JPH10195355A - 構造性ポリマーで安定化したエマルジョンポリマー添加剤を含有するインクジェット用インク組成物 - Google Patents
構造性ポリマーで安定化したエマルジョンポリマー添加剤を含有するインクジェット用インク組成物Info
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- JPH10195355A JPH10195355A JP10000537A JP53798A JPH10195355A JP H10195355 A JPH10195355 A JP H10195355A JP 10000537 A JP10000537 A JP 10000537A JP 53798 A JP53798 A JP 53798A JP H10195355 A JPH10195355 A JP H10195355A
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Abstract
インクが要望されており、特に、連続フロー・システム
に用いる顔料ベースのインクについて、水およびにじみ
耐性を改善しながら、分散液の装填安定性を維持するこ
とが求められている。 【解決手段】 インクジェット用インク組成物は、
(a)水性担体媒体と、(b)着色剤と、そして(c)
構造性ポリマーで安定化したエマルジョンポリマー添加
剤とを含有する。
Description
リンタ用の水性インクに関し、より詳細には、構造性ポ
リマーで安定化したエマルジョンポリマーを含有する、
インクジェット用の水性インクに関する。
したインクの飛沫が、紙や透明フィルムのような被印刷
物上に付着する、非衝撃的な印刷法である。インクジェ
ットプリンタは、その比較的騒音のない操作と相まっ
て、低コストでありまた出力したものが高品質なため、
コンピュータ用の他種のプリンタに較べて人気のある選
択肢となっている。
ンタ用のインク着色剤として使用されている。染料ベー
スのインクは、一般に着色特性に優れるものの、顔料ベ
ースのインクに較べていくつか不利な点がある。染料は
通常水溶性であり、被印刷物上で乾燥した後もそうであ
る。この染料は水がこぼれると容易に再溶解し、またそ
の画像は、フェルトペンマーカーが触れるとにじむ。そ
の上、染料は顔料に較べ光安定性に劣り、またオフィス
の照明下でさえ色あせることが知られている。このよう
に、染料ベースのインクは、耐湿性およびより優れた光
安定性の求められる用途には、しばしば不適当である。
顔料は、凝集しにくくまた沈殿しにくい顔料分散剤を作
れるのであれば、好ましい着色剤である。
はよく知られており、かつ塗料などのフィルムを様々な
基板につけるのに、商業的に用いられている。顔料分散
液は、一般に非イオン的技術かまたはイオン的技術のい
ずれかによって安定化する。非イオン的技術を採用する
場合は、水の中に入り込んで、エントロピー的または立
体的な安定化を提供する、水溶性で親水性のある部分を
有したポリマーによって、顔料粒子を安定化する。この
目的に有用なポリマーの代表的なものには、ポリビニル
アルコール、セルロース系物質、エチレンオキシドで変
性したフェノール、およびエチレンオキシド/プロピレ
ンオキシドポリマーがある。この非イオン的技術は、p
Hの変化やイオンの汚染に敏感ではないが、最終生成物
が水に対し不安定であるために、多くの用途において非
常に不利である。したがって、インクなどに用いた場
合、顔料は水分にさらされると、すぐにじむ傾向があ
る。
フロー・プリンタ(continuous flowprinter) では、顔
料ベースのインクが凝集することもある。
良好なインクジェットインクが要望されている。特に、
連続フロー・システムに用いる顔料ベースのインクにつ
いて、水およびにじみ耐性を改善しながら、分散液の装
填安定性を維持することが求められている。
用インク組成物は、(a)水性担体媒体と;(b)着色
剤と;そして(c)構造性ポリマーで安定化したエマル
ジョンポリマー添加剤と、を含有することを特徴とす
る。
アクリル系およびメタクリル系モノマー;ビニル系モノ
マー;マレイン酸;無水マレイン酸;スチレン;イタコ
ン酸;N−ビニルピロリドン;アクリルアミド;メタク
リルアミド;およびそれらの誘導体からなる群より選ば
れるモノマーから調製されることができる。
系モノマーは、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル、メ
タクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタク
リル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、エトキシトリエチレングリコールメタクリレー
ト、メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリロニト
リル、メタクリル酸2−トリメチルシロキシエチル、メ
タクリル酸グリシジル、メタクリル酸p−トリル、メタ
クリル酸ソルビル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸オクチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリロニトリ
ル、アクリル酸2−トリメチルシロキシエチル、アクリ
ル酸グリシジル、アクリル酸p−トリル、アクリル酸ソ
ルビル、メタクリル酸、アクリル酸、メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチ
ル、メタクリル酸t−ブチルアミノエチル、アクリル酸
ジメチルアミノエチル、およびアクリル酸ジエチルアミ
ノエチルからなる群より選ばれることができる。
記式で表される親水性モノマーを更に含有することがで
きる。
OH、C(O)NR2 R3 、C(O)OR4 NR2 R
3 、C(O)OR5 、またはそれらの塩である(ここ
で、R2 およびR3 は、それぞれ独立してH、もしくは
C1 〜C9 のアルキル、アリールまたはアルキルアリー
ルであり;R4 はC1 〜C5 のアルキルジラジカルであ
り;そしてR5 は、ヒドロキシ基またはエーテル基を含
んでいてもよいC1 〜C20のアルキルジラジカルであ
る)]また、エマルジョンポリマー添加剤は、エチレン
グリコールジメタクリレートおよびエチレングリコール
トリアクリレートからなる群より選ばれる、少量の架橋
性モノマーを更に含有することができる。
ポリマーとグラフトポリマーとからなる群より選ばれる
ことができる。
きる。
ー性分散剤とを含有することができる。
マーであり、かつ、インク組成物の全重量に基づき、約
0. 1〜8重量%の顔料と、0. 1〜8重量%のブロッ
クコポリマーと、94〜99. 8重量%の水性担体媒体
と、そして0. 01〜5重量%の固形分としての、構造
性ポリマーで安定化したエマルジョンポリマー添加剤
と、を含有することができる。
ジョンポリマー添加剤は、インク組成物の全重量に基づ
き0. 01〜20固形分重量%の量で存在することがで
きる。
エマルジョンポリマー添加剤は、インク組成物の全重量
に基づき0. 01〜5固形分重量%の量で存在すること
ができる。
ジョンポリマー添加剤は、インク組成物の全重量に基づ
き5. 1〜20固形分重量%の量で存在することができ
る。
分散剤とを含有しており、かつ、インク組成物の全重量
に基づき、約0. 1〜8重量%の顔料と、0. 1〜8重
量%のブロックコポリマー分散剤と、64〜94. 7重
量%の水性担体媒体と、そして5. 1〜20重量%の固
形分としてのエマルジョンポリマー添加剤と、を含有す
ることができる。
プリンタに、特にサーマルインクジェットプリンタ(th
ermal ink jet printer )および連続フロー・インクジ
ェットプリンタに用いるのに著しく適した、インクジェ
ットインク組成物を提供する。このインクは、保存中お
よびプリンタ内での双方で、長期間安定である。分散染
料ベースのインクは、水と、通常は構造性ポリマー分散
剤である分散剤で安定化した分散染料と、そして構造性
ポリマーで安定化したエマルジョンポリマー添加剤と、
を含有する。染料ベースのインクは、水性担体媒体と、
染料と、そして任意で、構造性ポリマーで安定化したエ
マルジョンポリマー添加剤と、を含有する。このインク
を、特定のインクジェットプリンタの要件に適合させ
て、調和のとれた光安定性、にじみ耐性、粘度、表面張
力、高い光学密度、固化耐性、および装填安定性を、適
当に提供してもよい。
性有機溶媒との混合物である。適切な混合物は、所望の
表面張力や粘度といった特定の用途における要件、選択
した着色剤、インクの乾燥時間、および被印刷物の種類
によって選択する。選択しうる代表的な水溶性有機溶媒
は、米国特許第5, 085, 698号に開示されてい
る。水と、ジエチレングリコールのような多価アルコー
ルとの混合物は、水性担体媒体として好ましい。
は、水性担体媒体は、通常約30%〜約95%の水を含
有しており、残り(即ち70〜5%)は水溶性溶媒であ
る。好ましくは、水性担体媒体は、60〜95重量%が
水である。水性担体媒体は、選択した着色剤の種類によ
って、全インク組成物の70〜99. 8重量%を占め
る。好ましくは、水性担体媒体は、有機顔料を選択した
場合は94〜99. 8%を占め;無機顔料を選択した場
合は70〜99. 8%を占め;そして染料を選択した場
合は80〜99. 8%を占める。
双方である。「染料」なる用語によって、われわれは、
印刷過程のある時点で可溶性になる着色剤を意味する。
「顔料」なる用語によって、われわれは、印刷過程中ず
っと不溶性である(即ち、粒子状かまたは結晶状であ
る)着色剤を意味する。顔料は、本発明の組成物に用い
るのに好ましい着色剤である。
機顔料を単独で、または組み合わせて含有する。顔料粒
子は、インクジェット印刷装置を通して、特に、通常1
0ミクロン〜50ミクロンにわたる径を有する吐出ノズ
ルにおいて、インクが自由に流れるために、十分に小さ
いものである。粒子径はまた、インクの耐用期間中不可
欠な、顔料分散安定性に影響を与える。微小粒子のブラ
ウン運動によって、粒子は沈殿しにくくなる。また、色
の濃度を最強とするには、小さい粒子を用いるのが望ま
しい。有用な粒子径の範囲は、およそ0. 005ミクロ
ン〜15ミクロン、好ましくは0. 005ミクロン〜5
ミクロン、最も好ましくは0. 01〜0. 3ミクロンで
ある。
た形[即ちプレスケーキ(presscake) ]で用いてよい。
プレスケーキ状では、顔料は、乾燥したものより凝集し
ないので、インクを調製する工程でそれほど分離させる
必要はない。本発明を実施するのに用いうる代表的な市
販の乾燥およびプレスケーキ顔料は、1992年2月4
日に発行された米国特許第5, 085, 698号に開示
されている。
明を実施するのに用いてもよい。たとえば、金属および
金属酸化物は、磁性インクジェットインクの調製に適し
ている。シリカ、アルミナ、チタニア等の微小粒子状の
酸化物も選択してよい。更に、銅、鉄、スチール、アル
ミニウムおよび合金のような微細に分離した金属粒子
を、適当な用途に選択してもよい。
は不溶なものでよく、ここでは後者を「分散染料」と称
する。
して選ばれた機能であり、主にそのインクで達成する所
望の印刷の色や、染料の純度およびその濃度に依存す
る。低濃度の染料では十分に鮮明な色が得られない。高
濃度では、プリントヘッドの性能が劣ってしまうか、ま
たは許容できないほどの暗い色となる。分散染料は、イ
ンクの全重量に基づき、重量で0. 01〜20%、好ま
しくは0. 05〜8%、より好ましくは1〜5%の量存
在する。本発明に有用な分散染料は、米国特許第5, 0
53, 495号、第5, 203, 912号、第5, 10
2, 448号等に開示されている。
イオン性の染料のような慣用の染料は、本発明において
有用である。そのような染料は、当業者にはよく知られ
ている。陰イオン性染料は、水性溶液中で陰イオンの色
を生じるものであり、陽イオン性染料は、水性溶液中で
陽イオンの色を生じるものである。典型的には、陰イオ
ン性染料は、カルボン酸またはスルホン酸基をイオン性
部分として含んでいる。陽イオン性染料は、通常は四級
窒素基を含有している。
たとえば、酸性、直接、食品、媒染、および反応性染料
がある。陰イオン性染料は、ニトロソ化合物、ニトロ化
合物、アゾ化合物、スチルベン化合物、トリアリールメ
タン化合物、キサンテン化合物、キノリン化合物、チア
ゾール化合物、アジン化合物、オキサジン化合物、チア
ジン化合物、アミノケトン化合物、アントラキノン化合
物、インディゴイド化合物、およびフタロシアニン化合
物からなる群より選ばれる。
として塩基性染料、および繊維のような被着色物上の酸
の部分と結合するように設計されている、ある種の媒染
染料を含む。そのような染料の有用なものには、とりわ
け、アゾ化合物、ジフェニルメタン化合物、トリアリー
ルメタン、キサンテン化合物、アクリジン化合物、キノ
リン化合物、メチンまたはポリメチン化合物、チアゾー
ル化合物、インダシンまたはインドフェニル化合物、ア
ジン化合物、オキサジン化合物およびチアジン化合物が
あり、それらは、当業者によく知られているものであ
る。
部分、そのインクで達成する所望の印刷の色や、染料の
純度およびその濃度に主に依存して選ばれる機能であ
る。染料は、典型的には、インクの全重量に基づき、重
量で0. 01〜20%、好ましくは0. 05〜8%、よ
り好ましくは1〜5%の量存在する。
ダムポリマーおよび、ブロックコポリマーや分岐型ポリ
マーのような構造性ポリマー分散剤が含まれる。これら
のポリマーは、そのままの状態で、陰イオン性、陽イオ
ン性、または非イオン性でありうる。
顔料分散液を安定化する効果はないため、それほど好ま
しくない。しかし、水溶性であるための親水性部分およ
び、顔料と相互作用するための疎水性部分の双方を有
し、かつ、その数平均分子量が分散安定性に寄与してい
るランダムポリマーは、本発明を実施するのに効果的に
用いることができる。このようなポリマー分散剤は、米
国特許第4, 597, 794号に開示されている。
マーは、AB、BAB、およびABC型の構造である。
疎水性と親水性のブロックを有し、かつ、その調和した
ブロックの大きさが分散安定性に寄与しているブロック
ポリマーは、本発明を実施するのに有利に用いうる。疎
水性の(顔料が結合する)ブロックに官能基を組み入
れ、顔料とポリマー分散剤との特定の相互作用を強くし
て、分散安定性を改善することができる。これらのポリ
マーについての詳細な記載は、上記した米国特許第5,
085, 698号および第5, 272, 201号、なら
びに欧州特許出願公開第0 556 649 A1号に
見られる。
として、水性担体媒体に可溶化させる必要が生じること
がある。酸モノマーの塩は、モノ−、ジ−、トリメチル
アミン、モルホリン、n−メチルモルホリンなどの有機
塩基;ジメチルエタノールアミン(DMEA)、メチル
ジエタノールアミン、モノ−、ジ−、トリエタノールア
ミンなどのアルコールアミン;ピリジン;2−アミノ−
2−メチル−1−プロパノール;水酸化アンモニウム;
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチル
アンモニウムヒドロキシドなどのテトラアルキルアンモ
ニウム塩;リチウム、ナトリウム、およびカリウムなど
のアルカリ金属等の化合物より選ばれる、対となる成分
によって作ることができる。好ましい中和剤には、ジメ
チルエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−
プロパノール、ならびに水酸化ナトリウムと水酸化カリ
ウムがあり、サーマルインクジェットプリンタ用のイン
クとしては、水酸化カリウムが特に好ましい。アミノモ
ノマーの塩は、酢酸、ギ酸、シュウ酸、ジメチロールプ
ロピオン酸などの有機酸や、塩化物、フッ化物、および
臭化物などのハロゲン、ならびに、硫酸、硝酸、リン酸
などのその他の無機酸等の化合物より選ばれる、対とな
る成分によって作ることができる。アミノ基は、また、
テトラアルキルアンモニウム塩に変換することもでき
る。両性ポリマー、すなわち酸基とアミノ基の双方を含
有するポリマーは、酸か塩基のいずれかを添加し、中和
してから用いてよい。
造、分子量およびその他の特性、ならびにインク組成物
中のその他の成分に依存する。本発明を実施するのに選
択されるブロックポリマーは、数平均分子量が20, 0
00未満、好ましくは10, 000未満であって、典型
的には1, 500〜6, 000の範囲にある。
量に基づき0. 1〜25重量%、好ましくは0. 1〜8
重量%の量存在する。この量が大きすぎると、所望のイ
ンク粘度を維持するのが難しくなる。ポリマーが不十分
である場合は、分散安定性に悪影響がある。
クリル系モノマー;酢酸ビニル、塩化ビニル等のビニル
系モノマー:マレイン酸または無水マレイン酸;スチレ
ン;イタコン酸;N−ビニルピロリドン;アクリルアミ
ド;メタクリルアミド;およびそれらの誘導体から調製
してよい。代表的なアクリル系またはメタクリル系モノ
マーには、メタクリル酸メチル(MMA)、メタクリル
酸エチル(EMA)、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル(BMAまたはNBMA)、メタクリル
酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル(EHM
A)、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル
(LMA)、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸ヒドロキシエチル(HEMA)、
メタクリル酸ヒドロキシプロピル、エトキシトリエチレ
ングリコールメタクリレート(ETEGMA)、メタク
リル酸2−エトキシエチル、メタクリロニトリル、メタ
クリル酸2−トリメチルシロキシエチル、メタクリル酸
グリシジル(GMA)、メタクリル酸p−トリル、メタ
クリル酸ソルビル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸オクチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリロニトリ
ル、アクリル酸2−トリメチルシロキシエチル、アクリ
ル酸グリシジル、アクリル酸p−トリル、アクリル酸ソ
ルビル、メタクリル酸(MAA)、アクリル酸、メタク
リル酸ジメチルアミノエチル(DMAEMA)、メタク
リル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸t−ブチル
アミノエチル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アク
リル酸ジエチルアミノエチル、ジメチルアミノプロピル
メタクリルアミド、メタクリルアミド、アクリルアミ
ド、およびジメチルアクリルアミドがある。好ましいの
は、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ブチルとメタ
クリル酸メチル、メタクリル酸、またはメタクリル酸ジ
メチルアミノエチルから調製したエマルジョンである。
ールジメタクリレートまたはエチレングリコールトリア
クリレート等の架橋性モノマーを少量含んでいてもよ
い。
(X)(Y′)[式中、XはHまたはCH3 であり、
Y′は、C(O)OH、C(O)NR2 R3 、C(O)
OR4 NR2 R3 、C(O)OR5 、またはそれらの塩
である(ただし、R2 およびR3 は、それぞれ独立して
H、もしくはC1 〜C9 のアルキル、アリールまたはア
ルキルアリールであり、R4 はC1 〜C5 のアルキルジ
ラジカルであり、そしてR5、ヒドロキシまたはエーテ
ル基を含んでいてもよいC1 〜C20のアルキルジラジカ
ルである)]のような親水性モノマーを更に含有して、
溶解性をある程度変えてもよい。しかし、エマルジョン
ポリマーまたはその塩を完全に水溶性にするのに十分な
量の親水性モノマーは、存在すべきではない。
クポリマーのようなブロックポリマー、ならびにグラフ
トポリマーからなる群より選ばれる、構造性ポリマーで
安定化する。有用なジブロックポリマーは米国特許第
5, 085, 698号に開示されており、また有用なト
リブロックポリマーは米国特許第5, 519, 085号
に開示されている。
ポリマー添加剤は、インク組成物の全重量に基づき、サ
ーマルインクジェット用には0. 01〜20固形分重量
%、好ましくは0. 01〜5固形分重量%の量、また、
連続フロー式、ピエゾ式、およびエアブラシ式印刷用に
は、5. 1〜20固形分重量%の量で存在してよい。
物の特性を特定の用途に適合するようにしてもよい。界
面活性剤は、浸透力を最大にするのみならず、表面張力
を変えるのに用いてよい。しかし、界面活性剤の種類と
使用量は、顔料分散の不安定化を避けるか、または本発
明のインクの利点をそこなわないように、慎重に選ばな
くてはならない。
組成物に殺生物剤を用いて、微生物の増殖を阻害しても
よい。EDTAのような金属イオン封鎖剤を加えて、重
金属不純物の有害な作用を除いてもよい。湿潤剤、粘度
調節剤、およびその他のアクリル性または非アクリル性
ポリマーのような他の公知の添加剤を加えて、インク組
成物の様々な特性を望ましいように改善してもよい。
同様の方法で調製してよい。不溶性着色剤を含有するイ
ンクは、選択した着色剤およびポリマー系分散剤をあら
かじめ混合し、着色剤を分散させるかまたは解こうさせ
ることにより調製する。この分散工程は、横型のミニミ
ル、ボールミル、またはアトリッター内で処理するか、
あるいは、液体ジェット相互作用室(liquid jet intera
ction chamber)内で、少なくとも5000psi(ポン
ド/平方インチ)の液圧で、混合物を複数のノズルに通
して、着色剤が水性担体媒体中に均一に分散した分散液
を製造することによって、達成してよい。インクベース
の染料は、分散装置中よりもむしろ容器中で十分撹拌し
て調整する。
ことが望ましい。濃縮した分散液は、次いで適当な液体
を加えて、特定の用途に望ましい粘度、色、色合い、密
度、および印刷領域範囲が得られるような、適当な濃度
まで希釈する。
ンク液滴の速度、液滴の容積、および流れ安定性は、イ
ンクの表面張力と粘度に大きく左右される。連続フロー
・インクジェットプリンタでは、インク液滴の速度、液
滴の容積、および流れ安定性は、インクの表面張力、粘
度、および装填安定性に大きく左右される。インクジェ
ット印刷システムで使用するのに適したインクジェット
インクは、約20ダイン/cm〜約80ダイン/cmの
範囲、より好ましくは20℃で25ダイン/cm〜約6
5ダイン/cmの範囲の表面張力を有するべきである。
許容可能な粘度は、20cP以下、好ましくは20℃で
約1. 0cP〜約10. 0cPの範囲である。
特にことわりのない限り、重量に基づいている)により
本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施
例により限定されるものではない。
トルのフラスコは、機械的撹拌機、温度計、N2 入口、
乾燥管出口、および添加用漏斗を備えたものである。テ
トラヒドロフラン(THF)4002gおよびp−キシ
レン7. 7gを、このフラスコに仕込んだ。次いで、触
媒として、テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾ
エートの1. 0Mアセトニトリル溶液2. 0mlを加え
た。開始剤として、1−メトキシ−1−トリメチルシロ
キシ−2−メチルプロペン155. 1g(0. 891
M)を注入した。供給I[メタクリル酸2−ジメチルア
ミノエチル2801g(17. 8M)]を0. 0分の時
点で開始し、45分かけて加えた。供給Iが完了(99
%を越えるモノマーが反応)して100分後、供給II
[メタクリル酸ブチル2045g(14. 4M)]を開
始し、30分かけて添加した。400分の時点で、31
0gの乾燥メタノールを上記の溶液に加え、蒸留を開始
した。合計で1725gの溶媒を除去した。蒸留完了
後、イソプロパノール1783gを加えた。
クリル酸ブチル//メタクリル酸ジメチルアミノエチル
(20//20)ジブロックポリマーを製造した。次い
でこのポリマーを、濃リン酸2052g(17. 8M)
で中和し、水に転化して(inverted)、ポリマー系塩の
15%溶液を作った。
トルのフラスコは、撹拌機、温度計、N2 入口、乾燥管
出口、および添加用漏斗を備えたものである。テトラヒ
ドロフラン(THF)3004gおよびメシチレン7.
6gを、このフラスコに仕込んだ。次いで、触媒とし
て、テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエート
の1. 0Mアセトニトリル溶液3. 0mlを加えた。開
始剤として、1, 1−ビス(トリメチルシロキシ)−2
−メチルプロペン240gを注入した。供給I(テトラ
ブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1. 0M
アセトニトリル溶液3. 0ml)を開始し、150分か
けて加えた。供給II(メタクリル酸トリメチルシリル
1636g)を0.分の時点で開始し、30分かけて添
加した。供給IIが完了して50分後、供給III(メ
タクリル酸ブチル1469gおよびエトキシトリエチレ
ングリコールメタクリレート1274g)を開始し、3
0分かけて加えた。320分の時点で、663gの乾燥
メタノールを上記の溶液に加え、蒸留を開始した。第一
段階の蒸留の間、624. 0gの物質をフラスコから除
去した。メタノール332gを加えた。蒸留を続け、合
計で1239gの溶媒を除去した。
40で、固形分が50. 8%の、メタクリル酸ブチル/
エトキシトリエチレングルコールメタクリレート//メ
タクリル酸ABブロックポリマー(5/10//10)
を製造した。このポリマー701gを127gのKOH
(45%溶液)で中和し、その溶液を2673gの脱イ
オン水で希釈した。
トルのフラスコは、撹拌機、温度計、N2 入口、乾燥管
出口、および添加用漏斗を備えたものである。テトラヒ
ドロフラン(THF)3027gおよびp−キシレン
6. 2gを、このフラスコに仕込んだ。次いで、触媒と
して、テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエー
トの1. 0Mアセトニトリル溶液2. 5mlを加えた。
開始剤として、1, 1−ビス(トリメチルシロキシ)−
2−メチルプロペン234. 4gを注入した。供給I
(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの
1. 0Mアセトニトリル溶液2. 5ml)を開始し、1
50分かけて加えた。供給II(メタクリル酸トリメチ
ルシリル1580g)を0. 0分の時点で開始し、30
分かけて添加した。供給IIが完了して120分後、供
給III(メタクリル酸ブチル1425gおよびメタク
リル酸メチル503g)を開始し、30分かけて加え
た。320分の時点で、650gの乾燥メタノールを上
記の溶液に加え、蒸留を開始した。第一段階の蒸留の
間、1250. 0gの物質をフラスコから除去した。イ
ソプロパノール1182gを加えた。蒸留を続け、合わ
せて2792gの溶媒を除去した。
00で、固形分が50. 5%の、メタクリル酸ブチル/
メタクリル酸メチル//メタクリル酸ABブロックポリ
マー(10/5//10)を製造した。このポリマー3
96g、2−アミノ−2ーメチル−1−プロパノール
(AMP)68gおよび脱イオン水1536gを一緒に
して混合し、ポリマーの水溶液を形成した。
コは、機械的撹拌機、温度計、N2 入口、乾燥管出口、
および添加用漏斗を備えたものである。テトラヒドロフ
ラン(THF)4002gおよびp−キシレン7. 7g
を、このフラスコに仕込んだ。次いで、触媒として、テ
トラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1.
0Mアセトニトリル溶液2. 0mlを加えた。開始剤と
して、1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メ
チルプロペン155. 1g(0. 891M)を注入し
た。供給I[メタクリル酸2−ジメチルアミノエチル2
801g(17. 8M)]を0. 0分の時点で開始し、
45分かけて加えた。供給Iが完了(99%を越えるモ
ノマーが反応)して100分後、供給II[メタクリル
酸ベンジル1568g(8. 91M)]を開始し、30
分かけて添加した。400分の時点で、310gの乾燥
メタノールを上記の溶液に加え、蒸留を開始した。合わ
せて1725gの溶媒を除去した。蒸留完了後、イソプ
ロパノール1783gを加えた。
00で固形分が49. 6%の、メタクリル酸ベンジル/
/メタクリル酸ジメチルアミノエチル(10//20)
ジブロックポリマーを製造した。
は、機械的撹拌機、温度計、N2 入口、乾燥管出口、お
よび添加用漏斗を備えたものである。テトラヒドロフラ
ン(THF)83gおよびメシチレン0. 1gを、この
フラスコに仕込んだ。次いで、触媒として、テトラブチ
ルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1. 0M T
HF溶液230μlを加えた。開始剤として、1, 1−
ビス(トリメチルシロキシ)−2−メチルプロペン5.
0g(0. 020mol)を注入した。供給I(テトラ
ブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1. 0M
THF溶液230μl)を開始し、130分かけて加
えた。供給II[メタクリル酸トリメチルシリル40.
86g(0. 250mol)]を0. 0分の時点で開始
し、30分かけて添加した。供給IIが完了(99%を
越えるモノマーが反応)して30分後、供給III[メ
タクリル酸ベンジル56. 90g(0. 323mo
l)]を開始し、60分かけて加えた。供給IIIが完
了(99%を越えるモノマーが反応)して10分後、供
給IV[エトキシトリエチレングリコールメタクリレー
ト21. 21g(0. 0862mol)]を開始し、3
0分かけて加えた。150分の時点で、12gのメタノ
ールを加えた。次いで、98gの溶媒とトリメチルメト
キシシランを飛ばし、153gの2−ピロリドンと置換
した。
トリエチレングルコールメタクリレート//メタクリル
酸ベンジル//メタクリル酸(4//15//12)ト
リブロックポリマーを製造した。このブロックコポリマ
ー溶液100gに、水酸化カリウムの45%水溶液11
gを加えて80%まで中和し、均一な溶液が得られるま
で撹拌した。中和した後、材料を289gの脱イオン水
で固形分が10%となるまで減じた。pHは8だった。
の成分を完全に混合することによって調製した: 成分 (グラム) 分散剤ポリマー1 203. 2 登録商標 Heliogen 7072DD PB15 顔料* 150. 01−プロパノール 450. 0 * ニュージャージー州パーシッパニー所在のBASF社製 次いでこの混合物を、2ロールミルに仕込んで、45分
間処理させた。これにより、60%の顔料と40%のポ
リマーを含有する、顔料分散液チップを製造した。その
顔料/分散剤(P/D)比は、1. 5/1であった。次
いで、5. 47gの86. 0%リン酸、33. 3gの分
散液、および161. 23gの脱イオン水を混合し、水
性顔料濃縮物を作ることによって、この2ロールミルチ
ップを中和した。
で中和したポリマーに由来のアミン基90モル%を含有
する、水性シアン顔料濃縮物を得た。
機械的撹拌機を備えたものである。このビーカーに、分
散剤ポリマー2を94gと水13gを入れた。撹拌しな
がら、18. 7gのFW黒色顔料(ニュージャージー州
リッジフィールドパーク所在のDegussa Corp. 製)を少
しずつ分けて加えた。完全な混合物となったら、M−1
10F型マイクロフルーダイザ(Mikrofluidizer)(マ
サチューセッツ州ニュートン所在のMicrofluidics Cor
p. 製)に5回通した。この処理をした後の平均粒径
は、108nmであり、分散液の顔料濃度は15%であ
った。
定剤1で安定化したメタクリル酸n−ブチルのエマルジ
ョンポリマーを、以下のようにして調製した: 成分 (グラム) 水 233 メタクリル酸n−ブチル 25 エマルジョンポリマー安定剤1 25 反応器の中身を還流させた。還流した時点で、水27.
5gとVA−044(和光純薬製)0. 68gを加え
た。別のフラスコ内で、供給1(水561g;メタクリ
ル酸n−ブチル225g;エマルジョンポリマー安定剤
1溶液142g)を、エッペンバッハ(Eppenbach) ホモ
ジナイザーを用いてよく混合した。次いで供給1を、1
00分かけて反応フラスコに加えた。供給1の添加が完
了したら、反応フラスコの中身をもう60分間還流させ
た後、12. 5gの水と 0. 68gのVA−044と
の混合物を反応フラスコに加えた。反応フラスコの中身
を更に60分間還流し、次いで室温に冷却した。得られ
るエマルジョンの固形分は、23%だった。
ョンポリマー安定剤2および1%のブチルメルカプタン
連鎖移動剤を含む、メタクリル酸ブチル/エトキシトリ
エチレングリコールメタクリレート(20/80)のエ
マルジョンを、以下の操作にしたがって調製した。
g)と、エトキシトリエチレングリコールメタクリレー
ト(400. 0g)と、ブチルメルカプタン(5. 0
g)と、2−ピロリドン(65. 0g)と、Liponic
(登録商標) EG-1(35. 0g)と、エマルジョンポ
リマー安定剤2(390. 3g)と、そして水(25
9. 68g)と、の乳化した混合物を調製した。これら
の成分を、ゆっくり撹拌し、次いで高速ホモジナイザー
で20分間撹拌した。
−ピロリドン(67. 5g)、および登録商標 Liponic
EG-1(35. 0g)を、加熱用マントル、撹拌機、N
2 入口、温度計、冷却器、および添加用漏斗を備えた、
樹脂製の釜に加えた。この容器を、70℃に加熱した。
55. 0g) 供給II:脱イオン水(50. 0g)、重亜硫酸ナトリ
ウム(0. 675g) 供給III:脱イオン水(15. 75g)、過硫酸アン
モニウム(1. 175g) 供給IV:脱イオン水(15. 75g)、過硫酸アンモ
ニウム(0. 25g) 上記の釜に、供給Iの10%、供給IIの10%、供給
IIIの全量を、1分間かけて加えた。残りの、供給I
の90%および供給IIの90%を、75分間かけて釜
に供給した。この工程のおよそ中間の時点で、供給IV
の3分の1を加えた。供給Iおよび供給IIが完了した
後、供給IVの追加の3分の1を加えた。反応を15分
間続け、供給IVの残りの3分の1を加えた。反応を更
に120分間続け、混合物を冷却し、濾過した。
メチルと63gのメタクリル酸n−ブチルを、高速撹拌
装置(ホモジナイザー)内で、700gのエマルジョン
ポリマー安定剤3溶液と315gの脱イオン水に加える
ことによって、エマルジョンを調製した。固形分が45
重量%はある、あらかじめ乳化した混合物が形成するま
で、およそ30分間撹拌を続けた。この乳化した混合物
を入れた滴下漏斗、空気撹拌機、窒素入口、および加熱
用マントルを備えた樹脂製の釜で、実験室規模の重合を
行った。最終生成物の固形分が25%となるような量の
脱イオン水を、釜に加えた。釜内部の空気を窒素置換し
て、水を70〜72℃に加熱した。次いで、あらかじめ
乳化した混合物の10分の1と、重亜硫酸ナトリウムの
2%水溶液および0. 25%(乳化した混合物に用いた
モノマーの重量に基づく)の過硫酸アンモニウムを6.
5重量%の水溶液としたものとを、樹脂製の釜に加え
た。温度を80℃に上げ、この温度を重合の間中保持し
た。残りの乳化した混合物と、重亜硫酸ナトリウム溶液
を、75分かけて加えた。加えた亜硫酸物の合計量は、
モノマー濃度に基づいて0. 14%であった。二倍量の
水性過硫酸アンモニウム溶液を調製し、三回に分けて加
えた。一回目は、乳化した混合物と亜硫酸ナトリウム添
加の中間の時点で行い、二回目は、これらの物質の添加
が終わったときに行い、そして三回目は、その15分後
に行った。得られるラテックスを、80〜85℃で12
0分間保持し、次いで冷却し、濾過した。
た: 量(グラム) 成分 コントロール1 実施例1 顔料分散液1 6. 0 6. 0 2−エチル−2−ヒドロキシメチル −1, 3−プロパンジオール 7. 2 7. 2 脱イオン水 26. 8 18. 8 エマルジョンポリマー安定剤1 − 8. 0 上記のそれぞれのインクを、ギルバート・ボンド紙上に
ドローダウン(draw down) した。さまざまな時間の間隔
を置いて、脱イオン水を像の上に滴下することで、像の
耐水性を調べた。像から洗い流された着色剤の量を、0
〜5の等級で評価した。0級は、耐水性が良好で、像か
ら洗い流された着色剤が検出できなかったことを示し、
5級は、高濃度の着色剤が洗い流されたことを示す。結
果を以下にまとめて示す。
の耐水性が改善されたことを示している。
5分間撹拌して混合することにより、インクを調製し
た。
ら、間隔が1/8インチで、平行した7本の1/8イン
チの黒い実線パターンとなるように吐出させた。像の質
およびペン性能は優れていた。この像を5分間放置し、
次いで市販の黄色のハイライトペンで印を付けた。この
紙の、像のない部分の黒いにじみを、1〜5の等級(1
は全くにじみがなく、5はひどくにじんでいることを意
味する)で主観的に評価した。結果を以下に示す。
混合して顔料分散液を形成し、その後他の成分と混合し
てインクを形成した。
重量%のラウリル硫酸ナトリウム(WAQE,WITCO Chemica
l 社製の登録商標 Duponol)を用いてエマルジョン3を
調製する以外は、実施例2に記載した方法を繰り返し
た。
を、Scitex Digital Printing (SDP) プリントヘッドを
用い、二元偏向(binary deflection) モードで連続イン
クジェット印刷装置から吐出させた。100時間後、コ
ントロール3の飛沫安定性は低下したが、実施例3の飛
沫安定性は良好で、長時間(少なくともおよそ200時
間)安定であった。
印刷の質に優れ、乾燥後のにじみ耐性に優れ、そしてキ
ャップをはずしてからの使用可能時間、または固まるま
での時間が長い。このインクは、連続式、ピエゾ電子オ
ンデマンド (drop-on-demand)、および熱的(サーマ
ル)またはバブルジェットオンデマンド式のような多様
なインクジェットプリンタに用いてよく、特にサーマル
インクジェットプリンタで用いるのに適合している。こ
のインクは、また、エアブラシ印刷装置にも有用であろ
う。
Claims (13)
- 【請求項1】 (a)水性担体媒体と; (b)着色剤と;そして (c)構造性ポリマーで安定化したエマルジョンポリマ
ー添加剤と、を含有することを特徴とするインクジェッ
ト用インク組成物。 - 【請求項2】 前記エマルジョンポリマー添加剤が、ア
クリル系およびメタクリル系モノマー;ビニル系モノマ
ー;マレイン酸;無水マレイン酸;スチレン;イタコン
酸;N−ビニルピロリドン;アクリルアミド;メタクリ
ルアミド;およびそれらの誘導体からなる群より選ばれ
るモノマーから調製されることを特徴とする請求項1に
記載のインク組成物。 - 【請求項3】 前記のアクリル系およびメタクリル系モ
ノマーが、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル、メタク
リル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル
酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピ
ル、エトキシトリエチレングリコールメタクリレート、
メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリロニトリ
ル、メタクリル酸2−トリメチルシロキシエチル、メタ
クリル酸グリシジル、メタクリル酸p−トリル、メタク
リル酸ソルビル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸オクチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリロニトリ
ル、アクリル酸2−トリメチルシロキシエチル、アクリ
ル酸グリシジル、アクリル酸p−トリル、アクリル酸ソ
ルビル、メタクリル酸、アクリル酸、メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチ
ル、メタクリル酸t−ブチルアミノエチル、アクリル酸
ジメチルアミノエチル、およびアクリル酸ジエチルアミ
ノエチルからなる群より選ばれることを特徴とする請求
項2に記載のインク組成物。 - 【請求項4】 前記エマルジョンポリマー添加剤が、下
記式で表される親水性モノマーを更に含有することを特
徴とする請求項1に記載のインク組成物。 【数1】CH2 =C(X)(Y′) [式中、XはHまたはCH3 であり;Y′は、C(O)
OH、C(O)NR2 R3 、C(O)OR4 NR2 R
3 、C(O)OR5 、またはそれらの塩である(ここ
で、R2 およびR3 は、それぞれ独立してH、もしくは
C1 〜C9 のアルキル、アリールまたはアルキルアリー
ルであり;R4 はC1 〜C5 のアルキルジラジカルであ
り;そしてR5 は、ヒドロキシ基またはエーテル基を含
んでいてもよいC1 〜C20のアルキルジラジカルであ
る)] - 【請求項5】 前記エマルジョンポリマー添加剤が、エ
チレングリコールジメタクリレートおよびエチレングリ
コールトリアクリレートからなる群より選ばれる、架橋
性モノマーを更に含有することを特徴とする請求項1に
記載のインク組成物。 - 【請求項6】 前記構造性ポリマー安定剤が、ブロック
ポリマーとグラフトポリマーとからなる群より選ばれる
ことを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。 - 【請求項7】 前記着色剤が顔料分散剤であることを特
徴とする請求項1に記載のインク組成物。 - 【請求項8】 前記顔料分散剤が、顔料とポリマー性分
散剤とを含有することを特徴とする請求項7に記載のイ
ンク組成物。 - 【請求項9】 前記ポリマー性分散剤がブロックコポリ
マーであり、かつ、インク組成物の全重量に基づき、約
0. 1〜8重量%の顔料と、0. 1〜8重量%のブロッ
クコポリマーと、94〜99. 8重量%の水性担体媒体
と、そして0. 01〜5重量%の固形分としての、構造
性ポリマーで安定化したエマルジョンポリマー添加剤
と、を含有することを特徴とする請求項8に記載のイン
ク組成物。 - 【請求項10】 前記の構造性ポリマーで安定化したエ
マルジョンポリマー添加剤が、インク組成物の全重量に
基づき0. 01〜20固形分重量%の量で存在すること
を特徴とする請求項1に記載のインク組成物。 - 【請求項11】 前記の構造性ポリマーで安定化したエ
マルジョンポリマー添加剤が、インク組成物の全重量に
基づき0. 01〜5固形分重量%の量で存在することを
特徴とする請求項10に記載のインク組成物。 - 【請求項12】 前記の構造性ポリマーで安定化したエ
マルジョンポリマー添加剤が、インク組成物の全重量に
基づき5. 1〜20固形分重量%の量で存在することを
特徴とする請求項10に記載のインク組成物。 - 【請求項13】 前記着色剤が顔料とブロックコポリマ
ー分散剤とを含有しており、かつ、インク組成物の全重
量に基づき、約0. 1〜8重量%の顔料と、0. 1〜8
重量%のブロックコポリマー分散剤と、64〜94. 7
重量%の水性担体媒体と、そして5. 1〜20重量%の
固形分としてのエマルジョンポリマー添加剤と、を含有
することを特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
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