JP2020083979A - 繊維製品の洗濯方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の方法に比べて、繊維製品の汚れに対する洗浄力に優れるとともに、繊維製品における繊維傷みや黄ばみの発生が抑えられた洗濯方法の提供。【解決手段】界面活性剤を含み、漂白成分を含まない第1の液を、繊維製品の少なくとも一部に接触させ、漂白成分を含む第2の液を、繊維製品の、少なくとも第1の液が接触している部分にさらに接触させ、第2の液を接触させた後の繊維製品を、水、または新たな洗剤を含む洗浄液を用いて洗浄処理する、繊維製品の洗濯方法。【選択図】なし

Description

本発明は、繊維製品の洗濯方法に関する。
通常の洗濯では落ちにくい汚れに対する洗浄力を高めるために、繊維製品の汚れ部分に液体の洗濯用合成洗剤を塗布して放置した後に、通常の洗濯を行う方法が知られている。この洗濯方法は、スポット汚れに対して非常に有効な方法である。しかし、時間の経過した果汁、コーヒー、紅茶等の水溶性シミ汚れについては、除去効果は充分とはいえず、さらなる改善が求められる。
このような落としにくいシミ汚れに対しては、液体の衣料用漂白剤を繊維製品の汚れ部分に塗布して放置した後に、通常の洗濯を行う方法が有効である(特許文献1の段落[0053])。
特開2016−196572号公報
しかし、液体の衣料用漂白剤を繊維製品の汚れ部分に塗布して長時間(例えば5分を超えて)放置した場合、繊維製品に繊維傷みや黄ばみが生じる場合があった。
本発明は、従来の方法に比べて、繊維製品の汚れに対する洗浄力に優れるとともに、繊維製品における繊維傷みや黄ばみの発生が抑えられた洗濯方法を提供する。
本発明は、下記の態様を有する。
<1>界面活性剤を含み、漂白成分を含まない第1の液を、繊維製品の少なくとも一部に接触させ、漂白成分を含む第2の液を、前記繊維製品の、少なくとも前記第1の液が接触している部分にさらに接触させ、前記第2の液を接触させた後の前記繊維製品を、水、または新たな洗剤を含む洗浄液を用いて洗浄処理する、繊維製品の洗濯方法。
<2>前記第1の液を、前記繊維製品の少なくとも一部に30分以上接触させた後、前記第2の液を、前記繊維製品の、少なくとも前記第1の液が接触している部分に接触させる、前記<1>の繊維製品の洗濯方法。
<3>前記第1の液の前記界面活性剤の含有量は15質量%以上であり、前記第1の液のノニオン界面活性剤は前記界面活性剤の総量に対して40質量%以上である、前記<1>または<2>の繊維製品の洗濯方法。
本発明の繊維製品の洗濯方法によれば、従来の方法に比べて、繊維製品の汚れに対する洗浄力に優れるとともに、繊維製品における繊維傷みや黄ばみの発生が抑えられる。
本発明の繊維製品の洗濯方法は、下記のステップ(a)〜(c)を有する。
ステップ(a):界面活性剤を含み、漂白成分を含まない第1の液を、繊維製品の少なくとも一部に接触させる。
ステップ(b):漂白成分を含む第2の液を、繊維製品の、少なくとも第1の液が接触している部分にさらに接触させる。
ステップ(c):第2の液を接触させた後の繊維製品を、水、または新たな洗剤を含む洗浄液を用いて洗浄処理する。
<繊維製品>
繊維製品としては、例えば、繊維素材、中間製品、最終製品が挙げられる。
繊維素材としては、例えば、綿、麻、絹、毛(羊毛等)、化学繊維(ポリエステル、ポリアミド等)が挙げられる。
中間製品としては、例えば、糸、織物、編物、フェルトが挙げられる。
最終製品としては、例えば、衣料、ふきん、寝具(シーツ、枕カバー等)、床敷物、室内装飾品(カーテン等)が挙げられる。
<第1の液>
第1の液は、界面活性剤を含み、漂白成分を含まない。第1の液は、本発明の効果を損なわない範囲において、界面活性剤、漂白成分および水以外の任意成分を含んでもよい。
第1の液は、液体の洗濯用合成洗剤(原液)であってもよく、液体の洗濯用合成洗剤を水で希釈した洗浄液であってもよく、洗浄剤を被覆して粒状とした洗濯用合成洗剤を水に溶解した洗浄液や、前記被覆部を開封して取り出した洗濯用合成洗剤であってもよく、粉末の洗濯用合成洗剤を水に溶解した洗浄液であってもよい。本発明の効果が充分に発揮される点からは、液体の洗濯用合成洗剤が好ましい。
漂白成分を含まない液体の洗濯用合成洗剤の市販品としては、例えば、ライオン社製の「トップスーパーNANOX」、「トップHYGIA」、「トップハレタ」、「トップクリアリキッド」;花王社製の「ウルトラアタックNEO」、「アタック高浸透バイオジェル」、「アタック抗菌EXスーパークリアジェル」、「アタック消臭ストロングジェル」;プロクター・アンド・ギャンブル社製の「アリエールイオンパワージェルサイエンスプラス」、「アリエールリビングドライイオンパワージェル」、「アリエールパワージェルボール3D」、「アリエールリビングドライジェルボール3D」、「アリエールスピードプラス」が挙げられる。
(界面活性剤)
第1の液における界面活性剤としては、例えば、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤が挙げられる。界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。界面活性剤としては、本発明の効果が充分に発揮される点からは、少なくともノニオン界面活性剤を含むものが好ましい。
第1の液におけるノニオン界面活性剤は、洗濯用合成洗剤に用いられるものであればよい。ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、糖脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミドが挙げられる。ノニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ノニオン界面活性剤としては、第1の液を繊維製品に接触させて長時間放置したときにゲル化しにくい点からは、下記一般式(I)で表される化合物(以下、化合物(I)ともいう。)が好ましい。ノニオン界面活性剤としては、皮脂汚れ等の洗浄力に優れる点からは、下記一般式(II)で表される化合物(以下、化合物(II)ともいう。)が好ましい。
−C(=O)O−[(EO)/(PO)]−(EO)−R・・・(I)
−O−[(EO)/(PO)]−(EO)−H・・・(II)
式(I)中、Rは炭素数7〜22の炭化水素基であり、Rは炭素数1〜6のアルキル基であり、sはEOの平均繰り返し数を表す6〜20の数であり、tはPOの平均繰り返し数を表す0〜6の数であり、uはEOの平均繰り返し数を表す0〜20の数であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基である。tが1以上である場合、[(EO)/(PO)]において、EOとPOとは、ブロック状に付加されていてもよく、ランダム状に付加されていてもよい。
式(II)中、Rは炭素数7〜22の炭化水素基であり、vはEOの平均繰り返し数を表す3〜20の数であり、wはPOの平均繰り返し数を表す0〜6の数であり、xはEOの平均繰り返し数を表す0〜20の数であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基である。wが1以上である場合、[(EO)/(PO)]において、EOとPOとは、ブロック状に付加されていてもよく、ランダム状に付加されていてもよい。
平均繰り返し数は、ガスクロマトグラフィー等によって測定できる。
化合物(II)において、Rの炭素数は10〜22が好ましく、10〜20がより好ましく、10〜18がさらに好ましい。Rは直鎖の炭化水素基であってもよく、分岐鎖の第1級の炭化水素基および直鎖の第2級の炭化水素基から選ばれる基であってもよい。
wは、0〜3が好ましい。
が直鎖の炭化水素基の場合、v+xは3〜20が好ましく、5〜18がより好ましく、6〜18がさらに好ましく、11〜18が特に好ましくい。
が分岐鎖の第1級の炭化水素基および直鎖の第2級の炭化水素基から選ばれる基である場合、v+xは3〜8が特に好ましく、wは0が好ましい。
化合物(I)としては、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルが好ましく、特に式(I)におけるRが炭素数11のアルキル基および炭素数13のアルキル基であり、Rがメチル基であり、s=15であり、t=0、u=0である化合物(以下、MEEということがある)がより好ましい。
ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステル、特にMEEは、水溶液系中で分子同士の配向性が弱く、ミセルが不安定なノニオン界面活性剤である。このため、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルは、高濃度でゲル化等を生じず、仮に1種単独で多量に第1の液中に配合されても、水への溶解性を高められると推測される。したがって、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルが水に接触すると速やかに分散されて第1の液となると考えらえる。また、第1の液中のポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルの濃度が速やかに均一となり、ステップ(a)の初期から適切な濃度の第1の液と繊維製品とを接触させることができ、その結果、高い洗浄力を発揮できると考えられる。
化合物(I)として、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルの中でも、エチレンオキシドの付加モル数が異なる化合物の分布の割合を示すナロー率が、20質量%以上であるものが好ましい。ナロー率の上限値は実質的に80質量%以下が好ましい。ナロー率は、20〜60質量%がより好ましい。ナロー率が高いほど良好な洗浄力が得られるが、高すぎると低温での液安定性が低下するおそれがあることから、ナロー率は25〜40質量%がさらに好ましい。
ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステル等のポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤のナロー率は、下記式(S)で求められる値である。
Figure 2020083979
式(S)において、Smaxは、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤中に最も多く存在するアルキレンオキシド付加体におけるアルキレンオキシドの付加モル数(式(I)中のs+tの値)を示す。iはアルキレンオキシドの付加モル数を示す。Yiは、式(S)で表される成分全体の中に存在するアルキレンオキシドの付加モル数がiであるアルキレンオキシド付加体の割合(質量%)を示す。
ナロー率は、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルの製造方法等によって制御できる。
ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルの製造方法としては、例えば、表面改質された複合金属酸化物触媒を用いて、脂肪酸アルキルエステルに酸化エチレンを付加重合させる方法(特開2000−144179号公報参照)が挙げられる。
表面改質された複合金属酸化物触媒としては、例えば、金属水酸化物等により表面改質された、金属イオン(Al3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等)が添加された酸化マグネシウム等の複合金属酸化物触媒、金属水酸化物および/または金属アルコキシド等により表面改質されたハイドロタルサイトの焼成物触媒が挙げられる。
複合金属酸化物触媒の表面改質においては、複合金属酸化物100質量部に対して、金属水酸化物および/または金属アルコキシドの割合を0.5〜10質量部とすることが好ましく、1〜5質量部とすることがより好ましい。
第1の液におけるアニオン界面活性剤は、洗濯用合成洗剤に用いられるものであればよい。アニオン界面活性剤としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸またはその塩、α−オレフィンスルホン酸またはその塩、直鎖または分岐鎖のアルキル硫酸エステルまたはその塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルまたはその塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステルまたはその塩、アルキル基を有するアルカンスルホン酸またはその塩、α−スルホ脂肪酸エステルまたはその塩、アルキルエーテルカルボン酸またはその塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸またはその塩、アルキルアミドエーテルカルボン酸またはその塩、アルケニルアミドエーテルカルボン酸またはその塩、アシルアミノカルボン酸またはその塩、アルキルリン酸エステルまたはその塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステルまたはその塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステルまたはその塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステルまたはその塩、高級脂肪酸またはその塩が挙げられる。アニオン界面活性剤の塩の形態としては、例えば、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩等)、アルカノールアミン塩(モノエタノールアンモニウム塩、ジエタノールアンモニウム塩等)が挙げられる。アニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第1の液におけるカチオン界面活性剤は、洗濯用合成洗剤に用いられるものであればよい。カチオン界面活性剤としては、例えば、長鎖脂肪族アミドアルキル3級アミンまたはその塩、脂肪族エステルアルキル3級アミンまたはその塩、パルミチン酸ジエタノールアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエタノールアミノプロピルアミド、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルエチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩が挙げられる。カチオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第1の液における両性界面活性剤は、洗濯用合成洗剤に用いられるものであればよい。両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン型界面活性剤、アルキルアミドベタイン型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤、アルキルアミノスルホン酸型界面活性剤、アルキルアミノカルボン酸型界面活性剤、アルキルアミドカルボン酸型界面活性剤、アミドアミノ酸型界面活性剤、リン酸型界面活性剤が挙げられる。両性界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第1の液における半極性界面活性剤は、洗濯用合成洗剤に用いられるものであればよい。半極性界面活性剤としては、例えば、アミンオキシド型界面活性剤(ラウリルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド等)が挙げられる。
第1の液の界面活性剤の含有量は、15質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましく、45質量%以上がさらに好ましい。第1の液の界面活性剤の含有量は、80質量%以下が好ましく、75質量%以下がより好ましく、70質量%以下がさらに好ましい。第1の液の界面活性剤の含有量が前記範囲の下限値以上であれば、第1の液の洗浄力がさらに優れる。第1の液の界面活性剤の含有量が前記範囲の上限値以下であれば、第1の液の液安定性に優れる。
第1の液のノニオン界面活性剤は、界面活性剤の総量に対して40質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましい。第1の液のノニオン界面活性剤は、界面活性剤の総量に対して80質量%以下が好ましく、75質量%以下がより好ましい。第1の液の界面活性剤の総量に対するノニオン界面活性剤が前記範囲の下限値以上であれば、第1の液の洗浄力がさらに優れる。第1の液の界面活性剤の総量に対するノニオン界面活性剤が前記範囲の上限値以下であれば、第1の液の液安定性に優れる。
第1の液がアニオン界面活性剤を含む場合、第1の液のアニオン界面活性剤は、界面活性剤の総量に対して1〜55質量%が好ましく、5〜40質量%がより好ましい。第1の液の界面活性剤の総量に対するアニオン界面活性剤が前記範囲の下限値以上であれば、第1の液の洗浄力がさらに優れる。第1の液の界面活性剤の総量に対するアニオン界面活性剤が前記範囲の上限値以下であれば、第1の液の液安定性に優れる。
第1の液がカチオン界面活性剤を含む場合、第1の液のカチオン界面活性剤は、界面活性剤の総量に対して0質量%超10質量%以下が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。第1の液の界面活性剤の総量に対するカチオン界面活性剤が前記範囲の下限値以上であれば、抗菌効果に優れる。第1の液の界面活性剤の総量に対するカチオン界面活性剤が前記範囲の上限値以下であれば、第1の液の液安定性に優れる。
(任意成分)
第1の液における任意成分としては、例えば、有機溶剤、酵素、キレート剤、ハイドロトロープ剤、アルカリ剤、風合い向上剤、抗菌剤、着色剤、香料、pH調整剤が挙げられる。
有機溶剤としては、水混和性有機溶剤が好ましい。水混和性有機溶剤は、25℃のイオン交換水1Lに20g以上溶解する有機溶剤である。
水混和性有機溶剤としては、例えば、アルコール類(エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等)、グリコール類(プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等)、ポリグリコール類(ジプロピレングリコール等)、アルキルエーテル類(ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、ジエチレングリコールジメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等)、芳香族エーテル類(フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル等)が挙げられる。水混和性有機溶剤としては、エタノール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、フェノキシエタノールまたはジエチレングリコールモノフェニルエーテルが好ましく、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールが特に好ましい。水混和性有機溶剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第1の液が水混和性有機溶剤を含む場合、第1の液の水混和性有機溶剤の含有量は、1〜10質量%が好ましい。
酵素は、繊維製品の汚れに対する洗浄力をさらに向上させる。
酵素としては、例えば、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、マンナナーゼ、セルラーゼが挙げられる。
プロテアーゼとしては、セリンプロテアーゼのように、分子内にセリン、ヒスチジン、およびアスパラギン酸を有するプロテアーゼが好ましい。プロテアーゼを含む製剤(プロテアーゼ製剤)が市販されている。第1の液を調製する際、プロテアーゼは、通常、プロテアーゼ製剤を用いて配合される。プロテアーゼ製剤の市販品としては、例えば、ノボザイムズ社製の「Savinase(登録商標) 16L」、「Savinase Ultra 16L」、「Savinase Ultra16XL」、「Everlase(登録商標) 16L TypeEX」、「Everlase Ultra16L」、「Esperase(登録商標) 8L」、「Alcalase(登録商標) 2.5L」、「Alcalase Ultra 2.5L」、「Liquanase(登録商標) 2.5L」、「Liquanase Ultra 2.5L」、「Liquanase Ultra 2.5XL」、「Coronase(登録商標) 48L」、「Medley(登録商標) Core210L」(いずれも商品名);ジェネンコア社製の「Purafect(登録商標) L」、「Purafect OX」、「Properase L」(いずれも商品名)が挙げられる。
アミラーゼ製剤の市販品としては、例えば、ノボザイムズ社製の「Termamyl(登録商標) 300L」、「Termamyl Ultra 300L」、「Duramyl(登録商標) 300L」、「Stainzyme(登録商標) 12L」、「Stainzyme Plus 12L」、「Medley(登録商標) Core210L」(いずれも商品名);ジェネンコア社製の「Maxamyl(登録商標)」(商品名);天野エンザイム社製の「プルラナーゼアマノ」(商品名);生化学工業社製の「DB−250」(商品名)が挙げられる。
リパーゼ製剤としては、例えば、ノボザイムズ社製の「Lipex(登録商標) 100L」、「Lipolase(登録商標) 100L」が挙げられる。
セルラーゼ製剤の市販品としては、例えば、ノボザイムズ社製の「ケアザイム(登録商標)4500L」、「ケアザイムプレミアム4500L」、「エンドラーゼ5000L」、「セルクリーン4500T」(いずれも商品名)が挙げられる。
マンナナーゼ製剤の市販品としては、例えば、ノボザイムズ社製の「Mannaway(登録商標) 4L」(商品名)が挙げられる。
酵素は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第1の液が酵素を含む場合、第1の液の酵素の含有量は、酵素製剤として0.1〜3質量%が好ましい。
キレート剤としては、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、グルコン酸、メチルグリシンニ酢酸(MGDA)、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、有機ホスホン酸誘導体(エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテトラキシメチレンスルホン酸等)、またはこれらの塩が挙げられる。キレート剤としては、メチルグリシンニ酢酸(MGDA)、クエン酸が好ましい。キレート剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ハイドロトロープ剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、芳香族スルホン酸またはその塩が挙げられる。
アルカリ剤としては、例えば、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等)が挙げられる。
風合い向上剤としては、例えば、シリコーン等が挙げられる。
抗菌剤としては、例えば、4,4’−ジクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテル(慣用名:ダイクロサン)、5−クロロ−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)フェノール(慣用名:トリクロサン)、ビス−(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩、8−オキシキノリン、ポリリジンが挙げられる。第1の液が抗菌剤を含む場合、第1の液の抗菌材の含有量は、0.01〜3質量%が好ましい。
香料は、香料原料単体、または、香料原料と香料用溶剤と香料安定化剤等とからなる香料組成物を包含する。香料としては、洗濯用合成洗剤に通常用いられる香料が挙げられる。第1の液が香料を含む場合、第1の液の香料の含有量は、0.01〜2.0質量%が好ましい。
着色剤としては、例えば、色素、顔料が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、塩酸、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アンモニアが挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、クエン酸、ホウ酸化合物(四ホウ酸ナトリウム等)が挙げられる。第1の液が緩衝剤を含む場合、第1の液の緩衝剤の含有量は、0.001〜4質量%が好ましい。
第1の液の水の含有量は、第1の液から界面活性剤および任意成分を除いた残部である。第1の液の水の含有量は、5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、20質量%以上がさらに好ましい。
第1の液の25℃におけるpHは、4〜9が好ましく、6〜9がより好ましい。第1の液の25℃におけるpHが前記範囲内にあれば、第1の液の保存安定性が良好に維持される。第1の液の25℃におけるpHは、必要に応じて、pH調整剤を添加することにより調整できる。pHは、測定対象を25℃とし、pHメーター(例えば、東亜ディーケーケー社製、HM−30G)により測定される値である。
<第2の液>
第2の液は、漂白成分を含む。第2の液は、界面活性剤を含むことが好ましい。第2の液は、水を含むことが好ましい。第2の液は、本発明の効果を損なわない範囲において、漂白成分、界面活性剤および水以外の任意成分を含んでもよい。
第2の液は、液体の衣料用漂白剤(原液)であってもよく、液体の衣料用漂白剤を水で希釈した漂白液であってもよく、粉末の衣料用漂白剤を水に溶解した漂白液であってもよい。本発明の効果が充分に発揮される点からは、液体の衣料用漂白剤が好ましい。
液体の衣料用漂白剤の市販品としては、例えば、ライオン社製の「ブライトW」、「手間なしブライト」;花王社製の「ワイドハイターEX」、「ワイドハイターEXパワー ガンコなシミ用」、「ワイドハイター」、「ハイター」、「ハイドロハイター」が挙げられる。
(漂白成分)
漂白成分は、酸化剤からなり、繊維製品の汚れを分解し、または変化させて白くする化学作用を有する。
酸化剤としては、例えば、塩素系、酸素系が挙げられる。塩素系としては、次亜塩素酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸カリウムが挙げられる。酸素系としては、例えば、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、モノ過硫酸ナトリウム、過酸化水素が挙げられる。
漂白成分としては、繊維製品に繊維傷みや黄ばみが生じにくい点から、過酸化水素が好ましい。
漂白成分が過酸化水素である場合、第2の液の過酸化水素の含有量は、0質量%超5質量%未満が好ましく、0.5〜4.5質量%がより好ましく、1〜4質量%がさらに好ましい。第2の液の過酸化水素の含有量が前記範囲の下限値以上であれば、第2の液の洗浄力がさらに優れる。第2の液の過酸化水素の含有量が前記範囲の上限値以下であれば、繊維製品が褪色しにくい。
(界面活性剤)
第2の液における界面活性剤としては、例えば、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤が挙げられる。界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第2の液におけるノニオン界面活性剤は、衣料用漂白剤に用いられるものであればよい。ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エーテル、糖脂肪酸エステル、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグリコシドが挙げられる。ノニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ノニオン界面活性剤としては、第2の液の液安定性、洗浄力等の点から、ポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤が好ましく、下記一般式(III)で表される化合物(以下、化合物(III)ともいう。)が特に好ましい。
