JP7462393B2 - 繊維製品の洗濯方法 - Google Patents

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本発明は、繊維製品の洗濯方法に関する。
液体洗浄剤は、衣類等の繊維製品に付着した汚れに直接塗布できるため、落ちにくい部分的な皮脂汚れや油汚れの除去において効果を発揮しやすい。
特許文献1には、特定のノニオン界面活性剤(オキシエチレン基の平均付加モル数が5~8であるポリオキシエチレンアルキルエーテル)を含む液体洗浄剤を、皮脂による黒ずみ汚れに塗布し、5分間放置した後に、粉末洗剤を含む洗浄液で洗濯した例が記載されている。
特開2005-132898号公報
しかしながら、特許文献1の方法は必ずしも充分ではなく、さらなる洗浄力の向上が求められる。
そこで本発明者等は洗浄力の向上を期待して、特許文献1の液体洗浄剤を汚れ部分に塗布してから洗濯するまでの放置時間を長くしたところ、汚れ部分が洗濯前よりも拡がってしまうことを知見した。そのため、従来の液体洗浄剤では、汚れ部分に塗布した後、すぐに洗浄処理する必要がある。
本発明は、被洗物に液体洗浄剤を塗布してから放置したときの汚れの拡がりを抑制しつつ、従来の方法では不充分であった洗浄性能を向上させることができる洗濯方法の提供を目的とする。
本発明は以下の態様を有する。
[1] 下記(A)成分を1~40質量%含み、かつ界面活性剤の総質量が50質量%以下である液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布し、30分以上放置した後に、水又は新たな洗浄剤(β)を含む洗浄液と接触させて洗浄処理を行う、繊維製品の洗濯方法。
(A)成分:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩、α-オレフィンスルホン酸又はその塩(AOS)、アルキル硫酸エステル又はその塩(AS)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩(LAS)、内部オレフィンスルホン酸又はその塩のオレフィン体(IOS)及びヒドロキシ体(HAS)並びにアルカンスルホン酸又はその塩(SAS)からなる群から選ばれる1種以上。
[2] 前記液体洗浄剤(α)が、下記(B)成分及び下記(C)成分の少なくとも一方を含む、[1]に記載の繊維製品の洗濯方法。
(B)成分:溶解度パラメーター(SP値)が13以上である有機溶剤。
(C)成分:下記一般式(c-1)で表される化合物、下記一般式(c-2)で表される化合物及び下記一般式(c-3)で表される化合物からなる群から選ばれる1種以上。
Figure 0007462393000001
式(c-1)中、Z~Zは独立して水素原子又は-C(O)Rであり、Rは炭素数11~21のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、m5~m10はEOの平均繰返し数を表し、独立して0以上の数であり、m5+m6+m7+m8+m9+m10は5~100の数であり、R、R、Rは独立して-(CH10-又は-(CHCH=CH(CH)-である。
Figure 0007462393000002
式(c-2)中、Xは水素原子又は-C(O)Rであり、R、Rは独立して炭素数7~19の炭化水素基であり、AOはオキシエチレン基及びオキシプロピレン基の少なくとも一方であり、m1はAOの平均繰返し数を表し、3~20の数である。
Figure 0007462393000003
式(c-3)中、Y~Yは独立して水素原子又は-C(O)Rであり、Y~Yの少なくとも1つは-C(O)Rであり、Rは炭素数9~19の炭化水素基であり、AOはオキシエチレン基及びオキシプロピレン基の少なくとも一方であり、m2~m4はAOの平均繰返し数を表し、独立して0~15の数である。
[3] 前記液体洗浄剤(α)中の下記(D)成分の含有量が10質量%以下である、[1]又は[2]に記載の繊維製品の洗濯方法。
(D)成分:下記一般式(d-1)で表される化合物。
-O-[(EO)/(PO)]-R10 ・・・(d-1)
式(d-1)中、Rは炭素数6~22の炭化水素基であり、R10は水素原子、アルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、sはEOの平均繰り返し数を表し、3~15の数であり、tはPOの平均繰り返し数を表し、0~6の数である。
[4] 前記(B)成分が、グリセリン及びソルビトールの少なくとも一方である、[2]に記載の繊維製品の洗濯方法。
[5] 前記液体洗浄剤(α)を前記繊維製品にふりかけて、前記液体洗浄剤(α)を前記繊維製品に塗布する、[1]~[4]のいずれか1つに記載の繊維製品の洗濯方法。
[6] スクイズ容器に収容された前記液体洗浄剤(α)をシャワー状に前記繊維製品にふりかける、[5]に記載の繊維製品の洗濯方法。
[7] 前記(A)成分/前記(B)成分で表される質量比が0.2~20である、[2]又は[4]に記載の繊維製品の洗濯方法。
[8] 前記(A)成分/前記(C)成分で表される質量比が1~100である、[2]に記載の繊維製品の洗濯方法。
本発明によれば、被洗物に液体洗浄剤を塗布してから放置したときの汚れの拡がりを抑制しつつ、従来の方法では不充分であった洗浄性能を向上させることができる洗濯方法を提供できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本明細書において、洗濯される繊維製品を「被洗物」ともいう。
また、本明細書において、被洗物に塗布してから放置したときの汚れの拡がりを抑える効果を「汚れの拡がり防止性」という。
「液体洗浄剤」
本発明の繊維製品の洗濯方法で用いられる液体洗浄剤(α)は、以下に示す(A)成分を含む組成物である。液体洗浄剤(α)は、以下に示す(B)成分及び(C)成分の少なくとも一方をさらに含むことが好ましい。
<(A)成分>
(A)成分は、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩、α-オレフィンスルホン酸又はその塩(AOS)、アルキル硫酸エステル又はその塩(AS)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩(LAS)、内部オレフィンスルホン酸又はその塩のオレフィン体(IOS)及びヒドロキシ体(HAS)並びにアルカンスルホン酸又はその塩(SAS)からなる群から選ばれる1種以上である。
これらの中でも、(A)成分としてはポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩が好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩としては、下記一般式(a-1)で表される化合物(以下、「化合物(a-1)」という。)が挙げられる。
-O-[(EO)/(PO)]-SO ・・・(a-1)
式(a-1)中、Rは炭素数8~20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、kはEOの平均繰り返し数を表し、0以上の数であり、nはPOの平均繰り返し数を表し、0~6の数であり、Mは対カチオンである。
式(a-1)におけるk=0、n=0である成分(a0)の含有量は、(A)成分の総質量に対して35~55質量%であることが好ましい。
は、炭素数10~20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、炭素数12~14の直鎖又は分岐鎖のアルキル基がより好ましい。
kは0~5が好ましく、0.1~2がより好ましく、0.5~2がさらに好ましく、0.5~1.5が特に好ましい。
nは0~3が好ましく、0がより好ましい。
k+nは0超の数が好ましく、1~5がより好ましい。
nが0でない場合、つまり化合物(a-1)がEOとPOとの両方を有する場合、EOとPOとは、ブロック状に付加されていてもよく、ランダム状に付加されていてもよい。EOとPOとをブロック状に付加する方法としては、例えば、エチレンオキシドを導入した後にプロピレンオキシドを導入する方法、プロピレンオキシドを導入した後にエチレンオキシドを導入する方法が挙げられる。エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの付加モル数分布は特に限定されない。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸の塩としては、ナトリウム、カリウム等とのアルカリ金属塩、マグネシウム等とのアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等とのアルカノールアミン塩等が挙げられる。
AOSの炭素数は8~24が好ましい。
ASの炭素数は8~20が好ましい。
LASは、炭素数8~18のアルキル基を有することが好ましい。
IOS及びHASの炭素数はそれぞれ8~24が好ましい。
SASの炭素数は8~20が好ましい。
α-オレフィンスルホン酸の塩、アルキル硫酸エステルの塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸の塩、内部オレフィンスルホン酸の塩、アルカンスルホン酸の塩としては、それぞれナトリウム、カリウム等とのアルカリ金属塩、マグネシウム等とのアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等とのアルカノールアミン塩等が挙げられる。
