JPH08283784A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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- JPH08283784A JPH08283784A JP9266595A JP9266595A JPH08283784A JP H08283784 A JPH08283784 A JP H08283784A JP 9266595 A JP9266595 A JP 9266595A JP 9266595 A JP9266595 A JP 9266595A JP H08283784 A JPH08283784 A JP H08283784A
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Abstract
記式(I)で示される化合物と、(c)平均分子量 200
〜5000のポリエチレングリコールとを含有する液体洗浄
剤組成物。 【化1】 〔式中、R1は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜8のアル
キル基、アリル基、ベンジル基又はフェニル基、R2は水
素又はメチル基、xは1〜10の数を示す。〕 【効果】 皮脂汚れに対する洗浄力に優れ、且つ保存安
定性も良好である。また、粘度が低く取り扱い性にも優
れている。
Description
に関し、さらに詳しくは、洗濯水の硬度にかかわらず優
れた洗浄力を示し、特に衣料の汚れた部分に直接塗布し
た場合に汚れ除去効果が高く、粘度が低く使い勝手の優
れた衣料の洗浄に適した液体洗浄剤組成物に関する。
庭における衣類の洗浄には弱アルカリ性の洗剤を用いて
洗濯が繰り返されるが、Yシャツ等の衿や袖口部分等の
頑固な汚れに対しては、液体洗剤や石鹸を直接汚れのつ
いた部分に塗布して洗濯が行われている。しかしなが
ら、この様な洗浄方法を行っても衣類、特に白い肌着等
が徐々に黄色く変色していく現象は日常よく経験するこ
とである。これは人体の皮脂成分が木綿繊維内部に浸透
し、通常の洗濯では十分に除去されず徐々に蓄積し、酸
化されたために黄色く変色する原因となるからである。
これらの変性皮脂汚れ除去には液体洗剤や石鹸を塗布し
て洗浄したり、専門のクリーニング業者へ依頼するなど
の方法がとられているが、労力やコストを考慮すると十
分満足のいくものではなかった。
9 号公報にはアルキルエーテル硫酸塩とポリオキシエチ
レンアルキルエーテルを特定の比率で配合し、更に低級
アルキルベンゼンスルホン酸塩と低分子のポリエチレン
グリコールを配合することにより、繊維への浸透性に優
れた塗布用の衣料用液体洗剤が得られる旨、開示されて
いるが、衿、袖汚れ等の洗浄においては未だ不充分であ
った。
優れ、衿、袖汚れ等のいわゆる部分汚れに対してより洗
浄力の高い衣料用液体洗剤組成物を提供することにあ
る。
た結果、驚くべきことに界面活性剤と特定のオキシアル
キレン付加型の芳香族化合物と比較的低分子量のポリエ
チレングリコールを併用することにより、上記目的を達
成し、かつ使い勝手の優れた液体洗浄剤組成物が得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
量%、(b)下記式(I)で示される化合物 0.1〜20重
量%及び(c)平均分子量 200〜5000のポリエチレング
リコール 0.1〜20重量%含有することを特徴とする液体
洗浄剤組成物を提供するものである。
1〜8のアルキル基、アリル基、ベンジル基又はフェニ
ル基、R2は水素又はメチル基、xは1〜10の数を示
す。〕 以下、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物に関して詳細に
説明する。
れず、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イ
オン界面活性剤、両性界面活性剤から適宜選択して用い
ることができる。
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル類、ポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル類、ポリオキシプロピレンアルケニルエーテ
ル類、ポリオキシブチレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシブチレンアルケニルエーテル類、蔗糖脂肪酸エステ
ル類、脂肪酸グリセリンモノエステル類、高級脂肪酸ア
ルカノールアミド類、ポリオキシエチレン高級脂肪酸ア
ルカノールアミド類、アミンオキサイド類及びアルキル
グリコシド類、好ましくは下記一般式(II)で表される
アルキルグリコシド類等が挙げられる。 R3(OR4)xGy (II) (式中、R3は直鎖又は分岐鎖の平均炭素数8〜18のアル
キル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基、R4は平
均炭素数2〜4のアルキレン基、 Gは炭素数5又は6の
還元糖に由来する残基、xは平均0〜6の数、yは平均
1〜10の数を示す。) また、陰イオン界面活性剤としては、アルキルベンゼン
スルホン酸塩類、アルキレンオキサイド付加アルキルま
たはアルケニルエーテル硫酸塩、脂肪酸塩、オレフィン
スルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩類等が挙げられ
る。特にアルキル基の平均炭素数8〜20のアルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキル基の平均炭素数8〜20のア
ルキルエーテル硫酸塩、及びアルキル基の平均炭素数8
〜20で平均エチレンオキサイド付加モル数1〜6のポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、平均炭素数10
〜18の脂肪酸塩が好ましく、これらの陰イオン界面活性
剤の塩を構成する対イオンとしては、ナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属イオン又はアンモニア若しくはモ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等のアルカノールアミンが挙げられる。上記
陰イオン界面活性剤は1種又は2種以上を混合して用い
ることができる。
により柔軟性を付与することが可能になる。陽イオン界
面活性剤は本効果を阻害しない限り配合しても良いが、
通常0.1〜5重量%である。
ルキルカルボベタイン、アルキルスルホベタイン、アル
キルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドヒドロ
キシスルホベタイン、アルキルアミドアミン型ベタイ
ン、アルキルイミダゾリン型ベタイン等の両性界面活性
剤等を効果を阻害しない限り配合可能である。
は組成物中に20〜60重量%、好ましくは30〜50重量%配
合される。本発明においては特に非イオン界面活性剤を
用いることが好ましく、全界面活性剤中に非イオン界面
活性剤を40〜100 重量%、好ましくは50〜100 重量%用
いることが好ましい。
(b)成分として下記式(I)で示される化合物が配合
される。
1〜8、好ましくは1〜4のアルキル基、アリル基、ベ
ンジル基又はフェニル基、R2は水素又はメチル基、xは
1〜10の数を示す。〕 (b)成分は組成物中に 0.1〜20重量%、好ましくは1
〜10重量%配合される。(b)成分を配合することによ
り、より洗浄力に優れ、且つ使い勝手のよい液体洗浄剤
を得ることができる。更に、皮脂汚れ洗浄性能の上で、
R1が、炭素数1〜4のアルキル基、フェニル基、ベンジ
ル基が好ましく、R2が Hが好ましい。
としては、特に制限されるものではないが、一般式
(I)において、xが1〜3のもの及びxが4〜10のも
の、好ましくはxが4〜6のものの中からそれぞれ任意
に選び出し、それらを上記数的条件を満足するような割
合で混合する方法、あるいはベンジルアルコールもしく
はフェノールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド等のオキシアルキレン化合物を水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ触媒の存在下で反応させる
方法等が挙げられる。
(c)成分として平均分子量 200〜5000、好ましくは平
均分子量 200〜2000のポリエチレングリコールを含有す
る。ポリエチレングリコールの平均分子量が5000を超え
ると、皮脂汚れに対する洗浄力が低下するばかりでな
く、組成物の安定性が悪くなる。かかるポリエチレング
リコールは組成物中に 0.1〜20重量%、好ましくは1〜
10重量%配合される。ポリエチレングリコールの配合量
が 0.1重量%未満では本発明の効果が得られず、また20
重量%を超えると洗浄力が低下する。
剤が配合される。配合されるアルカリ剤としては、特に
限定されるものではないが、モノ、ジ若しくはトリエタ
ノールアミン等のアルカノールアミン、アンモニア、N
−アルキルアルカノール、N−アミノアルキルアルカノ
ールアミン、ジアルキレントリアミン等が挙げられ、こ
れらのうちアルカノールアミン、アンモニアが好まし
く、特にモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及
びトリエタノールアミンが洗浄力の点から好ましい。こ
れらのアルカリ剤は1種又は2種以上を混合して使用す
ることができる。これらのアルカリ剤は組成物のpHが
6〜12、特に好ましくは7〜11となるように1〜20重量
%配合される。
液体洗浄剤組成物の減粘剤として用いられているアルコ
ール類やグリコール類を本洗浄力を阻害しない限り添加
してもよい。
能を有する有機多価カルボン酸として、ニトリロ三酢酸
塩、エチレンジアミン四酢酸塩、イミノ二酢酸塩、ジエ
チレントリアミン五酢酸塩、グリコールエーテルジアミ
ン四酢酸塩、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸塩、トリエ
チレンテトラミン六酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩、ポリ
アクリル酸、ポリマレイン酸、マロン酸、コハク酸、ジ
グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等の塩が挙
げられるが、より好ましくはクエン酸のナトリウム塩も
しくはモノエタノールアミン塩である。その他再汚染防
止能を有するポリビニルピロリドン、平均分子量5000を
超えるポリエチレングリコール、無水マレイン酸−ジイ
ソブチレン共重合体、無水マレイン酸−メチルビニルエ
ーテル共重合体、無水マレイン酸−イソブチレン共重合
体、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、及びナフタ