−X−[(EO)/(PO)]−R ・・・(III)
式(III)中、Rは炭化水素基であり、Xは2価の連結基であり、Rは水素原子、アルキル基またはアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、pはEOの平均繰り返し数を表す数であり、POはオキシプロピレン基であり、qはPOの平均繰り返し数を表す数である。
の炭素数は、6〜22が好ましく、8〜22がより好ましく、10〜18がさらに好ましく、12〜16が特に好ましい。Rの炭化水素基は、直鎖であってもよく、分岐鎖であってもよい。Rの炭化水素基は、不飽和結合を有していてもよく、有していなくてもよい。
Xとしては、−O−、−C(=O)O−、−C(=O)NH−等が挙げられ、−O−が好ましい。Xが−O−のとき、Rとしては、水素原子が好ましい。
pは、3〜20が好ましく、4〜18がより好ましく、5〜12がさらに好ましく、6〜9が特に好ましい。qは、0〜6が好ましく、0〜3がより好ましい。pとqとの合計は、5〜20が好ましい。qが1以上である場合、EOとPOとは、ブロック状に付加されていてもよく、ランダム状に付加されていてもよい。
化合物(III)としては、Rがアルキル基であり、Xが−O−であり、Rが水素原子であるポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましく、Rが炭素数12および炭素数14の直鎖状のアルキル基であり、Xが−O−であり、pが6であり、qが0であり、Rが水素原子であるポリオキシエチレンアルキルエーテル(以下、AE6ともいう。)がより好ましい。
第2の液におけるアニオン界面活性剤は、衣料用漂白剤に用いられるものであればよい。アニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルまたはその塩(AES)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸またはその塩(LAS)、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、直鎖または分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩(AS)、アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩(SAS)、α−スルホ脂肪酸エステル塩(MES)、高級脂肪酸またはその塩が挙げられる。アニオン界面活性剤の塩の形態としては、例えば、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩等)、アルカノールアミン塩(モノエタノールアンモニウム塩、ジエタノールアンモニウム塩等)が挙げられる。アニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
AESとしては、下記式(IV)で表される化合物が好ましい。
−[(EO)/(PO)]−SO ・・・(IV)
式(IV)中、Rは炭素数8〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、mはEOの平均繰り返し数を表す0以上の数であり、nはPOの平均繰り返し数を表す0〜6の数であり、0<m+nであり、Mは対カチオンである。
AESとしては、炭素数10〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基を有し、平均1〜5モルのアルキレンオキシドが付加されたものが好ましい。
の炭素数は、10〜20が好ましく、12〜14がより好ましい。
mは、0〜5が好ましく、0.5〜2.5がより好ましく、1.5〜2.5がさらに好ましい。nは、0〜3が好ましく、0がより好ましい。nが1以上である場合、EOとPOとは、ブロック状に付加されていてもよく、ランダム状に付加されていてもよい。
としては、例えば、アルカリ金属イオン(ナトリウムイオン、カリウムイオン等)、アルカリ土類金属イオン(マグネシウムイオン等)、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等)から誘導されるカチオンが挙げられる。
LASとしては、炭素数8〜16の直鎖のアルキル基を有するものが好ましく、炭素数10〜14の直鎖のアルキル基を有するものが特に好ましい。
AOSとしては、炭素数10〜20のものが好ましい。
ASとしては、炭素数10〜20のアルキル基を有するものが好ましい。
SASとしては、炭素数10〜20のアルキル基を有するものが好ましく、炭素数14〜17のアルキル基を有するものがより好ましい。中でも、アルキル基が2級アルキル基であるもの(すなわち2級アルカンスルホン酸塩)が特に好ましい。
MESとしては、脂肪酸残基の炭素数が10〜20のものが好ましい。
アニオン界面活性剤としては、第2の液の洗浄力および液安定性に優れる点で、AES、LAS、SAS、AOSが好ましく、AESがより好ましい。
第2の液におけるカチオン界面活性剤は、衣料用漂白剤に用いられるものであればよい。カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルエチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩が挙げられ、アルキルトリメチルアンモニウム塩が好ましい。これらの塩の対イオンとしては、例えば、ハロゲンイオン(フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン等)、アルキル硫酸イオン(メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン等)が挙げられる。カチオン界面活性剤は、設備への腐食性の点から、メチル硫酸塩またはエチル硫酸塩として用いることが好ましい。
第2の液における両性界面活性剤は、衣料用漂白剤に用いられるものであればよい。両性界面活性剤としては、アルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダゾリニウムベタインが挙げられる。
第2の液における半極性界面活性剤は、衣料用漂白剤に用いられるものであればよい。半極性界面活性剤としては、アミンオキシド型界面活性剤(ラウリルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(APAX)等)が挙げられる。
第2の液の界面活性剤の含有量は、0.5〜30質量%が好ましく、1.5〜25質量%がより好ましく、3〜15質量%がさらに好ましい。第2の液の界面活性剤の含有量が前記範囲の下限値以上であれば、第2の液の洗浄力がさらに優れる。第2の液の界面活性剤の含有量が前記範囲の上限値以下であれば、第2の液の外観安定性を向上しやすい。
第2の液のノニオン界面活性剤の含有量は、0.5〜15質量%が好ましく、0.5〜12質量%がより好ましく、0.5〜7質量%がさらに好ましい。第2の液のノニオン界面活性剤の含有量が前記範囲の下限値以上であれば、第2の液の洗浄力がさらに優れる。第2の液のノニオン界面活性剤の含有量が前記範囲の上限値以下であれば、第2の液の外観安定性を向上しやすい。
第2の液のアニオン界面活性剤の含有量は、0〜10質量%が好ましく、0.5〜8質量%がより好ましく、0.5〜7質量%がさらに好ましい。第2の液のアニオン界面活性剤の含有量が前記範囲内であれば、繊維製品に直接塗布するのに適した粘度を有する。また、第2の液の外観安定性を向上しやすい。
第2の液のカチオン界面活性剤、両性界面活性剤および半極性界面活性剤の合計の含有量は、0〜10質量%が好ましく、0.2〜5質量%がより好ましく、0.3〜3質量%がさらに好ましく、0.5〜1.8質量%が特に好ましい。第2の液のカチオン界面活性剤、両性界面活性剤および半極性界面活性剤の合計の含有量が前記範囲内であれば、第2の液の外観安定性をより向上しやすい。
界面活性剤は、ノニオン界面活性剤と、ノニオン界面活性剤以外の他の界面活性剤から選ばれる1種以上とを併用することが好ましい。ノニオン界面活性剤/他の界面活性剤(質量比)は、0.25〜20が好ましく、0.25〜1.5がより好ましい。ノニオン界面活性剤/他の界面活性剤(質量比)が前記範囲内であれば、第2の液の外観安定性をより向上しやすい。
ノニオン界面活性剤以外の他の界面活性剤としては、第2の液の洗浄力の点から、アニオン界面活性剤が好ましい。ただし、アニオン界面活性剤として、AESやLASを多く配合すると、第2の液の洗浄力に優れるが、第2の液が白濁し、液位視認性が低下する。
そこで、ノニオン界面活性剤以外の他の界面活性剤は、アニオン界面活性剤と半極性界面活性剤とを併用することが好ましい。アニオン界面活性剤と半極性界面活性剤とがコンプレックスを形成し、第2の液の白濁が抑えられる。加えて、第2の液の洗浄力が向上する。アニオン界面活性剤と半極性界面活性剤との組み合わせとしては、AESとAPAXとの組み合わせが好ましい。アニオン界面活性剤/半極性界面活性剤(質量比)は、0.9〜2.0が好ましく、1.0〜1.9がより好ましく、1.1〜1.8がさらに好ましい。アニオン界面活性剤/半極性界面活性剤(質量比)が前記範囲内であれば、第2の液の液位視認性がより向上しやすい。
以上のことから、界面活性剤は、ノニオン界面活性剤とアニオン界面活性剤と半極性界面活性剤とを併用することが好ましく、AE6とAESとAPAXとを併用することが特に好ましい。
(任意成分)
