JP2004067977A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2004067977A
JP2004067977A JP2002255762A JP2002255762A JP2004067977A JP 2004067977 A JP2004067977 A JP 2004067977A JP 2002255762 A JP2002255762 A JP 2002255762A JP 2002255762 A JP2002255762 A JP 2002255762A JP 2004067977 A JP2004067977 A JP 2004067977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning composition
composition according
cleaning
mass
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002255762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4944342B2 (ja
Inventor
Akio Kobayashi
小林 昭夫
Hideki Wakao
若生 英樹
Chiaki Tabata
田畑 千秋
Katsuhisa Takishita
滝下 勝久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Chemical Co Ltd
Original Assignee
Ishihara Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Chemical Co Ltd filed Critical Ishihara Chemical Co Ltd
Priority to JP2002255762A priority Critical patent/JP4944342B2/ja
Publication of JP2004067977A publication Critical patent/JP2004067977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4944342B2 publication Critical patent/JP4944342B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

【課題】基材に悪影響を及ぼさずに良好な油性汚れ洗浄性を示すなど油性汚れ取り処理に適し、さらにはエンジンルーム洗浄、工具や部品洗浄、床洗浄に用いて好適な洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)式
Figure 2004067977

(RはC14アルキル、RとRはC1〜4アルキル)のアルキルアミンオキシドを主とする界面活性剤と(B)無機アルカリ剤を含有し、かつ該アルキルアミンオキシドと(B)成分の各含量が0.5〜30%と0.5〜10%であるか、あるいは該アルキルアミンオキシド0.5〜30%、無機アルカリ剤0.5〜10%、及びアミン系溶剤及び/又はグリコールエーテル系溶剤0.5〜20%を含有するものとする。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄剤組成物、中でも油性汚れ取り用、さらにはエンジンルーム洗浄用、工具や部品洗浄用、床洗浄用のものとして好適な洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンルーム、例えば自動車のエンジンルームにおいては、その内部や周囲に油性の汚れが付着し、また外部から粉塵が侵入してエンジンの運転に悪影響を及ぼすため、車検整備の際にはこのような汚れや粉塵の除去作業が行われている。また、各種部品の取扱い作業、例えばリサイクル時にも同様の汚れ等の除去作業が行われている。さらには、これらの部品の取扱い作業時に使用される工具や、作業場である床も同様の汚れ、例えば機械油やグリース等の付着が免れず、同様の汚れ等の除去作業が施されている。
しかしながら、このような油性汚れ除去においては、油性汚れ洗浄性が十分でなかったり、油性汚れ洗浄性は良好であっても基材に腐食や外観不良等の悪影響を及ぼすという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、このような事情の下、基材に悪影響を及ぼさずに良好な油性汚れ洗浄性を示すなど油性汚れ取り処理に適し、さらにはエンジンルーム洗浄、工具や部品洗浄、床洗浄に用いて好適な洗浄剤組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記した良好な特性を示す洗浄剤組成物を開発するために鋭意研究を重ねた結果、特定のアミンオキシドと無機アルカリ剤を活性成分として特定の用量で配合した処方のものや、このものにさらに特定の添加剤を配合した処方のものが、その目的に適合することを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
(1) (A)一般式(I)
【化4】
Figure 2004067977
(式中、Rは炭素数14のアルキル基、R及びRは炭素数1〜4のアルキル基を示す)
で表わされるアルキルアミンオキシドを主とする界面活性剤及び(B)無機アルカリ剤を含有し、かつ該アルキルアミンオキシド及び(B)成分の含量がそれぞれ0.5〜30質量%及び0.5〜10質量%であることを特徴とする洗浄剤組成物。
(2) (A′)一般式(I)
【化5】
Figure 2004067977
(式中、Rは炭素数14のアルキル基、R及びRは炭素数1〜4のアルキル基を示す)
で表わされるアルキルアミンオキシド0.5〜30質量%、(B)無機アルカリ剤0.5〜10質量%、及び(C)一般式(II)
【化6】
Figure 2004067977
(式中、Rは水素、アルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−CHCH−N(−R)−Rであり、R及びRは同じかあるいは互いに異なって、水素、アルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−CHCH−N(−R)−Rであるか、あるいはRとRとで一緒になって−CHCH−O−CHCH−を示し、R及びRは同じかあるいは互いに異なって、水素又はアルキル基を示す。ただし、R、R及びRが共に水素であるということはない。)
で表わされるアミン系溶剤及び/又は(D)グリコールエーテル系溶剤0.5〜20質量%を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
(3) さらに(E)キレート剤及び/又は(F)防錆剤0.01〜5質量%を含有する前記(2)記載の洗浄剤組成物。
(4) (A)成分のアルキルアミンオキシドがテトラデシルジメチルアミンオキシドである前記(1)ないし(3)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(5) (B)成分の無機アルカリ剤がアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩又はケイ酸塩である前記(1)ないし(4)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(6) (C)成分のアミン系溶剤が単結合性O含有アミン系溶剤である前記(1)ないし(5)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(7) 単結合性O含有アミン系溶剤がモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノイソプロパノールアミンである前記(6)記載の洗浄剤組成物。
(8) (D)成分のグリコールエーテル系溶剤がエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3‐メトキシ‐3‐メチル‐1‐ブタノールである前記(1)ないし(7)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(9) (E)成分のキレート剤がエチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸又はこれらの塩である前記(1)ないし(8)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(10) (F)成分の防錆剤がベンゾトリアゾール系、ジカルボン酸系のものである前記(1)ないし(9)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(11) 油性汚れ取り用である前記(1)ないし(10)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(12) エンジンルーム洗浄用である前記(1)ないし(11)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(13) 工具又は部品洗浄用である前記(1)ないし(11)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
(14) 床洗浄用である前記(1)ないし(11)のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の洗浄剤組成物において(A)成分として用いられる界面活性剤は、前記一般式(I)で表わされるアルキルアミンオキシドを主とするものであって、該アルキルアミンオキシドのみからなるか、或いはこれを過半量、好ましくは80質量%以上、特に90質量%を超える量含み、残りが他の界面活性剤、好ましくはアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤及び両性界面活性剤の中から選ばれた少なくとも1種であるものである。
この他の界面活性剤のうち、アニオン界面活性剤としては、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、脂肪酸エステルスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、石油スルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、第二アルコールサルフェートなどが好ましく、また、ノニオン界面活性剤としては、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、脂肪酸ポリオキシエチレンエステル、アルキルポリオキシアルキレンエーテル、脂肪酸ソルビタンエステル、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタンエステル、中でも炭素数12、16又は18の長鎖アルキル基を有するアルキルアミンオキシドが好ましく、また、両性界面活性剤としては、グリシンベタイン型のものが好ましい。
一般式(I)のアルキルアミンオキシドとしては、Rが炭素数14のアルキル基、好ましくはテトラデシル基で、またR及びRが炭素数1〜4、好ましくは1〜2のアルキル基、特にメチル基であるものが用いられる。このアルキルアミンオキシドはそれより低級のアルキルアミンオキシド、中でもラウリルアミンオキシドよりも高粘性であるものの、低粘度でも洗浄力を高めうるので、より少量で有効である。
【0007】
また、(B)成分として用いられる無機アルカリ剤については特に限定されるものではないが、無機水酸化物や無機アルカリ塩類、中でもアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩又はケイ酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ナトリウムなどが好ましい。これらは単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0008】
また、(C)成分として用いられる、前記一般式(II)で表わされるアミン系溶剤としては、例えばジエチルアミン、トリエチルアミン、ペンチルアミン、ラウリルアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、テトラエチレンペンタミンのようなアルキルアミン等も挙げられるが、好ましくは単結合性O含有アミン系溶剤、中でも水酸基及び/又はエーテル結合を有するアミンからなるものが挙げられる。
この単結合性O含有アミン系溶剤としては、好ましくはアルカノールアミン類や、モルホリン類が挙げられる。アルカノールアミン類の例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N‐メチルモノエタノールアミン、N‐エチルモノエタノールアミン、N‐ブチルモノエタノールアミン、N‐メチルジエタノールアミン、N‐エチルジエタノールアミン、N‐ブチルジエタノールアミン、N,N‐ジメチルエタノールアミン、N,N‐ジエチルエタノールアミン、N,N‐ジブチルモノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンなどが、また、モルホリン類の例としては、モルホリン、N‐メチルモルホリン、N‐エチルモルホリンなどがそれぞれ挙げられ、中でも特に、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノイソプロパノールアミンが好ましい。
これらは単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0009】
また、(D)成分として用いられるグリコールエーテル系溶剤にはポリグリコールエーテル溶剤も包含され、該溶剤については特に限定されるものではないが、下記一般式(III)で表されるものや、そのエステル化物が好ましい。
O{(CO)(CO)}H   (III)
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、m及びnは各々0〜3であって、同時に0になることはなく、{ }内はm及びnが0より大きいとき、オキシエチレン基とオキシプロピレン基がランダム状及び/又はブロック状に結合してなるポリオキシアルキレン鎖である。)
【0010】
このようなものとしては、例えば、3‐メトキシ‐3‐メチル‐1‐ブタノール、3‐メトキシ‐3‐メチルブチルアセテート、4‐メトキシブチルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールエチレングリコールモノブチルエーテルなどが挙げられ、中でも特に、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3‐メトキシ‐3‐メチル‐1‐ブタノールが好ましい。
これらは単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
【0011】
また、(E)成分として用いられるキレート剤については特に限定されるものではないが、好ましくはエチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチレンジアミンテトラミン六酢酸、ヘプトン酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸、ジヒドロキシエチルグリシン、アルキルグリシン‐N,N‐ジ酢酸、アスパラギン酸‐N,N‐ジ酢酸、セリン‐N,N‐ジ酢酸、グルタミン酸二酢酸、(S,S)‐エチレンジアミンジコハク酸等の塩、中でもアルカリ金属塩又はアンモニウム塩などが挙げられ、中でも、エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩などが好ましい。
これらは単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
【0012】
また、(F)成分として用いられる防錆剤の例としては、ベンゾトリアゾール系やジカルボン酸系のもの、その他ジシクロヘキシルアンモニウムニトラート、p‐tert‐ブチル安息香酸などが挙げられる。
ベンゾトリアゾール系のものの例としては、1,2,3‐ベンゾトリアゾール、5‐ニトロベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
【0013】
また、ジカルボン酸系のものの例としては、炭素数が6〜30、好ましくは8〜25のもの、例えばアジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1‐,9‐ノナメチレンジカルボン酸、1‐,10‐デカメチレンジカルボン酸、1‐,11‐ウンデカメチレンジカルボン酸、1‐,12‐ドデカメチレンジカルボン酸のような脂肪族ジカルボン酸、中でも特にアゼライン酸、セバシン酸、1‐,9‐ノナメチレンジカルボン酸、1‐,10‐デカメチレンジカルボン酸であって、塩を形成する塩基又は塩基残基がナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、メチルジエタノールアミン、モルホリンなどの単結合性O含有アミンであるものなどが挙げられ、中でも上記塩基又は塩基残基がカリウム又はアミン、特にカリウムであるものが好ましい。
これらの中でも特に1,2,3‐ベンゾトリアゾールや、ダイアシッド1550のような脂肪族ジカルボン酸系のものや、p‐tert‐ブチル安息香酸などが好ましい。
これらは単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
【0014】
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の目的をそこなわない範囲で、必要に応じ、洗浄剤組成物に通常用いられる添加成分を含有させることができる。このような添加成分としては、例えば防腐剤、防菌・防黴剤、希釈溶剤、安定化溶剤、ハイドロトロープ、凍結防止剤、研磨剤、紫外線吸収剤、色素、香料などが挙げられる。
【0015】
本発明の洗浄剤組成物には、上記組成成分の他、水を含有させるのが好ましく、エタノールやイソプロパノール等の低級アルコールなどの水性溶媒も用いうるが、その場合には少量を水とともに用いた水系溶媒とするのがよい。
【0016】
本発明の洗浄剤組成物における上記組成成分の含有割合は、前記一般式(I)で表わされるアルキルアミンオキシドについては0.5〜30質量%、好ましくは0.5〜15質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.5質量%未満では洗浄効果が十分ではないし、また30質量%を超えると増粘し、取り扱いにくくなる。
また、(B)成分の無機アルカリ剤については0.5〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.5質量%未満では洗浄効果が十分ではないし、また10質量%を超えると洗浄処理される基材への影響が出やすくなるし、また却って溶解性が低下する場合もある。
(C)成分のアミン系溶剤及び/又は(D)成分のグリコールエーテル系溶剤については0.5〜20質量%、好ましくは1〜10質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.5質量%未満では洗浄効果が十分ではないし、また20質量%を超えると組成物の安定性が低下し、洗浄処理される基材への影響が出やすくなる。
特に、(C)成分のアミン系溶剤、中でも単結合性O含有アミン系溶剤については0.5〜10質量%、中でも0.5〜5質量%の範囲で、また(D)成分のグリコールエーテル系溶剤については0.5〜10質量%、中でも0.5〜5質量%の範囲でそれぞれ選ぶのがよい。
(E)成分のキレート剤及び/又は(F)成分の防錆剤については0.01〜5質量%、好ましくは0.01〜4質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.01質量%未満では添加効果が十分ではないし、また5質量%を超えると溶解しにくくなる。
特に、(E)成分のキレート剤については0.01〜2質量%、中でも0.01〜1質量%の範囲で、また(F)成分の防錆剤については0.01〜2質量%、中でも0.01〜1質量%の範囲でそれぞれ選ぶのがよい。
【0017】
本発明の洗浄剤組成物は、油性汚れ取り用のもの、さらにはエンジンルーム洗浄用や、工具や部品洗浄用のものとして好適である。
また、本発明の洗浄剤組成物は、床、具体的には、工場(例えば自動車の補修工場、機械修理工場、産業廃棄物処理工場、各種製造工場等)、展示場(例えば自動車のショールーム、OA機器や家電等の展示場等)、建物(例えば住宅、オフィスビル、ホテル、図書館、美術館、博物館、公会堂、コンサートホールのような各種ホール等)、自動車や鉄道車両等の車両、航空機、船舶等の床に施用される。床の材質としては、例えばフローリング等の木材、合板、樹脂板、リノリウム材、コンクリート、それらの塗装物などが挙げられる。
【0018】
【実施例】
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
なお、各例中の組成成分の割合は質量%で表す。
【0019】
実施例1〜11、比較例1〜3
表1に示す組成成分及び配合割合の洗浄剤組成物を各試料として調製した。
各試料について各種性能試験を以下のとおり行った。
【0020】
・洗浄性: 100mlビーカーにて各試料を水で2倍に希釈した水溶液を調製し、これを洗浄液とした。25×50×2mm寸法のポリプロピレン製シートに、植物油を主体とし、鉱物油を混合して調製した人工汚染油を付着させ、30±2℃に保ちながら均一に塗り広げてテストピースとし、これについて、上記と同サイズの未処理の対照シートを基準として、色差をミノルタ社製CR−210型色差計により測定した。
このテストピースを450rpmで回転させている洗浄液に30±2℃で10分間浸漬させて洗浄したのち、再度上記色差計により色差を測定し、以下の数式により洗浄率を求め、以下の評価基準で判定した。
洗浄率(%)=(ΔE−ΔE)×100/ΔE
(ここで、ΔEは洗浄試験前のテストピースの色差、ΔEは洗浄試験後のテストピースの色差を示す)
◎:良好(洗浄率90%以上)
○:やや良好(洗浄率70%以上90%未満)
△:やや不良(洗浄率50%以上70%未満)
×:不良(洗浄率50%未満)
【0021】
・グリース汚れ取り性: 各試料を水で2倍に希釈した水溶液を調製し、これを洗浄液とした。40×60×1mmのステンレス鋼板に、グリース(スリーボンド社製、シリコーングリース)を0.03g/cm塗布してテストピースとし、これを上記洗浄液200ml中、30±2℃で10分間超音波洗浄(47kHz、0.3W/cm)したのち、水洗、乾燥してグリースの除去率を求め、以下の評価基準で判定した。
◎:良好(除去率90%以上)
○:やや良好(除去率70%以上90%未満)
△:やや不良(除去率50%以上70%未満)
×:不良(除去率50%未満)
【0022】
・安定性: 各試料について、それを−15から50℃の間の温度で昇降温を1日当り2サイクル繰り返すサイクリング試験に付し、2週間後の安定性を次の評価基準で判定した。
◎:良好(均一で析出物がない)
△:かなり良好(ほとんど均一であるが、析出物が若干ある)
×:不良(不均一で相分離しているか、あるいは析出物が多量ある)
【0023】
・基材に対する影響度
1)金属基材について:30×40×1mmに裁断した鋼板、アルミニウム板、黄銅板をそれぞれ耐水ペーパーで研磨してエタノールで洗浄した。これら各金属板を各実施例及び比較例の洗浄液中に50℃で7日間浸漬したまま放置したのち、各金属板を取り出し乾燥して重量変化を調べ次の評価基準で判定した。
○: 腐食増減量が±1.0mg/cm・日の範囲内と少ない。
×: 腐食増減量が±1.0mg/cm・日の範囲を超えて多い。
【0024】
2)ゴム基材について:25×50×2mmに成形したゴム板の表面に各実施例及び比較例の洗浄液をスポット状に滴下し、室温で30分間放置したのち、洗浄液を拭き取り、ゴム板の表面における膨潤などの外観異常の有無を目視により観察した。
○: 外観異常なし
×: 膨潤して外観異常あり
【0025】
3)プラスチック基材について:25×50×2mmに成形した、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン及びポリプロピレン製の各樹脂板の表面に各実施例及び比較例の洗浄液をスポット状に滴下し、室温で30分間放置したのち、洗浄液を拭き取り、樹脂板の表面における膨潤などの外観異常の有無を目視により観察した。
○: 外観異常なし
×: 膨潤して外観異常あり
以上の試験結果も表1に示す。
【0026】
【表1】
Figure 2004067977
【0027】
表中、商品名又は略号で示した各種成分は、次のとおりのものである。
アロモックスDM14D−N: ライオン社製、テトラデシルジメチルアミンオキシド
ポリオキシエチレンラウリルエーテル: エチレンオキシド平均付加数が7のもの
硫酸ラウリルポリオキシエチレンNa: ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルNa塩であって、エチレンオキシド平均付加数が4のもの
MEA: モノエタノールアミン
MIPA: 三井化学ファイン社製、モノイソプロパノールアミン
ML−250: アデカカーポール ML−250、旭電化工業社製、ポリオキシアルキレンエーテル
BT−120: 城北化学社製、ベンゾトリアゾール系防錆剤
クレワットS2: ナガセケムテックス社製、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩
ダイアシッド1550: ハリマ化成社製、ジカルボン酸系防錆剤
PTBBA: p‐tert‐ブチル安息香酸
【0028】
表より、各実施例の洗浄剤は、試験したいずれの特性にも優れているのに対し、比較例の洗浄剤は、耐基材損傷性や安定性やグリース汚れ取り性に劣り、あるいは洗浄性やグリース汚れ取り性に劣ることが分る。
【0029】
【発明の効果】
本発明の洗浄剤組成物は、基材に悪影響を及ぼさずに良好な油性汚れ洗浄性を示すなど油性汚れ取り処理に適し、さらにはエンジンルーム洗浄、工具や部品洗浄、床洗浄に好適に用いられる。

Claims (14)

  1. (A)一般式
    Figure 2004067977
    (式中、Rは炭素数14のアルキル基、R及びRは炭素数1〜4のアルキル基を示す)
    で表わされるアルキルアミンオキシドを主とする界面活性剤及び(B)無機アルカリ剤を含有し、かつ該アルキルアミンオキシド及び(B)成分の含量がそれぞれ0.5〜30質量%及び0.5〜10質量%であることを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. (A′)一般式
    Figure 2004067977
    (式中、Rは炭素数14のアルキル基、R及びRは炭素数1〜4のアルキル基を示す)
    で表わされるアルキルアミンオキシド0.5〜30質量%、(B)無機アルカリ剤0.5〜10質量%、及び(C)一般式
    Figure 2004067977
    (式中、Rは水素、アルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−CHCH−N(−R)−Rであり、R及びRは同じかあるいは互いに異なって、水素、アルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−CHCH−N(−R)−Rであるか、あるいはRとRとで一緒になって−CHCH−O−CHCH−を示し、R及びRは同じかあるいは互いに異なって、水素又はアルキル基を示す。ただし、R、R及びRが共に水素であるということはない。)
    で表わされるアミン系溶剤及び/又は(D)グリコールエーテル系溶剤0.5〜20質量%を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
  3. さらに(E)キレート剤及び/又は(F)防錆剤0.01〜5質量%を含有することを特徴とする請求項2記載の洗浄剤組成物。
  4. (A)成分のアルキルアミンオキシドがテトラデシルジメチルアミンオキシドである請求項1ないし3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  5. (B)成分の無機アルカリ剤がアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩又はケイ酸塩である請求項1ないし4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  6. (C)成分のアミン系溶剤が単結合性O含有アミン系溶剤である請求項1ないし5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  7. 単結合性O含有アミン系溶剤がモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノイソプロパノールアミンである請求項6記載の洗浄剤組成物。
  8. (D)成分のグリコールエーテル系溶剤がエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3‐メトキシ‐3‐メチル‐1‐ブタノールである請求項1ないし7のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  9. (E)成分のキレート剤がエチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸又はこれらの塩である請求項1ないし8のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  10. (F)成分の防錆剤がベンゾトリアゾール系、ジカルボン酸系のものである請求項1ないし9のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  11. 油性汚れ取り用である請求項1ないし10のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  12. エンジンルーム洗浄用である請求項1ないし11のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  13. 工具又は部品洗浄用である請求項1ないし11のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  14. 床洗浄用である請求項1ないし11のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
JP2002255762A 2002-06-14 2002-08-30 油性汚れ取り用洗浄剤組成物 Expired - Fee Related JP4944342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002255762A JP4944342B2 (ja) 2002-06-14 2002-08-30 油性汚れ取り用洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002175014 2002-06-14
JP2002175014 2002-06-14
JP2002255762A JP4944342B2 (ja) 2002-06-14 2002-08-30 油性汚れ取り用洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004067977A true JP2004067977A (ja) 2004-03-04
JP4944342B2 JP4944342B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=32032385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002255762A Expired - Fee Related JP4944342B2 (ja) 2002-06-14 2002-08-30 油性汚れ取り用洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4944342B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014050969A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 トヨタ自動車株式会社 エンジン洗浄用組成物
JP2014065861A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Toyota Motor Corp エンジン洗浄用組成物とエンジン洗浄方法
JP2014065854A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Toyota Motor Corp エンジン洗浄用配合剤とエンジン洗浄方法
KR101399385B1 (ko) 2012-12-31 2014-05-27 주식회사 조은기업 항공기 외장 세척제의 제조방법
CN104047007A (zh) * 2014-06-23 2014-09-17 梧州恒声电子科技有限公司 一种铜及其铜合金除锈的方法
JP2015042707A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 花王株式会社 衣料用洗浄剤組成物
JP2015048418A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 トヨタ自動車株式会社 エンジン洗浄用組成物及びエンジン洗浄方法
JP2015120866A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 石原ケミカル株式会社 アミノ変性シリコーン系撥水性組成物用除去剤
JP2015525276A (ja) * 2012-06-19 2015-09-03 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 車両の外面を洗浄するための界面活性剤組成物及び方法
JP2018009069A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 水ing株式会社 汚泥処理設備用の洗浄剤、汚泥処理設備の洗浄方法、洗浄装置
JP6342568B1 (ja) * 2017-11-24 2018-06-13 株式会社Sskプロテクト 洗浄剤
JP2019085590A (ja) * 2013-03-16 2019-06-06 ピーアールシー−デソト インターナショナル インコーポレーテッド 金属基体用の洗浄組成物
CN115161124A (zh) * 2022-07-21 2022-10-11 福建省佑达环保材料有限公司 一种无腐蚀性的LiF清洗剂及其制备方法

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015525276A (ja) * 2012-06-19 2015-09-03 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 車両の外面を洗浄するための界面活性剤組成物及び方法
US9353340B2 (en) 2012-09-27 2016-05-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine cleaning composition
EP2902470A4 (en) * 2012-09-27 2015-10-21 Toyota Motor Co Ltd ENGINE CLEANING COMPOSITION
JP2014065874A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Toyota Motor Corp エンジン洗浄用組成物
CN104685045B (zh) * 2012-09-27 2016-11-16 丰田自动车株式会社 发动机清洗用组合物
WO2014050969A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 トヨタ自動車株式会社 エンジン洗浄用組成物
CN104685045A (zh) * 2012-09-27 2015-06-03 丰田自动车株式会社 发动机清洗用组合物
JP2014065854A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Toyota Motor Corp エンジン洗浄用配合剤とエンジン洗浄方法
JP2014065861A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Toyota Motor Corp エンジン洗浄用組成物とエンジン洗浄方法
KR101399385B1 (ko) 2012-12-31 2014-05-27 주식회사 조은기업 항공기 외장 세척제의 제조방법
JP2019085590A (ja) * 2013-03-16 2019-06-06 ピーアールシー−デソト インターナショナル インコーポレーテッド 金属基体用の洗浄組成物
JP7206353B2 (ja) 2013-03-16 2023-01-17 ピーアールシー-デソト インターナショナル インコーポレーテッド 金属基体用の洗浄組成物
JP2022023177A (ja) * 2013-03-16 2022-02-07 ピーアールシー-デソト インターナショナル インコーポレーテッド 金属基体用の洗浄組成物
JP2015042707A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 花王株式会社 衣料用洗浄剤組成物
JP2015048418A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 トヨタ自動車株式会社 エンジン洗浄用組成物及びエンジン洗浄方法
JP2015120866A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 石原ケミカル株式会社 アミノ変性シリコーン系撥水性組成物用除去剤
CN104047007A (zh) * 2014-06-23 2014-09-17 梧州恒声电子科技有限公司 一种铜及其铜合金除锈的方法
JP2018009069A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 水ing株式会社 汚泥処理設備用の洗浄剤、汚泥処理設備の洗浄方法、洗浄装置
JP2019094435A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 株式会社Sskプロテクト 洗浄剤
JP6342568B1 (ja) * 2017-11-24 2018-06-13 株式会社Sskプロテクト 洗浄剤
CN115161124A (zh) * 2022-07-21 2022-10-11 福建省佑达环保材料有限公司 一种无腐蚀性的LiF清洗剂及其制备方法
CN115161124B (zh) * 2022-07-21 2023-09-01 福建省佑达环保材料有限公司 一种无腐蚀性的LiF清洗剂及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4944342B2 (ja) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU756614B2 (en) Concentrated stripper composition and method
AU668201B2 (en) Thickened acid microemulsion composition
JP4944342B2 (ja) 油性汚れ取り用洗浄剤組成物
AU2006304465B9 (en) Floor stripper/cleaner containing organic acid-base pair
JP2006143843A (ja) 硬質表面用洗浄剤
JPH06506496A (ja) 低揮発性有機化合物の洗浄組成物及び方法
JP2017110157A (ja) 酸性発泡洗浄剤組成物及び発泡洗浄方法
AU712709B2 (en) Releasant for aqueous polymer-type floor polish
US10800996B2 (en) High foaming liquid alkaline cleaner concentrate composition
JP2018035209A (ja) 光学ガラス用洗浄剤および光学ガラスの洗浄方法
JP2003027092A (ja) 除錆洗浄剤組成物
JP4761721B2 (ja) 水性塗料の洗浄剤
JP2016011356A (ja) 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物
JP2011132381A (ja) 金属用洗浄剤
JPH11269673A (ja) アルミニウム系材質用腐食・変色防止剤及び洗浄剤組成物
JP4874772B2 (ja) スライスしたシリコンウエハ又はインゴット用洗浄剤組成物
JP2001311093A (ja) 床用洗浄剤組成物
JP7215978B2 (ja) 洗浄剤組成物及び洗浄方法
JPH09241686A (ja) 工業用脱脂洗浄剤
JP4633448B2 (ja) 硬質表面用洗浄剤
JP2024001601A (ja) 硬質表面用洗浄剤組成物
JPH0925496A (ja) ワックス及び水溶性加工液の洗浄剤
JP2002256285A (ja) 光学部品用洗浄液組成物
JPH05179294A (ja) 汚染物の洗浄除去剤および汚染物の洗浄除去方法
JPH04270799A (ja) 非ハロゲン系の工業用脱脂洗浄剤及び該洗浄剤を用いてなる物品の洗浄処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090204

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090331

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090608

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4944342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees