JP6214382B2 - 衣料用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は衣料用洗浄剤組成物に関する。
近年、世界的な洗濯の課題として洗浄力の更なる向上が挙げられる。アジア地域においては高温多湿の為に衣料に付着する皮脂汚れが多いにも関わらず洗濯頻度が少ない。そのため衣料への皮脂汚れの蓄積が問題となっており、洗浄力の向上が求められている。衣料に付着した皮脂汚れに対してアジアでは、衣料を洗剤溶液に一定時間漬け置きをした後に、衣料を手洗いして、汚れを落としている。
特許文献1では特定のアルコールを洗浄剤組成物の結晶化抑制剤として用いることが開示されている。特許文献2には圧縮粒状洗濯洗剤等に用いる界面活性剤として、一般的な非イオン性界面活性剤である炭素数8〜18のアルコールとアルコール1molあたり酸化エチレン基が、平均で1〜12mol付加された非イオン性界面活性剤と、アニオン性界面活性剤が記載されている。また、実施例では、アニオン性界面活性剤の具体例であるC9-19アルキルベンゼンスルホネート、C12-18脂肪アルコールスルフェートと、非イオン界面活性剤の具体例であるC12-18脂肪アルコールの7モルEO付加物とを使用した界面活性剤顆粒を用いたタブレットが開示されている。
特開2009−155612号公報 特表2003−531216号公報
本発明は、衣料に付着した皮脂汚れに対して優れた洗浄力を発揮する衣料用洗浄剤組成物を提供する。
本発明は、 (A)炭素数が12以上、16以下の炭化水素基を有するアニオン界面活性剤〔以下、(A)成分という〕、(B)下記一般式(I)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物〔以下、(B)成分という〕、及び(C)アルカリ剤〔以下、(C)成分という〕を含有し、
(A)成分の含有量と(B)成分の含有量との質量比が〔(A)の含有量〕/〔(B)の含有量〕で50/50以上、85/15以下であり、
(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の合計が10質量%以上、50質量%以下であり、
(C)成分の含有量が10質量%以上、50質量%以上である、
衣料用洗浄剤組成物に関する。
R−O−[EO]n−H (I)
(式中、Rは炭素数8以上、10以下の炭化水素基、EOはエチレンオキシ基、nは0、1、又は2の整数である。)
また、本発明は、上記本発明の衣料用洗浄剤組成物を水と混合して得た洗浄液に衣料を10分以上浸漬した後、衣料を洗浄する、衣料の洗浄方法に関する。
本発明の衣料用洗浄剤組成物が優れた皮脂洗浄力を有する理由について、限定はされないが、本発明者らは以下のように考えている。(B)成分は水よりも疎水性が高く、皮脂汚れよりも親水性が高い性質を有している。また、(B)成分は水に対する親和性よりも皮脂汚れに対する親和性の方が高い。(B)成分が皮脂汚れに吸着し浸透することで、皮脂汚れの親水性を高めている。親水性が高まった皮脂汚れが衣料から脱離しやすくなることで、洗浄性が高まっている。(A)成分は、洗浄成分として用いられる。また、(A)成分が洗浄液中で形成するミセルが、疎水性が高くて水に分散しにくい(B)成分を取り込み、(B)成分を洗浄液中に安定に存在させる役割も有する。(A)成分の炭化水素基の炭素数と、(B)成分の炭化水素基の炭素数が同じであると、(A)成分と(B)成分の炭化水素基の間で生じる疎水性相互作用が強くなる。その結果、(B)成分は、(A)成分が形成するミセルから脱離し、皮脂汚れに吸着しにくくなる。本発明では、(B)成分の炭化水素基の炭素数を、(A)成分の炭化水素基の炭素数よりも小さくすることで、(A)成分と(B)成分の炭化水素基間の疎水性相互作用を弱めている。その結果、(B)成分は、(A)成分が形成するミセルから脱離し、皮脂汚れに吸着しやすくなっている。
一方(B)成分の親水基の水和能が高すぎると、(B)成分が皮脂汚れに吸着し浸透しにくくなる。(B)成分の親水基として、水酸基、水酸基1モルに対してエチレンオキシ基が1モル又は2モル付加した親水基を選択することで、本発明の効果を高めている。
本発明によれば、衣料に付着する皮脂汚れに対して優れた洗浄力を有する衣料用洗浄剤組成物及びそれを用いた衣料の洗濯方法を提供することができる。
本発明の衣料用洗浄剤組成物は、浸漬洗浄を伴う衣料の洗浄方法に好適であり、通常落ちにくく残存しやすい皮脂汚れを、例えば、一般的な浸漬時間である30分間程度の浸漬時間で、衣料から除去できる。更に、浸漬後に衣料を洗浄することで、洗浄後の衣料中の皮脂の残存を低減し、きわめて高い洗浄効果を発現することができる。
本発明では、衣料とは、肌着、シャツ、ズボン、靴下、タオル、ハンカチ、シーツ、マクラカバー、バスマット、布製の靴などの人が使用する繊維製品又は布製品を指し、いわゆる家庭用の洗濯に供される繊維製品全般を指すものとする。
<(A)成分>
(A)成分は炭素数が12以上、16以下の炭化水素基を有するアニオン界面活性剤である。(A)成分を構成するアニオン界面活性剤は特に限定されるものではなく、本発明分野で公知の種々のアニオン界面活性剤が挙げられる。(A)成分の炭化水素基は、炭素数が12以上、16以下のアルキル基、炭素数が12以上、16以下のアルケニル基が挙げられ、炭素数が12以上、16以下のアルキル基が好ましく、炭素数が12以上、16以下の直鎖のアルキル基がより好ましい。
(A)成分は、洗浄力の点で、炭素数が12以上、16以下のアルキル基を有するアルキル硫酸エステル塩、炭素数が12以上、16以下のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、及び炭素数が12以上、16以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩から選ばれる1種以上の化合物が好ましい。前記ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が有する前記アルキレンオキシ基の平均付加モル数は、0超、好ましくは3以下、より好ましくは2以下であり、この範囲は後述する好ましい化合物においても同様である。
洗浄液中で、後述する炭素数8以上、10以下の炭化水素基、好ましくは炭素数8以上、10以下の直鎖の炭化水素基を有する(B)成分と(A)成分が混合ミセルを形成しやすい点で、(A)成分は、炭素数が12以上、16以下の直鎖のアルキル基を有するアルキル硫酸エステル塩、炭素数が12以上、16以下の直鎖のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、及び炭素数が12以上、16以下の直鎖のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩から選ばれる1種以上の化合物が好ましい。
(A)成分は、洗浄力の点で、炭素数12以上、16以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、及び炭素数12以上、16以下のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる1種以上がより好ましく、炭素数12以上、16以下の直鎖のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、及び炭素数12以上、16以下の直鎖のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる1種以上がより好ましい。
(A)成分は、洗浄水の硬度が高くても、皮脂汚れの洗浄力が低下しにくい点で、炭素数が12以上、16以下のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好ましく、炭素数が12以上、16以下の直鎖のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩がより好ましい。
本発明では、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1又はそれ以下の化合物も便宜的にポリオキシアルキレンと表記する。
ポリオキシアルキレン基は、オキシエチレン基が好ましい。
(A)成分を構成する対イオンとしては、アルカリ金属イオンやアンモニウムから選ばれる陽イオンが好ましく、より好ましくはナトリウムイオン、カリウムイオン、モノエタノールアンモニウムイオン、又はジエタノールアンモニウムイオンである。
(A)成分の具体例として、炭素数が12以上、16以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、炭素数が12以上、16以下のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム等が挙げられる。より好ましくは、炭素数が12以上、16以下の直鎖のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、炭素数が12以上、16以下の直鎖のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムが挙げられる。
<(B)成分>
(B)成分は、一般式(I)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物である。
R−O−[EO]n−H (I)
(式中、Rは炭素数8以上、10以下の炭化水素基、EOはエチレンオキシ基、nは0、1、又は2の整数である。)
一般式(I)中のRの炭化水素基は、アルキル基、アルケニル基が挙げられ、皮脂汚れの洗浄力の点でアルキル基が好ましい。
一般式(I)中のnは、水和能が低いことで皮脂汚れに吸着し浸透しやすい観点から、0、1、又は2である。
皮脂汚れの洗浄力の点で一般式(I)中のnは、0又は1が好ましい。
(B)成分は非常に疎水性が高いため、水溶液中に安定に溶解させるためには(A)成分のアニオン界面活性剤と混合ミセルを形成させることが望ましい。Rの炭素数は、(A)成分との混合ミセル形成の点において8以上であり、混合ミセルでの安定性と汚れへの吸着のバランスの点で10以下である。皮脂汚れの洗浄力の点で、Rは炭素数は8又は9の炭化水素基が好ましく、炭素数8の炭化水素基がより好ましい。(B)成分のRの炭素数を(A)成分の炭化水素基の炭素数より短くすることで、(A)成分との相互作用が強くなりすぎず、(B)成分が汚れに吸着し浸透しやすくなる。Rの炭化水素基は、直鎖の1級アルキル基又は直鎖の2級アルキル基又は分岐鎖の1級アルキル基が挙げられる。立体的な障害が少なく、汚れ界面への吸着量が多いという点で、Rは、炭素数8以上、10以下の直鎖1級アルキル基が好ましい。
皮脂汚れの洗浄力の点で好ましい(B)成分は、前記一般式(I)のRが炭素数8以上、10以下の直鎖の1級アルキル基、好ましくは炭素数8又は9の直鎖のアルキル基であり、nが0、1、又は2、好ましくは0又は1の化合物が好ましい。
(B)成分としては、一般式(I)中のRが直鎖1級アルキル基である化合物〔以下、(B1)成分ともいう〕と、一般式(I)中のRが分岐鎖アルキル基又は直鎖2級アルキル基である化合物〔以下、(B2)成分ともいう〕とを用いることができる。その場合、洗浄力の点から(B1)成分と(B2)成分の質量比は、(B1)成分/(B2)成分で、6/4以上が好ましく、7/3以上がより好ましく、8/2以上がより好ましく、9/1以上がより好ましく、9.5/0.5以上がより好ましい。
(B)成分の具体例を以下に列挙する。
・1−オクタノール:前記一般式(I)においてRがn−オクチル基、nが0である化合物。
・1−ノナノール:前記一般式(I)においてRがn−ノニル基、nが0である化合物。
・1−デカノール:前記一般式(I)においてRがn−デシル基、nが0である化合物。
・前記一般式(I)においてRが炭素数8の炭化水素基、好ましくはアルキル基、より好ましくは直鎖1級のアルキル基で、nが1の化合物。
・前記一般式(I)においてRが炭素数8の炭化水素基、好ましくはアルキル基、より好ましくは直鎖1級のアルキル基で、nが2の化合物。
・前記一般式(I)においてRが炭素数9の炭化水素基、好ましくはアルキル基、より好ましくは直鎖1級のアルキル基で、nが1の化合物。
・前記一般式(I)においてRが炭素数9の炭化水素基、好ましくはアルキル基、より好ましくは直鎖1級のアルキル基で、nが2の化合物。
・前記一般式(I)においてRが炭素数10の炭化水素基、好ましくはアルキル基、より好ましくは直鎖1級のアルキル基で、nが1の化合物。
・前記一般式(I)においてRが炭素数10の炭化水素基、好ましくはアルキル基、より好ましくは直鎖1級のアルキル基で、nが2の化合物。
(B)成分の具体例は、1−オクタノール、1−ノナノール、1−デカノール、エチレングリコールモノ−n−オクチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ノニルエーテル、エチレングリコールモノ−n−デシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−オクチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ノニルエーテル及びジエチレングリコールモノ−n−デシルエーテルから選ばれる1種以上の化合物が挙げられる。
(B)成分の更なる具体例は、1−オクタノール、1−デカノール、エチレングリコールモノ−n−オクチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−デシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−オクチルエーテル、及びジエチレングリコールモノ−n−デシルエーテルから選ばれる1種以上の化合物が挙げられる。
<(C)成分>
(C)成分はアルカリ剤である。アルカリ剤としては、20℃の水への溶解度が10質量%以上のアルカリ剤が好ましい。アルカリ剤としては、炭酸塩、炭酸水素塩、亜硫酸塩、硫酸水素塩、又はリン酸塩等の無機塩が挙げられる。これら無機塩の塩は、アルカリ金属塩、アンモニウム塩、又はアミン塩等が挙げられる。アルカリ金属塩としてはナトリウム塩又はカリウム塩が挙げられる。(C)成分として、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩が好ましく、具体的には、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムが挙げられ、かかる成分は、本発明の組成物が粉末のときに用いることが更により好ましい。また分子量が100以下のアルカノールアミンが好ましく、具体的にはモノエタノールアミンがより好ましい。アルカノールアミンは本発明の衣料用洗浄剤組成物の性状が液体のときに用いることが好ましい。
<衣料用洗浄剤組成物>
本発明において、(A)成分であるアニオン界面活性剤の質量は対イオンである陽イオンをNaイオンに換算して算出する。すなわち、(A)成分であるアニオン界面活性剤は、ナトリウム塩換算の質量を用いる。
本発明の洗浄剤組成物は、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量との質量比が〔(A)の含有量〕/〔(B)の含有量〕で50/50以上、好ましくは55/45以上、より好ましくは60/40以上、そして85/15以下、好ましくは80/20である。
本発明の洗浄剤組成物では、(B)成分が、疎水性が高い皮脂汚れに吸着し、浸透することで、皮脂汚れの親水性を高め、衣料上から洗浄水中への脱離を促進しているものと推定される。そのため(B)成分がより多く汚れに対して浸透することが好ましいので、(B)成分の配合比が高い方が好ましい。一方で、(B)成分は(A)成分と混合ミセルを形成することで水中に溶解するため、(A)成分との量的なバランスをとることが必要となる。本発明の〔(A)の含有量〕/〔(B)の含有量〕質量比の範囲では、(B)成分と(A)成分との割合が適切に調整されて、十分な量の(B)成分が効率的に水に溶解しているため高い洗浄効果を示すと考えられる。
また、本発明の洗浄剤組成物は、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の合計が10質量%以上であり、洗浄力の点で好ましくは15質量%以上、より好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上であり、そして50質量%以下、コストの点で好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下である。
また、本発明の洗浄剤組成物は、(C)成分の含有量が10質量%以上、50質量%以上であり、洗浄力の点で好ましくは15質量%以上、より好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上、そしてコストの点で50質量%以下、好ましくは30質量%以下である、
本洗浄剤組成物の形態は特に制限されないが、粉末洗浄剤組成物が好ましい。その場合、(D)成分として水不溶性無機化合物を含有することが好ましい。
(D)成分の水不溶性無機化合物の20℃の水における溶解度は5質量%未満が好ましく、1質量%以下がより好ましい。水不溶性無機化合物の1次粒子の平均粒径は0.1μm以上が好ましく、そして20μm以下が好ましい、水不溶性無機化合物の具体的化合物は、結晶性もしくは非晶質のアミノケイ酸塩、二酸化ケイ素、水和ケイ酸化合物、パーライト、ベントナイト等の粘土化合物等が挙げられる。水不溶性無機化合物は、結晶性もしくは非晶質のアルミノケイ酸塩、二酸化ケイ素、水和ケイ酸化合物が好ましく、金属イオン封鎖能及び界面活性剤の担持能の点で結晶性アルミノケイ酸塩がより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物が(D)成分を含有する場合、(D)成分の含有量は、溶解性及び洗浄性の点で、組成物中、1質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、そして、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましい。
本発明の衣料用洗浄剤組成物には(E)成分として、(B)成分以外のポリオキシアルキレン付加型非イオン界面活性剤を、本発明に記載の効果を阻害しない範囲で含有することが出来る。ポリオキシアルキレン付加型非イオン界面活性剤として好ましい化合物は、疎水基として炭素数10以上、18以下の脂肪族炭化水素基、親水基として炭素数2以上、3以下のアルキレンオキシ基を3モル以上、50モル以下有するポリオキシアルキレン付加型非イオン界面活性剤が好ましい。本発明における皮脂汚れの高い洗浄性を維持できる点で、(B)成分の含有量と(E)成分の含有量との質量比が〔(B)の含有量〕/〔(E)の含有量〕で60/40以上が好ましく、70/30以上がより好ましく、80/20以上がより好ましく、90/10以上がより好ましく、95/5以上がより好ましく、100/0がより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物には、衣料用洗剤の分野で公知のビルダー、漂白剤(過炭酸塩、過ホウ酸塩、漂白活性化剤等)、再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース等)、柔軟化剤、還元剤(亜硫酸塩等)、蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、香料、着色剤、酵素(セルラーゼ、ペプチナーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等)、酵素安定化剤、抗菌防腐剤等の添加剤を含有させることができる。