第2の液における任意成分としては、例えば、pH調整剤、キレート剤、ラジカルトラップ剤、有機溶剤、緩衝剤、香料、ハイドロトロープ剤、抗菌剤、着色剤、漂白活性化剤が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、塩酸、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アンモニアが挙げられる。
キレート剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)が挙げられる。第2の液がキレート剤を含む場合、第2の液のキレート剤の含有量は、0.01〜5質量%が好ましく、0.05〜3質量%がより好ましく、0.1〜1質量%がさらに好ましい。第2の液のキレート剤の含有量が前記範囲内であれば、第2の液を保存している容器の膨らみが抑えられる。
ラジカルトラップ剤としては、例えば、p−メトキシフェノール、ジブチルヒドロキシトルエンが挙げられる。ラジカルトラップ剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。第2の液のラジカルトラップ剤の含有量は、0〜0.2質量%未満が好ましく、0〜0.15質量%がより好ましく、0〜0.1質量%がさらに好ましい。第2の液のラジカルトラップ剤の含有量が前記範囲の上限値以下であれば、第2の液の臭気が抑えられる。
有機溶剤としては、水混和性有機溶剤が好ましい。水混和性有機溶剤は、25℃のイオン交換水1Lに20g以上溶解する有機溶剤である。
水混和性有機溶剤としては、例えば、アルコール類(エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等)、グリコール類(プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等)、ポリグリコール類(ジプロピレングリコール等)、アルキルエーテル類(ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、ジエチレングリコールジメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等)、芳香族エーテル類(フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル等)が挙げられる。水混和性有機溶剤としては、エタノール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、フェノキシエタノールまたはジエチレングリコールモノフェニルエーテルが好ましく、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールが特に好ましい。水混和性有機溶剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第2の液が水混和性有機溶剤を含む場合、第2の液の水混和性有機溶剤の含有量は、0.1〜15質量%が好ましい。第2の液が水混和性有機溶剤として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを含む場合、第2の液の3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの含有量は、0.9〜5質量%が好ましく、0.9〜2質量%がより好ましく、1〜1.5質量%がさらに好ましい。第2の液の3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの含有量が前記範囲の下限値以上であれば、第2の液が増粘し、第2の液を繊維製品に塗布しやすくなる。また、第2の液の洗浄力がさらに優れる。第2の液の3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの含有量が前記範囲の上限値以下であれば、液の臭気が抑えられる。
緩衝剤としては、例えば、クエン酸、ホウ酸化合物(四ホウ酸ナトリウム等)が挙げられる。第2の液が緩衝剤を含む場合、第2の液の緩衝剤の含有量は、0.01〜2質量%が好ましい。
香料は、香料原料単体、または、香料原料と香料用溶剤と香料安定化剤等とからなる香料組成物を包含する。香料としては、衣料用漂白剤に通常用いられる香料が挙げられる。第2の液が香料を含む場合、第2の液の香料の含有量は、0.01〜1.0質量%が好ましい。
ハイドロトロープ剤としては、例えば、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、安息香酸塩、尿素が挙げられる。第2の液がハイドロトロープ剤を含む場合、第2の液のハイドロトロープ剤の含有量は、0.01〜15質量%が好ましい。
抗菌剤としては、例えば、4,4’−ジクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテル(慣用名:ダイクロサン)、5−クロロ−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)フェノール(慣用名:トリクロサン)、ビス−(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩、8−オキシキノリン、ポリリジンが挙げられる。第2の液が抗菌剤を含む場合、第2の液の抗菌剤の含有量は、0質量%超3質量%以下が好ましく、0.001〜1質量%がより好ましく、0.005〜0.5質量%がさらに好ましく、0.01〜0.3質量%が特に好ましい。
着色剤としては、例えば、色素、顔料が挙げられる。
漂白活性化剤は、それ自体は漂白効果を持たないが、第2の液中で過酸化水素と反応して酸化力の高い有機過酸に変わる物質である。漂白活性化剤としては、例えば、テトラアセチルエチレンジアミン、炭素数1〜18(好ましくは8〜12)のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸またはその塩、炭素数1〜18(好ましくは8〜12)のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシ安息香酸またはその塩が挙げられる。漂白活性化剤としては、4−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)、4−ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(DOBS)、4−ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(OBS)または4−ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(NOBS)が好ましい。漂白活性化剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第2の液が漂白活性化剤を含む場合、第2の液の漂白活性化剤の含有量は、0.1〜2質量%が好ましく、0.2〜1.5質量%がより好ましく、0.4〜1質量%がさらに好ましい。第2の液の漂白活性化剤の含有量が前記範囲の下限値以上であれば、第2の液における黄ばみに対する漂白力が高まる。第2の液の漂白活性化剤の含有量が前記範囲の上限値以下であれば、第2の液の外観安定性を向上しやすい。
第2の液の水の含有量は、第2の液から漂白成分、界面活性剤および任意成分を除いた残部である。第2の液の水の含有量は、30質量%以上が好ましく、35〜95質量%がより好ましく、50〜95質量%がさらに好ましく、80〜90質量%が特に好ましい。
第2の液の25℃におけるpHは、2〜8が好ましく、2.5〜7がより好ましく、4〜6.5がさらに好ましく、5〜6.5が特に好ましい。第2の液の25℃におけるpHが前記範囲の下限値以上であれば、第2の液の洗浄力がさらに優れる。第2の液の25℃におけるpHが前記範囲の上限値以下であれば、第2の液の外観安定性を良好にしやすい。第2の液の25℃におけるpHは、必要に応じて、pH調整剤を添加することにより調整できる。pHは、測定対象を25℃とし、pHメーター(例えば、東亜ディーケーケー社製、HM−30G)により測定される値である。
<ステップ(a)>
第1の液を繊維製品の少なくとも一部に接触させる。繊維製品において第1の液が接触する部分には、繊維製品の汚れ部分が含まれる。
繊維製品の汚れとしては、例えば、水溶性シミ汚れ(酒類(ワイン、日本酒、ビール等)、果汁(ぶどうジュース、オレンジジュース等)、コーヒー、紅茶、しょう油、ソース、ケチャップ、みそ汁、わさび、ラーメンスープ、カレー、マヨネーズ等)、油溶性シミ汚れ(チョコレート、バター、生クリーム、植物油、ファンデーション、口紅、化粧クリーム、ボールペン、朱肉、油性インク、クレヨン等)、皮脂汚れ、血液汚れ、泥汚れ、黄ばみが挙げられる。本発明は、水溶性シミ汚れ、血液汚れの除去に好適であり、特に、ワインによるシミ汚れ、ぶどうジュースによるシミ汚れ、コーヒーによるシミ汚れ、紅茶によるシミ汚れまたは血液汚れの除去に好適である。
第1の液を繊維製品に接触させる方法としては、例えば、第1の液を繊維製品に塗布する方法、第1の液に繊維製品を浸漬する方法が挙げられる。第1の液の使用量を必要最小限に抑えつつ、第1の液中の界面活性剤の濃度を高く維持した状態で第1の液と繊維製品の汚れとを接触させて高い洗浄力を発揮させる点からは、第1の液を繊維製品の汚れ部分に塗布する方法が好ましい。また、第1の液中の界面活性剤の濃度を高く維持する点からは、繊維製品をあらかじめ水に浸漬させることなく、繊維製品の汚れ部分に第1の液を塗布することが好ましい。また、第1の液として市販の液体の洗濯用合成洗剤を用いる場合は、液体の洗濯用合成洗剤を水で希釈することなく原液の状態で、繊維製品の汚れ部分に塗布することが好ましい。
