JPS6392698A - 台所用洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は台所用洗浄剤組成物、更に詳しくは特定の界面
活性剤を含有し、食器ばかりでな（、フキンまで安心し
て洗う事が出来る洗浄剤組成物に関する。

〔従来の技術及び問題点〕

従来、台所洗剤は食器を手で洗うことを主体としている
為に、手荒れ性を極力低下させた組成物になっている。

これらは主にアミンオキサイドと高級アルコール・エー
テルサルフェートとを組み合わせた配合で、手に対する
刺激性が少なく、又、洗浄力も高く、泡立ちも豊富であ
る為に、台所用洗剤の主流になっている。

又、α−オレフィンスルホン酸塩は、アルキルベンゼン
スルホン酸塩・高級アルコール硫酸塩・高級アルコール
エトキシ硫酸塩と並んで台所用洗剤に用いられる界面活
性剤として、近年その開発が進んでいる。即ち、α−オ
レフィンスルホン酸塩は、近年の石油化学工業の進歩に
よりその原料オレフィンの価格的有利性及びその界面活
性剤としての性能により応用開発が進んできた。

しかしながら、α−オレフィンスルホン酸塩又はアミン
オキサイドを使用した台所洗浄剤では、油汚れの付着し
た食器の洗浄には特に問題はないが、フキンを洗浄した
時に異臭がつくという重大な欠点がある。この異臭は、
日中屋外に長時間日干しすると更に助長される。

ワキンは、洗った食器を片付けるのに用いたり、その他
“食”に関係する種々の補助的役割を果たしている。台
所での“におい”は異臭はもとより、芳香でさえも、食
べる“味”に影響を与える為に特に注意すべき点であり
、その対策が望まれていた。勿論、α−オレフィンスル
ホン酸塩又はアミンオキサイドを含まない洗剤を用いれ
ば容易に解決出来る問題ではあるが、その為にまた別の
洗剤を用いるのも消費者にとっては煩わしく、食器・フ
キンを一つの洗剤で洗うことが当然好ましいことである
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは斯かる問題を解決すべく鋭意検討した結果
、上記組成の洗浄剤であっても、特定の化合物を添加す
る事により大幅に異臭の発生を抑制出来る事を見出し、
本発明を完成した。

即ち、本発明は、平均１２〜１８の炭素原子を有するα
−オレフィンスルホン酸塩又は平均１０〜１６のアルキ
ル基を有するモノ長鎖アルキルアミンオキサイドを含有
する台所用洗浄剤組成物において、 イ）炭素数８〜１０の脂肪族アルデヒドロ）炭素数７〜
１５の芳香族アルデヒドハ）アンスラニル酸の低級アル
キルエステルからなる群より選ばれる少な（とも一種類
の化合物を含有せしめたことを特徴とする台所用洗浄剤
組成物を提供するものである。

本発明に使用される平均１２〜１８の炭素原子を１分子
中に有するα−オレフィンスルホン酸塩はオレフィンを
通常の連続薄膜型スルホン化装置でスルホン化後、中和
、加水分解して得られる。この場合、原料オレフィンと
してはワックスクラッキング法、チーグラー法による重
合法、又はそれらの改良法で得られるＣ　Ｉ　Ｚ　””
”　ＣＩ　８のα−オレフィン：ＣＩｚ〜ＣＩｌ＋のイ
ンナーオレフィン：０１□〜ＣＩｌ＋のビニリデンオレ
フィン：及びそれらの混合物が使用される。又塩として
はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、特にマグネシ
ウム塩及びそれらの混合物が使用される。

又、モノ長鎖アルキルアミンオキサイドは、下記式（１
１ ％式％（１） Ｒ：炭素数自。〜Ｃ１＆のアルキル基又はアルケニル基 Ｒｏ：炭素数Ｃ２〜Ｃ１の低級アルキル、ヒドロキシア
ルキル で示される化合物であり、最も一般的には炭素数ＣＩ　
Ｏ”　ＣＩ　６のアルキルジメチルアミンオキサイドで
、特にＣＩ２　”ＣＩ４のアルキルジメチルアミンオキ
サイドが良い。

このアミンオキサイドは、脂肪酸をアンモニアでニトリ
ル化し、更にこれを水素添加でアルキルアミンとし、メ
チルクロライドを反応させアルキルジメチルアミンとし
、最後に酸化剤で酸化することにより、目的の化合物を
容易に得ることができる。

台所用洗浄剤に於いては、アミンオキサイドは最も一般
的にはアルキル基の平均炭素数Ｃ１〜Ｃ１？でエチレン
オキサイド付加モル数１〜ＩＯのアルキルエーテルサル
フェートと併用して用いられるが、必要によりその他α
、β陰イオン活性剤及び非イオン活性剤と、組み合わせ
て用いられている。

α−オレフィンスルホン酸塩が使用される場合、その配
合量は一般に２〜３５重景％（以下％と略す）である。

アルキルアミンオキサイドは通常１〜１０％、最も一般
的には１．５〜５％配合されている。

本発明に用いるイ）炭素数８〜１０の脂肪族アルデヒド
としては、オクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、デ
シルアルデヒド、３．７−シメチルー２．６−オクタゾ
イエナール、３．７−シメチルー６−オクテンー１−ア
ール、７−ヒドロキシ−３，７−シメチルオクタンー１
−アール、ジーヒドロクミニルアルデヒド等が例示され
る。

ロ）炭素数７〜１５の芳香族アルデヒドとしては、ベン
ズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、３−フェニ
ルプロピオンアルデヒド、シンナミンクアルデヒド、α
−ｎ−アミルシンナミンクアルデヒド、α−ｎ−へキシ
ルシンナミックアルデヒド、Ｐ−メトキシベンズアルデ
ヒド、Ｐ−イソプロピルベンズアルデヒド、３，４−メ
チレンジオキシベンズアルデヒド、α−メチル−３，４
−メチレンジオキシ−ヒドロシンナミックアルデヒド、
Ｐ−イソプロピル−α−メチル−ヒドロシンナミックア
ルデヒド、Ｐ−第三級ブチル−α−メチル−ヒドロシン
ナミックアルデヒド、０−ヒドロキンベンズアルデヒド
、α−メチルフェニルアセトアルデヒド、４−ヒドロキ
シ−３−メトキシ−ベンズアルデヒド、３−エトキシ−
４−ヒドロキシベンズアルデヒド等が例示される。

ハ）アンスラニル酸の低級アルキルエステルとしては、
アンスラニル酸メチル及びアンスラニル酸エチル等が例
示される。

これら（イ）、（ロ）の化合物及び（ハ）に示される化
合物の配合量は、０．０００１〜０．２％、好ましくは
０．０００５〜０．０５％が良い。ｏ、ｏｏｏｉ％以下
では効果が不十分であるし、又０．２％以上では不経済
である。

α−オレフィンスルホン酸塩アミンオキサイドを含む台
所用洗剤が何故異臭を発生ずるかは明確ではないが、洗
浄した時にワキシに残存する微量のアミンオキサイドが
、分解を受は相当する脂肪族アルデヒドを生じ異臭を発
するものと考えられる。

これら炭素数の高い脂肪族アルデヒドは極めて不快臭を
伴う化合物であるが、これらのアルデヒドに対し全く構
造的に類似する前記（イ）、（ロ）で定義されるアルデ
ヒド或いは（ハ）の化合物が異臭の発生を抑制する事実
は極めて驚くべき現象である。

この臭い発生の機構が完全に解明されていない為に、何
故これらの物質が異臭発生を防止するかは明確ではない
が、異臭の原因となるアルデヒドとアルドール縮合を徐
々に行い、無臭化、或いは本発明の特定化合物が衣料に
付着した後、自己酸化され、異臭原因のアルデヒドの発
生を抑制する、等々の理由が考えられる。

本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分に加え下記種
々の界面活性剤を併用することができる。

陰イオン界面活性剤としては、直鎖又は分岐アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキル又は、アルケニルエーテ
ル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、αスルホ脂
肪酸塩又はそのエステル塩、アルカンスルホン酸塩、飽
和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエーテ
ルカルボン酸塩、アミノ酸型界面活性剤、Ｎ−アシルア
ミノ酸型界面活性剤、アルキル又はアルケニル燐酸エス
テル又はその塩などが例示される。