さらに本発明の洗浄剤組成物には、硫酸ナトリウムや塩化ナトリウム等の中性の水溶性無機塩が含まれていてもよい。中性の水溶性無機塩、好ましくは硫酸ナトリウム及び塩化ナトリウムから選ばれる水溶性無機塩の含有量は、特に制限されないが、組成物中、10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、25質量%以上がより好ましく、そして、70質量%以下がより好ましく、60質量%以下がより好ましく、55質量%以下がより好ましい。洗浄力の観点から、水溶性無機塩は洗浄剤組成物中に20質量%以上、55質量%以下の量で含有することが好ましい。なお、中性の水溶性無機塩としては、20℃の水への溶解度が10質量%以上の化合物が好ましい。
また、洗浄力の向上の点で、本発明の洗浄剤組成物にはキレート剤を使用することができる。キレート剤として、例えば、クエン酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩等が挙げられる。
粉末洗浄剤組成物の形態の場合、組成物に含まれる水分の量は少ないほど好ましく、10質量%以下がより好ましく、5質量%以下がより好ましく、0質量%以上3質量%以下がより好ましい。
本発明の衣料用洗浄剤組成物においては、洗浄力の観点から、カルボン酸基を有するポリマーを衣料用洗浄剤組成物中に含有することができる。カルボン酸基を有するポリマーとしては、アクリル酸−マレイン酸コポリマーのナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩や、ポリアクリル酸のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩が挙げられる。
本発明の衣料用洗浄剤組成物は、粉末、粒状、顆粒、錠剤、液体、ペーストなど、種々の形態であることができる。本発明の衣料用洗浄剤組成物は、公知の製造方法で製造することができる。例えば次のようにして製造することができる。
本発明の組成物が粉末ないし粒状の場合、成分の界面活性剤、アルカリ剤、任意の成分(例えば金属イオン封鎖剤やポリマー、水およびその他蛍光染料など)を含有するスラリーを噴霧乾燥して得られた噴霧乾燥粒子を、必要に応じてゼオライト、ベントナイト又は脂肪酸もしくはその塩などの表面改質剤で表面被覆することで得ることができる。本発明の組成物が液体の場合は、界面活性剤がゲル化ないし高粘度化を起こさない工程で製造することが好ましい。
<洗浄方法>
本発明では、本発明の衣料用洗浄剤組成物を水で希釈した洗浄液に衣料を漬け置きした後、洗浄するという洗浄方法もまた提供する。以下詳細に説明する。
本発明の洗浄方法としては、本発明の衣料用洗浄剤組成物を水と混合して得た洗浄液に衣料を10分以上浸漬した後、衣料を洗浄する、衣料の洗浄方法が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物と混合する水は硬度成分を含有する水道水を使用できる。
洗浄液中の(A)成分と(B)成分の合計濃度は、洗浄力の観点から100ppm以上が好ましく、500ppm以上がより好ましく、そして、2000ppm以下が好ましく、1500ppm以下がより好ましい。
また、洗浄液中の(C)成分の濃度は、洗浄力の観点から、100ppm以上が好ましく、500ppm以上がより好ましく、そして、2000ppm以下が好ましく、1500ppm以下がより好ましい。
前記洗浄方法では、洗浄液の調製に用いられる水の硬度はドイツ硬度で5°DH以上、30°DH以下から選択できる。硬度は、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩を使用したキレート滴定法で求められる全硬度を表す。
前記洗浄方法では、本発明の衣料用洗剤組成物を含む洗浄液の容量(リットル)と、衣料の質量(kg)との比(以後、浴比と称する)は、手洗い洗浄時の洗濯のしやすさという点から、〔洗浄液の容量(リットル)〕/〔衣料の質量(kg)〕で3以上が好ましく、5以上がより好ましい。洗浄性、洗浄時の泡立ち、泡の持続性の観点から、浴比は、20以下が好ましく、10以下がより好ましい。
洗浄液のpHは、20℃又は洗浄温度において、8.5以上が好ましく、9.5以上がより好ましく、そして、11.5以下が好ましく、10.5以下がより好ましい。
洗浄液の温度は、例えば一般的な水道水の温度でよい。例えば、15℃以上が好ましく、25℃以上がより好ましく、そして、40℃以下が好ましく、30℃以下がより好ましい。
浸漬時間は洗浄力の観点から10分以上が好ましく、20分以上がより好ましく、30分以上がより好ましい。