(A)成分としては、市販品を用いてもよいし、公知の合成方法で製造してもよい。公知の合成方法で製造する場合、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルに、無水硫酸を反応させるか、クロルスルホン酸を反応させる方法により(A)成分を製造することができる。
液体洗浄剤(α)に含まれる(A)成分は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、(A)成分の含有量は1~40質量%であり、3~20質量%が好ましく、5~15質量%がより好ましい。上記範囲の下限値以上であると汚れの拡がり防止性(特に、油汚れに対する汚れの拡がり防止性)に優れ、上限値以下であると液体の状態を維持できる安定性(液安定性)に優れる。また上記範囲内であると優れた洗浄力が得られやすい。
<(B)成分>
(B)成分は、溶解度パラメーター(SP値)が13以上である有機溶剤である。
本発明における溶解度パラメーター(SP値)とは、ヒルデブラント溶解度パラメータのことを指す。有機溶剤のSP値を計算するための方法として、下記式(i)を用いる。
δ=((ΔH-RT)/V)1/2 ・・・(i)
ここで、δはSP値((cal/cm1/2)であり、ΔHはモル蒸発熱であり、Rは気体定数であり、Tは絶対温度であり、Vはモル体積である。
(B)成分のSP値は13以上であり、13~21が好ましく、14~20がより好ましく、15~19がさらに好ましい。(B)成分のSP値を上記範囲内とすることで、より高い洗浄力が得られる。
(B)成分としては、SP値が13以上の水混和性有機溶剤が好ましく、具体的には、グリセリン(δ=16.5)、エチレングリコール(δ=14.6)、ソルビトール(δ=18.7)等が挙げられる。これらの中でも、洗浄力がより向上する観点から、グリセリン、ソルビトールが好ましい。
液体洗浄剤(α)に含まれる(B)成分は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、(B)成分の含有量は2~30質量%が好ましく、3~30質量%がより好ましく、5~20質量%がさらに好ましく、8~15質量%が特に好ましい。上記範囲の下限値以上であると洗浄力がより向上し、上限値以下であると液安定性に優れる。
(A)成分/(B)成分で表される質量比(A/B比)は0.2~20が好ましく、0.5~10がより好ましく、0.8~2がさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると汚れの拡がり防止性(特に、油汚れに対する汚れの拡がり防止性)がより向上し、上限値以下であると液安定性に優れる。
特に、(A)成分がポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩の場合、A/B比は0.2~20が好ましく、0.5~10がより好ましく、0.8~2がさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると汚れの拡がり防止性(特に、油汚れに対する汚れの拡がり防止性)がより向上し、上限値以下であると液安定性に優れる。
<(C)成分>
(C)成分は、下記一般式(c-1)で表される化合物(以下、「化合物(c-1)」という。)、下記一般式(c-2)で表される化合物(以下、「化合物(c-2)」という。)及び下記一般式(c-3)で表される化合物(以下、「化合物(c-3)」という。)からなる群から選ばれる1種以上である。
Figure 0007462393000004
(化合物(c-1))
式(c-1)中、Z~Zは独立して水素原子又は-C(O)Rであり、Rは炭素数11~21のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、m5~m10はEOの平均繰返し数を表し、独立して0以上の数であり、m5+m6+m7+m8+m9+m10は5~100の数であり、R、R、Rは独立して-(CH10-又は-(CHCH=CH(CH)-である。
であるアルキル基及びアルケニル基は直鎖状でもよく、分岐鎖状でもよい。Rとしては、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基が好ましい。
の炭素数は11~17が好ましく、17がより好ましい。
m5+m6+m7+m8+m9+m10は5~80が好ましく、10~60がより好ましい。上記範囲の下限値以上であると液安定性に優れ、上限値以下であると洗浄力により優れる。
~Zは全てが同一であってもよいし、異なっていてもよい。Z~Zは水素原子であることが好ましい。
(C)成分が化合物(c-1)を含む場合、液体洗浄剤(α)の総質量に対して、化合物(c-1)の含有量は0.2~10質量%が好ましく、1~8質量%がより好ましく、2~5質量%がさらに好ましい。上記範囲内であれば洗浄力により優れる。
Figure 0007462393000005
(化合物(c-2))
式(c-2)中、Xは水素原子又は-C(O)Rであり、R、Rは独立して炭素数7~19の炭化水素基であり、AOはオキシエチレン基(EO)及びオキシプロピレン基(PO)の少なくとも一方であり、m1はAOの平均繰返し数を表し、3~20の数である。
、Rである炭化水素基は飽和でもよく不飽和でもよい。R、Rとしては、それぞれ直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、アルキル基がより好ましい。
、Rの炭素数は12~18が好ましい。
m1は6~18が好ましく、8~16がより好ましい。
AOがEOとPOである場合、EOとPOとは混在して配列していてもよい。
(C)成分が化合物(c-2)を含む場合、液体洗浄剤(α)の総質量に対して、化合物(c-2)の含有量は1質量%以上が好ましく、2~7質量%がより好ましく、4~7質量%がさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると洗浄力により優れ、上限値以下であると液安定性と汚れの拡がり防止性により優れる。
Figure 0007462393000006
(化合物(c-3))
式(c-3)中、Y~Yは独立して水素原子又は-C(O)Rであり、Y~Yの少なくとも1つは-C(O)Rであり、Rは炭素数9~19の炭化水素基であり、AOはオキシエチレン基(EO)及びオキシプロピレン基(PO)の少なくとも一方であり、m2~m4はAOの平均繰返し数を表し、独立して0~15の数である。
である炭化水素基は飽和でもよく不飽和でもよい。Rとしては、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、アルキル基がより好ましい。
の炭素数は12~18が好ましい。
m2+m3+m4は2~60が好ましく、6~30がより好ましい。
AOがEOとPOである場合、EOとPOとは混在して配列していてもよい。
~Yは全てが同一であってもよいし、異なっていてもよい。Y~Yのうち、1つが-C(O)Rであり、残りの2つが水素原子であることが好ましい。
(C)成分が化合物(c-3)を含む場合、液体洗浄剤(α)の総質量に対して、化合物(c-3)の含有量は1質量%以上が好ましく、2~10質量%がより好ましく、4~6質量%がさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると洗浄力により優れ、上限値以下であると液安定性により優れる。
(C)成分は、上記化合物(c-1)、(c-2)又は(c-3)のいずれか1種でもよく、2種以上を併用してもよい。化合物(c-1)~(c-3)のうち化合物(c-1)が特に好ましく、(C)成分は、少なくとも化合物(c-1)を含むことが好ましい。
(A)成分/(C)成分で表される質量比(A/C比)は1~100が好ましく、5~50がより好ましく、10~20がさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると汚れの拡がり防止性(特に、油汚れに対する汚れの拡がり防止性)がより向上し、上限値以下であると液安定性に優れる。
<(D)成分>
液体洗浄剤(α)は、下記(D)成分を含んでもよい。
(D)成分:下記一般式(d-1)で表される化合物(以下、「化合物(d-1)」という。)。
-O-[(EO)/(PO)]-R10 ・・・(d-1)
式(d-1)中、Rは炭素数6~22の炭化水素基であり、R10は水素原子、アルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、sはEOの平均繰り返し数を表し、3~15の数であり、tはPOの平均繰り返し数を表し、0~6の数である。
である炭化水素基は飽和でもよく不飽和でもよい。Rとしては、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、アルキル基がより好ましい。
の炭素数は8~22が好ましく、10~18がより好ましく、12~16がさらに好ましい。
10におけるアルキル基の炭素数は、1~6が好ましく、1~3がより好ましい。
10におけるアルケニル基の炭素数は、2~6が好ましく、2~3がより好ましい。
sは7~15が好ましく、12~15がより好ましい。
tは0~3が好ましく、0~1がより好ましい。
s+tは0超の数が好ましく、5~20がより好ましい。
tが0でない場合、つまり化合物(d-1)がEOとPOとの両方を有する場合、EOとPOとは、ブロック状に付加されていてもよく、ランダム状に付加されていてもよい。
