JP2015523425A - 改善された光沢のための液体洗浄剤組成物 - Google Patents

改善された光沢のための液体洗浄剤組成物 Download PDF

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Abstract

硬質表面に改善された光沢をもたらすための、修飾ポリエチレンイミンポリマー及び界面活性剤を有する液体洗浄剤組成物。

Description

本発明は、硬質表面に改善された光沢をもたらすための、修飾ポリエチレンイミンポリマー及び界面活性剤を含む液体洗浄剤組成物に関する。
液体洗剤による表面洗浄は、消費者にとって継続的な問題を提示する。軽質液体食器洗浄洗剤組成物として又は硬質表面洗浄組成物として液体洗剤を利用する消費者は、洗浄後に汚れの残留物、筋、膜、及び/又は斑点等の表面の欠陥を見つけることが多い。したがって、硬質表面を洗浄するだけではなく、改善された光沢ももたらす液体洗浄剤組成物が依然として必要とされている。
驚くべきことに、本発明の組成物は、軽質食器洗浄又は硬質表面洗浄に用いたとき、表面の洗浄に有効であるだけではなく、改善された光沢効果も提供することが見出された。
本願は、a)組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%の修飾ポリエチレンイミンポリマーと、b)組成物の約0.5重量%〜約40重量%の界面活性剤を含み、修飾ポリエチレンイミンポリマーは、(1)ポリエチレンイミン骨格、(2)前記ポリエチレンイミン骨格におけるNHユニット当たり平均約1〜約30個のエチレンオキシドユニットを有するポリオキシエチレン鎖、(3)約50%〜約100%の四級化度、を含む、液体洗浄剤組成物に関する。
引用される全ての文献は、その関連部分が参照により本明細書に組み込まれるが、いずれの文献の引用もそれが本発明に関連する関連技術であると容認して解釈されるべきではない。
組成物
本発明に係る組成物は、速やかな乾燥を提供する及び/又は硬質表面に光沢をもたらすように設計される。
本発明に係る組成物は、液体、ゲル、及び固体からなる群より選択される形態であってよい。好ましくは、本発明に係る組成物は、液体又はゲル組成物である。
本発明の組成物は、硬質表面洗浄洗剤組成物、手洗い用食器洗浄洗剤組成物、又は自動食器洗浄洗剤組成物であってよい。好ましい実施形態では、硬質表面洗浄組成物は、速やかな乾燥を提供するため及び/又は家庭用硬質表面に光沢をもたらすために用いられる。別の好ましい実施形態では、手洗い用食器洗浄洗剤組成物は、速やかな乾燥を提供するため及び/又は手洗いによる食器洗浄作業において皿、平皿類、ガラス食器、カトラリー等に光沢をもたらすために用いられる。別の好ましい実施形態では、自動食器洗浄組成物は、自動食器洗浄作業において皿、平皿類、ガラス食器、カトラリー等に光沢をもたらすために用いられる。
1つの好ましい実施形態では、前記組成物は、硬質表面洗浄組成物であり、前記組成物は、全組成物の約70重量%〜約99重量%、好ましくは約75重量%〜約95重量%、より好ましくは約80重量%〜約95重量%の水を含む。
あるいは、別の好ましい実施形態では、前記組成物は、手洗い用食器洗浄洗剤組成物であり、前記組成物は、全組成物の約30重量%〜約95重量%、好ましくは約40重量%〜約80重量%、より好ましくは約50重量%〜約75重量%の水を含む。
前記組成物が硬質表面洗浄組成物である好ましい実施形態では、前記組成物は、25℃で測定したとき、約2〜約14、好ましくは約2〜約10、より好ましくは約2〜約9.5、更により好ましくは約2.1〜約8のpHを有する。前記組成物が手洗い用食器洗浄洗剤組成物である好ましい実施形態では、前記組成物は、約3〜約14、好ましくは約6〜約13、最も好ましくは約8〜約11のpHを有する。
前記組成物が硬質表面洗浄組成物である1つの好ましい実施形態では、前記組成物は、水のような粘度を有する。「水のような粘度」とは、本明細書では、水の粘度に近い粘度を意味する。好ましくは、本明細書における組成物は、スピンドル2を備えるBrookfieldデジタル粘度計モデルDV IIで測定したとき、60rpm及び20℃で約50cps以下、より好ましくは約0cps〜約30cps、更により好ましくは約0cps〜約20cps、最も好ましくは約0cps〜約10cpsの粘度を有する。
前記組成物が硬質表面洗浄組成物である別の好ましい実施形態では、本発明の組成物は、増粘組成物である。したがって、本明細書における組成物は、好ましくは、4cmの円錐スピンドル(ステンレス鋼、角度2°(最長8分間で0.1から100sec-1まで直線的に増加))を備えるレオメーター、モデルAR 1000(TA Instrumentsにより供給)で測定したとき、20s-1及び20℃で約50cps〜約5000cps、より好ましくは約50cps〜約2000cps、更により好ましくは約50cps〜約1000cps、最も好ましくは約50cps〜約500cpsの粘度を有する。好ましくは、前記実施形態に係る増粘組成物は、剪断減粘性組成物である。本明細書における増粘組成物は、好ましくは増粘剤、より好ましくは多糖類ポリマー増粘剤、更により好ましくはガム型多糖類ポリマー増粘剤、最も好ましくはキサンタンガム増粘剤を含む。1つの好ましい実施形態では、増粘剤は、ミクロフィブリルセルロースであってよい。
あるいは、前記組成物が手洗い用食器洗浄洗剤組成物である好ましい実施形態では、前記組成物は、20s-1及び20℃で、好ましくは約50cps〜2000cps、更により好ましくは約100cps〜約1500cps、最も好ましくは約500cps〜約1300cpsの粘度を有する。
「X〜Y」又は「約X〜約Y」の形式で記載される場合、全範囲の数が、本明細書に明示的に記載されているかのように本明細書に組み込まれ、含まれる。本明細書全体にわたって提示されるあらゆる限界には、場合によってより低い又はより高い全ての限界が本明細書に明示的に記載されているかのように、そのより低い又はより高い限界が含まれるということを理解すべきである。本明細書全体にわたって提示されるあらゆる範囲には、そのより狭い範囲が全て本明細書に明示的に記載されているかのように、そのより広い範囲内のより狭い範囲が全て含まれる。
特に指示がない限り、重量パーセントは、液体洗浄剤組成物の重量パーセントを参照する。特に指示がない限り、温度は全て摂氏(℃)で表記される。
修飾ポリエチレンイミンポリマー
本組成物は、組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約1.0重量%のアルコキシル化ポリエチレンイミンポリマー(四級化もされている)を含んでよい。1つの好ましい実施形態では、アルコキシル化ポリエチレンイミンポリマーは、エトキシル化ポリエチレンイミンポリマー(四級化もされている)である。
本組成物のアルコキシル化ポリエチレンイミンポリマーは、ポリエチレンイミン骨格を有する。好ましくは、ポリエチレンイミン骨格は、約400g/モル〜約10000g/モルの重量平均分子量を有する。1つの実施形態では、重量平均分子量は、好ましくは約400g/モル〜約2000g/モル、より好ましくは約600g/モル〜約1800g/モル、最も好ましくは約600g/モル又は約1800g/モルである。あるいは、別の実施形態では、ポリエチレンイミン骨格は、約3000g/モル〜約7000g/モル、好ましくは約4000g/モル〜約6000g/モル、最も好ましくは約5000g/モルの重量平均分子量を有する。
ポリエチレンイミン骨格の修飾としては、(1)ポリエチレンイミン骨格において、修飾が内部窒素原子に存在するか又は末端窒素原子に存在するかに応じて、窒素原子1個当たり1又は2個のアルコキシル化修飾であって、前記アルコキシル化修飾が、修飾1個当たり平均1約〜約30個のアルコキシ部分を有するポリアルコキシレン鎖における水素原子の置換からなり、前記アルコキシル化修飾の末端アルコキシ部分が、水素、C1〜C4アルキル、又はこれらの混合物で末端保護されているアルコキシル化修飾、(2)0本、1本、又は2本のポリアルコキシレン鎖を有する、三級窒素原子の四級化が挙げられる。四級化は、好ましくは、C1〜C12アルキル、アリール、又はアルキルアリール基を導入することによって行われ、対応するアルキル−、アルキルアリール−、ハロゲン化物、及びジアルキルサルフェートとの反応によって従来の通り行ってよい。
例えば、限定されるものではないが、ポリエチレンイミン骨格における末端窒素原子に対して可能な修飾を以下に示す(式中、Rは、エチレンスペーサーを表し、Eは、C1〜C12アルキル部分を表し、X-は、好適な水溶性対イオン(例えば、塩素、臭素、又はヨウ素、サルフェート(すなわち、−O−SO3H又は−O−SO3−)、アルキルスルホネート(例えば、メチルスルホネート)、アリールスルホネート(例えば、トリルスルホネート)、及びアルキルサルフェート(例えば、メソサルフェート(すなわち、−O−SO2−OMe))を表す)。
Figure 2015523425
更に、例えば、これらに限定されるものではないが、ポリエチレンイミン骨格の内部窒素原子に対して可能な修飾を以下に示す(式中、Rは、エチレンスペーサーを表し、Eは、C1〜C12アルキル部分を表し、X−は、好適な水溶性対イオンを表す)。
Figure 2015523425
更に、例えば、これらに限定されるものではないが、ポリエチレンイミン骨格の内部窒素原子に対して可能な修飾を以下に示す(式中、Rは、エチレンスペーサーを表し、Eは、C1〜C12アルキル部分を表し、X−は、好適な水溶性対イオンを表す)。
Figure 2015523425
ポリエチレンイミン骨格のアルコキシル化修飾は、平均約1〜約30個のアルコキシユニット、好ましくは約2〜約25個のアルコキシユニット、より好ましくは約3〜約20個のアルコキシユニットを有するポリアルコキシレン鎖による水素原子の置換からなる。アルコキシユニットは、好ましくは、エトキシ(EO)ユニットである。あるいは、アルコキシユニットの一部は、1,2−プロポキシ(1,2−PO)、1,2−ブトキシ(1,2−BO)、及びこれらの組み合わせであってよく、その場合はエトキシユニットが、アルコキシル化の約90モル%超、より好ましくは約95モル%超を構成する。1つの特に好ましい実施形態では、エトキシ以外のアルコキシユニットは存在しない。
