JP2022106080A - 粉末漂白剤組成物 - Google Patents

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潤子 西岡
Junko Nishioka
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Abstract

【課題】再汚染防止効果を有する粉末漂白剤組成物を提供する。【解決手段】下記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を含有する、粉末漂白剤組成物。(A)成分:水に溶解して過酸化水素を発生する過酸化物20質量%以上、(B)成分:下記式(I)で表される化合物、下記式(II)で表される化合物、及びテトラアセチルエチレンジアミンからなる群より選ばれる1以上の化合物、(C)成分:無機アルカリ剤、(D)成分:スチルベン型蛍光増白剤0.1質量%以上JPEG2022106080000009.jpg48102[R10及びR20は、C7~13のアルキル基又はアルケニル基、M1及びM2は、H原子又は塩形成カチオン。]【選択図】なし

Description

本発明は、再汚染防止効果を有する粉末漂白剤組成物に関する。
近年、衣類の洗濯において、頑固な汚れを落とす際には粉末漂白剤が用いられている。漂白剤の中でも酸素系漂白剤は、色柄物に使用できるといった特徴を有していることから、衣料用の漂白洗浄剤の主流となっている。ただし、酸素系漂白剤は漂白力の点で塩素系漂白剤に劣っているため、白物衣類において、より白さを維持する改善が必要であった。酸素系漂白剤の漂白力を向上させるために、有機過酸化物を利用する漂白活性化剤や金属錯体を触媒として用いる漂白活性化触媒等、多くの検討がなされている(例えば、特許文献1)。これらは衣類に付着したシミ成分を分解することができる一方で、洗濯時に衣類から脱離した皮脂やドロ等の汚れが他の衣類に再汚染することで繰返し洗濯により衣類全体の白さが徐々に低下し、くすんだ色調に変化していくことが課題である。
特開2004-331816号公報
そこで本発明は、再汚染防止効果を有する粉末漂白剤組成物を提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]
下記(A)成分、下記(B)成分、下記(C)成分、及び下記(D)成分を含有する、粉末漂白剤組成物。
(A)成分:水に溶解して過酸化水素を発生する過酸化物 20質量%以上
(B)成分:下記式(I)で表される化合物、下記式(II)で表される化合物、及びテトラアセチルエチレンジアミンからなる群より選ばれる1以上の化合物
(C)成分:無機アルカリ剤
(D)成分:スチルベン型蛍光増白剤 0.1質量%以上
Figure 2022106080000001

[式(I)中、R10は、炭素数7~13のアルキル基又はアルケニル基であり、Mは、水素原子又は塩形成カチオンである。式(II)中、R20は、炭素数7~13のアルキル基又はアルケニル基であり、Mは、水素原子又は塩形成カチオンである。]
本発明によれば、再汚染防止効果を有する粉末漂白剤組成物を提供することができる。
≪粉末漂白剤組成物≫
本発明の粉末漂白剤組成物(以下、単に「粉末漂白剤」ともいう。)は、(A)成分と(B)成分と(C)成分と(D)成分を含有する粒状(粉末)の組成物である。
<(A)成分>
(A)成分は、水に溶解して過酸化水素を発生する過酸化物である。本実施形態の粉末漂白剤組成物は、(A)成分を含有することで、洗濯時に充分な漂白効果が得られやすい。
(A)成分としては、例えば、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム・3水和物等の過酸化物が挙げられる。(A)成分としては、水に対する溶解性の点から、過炭酸ナトリウムが好ましい。
(A)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(A)成分の含有量は、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、20質量%以上であり、20~80質量%が好ましく、30~70質量%がより好ましく、40~60質量%がさらに好ましい。(A)成分の含有量が上記下限値以上であると、洗濯時の漂白効果が得られやすい。(A)成分の含有量が上記上限値以下であると、繊維製品をより痛めにくい。
(A)成分として過炭酸ナトリウムを用いる場合、経時安定性を改善するため、ホウ酸水溶液とケイ酸アルカリ金属塩水溶液を噴霧して用いることが好ましい。あるいは、非危険物化のために種々の無機物と造粒した被覆過炭酸ナトリウムを用いることが好ましい。
被覆過炭酸ナトリウムの平均粒子径は、200~1000μmが好ましく、300~800μmがより好ましい。溶解性及び安定性の両方を満たすため、粒子径149μm以下の粒子と、1190μm以上の粒子と、の合計が粒子全体の10質量%以下であることが好ましい。ここでの平均粒子径は、以下の分級操作を用いた測定方法により求められる、質量基準のメジアン径である。
[平均粒子径の測定方法]
まず、測定対象物(サンプル)について、目開き1680μm、1410μm、1190μm、1000μm、710μm、500μm、350μm、250μm、149μmの9段の篩と受け皿とを用いて分級操作を行う。分級操作は、受け皿の上方に該9段の篩を、上に向かって目開きが次第に大きくなるように積み重ね、最上部の目開き1680μmの篩の上に100g/回のサンプルを入れる。
次いで、蓋をしてロータップ型篩い振盪機(株式会社飯田製作所製、タッピング:156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、10分間振動させた後、それぞれの篩及び受け皿上に残留したサンプルをそれぞれ回収し、サンプルの質量を測定する。
そして、受け皿と各篩との質量頻度(%)を算出する。積算の質量頻度が50%以上となる最初の篩の目開きを「a(μm)」とし、a(μm)よりも一段大きい篩の目開きを「b(μm)」とし、受け皿からa(μm)の篩までの質量頻度の積算値を「c(%)」、また、a(μm)の篩上の質量頻度を「d(%)」とし、下記(1)式により平均粒子径(50質量%粒径)を求め、これをサンプルの平均粒子径とする。
Figure 2022106080000002
<(B)成分>
(B)成分は、下記式(I)で表される化合物、下記式(II)で表される化合物、及びテトラアセチルエチレンジアミンからなる群より選ばれる1以上の化合物からなる群より選ばれる1以上の化合物である。
(B)成分は、漂白活性化剤であって、過酸化水素と反応して有機過酸を発生する有機過酸前駆体である。本実施形態の粉末漂白剤組成物は、(B)成分を含有することで、(A)成分との相乗効果により、洗濯時に充分な漂白効果が得られやすい。
Figure 2022106080000003
式(I)中、R10は、炭素数7~13のアルキル基又はアルケニル基であり、Mは、水素原子又は塩形成カチオンである。
式(II)中、R20は、炭素数7~13のアルキル基又はアルケニル基であり、Mは、水素原子又は塩形成カチオンである。
式(I)、(II)中、R10及びR20の炭素数は、それぞれ、7~13であり、7~11が好ましく、9~11がより好ましい。
10及びR20におけるアルキル基、アルケニル基は、それぞれ、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよい。
及びMにおける塩形成カチオンは、-SO 及び-COOを電気的に中和する陽イオンである。塩形成カチオンとしては、例えば、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、アミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等)のカチオン等が挙げられる。
式(I)で表される化合物としては、例えば、オクタノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、デカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ウンデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。これらの中でも、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、デカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい。
式(II)で表される化合物としては、例えば、オクタノイルオキシ安息香酸、ノナノイルオキシ安息香酸、デカノイルオキシ安息香酸、ウンデカノイルオキシ安息香酸、ドデカノイルオキシ安息香酸等が挙げられる。これらの中でも、デカノイルオキシ安息香酸が好ましい。
(B)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(B)成分としては、4-ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、4-ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、4-デカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム及び4-デカノイルオキシ安息香酸からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、4-ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムが特に好ましい。
(B)成分の含有量は、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、0.1~20質量%であり、1~18質量%が好ましく、1~15質量%がより好ましい。(B)成分の含有量が上記下限値以上であると、洗濯時の漂白効果が得られやすい。(B)成分の含有量が上記上限値以下であると、洗濯時に被洗物の退色が起こりにくい。
(B)成分の含有量に対する(A)成分の含有量で表される質量比(以下、「(A)/(B)比」ともいう。)は、1~30が好ましく、1~20がより好ましく、1~10がさらに好ましい。(A)/(B)比が上記数値範囲内であると、洗濯時の漂白効果が得られやすい。
<(C)成分>
(C)成分は、無機アルカリ剤である。
無機アルカリ剤は、水に溶けてアルカリ性を示す無機化合物である。本実施形態の粉末漂白剤組成物は、(C)成分を含有することで、粉末漂白剤組成物を水に溶解した洗液のpHを高められる。
(C)成分としては、公知のものを用いることができ、炭酸塩、重炭酸塩(炭酸水素塩)、ケイ酸塩等が挙げられる。
(C)成分の塩としては、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン等が挙げられ、アルカリ金属イオンが好ましい。
炭酸塩の具体例としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カリウムナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられる。
重炭酸塩の具体例としては、例えば、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)等が挙げられる。
ケイ酸塩の具体例としては、例えば、ケイ酸ナトリウム、結晶性層状ケイ酸ナトリウム、非結晶性ケイ酸ナトリウム等が挙げられる。
(C)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(C)成分としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、結晶性層状ケイ酸ナトリウム及び非結晶性ケイ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)からなる群より選ばれる1種以上が好ましく、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)がより好ましい。炭酸ナトリウムと重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)の併用が特に好ましい。
(C)成分の含有量は、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、1~80質量%が好ましく、1~70質量%がより好ましく、1~60質量%がさらに好ましく、1~50質量%が特に好ましい。(C)成分の含有量が上記下限値以上であると、黄ばみ汚れに対する漂白洗浄力を高められる。(C)成分の含有量が上記上限値以下であると、粉末漂白剤組成物を水へ溶解した際の洗液のpHが高くなり過ぎることを抑制できる。
(C)成分は、高分子化合物(アクリル酸-無水マレイン酸共重合体又はその塩等)や、脂肪酸(ラウリン酸等)等で被覆されたものを用いてもよい。
炭酸ナトリウムと重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)を併用する場合、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)の含有量に対する炭酸ナトリウムの含有量で表される質量比(以下、「炭酸ナトリウム/重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)比」ともいう。)は、1~20が好ましく、1~15がより好ましく、1~10がさらに好ましい。
(C)成分の含有量に対する(A)成分の含有量で表される質量比(以下、「(A)/(C)比」ともいう。)は、0.1~15が好ましく、0.5~15がより好ましく、1~12がさらに好ましい。(A)/(C)比が上記数値範囲内であると、洗濯時の漂白効果が得られやすい。
(A)成分と(C)成分との合計量((A)成分の含有量と(C)成分の含有量との合計)は、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましい。
<(D)成分>
(D)成分は、スチルベン型蛍光増白剤である。
(D)成分としては、特開平9-3052号公報、特開平10-81672号公報、特開平10-87638号公報、特開2007-332332号報、特開2004-331816号報の実施例に記載の化合物が挙げられる。
(D)成分としては、スチルベン型蛍光増白剤が好ましく、ビス(トリアジニルアミノ)スチルベンジスルホン酸誘導体の蛍光増白剤がより好ましく、下記式(III)で表される化合物がより好ましい。
具体的には、BASF社製のチノパールAMS-GX(商品名)、チノソーブFD(商品名)、チノソーブFR(商品名)、チノパールDMA-A conc(商品名).等が挙げられる。
Figure 2022106080000004

