JP7122446B1 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7122446B1 JP7122446B1 JP2021158108A JP2021158108A JP7122446B1 JP 7122446 B1 JP7122446 B1 JP 7122446B1 JP 2021158108 A JP2021158108 A JP 2021158108A JP 2021158108 A JP2021158108 A JP 2021158108A JP 7122446 B1 JP7122446 B1 JP 7122446B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- mass
- liquid detergent
- carbon atoms
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/02—Anionic compounds
- C11D1/04—Carboxylic acids or salts thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/02—Anionic compounds
- C11D1/12—Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof
- C11D1/14—Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof derived from aliphatic hydrocarbons or mono-alcohols
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/02—Anionic compounds
- C11D1/12—Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof
- C11D1/29—Sulfates of polyoxyalkylene ethers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D17/00—Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
- C11D17/08—Liquid soap, e.g. for dispensers; capsuled
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/37—Polymers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B40/00—Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
Abstract
Description
一般的な洗剤においては、洗浄時に泡立ちが多いことが良好な使用感につながり、すすぎ時には泡がなくなることがすすぎ完了の目安となる。
特許文献1には、洗浄時の泡立ちが良好で、すすぎ中の泡を低減させる効率が良い洗浄組成物が提案されている。
本発明者等は、すすぎ工程をより簡略化する方法を検討する中で、以下の課題があることを知見した。
例えば、脱水後に泡を感知すると自動注水が始まりすすぎ工程に移るように設定された洗濯機では、すすぎ工程後でもなお泡を感知すると、すすぎの自動延長が始まる。そのため、すすぎ工程を簡略化又は不要にするためには、泡立ち量を抑えることが求められる。
また、すすぎ回数やすすぎ水量を低減すると、被洗物から一度除去された汚れが、再度、被洗物に付着してしまい、その結果、十分な洗浄力が得られない場合がある。したがって、すすぎ回数の低減や、すすぎに必要なすすぎ水量を低減した場合でも、十分な洗浄力が得られることも必要である。
本発明は、洗浄時の泡立ちが少なくてすすぎ性が良好であり、すすぎ工程を簡略化した場合にも十分な洗浄力を発揮できる液体洗浄剤の提供を目的とする。
[1] 非石鹸系界面活性剤である(A)成分と、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体であってエチレンオキシドの平均付加モル数が8~15である(B)成分と、炭素数12~18の脂肪酸又はその塩である(C)成分を含む液体洗浄剤組成物であって、前記(A)成分の含有量が、前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して0質量%超15質量%未満であり、前記(A)成分が、アルキル硫酸エステル塩又はアルキルエーテル硫酸エステル塩である(As)成分を含まないか、又は前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して5質量%未満の前記(As)成分を含み、前記(C)成分の含有量が、前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して1質量%以上である、液体洗浄剤組成物。
本発明の液体洗浄剤組成物(以下、単に液体洗浄剤とも記す。)は、(A)~(C)成分を含有する組成物である。
(A)成分は、非石鹸系界面活性剤である。(A)成分は1種でもよく、2種以上を併用してもよい。
「非石鹸系界面活性剤」とは、高級脂肪酸又はその塩(いわゆる石鹸)を除く界面活性剤である。「高級脂肪酸」とは、炭素数8~24の飽和又は不飽和脂肪酸である。すなわち、(A)成分は、炭素数8~24の飽和又は不飽和脂肪酸及びその塩を除く界面活性剤である。
(A)成分としては、ノニオン界面活性剤、非石鹸系アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤等が挙げられる。
(A)成分は、後述の(A1)成分及び(A2)成分の一方又は両方を含むことが好ましい。
(As)成分は、非石鹸系アニオン界面活性剤のうちの、アルキル硫酸エステル塩又はアルキルエーテル硫酸エステル塩である。
後述するように、本発明の液体洗浄剤は(As)成分を含まないか、又は(As)成分を含む場合は(As)成分の含有量が制限される。
(As)成分を含まないとは、アルキル硫酸エステル塩及びアルキルエーテル硫酸エステル塩の両方を含まないことを意味する。
(As)成分を含むとは、アルキル硫酸エステル塩及びアルキルエーテル硫酸エステル塩の一方又は両方を含むことを意味する。(As)成分の含有量はアルキル硫酸エステル塩及びアルキルエーテル硫酸エステル塩の合計の含有量である。
ASにおける塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩が例示できる。
アルキル硫酸エステル塩は、常法により製造されてもよいし、市販品を用いてもよい。
R1-O-[(EO)j/(PO)k]-SO3 -M+ ・・・(as1)
式(as1)中、R1は炭素数8~20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、jはEOの平均繰り返し数を表し、0.5以上の数であり、kはPOの平均繰り返し数を表し、0~6の数であり、M+は対カチオンである。[(EO)j/(PO)k]は、EOとPOの配列順に限定がないことを示す。
R1は、炭素数10~20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、炭素数12~14の直鎖又は分岐鎖のアルキル基がより好ましい。
jは0.5~5が好ましく、0.5~4がより好ましく、0.5~3.5がさらに好ましく、1.5~2.5が特に好ましい。
kは0~3が好ましく、0がより好ましい。
j+kは0.5以上が好ましく、0.5~5がより好ましい。
式(as1)中の[(EO)j/(PO)k]において、EOとPOとは混在して配列していてもよい。EOとPOが混在して配列している場合、ランダム状であってもよく、ブロック状であってもよい。エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの付加モル数分布は特に限定されない。
M+としては、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等とのアルカノールアミン等が挙げられる。
AESは、常法により製造されてもよいし、市販品を用いてもよい。
(A1)成分はノニオン界面活性剤である。
(A1)成分としては、例えば、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤が挙げられる。
ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤としては、例えば下記式(a1)で表される化合物(以下、「(a1)成分」とも記す。)が挙げられる。
R2-X-[(EO)s/(PO)t]-(EO)u-R3・・・(a1)
式(a1)中、R2は炭素数8~22の炭化水素基であり、Xは、O、COO、又はCONであり、R3は水素原子、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~6のアルケニル基であり、sはEOの平均繰り返し数を表し、3~25の数であり、tはPOの平均繰り返し数を表し、0~6の数であり、uはEOの平均繰り返し数を表し、0~25の数であり、EOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表す。
[(EO)s/(PO)t]は、EOとPOのランダム鎖でもブロック鎖でもよいことを示す。平均繰り返し数は、ガスクロマトグラフィー等によって測定することができる。
R3のアルキル基としては、炭素数1~3のアルキル基が好ましい。R3のアルケニル基としては、炭素数2~3のアルケニル基が好ましい。R3は水素原子が好ましい。
式(a1)において、Xは、洗浄力の向上効果に優れる点から、O又はCOOが好ましい。
tは0~6が好ましく、0~3がより好ましい。
uは0~25が好ましく、0~15がより好ましく、0~10がさらに好ましい。
s+uは3~30が好ましく、10~30がより好ましく、12~25がさらに好ましく、12~22が特に好ましく、12~18が最も好ましい。
(a1)成分の具体例としては、三菱化学社製のDiadol(登録商標)(商品名、C13、Cは炭素数を示す。以下同様。)、Shell社製のNeodol(登録商標)(商品名、C12とC13との混合物)、Sasol社製のSafol(登録商標)23(商品名、C12とC13との混合物)等のアルコールに対して、12モル相当、又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの;P&G社製のCO-1214(商品名)又はCO-1270(商品名)等の天然アルコールに対して、12モル相当、又は15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの;炭素数12~14の第2級アルコールに対して、15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの(日本触媒(株)社製のソフタノール(登録商標)150(商品名));ヤシ脂肪酸メチル(ラウリン酸/ミリスチン酸=8/2)に対して、アルコキシル化触媒を用いて、15モル相当の酸化エチレンを付加したもの(ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸メチルエステル(EO15モル))等が挙げられる。
XがOの場合、(a1)成分はアルキルエーテル型ノニオン界面活性剤ともいう。R2は、洗浄力の更なる向上の観点から、炭素数10~18の炭化水素基が好ましく、炭素数12~16の炭化水素基がより好ましい。R2は不飽和結合を有していてもよい。また、R3は、水素原子であることが好ましい。
特に、tが0、R3が水素原子であるポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)が好ましい。
直鎖型:式(a1)におけるR2が直鎖アルキル基であり、Xである酸素原子が、前記直鎖アルキル基中の1級炭素原子に結合している構造を有する(a1)成分。tは0~6が好ましく、0~3がより好ましい。s+uは5~20が好ましく、10~18がより好ましく、12~15がさらに好ましい。
分岐型:式(a1)におけるR2が直鎖アルキル基であり、Xである酸素原子が、前記直鎖アルキル基中の2級炭素原子に結合している構造、又は式(a1)におけるR2が分岐アルキル基であり、Xである酸素原子が、前記直鎖アルキル基中の2級炭素原子に結合している構造を有する(a1)成分。tは0~6が好ましく、0~3がより好ましい。s+uは1~12が好ましく、3~9がより好ましく、5~7がさらに好ましい。
洗浄力及びすすぎ性の向上効果に優れる点で、直鎖型の1種以上を用いることが好ましく、直鎖型の1種以上と分岐型の1種以上を併用することがより好ましい。直鎖型と分岐型を併用すると、洗浄力の向上効果がさらに優れる。直鎖型と分岐型の合計に対して直鎖型は0~100質量%が好ましく、30~95質量%がより好ましく、50~90質量%がさらに好ましい。
XがCOOの場合、(a1)成分は脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤ともいう。洗浄力の更なる向上の観点から、式(a1)におけるR2は炭素数9~18の炭化水素基であることが好ましく、炭素数11~18の炭化水素基であることがより好ましい。R2は不飽和結合を有していてもよい。R3は、炭素数1~3のアルキル基であることが好ましく、メチル基であることがより好ましい。
式(a1)におけるsは3~25が好ましく、5~22がより好ましく、12~18がさらに好ましい。tは0~6が好ましく、0~3がより好ましい。uは0~25が好ましく、0~15がより好ましく、0~10がさらに好ましい。s+uは3~30が好ましく、6~20がより好ましく、6~18がさらに好ましく、11~18が特に好ましい。
特に、tが0、uが0、R3がメチル基であるポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(MEE)が好ましい。
(A2)成分は、(As)成分以外の非石鹸系アニオン界面活性剤である。
(A2)成分としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩(LAS)、α-オレフィンスルホン酸又はその塩(AOS)、内部オレフィンスルホン酸又はその塩(IOS)、ヒドロキシアルカンスルホン酸又はその塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル又はその塩、アルキル基を有するアルカンスルホン酸又はその塩、α-スルホ脂肪酸エステル又はその塩(MES)、アルキルエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸又はその塩、アルキルアミドエーテルカルボン酸又はその塩、アルケニルアミドエーテルカルボン酸又はその塩、アシルアミノカルボン酸又はその塩、アルキルリン酸エステル又はその塩、ポリキシアルキレンアルキルリン酸エステル又はその塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル又はその塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル又はその塩等が挙げられる。
(A2)成分における塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩が挙げられる。
α-オレフィンスルホン酸塩や内部オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数が10~20のものが好ましい。
ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル又はその塩としては、炭素数10~20の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基を有し、平均1~10モルのエチレンオキシドを付加したアルケニルエーテル硫酸エステル塩(すなわち、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩)が好ましい。
(A2)成分は、常法により製造されてもよいし、市販品を用いてもよい。
上記以外の(A)成分として、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等が挙げられる。これらの塩の対イオンとしては、ハロゲンイオン、アルキル硫酸イオン等が挙げられる。ハロゲンイオンとしては、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン等が挙げられる。アルキル硫酸イオンとしては、炭素数1~3のアルキル基を有するものが好ましく、例えばメチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
半極性界面活性剤としては、アミンオキシド型界面活性剤であるラウリルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド等が挙げられる。
これらは、常法により製造されてもよいし、市販品を用いてもよい。
(B)成分は、ポリエチレンイミン(以下、「PEI」とも記す。)のエチレンオキシド付加体であり、エチレンオキシドの平均付加モル数は8~15モルである。
本明細書において、(B)成分のエチレンオキシドの平均付加モル数は、PEIが有する活性水素1モルあたりのエチレンオキシドの平均付加モル数を意味する。
(B)成分は1種でもよく、2種以上を併用してもよい。
PEIの重量平均分子量は、200~2000が好ましく、300~1500より好ましく、400~1000がさらに好ましく、500~800が特に好ましい。
PEIは、その1分子中に活性水素を8~15個有することが好ましく、9~15個有することがより好ましく、10~15個有することがさらに好ましい。
なお、本明細書における重量平均分子量は、ポリエチレングリコールを標準物質とし、ゲル浸透クロマトグラフィーにより求めた値を意味する。
(C)成分は、炭素数12~18の脂肪酸又はその塩である。(C)成分は1種でもよく、2種以上を併用してもよい。
(C)成分としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸等の単一脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混合脂肪酸が挙げられる。
組み合わせとしては、炭化水素基の炭素数が12の脂肪酸と炭化水素基の炭素数が14~18の脂肪酸との組み合わせが好ましく、炭素数12の脂肪酸と、2種以上の炭化水素基の炭素数が14~18の脂肪酸との組み合わせがより好ましい。
炭素数12の脂肪酸の質量に対する炭素数14~18の脂肪酸の質量の比である、[炭素数14~18の脂肪酸]/[炭素数12の脂肪酸]は、0.03以上10以下が好ましく、0.05以上0.8以下が好ましく、0.06以上0.5以下がより好ましい。
(C)成分の塩の形態としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム等のアルカノールアミン塩などが挙げられる。
(C)成分またはその塩の市販品としては、椰子脂肪酸ナトリウム((椰子脂肪酸)日油株式会社製)を、pH調整剤である水酸化ナトリウムにより中和したもの)、C16石鹸((パルミチン酸ナトリウム)関東化学株式会社製)等が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤は、製造時のハンドリングのし易さ、使用する際の水への溶解性等の観点から、溶剤として水を含有することが好ましい。
本発明の液体洗浄剤は、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、任意成分を含有してもよい。
任意成分としては、液体洗浄剤に通常用いられる成分が挙げられ、例えば、水混和性有機溶剤、キレート剤、酵素、ハイドロトロープ剤、消泡シリコーン、ソイルリリース剤、洗浄性ビルダー、安定化剤、アルカリ剤、風合い向上剤、防腐剤、蛍光剤、移染防止剤、パール剤、酸化防止剤、抗菌剤、着色剤として汎用の色素又は顔料、乳濁化剤、香料、不溶粒子、pH調整剤、天然物などのエキスが挙げられる。これらの成分は1種を単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
水混和性有機溶剤を配合することで、液体洗浄剤の低温保存時の安定性、防腐力を高めることができる。
水混和性有機溶剤としては、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール等のアルコール類、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等のグリコール類、ジプロピレングリコール等のポリグリコール類、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、ジエチレングリコールジメチルエーテル、3-メトキシー3-メチル-1-ブタノール等のアルキルエーテル類、フェノキシエタノール等が挙げられる。これらの中でも、入手のしやすさ、液体洗浄剤の液安定性、流動性等から、エタノール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、3-メトキシー3-メチル-1-ブタノール、フェノキシエタノールが好ましい。
ハイドロトロープ剤としては、パラトルエンスルホン酸またはその塩、クメンスルホン酸またはその塩、安息香酸塩、フェノキシエタノール、並びに尿素等が挙げられる。
ソイルリリース剤としては、例えば、国際公開第2014/109380号記載のアルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位からなる群から選択される少なくとも1つの単位と、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位からなる群から選択される少なくとも1つの単位とを有する水溶性ポリマーが挙げられる。具体的には、商品名:TexCare SRN-100(クラリアントジャパン社製、重量平均分子量:2000~3000)、商品名:TexCare SRN-300(クラリアントジャパン社製、重量平均分子量:7000)、商品名:Repel-O-Tex Crystal(ローディア社製)、商品名:Repel-O-Tex QCL(ローディア社製)として市販されている成分が挙げられる。
アルカリ剤としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン等が挙げられる。
変性基を有するシリコーンオイルの市販品としては、例えば、東レ・ダウコーニング株式会社製の「CF1188N」、「BY16-878」、「BY16-891」、「BY16-893」、「FV2090-01」、「SILSTYLE104」、「SF8417」、「SF8418」、「BY16-837」、「BY16-906」、「FZ-2203」、「FZ-3789」等、信越化学工業株式会社製の「KF-877」、「KF-889」、「X-22-3939A」等、旭化成ワッカーシリコーン株式会社製の「WetSoft(登録商標)CTA」、「WetSoft AE200」、「WetSoft NE810」、「WetSoft NE820」、「WetSoft WP201」等が挙げられる。
オイル型の消泡シリコーンは、未変性のシリコーンオイル100%で構成され、シリカを含まない消泡剤である。市販品としては、SH200(東レ・ダウコーニング株式会社)が挙げられる。
オイルコンパウンド型の消泡シリコーンは、シリコーンオイルに、微粉末シリカなどの水不溶性粒子を配合した消泡剤である。市販品としては、8590 Additive(東レ・ダウコーニング株式会社)、AF-8014 アンチフォーム(東レ・ダウコーニング株式会社)、AC-8066 アンチフォーム(東レ・ダウコーニング株式会社)、ACP-3073 アンチフォーム(東レ・ダウコーニング株式会社)、KS-66(信越化学工業株式会社)等が挙げられる。
溶液型の消泡シリコーンは、シリコーンオイルをイソパラフィンなどの溶剤に溶かした消泡剤である。市販品としては、KS-602A(信越化学工業株式会社)等が挙げられる。
エマルジョン型の消泡シリコーンは、シリコーンオイルコンパウンドをノニオン系の活性剤で乳化した消泡剤である。市販品としては、FSアンチフォーム93(東レ・ダウコーニング株式会社)、KM-90(信越化学工業株式会社)、KM-73(信越化学工業株式会社)、KM-7750(信越化学工業株式会社)、KM-7752(信越化学工業株式会社)等が挙げられる。
自己乳化型の消泡シリコーンは、親水性の変性シリコーンオイルとオイルコンパウンドから構成される消泡剤である。市販品としては、KS-537(信越化学工業株式会社)等が挙げられる。
酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等が挙げられる。
香料としては、例えば特開2002-146399号公報に記載の香料成分などが挙げられる。
pH調整剤としては、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン等が挙げられる。
(As)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して5質量%未満であり、3質量%以下が好ましく、ゼロでもよい。
(As)成分の含有量が5質量%未満であると、液体洗浄剤を水に溶解した洗浄液の泡立ちがより低減され、すすぎ性の向上効果に優れる。
(A1)成分と(A2)成分の合計に対して、(A1)成分の割合は、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。100質量%でもよい。(A1)成分の割合が前記下限値以上であれば、液体洗浄剤を水に溶解した洗浄液の泡立ちがより低減され、すすぎ性により優れる。
(B)成分は、液体洗浄剤を水に溶解した洗浄液の泡立ちを増大させずに、洗浄力を向上させる効果に寄与する。(B)成分と(A)成分とが複合ミセルを形成して洗浄力が向上すると考えられる。
(B)成分の含有量が前記下限値以上であれば、洗浄力の向上効果に優れる。(B)成分の含有量が前記上限値以下であれば、他の成分の配合の自由度を確保しやすい。
(C)成分は、液体洗浄剤を水に溶解した洗浄液の泡立ち抑制、及び洗浄力の向上に寄与する。
(C)成分の含有量が前記下限値以上であれば、すすぎ性の向上効果に優れるとともに、洗浄力の向上効果に優れる。(C)成分の含有量が前記上限値以下であれば、低温における析出が抑制され外観に優れる液体洗浄剤が得られやすい。
任意成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。
液体洗浄剤の各成分の含有量の合計は、100質量%を超えない。
液体洗浄剤は、25℃におけるpHが4~10であることが好ましく、pHが4~9であることがより好ましく、pHが4~8であることがさらに好ましい。pHがこのような範囲にあると、液体洗浄剤の保存安定性を良好に維持できる。
pHは、pHメーター(例えば、東亜ディーケーケー(株)社製の「HM-30G」(製品名)を使用)等により測定される。
本発明の液体洗浄剤を用いて被洗物を洗浄する際は、液体洗浄剤を水に溶解して洗浄液とし、この洗浄液に、被洗物を浸漬した後、被洗物と洗浄液を分離する。被洗物と洗浄液を分離した後、被洗物を乾燥させて洗浄が終了する。被洗物と洗浄液を分離した後、乾燥させる前に、脱水処理を行ってもよい。また、被洗物と洗浄液を分離した後、乾燥させる前に、脱水処理とすすぎ処理を行ってもよい。
洗浄液中の液体洗浄剤の含有量は、特に限定されない。水に対する液体洗浄剤の添加量は、例えば、水10L当たり、液体洗浄剤3~15mLが好ましい。
その後、移行した汚れを含む洗浄液から被洗物を分離することによって、汚れが洗浄された被洗物が得られる。洗浄液から被洗物を分離する方法は、洗浄液を排水する方法でもよく、洗浄液から被洗物を取り出す方法でもよい。
被洗物として繊維製品を洗浄する方法(洗濯方法)において、洗浄液中における(A)成分の濃度は、例えば10~150ppmが好ましく、30~150ppmがより好ましい。
また、洗浄液中に繊維製品を浸漬させる浸漬時間は、例えば3分以上が好ましく、5分以上がより好ましい。
脱水処理では、被洗物が含んだ水を低減させる。例えば、遠心力や押圧力を加えて脱水する。
すすぎ処理では、液体洗浄剤を含まない水に被洗物を接触させる。すすぎ処理の前及びすすぎ処理後の一方又は両方において、脱水処理を行ってもよい。
例えば、液体洗浄剤を水に溶解した洗浄液に、被洗物を浸漬し、被洗物と洗浄液を分離した後、すすぎ処理を行わずに、乾燥させる洗浄方法を用いることができる。
実施例で使用した材料を以下に示す。
[(A1)成分]
A1-1~A1-4は、直鎖型のアルキルエーテル型ノニオン界面活性剤、A1-5は脂肪酸エステル型ノニオン界面活性剤、A1-6~A1-8は、分岐型のアルキルエーテル型ノニオン界面活性剤である。
A1-1:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(15EO)、天然アルコールに15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。
前記式(a1)において、R2が炭素数12の直鎖アルキル基および炭素数14の直鎖アルキル基、XがO、R3が水素原子、s=15、t=0、u=0である化合物。
A1-2:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(12EO)、天然アルコールに12モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。前記式(a1)において、R2が炭素数12の直鎖アルキル基および炭素数14の直鎖アルキル基、XがO、R3が水素原子、s=12、t=0、u=0である化合物。
A1-3:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(6EO)、天然アルコールに6モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。前記式(a1)において、R2が炭素数12の直鎖アルキル基および炭素数14の直鎖アルキル基、XがO、R3が水素原子、s=6、t=0、u=0である化合物。
A1-4:EPノニオン、天然アルコール(質量比で炭素数12の第1級アルコール/炭素数14の第1級アルコール=7/3)に、8モルのエチレンオキシド、2モルのプロピレンオキシド、8モルのエチレンオキシドの順にブロック付加したもの。前記式(a1)において、R2が炭素数12の直鎖アルキル基/炭素数14の直鎖アルキル基=7/3、XがO、R3が水素原子、s=8、t=2、u=8である化合物。
