JP2001164298A

JP2001164298A - 液体洗浄剤組成物

Info

Publication number: JP2001164298A
Application number: JP35207399A
Authority: JP
Inventors: Tomohiro Yamazaki; 奉裕山崎; Kiyoshi Kanehira; 澄金平
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1999-12-10
Filing date: 1999-12-10
Publication date: 2001-06-19

Abstract

(57)【要約】【課題】すすぎ性が良好であり、かつ、実使用上液体
表面のゲル化による皮膜形成の問題が生じない液体洗浄
剤組成物の提供。【解決手段】（ａ）次の一般式（Ｉ）で表わされる非
イオン界面活性剤；Ｒ−Ｏ−(ＥＯ)ｎ−(ＡＯ)ｍ−Ｈ（Ｉ）（式中、Ｒは炭素数１０〜２０のアルキル基またはアル
ケニル基を表す；ＥＯはエチレンオキサイドを表す；ｎ
はエチレンオキサイドの平均付加モル数を表す；ＡＯは
炭素数３または４のアルキレンオキサイドを表す；ｍは
アルキレンオキサイドの平均付加モル数を表す。但し、
エチレンオキサイドの平均付加モル数が３〜３０、炭素
数３または４のアルキレンオキサイドの平均付加モル数
が１〜５であり、かつ、エチレンオキサイドの平均付加
モル数の前後±２モルの範囲の非イオン界面活性剤の合
計含有量がその非イオン界面活性剤全重量の５５％以上
である。）及び（ｂ）グリコール系溶剤を含有する液体
洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、衣料、台所、浴室
等に使用される液体洗浄剤組成物に関する。

【従来の技術】衣類の洗濯に使用される液体洗剤は、粉
末洗剤と比べて溶解性が良好であり、また、汚れに直接
塗布することで高い洗浄効果が得られるといった点で優
れている。一般的に、液体洗剤には粉末洗剤に配合され
るゼオライトなどのビルダーは液安定性の点で配合しに
くいため、耐硬水性に優れる非イオン界面活性剤が主に
用いられている。しかし、耐硬水性に優れるがために非
イオン界面活性剤は比較的低濃度でも起泡性が良く、陰
イオン界面活性剤などに比べすすぎ性に劣る。従来より
低起泡性非イオン界面活性剤としては、ポリオキシプロ
ピレングリコールにエチレンオキサイドを付加重合させ
たプルロニック系に代表されるポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンブロックポリマーまたは、高級アルコ
ールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドが付
加重合したポリオキシエチレンポリオキシプロピレンア
ルキルエーテル系非イオン界面活性剤が一般的に用いら
れている。しかしながら、前者は、低起泡性であるが界
面活性能は低く衣料用洗浄剤として十分な洗浄力は発揮
しない。後者は、界面活性能は前者より優れるものの、
低起泡性は十分ではなくすすぎ性は必ずしも満足されて
いない。

【０００２】ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
アルキルエーテル系非イオン界面活性剤のすすぎ性に関
しては、エチレンオキサイドの付加モル分布を狭めるこ
とによって低起泡性にすることができると特開平6-1165
87号公報に記載されている。しかしながら、非イオン界
面活性剤を主基剤として液体洗浄剤組成物を提供するに
あたっては、実使用上いくつかの問題の発生を想定しな
ければならない。そのうちの１つに皮膜形成が挙げられ
る。実使用においては、洗浄剤が収納されている容器の
キャップが開けられたまま放置されたり、また、全自動
洗濯機の時間指定による予約洗濯において、洗浄剤が洗
剤投入ケースにいれられたまま放置されるといったこと
はよくあることである。このように開放系で液体洗浄剤
が放置された場合、表面から水分が蒸発することで表面
付近の非イオン界面活性剤濃度が上昇し、界面活性剤の
ゲル化領域に入ったところでついには表面に皮膜が形成
する。皮膜が形成されると液体洗浄剤の流動性が悪くな
り使用に支障をきたす結果となってしまう。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、すす
ぎ性が良好であり、かつ、実使用上液体表面のゲル化に
よる皮膜形成の問題が生じない液体洗浄剤組成物を提供
することにある。

【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリオキ
シエチレンポリオキシアルキレンアルキルエーテル系非
イオン界面活性剤においてエチレンオキサイドの付加モ
ル数分布を限定した特定のものとグリコール系溶剤を併
用することで、すすぎ性が良好で、かつ、実使用上問題
のない皮膜形成防止性を有する液体洗浄剤組成物を得ら
れることを発見し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、（ａ）次の一般式（Ｉ）で表わされる非イオン界面活性
剤；Ｒ−Ｏ−(ＥＯ)ｎ−(ＡＯ)ｍ−Ｈ（Ｉ）（式中、Ｒは炭素数１０〜２０のアルキル基またはアル
ケニル基を表す；ＥＯはエチレンオキサイドを表す；ｎ
はエチレンオキサイドの平均付加モル数を表す；ＡＯは
炭素数３または４のアルキレンオキサイドを表す；ｍは
アルキレンオキサイドの平均付加モル数を表す。但し、
エチレンオキサイドの平均付加モル数が３〜３０、炭素
数３または４のアルキレンオキサイドの平均付加モル数
が１〜５であり、かつ、エチレンオキサイドの平均付加
モル数の前後±２モルの範囲の非イオン界面活性剤の合
計含有量がその非イオン界面活性剤全質量の５５質量％
以上である。）及び（ｂ）グリコール系溶剤を含有する
ことを特徴とする液体洗浄剤組成物を提供するものであ
る。

【０００４】

【発明の実施の形態】（ａ）成分の非イオン界面活性剤
は、一般式（Ｉ）で表わされ、式中、Ｒは炭素数10〜2
0、好ましくは12〜18のアルキル基またはアルケニル基
であり、炭素数12〜15のアルキル基が洗浄力の点から特
に好ましい。また、エチレンオキサイドの平均付加モル
数は３〜30、好ましくは５〜25であり、７〜20が特に好
ましい。エチレンオキサイドの平均付加モル数がこの範
囲内にあると、洗浄力及び皮膜形成防止性に優れるので
好ましい。式中、ＡＯは炭素数３または４、生分解性の
点から好ましくは３のアルキレンオキサイドであり、そ
の平均付加モル数は１〜５、好ましくは２〜４である。
アルキレンオキサイドの平均付加モル数がこの範囲内に
あると、すすぎ性及び生分解性に優れるので好ましい。

【０００５】エチレンオキサイドとアルキレンオキサイ
ドの付加形態は、エチレンオキサイドをブロック付加し
た後、アルキレンオキサイドをブロック付加する。ただ
し、すすぎ性の点から、エチレンオキサイドは狭い付加
モル分布で付加されていることが必要であり、具体的に
はエチレンオキサイドの平均付加モル数の前後±２モル
の範囲の非イオン界面活性剤の合計含有量のその非イオ
ン界面活性剤全質量に対する割合をナロー率と定義する
と、ナロー率は55％以上でなければならず、65％以上が
好ましい。ナロー率の高い非イオン界面活性剤の製造法
は、特に限定されるものではなく、常法によりエチレン
オキサイドを付加したナロー率の低い反応生成物から、
蒸留等により必要分子量範囲のものを分取し、次いで、
アルキレンオキサイドを常法により付加することで得ら
れる。また、例えば、特開平8-268919号公報記載の方法
を用いてエチレンオキサイドとアルキレンオキサイドを
順次付加すれば、ナロー率の高い非イオン界面活性剤を
容易に得ることができる。なお、ナロー率は、エチレン
オキサイドを付加した段階で、高速液体クロマトグラフ
ィーを用いることで容易に測定することができる。本発
明において、（ａ）成分は、組成物全体を基準として、
好ましくは10〜60質量％、より好ましくは15〜50質量％
配合される。（ａ）成分がこの範囲内にあると、洗浄力
及び使用時水に希釈する際の洗浄剤組成物の溶解性に優
れるので好ましい。また、（ａ）成分の非イオン界面活
性剤は１種又は２種以上の混合物でもよい。

【０００６】（ｂ）成分のグリコール系溶剤は、皮膜形
成防止性を有し、デービス式で求められるＨＬＢ値が好
ましくは５〜６０、より好ましくは６〜２０であるもの
が好ましい。具体的には、アルキレングリコール、ポリ
アルキレングリコール、アルキレングリコールアルキル
エーテル、ポリアルキレングリコールアルキルエーテル
が含まれ、ポリアルキレングリコールとポリアルキレン
グリコールアルキルエーテルが好ましく、ポリアルキレ
ングリコールが特に好ましい。アルキレングリコールと
しては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
２−メチル−２,４−ペンタンジオール等が挙げられ
る。ポリアルキレングリコールとしては、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられ
る。アルキレングリコールアルキルエーテルとしては、
フェノキシエタノール、ブトキシエタノール等が挙げら
れる。ポリアルキレングリコールアルキルエーテルとし
ては、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、
モノエチレングリコールジプロピレングリコールモノブ
チルエーテル等が挙げられる。本発明において、（ｂ）
成分は、組成物全体を基準として、好ましくは1〜20質
量％、より好ましくは2〜10質量％配合される。（ｂ）
成分がこの範囲内にあると皮膜形成防止性及び経済性に
優れるので好ましい。また、（ｂ）成分のグリコール系
溶剤は１種又は２種以上の混合物でもよい。

【０００７】本発明の液体洗浄剤組成物は上記成分を含
有し、残部を水とすることができる。水の配合量は１０
〜８９質量％であるのが好ましく、より好ましくは２５
〜７５質量％、さらに好ましくは３５〜７０質量％であ
る。さらに本発明の液体洗浄剤組成物には、洗浄力を向
上させるためにアルカノールアミン等のアルカリ剤を配
合することができる。アルカノールアミンとしては、例
えば、以下の式で示されるアルカノールアミンを好適に
用いることができる。（ＨＯ−Ｒ₁）ｐ−ＮＨ_(3-p) 式中、Ｒ₁はアルキレン基を示し、ｐは１〜３の整数を
示す。上記式において、Ｒ₁としては、炭素数１〜５、
好ましくは１〜３のアルキレン基を好適に使用すること
ができる。アルキレン基としては、分岐を有するもので
もよい。好ましいアルカノールアミンとしては、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン等が挙げられる。アルカノールアミンの配合量
は、本発明の液体洗浄剤組成物の全質量を基準として、
好ましくは０〜２０％、より好ましくは０〜１０％であ
る。

【０００８】また、本発明組成物には、すすぎ性を悪化
させない程度で陰イオン、陽イオン、非イオン、両性界
面活性剤を配合することができる。陰イオン界面活性剤
としては、炭素数８〜16の疎水鎖を有するアルキルベン
ゼンスルホン酸塩、炭素数10〜20の疎水鎖を有するアル
キル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩、炭素数10〜20の疎水
鎖を有するオレフィンスルホン酸塩、炭素数10〜20の疎
水鎖を有するアルカンスルホン酸塩、炭素数10〜20の疎
水基を有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数１〜
８のアルキルエーテル硫酸塩又はアルキルエーテルカル
ボン酸塩、炭素数10〜20の高級脂肪酸塩、炭素数８〜20
の飽和又は不飽和α−スルホ脂肪酸塩又はそのメチル、
エチルもしくはプロピルエステル等が挙げられる。陽イ
オン界面活性剤としては、炭素数10〜20の疎水基を有す
るモノアルキルトリメチルアンモニウムクロライド又は
ブロマイド、炭素数10〜20の疎水基を有するジアルキル
ジメチルアンモニウムクロライド又はブロマイド等が挙
げられる。非イオン界面活性剤としては、炭素数10〜18
疎水基を有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数１
〜30、すすぎ性の点から好ましくはナロー率55％以上の
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、炭素数８〜18疎
水基を有し、グルコースユニットの平均付加モル数１〜
10のアルキルポリグルコシド、炭素数10〜20の脂肪酸ジ
エタノールアミド、炭素数10〜20疎水基を有し、エチレ
ンオキサイドの平均付加モル数１〜30、すすぎ性の点か
ら好ましくはナロー率55％以上のメトキシポリオキシエ
チレンアルカノエート等が挙げられる。両性界面活性剤
としては、炭素数８〜16の疎水基を有するアルキルジメ
チルアミンオキシド、炭素数８〜16の疎水基を有するア
ルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ジメチルヘキサデ
シルカルボキシメチルアンモニウムベタイン、ジメチル
ヘキサデシルスルホプロピレンアンモニウムベタイン等
が挙げられる。

【０００９】その他配合可能な任意成分として、ポリア
クリル酸塩、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチル
セルロース、ソイルリリースポリマー等の再汚染防止
剤；プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ
等の酵素；ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリ
コーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン系風合い
向上剤；ｐ−トルエンスルホン酸塩等の低級アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、尿素等
の可溶化剤；エタノール等の低級アルコール、蛍光剤、
香料、色素、酸化防止剤、抗菌剤等が挙げられる。本発
明組成物のｐＨは好ましくは6.0〜11.0であり、より好
ましくは6.5〜10.5である。ｐＨがこの範囲内にあると
洗浄力に優れ、実使用において液が飛び散って目に入っ
た場合でも刺激が少ないので安全性にも優れる。

【００１０】本発明の洗浄剤組成物を用いて衣類を洗浄
する場合には、直接衣類に塗布してもよいし、水に溶か
して衣類を浸漬してもよい。もちろん、衣類を漬け置き
せずに直接洗濯機等で洗浄してもよい。本発明の洗浄剤
組成物を水に溶かして衣類を浸漬する場合、一般式
（Ｉ）で表わされる非イオン界面活性剤の浴槽濃度が0.
02〜0.5質量％となるように添加すればよい。洗濯機等
で洗浄する場合には、一般式（Ｉ）で表わされる非イオ
ン界面活性剤の浴槽濃度が0.01〜0.1質量％となるよう
に添加すればよい。

【発明の効果】本発明によれば、衣料用洗浄剤としてす
すぎ性が良好で、かつ、実使用上問題のない皮膜形成防
止性を有する液体洗浄剤組成物を得ることができる。

【００１１】

【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。＜（ａ）成分＞（１）：炭素鎖13の分岐鎖含有高級アルコール（三菱化
学（株）製、ダイアドール13、直鎖率60％）に５モルの
エチレンオキサイドを付加させた後、４モルのプロピレ
ンオキサイドを付加させた非イオン界面活性剤（ナロー
率：93％）（２）：炭素鎖13の分岐鎖含有高級アルコール（三菱化
学（株）製、ダイアドール13、直鎖率60％）に９モルの
エチレンオキサイドを付加させた後、３モルのプロピレ
ンオキサイドを付加させた非イオン界面活性剤（ナロー
率：82％）（３）：炭素鎖13の分岐鎖含有高級アルコール（三菱化
学（株）製、ダイアドール13、直鎖率60％）に15モルの
エチレンオキサイドを付加させた後、３モルのプロピレ
ンオキサイドを付加させた非イオン界面活性剤（ナロー
率：65％）（４）：炭素鎖13の分岐鎖含有高級アルコール（三菱化
学（株）製、ダイアドール13、直鎖率60％）に７モルの
エチレンオキサイドを付加した後、２モルのプロピレン
オキサイドを付加させた非イオン界面活性剤（ナロー
率：47％）（５）：炭素鎖13の分岐鎖含有高級アルコール（三菱化
学（株）製、ダイアドール13、直鎖率60％）に15モルの
エチレンオキサイドを付加させた非イオン界面活性剤
（ナロー率：65％）（６）：炭素鎖13の分岐鎖含有高級アルコール（三菱化
学（株）製、ダイアドール13、直鎖率60％）に８モルの
エチレンオキサイドを付加させた非イオン界面活性剤
（ナロー率：88％）

【００１２】＜（ｂ）成分＞（１）：平均分子量1000のポリエチレングリコール（２）：平均分子量1000のポリプロピレングリコール（３）：トリエチレングリコールモノフェニルエーテル（４）：モノエチレングリコールジプロピレングリコー
ルモノブチルエーテル（５）：２−メチル−２,４−ペンタンジオール実施例１上記の（ａ）成分（ｂ）成分を用いて、表１に示す組成
の液体洗浄剤組成物を調製し、以下の方法ですすぎ性と
皮膜形成防止性を評価した。＜すすぎ性の評価方法＞二槽式洗濯機（三菱電機製、CW
-C30A1-H）の洗濯槽に水道水（25℃、４°ＤＨ）を30Ｌ
入れ、そこに表１の液体洗浄剤組成物20ｇと綿肌シャツ
（ＢＶＤ製）１ｋｇを投入し10分間攪拌する。次いで、
綿肌シャツを脱水槽で１分間脱水した後、水道水（25
℃、４°ＤＨ）を30Ｌ入れた洗濯槽に投入し３分間攪拌
する。この脱水、攪拌の操作をもう一度繰り返し、攪拌
が終了してから30秒後の水面の泡の残り具合を観察する
ことですすぎ性を評価した。以下の実施例においてすす
ぎ性は、泡の残り具合を以下の基準で分類した結果とし
て表わした。 ○ ：泡膜はまったくない、もしくは薄い泡膜が多少
残っている ○’ ：２４時間経過後、ごくわずかに皮膜の形成が認
められるが、実使用上は問題ない △ ：薄い泡膜が一面に残っている、もしくは泡が多
少残っている × ：泡が一面に残っている＜皮膜形成防止性の評価方法＞表１の液体洗浄剤組成物
を直径５ｃｍのシャーレに５ｇ計り取り、シャーレの上
部を開放した状態で、温度25℃、相対湿度65％の室内に
放置し、皮膜が形成するまでの時間を測定することで皮
膜形成防止性を評価した。以下の実施例において皮膜形
成防止性は、以下の基準で分類した結果として表わし
た。 ○ ：24時間以上皮膜の形成が認められない ○′ ：24時間経過後、ごくわずかに皮膜の形成が認め
られるが、実使用上は問題ないレベル △ ：１時間以上24時間以内に皮膜の形成が認められ
る × ：１時間以内に皮膜の形成が認められる

【００１３】

【表１】 *1：直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム（アル
キル基：炭素数10〜12） *2：モノアルキルトリメチルアンモニウムクロライド
（アルキル基：炭素数16〜18） *3：Evalase 16L（NOVO Nordisk製） *4：香料組成の具体例を表２に示す *5：水の量Ｂは全体を100とするためのバランス量の略 *6：硫酸、水酸化ナトリウムで調整

【００１４】

【表２】

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１２年３月２４日（２０００．３．２
４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１２】＜（ｂ）成分＞（１）：平均分子量1000のポリエチレングリコール（２）：平均分子量1000のポリプロピレングリコール（３）：トリエチレングリコールモノフェニルエーテル（４）：モノエチレングリコールジプロピレングリコー
ルモノブチルエーテル（５）：２−メチル−２,４−ペンタンジオール実施例１上記の（ａ）成分（ｂ）成分を用いて、表１に示す組成
の液体洗浄剤組成物を調製し、以下の方法ですすぎ性と
皮膜形成防止性を評価した。＜すすぎ性の評価方法＞二槽式洗濯機（三菱電機製、CW
-C30A1-H）の洗濯槽に水道水（25℃、４°ＤＨ）を30Ｌ
入れ、そこに表１の液体洗浄剤組成物20ｇと綿肌シャツ
（ＢＶＤ製）１ｋｇを投入し10分間攪拌する。次いで、
綿肌シャツを脱水槽で１分間脱水した後、水道水（25
℃、４°ＤＨ）を30Ｌ入れた洗濯槽に投入し３分間攪拌
する。この脱水、攪拌の操作をもう一度繰り返し、攪拌
が終了してから30秒後の水面の泡の残り具合を観察する
ことですすぎ性を評価した。以下の実施例においてすす
ぎ性は、泡の残り具合を以下の基準で分類した結果とし
て表わした。 ○ ：泡膜はまったくない、もしくは薄い泡膜が多少
残っている △ ：薄い泡膜が一面に残っている、もしくは泡が多
少残っている × ：泡が一面に残っている＜皮膜形成防止性の評価方法＞表１の液体洗浄剤組成物
を直径５ｃｍのシャーレに５ｇ計り取り、シャーレの上
部を開放した状態で、温度25℃、相対湿度65％の室内に
放置し、皮膜が形成するまでの時間を測定することで皮
膜形成防止性を評価した。以下の実施例において皮膜形
成防止性は、以下の基準で分類した結果として表わし
た。 ○ ：24時間以上皮膜の形成が認められない ○′ ：24時間経過後、ごくわずかに皮膜の形成が認め
られるが、実使用上は問題ないレベル △ ：１時間以上24時間以内に皮膜の形成が認められ
る × ：１時間以内に皮膜の形成が認められる

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 4H003 AB19 AC08 AC23 AE05 BA12 DA01 EA21 EB04 EB14 EB34 EB36 EC01 ED02 ED29 FA23 FA35

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（ａ）次の一般式（Ｉ）で表わされる非
イオン界面活性剤；Ｒ−Ｏ−(ＥＯ)ｎ−(ＡＯ)ｍ−Ｈ（Ｉ）（式中、Ｒは炭素数１０〜２０のアルキル基またはアル
ケニル基を表す；ＥＯはエチレンオキサイドを表す；ｎ
はエチレンオキサイドの平均付加モル数を表す；ＡＯは
炭素数３または４のアルキレンオキサイドを表す；ｍは
アルキレンオキサイドの平均付加モル数を表す。但し、
エチレンオキサイドの平均付加モル数が３〜３０、炭素
数３または４のアルキレンオキサイドの平均付加モル数
が１〜５であり、かつ、エチレンオキサイドの平均付加
モル数の前後±２モルの範囲の非イオン界面活性剤の合
計含有量がその非イオン界面活性剤全質量の５５％以上
である。）及び（ｂ）グリコール系溶剤を含有すること
を特徴とする液体洗浄剤組成物。