JP3429691B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は液体洗浄剤組成物に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、液体洗浄剤は綿、麻、合成繊維等の衣類に対してソ
フトなイメージがあり、そのため、衣類に対する柔軟化
効果を有する液体洗浄剤の開発が以前から行われてき
た。特開昭６０−２１５０９９号公報、特開平９−６７
５９４号公報にはアミノ変性シリコーン又はその誘導体
を配合した洗浄剤が優れた柔軟化効果又は優れたフェル
ト収縮防止効果を有していることが記載されている。ま
た特開平１０−６０４８０号公報にはアミノ変性シリコ
ーン誘導体と特定の非イオン界面活性剤とを配合した洗
浄剤が適度な洗浄力を有し、風合いと寸法安定性に優れ
ていることが記載されている。しかしながら、これらの
技術による衣類の柔軟化効果は不充分であり、更に優れ
た柔軟化効果を付与した液体洗浄剤の開発が望まれる。
また、ウール等の衣料は水系の洗濯液に対して充分に濡
れにくく、織物等の内部への浸透性もよくないため、洗
浄性も不充分であり、この点の改良も強く要望されてい
る。
り、液体洗浄剤は綿、麻、合成繊維等の衣類に対してソ
フトなイメージがあり、そのため、衣類に対する柔軟化
効果を有する液体洗浄剤の開発が以前から行われてき
た。特開昭６０−２１５０９９号公報、特開平９−６７
５９４号公報にはアミノ変性シリコーン又はその誘導体
を配合した洗浄剤が優れた柔軟化効果又は優れたフェル
ト収縮防止効果を有していることが記載されている。ま
た特開平１０−６０４８０号公報にはアミノ変性シリコ
ーン誘導体と特定の非イオン界面活性剤とを配合した洗
浄剤が適度な洗浄力を有し、風合いと寸法安定性に優れ
ていることが記載されている。しかしながら、これらの
技術による衣類の柔軟化効果は不充分であり、更に優れ
た柔軟化効果を付与した液体洗浄剤の開発が望まれる。
また、ウール等の衣料は水系の洗濯液に対して充分に濡
れにくく、織物等の内部への浸透性もよくないため、洗
浄性も不充分であり、この点の改良も強く要望されてい
る。
【０００３】
【０００４】
【化３】
【０００５】〔式中、ｌ＝１００〜６００であり、ｍ、
ｎはｌ：ｍ＝１００：１〜１０：１、且つｍ：ｎ＝１：
１０〜１０：１となる数である。Ｒ1 は炭素数１〜４の
アルキル基、ヒドロキシ基又はアルコキシ基であり、Ｒ
2 は炭素数１〜４のアルキル基であり、それぞれ異なっ
てもよい。Ａは下記（イ）で表される基又は（イ）及び
（ロ）で表される基
ｎはｌ：ｍ＝１００：１〜１０：１、且つｍ：ｎ＝１：
１０〜１０：１となる数である。Ｒ1 は炭素数１〜４の
アルキル基、ヒドロキシ基又はアルコキシ基であり、Ｒ
2 は炭素数１〜４のアルキル基であり、それぞれ異なっ
てもよい。Ａは下記（イ）で表される基又は（イ）及び
（ロ）で表される基
【０００６】
【化４】
【０００７】（ここで、ａ＝２〜６、ｂ＝２〜６、Ｒ3
は水素原子又は炭素数１〜４のアルキル基、ｐ＝１〜
６、ｑ＝１〜２０、ｒ＝０〜２０、Ｒ4 は炭素数１〜１
８のアルキル基）であり、後者の場合、Ａ中の（ロ）の
割合は５０モル％以下である。Ｂは−(ＣＨ2)a−Ｏ−
(Ｃ2Ｈ4Ｏ)x−(Ｃ3Ｈ6Ｏ)y−Ｒ5 （ここで、Ｒ5 は炭素
数１〜１０のアルキル基、ｘ＝１〜２０、ｙ＝０〜２
０）又はＲ2 である。〕
は水素原子又は炭素数１〜４のアルキル基、ｐ＝１〜
６、ｑ＝１〜２０、ｒ＝０〜２０、Ｒ4 は炭素数１〜１
８のアルキル基）であり、後者の場合、Ａ中の（ロ）の
割合は５０モル％以下である。Ｂは−(ＣＨ2)a−Ｏ−
(Ｃ2Ｈ4Ｏ)x−(Ｃ3Ｈ6Ｏ)y−Ｒ5 （ここで、Ｒ5 は炭素
数１〜１０のアルキル基、ｘ＝１〜２０、ｙ＝０〜２
０）又はＲ2 である。〕
【０００８】
【発明の実施の形態】（ａ）成分は、上記一般式（Ｉ）
で示される非イオン界面活性剤である。一般式（Ｉ）に
おいて、Ｒは炭素数１０〜１４の直鎖のアルキル基、ｊ
は６〜１２、特に８〜１０、ｋは１〜２が好ましい。一
般式（Ｉ）において、ＥＯとＰＯはランダム付加、又は
ＥＯを付加した後、ＰＯを付加したブロック付加、ある
いはその逆のようなブロック付加でもよい。
で示される非イオン界面活性剤である。一般式（Ｉ）に
おいて、Ｒは炭素数１０〜１４の直鎖のアルキル基、ｊ
は６〜１２、特に８〜１０、ｋは１〜２が好ましい。一