A1-5:ライオン株式会社製、商品名「MEE」、ポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(脂肪酸の炭素数12~14、エチレンオキシドの平均付加モル数15)、前記式(a1)において、R2が炭素数11のアルキル基及び炭素数13のアルキル基から選ばれる1種以上のアルキル基、XがCOO、R3がメチル基、s=15、t=0、u=0である化合物。ライオン株式会社製、商品名「MEE」。
A1-7:日本触媒株式会社社製、商品名「ソフタノール30」、前記式(a1)において、R2が炭素数12~14の直鎖アルキル基であって、酸素原子は、R21中の2級炭素原子に結合し、XがO、R3が水素原子、s=3、t=0、u=0である化合物。
A1-8:日本触媒株式会社製、商品名「ソフタノールEP5035」、前記式(a1)において、R2が炭素数12~14の分岐鎖を有するアルキル基、XがO、R3が水素原子、s=3.5、t=0、u=0である化合物。
A2-1:ポリオキシエチレンポリオキシプロパン-1,2-ジイルアルキルエーテル硫酸エステルのモノエタノールアミン塩(AEPS)。
A2-2:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)、商品名「ライポンLS-250」、ライオン社製。
A2-3:α-オレフィンスルホン酸ナトリウム(AOS)、商品名「リポランLB-840」、ライオン社製。
A2-4:IOS、特開2001-247534号公報の実施例7に記載された方法により合成されたインナーオレフィンスルホネート。
As-1:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩。前記式(as1)におけるR1が炭素数12及び14の直鎖状のアルキル基、jが2、kが0、M+がナトリウムイオンである化合物。PT.Kao Indonesia Chemicals社製、商品名「EMAL 270」)。
[(B)成分]
B-1 PEI(10EO):下記製造例1で得られるポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体(ポリエチレンイミンの重量平均分子量:800、ポリエチレンイミンが1分子中に有する活性水素の数:10個、活性水素1モルあたりのエチレンオキシドの平均付加モル数:10)。
[(C)成分]
C-1:椰子脂肪酸(商品名、日油株式会社製)。
POE変性シリコーン:CF1188N(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、ポリエーテル変性シリコーン。
シリコーンエマルジョン:信越化学工業株式会社製、商品名「KM-90」。
溶剤1:エタノール(日本アルコール販売株式会社製、商品名「特定95度合成アルコール」)。
溶剤2:3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール(クラレ製、商品名「ソルフィット」)。
安息香酸Na:安息香酸ナトリウム(東亞合成株式会社製)。
クエン酸:液体クエン酸(商品名、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)、キレート剤。
香剤:特開2002-146399号公報の表11~18に記載の香料組成物A。
BHT:SUMILZER BHT-R(商品名、住友化学株式会社製)、ジブチルヒドロキシトルエン。
色素:カヤノールミーリング(商品名、日本化薬株式会社製)、アシッドレッド138。
NaOH:水酸化ナトリウム(東亞合成株式会社製)。
pH調整剤:硫酸(東亞合成株式会社製)、水酸化ナトリウム(東亞合成株式会社製)。
[水]
水:精製水。
ポリエチレンイミン(BASF社製、商品名「Lupasol FG」)及び水を入れたオートクレーブを真空脱気した後に窒素置換した。オートクレーブを加熱しながら窒素原子1モル当り10モルに相当するエチレンオキシドを添加してエトキシ化させ、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体を得た。
[すすぎ性(泡立ち抑制性)の評価]
各例の液体洗浄剤0.5gを、25℃に調温した水道水375mLに溶解して洗浄液を調製した。各例の洗浄液20mLをそれぞれエプトン管(容量100mL、胴径25mm)に入れ、エプトン管を手で1ストローク/秒で20回振とうした。
振とう終了から1分後の泡の高さ(泡と洗浄液との境界から、泡の上端面までの高さ)を読み取り、下記評価基準に従って、すすぎ性を評価した。
下記評価基準において、◎◎、◎、及び○を合格とした。
(評価基準)
◎◎:泡の高さが30mm未満。
◎:泡の高さが30mm以上70mm未満。
○:泡の高さが70mm以上120mm未満。
△:泡の高さが120mm以上150mm未満。
×:泡の高さが150mm以上。
すすぎ工程を行わない場合の洗浄力を評価した。
汚垢布として、湿式人工汚染布(財団法人洗濯科学協会製、オレイン酸28.3%、トリオレイン15.6%、コレステロールオレート12.2%、流動パラフィン2.5%、スクアレン2.5%、コレステロール1.6%、ゼラチン7.0%、泥29.8%、カーボンブラック0.5%)を5cm×5cm四方に裁断したものを用いた。
洗浄試験器として、Terg-O-tometer(UNITED STATES TESTING社製)を用いた。
洗浄液として、水900mLに対して、各例の液体洗浄剤1200μL(1.2mL)を加え、30秒間撹拌して調製したものを用いた。
前記洗浄試験器に、前記洗浄液900mLと、前記汚垢布10枚と、洗浄メリヤス布を投入し、浴比(洗濯水/被洗布総質量)が30倍となるように調整した後、60rpm、15℃で10分間洗浄処理を施した。その後、二槽式洗濯機((株)東芝製、製品名「VH-30S」)に移し、1分間脱水処理を行った後、風乾させた。
洗浄前の汚垢布、洗浄後の汚垢布、及び未汚垢布(ここで未汚垢布とは、汚れを付けていない元の白布(原布)をいう)について、それぞれ反射率を色差計(日本電色(株)製、製品名「SE200型」)で測定し、下記式(i)により洗浄率(%)を求めた。
洗浄率(%)=(洗浄前の汚垢布のK/S-洗浄後の汚垢布のK/S)/(洗浄前の汚垢布のK/S-未汚垢布のK/S)×100 ・・・(i)
[式(i)中、K/Sは、(1-R/100)2/(2R/100)であり、Rは、洗浄前の汚垢布、洗浄後の汚垢布又は未汚垢布の反射率(%)を表す。Kは吸光係数、Sは散乱係数、Rは絶対反射率をそれぞれ表す。]