液体洗浄剤(α)に含まれる(D)成分は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布してから放置したときの汚れの拡がりを抑える点で、(D)成分の含有量は少ない方が好ましい。
具体的には、液体洗浄剤(α)の総質量に対して(D)成分の含有量が10質量%以下であることが好ましい。
すなわち、液体洗浄剤(α)は、(D)成分を含まない態様、又は液体洗浄剤(α)の総質量に対する(D)成分の含有量が0超10質量%以下である態様が好ましい。
上記(D)成分の含有量の上限は3質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい。
<他の界面活性剤>
液体洗浄剤(α)は、(A)成分、(C)成分及び(D)成分のいずれにも該当しない、他の界面活性剤を1種以上、含んでもよい。
他の界面活性剤としては、(A)成分以外のアニオン界面活性剤(高級脂肪酸又はその塩を除く)、(C)成分及び(D)成分以外のノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、アミンオキシド型界面活性剤が挙げられる。これらは液体洗浄剤において公知の界面活性剤が使用できる。液体洗浄剤(α)の総質量に対して、他の界面活性剤の含有量は25質量%以下が好ましい。
(D)成分以外のノニオン界面活性剤としては、下記一般式(d-2)で表される化合物(以下、「化合物(d-2)」という。)が挙げられる。
11-O-[(EO)/(PO)]-(EO)-R12 ・・・(d-2)
式(d-2)中、R11は炭素数6~22の炭化水素基であり、R12は水素原子、アルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、pはEOの平均繰り返し数を表し、qはPOの平均繰り返し数を表し、rはEOの平均繰り返し数を表し、pとrの合計は16以上の数であり、qは0~10の数である。
p及びqが0でない場合、すなわち化合物(d-2)がEOとPOとの両方を有する場合、[(EO)/(PO)]において、EOとPOとはブロック状に付加されていてもよく、ランダム状に付加されていてもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、化合物(d-2)の含有量は25質量%以下が好ましい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、界面活性剤の総質量は50質量%以下であり、5~30質量%が好ましく、10~20質量%がよりに好ましい。上記範囲の下限値以上であると洗浄力に優れる。上記範囲の上限値以下であると洗浄処理時のすすぎ性を良好に維持しつつ、汚れの拡がり防止性に優れる。また、液安定性に優れる。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、他の界面活性剤の含有量は30質量%以下が好ましく、25質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましく、5質量%以下が特に好ましく、1質量%以下が最も好ましい。他の界面活性剤の含有量はゼロでもよい。
界面活性剤の総質量に対して、(A)成分及び(C)成分の合計の含有量は40質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、70質量%以上がさらに好ましく、80質量%以上が特に好ましく、100質量%が非常に好ましい。
<水>
液体洗浄剤(α)は、水を含むことが好ましい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、水の含有量は40~90質量%が好ましく、50~85質量%がより好ましく、60~80質量%がさらに好ましい。上記範囲内であれば、液体洗浄剤(α)を調製しやすくなる。また、液安定性に優れる。さらに、液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布する際に、液体洗浄剤(α)を繊維製品にふりかけやすくなる。
<任意成分>
液体洗浄剤(α)は、上記(A)~(D)成分、他の界面活性剤及び水以外に、液体洗浄剤の分野で公知の成分を、任意成分として含んでもよい。
任意成分としては、例えば、(B)成分以外の有機溶剤、高級脂肪酸又はその塩、消泡剤、金属イオン捕捉剤(キレート剤)、酵素、アルカリ剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、抗菌剤、風合い向上剤、移染防止剤、再汚染防止剤、パール剤、ソイルリリース剤、分散剤、ハイドロトロープ剤、着香剤、着色剤、乳濁化剤、蛍光剤、エキス等が挙げられる。
(B)成分以外の有機溶剤としては、例えば、ブタノール(δ=11.4)、ブチルカルビトール(δ=9.9)、3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール(δ=9.88)、エチレングリコールモノブチルエーテル(δ=9.5)、メトキシブチルアセテート(δ=8.9)等が挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれる(B)成分以外の有機溶剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、(B)成分以外の有機溶剤の含有量は1~3.0質量%が好ましい。
高級脂肪酸又はその塩としては、炭素数10~20の高級脂肪酸及びその塩が好ましく、炭素数12~18の高級脂肪酸及びその塩がより好ましい。
高級脂肪酸は、飽和脂肪酸であってもよく、不飽和脂肪酸であってもよく、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸との混合物であってもよい。
高級脂肪酸としては、例えばステアリン酸、リノール酸、オレイン酸、ヤシ脂肪酸等が挙げられる。
高級脂肪酸の塩としては、例えばナトリウム、カリウム等とのアルカリ金属塩、マグネシウム等とのアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等とのアルカノールアミン塩等が挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれる高級脂肪酸又はその塩は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、高級脂肪酸又はその塩の含有量は0.1~3.0質量%が好ましい。
消泡剤としては、例えばシリコーン、アルコールのプロピレンオキシド付加物((D)成分及び(D)成分以外のノニオン界面活性剤を除く)、脂肪酸エステル等が挙げられる。
シリコーンとしては、例えばジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーンが挙げられる。これらのシリコーンとしては、例えば、オイル型、オイルコンパウンド型、溶液型、エマルション型、自己乳化型等が挙げられる。液体洗浄剤(α)に含まれるシリコーンは、1種でもよく、2種以上でもよい。液体洗浄剤(α)の総質量に対して、シリコーンの含有量は0.001~20質量%が好ましい。
アルコールのプロピレンオキシド付加物((D)成分及び(D)成分以外のノニオン界面活性剤を除く)としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノールなどのモノアルコールにプロピレンオキシドを付加させたもの;エタンジオール等のジオール、グリセリンなどのトリオール、エリスリトールなどのテトラオール、ソルビトールなどのヘキサオール等の多価アルコールにプロピレンオキシドを付加させたもの等が挙げられる。アルコールのプロピレンオキシド付加物の重量平均分子量は、2500~5500が好ましく、3000~5000がより好ましい。本明細書において重量平均分子量は、ポリプロピレングリコール(重量平均分子量:800、1,200、2,000、4,000)を標準としたGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)で得られる分子量分布より求められる。液体洗浄剤(α)の総質量に対して、アルコールのプロピレンオキシド付加物の含有量は0.1~10質量%が好ましい。
脂肪酸エステルとしては、例えば、下記一般式(I)で表されるものが挙げられる。
21-COO-Y21 ・・・(I)
式中、X21は、炭素数5~21の分岐鎖状アルキル基又は炭素数5~21の直鎖状アルキル基である。X21が直鎖状アルキル基である場合、式(I)中のカルボニル基の炭素原子に結合する炭素原子は第2級炭素原子である。Y21は、炭素数3~16のアルキル基又は-(R31O)m11-R32である。R31は、炭素数2~4のアルキレン基である。m11はR31Oの平均繰り返し数を示し1~5である。R32は、炭素数1~16のアルキル基、フェニル基又はベンジル基である。脂肪酸エステルとして具体的には、2-エチルヘキサン酸2-エチルヘキシル(別称:イソオクチル酸2-エチルヘキシル、2H08)等が挙げられる。液体洗浄剤(α)の総質量に対して、脂肪酸エステルの含有量は0.01~5質量%が好ましい。
金属イオン捕捉剤(キレート剤)としては、例えば酢酸、アジピン酸、グリコール酸、ジグリコール酸、モノクロル酢酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の酸又はその塩のカルボン酸類;エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、トリエチレンテトラ酢酸(TTHA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、1,3-プロパン-2-ジアミン四酢酸(PDTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸(HEDTA)、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸(HIDA)、ヒドロキシイミノジコハク酸(HIDS)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、プロピレンジアミンテトラ酢酸、トリエチレンテトラアミンヘキサ酢酸、エチレングリコールジエーテルジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸、シクロヘキサン-1,2-ジアミンテトラ酢酸、イミノジコハク酸、アスパラギン酸ジ酢酸、β-アラニンジ酢酸、ヒドロキシイミノジコハク酸等の酸又はその塩のアミノカルボン酸類;1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸(HEDP)、N,N,N’,N’-テトラキス(ホスホノメチル)エチレンジアミン(EDTMP)等の酸又はその塩などの有機ホスホン酸類等が挙げられる。 キレート剤の塩の形態としては、例えばナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれるキレート剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、キレート剤の含有量は0.001~10質量%が好ましい。
酵素としては、例えばプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、マンナナーゼなどが挙げられる。ここで、「酵素」とは、酵素製剤のことを意味する。
プロテアーゼとしては、プロテアーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる、Pr ogress Uno(登録商標)100L、Medley(登録商標) Core210L、Savinase(登録商標)16L、Savinase Ultra 16L、Savinase Ultra 16XL、Savinase Evity 16L、Everlase(登録商標) 16L TypeEX、Everlase 16L、Everlase Ultra 16L、Esperase(登録商標) 8L、Alcalase(登録商標) 2.5L、Alcalase Ultra 2.5L、Liquanase(登録商標) 2.5L、Liquanase Ultra 2.5L、Liquanase Ultra 2.5XL、Coronase(登録商標) 48L(いずれも商品名)、ジェネンコア社から入手できるPurafect(登録商標) L、Purafect OX、Properase L(いずれも商品名)等が挙げられる。
アミラーゼとしては、アミラーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる、Termamyl(登録商標) 300L、Termamyl Ultra 300L、Duramyl(登録商標) 300L、Stainzyme(登録商標) 12L、Stainzyme Plus 12L、Amplify 12L(登録商標)、Amplify Prime 100L、Medley(登録商標) Core210L(いずれも商品名)、ジェネンコア社から入手できる、Maxamyl(商品名)、天野製薬株式会社から入手できる、プルラナーゼアマノ(商品名)、生化学工業株式会社から入手できるDB-250(商品名)等が挙げられる。
リパーゼとしては、リパーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる、Lipex(登録商標) 100L、Lipex Evity 100L、Lipolase(登録商標) 100L(いずれも商品名)等が挙げられる。
セルラーゼとしては、セルラーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できる、Endolase(登録商標) 5000L、Celluzyme(登録商標) 0.4L、Carzyme(登録商標) 4500L(いずれも商品名)等が挙げられる。
マンナナーゼとしては、マンナナーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できるMannaway(登録商標) 4L(商品名)等が挙げられる。
プロテアーゼとしては、上記の中でも、Savinase 16L、Savinase Ultra 16L、Savinase Ultra 16XL、Savinase Evity 16L、Everlase 16L、Everlase Ultra 16L、Alcalase 2.5L、Alcalase Ultra 2.5L、Liquanase 2.5L、Liquanase Ultra 2.5L、Liquanase Ultra 2.5XL、Coronase 48L、Progress Unoが好ましく、Alcalase 2.5L、Everlase 16L、Savinase 16L、Savinase Evity 16L、Coronase 48L、Pro gress Unoが特に好ましい。
液体洗浄剤(α)に含まれる酵素は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、酵素の含有量は0.01~10質量%が好ましい。
酸化防止剤としては、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、ビタミンE(トコフェロール)、エリソルビン酸ナトリウム、メトキシフェノール、二酸化硫黄、コーヒー豆抽出物(クロロゲン酸)、緑茶抽出物(カテキン)、ローズマリー抽出物等が挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれる酸化防止剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、酸化防止剤の含有量は0.01~3質量%が好ましい。
防腐剤としては、ダウ・ケミカル社製「ケーソンCG」(商品名)、ソー・ジャパン社製「アクチサイドMBS」(商品名)、クラリアント社製「NIPACIDE BIT 20」(商品名)等が挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれる防腐剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、防腐剤の含有量は0.001~1質量%が好ましい。
抗菌剤としては、例えばダイクロサン(4,4’-ジクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテル)、トリクロサン(5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール)などのジフェニルエーテル抗菌剤、四級アンモニウム塩(塩化ベンザルコニウム、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩)等の陽イオン殺菌剤、ビス-(2-ピリジルチオ-1-オキシド)亜鉛、ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩、8-オキシキノリン、ポリリジン等が挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれる抗菌剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、抗菌剤の含有量は0.001~10質量%が好ましい。
ソイルリリース剤としては、アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位からなる群より選択される少なくとも一種の繰り返し単位、並びにオキシアルキレン単位を有するポリマーが挙げられる。このようなポリマーとしては、例えば国際公開第2017/142012号に記載されているものが挙げられる。SR剤の市販品としては、例えばクラリアント社製の商品名「TexCare SRN -170」などが挙げられる。
また、ソイルリリース剤としては、ポリアルキレンアミンのアルキレンオキシド付加体等の高分子(P)が挙げられる。ポリアルキレンアミンのアルキレンオキシド付加体としては、下記一般式(II)で表される側鎖をアルキレンアミン主鎖及びアルキレンアミン主鎖の窒素原子に結合したものが挙げられる。
-(EO)(PO) ・・・(II)
式(II)中、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、aはEOの平均繰り返し数を表す3~60の数であり、bはPOの平均繰り返し数を表す0~60の数である。このような高分子(P)としては、例えば国際公開第2017/142012号や特表2017-514967号公報に記載されているものが挙げられる。高分子(P)としては、例えばBASF社製の商品名「Sokalan HP20」などが挙げられる。
また、ソイルリリース剤としては、特開2019-90057に記載されているカチオン化セルロースが挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれるソイルリリース剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、ソイルリリース剤の含有量は0.1~20質量%が好ましい。
分散剤としては、例えばポリアクリル酸及びその塩、ポリメタクリル酸及びその塩、高分子ポリカルボン酸またはそれらの塩等が挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれる分散剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、分散剤の含有量は0.01~5質量%が好ましい。
着香剤としては、香料原料単体、又は、香料原料と香料用溶剤と香料安定化剤等とからなる香料組成物を含むものが挙げられ、液体洗浄剤組成物に通常用いられる香料を配合することができる。また、カプセル香料を配合してもよい。
液体洗浄剤(α)に含まれる着香剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、着香剤の含有量は0.01~5質量%が好ましい。
着色剤としては、キノン系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテン系色素、キノリン系色素、ピレン系色素等が挙げられる。本明細書において、「C.I.」は、カラーインデックスの略である。
各色素の構造は「法定色素ハンドブック」(日本化粧品工業連絡会編)、染料便覧(有機合成化学協会編)に記載されている。
キノン系色素としては、例えばC.I.Solvent Blue 63(C.I.ソルベント ブルー 63、青色403号)、C.I.Solvent Violet 13(C.I.ソルベント バイオレット 13、紫色201号)、C.I.Acid Green 25(C.I.アシッド グリーン 25、緑色201号)、C.I.Acid Blue 112、C.I.Solvent Green 3(緑色202号)、C.I.Vat Blue 6(C.I.バット ブルー 6、青色204号)、C.I.Solvent Blue 11、C.I.Solvent Blue 12、C.I.Solvent Blue 36、C.I.Acid Violet 43(紫色401号)、C.I.Acid Blue 41、C.I.Acid Blue 62、C.I.Acid Blue 78、C.I.Direct Green 28(C.I.ダイレクト グリーン 28)、C.I.Acid Violet 34、C.I.Acid Vioret 41、C.I.Acid Vioret 51、C.I.Acid Blue 23、C.I.Acid Blue 25、C.I.Acid Blue 27、C.I.Acid Blue 40、C.I.Acid Blue 43、C.I.Acid Blue 45、C.I.Acid Blue 80、C.I.Acid Blue 126、C.I.Acid Blue 127、C.I.Acid Blue 129、C.I.Acid Blue 138、C.I.Acid Blue 143、C.I.Acid Blue 182、C.I.Acid Blue 183、C.I.Acid Blue 203、C.I.Acid Blue 204、C.I.Acid Blue 205、C.I.Acid Green 36、C.I.Acid Green 40、C.I.Acid Green 41、C.I.Acid Green 44、C.I.Acid Brown 27(C.I.アシッド ブラウン 27)、C.I.Acid Black 48(C.I.アシッド ブラック 48)、C.I.Acid Black 50、C.I.Disperse Red 9(C.I.ディスパース レッド 9)、C.I.Solvent Violet 14、C.I.Disperse Violet 1、C.I.Acid Green 27等が挙げられる。また、上記のなかでSolvent系(油溶性)色素に対して、発色団の構造の末端にポリエチレングリコールやポリプロピレングリコールなどの水溶性高分子を化学的に修飾して水溶性を増すようにしたものでもよい。具体的には、ミリケン社製のLiquitint Blue HP、Liquitint Blue BL、Liquitint Blue MC等の商品名が挙げられる。
トリフェニルメタン系色素としては、例えば緑色3号(C.I.42053)等が挙げられる。
キサンテン系色素としては、例えば赤色106号(C.I.Acid Red 52)、赤色3号(C.I.Acid Red 51)、赤色214号(C.I.Solvent Red 49)、赤色215号(C.I.Solvent Red 49)、赤色218号(C.I.Solvent Red 48)、赤色223号(C.I.Solvent Red 43)、だいだい色201号(C.I.Solvent Red 72)、だいだい色206号(C.I.Solvent Red 73)、赤色104号の(1)(C.I.Acid Red 92)、赤色105号の(1)(C.I.Acid Red 94)、赤色213号(C.I.Basic Violet 10)、赤色230号の(1)(C.I.Acid Red 87)、赤色230号の(2)(C.I.Acid Red 87)、赤色231号(C.I.Acid Red 92)、赤色232号(C.I.Acid Red 94)、だいだい色207号(C.I.Acid Red 95)、黄色201号(C.I.Acid Yellow 73)、黄色202号の(1)(C.I.Acid Yellow 73)、黄色202号の(2)(C.I.Acid Yellow 73)、赤色401号(C.I.Acid Violet 9)が挙げられる。
キノリン系色素としては、例えば黄色203号(C.I.Acid Yellow 3)、黄色204号(C.I.Solvent Yellow 33)が挙げられる。
ピレン系色素としては、例えば緑色204号(C.I.Solvent Green 7)が挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれる着色剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、着色剤の含有量は0.1~100質量ppmが好ましい。
蛍光剤としては、4,4’-ビス(2-スルホスチリル)ビフェニ ルジナトリウム塩などのビフェニル型の蛍光剤、4,4’-ビス((4-アミノ-6-モルホリノ-1,3,5-トリアジニル-2)アミノ)スチルベン-2,2’-ジスルホン酸塩などのスチルベン型の蛍光剤等が挙げられる。
液体洗浄剤(α)に含まれる蛍光剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
液体洗浄剤(α)の総質量に対して、蛍光剤の含有量は0.01~10質量%が好ましい。
pH調整剤としては、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等)、アンモニア等が挙げられる。これらの中でも、液安定性の観点から、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミンが好ましく、硫酸、水酸化ナトリウムが好ましい。
液体洗浄剤(α)に含まれるpH調整剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
<pH>
液体洗浄剤(α)の25℃におけるpHは、5~9が好ましく、5.5~8.5がより好ましく、6~8がさらに好ましく、6.5~8が特に好ましく、7~8が最も好ましい。上記範囲内であれば、液安定性に優れる。また、塗布放置時の繊維製品への影響を防止しやすい。
液体洗浄剤(α)のpHは、必要に応じて、pH調整剤を添加することにより調整できる。
本明細書におけるpHは、測定対象を25℃とし、pHメーター(製品名:HM-30G、東亜ディーケーケー社製)により測定される値を意味する。
<粘度>
液体洗浄剤(α)の20℃における粘度(V20)は、5~200mPa・sが好ましく、10~150mPa・sがより好ましく、15~60mPa・sがさらに好ましい。上記範囲の下限値以上であると、液体洗浄剤(α)を繊維製品にふりかけた際に、液体洗浄剤(α)が繊維製品に付着した汚れに留まりやすくなる。上記範囲の上限値以下であると、液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布する際に、液体洗浄剤(α)を繊維製品にふりかけやすくなる。
また、粘度(V20)に対する、液体洗浄剤(α)の5℃における粘度(V)の比率(V/V20)は、1~4が好ましく、1~3がより好ましく、1~2がさらに好ましい。
液体洗浄剤(α)の粘度は、必要に応じて、溶剤、ハイドロトロープ剤の添加量、pH等により調整できる。
本明細書における粘度は、測定対象を20℃又は5℃とし、B型(ブルックフィールド型)粘度計を用いて測定される値を意味する。
<容器入り液体洗浄剤製品>
液体洗浄剤(α)は、容器に収容して容器入り液体洗浄剤製品として用いることが好ましい。
容器としては、スクイズ容器、トリガー容器、液を繊維製品に直に塗りつける塗布面を持った容器等が挙げられる。これらの中でも、1回の塗布量が多く、広範囲でも均一かつ速やかに塗布でき、しかも狭い範囲にもピンポイントで塗布できる観点から、スクイズ容器が好ましい。
スクイズ容器は、スクイズ(圧搾)により変形する容器本体と、容器本体内に収容された液体洗浄剤(α)を吐出する吐出口が形成され、容器本体の口部に取り付けられたキャップとを有し、容器本体を傾倒又は倒立させつつ、容器本体の胴部を手でスクイズすることによって容器本体を変形させて、液体洗浄剤(α)を吐出口から吐出させるものである。このようなスクイズ容器は、スクイズした状態を開放すると容器本体の変形が解除され、その際のバッグサクション機構(吸引機構)により、吐出口内に残存した液体洗浄剤(α)が容器本体内に戻される。スクイズ容器としては公知の容器を用いることができ、例えば特開2002-264958号公報などに開示されている公知のスクイズ容器を使用できる。
<製造方法>
液体洗浄剤(α)は、従来公知の液体洗浄剤の製造方法に準じて製造することができる。例えば、分散媒である水の一部に、pH調整剤を除く各成分を加えて混合した後、必要に応じてpH調整剤を添加してpHを調整した後、水の残部を加えて全体量を100質量%として、液体洗浄剤(α)とする。さらに、スクイズ容器等の容器に収容して容器入り液体洗浄剤製品とすることが好ましい。
「洗濯方法」
本発明の繊維製品の洗濯方法は、上述した液体洗浄剤(α)を繊維製品(被洗物)の汚れに塗布し、30分以上放置した後に、水又は新たな洗浄剤(β)を含む洗浄液と接触させて洗浄処理を行う方法である。洗浄処理の後、すすぎ処理を行うことが好ましい。以下、本明細書において、洗浄処理とすずき処理を総称して「洗濯処理」ともいう。
液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布することにより、繊維製品の汚れ部分に液体洗浄剤(α)を含浸させ、汚れと液体洗浄剤(α)とを接触させる。
液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布する際は、液体洗浄剤(α)の濃度を保った状態で汚れと接触させることが好ましく、そのために、繊維製品を水に浸漬させることなく、汚れに液体洗浄剤(α)を塗布する。
液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布する方法としては特に制限されない。例えば、液体洗浄剤(α)がスクイズ容器やトリガー容器等に収容された容器入り液体洗浄剤製品を用い、容器の吐出口を繊維製品から離して(すなわち、吐出口と繊維製品とが非接触の状態で)液体洗浄剤(α)を繊維製品にふりかけてもよい。また、液体洗浄剤(α)が塗布面を持った容器等に収容された容器入り液体洗浄剤製品を用い、容器の塗布面を繊維製品に接触させて液体洗浄剤(α)を繊維製品に直塗りしてもよい。広範囲に均一かつ速やかに塗布できる観点から、液体洗浄剤(α)を繊維製品にふりかける方法が好ましい。その中でも特に、1回の塗布量が多く、広範囲でも均一かつ速やかに塗布できる観点から、スクイズ容器に収容された液体洗浄剤(α)をシャワー状に繊維製品にふりかける方法が好ましい。なお、汚れ部分の領域に応じて、スクイズの力を調節すればよく、汚れ部分が広範囲の場合はスクイズの力を強めて液体洗浄剤(α)をシャワー状にふりかければよい。汚れ部分が狭い場合は、スクイズの力を弱めて液体洗浄剤(α)をピンポイントにふりかければよい。
液体洗浄剤(α)の塗布量は、汚れの付着部分の全体に液体洗浄剤(α)が浸透する量以上とすることが好ましい。また、液体洗浄剤(α)の塗布量は、対繊維重量で100%o.w.f.(繊維製品の単位重量当たりに塗布した液体洗浄剤(α)の量)以上が好ましく、より好ましくは200%o.w.f.以上であり、さらに好ましくは300%o.w.f.以上である。液体洗浄剤(α)の塗布量の上限値については特に制限されないが、例えば対繊維重量で1000%o.w.f.以下となる量が好ましい。
液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布した後、洗濯するまでの放置時間は30分以上であり、1時間以上が好ましく、3時間以上がより好ましく、6時間以上がさらに好ましい。30分以上放置することにより、繊維製品に塗布された液体洗浄剤(α)中の水分が蒸発し、繊維製品上で液体洗浄剤(α)が濃縮される。その結果、汚れに対する相溶性が高まり、優れた洗浄力が発揮される。
液体洗浄剤(α)は汚れの拡がり防止性に優れるため、従来よりも放置時間を長くできるという利点を有する。放置時間は、例えば24時間以上でもよい。放置時間の上限値については特に制限されないが、例えば放置時間は168時間(1週間)以下が好ましい。
放置後の液体洗浄剤(α)中の水の含有量は、液体洗浄剤(α)の総質量に対して40質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。なお、放置前後の繊維製品の重さを測定し、その差(減少量)を蒸発した水分量とみなして、放置後の液体洗浄剤(α)中の水の含有量を求めることができる。
塗布後の放置時の環境については特に制限されないが、温度は5~40℃が好ましく、10~35℃がより好ましく、15~30℃がさらに好ましい。また、湿度は90%以下が好ましく、70%以下がより好ましく、50%以下がより好ましい。湿度の下限値については特に制限されないが、例えば湿度は15%以上が好ましい。
放置場所についても特に制限されず、例えば、洗濯槽、洗濯カゴ、洗面器など、いずれの場所でもよいが、洗濯カゴのような湿度がこもらない場所がより好ましい。
洗濯処理の方法は、液体洗浄剤(α)が塗布された繊維製品を、水又は新たな洗浄剤(β)を含む洗浄液と接触させて、繊維製品に付着している汚れと液体洗浄剤(α)を水中に移行させて除去する方法であればよく、特に限定されない。通常の洗濯処理は、洗浄処理とすすぎ処理を含む。すすぎ処理は、洗浄処理後に、繊維製品に残留している液体洗浄剤(α)を取り除くための処理である。すすぎ処理後は乾燥等を行い、繊維製品から水分を除去する。
洗浄処理では、水又は新たな洗浄剤(β)を含む洗浄液中で、好ましくは繊維製品に外力を加えて汚れを洗浄液中に移行させた後、脱水等を行って、繊維製品を洗浄液から分離する。
すすぎ処理では、洗浄処理を行った後に、液体洗浄剤(α)及び洗浄剤(β)を含まないすすぎ水中で、好ましくは繊維製品に外力を加えて、繊維製品に残留している液体洗浄剤(α)をすすぎ水中に移行させた後、脱水等を行って、繊維製品をすすぎ水から分離する。
洗浄処理は通常1回行う。すすぎ処理は1回でもよく、2回以上繰り返してもよい。すすぎ処理が1回ですむと、すすぎ水の使用を節約でき、洗濯時間も短縮できるため好ましい。
繊維製品に外力を加える方法は、例えば洗濯機により機械力を加える方法でもよく、もみ洗い、押し洗い、たたき洗い、つかみ洗い、つまみ洗い、又は振り洗い等の手洗いによる方法でもよい。
洗浄処理の開始時に、繊維製品に接触させるのは水のみでもよく、水と新たな洗浄剤(β)とを含む洗浄液でもよい。水のみを接触させると、繊維製品に塗布された液体洗浄剤(α)が水中に分散されて洗浄液となる。水と洗浄剤(β)とを含む洗浄液を接触させると、繊維製品に塗布された液体洗浄剤(α)が洗浄液中に分散され、洗浄液中の洗浄剤成分の濃度が増す。
洗浄剤(β)は、液体でもよいし、粉末でもよい。洗浄剤(β)としては特に制限されず、公知の繊維製品用の洗浄剤を用いることができる。また、洗浄剤(β)として液体洗浄剤(α)を用いてもよいし、市販品を用いてもよい。特に、洗浄剤(β)としてはポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(MEE)及びポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)を含む洗浄剤が好ましい。
洗浄剤(β)の市販品としては、例えば、ライオン社製の「トップ NANOX」、「トップクリアリキッド」;花王社製の「アタックNEO」、「アタックZERO」、「アタック高浸透バイオジェル」;プロクター・アンド・ギャンブル社製の「アリエールイオンパワージェル」、「アリエールパワージェルボール」等が挙げられる。
洗濯処理における繊維製品は、液体洗浄剤(α)が塗布された繊維製品だけでなく、液体洗浄剤(α)が塗布されていない他の繊維製品を含んでよい。
洗浄処理において使用される洗浄剤の量は、繊維製品の合計質量(布量)/洗浄剤の合計質量(液体洗浄剤(α)及び洗浄剤(β)の総質量)の比が、10~500が好ましく、10~300がさらに好ましく、10~100がさらに好ましい。下限値以上であると長時間塗布した際のすすぎ性に優れ、上限値以下であると液体洗浄剤(α)が塗布されていない他の繊維製品の洗浄力により優れる。
洗浄剤(β)として液体洗浄剤(α)を用いる場合、洗浄処理において使用される液体洗浄剤(α)の全部を、繊維製品の汚れへの塗布に使用してもよく、一部を繊維製品の汚れに塗布し、残りを洗浄処理時に追加してもよい。
洗浄処理において使用される水量は、洗浄処理において使用される洗浄剤の量(液体洗浄剤(α)及び洗浄剤(β)の総質量)の50倍以上が好ましく、50~1500倍がより好ましく、50~1000倍がさらに好ましい。下限値以上であるとすすぎ性がより優れる。上限値以下であると洗浄性能がより優れる。
本発明の繊維製品の洗濯方法によれば、繊維製品(被洗物)に付着した汚れに特定の液体洗浄剤を長時間(30分以上)接触させた後に洗浄処理を行うことによって優れた洗浄力が発揮される。また、本発明に用いる液体洗浄剤(α)は汚れの拡がり防止性に優れるため、繊維製品に液体洗浄剤(α)を塗布してから30分以上放置しても、汚れの拡がりを抑制できる。
繊維製品としては、例えば衣料、布巾、シーツ、カーテン、枕カバーなどが挙げられる。繊維製品の素材は特に限定されず、綿、絹、羊毛等の天然繊維、ポリエステル、ポリアミド等の化学繊維等のいずれでもよい。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
「使用原料」
(A)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・A-1:AES。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウムとの混合物、EOの平均付加モル数1)。式(a-1)におけるRが炭素数12及び14の直鎖状のアルキル基、kが1、nが0、Mがナトリウムであり、A-1全体に対するkが0かつnが0である化合物(成分(a0))の割合が43質量%である。下記調製例1の方法で合成したもの。
・A-2:α-オレフィンスルホン酸ナトリウム(AOS)、商品名「リポランLB-840」、ライオン社製。
・A-3:ラウリル硫酸ナトリウム(AS)、SDS、商品名「ドデシル硫酸ナトリウム」、和光純薬工業社製。
・A-4:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)、商品名「ライポンLS-250」、ライオン社製。
・A-5:セカンダリーアルカンスルホン酸ナトリウム(SAS)、商品名「SAS30」、クラリアント・ジャパン社製。
・A-6:IOS。特開2001-247534号公報の実施例7に記載された方法により合成されたインナーオレフィンスルホネート。
(B)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・B-1:グリセリン。商品名「化粧品用グリセリン」、阪本薬品工業社製。δ=16.5。
・B-2:ソルビトール。商品名「ソルビットL-70」、三菱商事フードテック社製。δ=18.7。
(B’)成分((B)成分の比較成分)として、以下に示す化合物を用いた。
・B’-1:ジエチレングリコールモノブチルエーテル。商品名「BDG」、日本乳化剤社製。δ=10.2。
(C)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・C-1:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(式(c-1)において、RとRとRがそれぞれ-(CH10-、ZとZとZがそれぞれ水素原子、m5=0、m6=0、m7=0、m8+m9+m10=20である化合物)、商品名「ブラウノンCW-20-90」、青木油脂工業社製。
・C-2:ポリエチレングリコールジオレート(式(c-2)において、Xが-C(O)R、RとRがそれぞれ-C1733、AOがEO、m1が12である化合物)、商品名「イオネット DO-600」、三洋化成工業社製。
・C-3:イソステアリン酸PEG-8グリセリル(式(c-3)において、Yが-C(O)R、YとYがそれぞれ水素原子、Rが-C1735、AOがEO、m2+m3+m4=8である化合物)、商品名「ユニオックス GM-8IS」、日油社製。
(D)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・D-1:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(式(d-1)において、Rが炭素数12のアルキル基(C12)及び炭素数14のアルキル基(C14)(質量比でC12:C14=75:25)、R10が水素原子、sが6、tが0である化合物)、商品名「LMAF-90」、ライオン社製。
他の界面活性剤として、以下に示す化合物を用いた。
・MEE:下記一般式(d-3)で表されるポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル(式(d-3)において、R13が炭素数12~14のアルキル基、R14がメチル基、vが15、wが0である化合物)、商品名「CEAO-90」、ライオン社製。
13-COO-[(EO)/(PO)]-R14 ・・・(d-3)
任意成分として、以下に示す化合物を用いた。
[共通成分X]計3.95001質量%
・ヤシ脂肪酸・・・・・・・・・・・・・・1.0質量%。
・イソオクチル酸2-エチルヘキシル・・・0.5質量%。
・クエン酸・・・・・・・・・・・・・・・1.3質量%。
・酵素・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1質量%。
・MEA・・・・・・・・・・・・・・・・1.0質量%。
・香料:・・・・・・・・・・・・・・・・0.05質量%。
・色素・・・・・・・・・・・・・・・・・0.00001質量%。
[共通成分Y]計11.7質量%
・香料・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1質量%。
・酵素・・・・・・・・・・・・・・・・・0.1質量%。
・クメンスルホン酸ナトリウム・・・・・・1.5質量%。
・フェノキシエタノール・・・・・・・・・3.0質量%。
・AE(10EO2PO10EO)・・・・7.0質量%。
なお、共通成分の構成成分は以下の通りである。
・ヤシ脂肪酸:商品名「椰子脂肪酸(PKO)TC」、日油社製。
・イソオクチル酸2-エチルヘキシル:商品名「イソオクチル酸2-エチルヘキシル」、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製。
・クエン酸:商品名「無水クエン酸」、扶桑化学工業社製。
・酵素:商品名「Medley Core210L」 Novozymes社製。
・MEA:商品名「モノエタノールアミン」、日本触媒社製。
・香料:特開2003-268398号公報の表7~14に記載の香料組成物A。
・色素:商品名「緑色3号」、癸巳化成社製。
・クメンスルホン酸ナトリウム:商品名「テイカトックスN5040」、テイカ社製。
・フェノキシエタノール:商品名「フェニルグリコール」、日本乳化剤社製。
・AE(10EO2PO10EO):天然アルコール(質量比で炭素数12アルコール/炭素数14アルコール=7/3)に、10モル相当のエチレンオキシド、2モル相当のプロピレンオキシド、10モル相当のエチレンオキシドを、この順にブロック付加したもの。式(d-2)において、R11が炭素数12のアルキル基(C12)及び炭素数14のアルキル基(C14)(質量比でC12:C14=70:30)、R12が水素原子、pが10、qが2、rが10である化合物。
[その他の任意成分]
・PEG:重量平均分子量1000のポリエチレングリコール。商品名「PEG#1000-L60」、ライオン社製。
・pH調整剤:水酸化ナトリウム(商品名「水酸化ナトリウム」、関東化学社製)、硫酸(商品名「硫酸」、関東化学社製)。
[調製例1:(A-1)成分の合成]
容量4Lのオートクレーブ中に、原料アルコールとしてプロクター・アンド・ギャンブル社製の商品名CO1270アルコール(炭素数12のアルコールと炭素数14のアルコールとの質量比75/25の混合物)400gと、反応用触媒として水酸化カリウム触媒0.8gとを仕込み、該オートクレーブ内を窒素で置換した後、攪拌しながら昇温した。続いて、温度を180℃、圧力を0.3MPa以下に維持しながらエチレンオキシド91gを導入し、反応させることによりアルコールエトキシレートを得た。
ガスクロマトグラフ:Hewlett-Packard社製のGC-5890と、検出器:水素炎イオン化型検出器(FID)と、カラム:Ultra-1(HP社製、L25m×φ0.2mm×T0.11μm)と、を用いて分析した結果、得られたアルコールエトキシレートは、エチレンオキシドの平均付加モル数が1.0であった。また、エチレンオキシドが付加していない化合物(最終的に成分(a0)となるもの)の量が得られたアルコールエトキシレート全体に対して43質量%であった。
次に、上記で得たアルコールエトキシレート237gを、攪拌装置付の500mLフラスコに採り、窒素で置換した後、液体無水硫酸(サルファン)96gを、反応温度40℃に保ちながらゆっくりと滴下した。滴下終了後、1時間攪拌を続け(硫酸化反応)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸を得た。次いで、これを水酸化ナトリウム水溶液で中和することによりA-1を得た。
「実施例1~28、比較例1~3」
表1~4に示す組成で、各成分を水に加え、混合して各例の液体洗浄剤(α)を調製した。
表中の配合量は純分換算値である。表中に配合量が記載されていない成分は、配合されていない。pH調整剤の含有量「適量」は、各例の液体組成物の25℃におけるpHを7に調整するのに要した量である。水の含有量「バランス」は、液体組成物(α)に含まれる全成分の合計が100質量%となるように加えられる残部を意味する。
各例の液体洗浄剤(α)について、下記の方法で汚れの拡がり防止性、洗浄力を評価した。結果を表1~4に示す。
「評価方法」
<汚れの拡がり防止性の評価>
(1)油汚れ汚垢布の作製
5cm×5cmに裁断したB.V.D. GOLD 綿100% 丸首半袖Tシャツ(谷頭商店)を未汚垢布として用いた。
実施例1~17、比較例1~3については、未汚垢布に、オレイン酸及びトリオレイン等を含む混合油に0.03質量%のオイルレッドを添加した皮脂モデル汚垢油を0.050mL滴下し、室温にて1時間乾燥させたものを油汚れ汚垢布とした。
実施例18~28については、未汚垢布にラー油(エスビー食品社製)を0.050mL滴下し、室温にて1時間乾燥させたものを油汚れ汚垢布とした。
(2)汚れの拡がり防止性の評価
油汚れ汚垢布5枚のそれぞれに対し、油を滴下した部分にピペットを用いて評価対象の液体洗浄剤(α)を0.3mLふりかけて塗布し、25℃、60%の環境下で所定の時間(5分、30分、3時間、12時間、24時間のいずれか)放置したものを試験布とした。
液体洗浄剤(α)を塗布する前の油汚れ汚垢布(対照)、及び液体洗浄剤(α)を塗布し、所定の時間放置した試験布について、油汚れの長軸の長さを拡がり径として測定した。5枚の油汚れ汚垢布の拡がり径の平均値を算出し、下記の基準で汚れの拡がり防止性を評価した。
試験布における拡がり径の平均値をA(mm)、対照における拡がり径の平均値をB(mm)とするとき、A-Bを「拡がり径の平均値の差」とする。「拡がり径の平均値の差」が6mm未満であるとき合格と判定する。
(評価基準)
◎:拡がり径の平均値の差が3mm未満。
○:拡がり径の平均値の差が3mm以上6mm未満。
×:拡がり径の平均値の差が6mm以上。
<洗浄力の評価>
(1)油汚れ汚垢布の作製と洗浄
前述の未汚垢布に、牛脂をクロロホルムで5倍に希釈し0.03質量%のオイルレッドを添加したモデル汚垢油を0.050mL滴下し、室温にて2時間風乾したものを油汚れ汚垢布(洗浄前)とした。
油汚れ汚垢布5枚のそれぞれに対し、前述の「汚れの拡がり防止性の評価」と同様にして、液体洗浄剤(α)をふりかけて塗布し、所定の時間放置したものを試験布とした。
次いで、15℃の水道水900mLと市販の洗剤(商品名「トップ NANOX」、ライオン社製)0.3gを入れたTerg-O-Tometer(UNITED STATES TESTING社製)に、上記試験布5枚と、チャージ布(メリヤス布を細かく裁断し、充分に洗浄とすすぎを行い乾燥したもの)を入れ、120rpmで10分間洗浄した。チャージ布の量は、浴比(洗浄液の質量/チャージ布の総質量)が20倍となるように設定した。
その後、洗浄後の試験布5枚を取り出し、2槽式洗濯機(品番「CW-C30A1型」三菱電機社製)で3分間流水すすぎをし、1分間脱水した後、風乾したものを洗浄後の油汚れ汚垢布とした。
(2)洗浄力の評価
測色色差計(商品名「SE2000」、日本電色社製)を用い、未汚垢布、及び洗浄前後の油汚れ汚垢布についての反射率をそれぞれ測定し、下記式(ii)により洗浄率(%)を求めた。
洗浄率(%)=(洗浄前の油汚れ汚垢布のK/S-洗浄後の油汚れ汚垢布のK/S)/(洗浄前の油汚れ汚垢布のK/S-未汚垢布のK/S)×100 ・・・(ii)
[式(ii)中、K/Sは、(1-R/100)/(2R/100)であり、Rは、洗浄前の油汚れ汚垢布、洗浄後の油汚れ汚垢布又は未汚垢布の反射率(%)を表す。また、Kは吸光係数、Sは散乱係数、Rは絶対反射率をそれぞれ表す。]
この洗浄率の値が大きいほど、洗浄力が高いことを意味する。
5枚の油汚れ汚垢布の洗浄率の平均値を算出し、下記の基準で洗浄力を評価した。洗浄率の平均値が65%以上であるとき合格と判定する。
(評価基準)
◎:洗浄率の平均値が75%以上。
○:洗浄率の平均値が65%以上75%未満。
△:洗浄率の平均値が55%以上65%未満。
×:洗浄率の平均値が55%未満。
Figure 0007462393000007
Figure 0007462393000008
Figure 0007462393000009
Figure 0007462393000010
表1~4中、「A/B比」は、(A)成分/(B)成分で表される質量比である。「A/B’比」は、(A)成分/(B’)成分で表される質量比である。「A/C比」は、(A)成分/(C)成分で表される質量比である。
表1~4に示すように、実施例1~28は、洗浄力が良好であり、液体洗浄剤(α)を塗布して長時間放置したときの汚れの拡がり防止性に優れていた。
一方、(A)成分を含有しない比較例1は、洗浄力及び汚れの拡がり防止性が劣った。
界面活性剤の総質量が50質量%を超える比較例2は、汚れの拡がり防止性が劣った。
放置時間が30分未満である比較例3は洗浄力が劣った。

Claims (7)

  1. 下記(A)成分を2~25質量%含み、任意で下記(C)成分を含んでいてもよく、かつ界面活性剤の総質量が5~30質量%であり、前記界面活性剤の総質量に対して、下記(A)成分及び下記(C)成分の合計の含有量が68質量%以上であり、下記(A)成分及び下記(C)成分以外の界面活性剤が下記(D)成分及び下記一般式(d-2)で表される化合物の少なくとも一方である液体洗浄剤(α)を繊維製品に塗布し、30分以上放置した後に、水又は新たな洗浄剤(β)を含む洗浄液と接触させて洗浄処理を行う、繊維製品の洗濯方法。
    (A)成分:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩、α-オレフィンスルホン酸又はその塩(AOS)、アルキル硫酸エステル又はその塩(AS)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩(LAS)、内部オレフィンスルホン酸又はその塩のオレフィン体(IOS)及びヒドロキシ体(HAS)並びにアルカンスルホン酸又はその塩(SAS)からなる群から選ばれる1種以上。
    (C)成分:下記一般式(c-1)で表される化合物(c-1)、下記一般式(c-2)で表される化合物(c-2)及び下記一般式(c-3)で表される化合物(c-3)からなる群から選ばれる1種以上。
    Figure 0007462393000011
    (式(c-1)中、Z~Zは独立して水素原子又は-C(O)Rであり、Rは炭素数11~21のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、m5~m10はEOの平均繰返し数を表し、独立して0以上の数であり、m5+m6+m7+m8+m9+m10は5~100の数であり、R、R、Rは独立して-(CH10-又は-(CHCH=CH(CH)-である。)
    Figure 0007462393000012
    (式(c-2)中、Xは水素原子又は-C(O)Rであり、R、Rは独立して炭素数7~19の炭化水素基であり、AOはオキシエチレン基及びオキシプロピレン基の少なくとも一方であり、m1はAOの平均繰返し数を表し、3~20の数である。)
    Figure 0007462393000013
    (式(c-3)中、Y~Yは独立して水素原子又は-C(O)Rであり、Y~Yの少なくとも1つは-C(O)Rであり、Rは炭素数9~19の炭化水素基であり、AOはオキシエチレン基及びオキシプロピレン基の少なくとも一方であり、m2~m4はAOの平均繰返し数を表し、独立して0~15の数である。)
    (D)成分:下記一般式(d-1)で表される化合物。
    -O-[(EO) /(PO) ]-R 10 ・・・(d-1)
    (式(d-1)中、R は炭素数6~22の炭化水素基であり、R 10 は水素原子、アルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、sはEOの平均繰り返し数を表し、3~15の数であり、tはPOの平均繰り返し数を表し、0~6の数である。)
    11 -O-[(EO) /(PO) ]-(EO) -R 12 ・・・(d-2)
    (式(d-2)中、R 11 は炭素数6~22の炭化水素基であり、R 12 は水素原子、アルキル基又はアルケニル基であり、EOはオキシエチレン基であり、POはオキシプロピレン基であり、pはEOの平均繰り返し数を表し、qはPOの平均繰り返し数を表し、rはEOの平均繰り返し数を表し、pとrの合計は16以上の数であり、qは0~10の数である。)
  2. 前記液体洗浄剤(α)が、前記(C)成分を含む、請求項1に記載の繊維製品の洗濯方法。
  3. 前記液体洗浄剤(α)中の記(D)成分の含有量が10質量%以下である、請求項1又は2に記載の繊維製品の洗濯方法
  4. 前記液体洗浄剤(α)が、下記(B)成分を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の繊維製品の洗濯方法。
    (B)成分:溶解度パラメーター(SP値)が13以上である有機溶剤。
  5. 前記(B)成分が、グリセリン及びソルビトールの少なくとも一方である、請求項4に記載の繊維製品の洗濯方法。
  6. 前記液体洗浄剤(α)の総質量に対して、前記(B)成分の含有量が2~30質量%であり、
    前記(A)成分/前記(B)成分で表される質量比が0.2~20であり、
    前記(C)成分が前記化合物(c-1)を含む場合、前記液体洗浄剤(α)の総質量に対して、前記化合物(c-1)の含有量が0.2~10質量%であり、
    前記(C)成分が前記化合物(c-2)を含む場合、前記液体洗浄剤(α)の総質量に対して、前記化合物(c-2)の含有量が1質量%以上であり、
    前記(C)成分が前記化合物(c-3)を含む場合、前記液体洗浄剤(α)の総質量に対して、前記化合物(c-3)の含有量が1質量%以上であり、
    前記(A)成分/前記(C)成分で表される質量比が1~100である、請求項4又は5に記載の繊維製品の洗濯方法。
  7. 前記液体洗浄剤(α)を前記繊維製品にふりかけて、前記液体洗浄剤(α)を前記繊維製品に塗布する、請求項1~6のいずれか一項に記載の繊維製品の洗濯方法。
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