般式（Ｉ）において、ＥＯとＰＯはランダム付加、又は
ＥＯを付加した後、ＰＯを付加したブロック付加、ある
いはその逆のようなブロック付加でもよい。
【０００９】一般式（Ｉ）の非イオン界面活性剤は、通
常市販されているものを使用してもよく、また周知の方
法で合成された、もしくは天然油脂から誘導されたアル
コールにＥＯ及びＰＯを付加することによって製造する
ことができる。
常市販されているものを使用してもよく、また周知の方
法で合成された、もしくは天然油脂から誘導されたアル
コールにＥＯ及びＰＯを付加することによって製造する
ことができる。
【００１０】特に一般式（Ｉ）の非イオン界面活性剤と
しては、下記一般式（Ｉ）−１で示される非イオン界面
活性剤が安定性の面で好ましい。 Ｒ'Ｏ(ＥＯ)u(ＰＯ)v(ＥＯ)wＨ （Ｉ）−１ 〔式中Ｒ' は炭素数８〜２０のアルキル基又はアルケニ
ル基を表し、ＥＯ、ＰＯは前記と同じ。ｕ、ｖ及びｗは
平均付加モル数を表し、ｕ＞０、ｖ＝１〜４、ｗ＞０、
ｕ＋ｖ＋ｗ＝６〜１４、ｕ＋ｗ＝６〜１２である。好ま
しくはｕ＋ｖ＋ｗ＝８〜１４、特に１０〜１２、ｕ＋ｗ
＝６〜１２、特に８〜１０、ｖ＝１〜２である。〕 一般式（Ｉ）−１の非イオン界面活性剤は、周知の方法
で合成された、もしくは天然油脂から誘導されたアルコ
ールに、ＥＯ、ＰＯの順序で付加した後、再度ＥＯを付
加することで合成される。
しては、下記一般式（Ｉ）−１で示される非イオン界面
活性剤が安定性の面で好ましい。 Ｒ'Ｏ(ＥＯ)u(ＰＯ)v(ＥＯ)wＨ （Ｉ）−１ 〔式中Ｒ' は炭素数８〜２０のアルキル基又はアルケニ
ル基を表し、ＥＯ、ＰＯは前記と同じ。ｕ、ｖ及びｗは
平均付加モル数を表し、ｕ＞０、ｖ＝１〜４、ｗ＞０、
ｕ＋ｖ＋ｗ＝６〜１４、ｕ＋ｗ＝６〜１２である。好ま
しくはｕ＋ｖ＋ｗ＝８〜１４、特に１０〜１２、ｕ＋ｗ
＝６〜１２、特に８〜１０、ｖ＝１〜２である。〕 一般式（Ｉ）−１の非イオン界面活性剤は、周知の方法
で合成された、もしくは天然油脂から誘導されたアルコ
ールに、ＥＯ、ＰＯの順序で付加した後、再度ＥＯを付
加することで合成される。
【００１１】本発明の液体洗浄剤組成物は、一般式
（Ｉ）で表される非イオン界面活性剤を、５〜５０重量
％、特に１０〜５０重量％含有することが好ましい。
（Ｉ）で表される非イオン界面活性剤を、５〜５０重量
％、特に１０〜５０重量％含有することが好ましい。
【００１２】本発明の（ｂ）成分である前記式（II）で
表されるシリコーン誘導体は、組成物中に０．０５〜５
重量％、特に０．１〜３重量％配合されるのが衣類に対
する柔軟化効果の点で好ましい。前記式（II）のシリコ
ーン誘導体は、柔軟化効果の点でｌ＝１００〜４００、
ｌ：ｍ＝６０：１〜１０：１、ｍ：ｎ＝１：５〜５：
１、Ｒ1 及びＲ2 はメチル基、Ａは（イ）又は（イ）及
び（ロ）の混合〔ここで（イ）／（ロ）＝５／１〜１／
１（モル比）、ａ＝２〜４、Ｒ3 は水素原子、ｐ＝１〜
３、ｑ＝１〜１５、ｒ＝０〜１０、Ｒ4 は炭素数６〜１
６のアルキル基〕、Ｂは−(ＣＨ2)a−Ｏ−(Ｃ2Ｈ4Ｏ)x
−(Ｃ3Ｈ6Ｏ)y−Ｒ5（ここで、Ｒ5はメチル基、ｘ＝５
〜２０、ｙ＝０〜１０）又はＲ2 が好ましい。
表されるシリコーン誘導体は、組成物中に０．０５〜５
重量％、特に０．１〜３重量％配合されるのが衣類に対
する柔軟化効果の点で好ましい。前記式（II）のシリコ
ーン誘導体は、柔軟化効果の点でｌ＝１００〜４００、
ｌ：ｍ＝６０：１〜１０：１、ｍ：ｎ＝１：５〜５：
１、Ｒ1 及びＲ2 はメチル基、Ａは（イ）又は（イ）及
び（ロ）の混合〔ここで（イ）／（ロ）＝５／１〜１／
１（モル比）、ａ＝２〜４、Ｒ3 は水素原子、ｐ＝１〜
３、ｑ＝１〜１５、ｒ＝０〜１０、Ｒ4 は炭素数６〜１
６のアルキル基〕、Ｂは−(ＣＨ2)a−Ｏ−(Ｃ2Ｈ4Ｏ)x
−(Ｃ3Ｈ6Ｏ)y−Ｒ5（ここで、Ｒ5はメチル基、ｘ＝５
〜２０、ｙ＝０〜１０）又はＲ2 が好ましい。
【００１３】本発明では、下記（１）〜（３）の非イオ
ン界面活性剤を併用することができる。 （１）炭素数が８〜２０のアルキル基又はアルケニル基
を有するアルコールにＥＯを平均１〜２０モル付加した
ポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル。 （２）次の一般式（IV）で表されるアルキル多糖界面活
性剤。 Ｒ6−(ＯＲ7)sＧt （IV） 〔式中Ｒ6 は炭素数８〜１８のアルキル基もしくはアル