塗布方法としては、例えば、第1の液を繊維製品に垂らしかける方法、刷毛、スポンジ等を用いて第1の液を繊維製品に直塗りする方法、第1の液を繊維製品にスプレーする方法が挙げられる。
第1の液の塗布量は、繊維製品の汚れ部分の全体に第1の液が浸透する量以上とすることが好ましい。また、第1の液の塗布量は、第1の液が接触している部分の繊維製品の単位質量当たりの第1の液の量(%owf)で、100%owf以上が好ましく、200%owf以上がより好ましく、300%owf以上がさらに好ましい。
ステップ(a)における繊維製品への第1の液の接触時間は、30分以上が好ましく、1時間以上がより好ましく、3時間以上がさらに好ましく、6時間以上がよりさらに好ましく、12時間以上が特に好ましい。ステップ(a)における繊維製品への第1の液の接触時間が前記範囲の下限値以上であれば、第1の液中の水分が蒸発し、繊維製品において第1の液が濃縮され、汚れに対する相溶性が高まり、洗浄力がより向上する。ステップ(a)における繊維製品への第1の液の接触時間が24時間を超えても、洗浄力の向上効果が頭打ちになることから、ステップ(a)における繊維製品への第1の液の接触時間は、24時間以下が好ましい。
ステップ(a)における第1の液を繊維製品に接触させる場所としては、例えば、洗濯槽、洗濯カゴ、洗面器が挙げられ、洗濯カゴのような湿気がこもらない場所がより好ましい。ステップ(a)における接触場所の温度は、5〜40℃が好ましく、10〜35℃がより好ましく、15〜30℃がさらに好ましい。ステップ(a)における接触場所の湿度は、90%以下が好ましく、70%以下がより好ましく、50%以下がより好ましい。
<ステップ(b)>
第2の液を、繊維製品の、少なくとも第1の液が接触している部分にさらに接触させる。
第2の液を繊維製品に接触させる方法としては、例えば、第2の液を繊維製品に塗布する方法、第2の液に繊維製品を浸漬する方法が挙げられる。第2の液の使用量を必要最小限に抑えつつ、第2の液中の漂白成分の濃度を高く維持した状態で第2の液と繊維製品の汚れとを接触させて高い洗浄力を発揮させる点からは、第2の液を繊維製品の、少なくとも第1の液が接触している部分に塗布する方法が好ましい。また、第2の液中の漂白成分の濃度を高く維持する点からは、繊維製品をあらかじめ水に浸漬させることなく、繊維製品の、少なくとも第1の液が接触している部分に第2の液を塗布することが好ましい。また、第2の液として市販の液体の衣料用漂白剤を用いる場合は、液体の衣料用漂白剤を水で希釈することなく原液の状態で、繊維製品の汚れ部分に塗布することが好ましい。
塗布方法としては、例えば、第2の液を繊維製品に垂らしかける方法、刷毛、スポンジ等を用いて第2の液を繊維製品に直塗りする方法、第1の液を繊維製品にスプレーする方法が挙げられる。
第2の液の塗布量は、繊維製品の、第1の液が接触している部分の全体に第2の液が浸透する量以上とすることが好ましい。また、第2の液の塗布量は、第1の液が接触している部分の繊維製品の単位質量当たりの第2の液の量(%owf)で、100%owf以上が好ましく、200%owf以上がより好ましく、300%owf以上がさらに好ましい。
ステップ(b)における繊維製品への第2の液の接触時間は、0秒超が好ましく、1分以上がより好ましい。ステップ(b)における繊維製品への第2の液の接触時間が前記範囲の下限値以上であれば、洗浄力がより向上する。ステップ(b)における繊維製品への第1の液の接触時間は、5分以下が好ましい。ステップ(b)における繊維製品への第2の液の接触時間が前記範囲の上限値以下であれば、繊維製品における繊維傷みや黄ばみの発生が充分に抑えられる。
ステップ(b)における第1の液を繊維製品に接触させる場所としては、例えば、洗濯槽、洗濯カゴ、洗面器が挙げられる。ステップ(b)における接触場所の温度は、5〜40℃が好ましく、10〜35℃がより好ましく、15〜30℃がさらに好ましい。ステップ(b)における接触場所の湿度は、90%以下が好ましく、70%以下がより好ましく、50%以下がより好ましい。
<ステップ(c)>
第2の液を接触させた後の繊維製品を、水、または新たな洗剤を含む洗浄液を用いて洗浄処理する。洗浄処理の後、すすぎ処理を行うことが好ましい。以下、洗浄処理およびすずき処理を総称して「洗濯処理」ともいう。
洗濯処理の方法は、第2の液を接触させた後の繊維製品を、水、または新たな洗剤を含む洗浄液と接触させて、繊維製品に付着している汚れ、第1の液および第2の液を、水または洗浄液に移行させて除去する方法であればよい。通常の洗濯処理は、洗浄処理とすすぎ処理を含む。すすぎ処理は、洗浄処理の後に、繊維製品に残留している第1の液、第2の液、新たな洗剤等を取り除くための処理である。すすぎ処理後は乾燥等を行い、繊維製品から水分を除去する。
洗浄処理では、水または洗浄液中で、好ましくは繊維製品に外力を加えて汚れを水または洗浄液中に移行させた後、脱水等を行って、繊維製品を水または洗浄液から分離する。
すすぎ処理では、洗浄処理を行った後に、洗剤を含まないすすぎ水中で、好ましくは繊維製品に外力を加えて、繊維製品に残留している第1の液、第2の液、新たな洗剤等をすすぎ水中に移行させた後、脱水等を行って、繊維製品をすすぎ水から分離する。
洗浄処理は通常1回行う。すすぎ処理は1回でもよく、2回以上繰り返してもよい。すすぎ処理が1回ですむと、すすぎ水の使用量を節約でき、洗濯時間も短縮できるため好ましい。
繊維製品に外力を加える方法は、例えば、洗濯機により機械力を加える方法でもよく、もみ洗い、押し洗い、たたき洗い、つかみ洗い、つまみ洗い、振り洗い等の手洗いによる方法でもよい。
洗浄処理の開始時に、繊維製品に接触させるのは水のみでもよく、水と新たな洗剤とを含む洗浄液でもよい。水のみを接触させると、繊維製品に浸透している第1の液が水中に分散されて洗浄液となる。水と新たな洗剤とを含む洗浄液を接触させると、繊維製品に浸透している第1の液が洗浄液中に分散され、洗浄液中の洗剤成分の濃度が増す。
新たな洗剤は、液体でもよいし、粉末でもよい。新たな洗剤としては、市販の洗濯用合成洗剤を用いてもよく、第1の液を用いてもよい。新たな洗剤としては、ポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(MEE)およびポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)を含む洗剤が好ましい。
漂白成分を含まない液体の洗濯用合成洗剤の市販品としては、例えば、第1の液の説明において例示したものが挙げられる。
漂白成分を含む液体の洗濯用合成洗剤の市販品としては、例えば、花王社製の「アタックNEO抗菌EX Wパワー」が挙げられる。
粉末の洗濯用合成洗剤の市販品としては、例えば、ライオン社製の「トッププラチナクリア」、「部屋干しトップ除菌EX」、「無リントップ」;花王社製の「アタック高活性バイオEX」、「アタック高浸透リセットパワー」、「アタック消臭ストロング」;プロクター・アンド・ギャンブル社製の「アリエールサイエンスプラス7」が挙げられる。
洗濯処理における繊維製品は、第1の液および第2の液と接触している繊維製品だけでなく、第1の液および第2の液と接触していない他の繊維製品を含んでよい。
洗浄処理において使用される洗剤の量は、繊維製品の合計質量(布量)/洗剤の合計質量(第1の液および新たな洗剤の総質量)の比が10〜500となる量が好ましく、10〜300となる量がさらに好ましく、10〜100となる量が特に好ましい。洗剤の量が前記範囲の下限値以上であれば、すすぎ性に優れる。洗剤の量が前記範囲の上限値以下でれば、第1の液および第2の液と接触していない他の繊維製品に対する洗浄力に優れる。洗剤として第1の液を用いる場合、第1の液の全部をステップ(a)で使用してもよく、第1の液の一部をステップ(a)で使用し、残部をステップ(c)で使用してもよい。
洗浄処理において使用される水量は、洗剤の合計質量(第1の液および新たな洗剤の総質量)の50倍以上が好ましく、50〜1500倍がより好ましく、50〜1000倍がさらに好ましい。水量が前記範囲の下限値以上であれば、すすぎ性に優れる。水量が前記範囲の上限値以下であれば、洗浄力がさらに優れる。
<作用機序>
以上説明した本発明の繊維製品の洗濯方法にあっては、界面活性剤を含み、漂白成分を含まない第1の液を、繊維製品の少なくとも一部に接触させた後に、漂白成分を含む第2の液をさらに接触させているため、第1の液の界面活性剤で除去できなかった繊維製品の汚れを、第2の液の漂白成分によって分解除去できる。そのため、従来の方法に比べて、繊維製品の汚れに対する洗浄力に優れる。
また、漂白成分を含む第2の液をさらに接触させた後、水、または新たな洗剤を含む洗浄液を用いて洗浄処理しているため、第2の液の漂白成分が繊維製品に長時間接触することがない。そのため、繊維製品における繊維傷みや黄ばみの発生が抑えられる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<使用原料>
(ノニオン界面活性剤)
MEE:下記合成方法により合成されたポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(脂肪酸の炭素数12〜14、EOの平均付加モル数15、一般式(I)中、R=炭素数11のアルキル基および炭素数13のアルキル基、R=メチル基、s=15、t=0、u=0、ナロー率30%)。
特開2000−144179号公報に記載の合成方法に準じてMEEを合成した。