レンスルホン酸塩ホルマリン縮合物などの高分子化合物
の塩等のポリマーも本組成物の性能を妨げない範囲で配
合することができる。また、プロテアーゼ、リパーゼ、
セルラーゼ等の酵素、塩化カルシウムや硫酸マグネシウ
ム等の酵素安定化剤、チノパールCBS(チバガイギー
社製)等の蛍光染料、一般に液体洗浄剤中で安定な通常
知られている香料等を配合してもよい。
常の洗浄方法による洗浄力は勿論のこと、塗布洗浄した
ときにも優れた皮脂汚れ除去効果を示し、使い勝手にも
優れるという特徴を有する。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
し、下記の試験を行なった。その結果を表1に示す。
し、金巾#2003布を浸漬して付着させた後、パーク
レンを乾燥除去し、人工汚染布とした。
当たり 0.2gの洗浄剤組成物を2cm×2cmの面積に塗布
し、5枚1組をターゴトメータにて100rpmで、次の条件
で洗浄した。 <洗浄条件> 洗浄時間 10分間 水の硬度 4° すすぎ 水道水で5分間 洗浄後、汚染布の洗浄剤組成物を塗布した部分を2cm×
2cmに正確に切り取り、5枚1組をクロロホルムを溶媒
とし12時間ソックスレー抽出を行った。また、未洗浄の
人工汚染布も同様に2cm×2cmに切り取り、同様に抽出
を行った。抽出液をエバポレーターを用いクロロホルム
を除去し、抽出トリオレイン量を求めた。次式により脱
脂率を求めた。
のEO付加物(平均付加モル数8) 非イオン界面活性剤a2 ;炭素数12直鎖1級アルコール
のEO付加物(平均付加モル数12) PEG 200;ポリエチレングリコール 平均分子量
200 PEG 2000;ポリエチレングリコール 平均分子量
2000 PEG 20000;ポリエチレングリコール 平均分子量 2
0000 PEG 20000;ポリエチレングリコール 平均分子量 2
0000 アルキルポリグルコシド;式 R3(OR4)xGy において、R3
は炭素数10〜14のアルキル基、xは0、y(縮合度)は平
均 1.5、G は炭素数6の還元糖である。 アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム;アルキル基は
炭素数12〜14の直鎖アルキル基である。 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム;
アルキル基は炭素数12〜14の直鎖アルキル基であり、エ
チレンオキサイド平均付加モル数は3である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)界面活性剤20〜60重量%、(b)
下記式(I)で示される化合物 0.1〜20重量%及び
(c)平均分子量 200〜5000のポリエチレングリコール
0.1〜20重量%含有することを特徴とする液体洗浄剤組
成物。 【化1】 〔式中、R1は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜8のアル
キル基、アリル基、ベンジル基又はフェニル基、R2は水
素又はメチル基、xは1〜10の数を示す。〕 - 【請求項2】 (a)成分の界面活性剤中に非イオン界
面活性剤を40〜100重量%含有する請求項1記載の液体
洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09266595A JP3279455B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH08283784A true JPH08283784A (ja) | 1996-10-29 |
JP3279455B2 JP3279455B2 (ja) | 2002-04-30 |
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JP09266595A Expired - Fee Related JP3279455B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 液体洗浄剤組成物 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3279455B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11269500A (ja) * | 1998-03-24 | 1999-10-05 | Kao Corp | 塗布用洗剤 |
JP2000169895A (ja) * | 1998-12-09 | 2000-06-20 | Kao Corp | 袋状容器入り液体洗浄剤 |
JP2000169878A (ja) * | 1998-12-07 | 2000-06-20 | Kao Corp | 液体洗浄剤物品 |
US11447720B2 (en) | 2017-05-30 | 2022-09-20 | Conopeo, Inc. | Liquid detergent composition |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP09266595A patent/JP3279455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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