ケニル基、又はアルキルフェニル基、Ｒ7 は炭素数２〜
４のアルケニル基、Ｇは炭素数５又は６の還元糖に由来
する残基、ｓは平均値０〜６の数、ｔは平均値１〜１０
の数を示す。〕 （３）脂肪酸アルカノールアミド、ポリヒドロキシ脂肪
酸アミド。 上記（１）〜（３）の非イオン界面活性剤は組成物中に
好ましくは１〜３０重量％配合される。
ン界面活性剤を併用することができる。 （１）炭素数が８〜２０のアルキル基又はアルケニル基
を有するアルコールにＥＯを平均１〜２０モル付加した
ポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル。 （２）次の一般式（IV）で表されるアルキル多糖界面活
性剤。 Ｒ6−(ＯＲ7)sＧt （IV） 〔式中Ｒ6 は炭素数８〜１８のアルキル基もしくはアル
ケニル基、又はアルキルフェニル基、Ｒ7 は炭素数２〜
４のアルケニル基、Ｇは炭素数５又は６の還元糖に由来
する残基、ｓは平均値０〜６の数、ｔは平均値１〜１０
の数を示す。〕 （３）脂肪酸アルカノールアミド、ポリヒドロキシ脂肪
酸アミド。 上記（１）〜（３）の非イオン界面活性剤は組成物中に
好ましくは１〜３０重量％配合される。
【００１４】洗浄性を高める上でアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸
塩等の陰イオン界面活性剤を、また低泡性にするために
は牛脂やヤシ由来の脂肪酸塩を併用することが好まし
い。また、これらの陰イオン界面活性剤の対イオンとし
ては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネ
シウム等のアルカリ土類金属、モノ、ジ、トリエタノー
ルアミン等のアルカノールアミン等に由来するイオンを
使用できる。特にナトリウム、カリウム、モノエタノー
ルアミンが好ましい。陰イオン界面活性剤は組成物中に
好ましくは１〜２０重量％配合される。
ホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸
塩等の陰イオン界面活性剤を、また低泡性にするために
は牛脂やヤシ由来の脂肪酸塩を併用することが好まし
い。また、これらの陰イオン界面活性剤の対イオンとし
ては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネ
シウム等のアルカリ土類金属、モノ、ジ、トリエタノー
ルアミン等のアルカノールアミン等に由来するイオンを
使用できる。特にナトリウム、カリウム、モノエタノー
ルアミンが好ましい。陰イオン界面活性剤は組成物中に
好ましくは１〜２０重量％配合される。
【００１５】また、液の安定性及び泥汚れ洗浄性の点
で、両性界面活性剤を配合してもよい。両性界面活性剤
としてアルキルカルボベタイン、アルキルスルホベタイ
ン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン、アルキ
ルアミドアミン型ベタイン及びアルキルイミダゾリン型
ベタイン等が配合できる。両性界面活性剤は組成物中に
好ましくは１〜２０重量％配合される。
で、両性界面活性剤を配合してもよい。両性界面活性剤
としてアルキルカルボベタイン、アルキルスルホベタイ
ン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン、アルキ
ルアミドアミン型ベタイン及びアルキルイミダゾリン型
ベタイン等が配合できる。両性界面活性剤は組成物中に
好ましくは１〜２０重量％配合される。
【００１６】更に本発明の洗浄剤組成物には、アルカリ
金属の水酸化物、ケイ酸塩、炭酸ナトリウム等の炭酸
塩、及びアルカノールアミン等のアルカリ剤０．０１〜
１０重量％；エタノール等のアルコール類、エチレング
リコール及びプロピレングリコール等のグリコール類、
パラトルエンスルホン酸、安息香酸塩（防腐剤としての
効果もある）並びに尿素等の減粘剤及び可溶化剤０．０
１〜３０重量％；ポリオキシアルキレンベンジルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル等の相調整
剤及び洗浄力向上剤０．０１〜１０重量％；ニトリロ三
酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、イミノ二酢酸塩、
ジエチレントリアミン五酢酸塩、グリコールエーテルジ