アルコキシル化ポリエチレンイミンは、四級化されている。永続的四級化度は、ポリエチレンイミン骨格の窒素原子の約50%〜約100%であってよい。
好ましい修飾ポリエチレンイミンは、式(I)の一般構造を有する:
Figure 2015523425
(式中、ポリエチレンイミン骨格は、約400〜約10000の重量平均分子量を有し、式(I)のnは、約1〜約30であってよく、式(I)のRは、水素、C1〜C4アルキル、及びこれらの混合物から選択され、Eは、C1〜C12アルキル部分を表し、X-は、好適な水溶性対イオンを表す)。式(I)の四級化度は、ポリエチレンイミン骨格の窒素原子の約50%〜約100%であってよい。好ましくは、Rは、水素原子である。四級化は、好ましくは、硫酸ジメチルとの反応によって行われる。
別のポリエチレンイミンは、式(II)の一般的構造を有する:
Figure 2015523425
(式中、ポリエチレンイミン骨格は、約400〜約10000の重量平均分子量を有し、式(II)のnは、約30〜約80の範囲を有し、式(II)のmは、nの10%未満であり、式(II)のRは、水素、C1〜C4アルキル、及びこれらの混合物から選択され、Eは、C1〜C12アルキル部分を表し、X-は、好適な水溶性対イオンを表す)。式(II)の永続四級化度は、ポリエチレンイミン骨格の窒素原子の50%〜約100%であってよい。
これらのポリエチレンイミンは、以下の実施例に記載の通り、例えば、二酸化炭素、亜硫酸水素ナトリウム、硫酸、過酸化水素、塩酸、酢酸等の触媒の存在下でエチレンイミンを重合させることによって調製することができる。
本発明のアルコキシル化ポリエチレンイミンは、ポリエチレンイミンとアルキレンオキシドとの反応によって公知の方法で調製してよい。好適なアルキレンオキシドは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ペンテンオキシド、ヘキセンオキシド、デセンオキシド、ドデセンオキシド等のC2〜C20アルキレンオキシドである。ポリエチレンイミンは、1つの単一のアルキレンオキシド又は2つ以上の異なるアルキレンオキシドの組み合わせと反応する。2つ以上の異なるアルキレンオキシドを用いて、得られるポリマーは、ブロック状構造又はランダム構造として得ることができる。
1つの好ましい手順は、第1の工程においてポリエチレンイミンの初期アルコキシル化のみを最初に行うことである。この工程では、ポリエチレンイミンを、使用されるアルキレンオキシド全量のうちの一部であって、NH部分1モル当たりアルキレンオキシド約1モルに相当するものとのみ反応させる。この反応は、一般に、約70〜約200℃、好ましくは約80〜約160℃の反応温度において水溶液中で触媒なしで行われる。この反応は、最大約1MPa、特に最大約0.8MPa(約10bar、特に最大約8bar)の圧力下で行ってよい。
第2の工程では、その後、アルキレンオキシドの残量との後続反応によって更なるアルコキシル化が生じる。更なるアルコキシル化は、典型的には、塩基性触媒の存在下で行われる。好適な触媒の例は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化カルシウム等のアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属アルコキシド、特にナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド及びカリウムtert−ブトキシド等のナトリウム及びカリウムC1〜C4−アルコキシド、水素化ナトリウム及び水素化カルシウム等のアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、並びに炭酸ナトリウム及び炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩である。アルカリ金属水酸化物及びアルカリ金属アルコキシドが好ましく、水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムが特に好ましい。塩基の典型的な使用量は、ポリエチレンイミンとアルキレンオキシドとの合計量に基づいて、0.05〜10重量%、特に0.5〜2重量%である。
更なるアルコキシル化は、固体(変形例a)で又は有機溶媒(変形例b)中で行われ得る。変形例a)では、第1の工程で得られる初期アルコキシル化ポリアルキレンイミンの水溶液が、触媒の添加後に初期脱水される。これは、約80〜約150℃に加熱し、約0.01〜約50kPa(約0.5bar)の減圧下で水を留去することによって、単純な方法で行うことができる。アルキレンオキシドとの後続反応は、典型的には約70〜約200℃、好ましくは約100〜約180℃の反応温度で行われる。アルキレンオキシドとの後続反応は、典型的には最高約1MPa、特に最高約0.8MPa(約10bar、特に最高約8bar)の圧力で行う。アルキレンオキシドとの後続反応の反応時間は、一般に、約0.5〜約4時間である。
変形例b)に好適な有機溶媒は、特に、非極性及び極性非プロトン性有機溶媒である。特に好適な非極性非プロトン性溶媒の例としては、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン及びキシレン等の脂肪族及び芳香族炭化水素が挙げられる。特に好適な極性非プロトン性溶媒の例は、エーテル、特に、テトラヒドロフラン及びジオキサン等の環状エーテル、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミド等のN,N−ジアルキルアミド、並びにN−メチルピロリドン等のN−アルキルラクタムである。無論、これら有機溶媒の混合物を使用することも可能である。好ましい有機溶媒は、キシレン及びトルエンである。
変形例b)では、第1の工程で得られる溶液は、触媒及び溶媒の添加後、初期脱水され、これは約120〜約180℃の温度で水を分離することにより有利に行われ、好ましくは穏やかな窒素気流により補助される。アルキレンオキシドとの後続反応は、変形例a)と同様に行ってよい。変形例a)では、アルコキシル化ポリアルキレンイミンは、固体で直接得られ、必要に応じて水溶液に変換してよい。変形例b)では、有機溶媒は典型的には除去され、水に置換される。無論、生成物は、固体でも単離され得る。
アルコキシル化ポリエチレンイミンの四級化は、好ましくは、C1〜C12アルキル、アリール、又はアルキルアリール基を導入することによって行われ、例えば、国際公開第2009060059号に記載の通り、対応するアルキル−、アルキルアリール−、ハロゲン化物、及びジアルキルサルフェートとの反応によって従来の通り行ってよい。
アルコキシル化ポリエチレンイミンの四級化は、好ましくは、アミンと、式EX(式中、EはC1〜C12アルキル、アリール、又はアルキルであり、Xは、脱離基である)の化合物から選択され、窒素によって置換され得る少なくとも1つのアルキル化化合物(及びC2〜C6アルキレンオキシド、特にエチレンオキシド又はプロピレンオキシド)とを反応させることによって行われる。
好適な脱離基Xは、ハロゲン(特に、塩素、臭素、又はヨウ素)、サルフェート(すなわち、−O SO3H又は−O SO3−)、アルキルスルホネート(例えば、メチルスルホネート)、アリールスルホネート(例えば、トリルスルホネート)、及びアルキルサルフェート(例えば、メソサルフェート(すなわち、−O SO2 OMe))である。好ましいアルキル化剤EXは、C1〜C12アルキルハロゲン化物、ビス(C1〜C12−アルキル)サルフェート、及びベンジルハロゲン化物である。このようなアルキル化剤の例は、塩化エチル、臭化エチル、塩化メチル、臭化メチル、塩化ベンジル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチルである。
合成例
アルキル化剤の量は、ポリマー中のアミノ基の四級化の量、すなわち、四級化部分の量を決定する。
四級化部分の量は、非四級化アミン及び四級化アミンにおけるアミン価の差から計算することができる。アミン価は、DIN 16945に記載の方法に従って決定することができる。
反応は、任意の溶媒を使用せずに実施することができる。しかし、水、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン等の溶媒又は希釈剤を用いてもよい。反応温度は、通常、10℃〜150℃の範囲であり、好ましくは、50℃〜110℃である。
実施例1:硫酸ジメチルで50%四級化されているPEI5000+7EO/NHの合成
a)PEI5000+1EO/NH
3.5Lのオートクレーブにおいて、2568.0gのポリエチレンイミン5000(平均分子量Mw:5000、50%水溶液)を80℃に加熱し、0.5MPa(5bar)以下の圧力の窒素で3回パージした。温度を110℃まで上昇させた後、1314.2gのエチレンオキシドを0.7MPa(7bar)以下で何回かに分けて添加した。反応を完了させるために、混合物を110℃で2時間にわたって事後反応(post-react)させた。反応混合物を窒素でストリッピングし、揮発性化合物を70℃において真空下で除去した。温度を90〜110℃に上昇させ、混合物を真空下で2時間かけて脱水した。
NH 1モル当たり1モルのエチレンオキシドを含む2580.0gのポリエチレンイミン5000が、濃褐色の粘稠な油状物として得られた(アミン価:512mg KOH/g)。
b)PEI5000+7EO/NH
5Lのオートクレーブにおいて、実施例1a)で得られた生成物997.6gと水酸化カリウムの50重量%水溶液29.9gとを80℃に加熱し、窒素で3回パージした。混合物を120℃、及び1kPa(10mbar)の真空で2時間脱水した。真空を窒素で除去した後、温度を140℃まで上昇させ、3027.2gのエチレンオキシドを0.7MPa(7bar)以下で何回かに分けて添加した。反応を完了させるために、混合物を120℃で2時間にわたって事後反応させた。反応混合物を窒素でストリッピングし、揮発性化合物を70℃において真空下で除去した。
NH結合1モル当たり7モルのエチレンオキシドを含む4040.0gのポリエチレンイミン5000が、褐色の粘稠な液体として得られた(アミン価:137.4mg KOH/g;10重量%水溶液のpH:11.7;粘度(70℃):325mPas)。
c)硫酸ジメチルで50%四級化されているPEI5000+7EO/NH
2Lの反応容器内において、実施例1b)で得られた生成物1500.0gを、恒常的な窒素流下で70〜75℃に加熱した。232.0gの硫酸ジメチルを2時間以内に添加した。反応混合物を75℃で更に2時間撹拌した。
1720.0gの淡褐色の固体が得られた(アミン価:63.3mg KOH/g;10重量%水溶液のpH:7.8;粘度(70℃):838mPas)。
実施例2:硫酸ジメチルで75%四級化されているPEI600+10EO/NHの合成
a)PEI600+1EO/NH
3.5Lのオートクレーブにおいて、1328,5gのポリエチレンイミン600(平均分子量Mw:600)及び66.4gの水を80℃に加熱し、0.5MPa(5bar)以下の圧力の窒素で3回パージした。温度を120℃まで上昇させた後、1359.4gのエチレンオキシドを0.7MPa(7bar)で何回かに分けて添加した。反応を完了させるために、混合物を120℃で2時間にわたって事後反応させた。反応混合物を窒素でストリッピングし、揮発性化合物を70℃において減圧下で除去した。温度を90〜110℃に上昇させ、混合物を減圧下で2時間かけて脱水した。
NH 1モル当たり1モルのエチレンオキシドを含む2688.0gのポリエチレンイミン600が、黄色の粘稠な油状物として得られた(アミン価:549mg KOH/g;1重量%水溶液のpH:11.06)。
b)PEI600+10EO/NH
5Lのオートクレーブにおいて、実施例1a)で得られた生成物704.5gと水酸化カリウムの50重量%水溶液21.1gとを80℃に加熱し、窒素で3回パージした。混合物を120℃、及び1kPa(10mbar)の真空で2時間脱水した。真空を窒素で除去した後、温度を145℃まで上昇させ、3206.7gのエチレンオキシドを0.7MPa(7bar)以下で何回かに分けて添加した。反応を完了させるために、混合物を120℃で2時間にわたって事後反応させた。反応混合物を窒素でストリッピングし、揮発性化合物を70℃において減圧下で除去した。
NH結合1モル当たり10モルのエチレンオキシドを含む3968.0gのポリエチレンイミン600が、黄褐色の粘稠な液体として得られた(アミン価:101.5mg KOH/g;10重量%水溶液のpH:11.6)。
c)硫酸ジメチルで75%四級化されているPEI600+10EO/NH
0.5Lの反応容器内において、実施例1b)で得られた生成物120.0gを、恒常的な窒素流下で70〜75℃に加熱した。20.5gの硫酸ジメチルを15分間以内に添加した。反応混合物を75℃で更に2時間撹拌した。pHを調整するために、1.0gのNaOH(50%水溶液)を添加した。
110.0gの淡褐色の固体が得られた(アミン価:23.5mg KOH/g;10重量%水溶液のpH:9.3)。
実施例3:硫酸ジメチルで75%四級化されているPEI600+7EO/NHの合成
a)PEI600+7EO/NH
2Lのオートクレーブにおいて、実施例1a)で得られた生成物261.0gと水酸化カリウムの50重量%水溶液7.8gとを80℃に加熱し、窒素で3回パージした。混合物を120℃、及び1kPa(10mbar)の真空で2時間脱水した。真空を窒素で除去した後、温度を145℃まで上昇させ、792.0gのエチレンオキシドを0.7MPa(7bar)以下で何回かに分けて添加した。反応を完了させるために、混合物を120℃で2時間にわたって事後反応させた。反応混合物を窒素でストリッピングし、揮発性化合物を70℃において減圧下で除去した。
NH結合1モル当たり7モルのエチレンオキシドを含む1056.0gのポリエチレンイミン600が、黄褐色の粘稠な液体として得られた(アミン価:147.8mg KOH/g;10重量%水溶液のpH:11.6)。
b)硫酸ジメチルで75%四級化されているPEI600+7EO/NH
0.5Lの反応容器内において、実施例2a)で得られた生成物250.0gを、恒常的な窒素流下で70〜75℃に加熱した。58.4gの硫酸ジメチルを15分間以内に添加した。反応混合物を75℃で更に2時間撹拌した。
299.0gの淡褐色の固体が得られた(アミン価:35.84mg KOH/g;10重量%水溶液のpH:6.0;ヨウ素色数(10%水溶液):4.0)。
界面活性剤
界面活性剤は、本発明の液体洗浄剤組成物の洗浄性能に更に寄与するので、本明細書において望ましい場合がある。好適な界面活性剤は、非イオン性界面活性剤又はその混合物、アニオン性界面活性剤又はその混合物、両性界面活性剤又はその混合物、双極性界面活性剤又はその混合物、カチオン性界面活性剤又はその混合物、及びこれらの混合物からなる群より選択される。
組成物が硬質表面洗浄組成物である好ましい実施形態では、前記組成物は、全組成物の約1%〜約60%、好ましくは約5%〜約30%、より好ましくは約10%〜約25重量%の界面活性剤を含む。
組成物が手洗い用食器洗浄洗剤組成物である好ましい実施形態では、前記組成物は、全組成物の約5%〜約80%、好ましくは約10%〜約60%、より好ましくは約12%〜約45重量%の界面活性剤を含んでよい。好ましい実施形態では、本明細書における界面活性剤は、全界面活性剤の約10%超、好ましくは約20%超、より好ましくは約30%超、更により好ましくは約40重量%のアルキル鎖の平均分岐を有する。
非イオン性界面活性剤
1つの好ましい実施形態では、液体洗浄剤組成物は、非イオン性界面活性剤を含む。好適な非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化アルコール非イオン性界面活性剤であってよく、これは、当該技術分野において周知である縮合プロセスによって容易に作製することができる。しかし、多種多様なこのようなアルコキシル化アルコール、特にエトキシル化及び/又はプロポキシル化アルコールが市販されている。非イオン性を含む多数のこのような界面活性剤が載っている界面活性剤のカタログが入手可能である。
したがって、本明細書で使用するための好ましいアルコキシル化アルコールは、式R1O(E)e(P)pH(式中、R1は、約2〜約24個の炭素原子の炭化水素鎖であり、Eは、エチレンオキシドであり、Pは、プロピレンオキシドであり、それぞれエトキシル化及び/又はプロポキシル化の平均程度を表すe及びpは、約0〜約24である(e+pの合計は、少なくとも1である)に係る非イオン性界面活性剤である。好ましくは、非イオン性化合物の疎水性部分は、約8〜約24個の炭素原子を有する一級又は二級、直鎖又は分岐アルコールであってよい。
幾つかの実施形態では、好ましい非イオン性界面活性剤は、約6〜約22個の炭素原子、好ましくは約9〜約15個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル鎖を有するアルコールと、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドとの縮合生成物であって、アルコキシル化(エトキシル化及び/又はプロポキシル化)度が、アルコール1モル当たり約1〜約25、好ましくは約2〜約18、より好ましくは約5〜約12モルのアルキレンオキシドである縮合生成物である。特に好ましいのは、アルコール1モル当たり約5〜約12モルのエチレンオキシドを含有するこのような界面活性剤である。このような好適な非イオン性界面活性剤は、Shellから例えば商品名Neodol(登録商標)として、又はBASFから商品名Lutensol(登録商標)として市販されている。
好ましくは、非イオン性界面活性剤は、液体洗浄剤組成物の約2重量%〜約40重量%、好ましくは約3重量%〜約30重量%、好ましくは全組成物の約3重量%〜約20重量%の典型量で含まれる。
また、好適なのは、式R3O(Cn2nO)t(グリコシル)z(式(III))(式中、式(III)のR3は、アルキル基が約10〜約18個、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を含有するアルキル又はその混合物;アルキル−フェニル又はその混合物;ヒドロキシアルキル又はその混合物;ヒドロキシアルキルフェニル又はその混合物;及びこれらの混合物からなる群より選択され;式(III)のnは、約2又は約3、好ましくは約2であり;式(III)のtは、約0〜約10、好ましくは約0であり;式(III)のzは、約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7である)を有するアルキルポリグリコシドである。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。また、アルキルグリセロールエーテル及びソルビタンエステルも好適である。
また、式(IV)を有する脂肪酸アミド界面活性剤も好適である:
Figure 2015523425
(式中、式(IV)のR6は、約7〜約21個、好ましくは約9〜約17個の炭素原子を含有するアルキル基であり;式(IV)の各R7は、水素、C1〜C4アルキル又はこれらの混合物、C1〜C4ヒドロキシアルキル又はこれらの混合物、及び−(C24O)yH又はこれらの混合物からなる群より選択され;式(IV)のyは、約1〜約3で変動する)。好ましいアミドは、C8〜C20アンモニアアミド、モノエタノールアミド、ジエタノールアミド、及びイソプロパノールアミドであってよい。
液体洗浄剤組成物で用いるための他の好ましい非イオン性界面活性剤は、例えば市販されているNeodol 91−5(登録商標)等、平均して約5個のエチレンオキシド(EO)ユニットで修飾されているノニル(C9)、デシル(C10)ウンデシル(C11)アルコールの混合物、又は平均して約8個のEOユニットで修飾されているNeodol 91−8(登録商標)であってよい。5個のEOで修飾されているC12又はC13等の、より長いアルキル鎖のエトキシル化非イオン性物質(Neodol 23−5(登録商標))も好適である。Neodol(登録商標)は、Shellの商標名である。Novel 1412−7(登録商標)(Sasol)、又はLutensol A 7 N(登録商標)(BASF)として市販されている、7個のEOを有するC12又はC14アルキル鎖もまた好適である。
好ましい分岐非イオン性界面活性剤は、Ethylan 1005、Lutensol XP 50(登録商標)等の、5個のEOを有するGuerbet C10アルコールエトキシレート、及び市販のLutensol XL(登録商標)シリーズ(Xl50、XL70)等の、Guerbet C10アルコールアルコキシル化非イオン性物質(EO、及びPO(プロピレンオキシド)で修飾されている)である。また、他の分岐としては、Lutensol ON 50(登録商標)(5 EO)及びLutensol ON70(登録商標)(7 EO)等のオキソ分岐非イオン性界面活性剤が挙げられる。他の好適な分岐非イオン性物質は、イソトリデシルアルコールから誘導され、エチレンオキシドで修飾されているもの、例えば、BASF製のLutensol TO7(登録商標)(7EO)及びSasol製のMarlipal O13/70(登録商標)(7 EO)等である。最大約50%の分岐(約40%のメチル(モノ又はビス)、約10%のシクロヘキシル)を含む、Fisher & Troshp反応から生じるエトキシル化脂肪族アルコール(例えば、Sasol製のSafol(登録商標)アルコールから生成されるもの);少なくとも50重量%のアルコールがC2異性体(メチル〜ペンチル)であるオキソ反応から生じるエトキシル化脂肪族アルコール(例えば、Sasol製のIsalchem(登録商標)アルコール又はLial(登録商標)アルコールから生成されるもの);少なくとも15重量%のアルコールが、C2異性体(メチル〜ペンチル)である、改変オキソ反応から生じるエトキシル化脂肪族アルコール(例えば、Shell製のNeodol(登録商標)アルコールから生成されるもの)もまた好適である。
1つの好ましい実施形態では、全界面活性剤の非イオン性界面活性剤に対する重量比は、約2〜約10、好ましくは約2〜約7.5、より好ましくは約2〜約6である。
アニオン性界面活性剤
液体洗浄剤組成物で用いるための好適なアニオン性界面活性剤は、サルフェート、スルホスクシネート、スルホアセテート、及び/又はスルホネートであってよく;好ましくは、アルキルサルフェート及び/又はアルキルエトキシサルフェートであり;より好ましくは、約5未満、好ましくは約3未満、より好ましくは約2未満の総合エトキシル化度を有するアルキルサルフェート及び/又はアルキルエトキシサルフェートの組み合わせである。
サルフェート又はスルホネート界面活性剤は、典型的に、液体洗浄剤組成物の少なくとも約5重量%、好ましくは約5重量%〜約40重量%、より好ましくは約15重量%〜約30重量%、更により好ましくは約15重量%〜約25重量%のレベルで存在する。
液体洗浄剤組成物で使用するのに好適なサルフェート又はスルホネート界面活性剤としては、C8〜C14アルキル若しくはヒドロキシアルキルの水溶性塩又は酸、サルフェート又はスルホネートが挙げられる。好適な対イオンとしては、水素、アルカリ金属カチオン、又はアンモニウム若しくは置換アンモニウムが挙げられるが、好ましくはナトリウムである。ヒドロカルビル鎖が分岐している場合、C1〜4アルキル分岐ユニットを含むことが好ましい。サルフェート又はスルホネート界面活性剤の平均分岐率は、好ましくは、全ヒドロカルビル鎖の約30%超、より好ましくは約35%〜約80%、最も好ましくは約40%〜約60%である。1つの特に好適な直鎖アルキルスルホネートとしては、Witcoから市販されているWitconate NAS 8(登録商標)等のC8スルホネートが挙げられる。
サルフェート又はスルホネート系界面活性剤は、C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、C8〜C20一級分岐鎖及びランダムアルキルサルフェート(AS);C10〜C18二級(2,3)アルキルサルフェート;C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AExS)(式中、好ましくはxは1〜30である);好ましくは約1〜5個のエトキシユニットを含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート;米国特許第6,020,303号及び同第6,060,443号で考察されているような中鎖分岐アルキルサルフェート;同第6,008,181号及び同第6,020,303号で考察されているような中鎖分岐アルキルアルコキシサルフェート;国際公開第99/05243号、同第99/05242号、同第99/05244号、同第99/05082号、同第99/05084号、同第99/05241号、同第99/07656号、同第00/23549号、及び同第00/23548号で考察されているような修飾アルキルベンゼンスルホネート(MLAS);メチルエステルスルホネート(MES);及びα−オレフィンスルホネート(AOS)から選択してよい。
パラフィンスルホネートは、モノスルホネート又はジスルホネートであってよく、通常、約10〜約20個の炭素原子のパラフィンをスルホン化することによって得られるこれらの混合物である。好ましいスルホネートは、C14〜17炭素原子鎖のものであり、より好ましくはC12〜18鎖のものである。パラフィン鎖に沿って分布しているスルホネート基を有するパラフィンスルホネートは、米国特許第2,503,280号;同第2,507,088号;同第3,260,744号;及び同第3,372188号に記載されている。
また、Procter & Gambleの国際公開第06/014740号に記載されているアルキルグリセリルスルホネート界面活性剤及び/又はアルキルグリセリルサルフェート界面活性剤も好適である:ダイマー又はその混合物;トリマー又はその混合物;テトラマー又はその混合物;ペンタマー又はその混合物;ヘキサマー又はその混合物;ヘプタマー又はその混合物;及びこれらの混合物から選択されるオリゴマーアルキルグリセリルスルホネート及び/又はサルフェート界面活性剤の混合物であって、前記アルキルグリセリルスルホネート及び/又はサルフェート界面活性剤混合物は、約0%〜約60重量%のモノマーを含む。
他の好適なアニオン性界面活性剤は、アルキル、好ましくは、ジアルキルスルホサクシネート及び/又はスルホアセテートである。ジアルキルスルホスクシネートは、C6〜15直鎖又は分岐鎖ジアルキルスルホスクシネートであってよい。アルキル部分は、対称(すなわち、同じアルキル部分)であってもよく、非対称(すなわち、異なるアルキル部分)であってもよい。好ましくは、アルキル部分は対称である。
最も一般的な分岐アニオン性アルキルエーテルサルフェートは、分岐アルコールと分岐アルコールエトキシレートとの混合物の硫酸化を介して得られる。最高約50%の分岐(約40%のメチル(モノ又はビ)、約10%のシクロへキシル)を含むFischer & Tropsh反応から生じる硫酸化脂肪族アルコール(例えば、Sasol製のsafolアルコールから生成されるもの);少なくとも約50重量%のアルコールがC2異性体(メチルからペンチル)である、オキソ反応から生じる硫酸化脂肪族アルコール(例えば、Sasol製のIsalchem(登録商標)アルコール又はLial(登録商標)アルコールから生成されるもの);少なくとも約15重量%のアルコールがC2異性体(メチルからペンチル)である、改変オキソ反応から生じる硫酸化脂肪族アルコール(例えば、Shell製のNeodol(登録商標)から生成されるもの)もまた好適である。
双極性界面活性剤及び両性界面活性剤
液体洗浄剤組成物で用いるための双極性及び両性界面活性剤は、手洗い用食器洗浄洗剤組成物の約0.01重量%〜約20重量%、好ましくは約0.2重量%〜約15重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約10重量%のレベルで含まれていてよい。
分子内塩を形成して、比較的広範囲のpHで、同じ分子においてカチオン性及びアニオン性の親水性基を両方生じさせる、塩基性基及び酸性基の両方を含有する好ましい実施形態において、好適な双極性界面活性剤。典型的なカチオン性基は、四級アンモニウム基であるが、ホスホニウム、イミダゾリウム、及びスルホニウム基等の他の正に帯電している基を用いてもよい。典型的なアニオン性親水性基は、カルボキシレート及びスルホネートであるが、サルフェート、ホスホネート等の他の基を用いてもよい。
液体洗浄剤組成物は、好ましくは、アミンオキシド及び/又はベタインを更に含んでよい。最も好ましいアミンオキシドは、ココヤシジメチルアミンオキシド又はココヤシアミドプロピルジメチルアミンオキシドである。アミンオキシドは、直鎖又は中程度分岐アルキル部分を有し得る。典型的な直鎖アミンオキシドとしては、C1〜3アルキル基及びこれらの混合物、並びにC1〜3ヒドロキシアルキル基及びこれらの混合物からなる群より選択される1つのR48〜18アルキル部分及び2つのR5及びR8部分を含有する水溶性アミンオキシドが挙げられる。好ましくは、アミンオキシドは、式R4−N(R5)(R8)→O(式中、R4は、C8〜18アルキルであり、R5及びR8は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2ーヒドロキシエチル、2ーヒドロキシプロピル、及び3ーヒドロキシプロピルからなる群より選択される)を特徴とする。直鎖アミンオキシド界面活性剤は、特に、直鎖C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド及び直鎖C8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドを挙げることができる。好ましいアミンオキシドとしては、直鎖C10、直鎖C10〜C12、及び直鎖C12〜C14アルキルジメチルアミンオキシドが挙げられる。
本明細書で使用するとき、「中分岐」とは、アミンオキシドが、n1個の炭素原子を有する1つのアルキル部分を有し、このアルキル部分上の1つのアルキル分枝がn2個の炭素原子を有することを意味する。アルキル分岐は、アルキル部分上の窒素からのα炭素に位置する。アミンオキシドのこの種の分岐は、当該技術分野において内部アミンオキシドとしても知られている。n1とn2との総計は、約10〜約24個、好ましくは約12〜約20個、より好ましくは約10〜約16個の炭素原子である。1つのアルキル部分の炭素原子の数(n1)は、1つのアルキル部分と1つのアルキル分岐とが対称となるように、1つのアルキル分岐(n2)と炭素原子の数がおよそ同じであるべきである。本明細書で使用するとき、「対称」とは、本明細書で使用するための中分岐アミンオキシドの少なくとも約50重量%、より好ましくは少なくとも約75重量%〜約100重量%において、|n1〜n2|が約5個以下、好ましくは約4個、最も好ましくは約0〜約4個の炭素原子であることを意味する。
アミンオキシドは、更に、独立して、C1〜3アルキル;C1〜3ヒドロキシアルキル基;又は平均して約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基から選択される2つの部分を含む。好ましくは、2つの部分は、C1〜3アルキルから選択され、より好ましくは、両方にC1アルキルが選択される。
他の好適な界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミダゾリウムベタイン、スルホベタイン(INCIスルタイン)、及びホスホベタイン等のベタインが挙げられ、好ましくは式Iを満たす:
1'−[CO−X(CH2jg−N+(R2')(R3')−(CH2f−[CH(OH)−CH2h−Y−(I) (式中、
1'は、飽和又は不飽和C6〜22アルキル残基、好ましくは、C8〜18アルキル残基、特に、飽和C10〜16アルキル残基、例えば、飽和C12〜14アルキル残基であり;
Xは、NH、NR4'(C1〜4アルキル残基R4'を有する)、O、又はSであり;
jは、約1〜約10、好ましくは約2〜約5、特に約3の数であり;
gは、約0又は約1、好ましくは約1であり;
2'、R3'は、独立して、C1〜4アルキル残基、潜在的に、ヒドロキシエチル等によって置換されるヒドロキシ、好ましくはメチルであり;
fは、約1〜約4、特に約1、2、又は3の数であり;
hは、約0又は1であり;
Yは、COO、SO3、OPO(OR5')O又はP(O)(OR5')Oから選択され、R5'は、水素原子H又はC1〜4アルキル残基である)。
好ましいベタインは、式(Ia)のアルキルベタイン、式(Ib)のアルキルアミドベタイン、式(Ic)のスルホベタイン、及び式(Id)のアミドスルホベタインである;
1'−N+(CH32−CH2COO- (Ia
1'−CO−NH(CH23−N+(CH32−CH2COO- (Ib
1'−N+(CH32−CH2CH(OH)CH2SO3 - (Ic
1'−CO−NH−(CH23−N+(CH32−CH2CH(OH)CH2SO3 - (Id
(式中、R1'は、式Iと同じ意味を有する)。特に好ましいベタインは、カルボベタイン(式中、Y-は、[COO-]である)、特に、式(Ia)及び(Ib)のカルボベタイン、より好ましくは、式(Ib)のアルキルアミドベタインである。
好適なベタイン及びスルホベタインの例は、以下の通りである(INCIに従って命名):アーモンドアミドプロピルのベタイン、アプリコットアミドプロピルベタイン、アボカドアミドプロピルのベタイン、ババスアミドプロピルのベタイン、べヘンアミドプロピルベタイン、ベヘニルのベタイン、ベタイン、キャノールアミドプロピルベタイン、カプリル/カプロアミドプロピルベタイン、カルニチン、セチルのベタイン、コカミドエチルのベタイン、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココベタイン、ココヒドロキシスルタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、ココスルタイン、デシルのベタイン、ジヒドロキシエチルオレイルグリシネート、ジヒドロキシエチルソイグリシネート、ジヒドロキシエチルステアリルグリシネート、ジヒドロキシエチルタローグリシネート、ジメチコーンプロピルのPG−ベタイン、ドラックアミドプロピルヒドロキシスルタイン、水素添加タローのベタイン、イソステアルアミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルのベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルスルタイン、ミルクアミドプロピルベタイン、ミルクアミドプロピルのベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、ミリスチルのベタイン、オレアミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレイルのベタイン、オリーブアミドプロピルのベタイン、パームアミドプロピルベタイン、パルミトアミドプロピルベタイン、パルミトイルカルニチン、パーム核アミドプロピルベタイン、ポリテトラフルオロエチレンアセトキシプロピルのベタイン、リシンオレアミドプロピルベタイン、セサミドプロピルベタイン、ソイアミドプロピルベタイン、ステアルアミドプロピルベタイン、ステアリルのベタイン、タローアミドプロピルベタイン、タローアミドプロピルヒドロキシスルタイン、タローのベタイン、タロージヒドロキシエチルのベタイン、ウンデシレンアミドプロピルベタイン、及び小麦胚アミドプロピルベタイン。好ましいベタインは、例えば、ココアミドプロピルベタインである。
例えば、ココヤシジメチルベタインは、Seppicから商品名Amonyl 265(登録商標)として市販されている。ラウリルベタインは、Albright & Wilsonから商品名Empigen BB/L(登録商標)として市販されている。ベタインの更なる例は、Rhodiaから商品名Mirataine H2C−HA(登録商標)として市販されているラウリル−イミノ−ジプロピオネートである。
組成物が硬質表面洗浄組成物である好ましい実施形態で使用するための1つの特に好ましい双極性界面活性剤は、スルホベタイン界面活性剤であるが、その理由は、最適な石鹸かす洗浄効果が得られるためである。
特に好適なスルホベタイン界面活性剤の例としては、タロービス(ヒドロキシエチル)スルホベタイン及びココアミドプロピルヒドロキシスルホベタインが挙げられ、これらは、Rhodia及びWitcoからそれぞれ商品名Mirataine CBS(登録商標)及びRewoteric AM CAS 15(登録商標)として市販されている。
カチオン性界面活性剤
1つの好ましい実施形態では、液体洗浄剤組成物は、有効量、より好ましくは液体洗浄剤組成物の約0.1重量%〜約20重量%で存在するカチオン性界面活性剤を含んでよい。好適なカチオン性界面活性剤は、四級アンモニウム界面活性剤である。好適な四級アンモニウム界面活性剤は、モノC6〜C16、好ましくはC6〜C10 N−アルキル又はアルケニルアンモニウム界面活性剤、又はこれらの混合物からなる群より選択され、ここで、残りのN位置は、メチル、ヒドロキシエチル、又はヒドロキシプロピル基によって置換される。別の好ましいカチオン性界面活性剤は、四級アンモニウムアルコールのC6〜C18アルキル又はアルケニルエステル、例えば、四級塩素エステルである。より好ましくは、カチオン性界面活性剤は、式(V)を有する:
Figure 2015523425
(式中、式(V)のR9は、C8〜C18ヒドロカルビル又はこれらの混合物、好ましくは、C8〜14アルキル、より好ましくはC8、C10、又はC12アルキルであり;式(V)のZは、アニオン、好ましくは、塩化物又は臭化物である)。
任意成分
本発明に係る液体洗浄剤組成物は、目的とする技術的効果及び処理される表面に依存して様々な任意成分を含んでよい。
本明細書で使用するのに好適な任意成分としては、アルカリ材料又はその混合物;無機若しくは有機酸及びこれらの塩類、又はこれらの混合物;緩衝剤又はその混合物;表面改質ポリマー又はその混合物;洗浄用ポリマー又はその混合物;過酸素漂白剤又はその混合物;ラジカルスカベンジャー又はその混合物;キレート剤又はその混合物;香料又はその混合物;染料又はその混合物;ヒドロトロープ又はその混合物;高分子泡安定剤又はその混合物;ジアミン又はその混合物;並びにこれらの混合物が挙げられる。
溶媒
溶媒は、一般的には、溶解、濃度、及び審美性に関する好ましい製品品質を保証し、より良好な加工を保証するために使用される。本発明の液体洗浄剤組成物は、更に、任意成分として溶媒又はその混合物を含んでもよい。典型的に、組成物が硬質表面洗浄組成物である好ましい実施形態では、前記組成物は、全組成物の約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約0.5重量%〜約5重量%、より好ましくは約1重量%〜約3重量%の溶媒又はその混合物を含んでよい。組成物が手洗い用食器洗浄洗剤組成物である好ましい実施形態では、前記組成物は、約0.01重量%〜約20重量%、好ましくは約0.5重量%〜約20重量%、より好ましくは約1重量%〜約10重量%の溶媒を含有する。
本明細書において好適な溶媒としては、式R10−OH(式中、R10は、約1〜約5個、好ましくは、約2〜約4個の炭素原子の飽和アルキル基である)に係るC1〜C5アルコールが挙げられる。好適なアルコールは、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、又はこれらの混合物である。他の好適なアルコールは、式R11−(Aq)−OH(式中、R11は、約1〜約8個、好ましくは約3〜約6個の炭素原子のアルキル基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくはプロポキシ及び/又はエトキシであり、qは、1〜5、好ましくは1〜2の整数である)に係るアルコキシル化C1〜8アルコールである。好適なアルコールは、ブトキシプロポキシプロパノール(n−BPP)、ブトキシプロパノール(n−BP)、ブトキシエタノール、又はこれらの混合物である。本明細書で使用される好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、式R12−(B)r−OH(式中、R12は、約1〜約20個、好ましくは約2〜約15個、より好ましくは約2〜約10個のアルキル置換又は非アルキル置換アリール基であり、Bは、アルコキシ基、好ましくはブトキシ、プロポキシ、及び/又はエトキシであり、rは、1〜5、好ましくは1〜2の整数である)に係るものである。本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、ベンジルアルコールである。好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、ベンジルエタノール及び/又はベンジルプロパノールである。他の好適な溶媒としては、ブチルジグリコールエーテル、ベンジルアルコール、プロポキシプロポキシプロパノール(欧州特許第0 859 044号)エーテル及びジエーテル、グリコール、アルコキシル化グリコール、C6〜C16グリコールエーテル、アルコキシル化芳香族アルコール、芳香族アルコール、脂肪族分岐アルコール、アルコキシル化脂肪族分岐アルコール、アルコキシル化直鎖C1〜C5アルコール、直鎖C1〜C5アルコール、アミン、C8〜C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素、及びハロ炭化水素、並びにこれらの混合物が挙げられる。
香料
本発明の液体洗浄剤組成物は、香料成分又はその混合物を、全組成物の約5.0重量%以下、好ましくは約0.1〜約1.5%の量で含んでよい。本明細書での使用に好適な香料化合物及び組成物は、例えば、欧州特許出願第0 957 156号の、13ページの表題「Perfume」の段落に記載されているものである。
染料
本発明に係る液体洗浄剤組成物は、着色されていてもよい。したがって、染料又はその混合物を含んでよい。本明細書で使用するのに好適な染料は、酸安定性染料である。「酸安定性」とは、本明細書では、本明細書における組成物の酸性環境において化学的且つ物理的に安定な化合物を意味する。
pH調整剤
アルカリ材料
好ましくは、アルカリ材料は、本発明に係る組成物のpHを整える及び/又はpHを維持するために存在してよい。アルカリ材料の量は、組成物の約0.001重量%〜約20重量%、好ましくは約0.01重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約3重量%である。
アルカリ材料の例は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び/若しくは水酸化リチウム並びに/又はアルカリ金属酸化物(例えば、酸化ナトリウム及び/又はカリウム)あるいはこれらの混合物である。好ましくは、アルカリ度の源は、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、好ましくは水酸化ナトリウムである。

本発明の液体洗浄剤組成物は、酸を含んでよい。当業者に公知の任意の酸を本明細書で用いてよい。典型的に、本明細書における組成物は、全組成物の約20重量%以下、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、更により好ましくは約0.1重量%〜約3重量%の酸を含んでよい。
好適な酸は、モノ及びポリカルボン酸又はこれらの混合物;過カルボン酸又はこれらの混合物;置換カルボン酸又はこれらの混合物;及びこれらの混合物からなる群より選択される。本明細書で有用なカルボン酸としては、C1〜6直鎖又は少なくとも約3個の炭素を含有する環状酸が挙げられる。カルボン酸の直鎖又は環状の炭素含有鎖は、ヒドロキシル、エステル、エーテル、約1〜約6、より好ましくは約1〜約4個の炭素原子を有する脂肪族基、及びこれらの混合物からなる群より選択される置換基で置換されてよい。
好適なモノ及びポリカルボン酸は、クエン酸、乳酸、アスコルビン酸、イソアスコルビン酸、酒石酸、ギ酸、マレイン酸、リンゴ酸、マロン酸、プロピオン酸、酢酸、デヒドロ酢酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、及びこれらの混合物からなる群より選択される。
好適な過カルボン酸は、過酢酸、過炭酸、過ホウ酸、及びこれらの混合物からなる群より選択される。
好適な置換カルボン酸は、アミノ酸又はその混合物;ハロゲン化カルボン酸又はその混合物;及びこれらの混合物からなる群より選択される。
本明細書で使用するための好ましい酸は、乳酸、クエン酸、及びアスコルビン酸、並びにこれらの混合物からなる群より選択される。本明細書で使用するためのより好ましい酸は、乳酸及びクエン酸、並びにこれらの混合物からなる群より選択される。本明細書で使用するための更により好ましい酸は、乳酸である。
好適な酸は、JBL、T&L又はSigmaから市販されている。乳酸は、Sigma及びPuracから市販されている。

好ましい実施形態では、本発明の液体洗浄剤組成物は、pH緩衝剤として他の塩類も含む。塩類は、一般的に、組成物の約0.01重量%〜約5重量%、好ましくは約0.015重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.025重量%〜約2.0重量%の活性レベルで存在する。
塩が含まれる場合、イオンは、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、及び/又はマグネシウム、好ましくはナトリウム及びマグネシウムから選択してよく、本発明の組成物に対して水酸化物、塩化物、酢酸塩、硫酸塩、ギ酸塩、酸化物、又は硝酸塩として添加される。
ジアミン
別の好ましい実施形態では、本発明の液体洗浄剤組成物は、pH緩衝剤としてジアミン又はその混合物を含む。組成物は、好ましくは、全組成物の約0重量%〜約15重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約0.2重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.25重量%〜約6重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約1.5重量%の少なくとも1つのジアミンを含有する。
好ましい有機ジアミンは、pK1及びpK2が、約8.0〜約11.5、好ましくは約8.4〜約11、更により好ましくは約8.6〜約10.75であるものである。好ましい材料としては、1,3−ビス(メチルアミン)シクロヘキサン(pKa=約10〜約10.5)、1,3−プロパンジアミン(pK1=10.5;pK2=8.8)、1,6−ヘキサンジアミン(pK1=11;pK2=10)、1,3−ペンタンジアミン(DYTEK EP(登録商標))(pK1=10.5;pK2=8.9)、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン(DYTEK A(登録商標))(pK1=11.2;pK2=10.0)が挙げられる。他の好ましい材料としては、C4〜C8の範囲のアルキレンスペーサーを有する、一級/一級ジアミンが挙げられる。一般的に、一級ジアミンは、二級及び三級ジアミンよりも好ましいと考えられる。pKaは、本明細書では、化学の当業者に周知であるのと同じ方法で、25℃及び約0.1〜約0.5Mの値のイオン強度の全ての水溶液ニオイテ用イラレル。参照文献は、「Critical Stability Constants:Volume 2,Amines」、Smith及びMartel著、Plenum Press,NY and London、1975年等の文献から得ることができる。
キレート剤
本発明の液体洗浄剤組成物におけるキレート剤の添加は、洗浄能の観点で予想外の改善を提供することが見出された。好ましい実施形態では、本発明の組成物は、全組成物の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.2重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約3重量%のレベルのキレート剤を含んでよい。
好適なキレート剤は、アミノカルボキシレート又はその混合物;アミノホスホネート又はその混合物;多官能置換された芳香族キレート剤又はその混合物;及びこれらの混合物からなる群より選択することができる。
本明細書で使用するのに好ましいキレート剤は、アミノ酸系キレート剤であり、好ましくは、グルタミン−N,N−二酢酸(GLDA)及び誘導体、及び/又はホスホネート系キレート剤、好ましくは、ジエチレントリアミンペンタメチルホスホン酸である。本発明によれば、GLDA(その塩及び誘導体)が特に好ましく、その四ナトリウム塩が特に好ましい。
エチレンジアミン四酢酸、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミンテトラプロプリオネート、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エタノールジグリシンを含むアミノカルボキシレート;並びにアルカリ金属、アンモニウム、及びこれらの置換アンモニウム塩類;並びにこれらの混合物に加えて、MGDA(メチル−グリシン−二酢酸)、並びにこれらの塩類及び誘導体類もまた好ましい。
他のキレート剤としては、ポリカルボン酸及びこれらの部分的に又は完全に中和した塩のホモポリマー並びにコポリマー、モノマー性ポリカルボン酸及びヒドロキシカルボン酸並びにこれらの塩類が挙げられる。上述の化合物の好ましい塩類は、アンモニウム及び/又はアルカリ金属塩、すなわち、リチウム、ナトリウム、及びカリウム塩であり、特に好ましい塩類は、ナトリウム塩である。
好適なポリカルボン酸は、非環式、脂環式、複素環式、及び芳香族カルボン酸であり、この場合、これは、それぞれ、好ましくは約2個以下の炭素原子によって互いに分離されている少なくとも約2個のカルボキシル基を含有する。2つのカルボキシル基を含むポリカルボキシレートとしては、例えば、マロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸、及びフマル酸の水溶性塩が挙げられる。ポリカルボキシレートは、例えば水溶性クエン酸塩等、3つのカルボキシル基を含む。同様に、好適なヒドロキシカルボン酸は、例えばクエン酸である。別の好適なポリカルボン酸は、アクリル酸のホモポリマーである。スルホネートで末端保護されているポリカルボキシレートが好ましい。
本明細書で使用するための更なる好適なポリカルボキシレートキレート剤としては、酢酸、コハク酸、ギ酸であり、全て、水溶性塩の形態であることが好ましい。他の好適なポリカルボキシレートは、オキソジサクシネート、カルボキシメチルオキシサクシネート、及び米国特許第4,663,071号に記載されているような、タータラート一コハク酸とタータラート二コハク酸の混合物である。
また、アミノホスホネートもキレート剤として使用するのに好適であり、DEQUESTのようなエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)が挙げられる。好ましくは、これらアミノホスホネートは、約6個超の炭素原子を有するアルキル又はアルケニル基を含有しない。
また、多官能置換された芳香族キレート剤は、米国特許第3,812,044号に記載されているように、本明細書における組成物において有用である。この種の酸形態の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼン等のジヒドロキシジスルホベンゼンである。
ヒドロトロープ
本発明の液体洗浄剤組成物は、任意で、前記組成物が適切に水において相容性であるように、有効な量のヒドロトロープを含んでよい。本発明の組成物は、典型的に、全組成物の約0重量%〜約15重量%、好ましくは約1重量%〜約10重量%、最も好ましくは約3重量%〜約6重量%のヒドロトロープ(hydrotropic)又はその混合物を含む。本明細書で使用するのに好適なヒドロトロープとしては、アニオン型のヒドロトロープ、特にキシレンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸カリウム、及びキシレンスルホン酸アンモニウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム、及びトルエンスルホン酸アンモニウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸カリウム、及びクメンスルホン酸アンモニウム、並びにこれらの混合物、並びに米国特許第3,915,903号に開示されている関連する化合物が挙げられる。
高分子泡安定剤
本発明の液体洗浄剤組成物は、任意で、高分子泡安定剤を含有してよい。これら高分子泡安定剤は、組成物の泡の体積を増加させ、泡の耐久性を上昇させる。組成物は、好ましくは、全組成物の約0.01重量%〜約15重量%、好ましくは約0.05重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約5重量%のポリマー泡増量剤/安定剤を含有する。
これら高分子泡安定剤は、(N,N−ジアルキルアミノ)アルキルエステル及び(N,N−ジアルキルアミノ)アルキルアクリレートエステルのホモポリマーから選択してよい。従来のゲル透過クロマトグラフィーを介して決定される高分子泡増量剤の重量平均分子量は、約1,000〜約2,000,000、好ましくは約5,000〜約1,000,000、より好ましくは約10,000〜約750,000、より好ましくは約20,000〜約500,000、更により好ましくは約35,000〜約200,000である。高分子泡安定剤は、所望により、無機塩又は有機塩のいずれかである塩、例えば(N,N−ジメチルアミノ)アルキルアクリレートエステルのクエン酸塩、硫酸塩、又は硝酸塩の形態で存在することができる。
1つの好ましい高分子泡安定剤は、(N,N−ジメチルアミノ)アルキルアクリレートエステル、すなわち、式(VII)によって表されるアクリレートエステルである:
Figure 2015523425
他の好ましい泡増量ポリマーは、式VIII及びIXによって表されるヒドロキシプロピルアクリレート/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー(HPA/DMAMのコポリマー)である。
Figure 2015523425
高分子泡増量剤ポリマーの別の好ましい部類は、約45,000未満、好ましくは約10,000〜約40,000、より好ましくは約13,000〜約25,000の重量平均分子量(Mw)を有する疎水変性セルロースポリマーである。疎水変性セルロースポリマーとしては、非イオン性及びカチオン性セルロース誘導体等の水溶性セルロースエーテル誘導体が挙げられる。好ましいセルロース誘導体としては、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、及びこれらの混合物が挙げられる。
使用方法
本発明の方法態様では、汚れた食器類を、有効量、典型的には(処理される食器25個あたり)約0.5mL〜約20mL、好ましくは約3mL〜約10mLの、水で希釈された本発明の液体洗浄剤組成物と接触させる。使用される液体洗浄剤組成物の実際の量は、ユーザーの判断に基づくものであり、典型的には、組成物中の活性成分の濃度を含む組成物の具体的な製品配合、洗浄される汚れた食器の数、食器上の汚れの程度等のような要因に応じて決定される。同様に、具体的な製品配合は、その組成物製品に関して意図される市場(すなわち、米国、欧州、日本等)のような、多数の要因に応じて決定される。好適な例は、以下の実施例の組成物に見出すことができる。
一般に、約0.01mL〜約150mL、好ましくは約3mL〜約40mLの本発明の液体洗浄剤組成物が、約1000mL〜約20000mL、より典型的には約5000mL〜約15000mLの範囲の容積容量を有する流しの中で、約2000mL〜約20000mL、より典型的には約5000mL〜約15000mLの水と組み合わされる。結果として得られた希釈組成物を収容している流しの中に汚れた食器類を浸漬させ、食器類の汚れた表面を、布、スポンジ、又は類似の物品と接触させることにより、それらの表面を洗浄する。布、スポンジ、又は同様の物品は、食器類の表面と接触する前に洗剤組成物と水との混合物に浸漬してもよく、典型的には、約1〜約10秒間の範囲の時間にわたって食器類表面と接触するが、実際の時間は、各用途及びユーザーによって異なる。布、スポンジ、又は類似の物品を食器表面に接触させることは、好ましくは、同時に食器表面を擦ることを伴う。
別の使用方法は、液体食器洗い洗剤なしで、汚れた食器類を水浴中に浸漬するか、又は流水下に保持することを含む。スポンジのような液体食器洗浄洗剤を吸収する道具は、別の分量の未希釈の液体食器洗浄組成物中に、典型的には約1〜約5秒間の範囲の時間にわたって、直接入れられる。次に吸収道具、ひいては未希釈の液体食器洗浄組成物が、汚れた食器類のそれぞれの表面に個々に接触して、汚れを除去する。吸収道具は、典型的には、約1〜約10秒間の範囲の時間にわたってそれぞれの食器類表面と接触するが、実際の適用時間は、食器類の汚れの程度等の要因に左右される。吸収道具を食器類表面に接触させることは、好ましくは、同時に擦ることを伴う。
試験方法
分子量の測定:
分子量は、連続して配置されるGPCカラムHEMA Bio linear、40・8mm 10μm、HEMA Bio 100、300・8mm、10μm、HEMA Bio 1000、300・8mm、10μm、及びHEMA Bio 10000、300・8mm、10μm(PSS Polymer Standards Service GmbH,Mainz,Germanyから入手)を用いてゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって重量平均分子量(Mw)として決定する。溶離剤は、1.5%ギ酸水溶液であり、流速は、1mL/分であり、注入体積は、20μLであり、サンプル濃度は、1%である。方法は、プルラン標準(MW 342〜1660000g/モル、PSS Polymer Standards Service GmbH,Mainz,Germanyから入手)を用いて較正した。
光沢試験方法
元の製剤の10%溶液を得るために、試験される製剤を水道水(水の硬度:0.26g/L(15gpg)、温度:40℃)で希釈する。この溶液を、スポンジによって3つの水飲み用コップに塗布し、次いで、これを流水(水の硬度:0.26g/L(15gpg)、温度:40℃)で10秒間すすぐ。すすいだ後コップを立てて保存し、周囲温度(20℃)で乾燥させる。乾燥後、0〜6点のスケール(0=筋/斑点が全く存在しない;6=筋/斑点が非常に多い)で、2人の判定者が光沢についてコップを目視で採点する。
粘度試験方法
本発明の組成物の粘度は、20℃でBrookfield粘度計モデル# LVDVII+を用いて測定する。これら測定に用いられるスピンドルは、様々な粘度の製品を測定するための適切な速度;例えば、1000cps超の粘度の製品を測定するためには12rpm;500cps〜1000cpsの粘度を有する製品を測定するためには30rpm;500cps未満の粘度を有する製品を測定するためには60rpmのS31である。
(実施例)
手洗い用食器洗浄洗剤組成物の実施例
表1は、調製した公知の液体洗浄剤組成物を示す。表2に示す通り、特定のポリエチレンイミン構造を付加することによって、手洗いによる食器洗浄において得られる光沢効果を示すために組成物を調製した。
Figure 2015523425
* アルキル鎖の炭素原子の数は、12〜13であり、xは、0.5〜2である。
Ethylan 1008(登録商標)は、AkzoNobelから市販されている、合成一級アルコールに基づく非イオン性界面活性剤である。
Lutensol(登録商標)TO 7は、飽和イソ−C13アルコールから作製された非イオン性界面活性剤である。
溶媒は、エタノールである。
アミンオキシドは、ココヤシジメチルアミンオキシドである。
1 グルタミン−N,N−二酢酸
2 ジエチレントリアミンペンタメチルホスホン酸
** 実施例は、染料、乳白剤、香料、保存剤、ヒドロトロープ、加工助剤、塩類、安定剤等の他の任意成分を有してよい。
表2は、光沢について調製し、試験した一連の組成物を示す。全ての組成物についての基本配合は、上記表1の配合1である。コントロールサンプル(2A)を除いて、各組成物は、表に記載する特徴を有する0.1%のエトキシル化ポリエチレンイミンを含んでいた。上記方法に従って光沢試験を実施した。全ての組成物から、良好な洗浄が得られる。組成物2A〜2Gからは、良好な光沢が得られない。組成物2H、2I、及び2Jからは、非常に良好な光沢が得られる。
Figure 2015523425
*NHユニット当たりのエチレンオキシドユニット
**NHユニット当たりのプロピレンオキシドユニット
他の洗浄組成物の実施例
Figure 2015523425
Figure 2015523425
Figure 2015523425
* アルキル鎖の炭素原子の数は、12〜13であり、xは、0.5〜2である。
Ethylan 1008(登録商標)は、Akzo Nobelから市販されている、合成一級アルコールに基づく非イオン性界面活性剤である。
Lutensol(登録商標)TO 7は、飽和イソ−C13アルコールから作製された非イオン性界面活性剤である。
溶媒は、エタノールである。
アミンオキシドは、ココヤシジメチルアミンオキシドである。
1 グルタミン−N,N−二酢酸
2 ジエチレントリアミンペンタメチルホスホン酸
3 ジエチレントリアミン五酢酸
4 メチルグリシン二酢酸
** 実施例は、染料、乳白剤、香料、保存剤、ヒドロトロープ、加工助剤、塩類、安定剤等の他の任意成分を有してよい。
他の洗浄組成物の実施例
以下の更なる実施例は、本発明を更に説明する。列記された成分を、列記された割合(特に指示がない限り重量%)で合わせることにより組成物を作製する。以下の実施例は、本発明に係るプロセスで用いられる組成物を例示することを意図しているが、必ずしも本発明の範囲を限定したり、さもなければ規定したりするために用いるものではない。
Figure 2015523425
9〜11 EO5は、ICI又はShellから市販されているC9〜11 EO5非イオン性界面活性剤である。C12,14 EO5は、Huls、A&W、又はHoechstから市販されているC12,14 EO5非イオン性界面活性剤である。C11 EO5は、C11 EO5非イオン性界面活性剤である。C12,14 EO21は、C12〜14 EO21非イオン性界面活性剤である。NaPSは、Huls又はHoechstから市販されているナトリウムパラフィンスルホネートである。NaLASは、A&Wから市販されている直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムである。NaCSは、A&Wから市販されているクメンスルホン酸ナトリウムである。Isalchem(登録商標)ASは、Sasol olefins and surfactantsから市販されているC12〜13サルフェート界面活性剤である。C12〜14 AOは、C12〜14アミンオキシド界面活性剤である。C12〜14ベタインは、C12〜14ベタイン界面活性剤である。
DMPEGは、ポリエチレングリコールジメチルエーテルである。HM−HECは、セチルヒドロキシエチルセルロースである。Isofol 12(登録商標)は、Condeaから市販されている2−ブチルオクタノールである。Isofol 16(登録商標)は、Condeaから市販されている2ーヘキシルデカノールである。n−BPは、Dow Chemicalsから市販されているノーマルブトキシプロパノールである。IPAは、イソプロパノールである。n−BPPは、Dow Chemicalsから市販されているブトキシプロポキシプロパノールである。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。
任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願を含む本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、その全てが本明細書中に参照により組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示されているか若しくは「特許請求の範囲」に記載されているいずれかの発明に関する先行技術であることを認めるものではなく、あるいはそれが単独で又は他のいかなる参考文献(単数若しくは複数)とのいかなる組み合わせにおいても、かかる発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (15)

  1. 液体洗浄剤組成物であって、
    a)組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%のアルコキシル化ポリエチレンイミンポリマーと、
    b)約0.5重量%〜約40重量%の界面活性剤と、を含み、
    前記アルコキシル化ポリエチレンイミンポリマーが、
    (1)ポリエチレンイミン骨格と、
    (2)前記ポリエチレンイミン骨格におけるNHユニット当たり平均約1〜約30個のエチレンオキシドユニットを有するポリオキシエチレン鎖と、
    (3)約50%〜約100%の四級化度と、を含む、液体洗浄剤組成物。
  2. 前記ポリエチレンイミン骨格が、約400g/モル〜約10,000g/モルの重量平均分子量を有する、請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
  3. 前記エチレンオキシド置換レベルが、前記ポリエチレンイミン骨格の全アルコキシル化の90%超を構成する、請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物。
  4. 前記液体洗浄剤組成物の30重量%〜80重量%の水性液体担体を更に含む、請求項1〜3のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  5. 前記界面活性剤が、直鎖アルキルスルホネート、脂肪族アルコールサルフェート、アルキルアルコキシル化サルフェート、及びこれらの混合物から選択されるサルフェート又はスルホネート界面活性剤である、請求項1〜4のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  6. 前記液体洗浄剤組成物の約0.1重量%〜約15重量%のアミンオキシドを更に含む、請求項1〜5のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  7. 前記ポリエチレンイミンのエチレンオキシド置換レベルが、前記ポリエチレンイミン骨格におけるNHユニット当たり約5〜約20個のエチレンオキシドユニットである、請求項1〜6のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  8. 前記ポリエチレンイミンの四級化度が、約75%〜約100%である、請求項1〜7のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  9. 前記組成物が、前記組成物の約2重量%〜約5重量%のC6〜C14直鎖又は分岐鎖ジアルキルスルホスクシネートを更に含む、請求項1〜8のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  10. 前記液体洗浄剤組成物の約0.1重量%〜約20重量%の非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、又はこれらの混合物を更に含む、請求項1〜9のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  11. 前記液体洗浄剤組成物の約0.01重量%〜20重量%の溶媒と、前記液体洗浄剤組成物の0重量%〜約15重量%のヒドロトロープとを更に含む、請求項1〜10のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  12. 前記液体洗浄剤組成物の約0.01重量%〜約15重量%の泡増量ポリマー、高分子泡安定剤、又はこれらの混合物を更に含む、請求項1〜11のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  13. 0.01mL〜150mLの前記液体洗浄剤組成物を2000mL〜20000mLの水で希釈し、このようにして得られた希釈組成物に食器類を浸漬し、そして、前記食器類の汚れた表面を布、スポンジ、又は類似の物品と接触させることによって洗浄する、請求項1〜12のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物を用いて食器類を洗浄する方法。
  14. 食器類を水浴に浸漬するか又は流水下で保持し、請求項1〜13のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物の有効量を道具に吸収させ、そして、該液体洗浄剤組成物を吸収した道具を、汚れた前記食器類の各表面に個別に接触させる、食器類を洗浄する方法。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物を用いて硬質表面を洗浄する方法であって、前記組成物を前記硬質表面上に塗布する工程を含む方法。
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