(式中、
Mは水素、アルカリ金属原子、アンモニウム又はアミンから形成される陽イオンであり、
Yは水素、-C(=O)-NR(R及びRは、互いに独立に水素又は炭素数1~4のアルキルである)、-SO-NR、-C(=O)-R又は-C(=O)-OMであり、
XはNH、O、Rを有しないモルホリノ基、Rと一緒になってモルホリノ基であり、
は水素又はヒドロキシ基であり、
は炭素数1~4のアルキル基又はフェニル基を示す。)
式(III)で表される化合物の中でも、
Mはアルカリ金属原子であり、
Yは水素であり、
XはRを有しないモルホリノ基
は水素であるもの(下記一般式(III)-1)が特に好ましい。具体的には、BASF社製のチノパールAMS-GX(商品名)が特に好ましい。
Figure 2022106080000005

(D)成分の含有量は、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、0.1質量%以上であり、0.1~2質量%が好ましく、0.2~2質量%がより好ましく、0.5~2質量%がさらに好ましく、1~2質量%が特に好ましい。
(D)成分の含有量が上記範囲内であることで再汚染防止が得られる。
洗浄工程における(D)成分の洗液の濃度は、10~500ppmが好ましく、10~400ppmがより好ましく、10~200ppmがさらに好ましい。上記範囲内であることで再汚染防止が得られる。
ここで、「洗液の濃度」とは、洗液の総質量に対する粉末漂白剤組成物の質量を意味する。
(D)成分の含有量に対する(A)成分の含有量で表される質量比(以下、「(A)/(D)比」ともいう。)は、10~500が好ましく、10~300がより好ましく、25~250がさらに好ましい。上記数値範囲内であることで再汚染防止が得られる。
(D)成分の含有量に対する(B)成分の含有量で表される質量比(以下、「(A)/(D)比」ともいう。)は、1~100が好ましく、1~80がより好ましく、1~50がさらに好ましい。上記数値範囲内であることで再汚染防止が得られる。
(D)成分の含有量に対する(C)成分の含有量で表される質量比(以下、「(C)/(D)比」ともいう。)は、1~500が好ましく、1~300がより好ましく、10~250がさらに好ましい。上記数値範囲内であることで再汚染防止が得られる。
本実施形態の粉末漂白剤組成物(「漂白剤」ともいう。)の平均粒子径は、180~1500μmが好ましく、200~1200μmがより好ましく、300~1000μmがさらに好ましい。粉末漂白剤組成物の平均粒子径が上記下限値以上であると、ケーキングの発生を抑制しやすい。粉末漂白剤組成物の平均粒子径が上記上限値以下であると、溶解性をより良好にできる。
なお、「ケーキング」とは、漂白剤の粒子(粉末)が凝集して塊状になることをいう。ケーキングは、漂白剤の粒子に大気中の水分が付着することで起こる。ケーキングが起こると、粉末漂白剤組成物の使用性が低下するだけではなく、見栄えも低下し、製品として出荷できなくなる場合がある。このため、粉末漂白剤組成物は、ケーキングの発生を抑制することが好ましい。
粉末漂白剤組成物の平均粒子径は、前述の分級操作を用いた測定方法により求められる、質量基準のメジアン径である。
<任意成分>
本実施形態の粉末漂白剤組成物は、(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分以外のその他の成分(任意成分)を含有してもよい。
任意成分としては、従来公知の衣料用洗剤に使用可能な成分、例えば、界面活性剤、洗浄性ビルダー、(D)成分以外の蛍光増白剤、酵素、ポリマー類、ケーキング防止剤、消泡剤、還元剤、金属イオン捕捉剤、pH調整剤、抗菌剤、香料、色素等が挙げられる。
(界面活性剤)
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
粉末漂白剤組成物が界面活性剤を含有する場合、界面活性剤の含有量は、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、0.1~20質量%が好ましく、0.3~10質量%がより好ましい。
アニオン界面活性剤としては、例えば、以下に示すものが挙げられる。
(1)α-スルホ脂肪酸のメチルエステル、エチルエステルもしくはプロピルエステル(α-SF又はMES)塩。α-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩としては、その種類は特に制限されず、一般の粒状洗剤に使用されるα-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩のいずれも好適に使用することができる。α-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩として好適なものを以下に例示する。
Figure 2022106080000006

[(III)式中、R01は、炭素数8~20の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基である。R02は、炭素数1~6の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基である。Mは、塩形成カチオンである。]
(III)式中、R01は、炭素数8~20の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は、炭素数8~20の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基である。R01の炭素数は、8~20であり、10~18が好ましく、14~16がより好ましい。 (III)式中、R02は、炭素数1~6の直鎖状のアルキル基、又は、炭素数1~6の分岐鎖状のアルキル基である。R02の炭素数は、1~6であり、1~3が好ましい。R02としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられ、洗浄力がより向上することから、メチル基、エチル基、プロピル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
(III)式中、Mは、塩形成カチオンであり、-SO を電気的に中和する陽イオンである。Mとしては、例えば、アルカリ金属(ナトリウム、カリウム等)イオン、アンモニウムイオン、アミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等)のカチオン等が挙げられ、アルカリ金属イオンが好ましい。
アニオン界面活性剤としては、他に、以下に示すものが挙げられる。
(2)脂肪酸の平均炭素数が10~20の高級脂肪酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩。
(3)炭素数8~18のアルキル基を有する直鎖状又は分岐鎖状のアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS又はABS)塩。
(4)炭素数10~20のアルカンスルホン酸塩。
(5)炭素数10~20のα-オレフィンスルホン酸塩(AOS)。
(6)炭素数10~20のアルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩(AS)。