浸漬後、衣料を洗浄する。例えば、漬け置き洗い後に、衣料と共に洗浄液を洗濯機に入れて、そのまま洗浄又はさらに水で希釈して、洗浄することができる。希釈せずに洗浄することが好ましい。
また、浸漬後、洗浄液を含んだ衣料を手洗い洗浄することも好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の衣料用粉末洗剤組成物及び衣料の洗濯方法を開示する。
<1>(A)炭素数が12以上、16以下の炭化水素基を有するアニオン界面活性剤〔以下、(A)成分という〕、(B)下記一般式(I)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物〔以下、(B)成分という〕、及び(C)アルカリ剤〔以下、(C)成分という〕を含有し、
(A)成分の質量と(B)成分の質量との質量比が(A)/(B)で50/50以上、85/15以下であり、
(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の合計が10質量%以上、50質量%以下であり、
(C)成分の含有量が10質量%以上、50質量%以上である、
衣料用洗浄剤組成物。
R−O−[EO]n−H (I)
(式中、Rは炭素数8以上、10以下の炭化水素基、EOはエチレンオキシ基、nは0、1、又は2の整数である。)
<2>(B)成分が、前記一般式(I)において、nが0又は1の化合物である、<1>に記載の衣料用洗浄剤組成物。
<3>(B)成分が、前記一般式(I)において、Rが炭素数8又は9の炭化水素基の化合物である、<1>又は<2>に記載の衣料用洗浄剤組成物。
<4>(B)成分が、前記一般式(I)において、Rの炭化水素基が直鎖の1級アルキル基の化合物である、<1>〜<3>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
<5>(B)成分が、1−オクタノール、1−ノナノール、1−デカノール、エチレングリコールモノ−n−オクチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ノニルエーテル、エチレングリコールモノ−n−デシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−オクチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ノニルエーテル及びジエチレングリコールモノ−n−デシルエーテルから選ばれる1種以上の化合物である、<1>に記載の衣料用洗浄剤組成物。
<6>(A)成分が、炭素数が12以上、16以下のアルキル基を有するアルキル硫酸エステル塩、炭素数が12以上、16以下のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、及び炭素数が12以上、16以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩から選ばれる1種以上の化合物である、<1>〜<5>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
<7>(A)成分の含有量と(B)成分の含有量との質量比が〔(A)の含有量〕/〔(B)の含有量〕で好ましくは55/40以上、より好ましくは60/40以上、より好ましくは65/35以上、より好ましくは70/30以上、そしてより好ましくは80/20である、<1>〜<6>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
<8>衣料用洗浄剤組成物中の(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の合計が好ましくは15質量%以上、より好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上であり、そして好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下である、<1>〜<7>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
<9>(C)成分が、炭酸塩、炭酸水素塩、亜硫酸塩、硫酸水素塩及びリン酸塩から選ばれる1種以上の化合物であり、塩がアルカリ金属塩、アンモニウム塩、又はアミン塩である、<1>〜<8>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
<10>(C)成分が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸水素ナトリウムから選ばれる1種以上の化合物である、<1>〜<9>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
<11>衣料用洗浄剤組成物中の(C)成分の含有量が、好ましくは15質量%以上であり、好ましくは20質量%以上であり、より好ましくは25質量%以上であり、そして好ましくは30質量%以下である、<1>〜<10>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
<12>更に、塩化ナトリウム及び硫酸ナトリウムから選ばれる1種以上の化合物を、衣料用洗浄剤組成物中に好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上、そして、好ましくは70質量%以下、より好ましくは60質量%以下、より好ましくは55質量%以下の量で含有する、<1>〜<11>の何れかに記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
<13><1>〜<12>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物を水で希釈した洗浄液に衣料を漬け置きした後に洗浄する、衣料の洗浄方法。
<14><1>〜<12>の何れかに記載の衣料用洗浄剤組成物を水と混合して得た洗浄液に衣料を10分以上浸漬した後、衣料を洗浄する、衣料の洗浄方法。
<15>洗浄液中の(A)成分と(B)成分の合計濃度が、好ましくは100mg/kg以上、より好ましくは500mg/kg以上、そして、好ましくは2000mg/kg以下であり、より好ましくは1500mg/kg以下である、<13>又は<14>に記載の、衣料の洗浄方法。
実施例1〜14及び比較例1〜9
表1に示す組成の粉末洗浄剤組成物を調製した。得られた粉末洗浄剤組成物を用いて下記の洗浄力評価を行った。その結果を表1に示す。なお、表中の組成の数値は配合量(質量%)である。また、比較例では、便宜的に(B’)成分を(B)として(A)/(B)質量比を示した。(B’)成分には、(E)成分に属するものもあるが、(B)成分の比較化合物として対比しやすいように、(B’)成分と表示した。
(洗浄力の評価)
洗浄剤組成物2.4gをイオン交換水に溶解させて600mLの水溶液を調製した。その後、あらかじめ塩化カルシウムと塩化マグネシウムとを用いて調製しておいた400°DHの硬度水(Ca2+/Mg2+=8/2〔モル比〕)1.5mLを前記水溶液に添加して、硬度が10°DHになるように調整した。硬度を10°DHにした水溶液をモデル洗浄液とした。モデル洗浄液中の全界面活性剤の濃度は1000ppmであった。また、モデル洗浄液の25℃のpHは10〜11であった。
モデル洗浄液600mLに、襟モデル人工汚染布を4枚入れ、30℃で30分間浸漬を行った。その後、このモデル洗浄液と襟モデル人工汚染布をターゴトメーターに移し替えて180rpm/minで3分間、30℃で洗浄した。洗浄後は水道水にてすすぎを行い脱水、凡そ20〜25℃の室温で一晩自然乾燥させ、洗浄力の測定を行った。洗浄力は、汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の550nmにおける反射率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定し、次式によって洗浄率(%)を求め、4枚の平均値をもって以下の基準により判定した。
Figure 0006214382
洗浄率の値は高い方が好ましく、この評価では洗浄率が75%以上であれば優れた洗浄力を有すると判定できる。
<人工汚染布の作製>
使用した人工汚染布は、6cm×6cmの木綿/ポリエステル混紡ブロード染着布(木綿/ポリエステル比=65/35、谷頭商店より購入)に、下記組成から成る人工汚垢を1枚当り100mgになるようグラビア塗工したものである。
*人工汚垢
下記A、B、C、D、Eを含有する組成物を人工汚垢とした。それぞれの質量%は、最終組成の人工汚垢中の割合であり、合計が100質量%となるようにBの量を調節した。
A:前記泡立ち性評価で用いた調整油(人工汚垢中の質量%が、ラウリン酸0.44質量%、ミリスチン酸3.15質量%、ペンタデカン酸2.35質量%、パルチミチン酸6.31質量%、ヘプタデカン酸0.44質量%、ステアリン酸1.60質量%、オレイン酸7.91質量%、トリオレイン13.33質量%、パルミチン酸n−ヘキサデシル2.22質量%、スクアレン6.66質量%となる量で用いる)
B:塩化カルシウム(2水塩)105mgを秤量し、蒸留水に溶かして1000mLとして得た硬水
C:卵白レシチン液晶物1.98質量%(蒸留水80mLにアルギニン塩酸塩11.37g、ヒスチジン4.20g、セリン2.44gを溶解し、濃塩酸でpHを5.0に調整した後、この溶液と卵白レシチンをミキサーで十分混ぜ合わせて得た卵白レシチン液晶物)
D:鹿沼赤土8.11質量%
E:カーボンブラック0.025質量%
Figure 0006214382
各表に記載の成分は以下の通りである。
<(A)成分>
ES:アルキル基が炭素数10〜16の直鎖アルキル基で、エチレンオキシドの平均付加モル数が1であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム。
LAS:アルキル基が炭素数10〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム。
<(B)成分>
C8OH:1−オクタノール。
C8EO1:エチレングリコールモノ−n−オクチルエーテル。
C8EO2:ジエチレングリコールモノ−n−オクチルエーテル。
C10OH:1−デカノール。
C10EO1:エチレングリコールモノ−n−デシルエーテル。
C10EO2:ジエチレングリコールモノ−n−デシルエーテル。
<(B’)成分:(E)成分としても使用できるものもある。>
C6OH:1−ヘキサノール
C12EO1:エチレグリコールモノ−n−ドデシルエーテル
C8EO3:トリエチレグリコールモノ−n−オクチルエーテル
C10EO3:トリエチレグリコールモノ−n−デシルエーテル
C12/14EO6:炭素数12と炭素数14の混合アルコールにEOを平均で6モル付加させたもの。
C12EO7:1−ドデカノールにEOを平均で7モル付加させたもの。

Claims (8)

  1. (A)炭素数が12以上、16以下の炭化水素基を有するアニオン界面活性剤〔以下、(A)成分という〕、(B)下記一般式(I)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物〔以下、(B)成分という〕、及び(C)アルカリ剤〔以下、(C)成分という〕を含有し、
    (A)成分が、炭素数12以上、16以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、及び炭素数12以上、16以下のアルキル基と炭素数2又は3のアルキレンオキシ基の平均付加モル数が0超、3以下のポリオキシアルキレン基とを有するアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる1種以上であり、
    (A)成分の含有量と(B)成分の含有量との質量比が〔(A)の含有量〕/〔(B)の含有量〕で50/50以上、85/15以下であり、
    (A)成分の含有量と(B)成分の含有量の合計が10質量%以上、50質量%以下であり、
    (C)成分の含有量が10質量%以上、50質量%以下である、
    衣料用洗浄剤組成物。
    R−O−[EO]n−H (I)
    (式中、Rは炭素数8以上、10以下の炭化水素基、EOはエチレンオキシ基、nは0、1、又は2の整数である。)
  2. (B)成分が、前記一般式(I)のnが0又は1の化合物である、請求項1に記載の衣料用洗浄剤組成物。
  3. (B)成分が、前記一般式(I)中のRが直鎖の1級アルキル基の化合物である、請求項1又は2に記載の衣料用洗浄剤組成物。
  4. (B)成分が、一般式(I)中のRがn−オクチル基である化合物及び一般式(I)中のRがn−デシル基である化合物から選ばれる1種以上である、請求項3に記載の衣料用洗浄組成物。
  5. (B)成分の含有量と、炭素数10以上、18以下の脂肪族炭化水素基、親水基として炭素数2以上、3以下のアルキレンオキシ基を3モル以上、50モル以下有するポリオキシアルキレン付加型非イオン界面活性剤である(E)成分の含有量との質量比が〔(B)の含有量〕/〔(E)の含有量〕で60/40以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
  6. (B)成分の含有量と、炭素数10以上、18以下の脂肪族炭化水素基、親水基として炭素数2以上、3以下のアルキレンオキシ基を3モル以上、50モル以下有するポリオキシアルキレン付加型非イオン界面活性剤である(E)成分の含有量との質量比が〔(B)の含有量〕/〔(E)の含有量〕で60/40〜100/0である、請求項1〜4のいずれかに記載の衣料用洗浄剤組成物。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の衣料用洗浄剤組成物を水と混合して得た洗浄液に衣料を10分以上浸漬した後、衣料を洗浄する、衣料の洗浄方法。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の衣料用洗浄剤組成物の製造方法であって、
    (A)成分と(B)成分と(C)成分を混合し、
    (A)成分の配合量と(B)成分の配合量との質量比が〔(A)の配合量〕/〔(B)の配合量〕で50/50以上、85/15以下、
    (A)成分の配合量と(B)成分の配合量の合計が10質量%(全配合成分中の質量%、以下同様)以上、50質量%以下、
    (C)成分の配合量が10質量%以上、50質量%以下で混合する、
    衣料用洗浄剤組成物の製造方法。
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