両性界面活性剤としては、カルボキシ又はスルホヘクイ
ン型界面活性剤など、非イオン界面活性剤としては、ポ
リオキシアルギレンアルキル又はアルケニルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、高級脂
肪ｎアルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド
付加物、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸エステ）ｖ　Ｊ
ＡＲ肪酸クリセリンモノエステル、アルキルアミンオキ
サイドなど、カチオン性界面活性剤としては、第４級ア
ンモニウム塩などが例示される。

本発明の組成物には更に必要により、エタノール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等
の一価或いは多価アルコールの如き溶剤、パラトルエン
スルフォン酸塩、キシレンスルホン酸塩、尿素の如きハ
イドロトロープ剤、その他、殺菌剤、染料、顔料等々が
任意に添加することができる。

本発明の組成物は最終的にはｐｌ＋を６〜８に調製する
が、この調製は任意の有機又は無機の酸或いはアルカリ
剤を添加して出来る。

本発明による洗剤は食器の洗浄ばかりでなく、ワキシを
洗浄しても異臭を発生する事なく安心して洗う事が出来
る。

〔実施例〕

以下実施例により更に本発明を説明する。

実施例Ｉ Ａ　　　　　Ｂ α−オレフィンスルホン酸　６０ ナトリウム（炭素数１４） ラウリルジェタノールアマ　４４ イド エチルアルコール　　　　　５５ パラトルエンスルホン酸す　２２ トリウム イオン交換水　　　　　　バランス　バランス上記組成
の台所用洗浄剤Ａ及びＢの０．４％水溶液を２１作り、
この洗剤溶液に木綿製のワキシを１時間浸漬し、よくし
ぼった後、新しい水道水２１の中で手でよくすすぎをし
、よくしぼった。再度新しい水道水２１液中で同様な操
作を行った後、゛室内及び晴天時に日干し５時間乾燥し
た。

乾燥後、特に匂いに敏感な女性パネラ−１０名（年令１
８歳〜３６歳）にワキシの匂いをかいでもらい、洗浄剤
Ｂで処理し室内乾燥したワキシと比較して異臭を認める
かどうか質問した。結果を下記に示す。

異臭認知人数（１０名中） Ｂ　　天日乾燥　　　　　　　Ｏ人 実施例２ 実施例１で用いたＡ配合の洗浄剤組成物に表−１に示す
各種の添加物を添加し、実施例１と同様に匂いの評価を
行った。

結果を併せて表−１に示す。

表１続き 実施例３ ＲＯ（ＥＯ）ｎ、ｏｓＯｚＮａ（ｌン：平均ＣＩ２．６
）　　　　　１７アルキルジメチルアミンオキサイド （アルキル基’　ＣＩ２３５９’６、Ｃ＋ａ６５％）　
　３ラウリルジエタノールアマイド　　　　　４パラト
ルエンスルホン酸ナトリウム　　　２エタノール　　　
　　　　　　　　　　　２イオン交換水　　　　　　　
　　　　バランス＜ｐｎ　＝　７．２） なる組成の食器洗剤を調製し、表−２に示す各種の化合
物を所定量添加したものをサンプルとした。

かくして得られた洗剤の０．４％水溶液を２ｐ作り、こ
の液に木綿製のワキンを４０’Ｃで１時間浸潤し、よく
しぼった後、新しい水道水２ｅ液中で、手でよ（すすぎ
をし、よくしぼった。再度行しい水道水２１液中で同様
な操作を行った後、室温で乾燥した。この乾燥したワキ
ンを広口のガラスビン（５００ｃｃ容量）に密閉し、１
時間保存（４０℃）後、ガラスビンのふたを開け、その
不快臭のイｌ僚を４’１１定した。

結果を表＝’　２　Ｂこｉｊｔせて示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　平均１２〜１８の炭素原子を有するα−オレフィン
   スルホン酸塩又は平均１０〜１６のアルキル基を有する
   モノ長鎖アルキルアミンオキサイドを含有する台所用洗
   浄剤組成物において、 イ）炭素数８〜１０の脂肪族アルデヒド ロ）炭素数７〜１５の芳香族アルデヒド ハ）アンスラニル酸の低級アルキルエステルからなる群
   より選ばれる少なくとも一種類の化合物 を含有せしめたことを特徴とする台所用洗浄剤組成物。