アミン四酢酸塩、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸塩及び
トリエチレンテトラミン六酢酸塩等のアミノポリ酢酸
塩、マロン酸、コハク酸、ジグリコール酸、リンゴ酸、
酒石酸及びクエン酸等の塩等の金属イオン捕捉剤０．１
〜２０重量％；ポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、
カルボキシメチルセルロース、平均分子量５０００以上
のポリエチレングリコール、アクリル酸−マレイン酸共
重合体又はその塩、無水マレイン酸−ジイソブチレン共
重合体又はその塩、無水マレイン酸−メチルビニルエー
テル共重合体又はその塩、無水マレイン酸−イソブチレ
ン共重合体又はその塩、無水マレイン酸−酢酸ビニル共
重合又はその塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物、及び特開昭５９−６２６１４号公報の請求項１〜
２１（１頁３欄５行〜３頁４欄１４行）記載のポリマー
等の再汚染防止剤及び分散剤０．０１〜１０重量％；ポ
リビニルピロリドン等の色移り防止剤０．０１〜１０重
量％；過炭酸ナトリウム又は過硼酸ナトリウム等の漂白
剤０．０１〜１０重量％；テトラアセチルエチレンジア
ミン、特開平６−３１６７００号の一般式（Ｉ−２）〜
（Ｉ−７）で示される化合物等の漂白活性化剤０．０１
〜１０重量％；アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ及
びセルラーゼ等の酵素０．００１〜２重量％；塩化カル
シウム、硫酸カルシウム、ギ酸、ホウ酸（ホウ素化合
物）等の酵素安定化剤０．００１〜２重量％；チノパー
ルＣＢＳ（チバガイギー社製）やホワイテックスＳＡ(
住友化学社製) 等の蛍光染料０．００１〜１重量％；シ
リカ、シリコーン等の消泡剤０．０１〜２重量％；ブチ
ルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫
酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止剤
０．０１〜２重量％；青味付け剤；香料；抗菌防腐剤等
を配合することができる。本発明の組成物は上記（ａ）
及び（ｂ）成分と任意成分と残部の水とからなる。本発
明の洗浄剤組成物は、綿、麻、合成繊維等の衣類の洗浄
を対象としており、ｐＨは好ましくは８〜１１である。
金属の水酸化物、ケイ酸塩、炭酸ナトリウム等の炭酸
塩、及びアルカノールアミン等のアルカリ剤０．０１〜
１０重量％；エタノール等のアルコール類、エチレング
リコール及びプロピレングリコール等のグリコール類、
パラトルエンスルホン酸、安息香酸塩（防腐剤としての
効果もある）並びに尿素等の減粘剤及び可溶化剤０．０
１〜３０重量％；ポリオキシアルキレンベンジルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル等の相調整
剤及び洗浄力向上剤０．０１〜１０重量％；ニトリロ三
酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、イミノ二酢酸塩、
ジエチレントリアミン五酢酸塩、グリコールエーテルジ
アミン四酢酸塩、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸塩及び
トリエチレンテトラミン六酢酸塩等のアミノポリ酢酸
塩、マロン酸、コハク酸、ジグリコール酸、リンゴ酸、
酒石酸及びクエン酸等の塩等の金属イオン捕捉剤０．１
〜２０重量％；ポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、
カルボキシメチルセルロース、平均分子量５０００以上
のポリエチレングリコール、アクリル酸−マレイン酸共
重合体又はその塩、無水マレイン酸−ジイソブチレン共
重合体又はその塩、無水マレイン酸−メチルビニルエー
テル共重合体又はその塩、無水マレイン酸−イソブチレ
ン共重合体又はその塩、無水マレイン酸−酢酸ビニル共
重合又はその塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物、及び特開昭５９−６２６１４号公報の請求項１〜
２１（１頁３欄５行〜３頁４欄１４行）記載のポリマー
等の再汚染防止剤及び分散剤０．０１〜１０重量％；ポ
リビニルピロリドン等の色移り防止剤０．０１〜１０重
量％；過炭酸ナトリウム又は過硼酸ナトリウム等の漂白
剤０．０１〜１０重量％；テトラアセチルエチレンジア
ミン、特開平６−３１６７００号の一般式（Ｉ−２）〜
（Ｉ−７）で示される化合物等の漂白活性化剤０．０１
〜１０重量％；アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ及
びセルラーゼ等の酵素０．００１〜２重量％；塩化カル
シウム、硫酸カルシウム、ギ酸、ホウ酸（ホウ素化合
物）等の酵素安定化剤０．００１〜２重量％；チノパー
ルＣＢＳ（チバガイギー社製）やホワイテックスＳＡ(
住友化学社製) 等の蛍光染料０．００１〜１重量％；シ
リカ、シリコーン等の消泡剤０．０１〜２重量％；ブチ
ルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫
酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止剤
０．０１〜２重量％；青味付け剤；香料；抗菌防腐剤等
を配合することができる。本発明の組成物は上記（ａ）
及び（ｂ）成分と任意成分と残部の水とからなる。本発
明の洗浄剤組成物は、綿、麻、合成繊維等の衣類の洗浄
を対象としており、ｐＨは好ましくは８〜１１である。
【００１７】
【実施例】実施例１
表１に示す液体洗浄剤組成物を調製し、下記の柔軟性及
び浸透性の評価を行った。その結果を表１に示す。
び浸透性の評価を行った。その結果を表１に示す。
【００１８】（１）柔軟性評価
前処理布の調製
自動二槽式洗濯機（東芝社製、銀河３．６ ＶＨ−３６
０Ｓ１）の洗濯槽に４０リットルの水道水を入れ、これ
に合計２．０ｋｇの木綿タオル、木綿メリアス未着用肌
着、アクリルジャージを混ぜて入れる。更にコンパクト
型粉末洗剤を標準使用量に従い投入し、１０分洗濯、１
分脱水、８分流水すすぎし（１５リットル／分の水
量）、乾燥機で乾燥させる。この洗濯サイクルを５回繰
り返し、前処理布とする。
０Ｓ１）の洗濯槽に４０リットルの水道水を入れ、これ
に合計２．０ｋｇの木綿タオル、木綿メリアス未着用肌
着、アクリルジャージを混ぜて入れる。更にコンパクト
型粉末洗剤を標準使用量に従い投入し、１０分洗濯、１
分脱水、８分流水すすぎし（１５リットル／分の水
量）、乾燥機で乾燥させる。この洗濯サイクルを５回繰
り返し、前処理布とする。
【００１９】評価法
上記洗濯槽に３０リットルの水道水を入れ、柔軟性評価
用前処理布のうち木綿タオル２枚、木綿メリアス未着用
肌着２枚、アクリルジャージ１枚を入れる。更に表１の
液体洗浄剤組成物を２０ｍＬ入れ１０分間普通洗浄す
る。次に１分間脱水し、３０リットルの水道水で５分間
×２回ためすすぎする。最後に１分間脱水し、屋内で自
然乾燥させ、２０℃／６５％ＲＨの恒温恒湿室に一日間
静置した。
用前処理布のうち木綿タオル２枚、木綿メリアス未着用
肌着２枚、アクリルジャージ１枚を入れる。更に表１の
液体洗浄剤組成物を２０ｍＬ入れ１０分間普通洗浄す
る。次に１分間脱水し、３０リットルの水道水で５分間
×２回ためすすぎする。最後に１分間脱水し、屋内で自
然乾燥させ、２０℃／６５％ＲＨの恒温恒湿室に一日間
静置した。
【００２０】判定基準
木綿タオル２枚、木綿メリアス未着用肌着２枚、アクリ
ルジャージ１枚の計５枚についてそれぞれ未洗浄品と手
触りの比較により下記のごとく評点した。 未洗浄品に比べかなり柔らかい；＋２点 未洗浄品より柔らかい；＋１点 未洗浄品と変わらない； ０点 以上の評価は熟練したパネラー５人により行われ、判定
した衣類計５枚の合計点の平均値で柔軟性を評価した。
ルジャージ１枚の計５枚についてそれぞれ未洗浄品と手
触りの比較により下記のごとく評点した。 未洗浄品に比べかなり柔らかい；＋２点 未洗浄品より柔らかい；＋１点 未洗浄品と変わらない； ０点 以上の評価は熟練したパネラー５人により行われ、判定
した衣類計５枚の合計点の平均値で柔軟性を評価した。
【００２１】（２）浸透性
試験片の作成
ウールジャージニット布を２．０ｃｍ×２．０ｃｍに切
断し、それをウール試験片として用いた。
断し、それをウール試験片として用いた。
【００２２】硬水の調製
浸透性のテストは、塩化カルシウム（２水塩）１０５ｍ
ｇを秤取し、蒸留水に溶かして１Ｌとした硬水により行
った。
ｇを秤取し、蒸留水に溶かして１Ｌとした硬水により行
った。
【００２３】評価用洗浄剤溶液の調製
表１の液体洗浄剤組成物をそれぞれ１．３３３ｇ秤取
し、上記の硬水に溶かし、１Ｌの溶液を調製した。これ
らの評価用洗浄剤水溶液を直径１０．５ｃｍ、高さ１
４．５ｃｍのビーカーに入れて評価した。溶液の温度は
２０℃にコントロールした。
し、上記の硬水に溶かし、１Ｌの溶液を調製した。これ
らの評価用洗浄剤水溶液を直径１０．５ｃｍ、高さ１
４．５ｃｍのビーカーに入れて評価した。溶液の温度は
２０℃にコントロールした。
【００２４】評価法
上記のウール試験片を上記溶液表面に水平に静かに置
き、水に接した瞬間から、ウール試験片が水面から離れ
て水中に入るまでの時間を測定し、その時間を浸透時間
とした。測定は５回行い、その平均値を採用した。 評価基準 ○；浸透時間６０秒未満（浸透性が良い） △；浸透時間６０秒以上１００秒未満（浸透性がやや悪
い） ×；浸透時間１００秒以上（浸透性が悪い）
き、水に接した瞬間から、ウール試験片が水面から離れ
て水中に入るまでの時間を測定し、その時間を浸透時間
とした。測定は５回行い、その平均値を採用した。 評価基準 ○；浸透時間６０秒未満（浸透性が良い） △；浸透時間６０秒以上１００秒未満（浸透性がやや悪
い） ×；浸透時間１００秒以上（浸透性が悪い）
【００２５】
【表１】
【００２６】表１で用いた成分を下記に示す。
・非イオン界面活性剤（１ａ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第１級アルコールにＥＯを平均５モル、ＰＯを平均２
モル、ＥＯを平均３モルの順にブロック付加させたもの ・非イオン界面活性剤（１ｂ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第１級アルコールにＥＯを平均７モル、ＰＯを平均２
モル、ＥＯを平均３モルの順にブロック付加させたもの ・非イオン界面活性剤（１ｃ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第１級アルコールにＥＯを平均５モル、ＰＯを平均
１．５モル、ＥＯを平均５モルの順にブロック付加させ
たもの ・非イオン界面活性剤（２ｄ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第２級アルコールにＥＯを平均７モル付加させたもの ・非イオン界面活性剤（２ｅ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第２級アルコールにＥＯを平均６モル、ＰＯを平均１
モルブロック付加させたもの ・非イオン界面活性剤（２ｆ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第２級アルコールにＥＯを平均８モル、ＰＯを平均１
モルランダム付加させたもの ・非イオン界面活性剤（３ｇ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第１級アルコールにＥＯを平均１０モル付加させたも
の ・シリコーンｈ：一般式（II）中の構造が以下の化合物 Ｒ1：CH3、Ｒ2：CH3、Ａ：（イ）-(CH2)3-NH-CO-CH2-O-
(C2H4O)5-C12H25 及び（ロ）-(CH2)3-NH2 の混合、
（イ）／（ロ）＝７／３（モル比）、Ｂ：-(CH2)3-O-(C
2H4O)10-CH3 、ｌ＝３００、ｍ＝７、ｎ＝４ ・シリコーンｉ：一般式（II）中の構造が以下の化合物 Ｒ1：CH3、Ｒ2：CH3、Ａ：（イ）-(CH2)3-NH-CO-CH2-O-
(C2H4O)5-C12H25 、Ｂ：-CH3、ｌ＝３００、ｍ＝７、ｎ
＝４ ・シリコーンｊ：一般式（II）中の構造が以下の化合物 Ｒ1：CH3、Ｒ2：CH3、Ａ：（イ−１）-(CH2)3-NH-CO-CH
2-O-(C2H4O)5-C12H25及び（イ−２）-(CH2)3-NH-CO-CH2
-O-(C2H4O)5-C14H29 の混合、（イ−１）／（イ−２）
＝７／３（モル比）、Ｂ：-(CH2)3-O-(C2H4O)10-CH3 、
ｌ＝２００、ｍ＝１４、ｎ＝８ ・ＬＡＳ−Ｓ剤：炭素数１０〜１４の直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸 ・脂肪酸：炭素数１２〜１４のヤシ油系脂肪酸 ・陽イオン界面活性剤：炭素数１６〜１８のモノアルキ
ルトリメチルアンモニウムクロリド（炭素数１６と１８
の比率は３／７） ・高分子化合物：無水マレイン酸ジイソブチレン共重合
体（無水マレイン酸／ジイソブチレンのモル比は６／
４、平均分子量５０００） ・ポリエチレングリコールフェニルエーテル：ポリオキ
シエチレンモノフェニルエーテル（ＥＯ平均３モル付
加） ・酵素：デュラザイム１６．０Ｌ（プロテアーゼ、ノボ
ノルディスクバイオインダストリー株式会社製） ・蛍光染料：チノパールＣＢＳ−Ｘ（日本チバガイギー
株式会社製） ・バランス：全体を１００重量％にするための量。
鎖第１級アルコールにＥＯを平均５モル、ＰＯを平均２
モル、ＥＯを平均３モルの順にブロック付加させたもの ・非イオン界面活性剤（１ｂ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第１級アルコールにＥＯを平均７モル、ＰＯを平均２
モル、ＥＯを平均３モルの順にブロック付加させたもの ・非イオン界面活性剤（１ｃ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第１級アルコールにＥＯを平均５モル、ＰＯを平均
１．５モル、ＥＯを平均５モルの順にブロック付加させ
たもの ・非イオン界面活性剤（２ｄ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第２級アルコールにＥＯを平均７モル付加させたもの ・非イオン界面活性剤（２ｅ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第２級アルコールにＥＯを平均６モル、ＰＯを平均１
モルブロック付加させたもの ・非イオン界面活性剤（２ｆ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第２級アルコールにＥＯを平均８モル、ＰＯを平均１
モルランダム付加させたもの ・非イオン界面活性剤（３ｇ）：炭素数１０〜１４の直
鎖第１級アルコールにＥＯを平均１０モル付加させたも
の ・シリコーンｈ：一般式（II）中の構造が以下の化合物 Ｒ1：CH3、Ｒ2：CH3、Ａ：（イ）-(CH2)3-NH-CO-CH2-O-
(C2H4O)5-C12H25 及び（ロ）-(CH2)3-NH2 の混合、
（イ）／（ロ）＝７／３（モル比）、Ｂ：-(CH2)3-O-(C
2H4O)10-CH3 、ｌ＝３００、ｍ＝７、ｎ＝４ ・シリコーンｉ：一般式（II）中の構造が以下の化合物 Ｒ1：CH3、Ｒ2：CH3、Ａ：（イ）-(CH2)3-NH-CO-CH2-O-
(C2H4O)5-C12H25 、Ｂ：-CH3、ｌ＝３００、ｍ＝７、ｎ
＝４ ・シリコーンｊ：一般式（II）中の構造が以下の化合物 Ｒ1：CH3、Ｒ2：CH3、Ａ：（イ−１）-(CH2)3-NH-CO-CH
2-O-(C2H4O)5-C12H25及び（イ−２）-(CH2)3-NH-CO-CH2
-O-(C2H4O)5-C14H29 の混合、（イ−１）／（イ−２）
＝７／３（モル比）、Ｂ：-(CH2)3-O-(C2H4O)10-CH3 、
ｌ＝２００、ｍ＝１４、ｎ＝８ ・ＬＡＳ−Ｓ剤：炭素数１０〜１４の直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸 ・脂肪酸：炭素数１２〜１４のヤシ油系脂肪酸 ・陽イオン界面活性剤：炭素数１６〜１８のモノアルキ
ルトリメチルアンモニウムクロリド（炭素数１６と１８
の比率は３／７） ・高分子化合物：無水マレイン酸ジイソブチレン共重合
体（無水マレイン酸／ジイソブチレンのモル比は６／
４、平均分子量５０００） ・ポリエチレングリコールフェニルエーテル：ポリオキ
シエチレンモノフェニルエーテル（ＥＯ平均３モル付
加） ・酵素：デュラザイム１６．０Ｌ（プロテアーゼ、ノボ
ノルディスクバイオインダストリー株式会社製） ・蛍光染料：チノパールＣＢＳ−Ｘ（日本チバガイギー
株式会社製） ・バランス：全体を１００重量％にするための量。
【００２７】表１に示すように、本発明品１〜７は何れ
も衣類に対する柔軟化効果及び衣類への浸透性ともに優
れる。一方、比較品１はアミノ変性シリコーン誘導体
（ｂ）を配合していないため、浸透性に優れるものの衣
類に対する柔軟化効果に劣る。また、比較品２、３は、
非イオン界面活性剤（ａ）を配合していないため、特に
衣類への浸透性に劣る。
も衣類に対する柔軟化効果及び衣類への浸透性ともに優
れる。一方、比較品１はアミノ変性シリコーン誘導体
（ｂ）を配合していないため、浸透性に優れるものの衣
類に対する柔軟化効果に劣る。また、比較品２、３は、
非イオン界面活性剤（ａ）を配合していないため、特に
衣類への浸透性に劣る。
【００２８】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、衣類に対
する柔軟化効果に優れ、衣類への浸透性にも優れる。
する柔軟化効果に優れ、衣類への浸透性にも優れる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平７−242897（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−67594（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−207796（ＪＰ，Ａ)
国際公開98／24867（ＷＯ，Ａ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
C11D 17/08
C11D 1/722
C11D 3/37
Claims (2)
- 【請求項１】 （ａ）下記一般式（Ｉ）−１で示される
非イオン界面活性剤と、（ｂ）下記一般式（II）で示さ
れるアミノ変性シリコーン誘導体とを含有する液体洗浄
剤組成物。Ｒ’Ｏ(ＥＯ) u (ＰＯ) v (ＥＯ) w Ｈ （Ｉ）−１ 〔式中Ｒ’は炭素数８〜２０のアルキル基又はアルケニ
ル基を表し、ＥＯはエチレンオキシド、ＰＯはプロピレ
ンオキシドを表す。ｕ、ｖ及びｗは平均付加モル数を表
し、ｕ＞０、ｖ＝１〜４、ｗ＞０、ｕ＋ｖ＋ｗ＝７〜１
４、ｕ＋ｗ＝６〜１２である。〕 【化１】 〔式中、ｌ＝１００〜６００であり、ｍ、ｎはｌ：ｍ＝
１００：１〜１０：１、且つｍ：ｎ＝１：１０〜１０：
１となる数である。Ｒ１は炭素数１〜４のアルキル基、
ヒドロキシ基又はアルコキシ基であり、Ｒ２は炭素数１
〜４のアルキル基であり、それぞれ異なってもよい。Ａ
は下記（イ）で表される基又は（イ）及び（ロ）で表さ
れる基 【化２】 （ここで、ａ＝２〜６、ｂ＝２〜６、Ｒ３は水素原子又
は炭素数１〜４のアルキル基、ｐ＝１〜６、ｑ＝１〜２
０、ｒ＝０〜２０、Ｒ４は炭素数１〜１８のアルキル
基）であり、後者の場合、Ａ中の（ロ）の割合は５０モ
ル％以下である。Ｂは−(ＣＨ２)ａ−Ｏ−(Ｃ２Ｈ４Ｏ)
ｘ−(Ｃ３Ｈ６Ｏ)ｙ−Ｒ５（ここで、Ｒ５は炭素数１〜
１０のアルキル基、ｘ＝１〜２０、ｙ＝０〜２０）又は
Ｒ２である。〕 - 【請求項２】 陰イオン界面活性剤及び／又は両性界面
活性剤を含有する請求項１記載の液体洗浄剤組成物。
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| JP35793098A JP3429691B2 (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | 液体洗浄剤組成物 |
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| JP2000178600A JP2000178600A (ja) | 2000-06-27 |
| JP3429691B2 true JP3429691B2 (ja) | 2003-07-22 |
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| JP4675464B2 (ja) * | 2000-09-01 | 2011-04-20 | 花王株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
| US20040053810A1 (en) * | 2002-08-16 | 2004-03-18 | Tully Jo Anne | Liquid laundry compositions comprising silicone additives |
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-
1998
- 1998-12-16 JP JP35793098A patent/JP3429691B2/ja not_active Expired - Fee Related
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