(7)炭素数2~4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)(モル比EO/PO=0.1/9.9~9.9/0.1)を、平均0.5~10モル付加した炭素数10~20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸塩(AES)。
(8)炭素数2~4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(モル比EO/PO=0.1/9.9~9.9/0.1)を、平均3~30モル付加した炭素数10~20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル硫酸塩。
(9)炭素数2~4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(モル比EO/PO=0.1/9.9~9.9/0.1)を、平均0.5~10モル付加した炭素数10~20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩。
(10)炭素数10~20のアルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩等のアルキル多価アルコールエーテル硫酸塩。
(11)長鎖モノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(12)ポリオキシエチレンモノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(13)内部オレフィンスルホン酸又はその塩(IOS)。
(14)ヒドロキシアルカンスルホン酸又はその塩(HAS)。
上記の例示の中でも、好ましいアニオン界面活性剤としては、α-スルホ脂肪酸アルキルエステル塩(MES)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩又はカリウム塩)、AOS、AESのアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩又はカリウム塩)、高級脂肪酸のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩又はカリウム塩)が挙げられる。これらの中でも、炭素数14~16のアルキル基を有するMES、炭素数10~14のアルキル基を有するLAS塩、炭素数10~20の高級脂肪酸塩が特に好ましい。
これらのアニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、以下に示すものが挙げられる。
(1)下記式(V)で表されるポリオキシエチレン(又はアルケニル)アルキルエーテル。
31-X-[(EO)/(PO)]-(EO)-R32 ・・・(V)
式(V)において、R31は、炭素数6~22の炭化水素基、-X-は、-O-、EOは、オキシエチレン基、POは、オキシプロピレン基、R32は、水素原子、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~6のアルケニル基を表す。sは、EOの平均繰り返し数を示す3~30の数、tは、POの平均繰り返し数を示す0~6の数、uは、EOの平均繰り返し数を示す0~20の数であり、s+uは3~30の数である。
EOとPOを有する場合の分布(配列順)に特に限定はなく、ブロック状に配列していてもよく、ランダム状に配列していてもよい。
この中でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが好適である。ここで使用される脂肪族アルコールとしては、第1級アルコール、第2級アルコールが挙げられる。また、そのアルキル基は、分岐鎖を有していてもよい。脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールが好ましい。s+uは、5~15の数が好ましい。
(2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル。
(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキレンオキシドが付加した、例えば、下記式(IV)で表される脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。
03CO(OR05OR04 ・・・(IV)
[(IV)式中、R03COは、炭素数5~21、好ましくは7~17の脂肪酸残基を示す。OR05は、オキシエチレン基、オキシプロピレン基等の炭素数2~4、好ましくは2又は3のオキシアルキレン基を示す。nは、オキシアルキレン基の平均繰返し数を示し、3~30、好ましくは5~20の数である。R04は、炭素数1~3の置換基を有してもよいアルキル基を示す。]
(4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
(5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。
(6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。
(8)グリセリン脂肪酸エステル。
上記の例示の中でも、ノニオン界面活性剤としては、(1)のノニオン界面活性剤が好ましい。その中でも、炭素数12~16の脂肪族アルコールに、炭素数2~4のアルキレンオキシドを平均5~20モル付加したポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが好ましい。融点が50℃以下で、HLBが9~16のポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキシドが付加した脂肪酸メチルエステルエトキシレート、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキシドとプロピレンオキシドとが付加した脂肪酸メチルエステルエトキシプロポキシレート等が特に好ましい。
これらのノニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
なお、ノニオン界面活性剤のHLBとは、Griffinの方法により求められた値である(吉田、進藤、大垣、山中共編、「新版界面活性剤ハンドブック」、工業図書株式会社、1991年、第234頁参照)。融点とは、JIS K0064-1992「化学製品の融点及び溶融範囲測定方法」に記載の融点測定法によって測定された値を示す。
カチオン界面活性剤としては、例えば、以下に示すものが挙げられる。
(1)ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル型4級アンモニウム塩。
(2)モノ長鎖アルキルトリ短鎖アルキル型4級アンモニウム塩。
(3)トリ長鎖アルキルモノ短鎖アルキル型4級アンモニウム塩。
ただし、上記の「長鎖アルキル」は、炭素数12~26、好ましくは14~18のアルキル基を示す。
「短鎖アルキル」は、フェニル基、ベンジル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基等の置換基を包含し、炭素間にエーテル結合を有していてもよいアルキル基を示す。中でも、炭素数1~4、好ましくは1~2のアルキル基;ベンジル基;炭素数2~4、好ましくは2~3のヒドロキシアルキル基;炭素数2~4、好ましくは2~3のポリオキシアルキレン基等が好適なものとして挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系の両性界面活性、アミドベタイン系の両性界面活性剤等を挙げられる。具体的には、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタインが好適なものとして挙げられる。
(洗浄性ビルダー)
洗浄性ビルダーとしては、無機ビルダー(ただし、(C)成分を除く)、有機ビルダーが挙げられる。
無機ビルダーとしては、例えば、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等のアルカリ金属硫酸塩;塩化ナトリウム、塩化カリウム等のアルカリ金属塩化物;結晶性アルミノ珪酸塩、無定形アルミノ珪酸塩等が挙げられる。
有機ビルダーとしては、例えば、ニトリロトリ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、β-アラニンジ酢酸塩、アスパラギン酸ジ酢酸塩、メチルグリシンジ酢酸塩、イミノジコハク酸塩等のアミノカルボン酸塩;セリンジ酢酸塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩、ジヒドロキシエチルグリシン塩等のヒドロキシアミノカルボン酸塩;ヒドロキシ酢酸塩、ピロメリット酸塩、ベンゾポリカルボン酸塩、シクロペンタンテトラカルボン酸塩等のシクロカルボン酸塩;カルボキシメチルタルトロネート、カルボキシメチルオキシサクシネート、オキシジサクシネート、酒石酸モノ又はジサクシネート等のエーテルカルボン酸塩;ポリアクリル酸塩、アクリル酸-アリルアルコール共重合体の塩、アクリル酸-マレイン酸共重合体の塩、ポリグリオキシル酸等のポリアセタールカルボン酸の塩;ヒドロキシアクリル酸重合体、多糖類-アクリル酸共重合体等のアクリル酸重合体又は共重合体の塩;マレイン酸、イタコン酸、テトラメチレン1,2-ジカルボン酸、アスパラギン酸等の重合体又は共重合体の塩;デンプン、セルロース、アミロース、ペクチン等の多糖類酸化物等の多糖類誘導体等が挙げられる。
有機ビルダーとしては、上記の中でも、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、ポリアクリル酸塩、アクリル酸-マレイン酸共重合体の塩、ポリアセタールカルボン酸の塩が好ましい。特に、ヒドロキシイミノジコハク酸塩、重量平均分子量が1000~80000のアクリル酸-マレイン酸共重合体の塩、ポリアクリル酸塩、重量平均分子量が800~1000000(好ましくは5000~200000)のポリグリオキシル酸等のポリアセタールカルボン酸塩(例えば、特開昭54-52196号公報に記載のもの)が好適である。
洗浄性ビルダーは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
洗浄力、洗濯液中での汚れ分散性を改善する目的から、ポリアクリル酸塩、アクリル酸-マレイン酸共重合体塩等の有機ビルダーと、ゼオライト等の無機ビルダーと、を併用することが好ましい。
((D)成分以外の蛍光増白剤)
(D)成分以外の蛍光増白剤としては、例えば、4,4’-ビス-(2-スルホスチリル)-ビフェニル塩、4,4’-ビス-(4-クロロ-3-スルホスチリル)-ビフェニル塩、2-(スチリルフェニル)ナフトチアゾール誘導体、ビス-(トリアジニルアミノスチルベン)ジスルホン酸誘導体等が挙げられる。
市販の蛍光増白剤としては、例えば、ホワイテックスSA、ホワイテックスSKC(以上、商品名;住友化学株式会社製)、チノパールDBS-X、チノパールCBS-X(以上、商品名;チバスペシャルティ・ケミカルズ社製)、Lemonite CBUS-3B(商品名;Khyati Chemicals社製)等が挙げられる。蛍光増白剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(酵素)
酵素としては、酵素の反応性から分類すると、ハイドロラーゼ類、オキシドレダクターゼ類、リアーゼ類、トランスフェラーゼ類、イソメラーゼ類が挙げられる。中でも、プロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、ヌクレアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ等が好ましい。
プロテアーゼとしては、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、コラーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスターゼ、スプチリシン、パパイン、プロメリン、カルボキシペプチターゼA又はB、アミノペプチターゼ、アスパーギロペプチターゼA又はB等が挙げられる。プロテアーゼの市販品としては、サビナーゼ、アルカラーゼ、カンナーゼ、エバラーゼ、デオザイム、Medley(登録商標)Core210L(プロテアーゼとアミラーゼとの混合酵素)(以上、商品名;ノボザイムズ社製);API21(商品名;昭和電工株式会社製);マクサカル、マクサペム(以上、商品名;ジェネンコア社製);プロテアーゼK-14又はK-16(特開平5-25492号公報に記載のプロテアーゼ)等を挙げることができる。
エステラーゼとしては、ガストリックリパーゼ、バンクレアチックリパーゼ、植物リパーゼ類、ホスホリパーゼ類、コリンエステラーゼ類、ホスホターゼ類等が挙げられる。
リパーゼとしては、リポラーゼ、ライペックス(以上、商品名;ノボザイムズ社製)、リポサム(商品名;昭和電工株式会社製)等が挙げられる。
セルラーゼとしては、セルザイム(商品名;ノボザイムズ社製);アルカリセルラーゼK、アルカリセルラーゼK-344、アルカリセルラーゼK-534、アルカリセルラーゼK-539、アルカリセルラーゼK-577、アルカリセルラーゼK-425、アルカリセルラーゼK-521、アルカリセルラーゼK-580、アルカリセルラーゼK-588、アルカリセルラーゼK-597、アルカリセルラーゼK-522、CMCアーゼI、CMCアーゼII、アルカリセルラーゼE-II、アルカリセルラーゼE-III(以上、特開昭63-264699号公報に記載のセルラーゼ)等が挙げられる。
アミラーゼとしては、市販のステインザイム、ターマミル、デュラミル、Medley(登録商標)Core210L(プロテアーゼとアミラーゼとの混合酵素)(以上、商品名;ノボザイムズ社製)等を挙げることができる。
酵素は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
なお、酵素は、別途安定な粒子として造粒したものを、洗剤生地(粒子)にドライブレンドした状態で使用することが好ましい。
(ポリマー類)
ポリマー類としては、平均分子量が200~200000のポリエチレングリコール、アクリル酸及びマレイン酸の重合体又は共重合体(重量平均分子量1000~100000)、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等が挙げられる。これらのポリマー類は、界面活性剤含有粒子を高密度化する場合におけるバインダーや粉末物性剤として、さらには疎水性微粒子に対する再汚染防止効果を付与する成分として、粉末漂白剤組成物に配合することができる。
また、汚れ放出剤として、テレフタル酸とエチレングリコール及びプロピレングリコール単位から選ばれる1種以上とのコポリマー又はターポリマー等を配合することができる。
また、色移り防止効果を付与するため、ポリビニルピロリドン等を配合することができる。
上記の中では、平均分子量1500~7000のポリエチレングリコールが好ましい。
これらのポリマー類は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(ケーキング防止剤)
ケーキング防止剤としては、例えば、無水硫酸マグネシウム、パラトルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、酢酸塩、スルホコハク酸塩、タルク、微粉末シリカ、粘土、酸化マグネシウム等が挙げられる。
ケーキング防止剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
特に、本願の(C)成分の無機アルカリ剤と(D)成分の有機酸を含む粉末漂白剤組成物の粒子は、保存中に(C)成分と(D)成分が中和反応を起こして水を発生する場合があるため、吸湿効果による保存中のケーキングを抑制する点から、ケーキング防止剤の中でも無水硫酸マグネシウムが特に好ましい。
(消泡剤)
消泡剤としては、従来から知られている、例えば、シリコーン系又はシリカ系のものが挙げられる。
消泡剤は、特開平3-186307号公報の第4頁左下欄に記載の方法を用いて製造した消泡剤造粒物としてもよい。具体的には、まず、日澱化学株式会社製マルトデキストリン(酵素変性デキストリン)100gに、消泡成分としてダウコーニング社製のシリコーン(コンパウンド型、PSアンチフォーム)20gを添加して混合し、均質混合物を得る。次に、得られた均質混合物50質量%、ポリエチレングリコール(PEG-6000,融点58℃)25質量%及び中性無水芒硝25質量%を70~80℃で混合した後、不二パウダル株式会社製の押出し造粒機(型式EXKS-1)により造粒し、造粒物を得る。
消泡剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(還元剤)
還元剤としては、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム等が挙げられる。
(金属イオン捕捉剤(ただし、(C)成分を除く))
金属イオン捕捉剤は、水道水中の微量金属イオン等を捕捉し、金属イオンの繊維(被洗浄物)への吸着を抑制する効果を有する。
金属イオン捕捉剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、グリコールエチレンジアミン6酢酸等のアミノポリ酢酸類;1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸(HEDP)、エタン-1,1-ジホスホン酸、エタン-1,1,2-トリホスホン酸、ヒドロキシエタン-1,1,2-トリホスホン酸、エタン-1,2-ジカルボキシ-1,2-ジホスホン酸、ヒドロキシメタンホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ニトリロトリ(メチレンホスホン酸)、2-ヒドロキシエチルイミノジ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)等の有機ホスホン酸誘導体又はその塩;ジグリコール酸、シュウ酸等の有機酸類、又はこれらの塩等が挙げられる。
金属イオン捕捉剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(香料)
香料とは、香料原料単体、又は、香料原料と香料用溶剤と香料安定化剤等とからなる香料組成物を含むものが挙げられる。また、カプセル香料を配合しても良い。
(色素)
色素としては、染料、顔料のいずれも使用できる。保存安定性の点から、顔料が好ましく、酸化物等、耐酸化性を有する化合物が特に好ましい。かかる化合物としては、酸化チタン、酸化鉄、銅フタロシアニン、コバルトフタロシアニン、群青、紺青、シアニンブルー、シアニングリーン等が挙げられる。色素は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(pH調整剤)
粉末漂白剤組成物を水に溶解した洗液のpHは無機アルカリ剤((C)成分)によって調整できる。本実施形態の粉末漂白剤組成物は、(C)成分の他、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等をpH調整剤として用いることができる。
また、洗液のpHが高くなりすぎることを防止するため、酸を用いることもできる。かかる酸としては、前記金属イオン捕捉剤、リン酸2水素カリウム等のアルカリ金属リン酸2水素塩、乳酸、又はそれらのポリカルボン酸;炭酸水素ナトリウム、硫酸、塩酸等が挙げられる。
pH調整剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(抗菌剤)
抗菌剤としては、例えば、4,4’-ジクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテル(慣用名:ダイクロサン)、5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール(慣用名:トリクロサン)、ビス-(2-ピリジルチオ-1-オキシド)亜鉛、ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩、8-オキシキノリン、ポリリジンが挙げられる。
≪粉末漂白剤組成物の製造方法≫
本発明の粉末漂白剤組成物は、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分と、(D)成分と、必要に応じて任意成分とを、任意の割合で、任意の時間混合することにより得られる。粉末漂白剤組成物の製造方法は、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分と、界面活性剤とを含む界面活性剤含有粒子として製造する方法でもよい。
界面活性剤含有粒子は、例えば、以下のようにして製造できる。
まず、(C)成分をリボンミキサー等の粉体混合装置に投入し、50~80rpmで混合する。次に、予め加温しておいた界面活性剤を上記(C)成分に噴霧する。噴霧終了後、50~80rpmで3~10分間混合して、界面活性剤含侵無機粒子を得る。
加温する際の界面活性剤の温度は、50~80℃が好ましく、60~70℃がより好ましい。加温する際の界面活性剤の温度が上記数値範囲内であると、界面活性剤を均一に噴霧できる。
噴霧する際の界面活性剤の濃度は、80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましく、100質量%が最も好ましい。界面活性剤の濃度が上記下限値以上であると、界面活性剤が充分に付着した界面活性剤含侵無機粒子が得られる。
ここで、界面活性剤の濃度は、下記式(VI)で求められる。
界面活性剤の濃度(質量%)=(界面活性剤の質量(g))/(界面活性剤の質量(g)+水の質量(g))×100 ・・・(VI)
界面活性剤の濃度が100質量%であるとは、噴霧する際の界面活性剤が水分を含まないことを意味する。
次に、界面活性剤含侵無機粒子を混合しながら、(A)成分を上記の粉体混合装置に投入し、50~80rpmで3~10分間混合する。
次に、得られた粒子を混合しながら、(B)成分を上記の粉体混合装置に投入し、50~80rpmで5~20分間混合して、界面活性剤含有粒子を得る。
得られた界面活性剤含有粒子を50~80rpmで攪拌しながら、香料を噴霧する。香料の噴霧終了後、50~80rpmで5~20分間混合して、粉末漂白剤組成物を得る。
本実施形態では、界面活性剤含侵無機粒子に、(A)成分を先に添加する場合について説明したが、(B)成分を先に添加してもよく、(A)成分と(B)成分とを同じタイミングで添加してもよい。
≪粉末漂白剤組成物の使用方法≫
本実施形態の粉末漂白剤組成物の使用方法は、従来公知の漂白方法に従って行われる。
漂白方法としては、例えば、粉末漂白剤組成物を水に溶解して洗液とし、この洗液に繊維製品を浸漬(つけ置き)したり、洗液を繊維製品に塗布したりして、任意の時間放置した後、水ですすぐ方法が挙げられる。あるいは、洗液を用いて、洗濯機で洗浄する方法が挙げられる。
浸漬時間は、10分以上が好ましく、30分以上がより好ましい。24時間以内が好ましく、2時間以内がより好ましい。
浸漬する際の浸漬液の温度は、1~50℃が好ましい。
本実施形態の粉末漂白剤組成物の使用方法は、他の洗浄剤と併用する使用方法でもよい。
例えば、上述した粉末漂白剤組成物(α)を、洗濯機で同時に水又は新たな洗浄剤(β)を含む洗浄液と接触させて洗浄処理を行う使用方法でもよい。
洗浄剤(β)は、液体でもよいし、粉末でもよい。洗浄剤(β)としては特に制限されず、公知の繊維製品用の洗浄剤を用いることができる。洗浄剤(β)としてはポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(MEE)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)を含む洗浄剤が好ましい。
洗浄剤(β)の市販品としては、例えば、ライオン社製の「トップクリアリキッド」、「トップ NANOX」;花王社製の「アタックZERO」、「アタック3X」;プロクター・アンド・ギャンブル社製の「アリエールイオンパワージェル」、「アリエールパワージェルボール」等が挙げられる。
本明細書において、「繊維製品」としては、例えば、Yシャツ、Tシャツ、ポロシャツ、ブラウス、チノパン、スーツ、スラックス、スカート、テーブルクロス、ランチョンマット、カーテン、枕カバー、ソファー、シーツ、トイレマット等が挙げられる。
また、該繊維製品の素材については、特に限定されず、例えば、綿、ウール、麻等の天然繊維;ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維;アセテート等の半合成繊維;レーヨン、テンセル、ポリノジック等の再生繊維、又はこれらの各種繊維の混紡品、混織品もしくは混編品等が挙げられる。
<洗液>
本実施形態の洗液は、本実施形態の粉末漂白剤組成物を溶媒に溶解又は分散させることにより得られる。
溶媒としては、調製しやすさ、使用する際の水への溶解性等の観点から、水を用いることが好ましい。
使用する水は、洗液の経時安定性の点から、水中に溶解している重金属等の金属イオンを除いたイオン交換水又は蒸留水を用いることが好ましい。
洗液中、水の含有割合は、洗液の総質量に対して、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。水の含有割合が上記下限値以上であると、経時に伴う洗液の液安定性がより良好となる。
溶媒としては、水以外に、水溶性溶剤を用いてもよい。ここでいう「水溶性溶剤」とは、任意の比率で水と混合して透明に混ざる有機溶媒をいう。
水溶性溶剤としては、例えば、エタノール、2-イソプロパノール等の炭素数2~3の1級アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等の炭素数2~6のグリコール;グリセリン、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の炭素数3~8の多価アルコール等が挙げられる。これらの中でも、エタノール、グリセリン、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましく、エタノールが特に好ましい。エタノールとこれ以外の水溶性溶剤との混合溶剤を用いることも好ましい。水溶性溶剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
水溶性溶剤を用いる場合、洗液中の水溶性溶剤の含有割合は、洗液の総質量に対して、3~30質量%が好ましく、5~20質量%がより好ましく、7~15質量%がさらに好ましい。水溶性溶剤の含有割合が上記数値範囲内であると、溶解性、液安定性がより向上する。
水溶性溶剤は、水と併用することが好ましい。
洗液の濃度は、0.02~5質量%(200~50000ppm)が好ましく、0.02~1質量%(200~10000ppm)がより好ましく、0.02~0.5質量%(200~5000ppm)がさらに好ましい。洗液の濃度が上記下限値以上であると、洗濯時の漂白効果と再汚染防止効果が得られやすい。洗液の濃度が上記上限値以下であると、繊維製品の損傷を抑制できる。
ここで、「洗液の濃度」とは、洗液の総質量に対する粉末漂白剤組成物の質量を意味する。
洗液の25℃におけるpHは、9~12が好ましく、10~11がより好ましい。洗液のpHが上記下限値以上であると、洗濯時の漂白効果が得られやすい。洗液のpHが上記上限値以下であると、繊維製品の損傷を抑制できる。
本明細書において、洗液のpHは、pH測定器(pHメーター:型番MH-41X、東亜ディーケーケー株式会社製)を用い、25℃で測定した場合の値を示す。
洗液の粘度は、10mPa・s以下であることが好ましい。洗液の粘度が上記上限値以下であると、洗液を繊維製品の全体に接触させやすい。
本明細書において、洗液の粘度は、B型粘度計(トキメック社製)を用い、25℃で測定した場合の値を示す。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。本実施例において使用した原料は、下記の通りである。
[使用原料]
<(A)成分>
a-1:過炭酸ナトリウム(商品名「Sodium percarbonate」、JINKE株式会社製)。
<(B)成分>
b-1:4-ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(OBS、(I)式において、R10=炭素数11のアルキル基、M=ナトリウム)。
b-2:4-ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(NOBS、(I)式において、R10=炭素数8のアルキル基、M=ナトリウム)。
b-3:テトラアセチルエチレンジアミン(商品名「ペラクティブAN」、クラリアント社製)。
<(C)成分>
c-1:炭酸ナトリウム(商品名「ソーダ灰デンス」、株式会社トクヤマ製)。
<(D)成分>
d-1:4,4’-ビス((4-アミノ-6-モルホリノ-1,3,5-トリアジニル -2)アミノ)スチルベン-2,2’-ジスルホン酸塩。(ビス(トリアジニルアミノ)スチルベンジスルホン酸誘導体)。(BASFジャパン株式会社製、 商品名「チノパールAMS-GX」)。
d-2(比較品):(クマリン誘導体)商品名「チノパールSWN」、チバガイギー社製。
<任意成分>
・ノニオン界面活性剤:ポリオキシエチレン(EO9)アルキルエーテル(式(V)において、R31が炭素数12のアルキル基(C12)及び炭素数14のアルキル基(C14)(質量比でC12:C14=70:30)、R32が水素原子、-X-が-O-、Xが結合するR31の炭素原子が第一級炭素原子、sが9、tが0、uが0である化合物。商品名「ブラウノンEL-1509」、青木油脂工業株式会社製)。
・硫酸ナトリウム:商品名「中性無水芒硝」、四国化成工業株式会社製。
・酵素:プロテアーゼ。商品名「デオザイム」、ノボザイムズ社製。
・高分子キレート剤:商品名「ソカランCP7」、BASF社製
[粉末漂白剤組成物の調製]
表1に記載の組成となるように、(C)成分を粉体混合装置に投入し、65rpmで混合しながら、予め60℃~70℃に加温しておいたノニオン界面活性剤を(C)成分に噴霧した。噴霧終了後、65rpmで5分間混合して、ノニオン含侵無機粒子を得た。この際、水分を含まない濃度100質量%のノニオン界面活性剤を用いた。次いで、得られたノニオン含侵無機粒子を混合しながら(A)成分を添加し、添加終了後、65rpmで5分間混合した。次いで、混合しながら(B)成分、(D)成分を添加し、添加終了後、65rpmで10分間混合して、ノニオン含有粒子を得た。得られたノニオン含有粒子を65rpmで攪拌しながら、その他任意成分を噴霧または粉体混合し、65rpmで10分間混合した後、表1の各例の粉末漂白剤組成物を得た。
なお、表1の組成の各成分の単位は「質量%」であり、純分換算量を示す。表中「残」は、合計が100質量%となるように、その成分を配合したことを示す。
<再汚染防止性の評価>
市販の液体洗浄剤(ライオン(株)社製「トップクリアリキッド」)を用いて、以下に示す[洗浄工程]、[すすぎ工程]、[乾燥工程]を、以下の順序で3回繰り返す洗濯処理を行った。その後、以下の色差測定を行い、再汚染防止性を評価した。
なお、被洗物として、下記の綿布、ポリエステル(PE)布、湿式人工汚染布及び肌シャツを用いた。
綿布:再汚染判定布として綿メリヤス(谷頭商店製)5cm×5cmを5枚。
PE布:再汚染判定布としてポリエステルトロピカル(谷頭商店製)5×5cmを5枚。
湿式人工汚染布:財団法人洗濯科学協会製の汚染布(オレイン酸28.3%、トリオレイン15.6%、コレステロールオレート12.2%、流動パラフィン2.5%、スクアレン2.5%、コレステロール1.6%、ゼラチン7.0%、泥29.8%、カーボンブラック0.5%(質量比)の組成の汚れが付着した布)を20枚。
肌シャツ:BVD肌シャツ(LLサイズ、富士紡ホールディングス株式会社製)を細かく(3cm×3cm程度)裁断したもの。
[洗浄工程]
Terg-o-tometer(UNITED STATES TESTING社製)内に、25℃の3°DH硬水900mLを入れ、ここに市販の液体洗浄剤(ライオン社製「トップクリアリキッド」)0.75gを添加後に、表1の各例の粉末漂白剤組成物を所定量加え、次いで、前記被洗物を入れた。その後、3°DH硬水で浴比を20倍に調整し、120rpm、25℃で10分間洗浄した。
[すすぎ工程]
洗浄後の被洗物を1分間脱水した後、25℃の3°DH硬水900mLを入れ、120rpm、25℃で3分間すすいだ。この操作(脱水、すすぎ)を2回繰り返した。
[乾燥工程]
すすいだ被洗物を1分間脱水した後、再汚染判定布(綿布)のみを取り出し、濾紙に挟み、アイロンで乾燥した。別途、再汚染判定布(PE布)のみを取り出し、濾紙に挟み、アイロンで乾燥した。
<色差測定>
分光式色差計(日本電色工業株式会社製、製品名「SE200」)を用い、洗濯処理前後の再汚染判定布(綿布)の反射率(Z値)を測定し、下式よりΔZを求めた。
同様に洗濯処理前後の再汚染判定布(PE布)の反射率(Z値)を測定し、下式よりΔZを求めた。
ΔZ=(洗濯処理前のZ値)-(洗濯処理後のZ値)
(綿布の再汚染防止性の評価)
綿布の再汚染判定布におけるΔZについて、5枚の平均値を求め、下記基準に基づいて粉末漂白剤組成物による綿布への再汚染防止性を評価した。◎又は○であれば、綿布への再汚染防止性が良好であると判断した。
◎:△Z(平均値)が2未満。
○:△Z(平均値)が2以上4未満。
△:△Z(平均値)が4以上6未満。
×:△Z(平均値)が6以上。
(PE布の再汚染防止性の評価)
同様に、PE布の再汚染判定布におけるΔZについて、5枚の平均値を求め、下記基準に基づいて粉末漂白剤組成物によるPE布への再汚染防止性を評価した。◎又は○であれば、PE布への再汚染防止性が良好であると判断した。
◎:△Z(平均値)が1未満。
○:△Z(平均値)が1以上2未満。
△:△Z(平均値)が2以上3未満。
×:△Z(平均値)が3以上。
Figure 2022106080000007
表1の評価結果に示すように、本発明を適用した各実施例では、優れた再汚染防止効果を確認した。

Claims (9)

  1. 下記(A)成分、下記(B)成分、下記(C)成分、及び下記(D)成分を含有する、粉末漂白剤組成物。
    (A)成分:水に溶解して過酸化水素を発生する過酸化物 20質量%以上
    (B)成分:下記式(I)で表される化合物、下記式(II)で表される化合物、及びテトラアセチルエチレンジアミンからなる群より選ばれる1以上の化合物
    (C)成分:無機アルカリ剤
    (D)成分:スチルベン型蛍光増白剤 0.1質量%以上
    Figure 2022106080000008

    [式(I)中、R10は、炭素数7~13のアルキル基又はアルケニル基であり、Mは、水素原子又は塩形成カチオンである。式(II)中、R20は、炭素数7~13のアルキル基又はアルケニル基であり、Mは、水素原子又は塩形成カチオンである。]
  2. 前記(A)成分の含有量が、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、20~80質量%、
    前記(B)成分の含有量が、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、0.1~20質量%、
    前記(C)成分の含有量が、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、1~80質量%、
    前記(D)成分の含有量が、粉末漂白剤組成物の総質量に対して、0.1~2質量%、
    である請求項1に記載の粉末漂白剤組成物。
  3. 前記(B)成分の含有量に対する前記(A)成分の含有量で表される質量比((A)/(B)比)が1~30、である請求項1または2に記載の粉末漂白剤組成物。
  4. 前記(C)成分の含有量に対する前記(A)成分の含有量で表される質量比((A)/(C)比)が0.1~15、である請求項1~3のいずれか一項に記載の粉末漂白剤組成物。
  5. 前記(D)成分の含有量に対する前記(A)成分の含有量で表される質量比((A)/(D)比)が10~500、である請求項1~4のいずれか一項に記載の粉末漂白剤組成物。
  6. 前記(D)成分の含有量に対する前記(B)成分の含有量で表される質量比((A)/(D))が1~100、である請求項1~5のいずれか一項に記載の粉末漂白剤組成物。
  7. 前記(D)成分の含有量に対する前記(C)成分の含有量で表される質量比((C)/(D))が1~500、である請求項1~6のいずれか一項に記載の粉末漂白剤組成物。
  8. 前記(D)成分の洗液の濃度が10~500ppm、である請求項1~7のいずれか一項に記載の粉末漂白剤組成物。
  9. さらに、界面活性剤、洗浄性ビルダー、前記(D)成分以外の蛍光増白剤、酵素、ポリマー類、ケーキング防止剤、消泡剤、還元剤、金属イオン捕捉剤、pH調整剤、抗菌剤、香料、色素を含有する、請求項1~8のいずれか一項に記載の粉末漂白剤組成物。



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