量の汚れ及び
指紋に対して、洗浄能力が不十分である。
【0005】また特開平5−269448号公報には、
洗浄液中に洗浄液と自由混合する汚れ成分を分散させ、
超音波洗浄、溶液雰囲気中或いは気体雰囲気中において
ノズルより洗浄液を噴射することによる洗浄または洗浄
液を攪拌する攪拌洗浄を行う洗浄方法が開示されてい
る。しかし、この洗浄方法の場合、樹脂由来の、特に、
高分子量の汚れおよびほこりに対して、洗浄能力が不十
分である。さらに、特開平5−269448号公報で
は、ガラスおよびガラスレンズ等の光学部品の製造工程
において用いる洗浄剤組成物は開示されているが、プラ
スチックレンズの洗浄に用いることを目的とする洗浄剤
組成物については開示がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
クレンズ表面に付着し、洗浄が困難な上、特性の異なる
汚れに対して、コーティング時などに要求される高度に
清浄な表面を得ることができるプラスチックレンズ用洗
浄剤組成物(以下、洗浄剤という)およびプラスチック
レンズの洗浄方法(以下、洗浄方法という)を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、〔1〕一般式(I): R1 −O−(R2 −O)m−(R3 −O)n−R4 (I) (式中、R1 は水素原子または炭素数1〜8の炭化水素
基、R2 およびR3 はそれぞれ炭素数2〜4のアルキレ
ン基、R4 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基また
は炭素数1〜4のアシル基、mは1〜7の整数、nは0
〜7の整数を示す。)で表されるアルキレンオキサイド
化合物A、一般式(II): R1 −COO−(R2 −O)m−(R3 −O)n−R4 (II) (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 ならびにmおよび
nは前記と同じ。)で表されるアルキレンオキサイド化
合物B、および一般式(III):
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 なら
びにmおよびnは前記と同じ、R5 は水素原子、炭素数
1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基、p
は0〜5の整数、qは0〜5の整数を示す。)で表され
るアルキレンオキサイド化合物Cからなる群より選ばれ
た少なくとも1種のアルキレンオキサイド化合物5重量
%以上を含有する洗浄剤、および〔2〕前記〔1〕記載
の洗浄剤で洗浄するプラスチックレンズの洗浄方法に関
する。
【0010】
【発明の実施の形態】プラスチックレンズを洗浄するに
際し用いられる、本発明の洗浄剤に含有される成分であ
るアルキレンオキサイド化合物は、一般式(I): R1 −O−(R2 −O)m−(R3 −O)n−R4 (I) (式中、R1 は水素原子または炭素数1〜8の炭化水素
基、R2 およびR3 はそれぞれ炭素数2〜4のアルキレ
ン基、R4 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基また
は炭素数1〜4のアシル基、mは1〜7の整数、nは0
〜7の整数を示す。)で表されるアルキレンオキサイド
化合物A、一般式(II): R1 −COO−(R2 −O)m−(R3 −O)n−R4 (II) (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 ならびにmおよび
nは前記と同じ。)で表されるアルキレンオキサイド化
合物B、および一般式(III):
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 なら
びにmおよびnは前記と同じ、R5 は水素原子、炭素数
1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基、p
は0〜5の整数、qは0〜5の整数を示す。)で表され
るアルキレンオキサイド化合物Cからなる群より選ばれ
た少なくとも1種である。
【0013】一般式(I)〜(III)で表されるアルキ
レンオキサイド化合物において、R1 は水素原子または
炭素数1〜8の炭化水素基であるが、すすぎ洗い時のリ
ンス液に対する溶解性の観点から、炭素数2〜6の炭化
水素基であることが好ましい。R1 が水素原子または炭
素数1〜8の炭化水素基でない場合、洗浄性が低下する
ことがある。炭素数1〜8の炭化水素基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の直鎖
飽和炭化水素基;イソプロピル基、イソブチル基、t−
ブチル基等の分岐鎖飽和炭化水素基;ビニル基、アリル
基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセ
ニル基、ヘプテニル基、オクテニル基等の直鎖不飽和炭
化水素基;イソプロペニル基等の分岐鎖不飽和炭化水素
基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオ
クチル基等の環状飽和炭化水素基;シクロプロペニル
基、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘ
キセニル基、シクロヘプテニル基、シクロオクテニル基
等の環状不飽和炭化水素基;フェニル基、ベンジル基、
フェネチル基等の芳香族炭化水素基等が挙げられる。
【0014】R2 およびR3 は、それぞれ炭素数2〜4
のアルキレン基である。炭素数が1である場合には、前
記アルキレンオキサイド化合物の製造が非常に困難とな
り、また炭素数が4を超える場合には、すすぎ性が低下
することがあるばかりではなく、前記アルキレンオキサ
イド化合物が非常に高価で入手が困難でもある。R2
よびR3 の炭素数2〜4のアルキレン基としては、例え
ば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基が挙げられ
る。
【0015】R4 およびR5 は、水素原子、炭素数1〜
4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す
が、アルキル基、アシル基いずれの場合も炭素数が4を
超える場合には、すすぎ性が低下することがある。炭素
数1〜4のアルキル基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基等が挙げられ、炭素数1
〜4のアシル基としては、例えば、ホルミル基、アセチ
ル基、プロピオニル基、ブチリル基等が挙げられる。
【0016】なお、一般式(I)〜(III)で表される
アルキレンオキサイド化合物において、R2 およびR3
は、それぞれ同一であってもよく、また異なっていても
よい。
【0017】また、mは1〜7の整数、nは0〜7の整
数、pは0〜5の整数、qは0〜5の整数である。ここ
で、n、pおよびqは0であってもよい。したがって、
m+nは1〜14の整数、p+qは0〜10の整数とな
る。水に対する溶解性および他の成分との相溶性の点か
ら、m+nは、2〜10の整数であることが好ましく、
2〜4の整数であることがより好ましい。また、同様な
観点から、p+qは、1〜4の整数であることが好まし
い。
【0018】一般式(I)〜(III)で表されるアルキ
レンオキサイド化合物は、通常、それぞれ単独でまたは
それらの2種以上を混合して用いることができる。
【0019】一般式(I)で表されるアルキレンオキサ
イド化合物Aの代表例としては、例えば、メタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノー
ル、ヘキサノール、オクタノールなどの直鎖または分岐
鎖を有するアルキル基を有するアルコール類;フェノー
ル、クレゾールなどのフェノール類;シクロヘキサノー
ルなどの脂環式アルコール類などに、苛性ソーダ等の触
媒下、加熱しながら炭素数2〜4のアルキレン(エチレ
ン、プロピレン、ブチレンなど)オキサイドを、液状ま
たは気体状で、単独または複数加えて反応させることに
より得られたもの等が挙げられ、さらに、これらのアル
キレンオキサイド付加物の末端水酸基をアルキルクロラ
イドなどによりメチル化、エチル化またはブチル化させ
たり、酢酸やプロピオン酸などでエステル化させた化合
物などが挙げられる。
【0020】一般式(I)で表されるアルキレンオキサ
イド化合物Aの具体例は、特開平10−228118号
公報第8頁第14欄第44行〜第9頁第16欄第19行
に記載の化合物が挙げられる。なお、本明細書にいう
(POE)はポリオキシエチレン基を、(POP)はポ
リオキシプロピレン基を表すものとする。例えば、(P
OE)1 5 とはポリオキシエチレン基の1〜5モル付
加を意味する。
【0021】その中でも、洗浄性能と入手の容易性の観
点から、(POE)1 5 モノメチルエーテル、(PO
E)1 5 モノエチルエーテル、(POE)1 5 モノ
プロピルエーテル、(POE)1 5 モノブチルエーテ
ル、(POE)1 2 モノイソブチルエーテル、(PO
E)1 2 モノアリルエーテル、(POE)1 2 モノ
ヘキシルエーテル、(POE)1 2 モノ2−エチルヘ
キシルエーテル、(POE)4 5 モノフェニルエーテ
ル、(POE)4 5 モノベンジルエーテル;(PO
E)1 4 ジメチルエーテル、(POE)1 2 ジエチ
ルエーテル、(POE)1 2 ジプロピルエーテル、
(POE)1 2 ジブチルエーテル、(POE)2 エチ
ルメチルエーテル、(POE)2 ブチルメチルエーテ
ル、(POE) 2 2−エチルヘキシルメチルエーテル;
(POP)1 3 モノメチルエーテル、(POP)1
3 モノエチルエーテル、(POP)1 3 モノプロピル
エーテル、(POP)1 3 モノブチルエーテル;(P
OP)1 3 ジメチルエーテル、(POP)1 2 ジエ
チルエーテル、(POP)1 2 ジプロピルエーテル、
(POP)1 2 ジブチルエーテル、(POP)2 イソ
プロピルメチルエーテル、(POP)2 ジイソプロピル
エチルエーテル;アセテート類が好ましい。
【0022】尚、アルキレンオキサイド化合物Aが単独
又は炭化水素などの疎水性成分のみと組み合わせて用い
られる場合は、R2 およびR3 が炭素数2のアルキレン
基であるポリオキシエチレン基を含むアルキレンオキサ
イド化合物であるのが洗浄性とリンス性の観点から好ま
しい。
【0023】又、アミン系化合物などのアルカリ性成分
と組み合わせて用いられる場合には、R4 はアシル基で
ないものが好ましい。
【0024】これらのアルキレンオキサイド化合物A
は、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0025】一般式(II)で表されるアルキレンオキサ
イド化合物Bの代表例としては、例えば、蟻酸、酢酸、
プロピオン酸などの直鎖または分岐鎖を有するアルキル
基を有する飽和モノカルボン酸類;アクリル酸、メタク
リル酸などの不飽和カルボン酸類;安息香酸などの芳香
族カルボン酸類;シクロヘキサンカルボン酸などの脂環
式カルボン酸類などを原料に用いて、一般式(I)と同
様な方法で合成した化合物等が挙げられる。
【0026】一般式(II)で表されるアルキレンオキサ
イド化合物Bの具体例は、特開平10−228118号
第9頁第16欄第34行〜第9頁第16欄第40行に記
載の化合物が挙げられる。
【0027】その中でも、他の成分と混合した際の洗浄
剤の均一性と入手の容易性の観点から、(POE)1
5 モノメチルエステル、(POE)1 5 モノエチルエ
ステル、メタクリル酸の(POE)1 5 付加物、安息
香酸の(POE)1 5 付加物;(POE)1 4 ジメ
チルエステル、(POE)1 4 ジエチルエステル;が
好ましい。
【0028】尚、アルキレンオキサイド化合物Bが単独
又は炭化水素などの疎水性成分のみと組み合わせて用い
られる場合は、R2 およびR3 が炭素数2のアルキレン
基であるポリオキシエチレン基を含む化合物であるのが
洗浄性とリンス性の観点から好ましい。
【0029】これらのアルキレンオキサイド化合物B
は、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0030】一般式(III)で表されるアルキレンオキ
サイド化合物Cの代表例としては、例えば、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、ヘキシルアミン、ブチルアミン、
オクチルアミン、ベンジルアミン、シクロヘキシルアミ
ンなどの直鎖、分岐鎖、芳香族または脂環式の炭化水素
基を有するアミン類などを原料に用いて、一般式(I)
と同様な方法で合成した化合物等が挙げられる。
【0031】一般式(III)で表されるアルキレンオキ
サイド化合物Cの具体例は、特開平10−228118
号第10頁第17欄第4行〜第10頁第17欄第9行に
記載の化合物が挙げられる。
【0032】その中でも、他の成分と混合した際の洗浄
剤の均一性と入手の容易性の観点から、(POE)1
5 モノエチルアミン、(POE)1 5 ジエチルアミ
ン、(POE)1 5 ヘキシルアミン、(POE)1
5 ブチルアミン、(POE)15 オクチルアミン、
(POE)1 5 ベンジルアミン、(POE)1 5
クロヘキシルアミン;が好ましい。
【0033】尚、アルキレンオキサイド化合物Cが単独
又は炭化水素などの疎水性成分のみと組み合わせて用い
られる場合は、R2 およびR3 が炭素数2のアルキレン
基であるポリオキシエチレン基を含むアルキレンオキサ
イド化合物であるのが洗浄性とリンス性の観点から好ま
しい。
【0034】又、アミン系化合物などのアルカリ性成分
と組み合わせて用いられる場合には、R4 およびR5
アシル基でないものが好ましい。
【0035】これらのアルキレンオキサイド化合物C
は、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0036】前記アルキレンオキサイド化合物A〜C
と、アミン系化合物などのアルカリ性成分とを組み合わ
せて用いる場合、該アルキレンオキサイド化合物として
は、アルキレンオキサイド化合物A、Cが好ましく、特
にR4 がアシル基でないアルキレンオキサイド化合物
A、R4 およびR5 がアシル基でないアルキレンオキサ
イド化合物Cがより好ましい。尚、洗浄性の観点から、
一般式(I)で表されるアルキレンオキサイド化合物A
が本発明において特に好適に使用できる。
【0037】さらに、アルキレンオキサイド化合物Aに
おいて、R1 が水素原子または炭素数1〜3の炭化水素
基であるアルキレンオキサイド化合物(A1)と、R1
が炭素数4〜8の炭化水素基であるアルキレンオキサイ
ド化合物(A2)とを組み合わせた場合、洗浄性とリン
ス性の観点からより良好な効果が得られる。これらを組
み合わせる場合、A1とA2の配合比率(A1/A2:
重量比)は好ましくは5/95〜95/5、より好まし
くは10/90〜90/10である。
【0038】これらのアルキレンオキサイド化合物A〜
Cの洗浄剤中の含有量(2種以上を併用する場合は合計
量を意味する)は5重量%以上であれば特に限定される
ものではないが、汚れの種類、付着状態および付着量な
どによって、適宜選択できる。汎用的に使用される場合
は、洗浄性とすすぎ性の観点から、本発明の洗浄剤中に
好ましくは5〜95重量%、より好ましくは10〜80
重量%、特に好ましくは20〜70重量%含有される。
5重量%未満では、強固に固着した樹脂汚れの洗浄性に
劣り好ましくない。また、95重量%以内であるとすす
ぎ性の観点から好ましい。
【0039】本発明においては、一般式(I)〜(II
I)のアルキレンオキサイド化合物を含有する洗浄剤に
さらに炭素数10〜18の炭化水素を含有させることに
より、高分子量で強固に付着した樹脂汚れの洗浄性を向
上させることができる。かかる炭化水素としては、炭素
数10〜18のものであればいずれでもよく、例えばデ
カン、ドデカン、テトラデカン、ヘキサデカン、オクタ
デカン、デセン、ドデセン、テトラデセン、ヘキサデセ
ン、オクタデセンなどの直鎖または分岐鎖の飽和または
不飽和の炭化水素;ノニルベンゼン、ドデシルベンゼン
などのアルキルベンゼン;メチルナフタレン、ジメチル
ナフタレンなどのナフタレン化合物;シクロデカン、シ
クロドデセンなどのシクロ系化合物などが挙げられる。
これらのうち、炭素数12〜18の直鎖または分岐鎖の
飽和または不飽和の炭化水素が好ましく、特に洗浄性、
ハンドリング性などを考慮すると、前記不飽和の炭化水
素中でオレフィン系炭化水素がより好ましい。これらの
炭化水素の洗浄剤中の含有量は特に限定されるものでは
ないが、併用の効果を発現させるためには、本発明の洗
浄剤中に好ましくは5〜95重量%、より好ましくは1
0〜80重量%、特に好ましくは20〜70重量%含有
される。併用の効果の点から5重量%以上が好ましく、
95重量%以下とすることがすすぎ性の点から好まし
い。
【0040】本発明においては、一般式(I)〜(II
I)のアルキレンオキサイド化合物を含有する洗浄剤に
さらに平均HLBが4〜18の非イオン性界面活性剤を
含有させることにより、研削後の樹脂粉などの微細汚れ
の洗浄性やすすぎ性、水などの他の成分を配合する際の
相溶性をより一層向上させることができる。
【0041】前記非イオン性界面活性剤の具体例は、特
開平9−223679号第6頁第9欄第14行〜第6頁
第9欄第35行に記載の化合物が挙げられる。
【0042】上記化合物のうち、洗浄性やすすぎ性、ハ
ンドリング性と入手の容易性の観点から、(POE)5
9 炭素数12〜14合成アルコールエーテル、(PO
E) 4 10ラウリルエーテル、(POE)5 8 セチル
エーテル、(POE)1015ステアリルエーテル、(P
OE)5 15オレイルエーテル、(POE)6 10オク
チルフェニルエーテル、(POE)5 13ノニルフェニ
ルエーテル;ソルビタンエステル類;ソルビタンエステ
ル類のアルキレンオキサイド付加物が好ましい。
【0043】これら非イオン性界面活性剤を、アミン系
化合物などのアルカリ性成分と組み合わせて用いる場合
には、エステル系でないものが好ましい。
【0044】これら非イオン性界面活性剤の洗浄液中の
含有量は特に限定されるものではないが、併用の効果を
発現させるためには、本発明の洗浄剤中に好ましくは
0.5〜35重量%、より好ましくは3〜25重量%、
特に好ましくは5〜15重量%含有される。併用の効果
の点から0.5重量%以上が好ましく、洗浄剤の粘度が
適度でハンドリング性に優れ、また、すすぎ性も良好で
あるという点から35重量%以内が好ましい。
【0045】本発明においては、一般式(I)〜(II
I)のアルキレンオキサイド化合物を含有する洗浄剤に
さらに窒素原子数が1〜5で分子量が50〜300の範
囲にあるアミン系化合物を含有させることにより、保護
テープ由来の粘着剤や低分子樹脂汚れなどの極性汚れの
洗浄性やすすぎ性をより一層向上させることができる。
【0046】前記アミン系化合物は洗浄剤の臭気および
すすぎ性の観点から、窒素原子数が1または2であっ
て、分子量が100〜250の範囲のアミン系化合物が
より好ましい。
【0047】前記アミン系化合物の具体例は、特開平8
−157887号第4頁第5欄第34行〜第5頁第7欄
第46行に記載の化合物が挙げられる。
【0048】上記化合物のうち、洗浄性とすすぎ性の観
点から、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、メチルモノエタノールアミン等
のアルカノールアミン類;モルホリン、N−メチルモル
ホリン等のモルホリン類;ピリジン類、ピペリジン類;
N−シクロヘキシル−1,3−ジアミノプロパン等のジ
アミン類、トリアミン類、テトラアミン類;シクロヘキ
シルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチル
アミン等の直鎖または分岐アルキルのモノアミン類が好
ましい。
【0049】さらに、炭化水素や水などの他の成分を配
合する際の相溶性と入手の容易性の観点から、アルカノ
ールアミン類、モルホリン類、ジアミン類、直鎖アルキ
ルのモノアミン類が好ましい。
【0050】これらのアミン系化合物の洗浄剤中の含有
量は特に限定されるものではないが、併用の効果を発現
させるためには、本発明の洗浄剤中に好ましくは0.1
〜70重量%、より好ましくは1〜50重量%、特に好
ましくは5〜20重量%含有される。併用の効果の点か
ら0.1重量%以上が好ましく、該アミン系化合物によ
るプラスチックレンズ表面の腐食を考慮すると70重量
%以内が好ましい。
【0051】本発明の洗浄剤は、プラスチックレンズを
洗浄するに際し、非水系で用いても良く、水で適当な濃
度に希釈して用いても良い。洗浄性能の点から、水を含
有してなる洗浄剤をプラスチックレンズの洗浄に用いる
のが好ましい。
【0052】水で希釈して用いる場合、水の添加量とし
ては特に限定されるものではないが、安全性及び洗浄性
の観点から、好ましくは洗浄剤100重量部に対して5
〜1000重量部であり、より好ましくは10〜500
重量部である。希釈に用いられる水は、本発明の洗浄剤
の効果を損なわないものであれば、特に限定されるもの
ではなく、超純水、純水、イオン交換水、蒸留水、通常
の水道水などが用いられる。
【0053】本発明の洗浄剤においては、本発明の効果
を損なわない範囲で、必要に応じて、通常、一般の洗浄
剤に用いられる、金属イオン封鎖剤、防腐剤、防錆剤、
消泡剤、酸化防止剤などの添加剤を適宜併用することが
できる。
【0054】本発明の洗浄剤は、一般式(I)〜(II
I)のアルキレンオキサイド化合物単独、又は炭素数1
0〜18の炭化水素、平均HLBが4〜18の非イオン
性界面活性剤、窒素原子数が1〜5で分子量が50〜3
00の範囲にあるアミン系化合物、水、任意の添加剤な
どを常法により混合することによって得られる。本発明
の洗浄剤は、一般式(I)〜(III)のアルキレンオキ
サイド化合物を5重量%以上含有しておれば、ここに記
載するその他成分を如何ようにも含有してなることがで
きるが、洗浄性能の点から、該洗浄剤は一般式(I)〜
(III)のアルキレンオキサイド化合物に加え、さらに
前記非イオン性界面活性剤と前記アミン系化合物を含有
してなることが好ましく、それらに加え、さらに前記炭
化水素を含有してなることがより好ましい。ただし、一
般式(I)〜(III)のアルキレンオキサイド化合物以
外にその他成分を洗浄剤に含有させる場合、一般式
(I)〜(III)のアルキレンオキサイド化合物の含有
量を5〜90重量%にすることが、その他成分との併用
の観点から好ましい。
【0055】本発明の洗浄方法には、汚れが付着したプ
ラスチックレンズを本発明の洗浄剤を用いて洗浄する洗
浄工程と、本発明の洗浄剤を0.1重量%以上を含有し
てなるリンス液を用いてすすぎ洗いを行うリンス工程と
が含まれる。本発明の洗浄方法においては、前記洗浄工
程単独で洗浄を完結させてもよいし、前記洗浄工程と前
記リンス工程を組み合わせてもよい。洗浄性能の点か
ら、前記両工程を組み合わせてプラスチックレンズの洗
浄を行うのが好ましい。
【0056】洗浄工程においては、本発明の洗浄剤又は
該洗浄剤を水で希釈した水性溶液を用いることができ
る。水性溶液中の洗浄剤の濃度は、一般式(I)〜(II
I)のアルキレンオキサイド化合物が5重量%以上含有
されておれば特に限定されるものではなく、プラスチッ
クレンズの汚染の程度、汚れの成分などに応じて適宜調
整可能である。
【0057】洗浄工程の物理力は特に限定されるもので
はなく、通常用いられる公知の物理力が使用できる。例
えば、浸漬法、超音波洗浄法、浸漬揺動法、スプレー
法、手拭き法などの各種の物理力を単独又は組み合わせ
て利用することができる。また、洗浄剤の温度、洗浄時
間などの洗浄条件も特に限定されるものではなく、プラ
スチックレンズの汚染の程度、汚れの成分などに応じて
適宜調整可能である。例えば、洗浄剤の温度は、20℃
〜80℃が好適であり、洗浄性及び水分蒸発量の低減の
観点より35℃〜60℃がより好ましい。また、洗浄時
間は一般的には30秒〜20分間程度から選ばれる。
【0058】リンス工程は、プラスチックレンズに付着
した洗浄剤や、残留したり、再付着した汚れなどをすす
ぎ洗いする工程である。本発明の洗浄方法に係るリンス
液は、本発明の洗浄剤と水を混合してなる水性溶液であ
り、該洗浄剤を好ましくは0.1重量%以上、より好ま
しくは0.5重量%以上、特に好ましくは3重量%以上
を含有する。0.1重量%未満である場合、付着洗浄剤
や残留及び再付着汚れなどの除去性に劣る。尚、この工
程の後の仕上げリンスの状況によるが、リンス液中の水
以外の有効成分として、該洗浄剤を好ましくは50重量
%以下、より好ましくは20重量%以下、特に好ましく
は10重量%以下を含有させて使用する。
【0059】リンス液に含有させる洗浄剤としては、リ
ンス工程の前に行う洗浄工程で使用した洗浄剤と同一の
洗浄剤であってもよく、また、本発明の他の洗浄剤であ
ってもよい。
【0060】リンス工程の物理力は特に限定されるもの
ではなく、通常用いられる公知の物理力が使用できる。
例えば、浸漬法、超音波洗浄法、浸漬揺動法、スプレー
法、手拭き法などの各種の物理力を単独又は組み合わせ
て利用することができる。また、リンス液の温度、リン
ス時間などのリンス条件も特に限定されるものではな
く、プラスチックレンズへの付着洗浄剤や残留及び再付
着汚れなどの程度などに応じて適宜調整可能である。例
えば、リンス液の温度は、5℃〜95℃が好適であり、
リンス性及び水分蒸発量の低減の観点より20℃〜80
℃がより好ましい。なお、この温度範囲に洗浄剤が曇点
を持つ場合には、リンス温度はその曇点以下であること
が好ましい。また、リンス時間は一般的には30秒〜2
0分間程度から選ばれる。
【0061】本発明の洗浄方法においては、さらに仕上
げリンス工程を含んでもよく、上記工程により洗浄、リ
ンスされたプラスチックレンズを、さらに5〜95℃の
水、又は常温のイソプロピルアルコールのような有機溶
剤等の仕上げリンス液を用いて仕上げすすぎ洗いを行っ
てもよい。
【0062】本発明の洗浄剤および洗浄方法は、ジエチ
レングリコールビスアリルカーボネート(ADC)をラ
ジカル重合して得られる樹脂、メタクリル系樹脂、フマ
ル酸エステル/アリル系モノマー共重合樹脂、トリアジ
ン環アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、臭素配合
系樹脂、ウレタン系樹脂、含硫黄ウレタン系樹脂および
チオエーテル・エステル系樹脂よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の樹脂、あるいは該樹脂の未重合物、粘
着剤、プラスチックレンズの研削粉などの樹脂粉、指
紋、ほこりなどのプラスチックレンズに付着した汚れの
洗浄において好適に用いられる。
【0063】
【実施例】表1〜3に示す組成(組成比単位は重量%)
の洗浄剤1〜30を、表1〜3に示される各成分を常法
により混合して調製し、また、該洗浄剤を表4に示す所
定濃度(重量%)含有するリンス液を調製し、これらの
洗浄剤、リンス液を用いて、2種類のプラスチックレン
ズに対する洗浄性能を評価した。
【0064】〔プラスチックレンズ〕 (1)成形用ガラス型において、PPG社製CR−39
モノマーを重合し、該型から離型した後、外周研削及び
エッジ部分の面取りを行いプラスチックレンズを作製し
た。ハードコート前の付着汚れは、余分なプラスチック
レンズ樹脂片、その未重合物、及びその研削粉であっ
た。 (2)三井化学社製MR−6モノマーを重合し、同様に
してプラスチックレンズを得、厚みなどの調製の目的で
裏面研磨した。ハードコート前の付着汚れは、プラスチ
ックレンズ樹脂粉、指紋、及びほこりであった。
【0065】〔洗浄試験〕各種洗浄剤の中に上記プラス
チックレンズを投入、浸漬して、50℃、1分間、超音
波(39kHz、200W、8.3L、シャープ社製
超音波洗浄装置UT−204)洗浄した後、該洗浄剤を
所定濃度含有するリンス液に浸漬し、洗浄と同様の条件
ですすぎ洗いを実施した。更に、25℃のイオン交換水
の流水で2分間仕上げすすぎ洗いを実施した。その後、
1分間エアーブローした後、室内にて、風乾した。その
後、各々の汚れの除去状態を目視で観察し、元の汚れ付
着面積から除去された汚れの面積率(%)を測定した。
【0066】この操作を3回繰り返して、該面積率
(%)の平均値をとって洗浄性能(%)とした。この場
合、洗浄性能の数値が大きいものほど、付着汚れが除去
されたこと、即ち、洗浄性能が良好なことを表す。結果
を表4に示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】上記の結果から、本発明に係るアルキレン
オキサイド化合物を所定濃度含有してなる洗浄剤1〜2
0をプラスチックレンズの洗浄に用いることにより、樹
脂片、指紋、ほこり等に対し優れた洗浄性能が得られる
ことがわかる。また、表1〜3に示される、本発明の洗
浄剤において併用することができる各炭化水素、非イオ
ン性界面活性剤、アミン系化合物を該洗浄剤に含有させ
ることにより、洗浄性能がさらに向上し、中でも、非イ
オン性界面活性剤およびアミン系化合物をさらに含有さ
せてなる洗浄剤を用いるのが好ましく、その上さらに炭
化水素を含有させてなる洗浄剤を用いるのがより好まし
いことがわかる。また、該洗浄剤中に水を含有させるこ
とが好ましい。
【0072】一方、本発明に係るアルキレンオキサイド
化合物を含有していない洗浄剤21〜28や、該化合物
の含有量が5重量%未満の洗浄剤29および30を用い
た場合は、洗浄剤1〜20を用いる場合に比べ、洗浄性
能がかなり劣ることがわかる。
【0073】また、洗浄例31および32では、洗浄剤
19および20を用いてプラスチックレンズの洗浄を行
い、その後、該洗浄剤の添加量が0.1重量%未満のリ
ンス液を用いてリンスを行ったが、洗浄例19および2
0の場合と比較して洗浄性能がやや劣ることから、洗浄
工程に続き、洗浄剤を0.1重量%以上含有するリンス
液を用いてリンス工程を実施することが洗浄性能を向上
させる点で好ましいことがわかる。
【0074】
【発明の効果】本発明の洗浄剤および該洗浄剤を用いる
プラスチックレンズの洗浄方法により、プラスチックレ
ンズ表面に付着し、洗浄が困難な上、特性の異なる樹脂
片、指紋、ほこり等の汚れに対して高い洗浄性が得ら
れ、コーティング時などに要求される高度に清浄なプラ
スチックレンズ表面を得ることが出来る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): R1 −O−(R2 −O)m−(R3 −O)n−R4 (I) (式中、R1 は水素原子または炭素数1〜8の炭化水素
    基、R2 およびR3 はそれぞれ炭素数2〜4のアルキレ
    ン基、R4 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基また
    は炭素数1〜4のアシル基、mは1〜7の整数、nは0
    〜7の整数を示す。)で表されるアルキレンオキサイド
    化合物A、一般式(II): R1 −COO−(R2 −O)m−(R3 −O)n−R4 (II) (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 ならびにmおよび
    nは前記と同じ。)で表されるアルキレンオキサイド化
    合物B、および一般式(III): 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 ならびにmおよび
    nは前記と同じ、R5 は水素原子、炭素数1〜4のアル
    キル基または炭素数1〜4のアシル基、pは0〜5の整
    数、qは0〜5の整数を示す。)で表されるアルキレン
    オキサイド化合物Cからなる群より選ばれた少なくとも
    1種のアルキレンオキサイド化合物5重量%以上を含有
    するプラスチックレンズ用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、炭素数10〜18の炭化水素を
    含有する請求項1記載のプラスチックレンズ用洗浄剤組
    成物。
  3. 【請求項3】 さらに、平均HLBが4〜18の非イオ
    ン性界面活性剤を含有する請求項1又は2記載のプラス
    チックレンズ用洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 さらに、窒素原子数が1〜5で分子量が
    50〜300の範囲にあるアミン系化合物を含有する請
    求項1〜3いずれか記載のプラスチックレンズ用洗浄剤
    組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載のプラスチッ
    クレンズ用洗浄剤組成物で洗浄するプラスチックレンズ
    の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4いずれか記載のプラスチッ
    クレンズ用洗浄剤組成物を0.1重量%以上含有してな
    るリンス液を用いて、さらにすすぎ洗いを行う請求項5
    記載のプラスチックレンズの洗浄方法。
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KR101502552B1 (ko) * 2006-09-11 2015-03-12 가오 가부시키가이샤 플라스틱 렌즈용 세정제 조성물

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