JP2000169895A - 袋状容器入り液体洗浄剤 - Google Patents
袋状容器入り液体洗浄剤Info
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Abstract
袋状容器入り液体洗浄剤を提供する。 【解決手段】 特定の複合フィルム基材からなる小袋内
に、特定の非イオン性界面活性剤(a)と、特定のポリ
エーテル化合物(b)と、水溶性媒体(c)とを含有す
る液体洗浄剤組成物を収容した袋状容器入り液体洗浄
剤。
Description
た液体洗浄剤に関する。
8−157897号公報には屋外保存時でも小袋内にダ
マを発生させない安定な小袋入り液体洗浄剤が記載され
ているが、皮脂汚れ洗浄性及び長期保存安定性の点で満
足のいくものではなかった。
基、アリル基、ベンジル基又はフェニル基、R4 は水素
原子又はメチル基、xは1〜10の数を示す。〕 (c)水溶性媒体とを含有する袋状容器入り液体洗浄剤
を提供する。
で、直鎖の一級アルキル基であり、pが3〜9、qが1
〜3、rが2〜5が好ましい。式(1−a)の非イオン
界面活性剤は、周知の方法で合成された、もしくは天然
油脂から誘導されたR1 のアルキル基、アルケニル基を
有するアルコールにEO、POの順序で付加した後、再
度EOを付加することで合成される。
面活性剤も一般式(1)の非イオン界面活性剤と同様
に、炭素数10〜16のアルコールにEOを平均で4〜
20モル付加することで得られる。また、アルキル基又
はアルケニル基は直鎖又は分岐鎖の何れでも良い。
量%以上、より好ましくは12〜70重量%、更に好ま
しくは14〜60重量%である。
(3)で表される化合物が用いられる。中でも、皮脂汚
れ洗浄性能の上で、一般式(3)中のR3 がフェニル
基、R4が水素原子が好ましい。上記化合物(3)の製
造方法としては、一般式(3)において、xが1〜3及
びxが4〜10、好ましくはxが4〜6の中からそれぞ
れ任意に選び出し、それらを上記数的条件を満足する割
合で混合する方法、あるいは、炭素数1〜4の低級アル
コール、ベンジルアルコールもしくはフェノールに、E
O、PO等のオキシアルキレン化合物を水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ触媒の存在下で反応さ
せる方法等が挙げられる。上記一般式(3)の化合物
は、通常、式中のxの値が異なる化合物の混合物として
得られる。本発明では洗浄力、粘度、匂いの点で、x=
0の化合物は当該混合物中に1重量%以下、好ましくは
実質的に含有しないことであり、また、x>10の化合
物は4重量%以下、好ましくは1重量%以下である。ま
た平均付加モル数は2〜5が好ましい。なお、好ましい
混合物とするために、蒸留によりトップカットないしボ
トムカットを行ってもよく、また触媒を工夫し、より付
加モル数分布が狭い混合物を製造してもよい。(b)成
分を配合することにより、より洗浄力に優れ、且つ使い
勝手のよい液体洗浄剤を得ることができる。(a)成分
に対する(b)成分の重量比は洗浄性能及び保存安定性
の点で(b)/(a)=1/50〜1/1が好ましく、
特に1/10〜1/1が好ましい。
タノール、プロパノール、エチレングリコール等が挙げ
られ、組成物のバランス量が用いられる。
させたり、泡立ち性能を高めたり、すすぎをしやすくす
る等の目的で、他の非イオン界面活性剤や陰イオン界面
活性剤を配合できる。非イオン界面活性剤としては、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルアミンオ
キシド等が好適である。また、陰イオン界面活性剤とし
ては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸
エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩等が挙げられ
る。陰イオン界面活性剤(d)の(a)成分に対する重
量比は(d)/(a)=1/50〜1/1、特に1/2
0〜1/2が好ましい。
のために、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアル
カリ金属水酸化物、炭酸カリウムや炭酸ナトリウム等の
炭酸塩、珪酸ナトリウムや珪酸カリウム等の珪酸塩、モ
ノエタノールアミンやジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等のアルカノールアミン類等のアルカリ剤等
を添加することが可能であり、中でもアルカノールアミ
ンが好適である。
上のために、エチレンジアミン四酢酸塩、ニトリロトリ
酢酸塩、クエン酸塩等のキレート化剤を添加することも
可能である。
ては、通常洗浄剤組成物に用いられている種々の添加
剤、例えば低級アルコール、多価アルコール、低級アリ
ールスルホン酸塩等のハイドロトロープ剤、安息香酸
塩、イソチアゾロン化合物等の防腐剤、シリコーン等の
すすぎ向上剤、苦味催吐剤等の誤飲防止剤、カルシウム
塩、色素、酵素、香料、蛍光増白剤、酸化防止剤等を必
要に応じて添加することもできる。
ィルム基材を袋状に成形して得られる。この積層フィル
ム基材は、袋内面側に位置する最内層が直鎖状低密度ポ
リエチレンからなり、その外層側に袋としての機械的強
度を得るために補強フィルム層が1層又は2層以上積層
されてなる。
ィルムからなり、例えばナイロン系樹脂、ポリビニルア
ルコール系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン
系樹脂等の合成樹脂からなるフィルムが用いられる。
は、好ましくは50〜300μm、より好ましくは90
〜150μm、更に好ましくは130〜150μmであ
る。一方、補強フィルムの厚さは一層分の厚みとして好
ましくは10〜30μm、より好ましくは15〜20μ
mである。
期保存安定性に優れた袋状容器入り液体洗浄剤が得られ
る。
番号が最も大きいフィルムが最内層となるようにヒート
シールして袋状容器(容積600mL)を作製し、この
中に表1に示した液体洗浄剤組成物を充填して、小袋入
り液体洗浄剤を製造し、以下の試験を行った。結果を表
1に示す。
低密度ポリエチレン(130μm) ・容器II 積層フィルム;延伸ナイロン(15μm)/延伸ポ
リプロピレン(20μm)/直鎖状低密度ポリエチレ
ン(130μm) ・容器III 積層フィルム;延伸ポリエチレンテレフタレート(2
0μm)/直鎖状低密度ポリエチレン(130μm) ・容器IV 積層フィルム;延伸ポリプロピレン(20μm)/
エチレン−ビニルアルコールコポリマー(16μm)/
直鎖状低密度ポリエチレン(130μm) ・容器I' 積層フィルム;延伸ナイロン(15μm)/延伸ポ
リプロピレン(130μm) ・容器II' 積層フィルム;延伸ナイロン(15μm)/延伸ポ
リプロピレン(20μm)/延伸ポリエチレンテレフ
タレート(130μm) ・容器III' 積層フィルム;延伸ポリエチレンテレフタレート(2
0μm)/延伸ナイロン(130μm) 上記において括弧内はフィルムの厚さを示し、また、エ
チレン−ビニルアルコールコポリマーは中間層にのみ使
用される。
解し、金巾#2003布を浸漬して付着させた後、パー
クレンを乾燥除去し、人工汚染布とした。
枚当たり0.2gの洗浄剤組成物を2cm×2cmの面
積に塗布し、5枚1組をターゴトメータにて100rp
mで洗浄した(洗浄時間;10分間、水の硬度;4°、
すすぎ;水道水で5分間)。洗浄後、汚染布の洗浄剤組
成物を塗布した部分を切り取り、クロロホルムを溶媒と
し12時間ソックスレー抽出を行った。抽出液からクロ
ロホルムを留去し、抽出トリオレインの抽出量を求め、
次式により脱脂率を求めた。また、未洗浄の人工汚染布
についても同様に処理した。
れ20日間保存し、分離、白濁及び沈澱の有無を確認し
た。尚、評価基準は以下の通りである。 ○:40℃及び−5℃の両方とも、分離、白濁、沈澱を
生じない ×:40℃又は−5℃で、分離、白濁、沈澱が生じた
製、カルコール2098)にEOを4モル付加させた
後、POを3モル付加させ、さらにEOを3モル付加さ
せたもの ・a−2):炭素数12の直鎖アルコール(花王(株)
製、カルコール2098)にEOを7モル付加させた
後、POを2モル付加させたもの ・a−3):炭素数12,13の2級アルコールにEO
を7モル付加させたもの(日本触媒製、ソフタノール7
0) ・b−1):フェノールにEOを3モル付加したもの
(一般式(3)のR3 がフェニル基、xが3、R4 が水
素原子のもの) ・c−1):プロピレングリコール ・c−2):エタノール ・c−3):水 ・d−1):炭素数12〜14の直鎖アルキルベンゼン
スルホン酸ナトリウム ・e−1):モノエタノールアミン。
い比較例1は、脱脂力の点で実施例1〜4、特に実施例
2よりも劣る。一方、(a)成分と(b)成分をともに
含有する液体洗浄剤組成物であっても、最内層が直鎖状
低密度ポリエチレンフィルムでない容器の場合(比較例
2〜5)は、保存安定性の点で、実施例1〜4よりも劣
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも2層のプラスチック製フィル
ムを積層した複合フィルム基材からなる袋状容器内に、
液体洗浄剤組成物を収容した袋状容器入り液体洗浄剤で
あって、前記複合フィルム基材は、容器内面側最内層が
直鎖状低密度ポリエチレンフィルムからなり、この袋外
面側に補強用プラスチックフィルムが積層されてなり、
また、前記液体洗浄剤は、(a)下記一般式(1)で表
される非イオン界面活性剤及び/又は下記一般式(2)
で表される非イオン界面活性剤と、 R1−O(EO)l(PO)mH (1) R2−O(EO)nH (2) 〔式中、R1 ,R2 は同一又は異なる炭素数10〜16
のアルキル基又はアルケニル基、EOはエチレンオキシ
ド基、POはプロピレンオキシド基、l、m、nは平均
付加モル数であり、lは5〜16、mは1〜4、nは4
〜20の数を示す。〕 (b)下記一般式(3)で表される化合物と、 【化1】 〔式中、R3 は炭素数1〜4のアルキル基、アリル基、
ベンジル基又はフェニル基、R4 は水素原子又はメチル
基、xは1〜10の数を示す。〕 (c)水溶性媒体とを含有する袋状容器入り液体洗浄
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349707A JP2000169895A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 袋状容器入り液体洗浄剤 |
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JP10349707A JP2000169895A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 袋状容器入り液体洗浄剤 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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JP10349707A Pending JP2000169895A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 袋状容器入り液体洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000169895A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08157898A (ja) * | 1994-12-06 | 1996-06-18 | Lion Corp | プラスチック製小袋入り液体洗浄剤 |
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-
1998
- 1998-12-09 JP JP10349707A patent/JP2000169895A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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