JP2008096986A - プラスチックレンズ用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチックレンズ基材に付着した各種の汚れに対し汎用的に用いることができ、特に粘着物汚れを容易に除去できるプラスチックレンズ用洗浄剤組成物と、これを用いたプラスチックレンズの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物は、アルカリと、アルキルグリコシドと、グリセリルエーテルと、炭化水素と、水とを含有し、前記組成物中、前記アルカリの含有量が、3〜8重量%であり、前記アルキルグリコシドの含有量が、8〜18重量%であり、前記アルキルグリコシドの含有量を前記グリセリルエーテルの含有量で除した値が、3〜4である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックレンズ用洗浄剤組成物と、これを用いたプラスチックレンズの製造方法に関する。
眼鏡レンズ等のプラスチックレンズ基材の成形には、一般的に、1対の成形型が用いられる。この1対の成形型が、テープまたはガスケット等のシール材によりシールされることにより、シール材と1対の成形型とで囲まれたキャビティーが形成される。このキャビティーにモノマー等を注入し、モノマーを重合および硬化させることによりプラスチックレンズ基材が得られる。得られたプラスチックレンズ基材は、例えば、その外周について研磨され、洗浄され、アニーリングを経て、次に、その内面が研磨され、その後、洗浄される。外周を研磨する際および内面を研磨する際には、プラスチックレンズ基材はテープを用いてレンズ固定冶具に一時的に固定される。一方、成形型については、脱型後、洗浄され、複数のプラスチックレンズ基材を成形するために何度も繰り返し使用される。
プラスチックレンズの製造工程において、プラスチックレンズ基材を成形型から離型した後、プラスチックレンズ基材に対して表面コーティングがなされるまでの間、プラスチックレンズ基材の表面には種々の汚れが付着する。上記汚れとしては、例えば、離型時にプラスチックレンズ基材に付着したオリゴマー状若しくはポリマー状の、プラスチックレンズ原料由来の樹脂汚れ(以下、「樹脂汚れ」ともいう。)、ガスケットからの転写成分(例えば、ガスケットからブリードアウトした可塑剤)、テープからの転写粘着物、外周研削や面取り時に付着した、高分子化合物からなる樹脂粉、指紋、その他雰囲気中のほこりなどがある。上記樹脂汚れは、モノマーをキャビティー内に注入した時にこぼれたプラスチックレンズ原料(未重合物)や、このプラスチックレンズ原料に付着した上記樹脂粉等を含む。
これらの汚れの内、上記樹脂汚れは、強い粘着性を有しているため、プラスチックレンズ基材に強固に付着している。加えて、樹脂汚れと被洗浄物(プラスチックレンズ基材)とが、同質、即ち、類似又は同じ化学組成を有していることから、プラスチックレンズ基材を腐食する等の悪影響を及ぼすことなく樹脂汚れを除去することは容易ではない。指紋は、極性が小さく、油状であることから、樹脂汚れに対するのとは異なって、洗浄剤組成物が、指紋を溶解可能であることが重要である。ほこりに対しては、洗浄剤組成物がほこりの再付着を防止できることが重要である。この様に、プラスチックレンズ基材の表面に付着した種々の汚れには、除去が容易ではない汚れが含まれる上、相互に特性の異なる汚れが含まれるので、1種類の洗浄剤組成物のみを用いて洗浄を行うことにより、コーティング直前等において要求される高度に清浄な表面を得るのはきわめて困難である。
このような背景下、樹脂汚れやほこり等、特性の異なった2種以上の汚れに対しても良好な洗浄性を有する洗浄剤組成物が、特許文献1や特許文献2等に開示されている。
特開2001−129500号公報 特開2005−15776号公報
しかし、特許文献2に具体的に記載された洗浄剤組成物(同文献の表1参照)をそのままプラスチックレンズ基材の洗浄に使用しても、特に、プラスチックレンズ基材を研磨する際に、プラスチックレンズ基材をレンズ固定冶具に仮止めするために(一時的に固定するために)使用するテープ由来の転写粘着物(以下、「粘着物汚れ」とも呼ぶ)等については、完全に除去できないことが判明した。
本発明は、プラスチックレンズ基材に付着した各種の汚れに対し汎用的に用いることができ、特に粘着物汚れを容易に除去できるプラスチックレンズ用洗浄剤組成物と、これを用いたプラスチックレンズの製造方法を提供する。
本発明のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物は、アルカリと、アルキルグリコシドと、グリセリルエーテルと、炭化水素と、水とを含有し、前記組成物中、前記アルカリの含有量が、3〜8重量%であり、前記アルキルグリコシドの含有量が、8〜18重量%であり、前記アルキルグリコシドの含有量を前記グリセリルエーテルの含有量で除した値が、3〜4である。
本発明のプラスチックレンズの製造方法は、洗浄剤組成物を用いてプラスチックレンズ基材を洗浄する洗浄工程を含み、前記洗浄剤組成物は、本発明のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物である。
本発明のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物では、プラスチックレンズ基材に付着した各種の汚れに対し汎用的に用いることができ、特に、粘着物汚れを容易に除去できる。そのため、例えば、プラスチックレンズ基材の洗浄工程を簡略化できる。
本発明のプラスチックレンズの製造方法では、本発明のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物を用いてプラスチックレンズ基材を洗浄する工程を含むため、プラスチックレンズ基材の洗浄工程を簡略化できる。
本発明のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物(以下、単に洗浄剤組成物ともいう。)は、アルカリと、アルキルグリコシドと、グリセリルエーテルと、炭化水素と、水とを含有し、アルカリ、アルキルグリコシド及びグリセリルエーテルの特定の含有量において、プラスチックレンズ基材に付着する粘着物汚れを顕著に除去できるものである。また、本発明の洗浄剤組成物は、アルキルグリコシドとグリセリルエーテルの両方を含んでいるので、本来水に溶解しない、オレフィン系炭化水素やパラフィン系炭化水素等の炭化水素を、すすぎ時のような高含水域でも分散させることができる。したがって、プラスチックレンズ基材の表面上に存在する、親水性のみならず新油性の、各種の汚れ(例えば、指紋等の油性汚れ、ほこり等の無機汚れ等)を容易に溶解し除去することが可能である。よって、プラスチックレンズ基材を洗浄する工程において本発明の洗浄剤組成物を用いれば、1種の洗浄剤組成物で上記各種の汚れを除去できるので、洗浄に要するコストを大きく低減できる。さらに、本発明の洗浄剤組成物は、従来の洗浄剤に比べ、引火性を考慮した厳密な水分管理を行う必要がなく扱いやすい。
また、従来の炭化水素を含む水系洗浄剤を用いた場合は、被洗浄物に付着した洗浄成分がすすぎ槽に持ちこまれると白濁することから、被洗浄物から洗浄成分を洗い流す際のすすぎ時の負荷が大きかった。しかし、本発明の洗浄剤組成物は、炭化水素をすすぎ時のような高含水域でも安定に分散させることができるので、希釈しても透明であり、洗浄後のすすぎ工程の負荷を大幅に低減させることが可能となる。
更に本発明の洗浄剤組成物によれば、後述するように、アルキルグリコシドとグリセリルエーテルとの特定比率においてアルカリと組み合わせることにより、アルキルグリコシド単独よりも表面張力を下げ、油汚れに対する浸透力および溶解力を高めることが可能となるだけでなく、アルキルグリコシドによる乳化力、すすぎ易さを維持できる。すなわち、本発明の洗浄剤組成物は、所定量のアルキルグリコシドを含むので高い乳化力を有し、すすぎ易さも良好である。
なお、本発明の洗浄剤組成物は、低温でも十分な洗浄性能を有するが、特に50℃以上の温度において高い洗浄性能を有する。
本発明の洗浄剤組成物に含まれるアルキルグリコシドの一例として、下記の一般式(1):
1(OR2xy (1)
(式中、R1は、直鎖又は分岐鎖の、炭素数8〜18の、アルキル基、アルケニル基、又はアルキルフェニル基を示し、R2は、炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5〜6の還元糖に由来する残基を示し、xは0〜5を、yは1〜5を示す。)で表される化合物が挙げられる。
アルキルグリコシドの好適な具体例としては、高い洗浄性を得る観点から、デシルグリコシド、ドデシルグリコシド、ミリスチルグリコシド等が好ましい。
上記式中、xは、洗浄性とすすぎ性の両方を向上させる観点から、好ましくは0〜2、より好ましくは0である。yは、洗浄性とすすぎ性の両方を向上させる観点から、好ましくは1〜1.5、より好ましくは1.3〜1.5である。R1の炭素数は、洗浄性を向上させる観点から、好ましくは9〜16、より好ましくは10〜14、更に好ましくは11〜13である。R2の炭素数は、洗浄性を向上させる観点から2〜4である。
尚、yは、原料の一価アルコール又はフェノール類と糖の仕込みモル比及び反応条件等により制御できる。yの値は、生成物のゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)による縮合度分布測定、プロトンNMR(1H)によるR1に由来するプロトン数の比率より確認できる。
本発明の洗浄剤組成物に含まれるアルキルグリコシドは、粘着物汚れの除去性を高める観点から、アルキルポリグリコシドであることが好ましい。上記アルキルポリグリコシドとしては、上記一般式(1)において、yが1〜1.5の範囲が好ましく、yが1.3〜1.5の範囲がより好ましい。また、上記アルキルポリグリコシドとしては、炭素数が、好ましくは9〜16、より好ましくは10〜14、更に好ましくは11〜13である。
本発明において、アルキルグリコシドの含有量は、粘着物汚れの十分な除去性を確保するために8〜18重量%であることを要するが、粘着物汚れの除去性をより向上させる観点から、8〜16重量%が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物に含まれるグリセリルエーテルは、本発明の洗浄剤組成物について、洗浄性能を低下させることなく、且つ、使用温度範囲で透明な製品性状を得る観点から、例えば、炭素数4〜12の、直鎖又は分岐鎖の、アルキル基又はアルケニル基を有していると好ましく、例えば、n−ブチル基、イソブチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基等の、炭素数4〜12のアルキル基を有していると好ましく、より好ましくは炭素数5〜10のアルキル基を1又は2個、特に1個有していると好ましく、更に好ましくは、炭素数5〜8のアルキル基を1又は2個、特に1個有していると好ましい。
本発明に用いるグリセリルエーテルは、2個以上、好ましくは2〜3個のグリセリル基がエーテル結合で繋がった、モノアルキルジグリセリルエーテル又はモノアルキルポリグリセリルエーテルでも良い。特に、洗浄性を向上させる観点から、モノアルキルグリセリルエーテル、モノアルキルジグリセリルエーテルが好ましい。これらのグリセリルエーテルは、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。本発明においては、上記グリセリルエーテルを用いることで、水中における有機溶剤の分散性を安定させることができるため、より汚れのひどい油性汚れの洗浄性が高まるという利点がある。特に好ましいグリセリルエーテルは、洗浄性と分散性とを両立させる観点から、2−エチルヘキシルグリセリルエーテルである。
本発明において、水中における炭化水素の分散性を向上させ、高い洗浄性と良好なすすぎ性とを両立させる観点から、グリセリルエーテルの含有量は、2〜6重量%が好ましく、2〜5重量%がより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物において、高い洗浄性と良好なすすぎ性とを両立させる観点から、アルキルグリコシドの含有量をグリセリルエーテルの含有量で除した値(含有量比)は3〜4である。
本発明の洗浄剤組成物に含まれる炭化水素は、対象とする樹脂汚れの高い分散性、更に詳しくは、対象とする樹脂汚れの高い可溶化性を有するという理由から、炭素数が10〜18であることが好ましく、10〜14であることがより好ましい。このような炭化水素としては、オレフィン系炭化水素やパラフィン系炭化水素が例示でき、具体的には、デカン、ドデカン、テトラデカン、ヘキサデカン、オクタデカン、デセン、ドデセン、テトラデセン、ヘキサデセン、オクタデセン等の、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和の、炭化水素系溶剤や、シクロデカン、シクロドデセン等のシクロ化合物等の脂環式炭化水素系溶剤等が挙げられる。これらのうち、炭素数が10〜18、好ましくは10〜14の、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和の、炭化水素が好ましく、より好ましくはオレフィン系炭化水素である。炭素数が10〜18、好ましくは10〜14の、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和の、炭化水素は、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
また、本発明の洗浄剤組成物に含まれる炭化水素は、上述したオレフィン系炭化水素またはパラフィン系炭化水素以外の炭化水素であってもよく、例えば、ノニルベンゼン、ドデシルベンゼン等のアルキルベンゼン、メチルナフタレン、ジメチルナフタレン等のナフタレン化合物等の、芳香族炭化水素系溶剤であってもよい。
本発明の洗浄剤組成物において、炭化水素の含有量は、洗浄剤組成物の高い安定性を得る観点から、洗浄剤組成物中、0.005〜15重量%であると好ましく、高い洗浄性を得る観点から、0.1〜15重量%が好ましく、5〜15重量%がより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物に含まれる水については、特に限定はなく、イオン交換水、純水、脱イオン水等が挙げられるが、工業的にはイオン交換水が好ましい。水の含有量は、洗浄剤組成物中、10〜85重量%であると好ましく、洗浄剤組成物のすすぎ性を高める観点から、30〜85重量%が好ましく、60〜85重量%がより好ましい。
アルキルグリコシドが、デシルグリコシドおよびドデシルグリコシドのうちの少なくとも1種を含む場合、より好ましくはデシルグリコシド又はドデシルグリコシドである場合、グリセリルエーテルは、2−エチルヘキシルグリセリルエーテルおよびヘキシルグリセリルエーテルのうちの少なくとも1種を含み、より好ましくは2−エチルヘキシルグリセリルエーテル又はヘキシルグリセリルエーテルであり、炭化水素は、デセン、ドデセン、テトラデセン、デカン、ドデカンおよびテトラデカンからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、より好ましくはデセン、ドデセン、テトラデセン、デカン、ドデカン又はテトラデカンであると、好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、高い洗浄性を得る観点から、アルカリを含有する。本発明の洗浄剤組成物に含まれるアルカリとしては、水溶性のアルカリであれば特に限定されない。アルカリの具体例としては、アルカリ金属の水酸化物、珪酸塩、およびリン酸塩から選ばれる少なくとも1つが挙げられる。より具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;オルソ珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、セスキ珪酸ナトリウム(例えば、一号珪酸ナトリウム、二号珪酸ナトリウム、三号珪酸ナトリウム)等の珪酸塩;リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等のリン酸塩等が挙げられる。これらは、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。これらのアルカリのうち、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、オルソ珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウムであり、プラスチックレンズ基材の腐食抑止と高い洗浄性とを両立させる観点から、より好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムであり、更に好ましくは水酸化ナトリウムである。
本発明の洗浄剤組成物において、アルカリの含有量は、3〜8重量%である。この範囲内であれば、通常の樹脂汚れやほこりだけでなく、粘着物汚れについても容易に除去できる。よって、本発明の洗浄剤組成物によれば、プラスチックレンズ基材の洗浄工程において、他の洗浄剤組成物を併用する必要がなくなり、プラスチックレンズ基材の洗浄工程を簡略化できる場合がある。アルカリの含有量は、プラスチックレンズ基材の腐食抑止と洗浄性とを両立させる観点から、3〜6重量%であると好ましく、3〜5重量%がより好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物には、洗浄工程で発生する泡を抑制する消泡剤が、任意成分として含まれていてもよい。消泡剤としては、例えば、シリコーン、高級アルコール、高級脂肪酸やその塩、プルロニック型コポリマー、テトラニック型コポリマー、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられ、本発明の洗浄剤組成物にこれらを配合することができる。
また、本発明の洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、通常の洗浄剤組成物に含まれる他の成分、例えばキレート剤、界面活性剤、防腐剤、防錆剤等が含まれていてもよく、本発明の洗浄剤組成物にはこれらの成分を適宜配合することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、上記成分、即ち、アルカリと、アルキルグリコシドと、グリセリルエーテルと、炭化水素と、水と、任意成分とを、常法により混合することにより、製造できる。例えば、アルカリと、アルキルグリコシドと、グリセリルエーテルと、炭化水素等とを攪拌しながら混合し、更に必要に応じて、その他の任意成分を混合し、最後に水を添加することで、製造できる。アルカリ以外の成分を含有する組成物に、アルカリを添加してもよい。
本発明の洗浄剤組成物は、そのままでも、洗浄時に水等の水性媒体により希釈して使用してもよい。即ち、本発明の洗浄剤組成物は、そのまま、プラスチックレンズ基材を洗浄する洗浄工程で用いてもよいが、水等の水性媒体により希釈してから用いてもよい。
本発明のプラスチックレンズの製造方法は、上述した本発明の洗浄剤組成物を用いてプラスチックレンズ基材を洗浄する洗浄工程を含む。本発明のプラスチックレンズの製造方法では、上述した本発明の洗浄剤組成物を用いてプラスチックレンズ基材を洗浄するので、上記洗浄工程を簡略化できる。
プラスチックレンズの製造方法は、例えば、キャスティング工程と、コーティング工程とを含み、キャスティング工程では、例えば、プラスチックレンズ基材の成形、成形型の脱型、プラスチックレンズ基材の外周研磨、プラスチックレンズ基材の洗浄、アニーリング、プラスチックレンズ基材の内面研磨、プラスチックレンズ基材の洗浄が、この順に行なわれる。コーティング工程では、例えば、プラスチックレンズ基材の染色、ハードコート層の形成、反射防止層の形成、防汚層の形成がこの順で行なわれる。本発明の洗浄剤組成物は、外周研磨後に行なわれるプラスチックレンズ基材の洗浄、内面研磨後に行なわれるプラスチックレンズ基材の洗浄のいずれか一方、または双方に好適に用いられる。
通常、コーティング前工程である、プラスチックレンズ基材の洗浄工程を含むキャスティング工程で上記外周研磨および内面研磨を行う際、プラスチックレンズ基材を、レンズ固定冶具へテープを用いて固定する等、レンズ基材の一面をテープで仮止めする。このテープからの転写粘着物に起因する粘着物汚れ、即ち、このテープからプラスチックレンズ基材に転写された粘着物汚れは、その粘着性が高いため、従来の洗浄剤組成物では除去するのが困難であった。本発明のプラスチックレンズの製造方法では、本発明の洗浄剤組成物を用いてプラスチックレンズ基材の洗浄を行うので、上記粘着物汚れについても容易に除去できる。なお、本発明のプラスチックレンズの製造方法は、プラスチックレンズ基材の洗浄工程において本発明の洗浄剤組成物を用いること以外は、公知のプラスチックレンズの製造方法と同様の工程を含んでいてもよい。
また、プラスチックレンズ基材の成形に用いる1対の成形型は、脱型後、洗浄され、複数のプラスチックレンズを成形するために何度も繰り返し使用される。本発明のプラスチックレンズの製造方法は、この成形型を洗浄する工程を含んでいてもよい。本発明の洗浄剤組成物はこの工程、即ち、プラスチックレンズ基材を成形するための成形型の洗浄工程でも用いることができる。この場合、成形型を組み立てる際の、モノマーの漏れ防止のために使用するテープの粘着物に起因する粘着物汚れ、即ち、成形型を用いてキャビティーを組み立てる際に用いられるテープから成形型に転写した粘着物汚れを容易に除去できる。
本発明におけるプラスチックレンズ基材の洗浄工程は、汚れが付着したプラスチックレンズ基材を本発明の洗浄剤組成物を用いて洗浄する洗浄剤洗浄工程と、本発明の洗浄剤組成物を含むリンス液を用いてすすぎ洗いを行うリンス工程とを含んでいても良い。洗浄性能が向上するからである。
即ち、本発明のプラスチックレンズの製造方法におけるプラスチックレンズ基材の洗浄工程は、汚れが付着したプラスチックレンズ基材を本発明の洗浄剤組成物を用いて洗浄する工程、即ち、洗浄剤洗浄工程と、通常の水だけですすぎ洗いを行うリンス工程の他に、本発明の洗浄剤組成物を含むリンス液を用いてすすぎ洗いする工程を、リンス工程としてさらに含んでいると好ましい。より効率的に汚れを除去できるからである。
上記洗浄剤洗浄工程における洗浄方法は、特に限定されるものではなく、通常用いられる公知の洗浄方法が使用できる。例えば、浸漬法、超音波洗浄法、浸漬揺動法、スプレー法、手拭き法などの各種の洗浄方法を、単独又は組み合わせて使用できる。また、洗浄剤組成物の温度、洗浄時間などの洗浄条件も特に限定されるものではなく、プラスチックレンズ基材の汚染の程度、汚れの成分などに応じて適宜調整可能である。例えば、洗浄剤組成物の温度は、20〜80℃が好ましく、洗浄性の向上や水分蒸発量の低減の観点から、35〜60℃がより好ましい。また、洗浄時間は一般的には30秒〜20分間程度である。
上記リンス工程は、プラスチックレンズ基材に付着した洗浄剤組成物、残留した汚れ、又は再付着した汚れなどをすすぎ洗いする工程である。上記リンス液には、通常は、水、好ましくはイオン交換水を使用するが、残留汚れや再付着汚れ等の程度によっては、本発明の洗浄剤組成物と水、好ましくはイオン交換水とを混合してなる水性溶液を使用すると好ましい。この場合、上記リンス液は、本発明の洗浄剤組成物を好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは0.5重量%以上、更に好ましくは3重量%以上含有する。尚、この工程の後に行われる、後述の仕上げリンス後の状況によるが、リンス液中の洗浄剤組成物の含有量は、すすぎのし易さの観点から、好ましくは50重量%以下、より好ましくは20重量%以下、更に好ましくは10重量%以下である。即ち、多くの場合は、水またはイオン交換水を用い、必要に応じて有機溶剤等を用いて行われる、仕上げリンス後に、汚れおよび/または本発明の洗浄剤組成物がプラスチックレンズ基材に残らないように、リンス液中の洗浄剤組成物の含有量を調整すればよい。
上記リンス工程におけるリンス方法は特に限定されるものではなく、通常用いられる公知のリンス方法が使用できる。例えば、浸漬法、超音波洗浄法、浸漬揺動法、スプレー法、手拭き法などの各種のリンス方法を単独又は組み合わせて使用できる。また、リンス液の温度、リンス時間などのリンス条件も特に限定されるものではなく、プラスチックレンズ基材への付着洗浄剤や残留又は再付着汚れなどの程度などに応じて適宜調整可能である。例えば、リンス液の温度は、5〜95℃が好ましく、リンス性や水分蒸発量の低減の観点より20〜80℃がより好ましい。また、リンス時間は一般的には30秒〜20分間程度である。
上記洗浄工程は、上述のとおり、さらに仕上げリンス工程を含んでもよい。仕上げリンス工程では、上述した方法により洗浄、リンスされたプラスチックレンズ基材を、さらに、多くの場合は5〜95℃の水を用い、必要に応じて常温のイソプロピルアルコールのような有機溶剤等の仕上げリンス液を用いて、仕上げすすぎ洗いを行ってもよい。
本発明の洗浄剤組成物は、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート(ADC)をラジカル重合して得られる樹脂、メタクリル系樹脂、フマル酸エステル/アリル系モノマー共重合樹脂、トリアジン環アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、臭素配合系樹脂、ウレタン系樹脂、含硫黄ウレタン系樹脂及びチオエーテル・エステル系樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種の樹脂の未重合物や未重合物を介してプラスチックレンズ基材に付着したプラスチックレンズ基材の研削粉などの樹脂粉等に由来する樹脂汚れ、シリコーン系粘着剤等の粘着剤に由来する粘着剤汚れ、指紋、ほこりなどの、プラスチックレンズ基材に付着した汚れの洗浄において好適に用いられる。
表1に示す組成の洗浄剤組成物(実施例1〜8)を常法により調製し、リンス液として水を用意した。これらの洗浄剤組成物、リンス液を用いて、プラスチックレンズ基材に対する洗浄剤組成物の洗浄性能を評価した。また、比較として、表1に示す組成の洗浄剤組成物(比較例1〜6)を常法により調製し、同様に洗浄性能を評価した。なお、実施例1〜8及び比較例1〜6について、いずれも、表1に示す成分を除いた残部はイオン交換水であった。
(プラスチックレンズ)
成形用ガラス型内において、三井化学(株)製MR−8モノマーを重合し、該型から重合物を離型して、プラスチックレンズ基材を作製した。即ち、1対の成形型とテープとを用いてプラスチックレンズ基材成形用ガラス型を形成した。上記ガラス型内のキャビティーに、含硫ウレタン系モノマー(三井化学(株)製、MR−8)を注入した後、上記モノマーを重合し、その後、成形型を脱型して、プラスチックレンズ基材を作製した。ハードコート前の付着する可能性がある汚れとして、テープの粘着物40mgと、プラスチックレンズ原料(未重合物)とこれに付着した樹脂粉とからなる樹脂汚れ、ほこり、および指紋を、プラスチックレンズ基材に付着させた。即ち、ハードコート層の形成前に、プラスチックレンズ基材に付着する可能性がある汚れとして、テープの粘着物40mg(特殊シリコーン系粘着剤、スリオンテックNo.6263−53)、プラスチックレンズ原料(未重合物)とこれに付着した樹脂粉とからなる樹脂汚れ、ほこり、および指紋を付着させた。
(洗浄剤成分)
アルキルグリコシドとして、上述した一般式(1):R1(OR2XYにおいて、R1が平均炭素数11の直鎖アルキル基、Gがグルコース残基、x=0、y=1.43の化合物(花王株式会社製)を用いた。グリセリルエーテルとしては、花王株式会社製の2−エチルヘキシルグリセリルエーテルを用いた。炭化水素としては、実施例1〜6及び比較例1〜6については出光株式会社製のリニアレン12(炭素数が12のαオレフィン)、実施例7については同社製のリニアレン14(炭素数が14のαオレフィン)、実施例8については同社製のリニアレン18(炭素数が18のαオレフィン)を用いた。
(洗浄試験)
50℃の各種洗浄剤組成物の中に上記プラスチックレンズ基材を投入し、浸漬して、1分間、超音波(39kHz、200W、8.3L、シャープ社製超音波洗浄装置UT−204)洗浄した後、水に浸漬し、上記洗浄と同様の条件ですすぎ洗い(リンス工程)を実施した。更に、25℃のイオン交換水の流水で2分間仕上げすすぎ洗い(仕上げリンス工程)を実施した。その後、1分間エアーブローした後、室内にて、風乾した。その後、粘着物汚れの除去状態を目視で観察し、汚れが完全に除去された場合を○(良好)、汚れが残存するが、汚れの残存面積が当初の汚れの面積の半分以下である場合を×(劣る)、汚れが残存するが、汚れの残存面積が当初の汚れの面積の半分を超えている場合を××(非常に劣る)として評価した。結果を表1に示す。なお、図1A〜Dに示す写真は、それぞれ、洗浄前のプラスチックレンズ基材表面、洗浄後において評価が○(良好)の場合のプラスチックレンズ基材表面、洗浄後において評価が×(劣る)の場合のプラスチックレンズ基材表面、洗浄後において評価が××(非常に劣る)の場合のプラスチックレンズ基材表面を示す写真である。図1のA、C、Dにおいて、プラスチックレンズ基材表面中央に観察されるものが粘着物汚れである。
Figure 2008096986
表1より、実施例1〜8は、水酸化ナトリウムが3〜8重量%の範囲、アルキルグリコシドの含有量が8〜18重量%の範囲、含有量比(アルキルグリコシド/グリセリルエーテル)が3〜4の範囲に調整されているため、粘着物汚れに対し良好な洗浄性能を示した。一方、上記条件の少なくとも1つが範囲外である比較例1〜6は、粘着物汚れが残存し、実施例1〜8に比べ洗浄性能が劣っていた。なお、実施例1〜8では、粘着物汚れ以外の汚れ(樹脂汚れ、ほこり、および指紋)についても完全に除去されていた。また、プラスチックレンズ基材への影響も無かった。
以下に、本実施例で使用したアルキルグリコシドの同定方法を説明する。
(アルキルグリコシドの同定方法)
まず、用いたアルキルグリコシドのアルキル基R1の化学式を赤外スペクトル及びNMRにより確定した。次に、以下に示す方法で、アルキルグリコシドの糖縮重合度(y)を測定した。
(1)試料約0.3gを試験管に採取した。(2)この試験管を100±5℃に設定したブロックヒーターにて加熱し、試料の水分を蒸発させた。(3)そして、試験管内に、無水酢酸:ピリジン=1:1(重量比)の溶液を5mL加え、混合した。(4)次いで、試験管を100±5℃に設定したブロックヒーターにて90分間加熱し、アセチル化反応を行った。(5)その後、この試験管を100±5℃に設定したブロックヒーターにて窒素を吹き込みながら加熱し、試験管内の無水酢酸及びピリジンを蒸発させた。(6)続いて、無水酢酸及びピリジンを蒸発させた後の試験管内にトルエンを5mL加え、アセチル化物と十分に混合し、アセチル化物をトルエンに溶解させた。(7)その後、窒素を吹き込みながら、この試験管を100±5℃に設定したブロックヒーターにて加熱し、試験管内のトルエンを蒸発させた。(8)(6)〜(7)の操作を3回行った。(9)その後、トルエンを蒸発させた後の試験管内にテトラヒドロフラン(特級)を3mL加え、アセチル化物と十分に混合し、アセチル化物をテトラヒドロフランに溶解させた。(10)そして、得られた溶解液から、メッシュ径0.2μmのフィルターを用いて不溶物を除去し、高速液体クロマトグラフ法(HPLC)による測定を行った。
得られたHPLCチャートの各ピークに相当するアセチル化したアルキルグリコシドの分子量を質量分析法で測定した。そして、得られた分子量に基づき、HPLCチャートの各ピークに各糖縮重合度のアセチル化したアルキルグリコシドを振り当てた。更に、各ピーク面積を上記検出器に付属するコンピュータにより算出した。
続いて、以下に示す計算式を用いて糖縮重合度を算出した。なお、以下において、AG-nは、糖縮重合度n(n=1,2・・・・)のアセチル化したアルキルグリコシドを示す。また、Snは、糖縮重合度n(n=1,2・・・・)のアセチル化したアルキルグリコシドが振り当てられたHPLCピークの面積を示す。
(糖縮重合度を求めるための計算式)
AG-1の分子量=〔アセチル化したグルコースの分子量−OHの分子量〕+R1OHの分子量=331.2+172.3=503.5
AG-2の分子量=AG-1の分子量+さらに縮合したグルコースのアセチル化物の分子量=AG-1の分子量+288
同様に、AG-nの分子量=AG-(n-1)の分子量+288
AG-nのモル比=Sn/AG-nの分子量/Σ(Si/AG-iの分子量)
糖縮重合度=Σ(AG-jのモル比×j)
なお、アセチル化したグルコースの分子式はC142010で、縮合したグルコースのアセチル化物の分子式はC12168である。
上記計算式にて得られた数値を以下の表2に示す。なお五量体(AG-5)はHPLCにおいて検出されなかった。
Figure 2008096986
表2より、本実施例で使用したアルキルグリコシドの糖縮重合度(y)は、y=AG-1のモル比+AG-2のモル比×2+AG-3のモル比×3+AG-4のモル比×4=1.43により算出された。
本発明は、例えば、眼鏡レンズ等のプラスチックレンズを製造する際の洗浄工程に好適に使用される。
Aは、洗浄前のレンズ表面の一例を示す写真であり、Bは、洗浄後において洗浄試験の評価が○(良好)の場合のプラスチックレンズ基材表面の一例を示す写真であり、Cは、洗浄後において洗浄試験の評価が×(劣る)の場合のプラスチックレンズ基材表面の一例を示す写真であり、Dは、洗浄後において洗浄試験の評価が××(非常に劣る)の場合のプラスチックレンズ基材表面の一例を示す写真である。

Claims (8)

  1. アルカリと、アルキルグリコシドと、グリセリルエーテルと、炭化水素と、水とを含有し、
    前記アルカリの含有量が、3〜8重量%であり、
    前記アルキルグリコシドの含有量が、8〜18重量%であり、
    前記アルキルグリコシドの含有量を前記グリセリルエーテルの含有量で除した値が、3〜4であるプラスチックレンズ用洗浄剤組成物。
  2. 前記アルカリは、アルカリ金属の水酸化物、珪酸塩、およびリン酸塩から選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物。
  3. 前記アルカリは、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムから選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物。
  4. 前記炭化水素は、炭素数が10〜18の化合物である請求項1に記載のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物。
  5. 前記炭化水素は、オレフィン系炭化水素及びパラフィン系炭化水素から選ばれる少なくとも1つである請求項4に記載のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物。
  6. 前記アルキルグリコシドは、アルキルポリグリコシドである請求項1に記載のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物。
  7. 洗浄剤組成物を用いてプラスチックレンズ基材を洗浄する洗浄工程を含み、
    前記洗浄剤組成物は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のプラスチックレンズ用洗浄剤組成物であるプラスチックレンズの製造方法。
  8. 前記洗浄工程は、
    汚れが付着した前記プラスチックレンズ基材を前記洗浄剤組成物を用いて洗浄する工程と、
    前記洗浄剤組成物を含むリンス液を用いて前記プラスチックレンズ基材をすすぎ洗いする工程とを含む請求項7に記載のプラスチックレンズの製造方法。
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