組成が2.5MgO・Al・zHOである水酸化アルミナ・マグネシウム(協和化学工業社製、商品名「キョーワード300」)を600℃で1時間、窒素雰囲気下で焼成して、焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒を得た。焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒2.2gと、0.5N水酸化カリウムエタノール溶液2.9mLと、ラウリン酸メチルエステル280gと、ミリスチン酸メチルエステル70gとを4Lオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換した後、温度を180℃、圧力を0.3MPaに維持しつつ、エチレンオキシド1052gを導入し、撹拌しながら反応させた。得られた反応液を80℃に冷却し、水159gと、ろ過助剤として活性白土および珪藻土をそれぞれ5gとを添加し混合した後、触媒をろ別してMEEを得た。
AE15:下記合成方法により合成されたポリオキシエチレンアルキルエーテル(天然アルコールに15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。一般式(II)中、R=炭素数12のアルキル基および炭素数14のアルキル基、v=15、w=0、x=0)。
天然アルコール(プロクター・アンド・ギャンブル社製の商品名「CO−1214」)224.4gと、30質量%水酸化ナトリウム水溶液2.0gとを耐圧型反応容器内に仕込み、反応容器内を窒素置換した。次いで、温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水した後、温度を160℃まで昇温した。次いで、反応液を撹拌しながら、エチレンオキシド(ガス状)760.6gを反応液中に徐々に加えた。このとき、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調節しながら、エチレンオキシドを吹き込み管から加えた。エチレンオキシドの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間、未反応のエチレンオキシドを留去した。次いで、温度を100℃以下まで冷却した後、反応物の1質量%水溶液のpHが約7になるように、70質量%p−トルエンスルホン酸を加えて中和し、AE15を得た。
AE10:下記合成方法により合成されたポリオキシエチレンアルキルエーテル(天然アルコールに10モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。一般式(II)中、R=炭素数12の直鎖のアルキル基および炭素数14の直鎖のアルキル基、v=10、w=0、x=0)。
エチレンオキシド(ガス状)の使用量を変更した以外は、AE15と同様にしてAE10を得た。
EOPO:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(プロクター・アンド・ギャンブル社製、商品名「CO1270」。天然アルコール(質量比で炭素数12アルコール/炭素数14アルコール=7/3)に、8モル相当のエチレンオキシド、2モル相当のプロピレンオキシド、8モル相当のエチレンオキシドを、この順にブロック付加したもの。一般式(II)中、R=炭素数12のアルキル基および炭素数14のアルキル基、v=8、w=2、x=8)。
AE5分岐:日本触媒社製、商品名「ソフタノール50」。炭素数12〜14の2級アルコールに、5モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。一般式(II)中、R=炭素数12〜14の第2級アルキル基、v=5、w=0、x=0。)
AE6:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(ライオン社製、商品名「レオックスCL−60」、一般式(III)中、R=炭素数12のアルキル基および炭素数14のアルキル基、R=水素原子、X=−O−、p=6、q=0)。
AE9:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(ライオン社製、商品名「レオックスCL−90」、一般式(III)中、R4=炭素数12のアルキル基および炭素数14のアルキル基、R5=水素原子、X=−O−、p=9、q=0。)
(アニオン界面活性剤)
ヤシ脂肪酸:日油社製、商品名「椰子脂肪酸」。
パルミチン酸:日油社製、商品名「NAA−160」。
LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(ライオン社製、商品名「ライポンLH−200」)。
AES−1:下記合成方法例で合成したポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウムとポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸エステルナトリウムとの混合物、EOの平均付加モル数1)。
容量4Lのオートクレーブ中に、原料アルコールとしてプロクター・アンド・ギャンブル社製の商品名「CO1270アルコール」(炭素数12のアルコールと炭素数14のアルコールとの質量比75/25の混合物)400gと、反応用触媒として水酸化カリウム触媒0.8gとを仕込み、オートクレーブ内を窒素で置換した後、撹拌しながら昇温した。続いて、温度を180℃、圧力を0.3MPa以下に維持しながらエチレンオキシド91gを導入し、反応させることによりアルコールエトキシレートを得た。ガスクロマトグラフ(Hewlett−Packard社製、商品名「GC−5890」)と、検出器:水素炎イオン化型検出器(FID)と、カラム(Hewlett−Packard社製、商品名「Ultra−1」、L25m×φ0.2mm×T0.11μm)と、を用いて分析した結果、得られたアルコールエトキシレートは、エチレンオキシドの平均付加モル数が1.0であった。また、エチレンオキシドが付加していない化合物の量が得られたアルコールエトキシレート全体に対して43質量%であった。次に、上記で得たアルコールエトキシレート237gを、撹拌装置付の500mLフラスコに採り、窒素で置換した後、液体無水硫酸(サルファン)96gを、反応温度40℃に保ちながらゆっくりと滴下した。滴下終了後、1時間撹拌を続け(硫酸化反応)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸を得た。次いで、これを水酸化ナトリウム水溶液で中和することによりAES−1を得た。
AES−2:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム塩(AES、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、EOの平均付加モル数2)、新日本理化株式会社製、商品名「シノリン SPE―1250」。
AEPS:下記合成方法により合成されたポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルのモノエタノールアミン塩。
撹拌装置、温度制御装置および自動導入装置を備えたオートクレーブ内に、炭素数12の直鎖1級アルコール(東京化成工業社製、商品名「1−ドデカノール」、分子量186.33、純度>99%)640gと、水酸化カリウム1.0gとを仕込み、110℃、1.3kPaにて30分間脱水を行った。脱水後、窒素置換を行い、120℃まで昇温した後、プロパン−1,2−ジイルオキシド199gを仕込んだ。次いで、120℃にて付加反応、熟成を行った後、145℃に昇温し、エチレンオキシド303gを仕込んだ。次いで、145℃にて付加反応、熟成を行った後、80℃まで冷却し、4.0kPaで未反応のエチレンオキシドを除去した。未反応のエチレンオキシドを除去した後、酢酸1.0gをオートクレーブ内に加え、80℃で30分間撹拌した後、抜き出しを行い、プロピレンオキシドの平均付加モル数が1.0、エチレンオキシドの平均付加モル数が2.0であるアルコキシレートを得た。得られたアルコキシレートを、SOガスを用いて下降薄膜式反応器により硫酸化した。得られた硫酸化物をモノエタノールアミンで中和することによりAEPSを得た。
(半極性界面活性剤)
APAX:ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(クラリアント社製、商品名「GENAMINOX AP」)。
(カチオン界面活性剤)
カチオン−1:アルキルジメチルエチルアンモニウム塩(アルキル基の炭素数14)(花王社製、商品名「コータミンD2345P」)。
カチオン−2:ラウリルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート(第一工業製薬社製、商品名「カチオーゲンES−L」)。
(漂白成分)
過酸化水素:35質量%工業用過酸化水素(三菱ガス化学社製)。
(水混和性有機溶剤)
エタノール:日本アルコール販売社製、商品名「特定アルコール95度合成」。
プロピレングリコール:ADEKA社製、商品名「プロピレングリコール」。
ソルフィット:3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(クラレ社製、商品名「ソルフィット(ファイングレード)」)。
ブチルカルビトール:ジエチレングリコールモノブチルエーテル(日本乳化剤社製、商品名「ブチルジグリコール」)。
(任意成分)
PPG4000:ポリオキシプロピレングリセリルエーテル(三井化学社製、商品名「アクトコールT−4000」、質量平均分子量4000)。
PTSH:パラトルエンスルホン酸(協和発酵工業社製、商品名「PTS酸」)。
乳酸ナトリウム:関東化学社製、商品名「乳酸ナトリウム」。
MGDA:メチルグリシン2酢酸3ナトリウム(BASF社製、商品名「Trilon M Liquid」)。
塩化カルシウム:関東化学社製、商品名「塩化カルシウム」。
安息香酸Na:東亞合成社製、商品名「安息香酸ナトリウム」。
香料−1:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A。
香料−2:特開2011−225743号公報の表1〜6に記載の香料組成物A。
SR剤:クラリアントジャパン社製、商品名「TexCare SRN−170C」、質量平均分子量:2000〜3000、pH(20℃の5質量%水溶液):4、粘度(20℃):300mPa・s)。「TexCare SRN−170C」は、商品名「TexCare SRN−100」(クラリアントジャパン社製、質量平均分子量:2000〜3000)の70質量%水溶液である。
HP−20:ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体(BASF社製、商品名「Sokalan HP20」)。
水酸化ナトリウム:鶴見曹達社製、商品名「水酸化ナトリウム」。
アルカラーゼ:ノボザイムズ社製、プロテアーゼ製剤、商品名「Alcalase 2.5L」。
Medley Core:ノボザイムズ社製、商品名「Medley Core 210L」。
色素−1:癸巳化成社製、商品名「緑色3号」。
クエン酸:扶桑化学工業製、「無水クエン酸」。
MEA:モノエタノールアミン(日本触媒社製、商品名「モノエタノールアミン」)。
抗菌剤:4,4’−ジクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(BASF社製、商品名「Tinosan HP100」)。
水:精製水。
キレート剤:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)(イタルマッチ社製、商品名「デイクエスト2010」)。
ラジカルトラップ剤:p−メトキシフェノール(川口化学工業社製、商品名「MQ−F」)。
緩衝剤:クエン酸(関東化学社製、商品名「クエン酸」)。
漂白活性化剤:4−ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(OBS)、特開2011−57745号公報の段落[0114]に記載の手順で合成したもの。
pH調整剤:硫酸(日産化学工業株式会社製)、水酸化ナトリウム(AGC社製)。
色素−2:癸巳化成社製、商品名「緑色202号」。
<洗濯用合成洗剤の調製>
表1に示す配合組成にしたがって各成分を混合して液体洗剤−1〜液体洗剤−5(第1の液)を得た。
表中の配合量の単位は「質量%」であり、いずれの成分も純分換算量を示す。
表中の「−」はその成分が配合されていないことを示す。
表中の「バランス」は、液体洗剤に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように水が配合されていることを意味する。
Figure 2020083979
<衣料用漂白剤の調製>
表2に示す配合組成にしたがって各成分を混合し、pH調整剤を加えてpHが表2の値となるよう調整して液体漂白剤−1〜液体漂白剤−2(第2の液)を得た。
表中の配合量の単位は「質量%」であり、いずれの成分も純分換算量を示す。
表中の「−」はその成分が配合されていないことを示す。
表中の「適量」は、液体漂白剤のpHを表中の値にするのに要したpH調整剤の量である。
表中の「バランス」は、液体漂白剤に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように水が配合されていることを意味する。
Figure 2020083979
<シミ汚れ汚垢布の作製>
赤ワイン汚垢布の作製:
5cm×5cmに裁断した綿布に、赤ワイン(メルシャン社製)0.05mLを滴下し、室温にて一晩風乾したものを「洗浄前の汚垢布」とした。
ぶどうジュース汚垢布の作製:
5cm×5cmに裁断した綿布に、ぶどうジュース(雪印メグミルク社製)0.05mLを滴下し、室温にて一晩風乾したものを「洗浄前の汚垢布」とした。
コーヒー汚垢布の作製:
5cm×5cmに裁断した綿布に、ブラックコーヒー(コカ・コーラ社製)0.05mLを滴下し、室温にて一晩風乾したものを「洗浄前の汚垢布」とした。
紅茶汚垢布の作製:
5cm×5cmに裁断した綿布に、紅茶(ユニリーバ社製)0.05mLを滴下し、室温にて一晩風乾したものを「洗浄前の汚垢布」とした。
血液汚垢布の作製:
5cm×5cmに裁断した綿布に、血液0.05mLを滴下し、流水で100回こすり洗いした後に室温にて一晩風乾したものを「洗浄前の汚垢布」とした。
<実施例1〜9>
(洗浄試験)
各汚れごとに5枚の汚垢布を用意した。表3、表4に示す方法で実施した。具体的には、5枚の汚垢布のそれぞれに対し、第1の液0.06mLを塗布し、所定時間放置(接触)した後、その上からさらに第2の液0.12mLを塗布し、所定時間放置(接触)した。
その後、水温15℃に調整した水道水900mLを入れた洗浄試験機(Terg−O−Tometer)に、5枚の汚垢布を入れ、120rpmで10分間洗浄した(浴比20倍)。
洗浄後に、脱水を行い、水温15℃に調整した水道水900mLで3分間のすすぎを行った。すすぎ後、脱水し、アイロンで乾燥したものを「洗浄後の汚垢布」とした。
(洗浄力の評価)
洗浄力は、測色色差計(日本電色工業社製、商品名「SE2000」)を用い、汚れ付着前の原布(各汚れを滴下する前の綿布)および洗浄試験前後の汚垢布についてWB値(反射率)を測定し、下式より洗浄率を算出することにより評価した。評価は、5枚の汚垢布について算出した洗浄率の平均値を求め、下記評価基準にしたがって洗浄力を評価した。結果を表3または表4に示す。
洗浄率(%)=(洗浄後の汚垢布のWB値−洗浄前の汚垢布のWB値)/(原布のWB値−洗浄前の汚垢布のWB値)×100
赤ワイン・血液の評価基準:
◎:洗浄率の平均値が70%以上。
○:洗浄率の平均値が60%以上70%未満。
△:洗浄率の平均値が50%以上60%未満。
×:洗浄率の平均値が50%未満。
ぶどうジュース・コーヒー・紅茶の評価基準:
◎:洗浄率の平均値が80%以上。
○:洗浄率の平均値が70%以上80%未満。
△:洗浄率の平均値が60%以上70%未満。
×:洗浄率の平均値が60%未満。
(黄ばみの評価)
洗浄後の汚垢布を目視にて観察し、下記評価基準にしたがって黄ばみを評価した。結果を表3または表4に示す。
○:第1の液を塗布した部分に黄ばみがみられない。
×:第1の液を塗布した部分が明らかに黄ばんでいる。
<比較例1>
「洗浄試験」において第2の液を汚垢布に塗布せず、実施例1で塗布に用いた量と同じ量の第2の液を、水道水とともに洗濯試験機に入れて汚垢布を洗浄した以外は、実施例1と同様にして洗浄試験を行った。結果を表5に示す。
<比較例2>
「洗浄試験」において第1の液を汚垢布に塗布せず、実施例1で塗布に用いた量と同じ量の第1の液を、水道水とともに洗濯試験機に入れて汚垢布を洗浄した以外は、実施例1と同様にして洗浄試験を行った。結果を表5に示す。
<比較例3>
「洗浄試験」において第1の液および第2の液を汚垢布に塗布せず、実施例1で塗布に用いた量と同じ量の第1の液および第2の液を、水道水とともに洗濯試験機に入れて汚垢布を洗浄した以外は、実施例1と同様にして洗浄試験を行った。結果を表5に示す。
<比較例4>
「洗浄試験」において第1の液として液体漂白剤−1を用い、第2の液として液体洗剤−1を用いた以外は、実施例1と同様にして洗浄試験を行った。結果を表5に示す。
Figure 2020083979
Figure 2020083979
Figure 2020083979
本発明を適用した実施例1〜9はいずれも、洗浄力に優れ、黄ばみの発生が抑えられた。
第2の液として液体漂白剤を汚垢布に塗布しない比較例1では、血液汚垢布に対する洗浄力が劣っていた。
第1の液として液体洗剤を汚垢布に塗布しない比較例2では、第1の液の塗布後の放置時間が短い実施例3に比べて洗浄力がやや劣っていた。
第1の液および第2の液を汚垢布に塗布しない比較例3では、すべての汚れの汚垢布に対する洗浄力が劣っていた。
第1の液として液体漂白剤を汚垢布に長時間塗布した比較例4では、洗浄後の汚垢布に黄ばみが発生した。
本発明の繊維製品の洗濯方法は、通常の洗濯では落ちにくい汚れのある繊維製品の洗濯方法として有用である。

Claims (3)

  1. 界面活性剤を含み、漂白成分を含まない第1の液を、繊維製品の少なくとも一部に接触させ、
    漂白成分を含む第2の液を、前記繊維製品の、少なくとも前記第1の液が接触している部分にさらに接触させ、
    前記第2の液を接触させた後の前記繊維製品を、水、または新たな洗剤を含む洗浄液を用いて洗浄処理する、繊維製品の洗濯方法。
  2. 前記第1の液を、前記繊維製品の少なくとも一部に30分以上接触させた後、
    前記第2の液を、前記繊維製品の、少なくとも前記第1の液が接触している部分に接触させる、請求項1に記載の繊維製品の洗濯方法。
  3. 前記第1の液の前記界面活性剤の含有量が、15質量%以上であり、
    前記第1の液のノニオン界面活性剤が、前記界面活性剤の総量に対して40質量%以上である、請求項1または2に記載の繊維製品の洗濯方法。
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