JP2015042707A - 衣料用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄液中でスカム化した脂肪酸を含む皮脂汚れに対して、極めて高い皮脂洗浄力を達成できる技術を提供すること。
【解決手段】(a)成分:特定の化学構造を有するアミンオキシドを15質量%以上、50質量%以下、(b)成分:アルカリ剤を3質量%以上、40質量%以下及び(c)成分:金属イオン封鎖剤を0質量%以上、5質量%未満を含有する衣料用洗浄剤組成物、並びに該衣料用洗浄剤組成物、水及び衣料を接触させる衣料の洗浄方法。
【選択図】なし

Description

本発明は衣料用洗浄剤組成物及び衣料の洗浄方法に関する。
従来から衣料用洗浄剤組成物は、衣料に付着した汚れを洗浄液中に可溶化又は分散させる界面活性剤、アニオン性界面活性剤等の能力を低下させるカルシウムやマグネシウム等の水道水中の硬度成分を洗濯液中から除去するための金属イオン封鎖剤、汚れの分解や可溶化を促進させるアルカリ剤等により構成されている。
界面活性剤の主成分として、直鎖アルキルスルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩などのアニオン性界面活性剤やポリオキシエチレンアルキルエーテルなどのノニオン性界面活性剤が多用されている。
衣料用洗浄剤組成物に主として用いられるアニオン性界面活性剤は、洗濯に用いる水道水や井戸水等の水に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオン等の硬度成分と結合すると、表面張力や界面張力を低下させる能力が低下することが知られている。表面張力や界面張力を低下させる能力が低下すると、衣料に付着した汚れの洗浄性能が低下することが知られている。水道水等に含まれる硬度成分を捕捉する金属イオン封鎖剤として、特定構造を有する結晶性アルミノケイ酸ナトリウム(当業界では合成ゼオライトと呼称される)が汎用されている。
家庭において用いられる衣料に付着する代表的な汚れとして、人体の皮脂に由来する皮脂汚れが知られている。皮脂汚れは人体と直接接触する、肌着やシャツ等の衿や袖に多く付着することが知られている。
特許文献1には、特定の構造を有するアミンオキシド型界面活性剤 15〜50重量%、水道水中の硬度成分(カルシウムイオン、マグネシウムイオンなど)を捕捉するアルミノケイ酸塩 5〜60重量%、アルカリ剤 5〜60重量%を含有し、皮脂汚れの洗浄性が高められた、非イオン性高嵩密度粒状洗剤組成物が開示されている。
特許文献2には、炭素数14のアミンオキシドを特定量含むアミンオキシド混合物を用いることで、アミンオキシドと短鎖界面活性剤(とりわけ、オクチルサルフェート)を併用した時の粘度の低下が抑制され、硬質表面への付着性に優れた液体組成物が開示されている。
特開平9−241678号公報 特表平9−500680号公報
洗浄に使用する水中に含まれる硬度成分を捕捉する為に、金属イオン封鎖剤が使用される。しかしながら、十分な量の金属イオン封鎖剤を洗浄剤組成物に配合しても、水中に含まれる硬度成分を完全に捕捉できないという課題があることを見出した。
衣料に付着した皮脂汚れを構成する成分の一つとして脂肪酸が知られている。皮脂汚れの表面に存在する脂肪酸が、洗浄液中でアルカリで中和された後に、金属イオン封鎖剤でも十分に捕捉できなかったカルシウムイオン等の硬度成分と結合しスカム化し、皮脂汚れをスカム化した脂肪酸が覆うことで、洗浄成分として一般的に知られているポリオキシアルキレン付加型非イオン界面活性剤やアニオン界面活性剤では皮脂汚れに浸透しにくくなり、皮脂汚れが落ちにくくなっていることを、本発明者らは見出した。
木綿衣料の表面に存在する皮脂汚れは、機械力が十分にかかる為に、落ち易い。しかしながら、木綿衣料を構成する木綿繊維の奥深くに浸透した皮脂汚れに対しては、機械力が十分に作用しない為に、更に落ちにくい課題があることを見出した。
洗浄が困難な水不溶性の脂肪酸塩が衣類に残留する事により、衣料の黄変や悪臭の発生などの問題を引き起こしてしまう。
本発明の目的は、洗浄液中でスカム化した脂肪酸を含む皮脂汚れに対して、極めて高い皮脂洗浄力を達成できる技術を提供するものである。
本発明者らは、衣料用洗浄剤組成物において、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、炭素数が14の脂肪族炭化水素基を有するアミンオキシド又は炭素数が14の脂肪族アルカノイル基を有するアミンオキシドを、アルカリ成分を含有する衣料用洗浄剤組成物に配合した場合、このような組成物は衣料に付着した脂肪酸を含む皮脂汚れの洗浄性に優れることを見出した。従って、ゼオライトなどの金属イオン封鎖剤の配合量を低減できることを見出した。また、このような組成物によって、洗浄液を調製する水として高硬度の水を用いても極めて高い皮脂洗浄性能が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明の要旨は、
〔1〕 (a)成分:下記一般式(1):
Figure 2015042707
〔式中、nは12又は13の数であり、nが12の時にmは1の数であり、nが13の時にmは0の数であり、R1基及びR2基は同一又は異なって、炭素数1以上、3以下のアルキル基、炭素数1以上、3以下のヒドロキシアルキル基並びにメトキシ基又はエトキシ基で水素原子の一つが置換された炭素数1以上、3以下のアルキル基からなる群より選択される基である。〕で表される化合物群より選択される1種以上の化合物を15質量%以上、50質量%以下、
(b)成分:アルカリ剤を3質量%以上、40質量%以下、並びに
(c)成分:金属イオン封鎖剤を0質量%以上、5質量%未満
含有する衣料用洗浄剤組成物;並びに
〔2〕 前記〔1〕に記載の衣料用洗浄剤組成物、水及び衣料を接触させる洗浄方法であって、衣料用洗浄剤組成物と水とが接触することで得られた洗浄液に含まれる(a)成分の含有量が100mg/kg以上、1000mg/kg以下であり、JIS K3362:1998記載の方法により20℃で測定した場合の洗浄液のpHが10.5以上、12以下であり、洗浄液と衣料が、洗浄液の体積と衣料の質量の比、即ち〔洗浄液の体積(リットル)〕/〔衣料の質量(kg)〕が2以上、40以下で接触する、衣料の洗浄方法;に関する。
本発明の衣料用洗浄剤組成物は、衣料を構成する繊維の表面に付着した皮脂汚れだけでなく、繊維の奥深くに存在する皮脂汚れ中の脂肪酸スカムの洗浄性にも優れているので、本発明によれば、衣料の外見上の汚れを除去するだけではなく、繊維内部に存在する脂肪酸スカムを効果的に除去できるという効果が発揮できる。また、洗浄液を調製する水中の硬度成分が高くても、本発明の組成物は皮脂汚れに対して優れた洗浄力を発揮することができる。
本発明の特異な洗浄効果は、特定の炭素鎖長を有するアミンオキシドが、木綿衣料の奥深くに存在する脂肪酸スカムにおいて脂肪酸と強く結合した硬度成分を解離させ、脂肪酸成分を洗浄液中に可溶化、分散させることによって発揮されるものであると本発明者らは推定している。
<(a)成分>
(a)成分は、下記一般式(1)で表される化合物群より選択される1種以上の化合物である。
Figure 2015042707
〔式中、nは12又は13の数であり、nが12の時にmは1の数であり、nが13の時にmは0の数であり、R1基及びR2基は同一又は異なって、炭素数1以上、3以下のアルキル基、炭素数1以上、3以下のヒドロキシアルキル基並びにメトキシ基又はエトキシ基で水素原子の一つが置換された炭素数1以上、3以下のアルキル基からなる群より選択される基である。〕
前記一般式(1)において、R1基及びR2基としては、メチル基、エチル基、2−ヒドロキシエチル基及び2−メトキシエチル基からなる群より選択される基が、皮脂中の脂肪酸と会合体を形成しやすく、脂肪酸スカムを含む皮脂汚れの洗浄力を向上させる点で好ましい。
(a)成分の好ましい化合物の具体例は、3−(N−ミリストイルアミノ)プロピル−N,N−ジメチルアミンオキシド及びN−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシドより選択される1種以上の化合物である。
(a)成分は、3級アミンを過酸化水素で酸化することで得ることが出来る。例えば、JAOCS, 71, No.7, 793(1994)に記載の方法が挙げられる。
特許文献1はゼオライトなどの金属イオン封鎖剤を積極的に使用することを前提とした発明であり、特定の炭素数のアミンオキシドを特定量使用することで、金属イオン封鎖剤が少なくても皮脂の洗浄性を維持できることは想定されていない。特許文献2は、特定の鎖長のアミンオキシドを使用することで、粘度の低下を抑制する発明であり、特定の炭素数のアミンオキシドを特定量使用することで、衣料の内部まで浸透した皮脂汚れの表面に存在する脂肪酸スカムを除去するという思想は想起できない。
<(b)成分>
(b)成分はアルカリ剤である。本発明において、(b)成分は衣料の奥深くに浸透した皮脂汚れ中に存在する脂肪酸を脂肪酸イオンに解離させることで、特定の炭素鎖を有するアミンオキシドが脂肪酸イオンと複合体を形成するのを促進させ、その結果、衣料から脂肪酸を含む皮脂汚れを脱離させていると、本発明者らは考えている。
(b)成分は、水への溶解性に優れ、衣料の中に浸透した脂肪酸との化学反応を起こし易い点から、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩及び炭素数2以上、3以下のアルカノールアミンからなる群より選択される1種以上が好ましい。アルカリ金属水酸化物の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが挙げられる。アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムが挙げられる。アルカリ金属重炭酸塩としては、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムが挙げられる。炭素数2以上、3以下のアルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンが挙げられる。皮脂汚れ中に存在する脂肪酸を十分に解離させ、(a)成分との相互作用を促進させる点で、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、炭素数2以上、3以下のアルカノールアミンからなる群より選択されるアルカリ剤が好ましい。より好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム及び重炭酸カリウムからなる群より選択される1種以上であり、さらに好ましくは水酸化ナトリウム及び/又は炭酸ナトリウムである。
<(c)成分>
(c)成分は金属イオン封鎖剤である。金属イオン封鎖剤としては、本発明分野で公知のものを特に制限なく使用することができるが、好ましいものとして、下記に示す(c1)アルカリ金属ケイ酸塩、(c2)アルミノケイ酸塩及び(c3)有機金属イオン封鎖剤からなる群より選択される1種以上の化合物を挙げることができる。
〔(c1)アルカリ金属ケイ酸塩〕
アルカリ金属ケイ酸塩は、ケイ酸(SiO2)のアルカリ金属塩であり、アルカリ金属ケイ酸塩のSiO2/M2O(但し、Mはアルカリ金属を表す)が0.5〜2.6の化合物が一般的に用いられる。より具体的には、次の一般式(II)で示される組成を有するものである。
x(M2O)・y(SiO2)・z(MemOn)・w(H2O) (II)
〔式中、Mはアルカリ金属からなる群より選択される1種又は2種以上の組み合わせを示し、Meは元素の周期律表でのII族、III族、IV族及びVIII族から選ばれる1種又は2種以上の元素であり、y/x=0.5以上、2.6以下、z/x=0.01以上、10以下、w=0以上、20以下、n/m=0.5以上、20以下である。〕
一般式(II)において、Mであるアルカリ金属としては、Na、K等が挙げられる。これらは単独で或いは例えばNa2OとK2Oとが混合してM2O成分を構成してもよい。MeはMg、Ca、Zn、Y、Ti、Zr、Fe等が挙げられる。これらは特に限定されるものではないが、資源及び安全上の点から好ましくはMg、Caである。また、これらは単独で或いは2種以上混合していてもよく、例えばMgO、CaO等が混合してMemOn成分を構成していてもよい。
また、一般式(II)において、y/xは0.5以上、2.6以下であり、好ましくは1.5以上、2.2以下である。y/xが2.6を超えるとイオン交換能も低くなる。また、一般式(II)において、z/xが1.0を超えるとイオン交換能が低くなる。x、y、zは前記のy/x比、z/x比に示されるような関係であれば特に限定されるものではない。なお、前記のようにx(M2O)が例えばx'(Na2O)・x''(K2O)となる場合は、xはx'+x''となる。このような関係は、z(MemOn)成分が2種以上のものからなる場合におけるzにおいても同様である。また、n/mは、当該元素に配位する酸素イオン数を示し、実質的には0.5、1.0、1.5、2.0の値から選ばれる。
一般式(II)で表されるアルカリ金属ケイ酸塩は、イオン交換容量として100CaCO3mg/g以上、好ましくは200〜600CaCO3mg/gを有するものであり、本発明におけるイオン捕捉能を有する物質の一つである。
〔(c2)アルミノケイ酸塩〕
アルミノケイ酸塩としては結晶性又は非結晶性のいずれでもよいが、カルシウムイオン交換捕捉能が高い化合物として、結晶性のアルミノケイ酸塩が好ましい。結晶性のアルミノケイ酸塩は、一般にゼオライトと言われているものであり、下記式(III):
a'(M2O)・Al2O3・b'(SiO2)・w(H2O) (III)
〔式中、Mはアルカリ金属原子、a'、b'、wは各成分のモル数を表し、一般的には0.7≦a'≦1.5、0.8≦b'<6であり、wは任意の正数である。〕で表されるものである。中でも次の一般式(IV):
Na2O・Al2O3・n(SiO2)・w(H2O) (IV)
〔ここで、nは1.8〜3.0、wは1〜6の数を表す。〕で表されるものが好ましい。
結晶性のアルミノケイ酸塩(ゼオライト)としては、A型、X型、P型ゼオライトに代表される平均一次粒径0.1〜10μmの合成ゼオライトが好適に使用される。ゼオライトは粉末及び/又はゼオライトスラリーを乾燥して得られるゼオライト凝集乾燥粒子として配合してもよい。
〔(c3)有機金属イオン封鎖剤〕
本発明に用いることができる有機金属イオン封鎖剤としては、汎用性の点で分子量が1000以下のキレート剤が好ましい。キレート剤は、例えば、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸又はこれらの塩;ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の有機酸又はこれらの塩が挙げられる。ここで、塩としてはNa、K等のアルカリ金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の炭素数2〜6のアルカノールアミンを塩とすることが汎用性の点から好ましい。
<他の界面活性剤>
本発明の衣料用洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない程度に、(d)成分として、(a)成分以外の界面活性剤を含有することができる。(d)成分としては、(d1)成分としてアニオン性界面活性剤及び(d2)成分として非イオン性界面活性剤が挙げられる。アニオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤なる化合物は、界面活性剤入門(原著:藤本武彦、発行所:三洋化成工業株式会社、2007年6月11日 第1刷発行)の27頁目〜111頁に記載されており、当業者はどのような化合物であるかを容易に理解できる。
(d1)成分であるアニオン性界面活性剤の具体例としては、炭素数10以上、18以下の直鎖又は分岐鎖の1級又は2級アルコールの硫酸エステル塩、炭素数8以上、18以下の直鎖又は分岐鎖の1級又は2級アルコールのエトキシレート化物の硫酸エステル塩(エトキシレート化物とは、エチレンオキシ基をアルコール1モルに対して、平均で0.5〜20モル付加した化合物を意味する)、アルキルベンゼンスルホン酸塩(アルキル基は炭素数8以上、16以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基)、炭素数8以上、18以下のアルカンスルホン酸塩(SAS)、炭素数8以上、18以下のα−オレフィンスルホン酸塩及びα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩(アルキル基は炭素数8以上、16以下のアルキル基〕からなる群より選択される1種又は2種以上のアニオン性界面活性剤が挙げられる。また、炭素数10以上、18以下の脂肪酸塩(セッケンと呼ばれることもある)は洗浄成分として使用されるが、一般的には水道水中の硬度成分と結合してスカムを形成し、衣料に蓄積しやすいと考えられるが、本発明の(a)成分と併用することで、スカム化が抑制される。その為、脂肪酸塩も好適に使用できる。
(d2)成分である非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー及びアルカノイルN−メチルグルカミンからなる群より選択される1種又は2種以上の非イオン性界面活性剤が挙げられる。非イオン性界面活性剤において、前記ポリオキシアルキレン基のアルキレン基は、炭素数2以上、3以下のアルキレン基を表す。具体的にはエチレン基、プロピレン基が挙げられる。前記ポリオキシアルキレン基のポリとは、平均で1より大きく、100以下の数である。前記アルキルとは、化合物を簡潔に表す為に便宜上、表記したものである。本発明におけるアルキル基とは、1級又は2級の炭素数8以上、18以下のアルキル基又はアルケニル基を意味する。(d2)成分の原料として用いられる脂肪酸とは、炭素数8以上、18以下の脂肪酸を意味する。
<衣料用洗浄剤組成物>
衣料用洗浄剤組成物中の(a)成分の含有量は15質量%以上、50質量%以下である。洗浄剤組成物をより少ない使用量で、本願の効果を得られる点で、16質量%以上が好ましく、18質量%以上がより好ましい。経済性の点から、40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、25質量%以下がより好ましい。
衣料用洗浄剤組成物中の(b)成分の含有量は3質量%以上、40質量%以下であり、本発明の洗浄剤組成物を含む洗浄液と、皮脂汚れが付着した衣料とが接触した時に、皮脂汚れ中の脂肪酸を酸型からイオンに解離させる必要な量を含み得る。具体的には、所定の条件で測定される該洗浄液のpHを10.5以上にするのに必要な量を含む。衣料により深く浸透した皮脂汚れ中に存在する脂肪酸の洗浄力をより高める点で、5質量%以上がより好ましく、6質量%以上が更に好ましく、10質量%以上がよりさらに好ましく、15質量%以上がよりさらに好ましく、20質量%以上がよりさらに好ましい。経済性の点から、35質量%以下が好ましく、30質量以下がより好ましく、28質量%以下がよりさらに好ましい。
衣料用洗浄剤組成物中の(c)成分の含有量は、0質量%以上、5質量%未満である。本発明の洗浄剤組成物は、金属イオン封鎖剤の含有量が低く、とりわけ含有しなくても、優れた洗浄力を発揮することができる。このようなことから、洗浄剤組成物中の金属イオン封鎖剤の含有量は、経済性の点から3質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1質量%以下が更に好ましく、含有しないこと、即ち0質量%であることがよりさらに好ましい。本明細書において、例えば含有量が3質量%以下とは、含まなくても良い、即ち0質量%であるか、又は0質量%より多く、3質量%以下の量で含有することを意味する。
本発明の効果を十分に発揮させる観点から、本発明の衣料用洗浄剤組成物中に含まれ得る(d1)成分のアニオン性界面活性剤や(d2)成分のノニオン性界面活性剤の含有量は一定の範囲内であることが好ましい。具体的には、(d1)成分及び/又は(d2)成分と、(a)成分と(d1)成分及び/又は(d2)成分の合計の質量との質量比は、〔(d1)成分+(d2)成分〕/〔(a)成分+(d1)成分+(d2)成分〕=0以上、0.3未満が皮脂汚れの洗浄性の点で好ましく、より好ましくは0以上、0.2未満であり、さらに好ましくは0以上、0.1未満であり、よりさらに好ましくは0である。
本発明の衣料用洗浄剤組成物の性状は、粉末状でもよく、液体状でも良い。
<(e)成分:担体>
本発明の衣料用洗浄剤組成物が大気圧下で0〜30℃の環境下で液体である場合には、前記(a)成分、(b)成分、(c)成分及び必要に応じて(d)成分以外に、液体の担体として水〔(e1)成分〕を含有する。水の含有量は、取り扱いの容易性の点で組成物の20質量%以上、80質量%以下が好ましい。
本発明の衣料用洗浄剤組成物が大気圧下で0〜30℃の環境下で固体である場合には、前記(a)成分、(b)成分、(c)成分及び必要に応じて(d)成分を混合することで固体の組成物を形成しても良く、アルカリ金属塩化物〔(e2)成分〕及びアルカリ金属硫酸塩〔(e3)成分〕からなる群より選択される1種以上の化合物を、固体の担体として含有することができる。
アルカリ金属塩化物〔(e2)成分〕の具体的な化合物としては、特に限定されるものではないが、塩化ナトリウム及び塩化カリウムからなる群より選択される1種以上の化合物が挙げられる。また、アルカリ金属硫酸塩〔(e3)成分〕の具体的な化合物としては、特に限定されるものではないが、硫酸カリウム及び硫酸ナトリウムからなる群より選択される1種以上の化合物が挙げられる。
その他の固形担体〔(e4)成分〕としては、シリカ、多孔質シリカ、炭化ケイ素、石英砂、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム及びベントナイト等の粘土鉱物からなる群より選択される1種以上の化合物が挙げられる。
衣料用液体洗浄剤組成物中の(e2)成分、(e3)成分及び(e4)成分からなる群より選択される1種以上の含有量は、固体を形成する点で5質量%以上、82質量%以上含有することが好ましい。
<その他の任意成分>
本発明の衣料用洗浄剤組成物には、再汚染防止剤、ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤、過酸化水素、過炭酸ナトリウム又は過硼酸ナトリウム等の漂白剤、特開平6−316700号の一般式(I−2)〜(I−7)で表される漂白活性化剤等の漂白活性化剤、セルラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ等の酵素、蛍光染料、例えばチノパールCBS(商品名、チバスペシャリティケミカルズ製)やホワイテックスSA(商品名、住友化学社製)として市販されている蛍光染料、ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止剤、色素、香料、抗菌防腐剤、シリコーン等の消泡剤を含有していても良い。
<衣料の洗浄方法>
本発明の衣料の洗浄方法は、上記の本発明の衣料用洗浄剤組成物、水及び衣料を接触させる洗浄方法であって、衣料用洗浄剤組成物と水とが接触することで得られた洗浄液に含まれる(a)成分の含有量が100mg/kg以上、1000mg/kg以下であり、JIS K3362:1998記載の方法により20℃で測定した場合の洗浄液のpHが10.5以上、12以下であり、洗浄液と衣料が、洗浄液の体積と衣料の質量の比、即ち〔洗浄液の体積(リットル)〕/〔衣料の質量(kg)〕が2以上、40以下で接触する、と言う方法である。
衣料内部に浸透した皮脂中の脂肪酸を除去する点において、洗浄液中の(a)成分の含有量は、該洗浄液1kgあたり100mg以上、即ち100mg/kg以上であり、110mg/kg以上が好ましく、120mg/kg以上がより好ましい。経済性の点で、1000mg/kg以下であり、500mg/kg以下が好ましく、300mg/kg以下がより好ましく、200mg/kg以下がさらに好ましい。
洗浄液のpHは、(b)成分の添加量を調整することによって所望の範囲に設定することができる。本明細書において、洗浄液のpHは、JIS K3362:1998記載の方法により20℃で測定したpHであり、洗浄液のpHは10.5以上、12.0以下である。
20℃で測定した洗浄液のpHは、衣料内部に浸透した皮脂汚れ中の脂肪酸を解離させやすくする点で、10.5以上であり、10.8以上が好ましく、11.0以上がより好ましい。衣料への影響が少ない点で、12.0以下であり、11.8以下が好ましく、11.5以下がより好ましい。
洗浄液の体積と衣料の質量との比は、〔洗浄液の体積(リットル)〕/〔衣料の質量(kg)〕が2以上、40以下であり、洗浄性の点から3以上が好ましく、5以上がより好ましく、7以上がさらに好ましく、10以上がよりさらに好ましい。洗浄液を調製する水の使用量が少なく経済性に優れる点で、該比の値は30以下が好ましく、25以下がより好ましく、20以下が更に好ましい。
本発明の衣料の洗浄方法に用いることができる水としては、硬度成分を含有する水道水で構わない。本発明の効果が実感できる点で、水の好適な硬度は、ドイツ硬度で6°DH以上が好ましく、8°DH以上がより好ましく、10°DH以上がさらに好ましく、20°DH以下が好ましく、15°DH以下がより好ましく、12°DH以下がさらに好ましい。皮脂汚れの洗浄力の観点から、水の硬度は20°DH以下が好ましい。
洗浄液の温度は、皮脂汚れ、とりわけ脂肪酸スカムの洗浄性の観点から、0℃以上が好ましく、5℃以上がより好ましく、10℃以上が更に好ましく、20℃以上がよりさらに好ましい。また、経済性の観点から45℃以下が好ましく、40℃以下がより好ましく、35℃以下が更に好ましい。
洗浄液と衣料とを接触させる時間は、洗浄性の点から5分以上が好ましく、10分以上がより好ましく、30分以上が更に好ましく、40分以上がよりさらに好ましく、50分以上がよりさらに好ましく、60分以上がよりさらに好ましい。洗濯に要する時間の節約という点で、10時間以下が好ましく、6時間以下がより好ましく、4時間以下が更に好ましく、2時間以下がよりさらに好ましい。
洗浄液と衣料を接触する際には、市販の洗濯機を使用しても良く、バケツ、タライ、桶等の容器に洗浄液と衣料を入れ、手によるもみ洗いや、ブラシを用いて擦り洗いをしても良い。また、洗浄液と衣料を接触させたまま、放置しても良い。
本発明の洗浄方法を行った後、水を用いて、衣料をすすぐ操作を行い、衣料に浸透した水の量を低減させる操作(脱水と呼ばれることもある)を行うことも出来る。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例により何ら限定されるものではない。実施例で使用した成分を下記に示す。
〔(a)成分〕
・使用した(a)成分を表1に示す。
Figure 2015042707
〔(b)成分:アルカリ剤〕
・炭酸ナトリウム:無水炭酸ナトリウム〔和光純薬(株)製〕
・水酸化ナトリウム:水酸化ナトリウム粒状〔和光純薬(株)製〕
〔(c)成分:金属イオン封鎖剤〕
・ゼオライト:4A型ゼオライト〔平均粒子径3μm(東ソー(株)製)、結晶性アルミノケイ酸塩、組成:M2O・Al2O3・2SiO2・2H2O、イオン交換容量:290CaCO3mg/g、MはNa、Kである。〕
〔任意成分〕
・硫酸ナトリウム
・多孔性シリカ化合物:ケイ酸カルシウム(「フローライトR」、(株)トクヤマ製)
〔(d)成分〕
非イオン性界面活性剤(1):ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物(花王株式会社製 エマルゲン106)
非イオン性界面活性剤(2):ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物(花王株式会社製 エマルゲン108)
LAS:ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム
実施例1〜13及び比較例1〜9
洗浄剤組成物の調製
表2及び表3の液体組成物は、次の方法で調製した。表中に示す量の(a)成分等とイオン交換水を湯浴にて50℃に熱して均一溶解させた後、室温まで自然冷却して組成物を得た。
Figure 2015042707
Figure 2015042707
実施例14〜17及び比較例10〜11
表4の組成の粉末組成物は次の方法で調製した。表4に示す量の(b)成分、多孔性シリカ化合物、硫酸ナトリウムを卓上ポータブルミキサーに投入し、その後撹拌しながら(a)成分を少しずつ添加して、所定量の添加終了後、10分間撹拌を続けた。その後撹拌を止め、(c)成分がある場合は(c)成分を加えた後さらに10分間撹拌を続けた。得られた混合物を粉末洗浄剤組成物とした。
Figure 2015042707
<洗浄力試験>
(人工皮脂汚れ汚染布の調製)
下記組成の人工皮脂汚れ汚染液を布に付着させて人工皮脂汚れ汚染布を調製した。人工皮脂汚れ汚染液の布への付着は、特開平10−204769号公報に記載の方法に従い、グラビアロールコーターを用いて行った。人工皮脂汚れ汚染液を布に付着させ人工皮脂汚れ汚染布を作製する工程は、グラビアロールのセル容量:58cm3/m2、塗布速度:1.0m/min、乾燥速度:100℃、乾燥時間:1分間で行った。布は木綿金巾2003布(谷頭商店製)を使用した。
〔人工皮脂汚れ汚染液の組成〕
ラウリン酸 0.44質量%
ミリスチン酸 3.09質量%
ペンタデカン酸 2.31質量%
パルミチン酸 6.18質量%
ヘプタデカン酸 0.44質量%
ステアリン酸 1.57質量%
オレイン酸 7.75質量%
トリオレイン酸 13.06質量%
パルミチン酸n−ヘキサデシル 2.18質量%
スクアレン 6.53質量%
卵白レシチン液晶物 1.94質量%
鹿沼赤土 8.11質量%
カーボンブラック 0.01質量%
水道水 残量。
(洗浄条件及び評価方法)
洗浄液1リットルに、上記で作成した10cm×10cmの人工汚染布を5枚(計70g)入れ、ターゴトメーターにて85rpmで洗浄した。洗浄条件は次の通りである。
・洗浄条件
洗浄時間:60分
衣料用洗浄剤組成物の濃度:衣料用洗浄剤組成物の濃度が0.067質量%となるように調製した。
浴比〔洗浄液の体積(リットル)/布の質量(kg)〕:14
洗浄液の調製に用いた水の硬度:表2〜表4に記載
洗浄液の温度:20℃
洗浄液の20℃でのpH:JIS K3362:1998記載の方法により測定し、表2〜表4に記載した。
すすぎ:1リットルの水道水にて5分間
・評価方法
洗浄力は、汚染前の原布及び洗浄前後の550nmにおける反射率を測色色差計(日本電色株式会社製Z−300A)にて測定し、次式によって洗浄率(%)を求めた。
洗浄率(%)=100×[(洗浄後の反射率−洗浄前の反射率)/(原布の反射率−洗浄前の反射率)]
実施例18及び比較例12〜15
本例では、衣料の外見上の汚れの除去性ではなく、衣料における脂肪酸スカムを実際に定量して、衣料を構成する繊維の内部に存在する脂肪酸スカムの除去性を検討した。
実施例1等と同様の方法で、表5に示す液体の洗浄剤組成物(実施例18及び比較例12〜15)を調製した。次いで、上記の<洗浄力試験>の方法に従って、人工皮脂汚れ汚染布を作製し、該汚染布の洗浄を行った。
次いで、洗浄前と洗浄後の該汚染布の皮脂成分を、下記のようにして抽出し、分析して、皮脂洗浄率を算出した。結果を表5に示す。
<洗浄後の衣料に付着した皮脂分析条件>
1)抽出
装置:ASE200(DIONEX社製
条件:メタノール/クロロホルム=1/1
PREHEAT 2min、HEAT 5min、STATIC 10min、FLUSH 100Vol、PURGE 120sec、Cycles 3times、PRESSURE 1500psi、TEMP 100℃
2)分析
装置:ガスクロマトグラフィー Agilent Technologies 7890A Columns HP-5 Final Temp 300℃
皮脂洗浄率の算出
皮脂洗浄率(%)=100−〔(人工皮脂汚れ汚染布(洗浄後)のGC面積)/(人工皮脂汚れ汚染布(洗浄前)のGC面積)〕×100
Figure 2015042707
表2〜表4に示す通り、炭素数が14の脂肪族炭化水素基を有するアミンオキシド又は炭素数が14の脂肪族アルカノイル基を有するアミンオキシドとアルカリ剤の組み合わせによって、硬度に影響されず、極めて高い洗浄率を発揮する洗浄剤組成物を得ることができた。しかも、本発明品においては、組成中にゼオライトが含まれていなくても、硬度に影響されず、(ゼオライトを含む組成物と同程度の)極めて高い洗浄率を達成できることが分かった。
表5に示す通り、炭素数が14の脂肪族炭化水素基を有するアミンオキシドとアルカリ剤の組み合わせによって、極めて高い効率で皮脂成分を除去することができた。
このように、本発明の洗浄剤組成物を使用することによって、外見の汚れを十分に除去できるだけではなく、繊維内の皮脂成分をも効果的に除去できることが分かった。
本発明の組成物は、衣料用の洗浄剤としてに好適に用いられる。

Claims (5)

  1. (a)成分:下記一般式(1):
    Figure 2015042707
    〔式中、nは12又は13の数であり、nが12の時にmは1の数であり、nが13の時にmは0の数であり、R1基及びR2基は同一又は異なって、炭素数1以上、3以下のアルキル基、炭素数1以上、3以下のヒドロキシアルキル基並びにメトキシ基又はエトキシ基で水素原子の一つが置換された炭素数1以上、3以下のアルキル基からなる群より選択される基である。〕で表される化合物群より選択される1種以上の化合物を15質量%以上、50質量%以下、
    (b)成分:アルカリ剤を3質量%以上、40質量%以下、並びに
    (c)成分:金属イオン封鎖剤を0質量%以上、5質量%未満
    含有する衣料用洗浄剤組成物。
  2. (a)成分が、3−(N−ミリストイルアミノ)プロピル−N,N−ジメチルアミンオキシド及びN−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシドからなる群より選択される1種以上の化合物である、請求項1記載の衣料用洗浄剤組成物。
  3. (b)成分が、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩及び炭素数2以上、6以下のアルカノールアミンからなる群より選択される1種以上である、請求項1又は2に記載の衣料用洗浄剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣料用洗浄剤組成物、水及び衣料を接触させる洗浄方法であって、衣料用洗浄剤組成物と水とが接触することで得られた洗浄液に含まれる(a)成分の含有量が100mg/kg以上、1000mg/kg以下であり、JIS K3362:1998記載の方法により20℃で測定した場合の洗浄液のpHが10.5以上、12以下であり、洗浄液と衣料が、洗浄液の体積と衣料の質量の比、即ち〔洗浄液の体積(リットル)〕/〔衣料の質量(kg)〕が2以上、40以下で接触する、衣料の洗浄方法。
  5. 前記水がドイツ硬度で6°DH以上、20°DH以下の水である、請求項4に記載の衣料の洗浄方法。
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