汚垢布10枚の洗浄率の平均値を求めた。得られた平均値を下記の評価基準に従って評価した。下記評価基準において、◎及び〇を合格とした。
(評価基準)
◎:洗浄率が50%以上。
〇:洗浄率が45%以上、50%未満。
△:洗浄率が40%以上、45%未満。
×:洗浄率が40%未満。
表1~5に記載の通り各成分の配合量を調整し、次の手順により実施例1~24、比較例1~7の液体洗浄剤を調製した。
表1~5において、各成分の配合量(質量%)はすべて、液体洗浄剤の総質量に対する割合であり、指定のある場合を除き、純分換算での値を示す。表中に配合量が記載されていない成分は配合されていない。
「適量」は、液体洗浄剤の25℃におけるpHが表1~5に示す値となるようにpH調整剤が配合されていることを意味する。「バランス」は、各例の液体洗浄剤に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように水が配合されていることを意味する。つまり、水の配合量は、液体洗浄剤の総質量から水以外の配合成分の合計の配合量(純分換算)を除いた残部である。
各例の液体洗浄剤について、すすぎ性及び洗浄力を上記の方法で評価した。結果を表中に示す。
(A)成分を含まない比較例1は洗浄力が劣った。
(A)成分の含有量が15質量%以上である比較例2はすすぎ性が劣った。
(As)成分の含有量が5質量%以上である比較例3、4はすすぎ性が劣った。
(B)成分を含まない比較例5は洗浄力が劣った。
(C)成分を含まない比較例6はすすぎ性が劣った。
(C)成分の含有量が1質量%未満である比較例7はすすぎ性が劣った。
Claims (1)
- 非石鹸系界面活性剤である(A)成分と、ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体であってエチレンオキシドの平均付加モル数が8~15である(B)成分と、炭素数12~18の脂肪酸又はその塩である(C)成分を含む液体洗浄剤組成物であって、
前記(A)成分の含有量が、前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して0質量%超15質量%未満であり、
前記(A)成分が、アルキル硫酸エステル塩又はアルキルエーテル硫酸エステル塩である(As)成分を含まないか、又は前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して5質量%未満の前記(As)成分を含み、
前記(C)成分の含有量が、前記液体洗浄剤組成物の総質量に対して1質量%以上である、液体洗浄剤組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021158108A JP7122446B1 (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 液体洗浄剤組成物 |
PCT/JP2022/035938 WO2023054358A1 (ja) | 2021-09-28 | 2022-09-27 | 液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021158108A JP7122446B1 (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7122446B1 true JP7122446B1 (ja) | 2022-08-19 |
JP2023048666A JP2023048666A (ja) | 2023-04-07 |
Family
ID=82929881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021158108A Active JP7122446B1 (ja) | 2021-09-28 | 2021-09-28 | 液体洗浄剤組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7122446B1 (ja) |
WO (1) | WO2023054358A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023054728A1 (ja) * | 2021-10-01 | 2023-04-06 | ライオン株式会社 | 洗濯方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63253053A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-10-20 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | テレフタレートエステル共重合体と洗濯組成物におけるその使用 |
WO1999016811A1 (en) * | 1997-09-29 | 1999-04-08 | The Procter & Gamble Company | Ethoxylated amino-functional polymers |
US6143712A (en) * | 1996-09-19 | 2000-11-07 | The Proctor & Gamble Company | Fabric softening compositions |
JP2015523425A (ja) * | 2012-05-11 | 2015-08-13 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 改善された光沢のための液体洗浄剤組成物 |
JP2020083979A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | ライオン株式会社 | 繊維製品の洗濯方法 |
US20210079320A1 (en) * | 2019-09-17 | 2021-03-18 | The Procter & Gamble Company | Liquid consumer product compositions comprising particles |
-
2021
- 2021-09-28 JP JP2021158108A patent/JP7122446B1/ja active Active
-
2022
- 2022-09-27 WO PCT/JP2022/035938 patent/WO2023054358A1/ja unknown
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63253053A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-10-20 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | テレフタレートエステル共重合体と洗濯組成物におけるその使用 |
US6143712A (en) * | 1996-09-19 | 2000-11-07 | The Proctor & Gamble Company | Fabric softening compositions |
WO1999016811A1 (en) * | 1997-09-29 | 1999-04-08 | The Procter & Gamble Company | Ethoxylated amino-functional polymers |
JP2015523425A (ja) * | 2012-05-11 | 2015-08-13 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 改善された光沢のための液体洗浄剤組成物 |
JP2020083979A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | ライオン株式会社 | 繊維製品の洗濯方法 |
US20210079320A1 (en) * | 2019-09-17 | 2021-03-18 | The Procter & Gamble Company | Liquid consumer product compositions comprising particles |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023054728A1 (ja) * | 2021-10-01 | 2023-04-06 | ライオン株式会社 | 洗濯方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023048666A (ja) | 2023-04-07 |
WO2023054358A1 (ja) | 2023-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5148060B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP7122446B1 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2018203923A (ja) | 液体洗浄剤 | |
JP2007224199A (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
WO2016158724A1 (ja) | 繊維製品用の洗浄剤 | |
JP2014125520A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2011046926A (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP4429000B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP4896475B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP2009052181A (ja) | 洗濯方法 | |
JP2023053751A (ja) | 洗濯方法 | |
JP7122447B1 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP6749199B2 (ja) | 繊維製品用のテカリ発生抑制剤、繊維製品用のテカリ発生抑制用処理液、及び繊維製品のテカリ発生の抑制方法 | |
JP7045909B2 (ja) | 繊維製品用の液体洗浄剤 | |
CN109153942A (zh) | 用于织物污渍的预处理组合物 | |
JP4386169B2 (ja) | 塗布洗浄用液体洗剤製品 | |
JP5253712B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
WO2023054728A1 (ja) | 洗濯方法 | |
JP6655336B2 (ja) | 繊維処理剤 | |
JP2006104390A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP2007077362A (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP2024025411A (ja) | 洗濯方法 | |
JP6726539B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
JP2015042707A (ja) | 衣料用洗浄剤組成物 | |
JP6163463B2 (ja) | 繊維製品用の液体洗浄剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220408 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220408 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220607 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220622 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7122446 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |