JP4944342B2 - 油性汚れ取り用洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中でも油性汚れ取り用洗浄剤組成物、特にエンジンルーム洗浄用、工具や部品洗浄用、床洗浄用のものとして好適な油性汚れ取り用洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンルーム、例えば自動車のエンジンルームにおいては、その内部や周囲に油性の汚れが付着し、また外部から粉塵が侵入してエンジンの運転に悪影響を及ぼすため、車検整備の際にはこのような汚れや粉塵の除去作業が行われている。また、各種部品の取扱い作業、例えばリサイクル時にも同様の汚れ等の除去作業が行われている。さらには、これらの部品の取扱い作業時に使用される工具や、作業場である床も同様の汚れ、例えば機械油やグリース等の付着が免れず、同様の汚れ等の除去作業が施されている。
しかしながら、このような油性汚れ除去においては、油性汚れ洗浄性が十分でなかったり、油性汚れ洗浄性は良好であっても基材に腐食や外観不良等の悪影響を及ぼすという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、このような事情の下、基材に悪影響を及ぼさずに良好な油性汚れ洗浄性を示すなど油性汚れ取り処理に適し、さらにはエンジンルーム洗浄、工具や部品洗浄、床洗浄に用いて好適な洗浄剤組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、油性汚れ取り用洗浄剤組成物を開発するために鋭意研究を重ねた結果、特定のアミンオキシドと無機アルカリ剤を活性成分として特定の用量で含有し、特定の有機溶剤を含む水に溶解させ、所望に応じさらに特定の添加剤を配合した処方のものが、その目的に適合することを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、本発明は、(A)一般式
【化4】
(式中、R1はテトラデシル基、R2及びR3は炭素数1〜4のアルキル基を示す)
で表わされるアルキルアミンオキシド0.5〜30質量%、(B)アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩及びケイ酸塩の中から選ばれた少なくとも1種の無機アルカリ剤0.5〜10質量%、(C)グリコールエーテル系溶剤の中から選ばれた少なくとも1種の有機溶剤0.5〜20質量%を含有する水溶液からなることを特徴とする油性汚れ取り用洗浄剤組成物を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の洗浄剤組成物において(A)成分は、前記一般式(I)で表わされるアルキルアミンオキシドであるが、該アルキルアミンオキシド単独からなるものであるほか、これを過半量、好ましくは80質量%以上、特に90質量%を超える量含み、残りがアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤及び両性界面活性剤の中から選ばれた少なくとも1種であるものであってもよい。
このような混在してもよいアニオン界面活性剤としては、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、脂肪酸エステルスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、石油スルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、第二アルコールサルフェートなどが好ましく、また、ノニオン界面活性剤としては、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、脂肪酸ポリオキシエチレンエステル、アルキルポリオキシアルキレンエーテル、脂肪酸ソルビタンエステル、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタンエステル、中でも炭素数12、16又は18の長鎖アルキル基を有するアルキルアミンオキシドが好ましく、また、両性界面活性剤としては、グリシンベタイン型のものが好ましい。
一般式(I)のアルキルアミンオキシドとしては、R1 がテトラデシル基で、R2及びR3が炭素数1〜4、好ましくは1〜2のアルキル基、特にメチル基であるものが好ましい。このアルキルアミンオキシドはそれより低級のアルキルアミンオキシド、中でもラウリルアミンオキシドよりも高粘性であるものの、低粘度でも洗浄力を高めうるので、より少量で有効である。
【0007】
また、(B)成分としては、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩又はケイ酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ナトリウムなどが用いられる。これらは単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0008】
(C)成分として用いられるグリコールエーテル系溶剤にはポリグリコールエーテル溶剤も包含され、該溶剤については特に限定されるものではないが、下記一般式(III)で表されるものや、そのエステル化物が好ましい。
R7O{(C2H4O)m(C3H6O)n}H (III)
(式中、R7は炭素数1〜4のアルキル基を示し、m及びnは各々0〜3であって、同時に0になることはなく、{ }内はm及びnが0より大きいとき、オキシエチレン基とオキシプロピレン基がランダム状及び/又はブロック状に結合してなるポリオキシアルキレン鎖である。)
【0009】
また、(C)成分の有機溶剤には、単結合性酸素含有アミン系溶剤、すなわち水酸基及び/又はエーテル結合を有するアミンを併用することもできる。
このような単結合性酸素含有アミン系溶剤としては、例えばアルカノールアミン類や、モルホリン類が挙げられる。アルカノールアミン類の例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N‐メチルモノエタノールアミン、N‐エチルモノエタノールアミン、N‐ブチルモノエタノールアミン、N‐メチルジエタノールアミン、N‐エチルジエタノールアミン、N‐ブチルジエタノールアミン、N,N‐ジメチルエタノールアミン、N,N‐ジエチルエタノールアミン、N,N‐ジブチルモノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンなどが、また、モルホリン類の例としては、モルホリン、N‐メチルモルホリン、N‐エチルモルホリンなどがそれぞれ挙げられ、中でも特に、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノイソプロパノールアミンが好ましい。
これらは単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0010】
このようなものとしては、例えば、3‐メトキシ‐3‐メチル‐1‐ブタノール、3‐メトキシ‐3‐メチルブチルアセテート、4‐メトキシブチルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールエチレングリコールモノブチルエーテルなどが挙げられ、中でも特に、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3‐メトキシ‐3‐メチル‐1‐ブタノールが好ましい。
これらは単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
【0011】
また、所望により添加される(D)成分として用いられるキレート剤については特に限定されるものではないが、好ましいものはエチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチレンジアミンテトラミン六酢酸、ヘプトン酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸、ジヒドロキシエチルグリシン、アルキルグリシン‐N,N‐ジ酢酸、アスパラギン酸‐N,N‐ジ酢酸、セリン‐N,N‐ジ酢酸、グルタミン酸二酢酸、(S,S)‐エチレンジアミンジコハク酸等の塩、中でもアルカリ金属塩又はアンモニウム塩などであり、特にエチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩などが好ましい。
これらは単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
【0012】
また、(D)成分として用いられる防錆剤の例としては、ベンゾトリアゾール系やジカルボン酸系のもの、その他ジシクロヘキシルアンモニウムニトラート、p‐tert‐ブチル安息香酸などが挙げられる。
ベンゾトリアゾール系のものの例としては、1,2,3‐ベンゾトリアゾール、5‐ニトロベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
【0013】
また、ジカルボン酸系のものの例としては、炭素数が6〜30、好ましくは8〜25のもの、例えばアジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1‐,9‐ノナメチレンジカルボン酸、1‐,10‐デカメチレンジカルボン酸、1‐,11‐ウンデカメチレンジカルボン酸、1‐,12‐ドデカメチレンジカルボン酸のような脂肪族ジカルボン酸、中でも特にアゼライン酸、セバシン酸、1‐,9‐ノナメチレンジカルボン酸、1‐,10‐デカメチレンジカルボン酸であって、塩を形成する塩基又は塩基残基がナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、メチルジエタノールアミン、モルホリンなどの単結合性O含有アミンであるものなどが挙げられ、中でも上記塩基又は塩基残基がカリウム又はアミン、特にカリウムであるものが好ましい。
これらの中でも特に1,2,3‐ベンゾトリアゾールや、ダイアシッド1550のような脂肪族ジカルボン酸系のものや、p‐tert‐ブチル安息香酸などが好ましい。
これらは単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
【0014】
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の目的をそこなわない範囲で、必要に応じ、洗浄剤組成物に通常用いられる添加成分を含有させることができる。このような添加成分としては、例えば防腐剤、防菌・防黴剤、希釈溶剤、安定化溶剤、ハイドロトロープ、凍結防止剤、研磨剤、紫外線吸収剤、色素、香料などが挙げられる。
【0015】
本発明の洗浄剤組成物には、上記組成成分の他、水を含有させるのが好ましく、エタノールやイソプロパノール等の低級アルコールなどの水性溶媒も用いうるが、その場合には少量を水とともに用いた水系溶媒とするのがよい。
【0016】
本発明の洗浄剤組成物における上記組成成分の含有割合は、前記一般式(I)で表わされるアルキルアミンオキシドについては0.5〜30質量%、好ましくは0.5〜15質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.5質量%未満では洗浄効果が十分ではないし、また30質量%を超えると増粘し、取り扱いにくくなる。
また、(B)成分の無機アルカリ剤については0.5〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.5質量%未満では洗浄効果が十分ではないし、また10質量%を超えると洗浄処理される基材への影響が出やすくなるし、また却って溶解性が低下する場合もある。
(C)成分のグリコールエーテル系溶剤及び場合により併用される単結合酸素含有アミン系溶剤については0.5〜20質量%、好ましくは1〜10質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.5質量%未満では洗浄効果が十分ではないし、また20質量%を超えると組成物の安定性が低下し、洗浄処理される基材への影響が出やすくなる。
特に、グリコールエーテル系溶剤単独の場合については0.5〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%の範囲で選ぶのがよいし、併用される単結合性酸素含有アミン系溶剤についても0.5〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%の範囲で選ぶのがよい。
(D)成分のキレート剤及び/又は防錆剤については0.01〜5質量%、好ましくは0.01〜4質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.01質量%未満では添加効果が十分ではないし、また5質量%を超えると溶解しにくくなる。
特に、(D)成分のキレート剤については0.01〜2質量%、中でも0.01〜1質量%の範囲で、また防錆剤については0.01〜2質量%、中でも0.01〜1質量%の範囲でそれぞれ選ぶのがよい。
【0017】
本発明の油性汚れ取り用洗浄剤組成物は、特にエンジンルーム洗浄用や、工具や部品洗浄用として好適である。
また、本発明の油性汚れ取り用洗浄剤組成物は、床、具体的には、工場(例えば自動車の補修工場、機械修理工場、産業廃棄物処理工場、各種製造工場等)、展示場(例えば自動車のショールーム、OA機器や家電等の展示場等)、建物(例えば住宅、オフィスビル、ホテル、図書館、美術館、博物館、公会堂、コンサートホールのような各種ホール等)、自動車や鉄道車両等の車両、航空機、船舶等の床に施用される。床の材質としては、例えばフローリング等の木材、合板、樹脂板、リノリウム材、コンクリート、それらの塗装物などが挙げられる。
【0018】
【実施例】
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
なお、各例中の組成成分の割合は質量%で表す。
【0019】
実施例1〜9、比較例1〜3
表1に示す組成成分及び配合割合の洗浄剤組成物を各試料として調製した。
各試料について各種性能試験を以下のとおり行った。
【0020】
・洗浄性: 100mlビーカーにて各試料を水で2倍に希釈した水溶液を調製し、これを洗浄液とした。25×50×2mm寸法のポリプロピレン製シートに、植物油を主体とし、鉱物油を混合して調製した人工汚染油を付着させ、30±2℃に保ちながら均一に塗り広げてテストピースとし、これについて、上記と同サイズの未処理の対照シートを基準として、色差をミノルタ社製CR−210型色差計により測定した。
このテストピースを450rpmで回転させている洗浄液に30±2℃で10分間浸漬させて洗浄したのち、再度上記色差計により色差を測定し、以下の数式により洗浄率を求め、以下の評価基準で判定した。
洗浄率(%)=(ΔE1−ΔE2)×100/ΔE1
(ここで、ΔE1は洗浄試験前のテストピースの色差、ΔE2は洗浄試験後のテストピースの色差を示す)
◎:良好(洗浄率90%以上)
○:やや良好(洗浄率70%以上90%未満)
△:やや不良(洗浄率50%以上70%未満)
×:不良(洗浄率50%未満)
【0021】
・グリース汚れ取り性: 各試料を水で2倍に希釈した水溶液を調製し、これを洗浄液とした。40×60×1mmのステンレス鋼板に、グリース(スリーボンド社製、シリコーングリース)を0.03g/cm2塗布してテストピースとし、これを上記洗浄液200ml中、30±2℃で10分間超音波洗浄(47kHz、0.3W/cm2)したのち、水洗、乾燥してグリースの除去率を求め、以下の評価基準で判定した。
◎:良好(除去率90%以上)
○:やや良好(除去率70%以上90%未満)
△:やや不良(除去率50%以上70%未満)
×:不良(除去率50%未満)
【0022】
・安定性: 各試料について、それを−15から50℃の間の温度で昇降温を1日当り2サイクル繰り返すサイクリング試験に付し、2週間後の安定性を次の評価基準で判定した。
◎:良好(均一で析出物がない)
△:かなり良好(ほとんど均一であるが、析出物が若干ある)
×:不良(不均一で相分離しているか、あるいは析出物が多量ある)
【0023】
・基材に対する影響度
1)金属基材について:30×40×1mmに裁断した鋼板、アルミニウム板、黄銅板をそれぞれ耐水ペーパーで研磨してエタノールで洗浄した。これら各金属板を各実施例及び比較例の洗浄液中に50℃で7日間浸漬したまま放置したのち、各金属板を取り出し乾燥して重量変化を調べ次の評価基準で判定した。
○: 腐食増減量が±1.0mg/cm2・日の範囲内と少ない。
×: 腐食増減量が±1.0mg/cm2・日の範囲を超えて多い。
【0024】
2)ゴム基材について:25×50×2mmに成形したゴム板の表面に各実施例及び比較例の洗浄液をスポット状に滴下し、室温で30分間放置したのち、洗浄液を拭き取り、ゴム板の表面における膨潤などの外観異常の有無を目視により観察した。
○: 外観異常なし
×: 膨潤して外観異常あり
【0025】
3)プラスチック基材について:25×50×2mmに成形した、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン及びポリプロピレン製の各樹脂板の表面に各実施例及び比較例の洗浄液をスポット状に滴下し、室温で30分間放置したのち、洗浄液を拭き取り、樹脂板の表面における膨潤などの外観異常の有無を目視により観察した。
○: 外観異常なし
×: 膨潤して外観異常あり
以上の試験結果も表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
表中、商品名又は略号で示した各種成分は、次のとおりのものである。
アロモックスDM14D−N: ライオン社製、テトラデシルジメチルアミンオキシド
ポリオキシエチレンラウリルエーテル: エチレンオキシド平均付加数が7のもの
硫酸ラウリルポリオキシエチレンNa: ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルNa塩であって、エチレンオキシド平均付加数が4のもの
MEA: モノエタノールアミン
MIPA: 三井化学ファイン社製、モノイソプロパノールアミン
ML−250: アデカカーポール ML−250、旭電化工業社製、ポリオキシアルキレンエーテル
BT−120: 城北化学社製、ベンゾトリアゾール系防錆剤
クレワットS2: ナガセケムテックス社製、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩
ダイアシッド1550: ハリマ化成社製、ジカルボン酸系防錆剤
PTBBA: p‐tert‐ブチル安息香酸
【0028】
表より、各実施例の洗浄剤は、試験したいずれの特性にも優れているのに対し、比較例の洗浄剤は、耐基材損傷性や安定性やグリース汚れ取り性に劣り、あるいは洗浄性やグリース汚れ取り性に劣ることが分る。
【0029】
【発明の効果】
本発明の油性汚れ取り用洗浄剤組成物は、基材に悪影響を及ぼさずに良好な油性汚れ洗浄性を示す。そして、特にエンジンルーム洗浄、工具や部品洗浄、床洗浄に好適に用いられる。
Claims (8)
- (C)成分のグリコールエーテル系溶剤がエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3‐メトキシ‐3‐メチル‐1‐ブタノールである請求項1記載の油性汚れ取り用洗浄剤組成物。
- さらに(D)キレート剤及び/又は防錆剤0.01〜5質量%を含有する請求項1又は2記載の油性汚れ取り用洗浄剤組成物。
- (D)成分のキレート剤がエチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸又はこれらの塩である請求項3記載の油性汚れ取り用洗浄剤組成物。
- (D)成分の防錆剤がベンゾトリアゾール系又はジカルボン酸系のものである請求項3記載の油性汚れ取り用洗浄剤組成物。
- エンジンルーム洗浄用である請求項1ないし5のいずれかに記載の油性汚れ取り用洗浄剤組成物。
- 工具又は部品洗浄用である請求項1ないし5のいずれかに記載の油性汚れ取り用洗浄剤組成物。
- 床洗浄用である請求項1ないし5のいずれかに記載の油性汚れ取り用洗浄剤組成物。
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