JP2000290567A - 優れた耐汚れ堅牢性を有するインクジェット印刷用インク組成物 - Google Patents
優れた耐汚れ堅牢性を有するインクジェット印刷用インク組成物Info
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Abstract
印刷用インク組成物を提供する。 【解決手段】 ラテックスポリマーバインダーが一般
に、式[AmB nC’pFs]x(式中、A及びBは疎水性成
分であり、Aは約-150℃〜+25℃の範囲のガラス転移温
度Tgを呈し、Bは25℃を超えるガラス転移温度を呈
し、C’はポリマー鎖中で親水性又は水溶性成分を形成
し、且つ、イオン性又は非イオン性構造を有し、Fはア
ルデヒド、カルボン酸、アリルアルコール、アセタール
及びヘミアセタールなどの酸素−水素官能基)であり、
当該インクジェット印刷用インク組成物は、前出のバイ
ンダーポリマーと、アミン含有添加剤とを含有する。
Description
ンクジェットインク印刷用組成物に較べ、優れた耐汚れ
堅牢性(smearfastness)を有するインクジェット印刷イ
ンク組成物に関し、より詳細には、このような優れた耐
汚れ堅牢性に寄与する疎水性部分及び親水性部分を有す
るコア/シェル並びにその他のポリマー、又はバインダ
ー、及びそれらの印刷信頼性を改善するインクへの添加
剤に関する。
り、このようなポリマーは、典型的に、外側の”シェ
ル”で囲まれた、内側の”コア”から成るラテックス粒
子構造を含む親水性部分と疎水性部分を有する。コア/
シェルポリマーは、従来、顔料など分子又は粒子を分散
させるのに使用されている。このような顔料などは通常
水に不溶であるが、コア/シェルポリマーと結合した
後、水中で安定な分散物を形成する。分散は、ポリマー
の疎水性部分と水不溶性分子又は粒子が結合し、且つポ
リマーの親水性部分が水で分散する時に起こる。
水性の両成分を含む水性バインダーを使用した、水性ビ
ヒクル中への顔料の分散が開示されている。顔料の分散
に続いて、遠心分離により凝集粒子などの非分散成分を
取り除く。親水性成分の例は、カルボン酸基、スルホン
酸基、硫酸塩基等の親水性構造部分(portion)が、所定
量のアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、イタコン酸モノエステル、マレイン酸、マレイン酸
モノエステル、フマル酸、フマル酸モノエステル、ビニ
ルスルホン酸、スルホメタクリル酸エチル、スルホメタ
クリル酸プロピル、スルホン化ビニルナフタレン等の
α,β-不飽和モノマーを使用してその中に導入される、
主として付加重合性ビニル基を有するモノマーの重合体
を包含する。疎水性部分の例は、スチレン、スチレン誘
導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、及
びC8-C18の脂肪族アルコールのα,β-エチレン不飽和
カルボン酸塩から成る群から選択されるモノマーの重合
体を包含する。前出のモノマーに加えて、アクリロニト
リル、塩化ビニリデン、α,β-エチレン不飽和カルボン
酸塩、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリルアミド、メタ
クリルアミド、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、グリシジルメタクリレ
ート、N-メチロールアクリルアミド、N-ブトキシメチ
ルアクリルアミド等も含まれる。
リイソシアネートと水溶性炭水化物の縮重合体から誘導
される水酸化ポリウレタンマイクロカプセル・シェルを
含むカプセル化(encapsulated)トナー組成物が開示され
ている。コアは、ポリマーバインダー、顔料、染料、又
はそれらの混合物から成る。ポリマーバインダーの例に
は、アクリレート、メタクリレート、及びスチレンとそ
の誘導体を含むオレフィンから成る群から選択される重
合モノマーが含まれる。
定性よりも、接着性フィルムとして有用な水に浮く(wat
erborne)コア-シェルラテックスポリマーが開示されて
いる。コアは、(メタ)アクリレートエステル含有の
(コ)ポリマーを含み、一方、シェルは、(1)窒素含有
エチレン不飽和フリーラジカル重合性モノマー(nitroge
n-bearing ethylenically-unsaturated free-radically
polymerizable monomer)、(2)少なくとも1つの、約C
1-C14のアルコールの(メタ)アクリレートエステル、
及び(3)任意に、エチレン不飽和フリーラジカル重合型
シランモノマー(ethylenicaaly-unsaturated free-radi
cally polymerizable silane monomer)を含むコポリマ
ーからなる。ここで、窒素含有エチレン不飽和フリーラ
ジカル重合型モノマーは約15〜60重量%のシェルを含
み、且つコアは全コア-シェルラテックス粒子の重量の
約40〜85重量%を構成している。ここに記載の技術を実
施することにより得られるポリマーは、400,000以上の
分子量を有し、且つ(-10℃を下回る)全低Tg成分
(ここで、Tgはガラス転移温度)は、60重量%を超え
る。
ト用として有用なインク組成物を開示している。これら
の組成物には、不溶性顔料と高分子分散剤が包含されて
いる。1つの態様において、高分子分散剤は、親水性高
分子セグメント(特に、アクリレート又はメタクリレー
トの共重合体)と加水分解安定性シロキシル置換基を含
む疎水性高分子セグメントとから成るブロック又はグラ
フト共重合体を含む。
ットプリンタは、競合するプリンタ技術の印刷性能と耐
久性のある印刷特性を備えていなかった。先に引用した
特許において、水又は溶媒の除去の際の有用な耐久性の
あるフィルム形成特性(film-forming properties)につ
いては考慮されていない。フィルム耐久性は、濡れ及び
乾き摩擦耐性(wetand dry rub resistance)、耐ハイラ
イター(highlighter)汚れ堅牢性、耐光堅牢性(耐光
性)、及び(例えば、こぼれ、しみ込み、及び摩擦状態
下の、熱水及び冷水)耐水堅牢性(耐水性)を包含す
る。
ばしば、競合する利益を折衷したものを包含する。例え
ば、着色剤の耐久性フィルム形成などの1つの性質を強
化することは可能である。しかし、大抵、かかる強化に
よって、抵抗体を備えたサーマルインクジェットが汚損
(fouling)あるいはノズルの目詰まり(コゲーション(ko
gation)又はデキャップ(decap) - ノズル外皮形成(nozz
le crusing))するのに伴って、印刷の安定性などのそ
の他の性質が劣化する結果となる。
着色剤の水溶性及び/又は着色剤の分散性に起因して耐
汚れ堅牢性が劣る。顔料などの水不溶性着色剤が有する
耐汚れ堅牢性のレベルを、その他の望ましい印刷特性を
維持しながら示すインクジェットインク印刷用インク組
成物を開発するため幾多の努力が継続されている。
ラテックスバインダーとインクジェットインク組成物に
使用される幾つかのアミン含有ビヒクル添加剤が提供さ
れる。特定のラテックスバインダーは、以下の一般式
(I)で与えられる。
す。
d)される時、−150℃及び+25℃間の範囲のガラス転移
温度(Tg)を有する部分(moieties)から選択される、改
善された耐久性フィルム形成特性(durable,film-formin
g properties)に寄与する少なくとも1つの疎水性成
分; B = 固体状態へ単独重合される時、+25℃を超えるTg
を有するポリマー(I)の疎水性成分のTgを調整するのに
用いられる少なくとも1つの疎水性の且つ溶媒バリヤー
部分(moiety); C = 多様な水溶性モノマーから選択される、少なくとも
1つの親水性成分(任意); D = 少なくとも1つのUV吸収体(任意); E = 少なくとも1つの高極性官能基を有する部分(任
意); F = アルデヒド(-CHO)、カルボン酸(-COOH)、アリルア
ルコール(-CH2OH)、アセタール、及びヘミアセタールか
ら選択される少なくとも1つの官能基を有する部分; m = 10〜90重量%; n = 10〜90重量%; p = 0〜60重量%; q = 0〜50重量%; r = 0〜40重量%; s = 1〜30重量%; m + n + p + q + r + s = 100重量%;及び x = 1〜100,000。但し、C及びEの少なくとも1つが存在
しなければならない。
5,000〜5,000,000の間である。
モノマーを乳化し、次いで、水中でフリーラジカル重合
を実施することにより調製される。
クルは、水性ベースのビヒクルへの添加剤として使用さ
れる水溶性又は水分散性アミン、ポリアミン、及びアミ
ンアルコールを含み、これらは1つ又はより多くの水混
和性有機共溶媒を含んでいる。アミンアルコールは、下
記の一般式(II)を有する。
ルキル、アルコキシ、アリール及びフェノキシからなる
群から選択され、Rはアルキレンであり、そしてXは、
水素、アルキル、アリール、-OH、-COOH、及び-CHOから
なる群から選択される。
水混和性溶媒;0.5〜10重量%の着色剤;0.1〜10重量%
のラテックスポリマーバインダー;0.01〜10重量%のア
ミン含有添加剤;及び水、を含む。
紙、織物、及びセルロース成分含有の紙コーティングな
どのセルロース系媒体と化学的に反応する。その反応性
は、前述の部分Fをラテックスバインダーに含ませ、且
つアミン含有添加剤をインクに含ませることによって得
られる。
基によってラテックスバインダーがセルロース系材料と
反応して恒久的な結合、及びこれにより耐汚れ堅牢性イ
ンクを形成することが可能になると思われる。
ラテックスバインダーを使用することにより、普通紙、
織物等の印刷媒体上へのインクの恒久的な印刷ができ、
且つ、レーザ又は電子写真式(xerographic)プリントの
それに匹敵するような、特にハイライトマーカーに対す
る耐汚れ堅牢性の顕著な強化を生じさせる。普通紙上へ
の印刷は実行できる一方、インクの乾燥時間が他のイン
クジェットインクより長い乾燥時間を要するので、加熱
要素が必要とされる場合がある。一方、綿のT-シャツ
などの織物上への印刷の場合、後に織物上に印刷され
る、トランスファ(transfer)媒体上への最初の印刷が省
かれる。その代わりに、本発明のインクでは、織物上に
直接プリントすることが可能となり、プリントされたイ
ンクは、熱したアイロンなどの、加熱手段によって織物
上に固定される。
polymer)”は、水溶性のシェル成分で(物理的に又は化
学的に)囲まれた固体の疎水性コアからなる水分散性ポ
リマー、又は疎水基及び親水基の混合物を含む不確定形
態の類似ポリマーを意味する。本明細書では、これは、
しばしば、"ラテックスポリマー"と呼ばれる。
ルコール(OH)、エステル(COOR)、アルデヒド(CHO)、カ
ルボン酸(COOH)、チオール(SH)、アミノ基(NH2、NHR、N
R2)、ニトロ基(NO2)、ニトリル基(CN)、イソシアン化物
(NC)、シアナート(CNO)、イソシアナート(NCO)、アミド
基、エポキシ、ハロゲン、シロキサン、及びピリジニル
を含んでいることを意味する。用語”ハロゲン”はフッ
素、塩素、臭素及びヨウ素を含むことを意味する。
量パーセント(wt%)で示される。ポリマーの分子量の値
は全て、重量平均で示される。
られる下記の一般構造を有する。
す。
℃及び+25℃間の、好ましくは、-100℃〜+10℃、より
好ましくは、-60℃〜+0℃の範囲のガラス転移温度
(Tg)を有する部分から選択される、改善された耐久性
フィルム形成特性に寄与する少なくとも1つの疎水性成
分; B = 固体状態へ単独重合される時、+25℃を超えるTg
を有する、ポリマー(I)の疎水性成分のTgを調整するの
に用いられる少なくとも1つの疎水性の且つ溶媒バリヤ
ーの部分; C = 多様な水溶性モノマーから選択される、少なくとも
1つの親水性成分(任意); D = 少なくとも1つのUV吸収体(任意); E = 少なくとも1つの高極性官能基を有する部分(任
意); F = アルデヒド(-CHO)、カルボン酸(-COOH)、アリルア
ルコール(-CH2OH)、アセタール、及びヘミアセタールか
ら選択される少なくとも1つの官能基を有する部分; m = 10〜90重量%; n = 10〜90重量%; p = 0〜60重量%; q = 0〜50重量%; r = 0〜40重量%; s = 1〜30重量%; m + n + p + q + r + s = 100重量%;及び x = 1〜100,000。但し、C及びEの少なくとも1つが存在
しなければならない。
(I')で与えられる構造を有する。
又はEの何れか一方、又はC及びEの両方であり、x<30重
量%、y>40重量%、z<30重量%、及びw<30重量%で
ある。
均)は、約1,000及び2,000,000の間、好ましくは、約5,
000及び500,000の間、そして最も好ましくは、約10,000
及び70,000の間である。
の最終的なTgは、約−25℃〜+110℃の範囲内であり、
より好ましくは、約−15℃〜+90℃の範囲内であり、そ
して最も好ましくは、約−10℃〜+75℃の範囲内であ
る。
性の両部分を有するよう設計される。従って、当該ポリ
マーは、(1)水分散性であり、且つ、顔料粒子を懸濁さ
せるのに十分な量で存在する、水溶性の極性基を含み、
且つ(2)高度に耐水性であるか、あるいは全くの水不溶
性である疎水性部分を含んでいるポリマーの実質的な部
分(fraction)を有する疎水性である。
分を含む他のポリマー分子と共にフィルム形成が可能に
なる程十分低いTgを有することができる。フィルム形
成は、乾燥(水の排除)によって結果として生ずる。
って、環境溶媒、例えば、水及びハイライターペン(hig
hlighter pens)に見られるもの、に対して抵抗性のある
ポリマーが提供される。その他の環境溶媒は、雨、コー
ヒー、ソーダ水、ボディーオイル、土壌、熱水等に見出
すことができる。
ポリマー自体中に提供され得る。少なくとも1つのC部
分が存在し得、且つ水溶性である。存在する場合、かか
る水溶性部分は、コア−シェルポリマーのイオン性又は
非イオン性シェルを含有する。あるいは、C部分は、ポ
リマー/界面活性剤系を形成するため、1つ又はより多
くの界面活性剤によって提供され得る。イオン性(アニ
オン性及びカチオン性)、非イオン性、及び双性(zwitt
erionic)イオン性(両性(amphoteric))界面活性剤のい
ずれも用いることができる。適用できる界面活性剤の代
表的なリストは、「McCutcheon's Emulsifiers and Det
ergents」、North American Edition、1997、McCutcheo
n's Division, MC Publishing Co. 175 Rock road、Gle
n Rock、NJ 07452 USAに見出すことができる。本発明の
実施において有益に使用することができる界面活性剤の
例としては:ポリエチレン又はポリプロピレンオキシド
エーテルであるTERGITOL;TORITONの商標名で市販され
ているアルキルフェニルポリエチレンオキシド;ポリエ
チレン又はポリプロピレンオキシドエーテルである、BR
IJ;BASF由来のポリエチレン/ポリプロピレンオキシド
コポリマーであるPLURONIC;及びアセチレン系エトキシ
ル化ジオールであるSURFYNOL;ポリエチレンオキシドエ
ステル(POE);POEジエステル;POEアミン;プロトン化P
OEアミン;POEアミド;前出のPOE化合物のポリプロピレ
ン類似体;ジメチコンコポリオール;第四級アンモニウ
ム化合物;スルホコハク酸塩を含む、AEROSOLS;エトキ
シレート(ethoxylates)、アミンオキシド、及びベタイ
ンがある。
は、これらに限定するものではないが、ICI Surfactant
sから市販の、ポリエチレンオキシドエーテルであるBRI
J(具体例は、次のBRIJである:30、35、52、56、58、7
2、76、78、92、97、及び98);ICI Surfactantsから市
販の、ポリエチレンオキシドの誘導体であるTWEEN(具
体例は、次のTWEENである:20、40、60、80、及び85);
Zenecaから市販の、芳香族エトキシレートであるSOLSPE
RSE 27,000;Air Productsから市販の、SPAN 85;及びA
ir productsから市販のアセチレン系エチレンオキシド
であるSURFYNOLがある。陰イオン性界面活性剤の例とし
ては、Cytec Industriesから市販の硫酸塩である、AERO
SOL DPOS45;オクタデシルスルホン酸ナトリウム;スル
ホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル;American
Cyanamidから市販の硫酸塩である、AEROSOL OT 100%;
及びラウリルスルホン酸ナトリウムがある。好ましい界
面活性剤は、SURFYNOL 465及びSOLSPERSE 27,000を包含
する。
001から30重量%の範囲にあり、バランスはポリマーで
ある。
を存在させてよい。UV吸収体は、ポリマーに耐光堅牢性
を付与する、UV遮断発色団を含む。
性、水溶性、分散性部分Eを存在させてもよい。存在さ
せる場合、水溶性部分はコア−シェルポリマーのイオン
シェルを含む。
これらの2つの部分の少なくとも1つが、ポリマーに存
在していなければならない。
り、セルロース構造に対する、インク中のコア−シェル
バインダーの恒久的な結合を形成するような酸素−水素
含有官能基を含む。前述の恒久的な結合によって、印刷
されたインクにセルロース材料上での対水堅牢性と耐汚
れ堅牢性が与えられる。
ために、1つの部分(モノマー)を採用することができ
る。あるいは、1つ又はより多くの前出の部分によって
1つの機能を提供することができる。しかし、多くの場
合、単一の部分は、単一の機能を提供する。
量体成分を乳化し、次いで、水中でフリーラジカル重合
を行うことにより調製される。フリーラジカル重合は、
遊離基開始剤を用いることを包含する。開始剤の約0.00
1〜10重量%濃度が全モノマー系に於いて用いられる。
好適な遊離基開始剤の例には、これらに限定するもので
はないが、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過酸
化水素、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリ
ル、TRIGONOX 21、及びPERKADOX 16がある。好ましく
は、得られるポリマー(I)は、ランダムポリマーであ
る。
共重合することができる。あるいは、また、2つ又はよ
り多くのポリマーを一緒に混合することもできる。
ることができることは、当業者には理解されるであろ
う。一旦、ポリマーからフィルムが形成され、周囲条件
下における脱水などによって水が除去されると、フィル
ムは水に対して本質的に不浸透性であり、従って、ポリ
マーは水で再分散させることができなくなる。ポリマー
又はポリマー/界面活性剤系が顔料分子と結合し、ポリ
マー又はポリマー/界面活性剤系を有する顔料が、紙な
どの表面上に堆積されると、顔料分子は、その表面上の
フィルムの内部もしくはその下に閉じ込められるため、
水及び環境溶剤の影響から保護される。
である。部分A及びBが固体コアを形成する。C部分は、
非イオン性の水溶性シェルを形成する。D部分は、UV吸
収体である。E部分は、イオン性の、水溶性又は水不溶
性シェルを形成する。F部分(図示せず)は、それが短
鎖であるなら水溶性シェルを、また、それが長アルキル
鎖であるならコアの一部分を形成する。
間の範囲のTgを有するホモポリマーを形成するモノマ
ー(群)から選択される有機溶媒中の溶解度を抑制する
ための疎水性成分である。A部分は、好ましくは、以下
の(A)で与えられるエチレン性置換化合物から選択され
る。
ル、アリール、又は置換アルキル又はアリール、又はビ
ニルブチラールであり、R3は、水素、ハロゲン、飽和又
は不飽和アルキル、アルコキシ、アリール、又は置換ア
ルキル、アルコキシ、又はアリールであり、R4は、直接
結合(direct bond)、O、CO、NH、ハロゲン、飽和又は不
飽和アルキル、アリール、又は置換アルキル、アリー
ル、又はCNであり、R5は、(R4が、アルキル、アリー
ル、又は置換アルキル又はアリール又はハロゲンである
場合)存在せず、直接結合、水素、NH、O、アルキル、
アルキレン、アリール、又は置換アルキル、アルキレ
ン、又はアリールであり、R6は、(R4が、アルキル、ア
リール、又は置換アルキル又はアリール又はハロゲンで
ある場合、あるいは、R5が、水素、アルキル、アリー
ル、又は置換アルキル又はアリールである場合)存在せ
ず、NH2、飽和又は不飽和アルキル、アルコキシ、アリ
ール、アロキシ(aroxy)、又は置換アルキル、又はアリ
ールである。
アリール鎖は、各々、1個を越え且つ40個未満の炭素原
子を含む。好ましくは、R4の官能性(functionality)
は、電子受容体部分である。
造(A1)である。
キル又はアリール; R'5 = 直接結合、O、又はNH;及び R'6 = アルキル、置換アルキル、アルキルアリール又は
置換アルキルアリール及びアラルキル(ここで、アルキ
ル、アルキルアリール又はアラルキル鎖の長さは、2及
び40間のC原子の数で与えられる)、アルキル又はアリ
ールシロキサン。
ものではないが、下記のものがある。
ト; (A1-33)エチレングリコールジシクロペンチルアクリル
酸エーテル; (A1-34)ビニルエチルケトン; (A1-35)ビニルプロピルケトン; (A1-36)ビニルヘキシルケトン; (A1-37)ビニルオクチルケトン; (A1-38)ビニルブチルケトン; (A1-39)シクロヘキシルアクリレート; (A1-40)3-メタクリルオキシプロピルジメチルメトキシ
シラン; (A1-41)3-メタクリルオキシプロピルメチルジメトキシ
シラン; (A1-42)3-メタクリルオキシプロピルペンタメチルジシ
ロキサン; (A1-43)3-メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチ
ルシロキシ)シラン (A1-44)3-アクリルオキシプロピルジメチルメトキシシ
ラン; (A1-45)アクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン; (A1-46)トリフルオロメチルスチレン; (A1-47)トリフルオロメチルアクリレート; (A1-48)トリフルオロメチルメタクリレート; (A1-49)テトラフルオロプロピルアクリレート; (A1-50)テトラフルオロプロピルメタクリレート; (A1-51)ヘプタフルオロブチルメタクリレート; (A1-52)アクリル酸イソブチル; (A1-53)メタクリル酸イソブチル; (A1-54)2-エチルヘキシルアクリレート; (A1-55)2-エチルヘキシルメタクリレート; (A1-56)アクリル酸イソオクチル;及び (A1-57)メタクリル酸イソオクチル。
(A2)である。
った組合せ。
ものではないが、下記のものがある。
び (A2-2)N,N-ジオクチルアクリルアミド。
一般構造(A3)である。
リーレン;及びR9 とR10は、それぞれ、H、アルキル、
置換アルキル、アルキルアリール又は置換アルキルアリ
ール(ここで、アルキル及びアルキルアリール鎖の長さ
は、各々、2及び40間のC原子から成る)。あるいは、R9
とR10は、一緒に、5-又は6-員環を形成してもよい。
ものではないが、下記のものがある。
び (A3-18)ピペリジノ-N-エチルアクリレート; (A)のさらに別の好ましい態様は、次の一般構造(A4)で
ある。
ル又はアリール; R'5 = 直接結合、CO、アルキレン、アリーレン、置換ア
ルキレン又はアリーレン;及び R'6 = アルキル、アリール、置換アルキル又はアリー
ル。
ものではないが、下記のものがある: (A4-1)プロピオン酸ビニル; (A4-2)酢酸ビニル; (A4-3)酪酸ビニル; (A4-4)ビニルブチルエーテル; (A4-5)ビニルプロピルエーテル。
つ25℃を越えるTgを有するホモポリマーを形成するモ
ノマー(群)から成る溶媒バリアーである。B部分は、
以下の式(B)で与えられる一般構造を有する。
ニルブチラールであり、R3は、水素、ハロゲン、飽和又
は不飽和アルキル、アルコキシ、アリール、又は置換ア
ルキル、アルコキシ、又はアリールであり、R''4は、直
接結合、O、CO、NH、ハロゲン、飽和又は不飽和アルキ
ル、アリール、又は置換アルキル、アリール、又はCNで
あり、R''5は、(R''4が、アルキル、アリール、又は置
換アルキル又はアリール又はハロゲンである場合)存在
せず、直接結合、水素、NH、O、アルキル、アルキレ
ン、アリール、又は置換アルキル、アルキレン、又はア
リールであり、且つ、R''6は、(R''4が、アルキル、ア
リール、又は置換アルキル又はアリール又はハロゲンで
ある場合又はR''5が、水素、アルキル、アリール、又は
置換アルキル又はアリールである場合)存在せず、N
H2、飽和又は不飽和アルキル、アルコキシ、アリール、
アロキシ、又は置換アルキル、又はアリールである。
アリール鎖は、各々、1から40個の炭素原子を含む。加
えて、R1とR2及びR2とR3は、各々、環を形成することが
できる。このように形成された環化合物の一例には、こ
れらに限定するものではないが、ポリビニルブチラール
が含まれる。さらに、R''4とR''5は、窒素又は酸素のい
ずれかによって環を形成することができる。
が、少なくとも25℃というより高いT gを有するこれら
のモノマー群のホモポリマーを形成する置換基において
いくらか差異がある。
構造(B1)である。
ロゲン;及び R'''6 = H、アリール、アルキル(炭素原子1個)、ア
ミノ、エステル、エポキシ成分含有の基、及びフルオロ
アルキル誘導体。
のではないが、下記のものがある。
造(B2)である。
ン、アルキル、アリール、置換アルキル及びアリールか
ら選択されるか、あるいは、また、R14とR15は閉環の形
であり;及びR16は、H、ハロゲン、アルキル、アリー
ル、置換アルキル又はアリール、又は不飽和アルキルで
ある。
のではないが、下記のものがある。
る。C部分は、一般式(C1)を有するポリ(エチレングリ
コール)単位、一般式(C2)を有するビニルピロリドン、
一般式(C3)を有するビニルイミダゾール及び一般式(C4)
を有するアクリルアミドなどの多様なモノマー群から選
択され、それらのモノマー全ては、重合して水溶性ポリ
マーを生成する。
キル又はアリール; R2 = 直接結合、O、CO、NH、COO、又はCONH; R3 = OH、(CH2CH2O)yR4、(CH2CH(CH3)O)yR4又は(CH2CH
(C2H5)O)yR4、又は、チオエーテル類似体:SH、(CH2CH2
S)yR4、(CH2CH(CH3)S)yR4、又は(CH2CH(C2H5)S) yR4; y = 1〜200;及び R4 = アルキル、アリール、置換アルキル又はアリー
ル。
するものではないが、下記のものがある。
エーテルアクリレート(平均分子量 404); (C1-2)ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルメタ
クリレート(平均分子量 418); (C1-3)ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルメタ
クリレート(平均分子量 2068); (C1-4)ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルアク
リレート(平均分子量 2054);及び (C1-5)ポリビニルアルコール。
ン、アルキル、アリール、及び置換アルキル及びアリー
ルから選択される。
するものではないが、下記のものがある: (C2-1)ビニルピロリドン; (C2-2)ビニル 4-メチルピロリドン;及び (C2-3)ビニル 4-フェニルピロリドン。
ン、アルキル、アリール、及び置換アルキル及びアリー
ルから選択される。
するものではないが、下記のものがある。
リール、又は置換アルキル又はアリール;及びR2とR
3は、それぞれ、H、アルキル、アリール、及び置換アル
キル及びアリールから選択されるか、あるいは、また、
R2とR3は、脂族又は芳香族のいずれかの環を形成するこ
とができる。
するものではないが、下記のものがある。
を有するモノマー(群)から成るUV吸収体である。
よって与えられる一般構造を有する部分から成る高極性
官能基である。
ル、又は置換アルキル、アリール又はアルコキシル; R3 = 直接結合、アルキレン、アリーレン又は置換アル
キレン又はアリーレン;及び R4 = アルキル、アリール、置換アルキル又はアリー
ル。
ものではないが、下記のものがある。
リーレン、アセタール、ヘミアセタール、-CHO、-COO
H、CH2OH、又はSO2;及びR2とR3は、それぞれ、H、アル
キル、アリール、又は置換アルキル、アリール又はアル
コキシルから選択されるか、あるいは、また、R2とR3は
脂肪族又は芳香族のいずれかの環を形成することができ
る。
ものではないが、下記のものがある。
リーレン; y = 1〜4;及び My+= NH4 +、Li+、Na+、K+、Ca2+、Mg2+、Al3+、Ti4+、
トリエチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、ピリ
ジニウム等。
ものではないが、下記ものがある。
リーレン、COO、又は窒素含有環(cyclic ring); R2、R3、及びR4は、それぞれ、H、アルキル、アリー
ル、アルコキシル、又は置換アルキル、アリール又はア
ルコキシルから選択される; z = 1〜4;及び X2 = ハロゲン、BF4、PF6、ClO4、SCN、CNO、CNS。
ものではないが、下記のものがある。
アンモニウムクロリド; (E4-2)メタクリルアミドプロパントリエチルアンモニウ
ムクロリド;及び (E4-3)ビニルピリジンヒドロクロリド。
キル、アリール又はアルコキシル; R2 = 直接結合、アルキレン、アリーレン又は置換アル
キレン又はアリーレン; z = 1〜4;及び Mz+= NH4 +、Li+、Na+、K+、Ca2+、Mg2+、Al3+、Ti4+、
トリエチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、ピリ
ジニウム等。
するものではないが、下記のものがある。
キル、アリール又はアルコキシル; R2 = 直接結合、-COOR3、アリーレン、アルキレン、又
は-CONHR3; R3 = アルキレン、アリーレン、置換アルキレン又はア
リーレン、又はフルオロアルキレン; z = 1〜4;及び Mz+= NH4 +、Li+、Na+、K+、Ca2+、Mg2+、Al3+、Ti
4+等。
するものではないが、下記のものがある。
ム;及び (E6-6)ビニルモルホリンスルホン酸ナトリウム。
る。
る。
及び X = SbF5 -、FSO3 -。
は、次の構造(E9)を有する。
性(-CHO)、カルボン酸官能性(-COOH)、又はアリル官能
性(CH2OH)を含む官能基である。
ものではないが、下記のものがある。
又はアリルアルコールの使用は、これらの官能基の、ヒ
ドロキシ基との反応に基づく。例えば、アルデヒドのア
ルコールとの反応でヘミアセタールが生成し、これが添
加アルコールと反応して、ヘミアセタールより安定なア
セタールと、水を生成することができる。セルロース
は、反復単位当り3個の利用可能なヒドロキシ基を有す
るので、F部分にある官能基は、セルロール上のヒドロ
キシ基と反応して、コア/シェルポリマーをセルロース
に結合する。コア/シェルバインダーは、着色剤と結合
するので、着色剤も同様にセルロースに結合される。ア
ミン含有添加剤は、F部分上の官能基とセルロース上の
ヒドロキシ基との反応を触媒するのに明らかに役立つ。
リックスに捕捉され、そのポリマーが今度は、媒体のセ
ルロース構造と結合する。アミノ化合物が存在しない
と、反応は遅いが、それでも同様の連鎖反応(sequence
of events)が起こる。ポリマー 式(I)の範囲に帰属するポリマーは、これらに限定する
ものではないが、以下の例を含む。
ル酸メチル)20(アクリルアミド) 50(アクロレイン)
10 (2) (スチレン)34(メタクリル酸メチル)8(ビニル
ピロリドン)50(アクロレイン)8 (3) (スチレン)20(メタクリル酸メチル)20(アクリ
ルアミド)50(アクロレイン)10 (4) (スチレン)20(メタクリル酸メチル)20(アクリ
ルアミン)50(アクロレインジメチルアセタール)10 (5) (アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチル)
20(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルアクリ
レート、mw = 404)60(アクロレイン)10 (6) (アクリル酸ヘキシル)10(メタクリル酸メチル)
10(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルアクリ
レート、mw = 404)60(アクロレイン)20 (7) (アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチル)
20(アクリルアミド) 50(メタクロレイン)10 (8) (スチレン)34(メタクリル酸メチル)8(ビニル
ピロリドン)50(メタクロレイン)8 (9) (スチレン)20(メタクリル酸メチル)20(アリー
ルアミド)50(メタクロレイン)10 (10) (アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチ
ル)20(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルア
クリレート、mw = 404)60(メタクロレイン)10 (11) (アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチ
ル)20(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルア
クリレート、mw = 2054)60(メタクロレイン)1 0 (12) (アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチ
ル)20(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルア
クリレート、mw = 2054)60(アクロレイン)10 (13) (アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチ
ル)20(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルア
クリレート、mw = 2054)60(アクロレインジメチルア
セタール)10 (14) (アクリル酸ヘキシル)10(メタクリル酸メチ
ル)10(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルア
クリレート、mw = 404)60(メタクロレイン)20 (15) (メタクリル酸ラウリル)43(メタクリル酸メチ
ル)11(アクリル酸)2 1(スルホン酸スチレン、ナトリ
ウム塩)22(メタクロレイン)3 (16) (メタクリル酸ラウリル)43(メタクリル酸メチ
ル)11(アクリル酸)2 1(スルホン酸スチレン、ナトリ
ウム塩)22(アクロレイン)3。インク インクジェット印刷技術に通常用いられる着色剤はどれ
も本発明の実施において使用することができる。染料は
水不溶性であるか水溶性であるかに関わらず、使用され
得るが、コア/シェルバインダーは、好ましくは、顔料
と共に用いる。
は溶液中の着色剤と結合されそしてそのプライマーと耐
久性コア/シェルポリマーが乾燥すると、着色剤を取り
囲むと考えられ、これは、紙などの印刷媒体上にインク
を印刷した後の場合に見られるものである。しかし、本
発明は、着色剤とポリマー間の結合の種類には限定され
ることなく、ポリマーと着色剤とを含むインク調合物を
包含する。
ある。しかしながら、この一覧は発明を限定しようとす
るものではない。次の顔料は、BASFから入手可能であ
る:Paliogen® Orange、Heliogen® Blue L 690
1F、Heliogen® Blue NBD 7010、Heliogen® Blu
e K 7090、Heliogen® Blue L 7101F、Paliogen&re
g; Blue L 6470、Heliogen® Green K 8683及びHeli
ogen® Green L 9140。次の顔料は、Cabotから入手
可能である:Monarch® 1400、Monarch® 1300、
Monarch® 1100、Monarch® 1000、Monarch®
900、Monarch® 880、Monarch® 800、Monarch&
reg; 700、Cabojet200、Cabojet300、IJX55、IJX76。次
の顔料はCiba-Geigyから入手可能である:Chromophtal&
reg; Yellow3G、Chromophtal® Yellow GR、Chromop
htal® Yellow 8G、Igrazin® Yellow 5GT、Igra
lite® Rubine 4BL、Manastral® Magenta、Mona
stral® Scarlet、Monastral® Violet R、Monas
tral® Red B及びMonastral® Violet Maroon
B。次の顔料はColumbianから入手可能である:Raven 70
00、Raven 5750、Raven 5250、Raven 5000及びRaven 35
00。次の顔料はDegussaから入手可能である:Color Bla
ck FW 200、Color Black FW 2、Color Black FW2V、Col
or Black FW 1、Color Black FW 18、Color Black S 16
0、Color BlackS 170、Special Black 6、Special Blac
k 5、Special Black 4A、Special Black 4、Printex
U、Printex V、Printex 140U及びPrintex 140V。次の顔
料はDuPontから入手可能である:Tipure® R-101。
次の顔料はHeubachから入手可能である:Dalamar®
Yellow YT-858-D及びHeucophthal® Blue G XBT-583
D。次の顔料はHoechstから入手可能である:Permanent
Yellow GR、Permanent Yellow G、Permanent Yellow DH
G、Permanent Yellow NCG-71、Permanent Yellow GG、H
ansa Yellow RA、Hansa Brilliant Yellow 5GX-02、Han
sa Yellow-X、Novoperm® Yellow HR、Novoperm&re
g; Yellow FGL、Hansa Brilliant Yellow 10GX、Perman
ent Yellow G3R-01、Hostaperm® Yellow H4G、Host
aperm® Yellow H3G、Hostaperm® Orange GR、H
ostaperm® Scarlet GO及びPermanent Rubine F6B。
次の顔料はMobayから入手可能である:Quindo® Mag
enta、Indofast® Brilliant Scarlet、Quindo®
Red R6700、Quindo® Red R6713及びIndofast®
Violet。次の顔料はSun Chemicalから入手可能であ
る:L74-1357 Yellow、L75-1331 Yellow、L75-2577 Yel
low、YGD 9374 Yellow、YHD 9123 Yellow、YCD 9296 Ye
llow、YFD 1100 Yellow、QHD6040 Magenta、QFD1180 Ma
genta、RFD3217 Magenta、QFD1146 Magenta、RFD9364 M
agenta、QFD9334 Magenta、BCD6105 Cyan、BCD9448 Cya
n、BCD6060 Cyan、BFD5002 Cyan、BFD 1121 Cyan及びLH
D9303 Black。
料ほど望ましくないとはいえ、本発明の実施に際し用い
ることができる。水溶性染料の例には、スルホン酸塩及
びカルボン酸塩染料、特に、インクジェット印刷に通常
用いられるものがある。具体例としては次のものが含ま
れる。Sulforhodamine B(スルホン酸塩)、Acid Blue
113(スルホン酸塩)、Acid Blue 29(スルホン酸
塩)、Acid Red 4(スルホン酸塩)、Rose Bengal(カ
ルボン酸塩)、Acid Yellow 17(スルホン酸塩)、Acid
Yellow 29(スルホン酸塩)、Acid Yellow 42(スルホ
ン酸塩)、AcridineYellow G(スルホン酸塩)、Nitro
Blue Tetrazolium Chloride Monohydrate又はNitro B
T、Rhodamine 6G、Rhodamine 123、Rhodamine B、Rhoda
mine B Isocyanate、Safranine O、Azure B、Azure B E
osinate、Basic Blue 47、Basic Blue66、Thioflacin T
(Basic Yellow 1)、及びAuramine O(Basic Yellow 2)、
これらは全てAldrich Chemical Companyから市販されて
いる。水不溶性染料の例には、アゾ、キサンテン、メチ
ン、ポリメチン、及びアントラキノン染料がある。水不
溶性染料の具体例としては、Ciba-Geigy Orasol Blue G
N、Ciba-Geigy Orasol Pink、及びCiba-Geigy Orasol Y
ellowが含まれる。
親水基の代わりに1つ又はより多くの界面活性剤が用い
られる場合、界面活性剤(群)の濃度は、インクの約0.
001〜10重量%、好ましくは、約0.01〜5重量%の範囲
にある。 1.セルロース媒体と反応するためのインクへの添加剤 少なくとも1つの前出のコア/シェルポリマーバインダ
ーに加えて、本発明のインクジェット印刷用インクは、
ビヒクルにある種のアミン含有添加剤を含み、これは、
水溶性及び/又は水分散性アミン、ポリアミン、及びア
ミンアルコールとして特徴付けられ得るものである。好
ましくは、本発明の実施に際してアミンアルコールが用
いられる。
る。
ル、アルコキシ、アリール、及びフェノキシから成る群
から選択され、Rはアルキレンであり、Xは、水素、アル
キル、アリール、-OH、-COOH及び-CHOから成る群から選
択される。添加剤として用いられるアミンアルコールの
例には、次のものが含まれる。エタノールアミン、ジメ
チルアミノプロパノール、アミノブタノール、及びそれ
らの誘導体、ジプロピルアミノプロパンジオール、アミ
ノプロパンジオール、2(2-エチル-エトキシアミノエタ
ノール)、ジメチルアミノブタノール、2-(ジイソプロピ
ルアミノ)エタノール、ジイソプロパノールアミン、ヒ
ドロキシキノン、3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-5,5-
ジメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、3-(1-ヒドロキシ
エチル)アニリン、4-モルホリンエタノール、及び3-モ
ルホリノ-1,2-プロパンジオール。
は、好ましくは、水素である。
ミン及びポリアミノアルコール同様、本発明の実施に用
いることができる。
くは、水溶性アミン類の例には、1,4-ビス(3-アミノプ
ロピル)ピペラジン(Aldrich Cat.# 10,943-6)、ジメチ
ルアミン(Aldrich Cat.# 38,824-6)、1-メチルイミダゾ
ール(Aldrich Cat.# 33,609-2)、エチレンジアミン(Ald
rich Cat.# 39,108-5)、ピペリジン(Aldrich Cat.# 10,
409-4)、ピペラジン(Aldrich Cat.# P45907)、1-ピペリ
ジンエタノール(AldrichCat.# 11,606-8)、2-ピペリジ
ンエタノール(Aldrich Cat.# 43,359-4)、3-ピペリジン
メタノール(Aldrich Cat.# 15,522-3)、及び2-ピペリジ
ンメタノール(Aldrich Cat.# 15,522-5)がある。
K1000を付してNippon Shokubaiから市販のオキサゾリン
官能性ポリマーエマルションである。その他のポリアミ
ンの例には、ポリ(ジメチルアミン-コ-エピクロロヒド
リン)(Aldrich Cat.# 40,911-1)、ポリ(ジアリルジメ
チルアンモニウムクロリド)(Aldrich Cat.# 40,902-
2)、ポリエチレンイミン(Aldrich Cat.# 40,871-9)、ポ
リエチレンイミン(Aldrich Cat.# 40,870-0)、ポリエチ
レンイミン(Aldrich Cat.# 40,872-7)、ポリエチレンイ
ミン(Aldrich Cat.# 18,197-8)、エトキシル化ポリエチ
レンイミン(Aldrich Cat.# 30,618-5 & 42347-5)、Jeff
amines(Zenecaから市販のエマルションポリアミン)、
及びポリジメチルアミノアクリレート(Poly Science)が
ある。
高め且つ印刷特性を制御する働きがある。アミン含有添
加剤の濃度は、インク組成物の約0.005〜50重量%、好
ましくは、約0.01〜10重量%の範囲内である。
ダー(I)に対する着色剤(顔料)の比は、10:1と1:10の
間、好ましくは、5:1と1:5の間、そして最も好ましく
は、3:1と1:3の間である。
バインダー; 0.01〜10重量%のアミン含有添加剤;及び 水、を含む。
しくは、約10〜25重量%の水混和性有機共溶媒と、約0.
05〜10重量%、好ましくは、約0.5〜10重量%の着色剤
と、約0.0005〜50重量%、好ましくは、約0.1〜10重量
%、より好ましくは、約0.5〜5重量%の耐久性コア/
シェルポリマーと、約0.0005〜50重量%、好ましくは、
約0.1〜10重量%、より好ましくは、約0.5〜5重量%の
プライマーコア/シェルポリマーと、約0.01〜10重量
%、好ましくは、約1〜4重量%のアミン含有添加剤
と、水とを含む。
される1つ又はより多くの有機性の、水混和性溶媒を含
む。本発明の実施に使用される共溶媒の種類としては、
これらに限定するものではないが、脂肪族アルコール、
芳香族アルコール、ジオール、グリコールエーテル、ポ
リ(グリコール)エーテル、カプロラクタム、ホルムア
ミド、アセトアミド、及び長鎖アルコールがある。本発
明の実施に用いられる化合物の例としては、これらに限
定するものではないが、炭素数が30またはより少ない第
一級脂肪族アルコール、炭素数が30またはより少ない第
一級芳香族アルコール、炭素数が30またはより少ない第
二級脂肪族アルコール、炭素数が30またはより少ない第
二級芳香族アルコール、炭素数が30またはより少ない1,
2-アルコール、炭素数が30またはより少ないの1,3-アル
コール、炭素数が30またはより少ないの1,ω-アルコー
ル、エチレングリコールアルキルエーテル、プロピレン
グリコールアルキルエーテル、ポリ(エチレングリコー
ル)アルキルエーテル、ポリ(エチレングリコール)ア
ルキルエーテルのより高分子の同族体、ポリ(プロピレ
ングリコール)アルキルエーテル、ポリ(プロピレング
リコール)アルキルエーテルのより高分子の同族体、N-
アルキルカプロラクタム、非置換カプロラクタム、置換
ホルムアミド、非置換ホルムアミド、置換アセトアミ
ド、及び非置換アセトアミドがある。本発明の実施にお
いて好ましく用いられる共溶媒の具体例には、これらに
限定するものではないが、N-メチルピロリドン、1,5-ペ
ンタンジオール、2-ピロリドン、ジエチレングリコー
ル、1,3-(2-メチル)-プロパンジオール、1,3,5-(2-メチ
ル)-ペンタントリオール、テトラメチレンスルホン、3-
メトキシ-3-メチルブタノール、グリセロール、1,2-ア
ルキルジオール、プロピレングリコール、グリセロー
ル、ヘキサンジオール、及びヘプタンジオールがある。
ットインクに通常添加されるその他の添加剤と一緒に水
であり、これらは、特定用途のインクの諸特性を最適化
するのに用いられる。例えば、当業者に周知のように、
殺生物剤(biocides)をインク組成物に用いて微生物の成
長を阻害することができ、EDTAのような金属イオン封鎖
剤を含有させて重金属不純物の有害な影響を排除するこ
とができ、さらに緩衝液を用いてインクのpHを調整する
ことができる。粘度調整剤及び他のアクリル又は非アク
リル系ポリマーのようなその他の既知添加剤を添加して
インク組成物の各種特性を所望するように改善すること
もできる。
リマー(I)又は(I')無しで使用しても、耐水堅牢性及び
耐汚れ堅牢性を含む、良好なインク性能を有するインク
を生成できない、ということである。即ち、本発明の添
加剤とコア/シェルポリマーとを組合せてこそ良好なイ
ンク性能を有するインクを実現できるのである。
ーの調合では、上述のコア/シェルポリマーと同一の成
分を用いるが、その濃度は、下表Iに示すように、異な
っている。
は、従来技術のインクジェットインク組成物に比較し、
優れた耐汚れ堅牢性を示すものである。
のほとんどは市販で入手可能であった。モノマーの純度
は、通常の市販品の製造に用いられるものである。種々
の分子量を有するポリ(エチレングリコール)メチルエ
ーテルアクリレートのモノマーだけは、標準のエステル
化工程によりトリエチルアミンの存在下でアクリロイル
クロリドを使って対応するアルコールから調製した。そ
の他のモノマーは、以下の慣用の且つ周知の典型的有機
反応の手順によって調製することができる。 実施例1 (アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチル)
20(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルアクリ
レート、mw = 2054)60(アクロレイン)10 アクリル酸ヘキシル(3g)、MMA(3g)、PEGAc(2054)(9
g)、及びアクロレイン(1.5g)を水(14g)中で混合した。
この混合物に、BRIJ 92(0.45g)、Aerosol DPOS45(0.8g)
及びイソオクチルメルカプトプロピオナート(0.1g)を加
えてエマルジョンを生成した。このエマルジョンを、75
℃において過硫酸アンモニウム(0.26g)含有の水(128.75
g)に加えた。反応混合物をその温度で2.5時間保持し、
次いで、冷却して10%の固体濃度を有する標題のコア/
シェルポリマーを得た。 実施例2 (アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチル)
20(PEG-Ac-2054)30(アクロレインジメチルアセター
ル)10 アクリル酸ヘキシル(2g)、MMA(2g)、ポリ(エチレン
グリコール)メチルエーテルアクリレート、mw = 205
4)(6g)、及びアクロレインジメチルアセタール(1
g)をBRIJ 92(0.3g)含有の水(9g)中で混合してエマル
ジョンを生成した。このエマルジョンを、75℃において
過硫酸アンモニウム(0.17g)含有の脱気した水(84.6g)に
加えた。反応混合物をその温度で2時間保持し、次い
で、冷却して10%の固体濃度をもつ標題のコア/シェル
ポリマーを得た。
分とアミン含有添加剤の両方を含むインクは、これらの
本発明の2成分を含んでいないインクと較べて優れた印
刷適性を示す。特に、コゲーションが低減され且つ耐汚
れ堅牢性と耐水堅牢性が著しく改善されており、光学濃
度とデセル(decel)も同様である。
ジェットインク印刷用組成物を開示した。自明の特性の
種々の変更並びに修正を成すことができ、且つかかる変
更並びに修正の全ては、本発明の範囲内に帰属するもの
と考えられるということは、熟練した当業者には明らか
であろう。
散性ポリマーの概略図である。以下に本発明及びその好
ましい実施の態様を要約して示す。 1.ビヒクルと着色剤とを含むインクジェット印刷用イ
ンク組成物であって、さらに、該組成物の耐汚れ堅牢性
を増強するための少なくとも1つのラテックスポリマー
バインダー及び前記ビヒクルへのアミン含有添加剤を含
有し、前記ラテックスポリマーバインダーが、下式:
る: A = 固体状態へ単独重合される時、−150℃及び+25℃
間の範囲のガラス転移温度(Tg)を有する部分から選択
される、改善された耐久性フィルム形成特性に寄与する
少なくとも1つの疎水性成分; B = 固体状態へ単独重合される時、+25℃を超えるTg
を有する前記ポリマーの疎水性成分のTgを調整するの
に用いられる少なくとも1つの疎水性の且つ溶媒バリヤ
ーの部分; C = 水溶性モノマーを含む少なくとも1つの親水性成
分; D = 少なくとも1つのUV吸収体; E = 少なくとも1つの高極性官能基を有する少なくとも
1つの部分; F = アルデヒド、カルボン酸、アリルアルコール、アセ
タール、及びヘミアセタールから選択される少なくとも
1つの官能基を有する部分; m = 10〜90重量%; n = 10〜90重量%; p = 0〜60重量%; q = 0〜50重量%; r = 0〜40重量%; s = 1〜30重量%; m + n + p + q + r + s = 100重量%;及び x = 1〜100,000、によって与えられる式を有しており、
且つ、前記ポリマーは、疎水性部分及び親水性部分もし
くは疎水性部分のみを有し、且つ界面活性剤と結合され
てポリマー/界面活性剤系を形成し、前記ポリマー又は
ポリマー/界面活性剤系は、脱水されると本質的に耐水
性となるフィルムを水より形成することができ、前記ポ
リマーは、約−10℃から+110℃の範囲内のTgを有
し、アミン含有添加剤は、本質的に、水溶性又は水分散
性のアミン、ポリアミン、又はアミンアルコールからな
り、前記アミンアルコールは、下式:
キシ、アリール、及びフェノキシから成る群から選択さ
れ、Rはアルキレンであり、Xは、水素、アルキル、アリ
ール、-OH、-COOH、及び-CHOから成る群から選択され
る、によって与えられる式を有する、インクジェット印
刷用インク組成物。 2.前記ポリマーバインダーが、下式:
移温度(Tg)を有する部分から選択される、改善された
耐久性フィルム形成特性に寄与する少なくとも1つの疎
水性成分; B = 固体状態へ単独重合される時、+25℃を超えるTg
を有する前記ポリマーの疎水性成分のTgを調整するの
に用いられる少なくとも1つの疎水性の且つ溶媒バリヤ
ーの部分; C'= イオン性もしくは非イオン性の何れかである水溶性
モノマーを含む少なくとも1つの親水性成分; F = -CHO、-COOH、-CH2OH、アセタール、及びヘミアセ
タールから成る群から選択される少なくとも1つの部
分; m < 30重量%; n > 40重量%; p < 30重量%;及び s < 30重量%、且つ 前記アミンアルコールにおいてXが水素、で与えられる
式を有する、上記1に記載のインクジェット印刷用イン
ク組成物。 3.前記A部分が、下式:
ル、アリール、又は置換アルキル又はアリール、又はビ
ニルブチラールであり、R3は、水素、ハロゲン、飽和又
は不飽和アルキル、アルコキシ、アリール、又は置換ア
ルキル、アルコキシ、又はアリールであり、R4は、直接
結合(direct bond)、O、CO、NH、ハロゲン、飽和又は不
飽和アルキル、アリール、又は置換アルキル、アリー
ル、又はCNであり、R5は、(R4が、アルキル、アリー
ル、又は置換アルキル又はアリールである場合)存在せ
ず、直接結合、水素、NH、O、アルキル、アルキレン、
アリール、又は置換アルキル、アルキレン、又はアリー
ルであり、及びR6は、(R4が、アルキル、アリール、又
は置換アルキル又はアリールである場合又はR5が、水
素、アルキル、アリール、又は置換アルキル又はアリー
ルである場合)存在せず、NH2、飽和又は不飽和アルキ
ル、アルコキシ、アリール、アロキシ(aroxy)、又は置
換アルキル、又はアリールであり、前記アルキル、アル
キレン、アリール、アルコキシ、及びアロキシは、各
々、1個を越え且つ40個未満の炭素原子を含む、上記1
に記載のインクジェット印刷用インク組成物。 4.前記B部分が、下式:
ニルブチラールから選択され、R3は、水素、ハロゲン、
アルキル、アルコキシ、アルキレン、アリール又は飽和
アルキル、アルコキシ、アルキレン、又はアリールであ
り、R4は、直接結合、O、CO、N、NO2、ハロゲン、アル
キル、アルキレン、アリール、又は置換アルキル、アル
キレン、又はアリールであり、R5は、水素、N、O、アル
キル、アルキレン、アリール、又は置換アルキル、アル
キレン、又はアリールであり、及びR6は、アルキル、ア
ルコキシ、アルキレン、アリール、アロキシ、又は置換
アルキル、アルキレン、又はアリールであり、前記アル
キル、アルキレン、アリール、アルコキシ、及びアロキ
シは、各々、1から40個の炭素原子を含み、R1とR2及びR
2とR3は、各々、環を形成し、そして、R4とR5は、窒素
又は酸素によって環を形成することができる、上記1に
記載のインクジェット印刷用インク組成物。 5.前記C部分が、下式(a)から(d):
ルキル又はアリール; R2 = 直接結合、O、CO、NH、COO、又はCONH; R3 = OH、(CH2CH2O)yR4、(CH2CH(CH3)O)yR4、又は(CH2
CH(C2H5)O)yR4、SH、(CH2CH2S)yR4、(CH2CH(CH3)S)
yR4、又は(CH2CH(C2H5)S)yR4; y = 1から200;及び R4 = アルキル、アリール、置換アルキル又はアリー
ル;
及び置換アルキル及びアリールから独立に選択され、前
記のアルキルとアリールは、各々、2から40個の炭素原
子を含む;
アリール、及び置換アルキル及びアリールから選択され
る;及び
換アルキル又はアリール;及びR2とR3は、それぞれ、ア
ルキル、アリール、及び置換アルキル及びアリールから
選択されるか、あるいは、また、R2とR3は、脂肪族又は
芳香族のいずれかの環を形成することができる、から成
る群から選択される、上記1に記載のインクジェット印
刷用インク組成物。 6.前記D部分が、下式:
ット印刷用インク組成物。 7.前記E部分が、下記(1)から(10):
ル、又は置換アルキル、アリール又はアルコキシル; R3 = 直接結合、アルキレン、アリーレン又は置換アル
キレン又はアリーレン;及び R4 = アルキル、アリール、又は置換アルキル又はアリ
ール;
リーレン、又はSO2;及びR2とR3は、それぞれ、H、アル
キル、アリール、及び置換アルキル、アリール、アリー
ル及びアルコキシルから選択されるか、又は脂肪族又は
芳香族のいずれかの環を形成することができる;
リーレン;y = 1〜4;及び My+= NH4 +、Li+、Na+、K+、Ca2+、Mg2+、Al3+、Ti4+、
トリエチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、及び
ピリリジニウム;
z- 式中、 R1 = アルキレン、アリーレン、置換アルキレン又はア
リーレン、COO、又は窒素含有環(cyclic ring); R2、R3、及びR4は、それぞれ、H、アルキル、アリー
ル、アルコキシル、及び置換アルキル、アリール、及び
アルコキシルから選択され; z = 1〜4;及び X = ハロゲン、BF4、PF6、ClO4、SCN、CNO、CNS);
ルキル、アリール又はアルコキシル; R2 = 直接結合、アルキレン、アリーレン又は置換アル
キレン又はアリーレン; z = 1〜4;及び Mz+= NH4 +、Li+、Na+、K+、Ca2+、Mg2+、Al3+、Ti4+、
トリエチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、ピリ
リジニウム;
ルキル、アリール又はアルコキシル; R2 = 直接結合、-COOR3、アリーレン、アルキレン、又
は-CONHR3; R3 = アルキレン、アリーレン、又は置換アルキレン又
はアリーレン、又はフルオロアルキレン; z = 1〜4;及び Mz+= NH4 +、Li+、Na+、K+、Ca2+、Mg2+、Al3+、Ti4+;
れ;及び X = SbF5 -、FSO3 -;
上記1に記載のインクジェット印刷用インク組成物。 8.前記F部分が、アクロレイン、アクロレインジメチ
ルアセタール、アクロレインジエチルアセタール、アク
ロレインジエチレンアセタール、アリルアルコール、及
びアクリル酸から成る群から選択される、上記1に記載
のインクジェット印刷用インク組成物。 9.前記ポリマーが、(アクリル酸ヘキシル)20(メタ
クリル酸メチル)20(アクリルアミド)50(アクロレイ
ン)10;(スチレン)34(メタクリル酸メチル) 8(ビ
ニルピロリドン)50(アクロレイン)8;(スチレン)
20(メタクリル酸メチル)20(アクリルアミド)50(ア
クロレイン)10;(スチレン)20(メタクリル酸メチ
ル)20(アクリルアミン)50(アクロレインジメチルア
セタール)10;(アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル
酸メチル)20(ポリ(エチレングリコール)メチルエー
テルアクリレート、mw = 404)60(アクロレイン)10;
(アクリル酸ヘキシル)10(メタクリル酸メチル)
10(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルアクリ
レート、mw = 404)60(アクロレイン)20;(アクリル
酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチル)20(アクリルア
ミド)50(メタクロレイン)10;(スチレン)34(メタ
クリル酸メチル)8(ビニルピロリドン)50(メタクロ
レイン)8;(スチレン)20(メタクリル酸メチル)20
(アリールアミド)50(メタクロレイン)10;(アクリ
ル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチル)20(ポリ(エ
チレングリコール)アクリル酸メチルエーテル、mw = 4
04)60(メタクロレイン)10;(アクリル酸ヘキシル)
20(メタクリル酸メチル)20(ポリ(エチレングリコー
ル)メチルエーテルアクリレート、mw = 2054)60(メ
タクロレイン)10;(アクリル酸ヘキシル)20(メタク
リル酸メチル)20(ポリ(エチレングリコール)メチル
エーテルアクリレート、mw = 2054)60(アクロレイ
ン)10;(アクリル酸ヘキシル)20(メタクリル酸メチ
ル)20(ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルア
クリレート、mw = 2054)60(アクロレインジメチルア
セタール)10;(アクリル酸ヘキシル)10(メタクリル
酸メチル)10(ポリ(エチレングリコール)メチルエー
テルアクリレート、mw = 404)60(メタクロレイ
ン)20;(メタクリル酸ラウリル)43(メタクリル酸メ
チル)11(アクリル酸) 21(スルホン酸スチレン、ナト
リウム塩)22(メタクロレイン)3;(メタクリル酸ラ
ウリル)43(メタクリル酸メチル)11(アクリル酸)21
(スルホン酸スチレン、ナトリウム塩)22(アクロレイ
ン)3から成る群から選択される、上記1に記載のイン
クジェット印刷用インク組成物。 10.前記アミンアルコールが、エタノールアミン、ジ
メチルアミノプロパノール、アミノブタノール、及びそ
れらの誘導体、ジプロピルアミノプロパンジオール、ア
ミノプロパンジオール、2(2-エチル-エトキシアミノエ
タノール)、ジメチルアミノブタノール、2-(ジイソプロ
ピルアミノ)エタノール、ジイソプロパノールアミン、
ヒドロキシキノン、3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-5,5
-ジメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、3-(1-ヒドロキシ
エチル)アニリン、4-モルホリンエタノール、及び3-モ
ルホリノ-1,2-プロパンジオールから成る群から選択さ
れ、前記アミンが、1,4-ビス(3-アミノプロピル)ピペラ
ジン、ジメチルアミン、1-メチルイミダゾール、エチレ
ンジアミン、ピペリジン、ピペラジン、1-ピペリジンエ
タノール、2-ピペリジンエタノール、3-ピペリジンメタ
ノール、及び2-ピペリジンメタノールから成る群から選
択され、前記ポリアミンが、ポリ(ジメチルアミン-コ-
エピクロロヒドリン)、ポリ(ジアリルジメチルアンモ
ニウムクロリド)、ポリエチレンイミン、エトキシル化
ポリエチレンイミン、及びポリジメチルアミノアクリレ
ートから成る群から選択される、上記1に記載のインク
ジェット印刷用インク組成物。 11.前記着色剤と前記ラテックスポリマーバインダー
が、約10:1から1:10の範囲内の比に於いて存在する、上
記1に記載のインクジェット印刷用インク組成物。 12.前記添加剤が、前記インク中に約0.005〜50重量
%の範囲内で存在する、上記1に記載のインクジェット
印刷用インク組成物。 13.上記1に記載のインク組成物が、5〜50重量%の
水混和性溶媒と;0.5〜10重量%の着色剤と;0.1〜10重
量%の少なくとも1つの前記ラテックスポリマーバイン
ダーと;0.01〜10重量%の少なくとも1つのアミン含有
添加剤と;水とを含有する、上記1に記載のインクジェ
ット印刷用インク組成物。
Claims (1)
- 【請求項1】 ビヒクルと着色剤とを含むインクジェッ
ト印刷用インク組成物であって、さらに、該組成物の耐
汚れ堅牢性を増強するための少なくとも1つのラテック
スポリマーバインダー及び前記ビヒクルへのアミン含有
添加剤を含有し、前記ラテックスポリマーバインダー
が、下式: 【化1】[(A)m(B)n(C)p(D)q(E)r(F)s]x 式中、A、B、C、D、E、及びFは、次のような部分であ
る: A = 固体状態へ単独重合される時、−150℃及び+25℃
間の範囲のガラス転移温度(Tg)を有する部分(moiety)
から選択される、改善された耐久性フィルム形成特性に
寄与する少なくとも1つの疎水性成分; B = 固体状態へ単独重合される時、+25℃を超えるTg
を有する前記ポリマーの疎水性成分のTgを調整するの
に用いられる少なくとも1つの疎水性の且つ溶媒バリヤ
ーの部分; C = 水溶性モノマーを含む少なくとも1つの親水性成
分; D = 少なくとも1つのUV吸収体; E = 少なくとも1つの高極性官能基を有する少なくとも
1つの部分; F = アルデヒド、カルボン酸、アリルアルコール、アセ
タール、及びヘミアセタールから選択される少なくとも
1つの官能基を有する部分; m = 10〜90重量%; n = 10〜90重量%; p = 0〜60重量%; q = 0〜50重量%; r = 0〜40重量%; s = 1〜30重量%; m + n + p + q + r + s = 100重量%;及び x = 1〜100,000、 によって与えられる式を有しており、且つ、前記ポリマ
ーは、疎水性部分及び親水性部分を有するかもしくは疎
水性部分のみを有し、且つ界面活性剤と結合されてポリ
マー/界面活性剤系を形成し、前記ポリマー又はポリマ
ー/界面活性剤系は、脱水されると本質的に耐水性とな
るフィルムを水より形成することができ、前記ポリマー
は、約−10℃から+110℃の範囲内のTgを有し、アミン
含有添加剤は、本質的に、水溶性又は水分散性のアミ
ン、ポリアミン、又はアミンアルコールからなり、前記
アミンアルコールは、下式: 【化2】式中、R1及びR2は、それぞれ、水素、アルキ
ル、アルコキシ、アリール、及びフェノキシから成る群
から選択され、Rはアルキレンであり、Xは、水素、アル
キル、アリール、-OH、-COOH、及び-CHOから成る群から
選択される、によって与えられる式を有する、インクジ
ェット印刷用インク組成物。
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