JP3122405B2 - インクジェットインク - Google Patents

インクジェットインク

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JP3122405B2
JP3122405B2 JP09361488A JP36148897A JP3122405B2 JP 3122405 B2 JP3122405 B2 JP 3122405B2 JP 09361488 A JP09361488 A JP 09361488A JP 36148897 A JP36148897 A JP 36148897A JP 3122405 B2 JP3122405 B2 JP 3122405B2
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ジョーゼフ スピネリ ハリー
アミ パールスティン キャサリン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンター用水性インクに関し、さらに詳細には、耐汚れ
性を改善し、色範囲を増加し、塗布したインクのブリー
ドを低減するための添加剤として直鎖状ポリマーを含有
する水性インクジェットインクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷は、電気信号に応答
して紙や透明フィルム等の基材上に、インク小滴が付着
するノンインパクト印刷プロセスである。インクジェッ
トプリンターは、比較的静かな動作性に加えて、低コス
トおよびプリントの高品質性のため、コンピューターと
共に使用される他のプリンターよりも一般的なオプショ
ンになっている。
【0003】染料および顔料の双方が、インクジェット
プリンター用のインク着色剤として使用されている。染
料ベースのインクは、概して色特性において優れている
が、顔料ベースのインクと比べていくつかの欠点を有し
ている。染料は、通常水溶性であり、基材上で乾燥した
後も水溶性のままである。それらはこぼれた水により容
易に再溶解し、画像はフェルトペンマーカーと接触する
とよごれる。さらに、染料は顔料と比べて耐光性が劣
り、オフィスの照明下でさえ退色することが知られてい
る。したがって、染料ベースのインクは、耐水性および
高い耐光性が要求される用途での使用には不適当な場合
が多い。顔料は、顔料分散液が凝集や沈降に対して安定
とすることができる限り、好ましい着色剤である。
【0004】水ベースの顔料は当業界では公知であり、
絵の具等のフィルムを種々の基材に塗布するのに商業的
に使用されてきた。顔料分散液は、一般的に非イオン性
またはイオン性の技術により安定化される。非イオン性
の技術を用いる場合、顔料粒子は、水に広がり、かつエ
ントロピー的あるいは立体反発的に安定化する、水溶性
で親水性の部分を有するポリマーにより安定化される。
この目的にとって有用な代表的ポリマーとしては、ポリ
ビニルアルコール、セルロース系(cellulosics) 、エチ
レンオキサイド修飾フェノールおよびエチレンオキサイ
ド/プロピレンオキサイドポリマーが挙げられる。非イ
オン性の技術は、pHの変化またはイオンの混在に対し
ては非感受性であるが、最終製品が水感受性である多く
の用途には大変不都合である。したがって、インクの塗
布などに使用される場合、顔料は水分に曝されたり、手
で取り扱うような機械的作用により汚れる傾向がある。
半透明のインクを含有するフェルトペンを用いる “ハ
イライト(highlighting)”テキストは、特に画像にダメ
ージを与える。この理由は、ハイライトインク中の溶剤
がテキストを汚し、機械的作用が印刷を汚すためであ
る。また、顔料含有インク系は、染料ベースのインク系
に比べて彩度が低い傾向があり、ペンオリフィス上での
インクの凝固(crust )、ペンレジスターを覆ったりし
てしまうこと等により、ペン性能が低い傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、現在、
良好な耐水性、耐汚れ性、高彩度および良好なペン性能
を有するインクジェットインクが必要とされている。特
に、顔料ベースのインクでは、耐水性および耐汚れ性を
改善すると同時に、分散安定性を維持することが必要と
されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (a)水性担体媒質と; (b)該水性担体媒質に不溶性である着色剤と; (c)ポリマー分散剤と; (d)(i)エラストマー性のBブロックと非エラスト
マー性のAブロックとを含有するエラストマー性ABA
ブロックポリマーであって、上記Bブロックが、<0℃
のTgおよび>10の重合度を有するエラストマー性ポ
リマーを含有し、かつ上記Aブロックが、アクリル酸ま
たはメタクリル酸系ポリマーで、>10℃のTgおよび
<20の重合度を有する非エラストマー性のアクリル系
またはメタクリル系ポリマーを含有するエラストマー性
ABAブロックポリマー、および (ii)β−ジケトンを含有するポリマー、からなる群か
ら選ばれる、実質的に水溶性である直鎖状ポリマー添加
剤と;を含有し、前記直鎖状ポリマー添加剤が0.5か
ら20重量%含有されているインクジェットインクを提
供する。
【0007】本発明のインクは、安定であり、低粘度で
あり、優れた印刷品質を示し、乾燥後の優れた耐汚れ性
および十分に長い閉塞または凝固(crust )時間を付与
する。それらは、連続式、圧電式、ドロップオンデマン
ド式およびサーマルまたはバブルジェットドロップオン
デマンド式等の種々のインクジェットプリンターと共に
使用することが可能であり、特にサーマルインクジェッ
トプリンターでの使用に適合される。これらのインク
は、エアーブラシ印刷装置にも有用でありうる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、一般的にインクジェッ
トプリンター、特にサーマルインクジェットプリンター
での使用に好適なインクジェットインク組成物を提供す
る。このインクは、水性担体媒質と、該水性媒質に不溶
性である着色剤と、ポリマー分散剤(通常は、構造形成
性ポリマー分散剤)と、直鎖状ポリマー添加剤とを含有
する。これらのインクは、保管中およびプリンター中で
長期間にわたって安定である。このインクは、特定のイ
ンクジェットプリンターの要件に適合させて、光安定
性、耐汚れ性、粘度、表面張力、高光密度、耐凝固性の
バランスを付与することが可能である。
【0009】(水性担体媒質)水性担体材質は、水また
は水と少なくとも1種の水溶性有機溶剤との混合物であ
る。好適な混合物の選択は、特定の用途の要件(例え
ば、所望の表面張力および粘度、選択した着色剤、イン
クの乾燥時間およびインク印刷される基材の種類)に依
存する。選択可能な代表的な水溶性有機溶剤は、米国特
許第5,085,698号公報に開示されている。水と
多価アルコール(例えば、ジエチレングリコール)との
混合物が水性担体媒質として好ましい。
【0010】水と水溶性溶剤との混合物を使用する場
合、水性担体媒質は、通常、約30%〜95%の水とバ
ランス量(すなわち、70〜5%)の水溶性溶剤とを含
有する。好ましくは、水性担体媒質は、水が60〜95
重量%である。水性担体媒質は、選択した着色剤の種類
に応じて、全インク組成物の70〜99.8重量%であ
る。好ましくは、水性担体媒質は、有機顔料を選択した
場合には、94〜99.8%を構成し、無機顔料を選択
した場合には、70〜99.8%を構成し、染料を選択
した場合には、80〜99.8%を構成する。
【0011】(着色剤)着色剤は、上記水性担体媒質に
不溶性である染料または顔料のいずれかである。“染
料”という用語は、印刷プロセスのある時点で溶解性と
なる着色剤を意味する。“顔料”とは、印刷プロセス全
般において不溶性(すなわち、粒状または結晶形態)の
着色剤を意味する。本発明の組成物での使用に好ましい
着色剤は顔料である。
【0012】(顔料)有用な顔料は、非常に種々の有機
および無機顔料を、単独または組み合わせたものを含有
する。顔料粒子は、インクジェット印刷装置を、特に通
常10ミクロン〜50ミクロンの範囲の直径を有する押
し出しノズルにおいてインクが自由に流れるようにする
のに十分小さい。さらに、粒径は、顔料分散安定性に影
響し、インクの寿命にきわめて重要である。微少粒子の
ブラウン運動は、粒子の沈降を防止するのに役立つ。さ
らに、最高の色強度を得るためには、小さい粒子を使用
することが望ましい。有用な粒径の範囲は、約0.00
5ミクロン〜15ミクロンであり、好ましくは0.00
5〜5ミクロンであり、最も好ましくは0.01〜0.
3ミクロンである。
【0013】選択した顔料は、乾燥形態または湿潤形態
(すなわち、プレスケーキ)で使用してもよい。プレス
ケーキ形態では、顔料は乾燥形態ほどには凝集してはお
らず、したがってインク製造プロセスで多くの解凝集を
必要としない。本発明の実施に使用可能な代表的な市販
の乾燥およびプレスケーキ顔料は、米国特許第5,08
5,698号公報(1992年2月4日発行)に開示さ
れている。
【0014】本発明に実施には、金属または金属酸化物
の微粒子を使用してもよい。例えば、金属および金属酸
化物は、磁気インクジェットインクの製造に好適であ
る。シリカ、アルミナ、チタニア等の微粒子径の酸化物
を選択してもよい。さらに、適切な用途では、銅、鉄、
鋼、アルミニウムおよび合金等の微粉砕金属微粒子を選
択してもよい。
【0015】有機顔料の場合、インクは約30重量%ま
での顔料を含有することができるが、一般に、ほとんど
のインクジェット印刷用途には、全インク組成物の約1
〜15重量%、好ましくは約1〜8重量%の範囲であ
る。無機顔料を選択した場合、有機顔料を用いる比較イ
ンクの場合より、高い重量パーセントの顔料を含有する
傾向があり、約50%の高い量であってもよい、その理
由は、無機顔料が一般に、有機顔料より高い比重を有し
ているからである。
【0016】(染料)インク組成物中に存在する色と染
料の量は、主に選択の関数(function of choice)であ
り、インクを用いて達成される印刷の所望の色、染料の
純度およびその強度に基本的に依存する。低濃度の染料
では適切な色の鮮明度が得られず、一方、高濃度では、
プリントヘッドの性能が低く、かつ許容不可能な暗い色
となる。一般に、染料は、インク組成物のに対して0.
01〜20重量%、好ましくは0.05〜8重量%、最
も好ましくは1〜5重量%である。
【0017】(分散剤)本発明の実施に好適なポリマー
分散剤としては、ブロックコポリマーおよび分岐型ポリ
マーのようなランダムポリマーおよび構造性ポリマーが
挙げられる。このポリマーは、性質がアニオン性、カチ
オン性またはノニオン性であってもよい。
【0018】ランダムポリマーは、構造性ポリマーほど
着色剤分散液の安定化には有効ではなく、従って好まし
くはない。しかしながら、水性での溶解性のための親水
性部と、着色剤との相互作用のための疎水性部との双方
を有し、かつ分散安定性に寄与する平均分子量を有する
ランダムポリマーは、本発明の実施に有効に使用するこ
とができる。そのようなポリマー分散剤は、米国特許第
4,597,794号に開示されている。
【0019】本発明の実施のに好適なブロックポリマー
は、AB,BABおよびABC型構造のものである。疎
水性および親水性ブロックを有し、かつ分散安定性に寄
与するようバランスされたブロックサイズを有するブロ
ックポリマーは、本発明の実施に有利に使用可能であ
る。着色剤とポリマー分散剤とのより強い特異的相互作
用のための疎水性(着色剤結合性)ブロックに官能基を
導入して、改善された分散安定性を付与してもよい。こ
れらポリマーの詳細な記載は、前述の米国特許第5,0
85,698号公報、同第5,272,201号公報お
よびEPO出願0556649A1(1993年8月2
5日付けで公開)に開示されている。
【0020】ポリマーの量は、そのポリマーの構造、分
子量および他の特性に依存し、さらにインク組成物の他
の成分に依存する。本発明の実施において選択された分
散ポリマーは、数平均分子量が40,000以下、好ま
しくは20,000以下、典型的には2,000〜1
0,000の範囲である。
【0021】ポリマー分散剤は、インク組成物の全重量
に対して0.1〜25重量%、好ましくは0.1〜8重
量%の量である。その量が多すぎる場合、所望のインク
粘度を保持するのが困難でなる。ポリマーが十分に存在
しない場合、分散安定性は悪影響を受ける。
【0022】(ポリマー添加剤) 本発明の使用に好適な、実質的に水溶性である直鎖状ポ
リマーは、 (i)エラストマー性のBブロックと非エラストマー性
のAブロックとを含有するエラストマー性ABAブロッ
クポリマーであって、上記Bブロックが、<0℃のTg
および>10の重合度を有するエラストマー性ポリマー
を含有し、かつ上記Aブロックが、アクリル酸またはメ
タクリル酸系ポリマーで、>10℃のTgおよび<20
の重合度を有する非エラストマー性のアクリル系または
メタクリル系ポリマーを含有するエラストマー性ABA
ブロックポリマー、および (ii)β−ジケトンを含有するポリマー、からなる群か
ら選ばれるポリマーである。
【0023】このポリマー添加剤は、種々の重合プロセ
スにより製造することが可能であり、例えば、ラジカル
溶液重合、乳化重合、サスペンジョン重合、塊状重合、
グループ連鎖移動重合等が挙げられるが、それらに限定
されない。直鎖状ポリマー添加剤の分子量は、当業者で
あれば、連鎖移動剤を使用することによりコントロール
できる。直鎖状ポリマー添加剤は、インク組成物の全重
量に対して0.5〜20重量%、好ましくは1〜12重
量%で存在してもよい。
【0024】(エラストマー性ABAブロックポリマ
ー)水溶性エラストマー性ABAブロックポリマーは、
エラストマー性B ブロックと、非エラストマー性Aブロ
ックとを含有し、そこにおいて、Bブロックは<0℃、
好ましくは−50℃〜−80℃のTg、および>10、
好ましくは>20、さらに好ましくは>40の重合度を
有するエラストマー性ポリマーを含有する。これらのエ
ラストマー性ポリマーを製造するのに好適なモノマーと
しては、エトキシトリエチレングリコールメタクリレー
ト、2−エトキシエチルアクリレート、2−メトキシエ
チルアクリレートおよびブタジエンが挙げられる。Aブ
ロックは、>10℃、好ましくは50〜100℃のT
g、および<20、好ましくは<10、さらに好ましく
は<5の重合度を有する非エラストマー性疎水性ポリマ
ーを含有する。好適なAブロックポリマーは、例えばメ
チル、エチル、ブチル、プロピル、イソブチル、ヘキシ
ル、2−エチルヘキシル、ノニル、ラウリル、イソボル
ニル、ベンジルアクリレートおよびメタクリレート等の
炭素数1〜12のアルキル基および/または炭素数6〜
12のアリール基を有するアルキル、アリールおよびア
ルキルアリールアクリレートまたはメタクリレート;お
よびスチレン、アルファメチルスチレン、ビニルトルエ
ン等の重合性ビニル芳香族モノマー等を含む。このポリ
マー、好ましくは該Bブロックは、適切な試薬で中和し
た際に該ポリマーを水溶性にするための重合部分を少な
くとも2%含有しなくてはならない。水溶性にするため
の好適なモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸およびベ
ンゼンスルホン酸が挙げられる。こえらの酸を中和する
ための好適な試薬としては、アンモニア、アミノプロパ
ノール、トリエチルアミン、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム等が挙げられる。水溶性にするための他の好適
なモノマーとしては、2−ジメチルアミノエチルメタク
リレート、2−ジメチルアミノエチルアクリレート、2
−ジエチルアミノエチルメタクリレートおよび2−ジエ
チルアミノエチルアクリレート等のアミン含有モノマー
が挙げられる。アミンを中和するための好適な試薬とし
ては、塩酸、パラトルエンスルホン酸、硝酸、クエン酸
等の無機酸および有機酸が挙げられる。あるいはまた、
アミン官能価は、ベンジルクロライド、ジメチルサルフ
ェート、メチルクロライド等の試薬で4級化することに
より水溶性にしてもよい。
【0025】(アニオン性ポリマー)これらポリマー
は、ランダムポリマーまたはブロックポリマーのいずれ
かでありうる。該ポリマー添加剤は、水溶性の重合化酸
モノマーを3〜70重量%、好ましくは10〜40重量
%含有しなくてはならない。好適な酸モノマーとして
は、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドメチル
プロパンスルホン酸およびベンゼンスルホン酸が挙げら
れる。これら酸を中和して水溶性にするための好適な試
薬としては、アンモニア、アミノプロパノール、トリエ
チルアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等が挙
げられる。このポリマーの他の部分は、例えばメチル、
エチル、ブチル、プロピル、イソブチル、ヘキシル、2
−エチルヘキシル、ノニル、ラウリル、イソボルニル、
ベンジルアクリレートおよびメタクリレート等の炭素数
1〜12のアルキル基および/または炭素数6〜12の
アリール基を有するアルキル、アリールおよびアルキル
アリールアクリレートまたはメタクリレート等の他のエ
チレン性重合性モノマー;スチレン、アルファメチルス
チレン、ビニルトルエン等の重合性ビニル芳香族モノマ
ー;ビニルピロリドン、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、および上記モノマーのいずれかの混合物であって
もよい。いくつかの好ましいアニオン性ポリマーとして
は、中和されたベンジルメタクリレート//メタクリル
酸 90//10、ベンジルメタクリレート/メタクリ
ル酸 90/10、80/20、60/40、n−ブチ
ルメタクリレート//メタクリル酸 85//15、お
よびn−ブチルメタクリレート/メタクリル酸 90/
10、85/15、および60/40が挙げられる。
【0026】(カチオン性ポリマー)これらのポリマー
は、ランダムポリマーまたはブロックポリマーのいずれ
かでありうる。このポリマー添加剤は、水溶性で、重合
され、中和され、あるいは4級化されたアミン含有モノ
マーを、3〜100重量%、好ましくは10〜40重量
%含有しなくてはならない。好適なアミン含有モノマー
としては、2−ジメチルアミノエチルメタクリレート、
2−ジメチルアミノエチルアクリレート、2−ジエチル
アミノエチルメタクリレートおよび2−ジエチルアミノ
エチルアクリレートが挙げられる。アミンを中和するた
めの好適な試薬としては、塩酸、パラトルエンスルホン
酸、硝酸、クエン酸等の無機酸および有機酸が挙げられ
る。あるいはまた、アミン官能価は、ベンジルクロライ
ド、ジメチルサルフェート、メチルクロライド等の試薬
で4級化することにより水溶性にしてもよい。このポリ
マーの他の部分は、メチル、エチル、ブチル、プロピ
ル、イソブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、ノニ
ル、ラウリル、イソボルニル、ベンジルアクリレートお
よびメタクリレート等の炭素数1〜12のアルキル基お
よび/または炭素数6〜12のアリール基を有するアル
キル、アリールおよびアルキルアリールアクリレートま
たはメタクリレート等の他のエチレン性重合性モノマ
ー;スチレン、アルファメチルスチレン、ビニルトルエ
ン等の重合性ビニル芳香族モノマー;ビニルピロリド
ン、アクリルアミド、メタクリルアミド、および上記モ
ノマーのいずれかの混合物であってもよい。いくつかの
好適なカチオン性ポリマーとしては、中和されたベンジ
ルメタクリレート//2−ジメチルアミノエチルメタク
リレート90//10,n−ブチルメタクリレート/2
−ジメチルアミノエチルメタクリレート90/10,8
0/20および2−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト・ホモポリマーが挙げられる。
【0027】(β−ジケトン含有ポリマー)このポリマ
ー添加剤は、重合されたベータージケトン、最も好まし
くはアセトアセトキシエチルメタクリレートを5〜40
重量%含有しなければならない。このポリマー添加剤
は、適切な添加剤で中和した際にポリマーを水溶性にす
る重合した部分を5〜50重量%含まなくてはならな
い。水溶性にするための好適なモノマーとしては、アク
リル酸、メタクリル酸、アクリルアミド−メチルプロパ
ンスルホン酸およびベンゼンスルホン酸が挙げられる。
これら酸を中和ための好適な試薬としては、アンモニ
ア、アミノプロパノール、トリエチルアミン、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム等が挙げられる。水溶性にす
るための他の好適なモノマーとしては、2−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、2−ジメチルアミノエチル
アクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、
2−ジエチルアミノエチルアクリレート等のアミノ含有
モノマーが挙げられる。アミンを中和するための好適な
試薬としては、リン酸、塩酸、パラトルエンスルホン
酸、硝酸等が挙げられる。あるいはまた、アミン官能価
は、ベンジルクロライド、ジメチルサルフェート、メチ
ルクロライドなどの試薬で4級化することにより水溶性
にしてもよい。ポリマーの10〜90重量%の他の部分
は、例えばメチル、エチル、ブチル、プロピル、イソブ
チル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、ノニル、ラウリ
ル、イソボルニル、アクリレートおよびメタクリレート
等の炭素数1〜12のアルキル基を有するアルキルアク
リレートまたはメタクリレート等の他のエチレン性重合
性モノマー;スチレン、アルファメチルスチレン、ビニ
ルトルエン等の重合性ビニル芳香族モノマー;ビニルピ
ロリドン、アクリルアミド、メタクリルアミド、および
上記モノマーのいずれかの混合物であってもよい。
【0028】好適なβ―ジケトン含有ポリマーの例とし
ては、 (1) 約70〜80重量%のブチルメタクリレート
と、10〜20重量%のアセトアセトキシエチルメタク
リレートと、10重量%のアクリル酸とを含有するアク
リル系ポリマー(ガラス転移点は、約15℃であっても
よい); (2) 約5重量%のブチルアクリレートと、65重量
%のブチルメタクリレートと、20重量%のアセトアセ
トキシエチルメタクリレートと、10重量%のアクリル
酸とを含有するアクリル系ポリマー(ガラス転移点が約
10℃であってもよい); (3) 約10〜40重量%のメチルメタクリレート
と、30〜60重量%のブチルメタクリレートと、20
重量%のアセトアセトキシエチルメタクリレートと、1
0重量%のアクリル酸とを含有するアクリル系ポリマー
(ガラス転移点が約21〜43℃であってもよい); (4) 約10重量%のメチルメタクリレートと、5重
量%のブチルアクリレートと、55重量%のブチルメタ
クリレートと、20重量%のアセトアセトキシエチルメ
タクリレートと、10重量%のアクリル酸とを含有する
アクリル系ポリマー(ガラス転移点が16℃であっても
よい);が挙げられる。
【0029】(エチレンオキサイド含有ポリマー)好適
なエチレンオキサイド含有ポリマーは、一般式:
【0030】
【化1】 CH2 =CRC(O)O(CH2 CH2 O)n1 (式中、R=Hまたはメチルであり;R1 =炭素数1〜
4のアルキル、炭素数6〜12のアリールあるいはアル
キル−アリールであり、n=1〜20である)のオリゴ
エーテル部を有するモノマーから製造される。ポリマー
は、モノマー中のオキシエチレン単位の数nに応じて、
水に難溶性、あるいは完全溶解性であってもよい。この
ポリマーの溶解性は、オキシエチレン単位の数が増加す
るにつれて増加する。オリゴエーテル部を有するモノマ
ーは、本発明のポリマー添加剤の物理的性質(例えば、
Tg)を調整するのに有利に使用することができ、その
結果、水分散系との相溶性を維持しながら、付着性と耐
水性が改善されるようになる。これらモノマーいくつか
の例としては、エトキシエチルメタクリレート、ブトキ
シエチルメタクリレート、エトキシトリエチレンメタク
リレート、メトキシポリエチレングリコールメタクリレ
ートおよび2−エトキシトリエチレングリコールメタク
リレートが挙げられる。さらに、このエチレンオキサイ
ドポリマーは、適切な試薬で中和した際に該ポリマーを
水溶性にする酸性または塩基性の重合部分を含有しても
よい。水溶性にするための好適なモノマーとしては、ア
クリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドメチルプロパ
ンスルホン酸およびベンゼンスルホン酸が挙げられる。
これらの酸を中和するための好適な試薬としては、アン
モニア、アミノプロパノール、トリエチルアミン、水酸
化カリウム、水酸化ナトリウム等が挙げられる。水溶性
にするための他の好適なモノマーとしては、2−ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、2−ジメチルアミノエ
チルアクリレート、2−ジエチルアミノエチルメタクリ
レートおよび2−ジエチルアミノエチルアクリレート等
のアミノ含有モノマーが挙げられる。アミンを中和する
ための好適な試薬としては、塩酸、パラトルエンスルホ
ン酸、硝酸、クエン酸等の無機酸および有機酸が挙げら
れる。あるいはまた、アミン官能価は、ベンジルクロラ
イド、ジメチルサルフェート、メチルクロライドなどの
試薬で4級化することにより水溶性にしてもよい。さら
に、エチレンオキサイド含有ポリマーは、例えばメチ
ル、エチル、ブチル、プロピル、イソブチル、ヘキシ
ル、2−エチルヘキシル、ノニル、ラウリル、イソボル
ニル、ベンジルアクリレートおよびメタクリレート等の
炭素数1〜12のアルキル基および/または炭素数6〜
12のアリール基を有するアルキル、アリールおよびア
ルキルアリールアクリレートまたはメタクリレート等の
他のエチレン性重合性モノマー;スチレン、アルファメ
チルスチレン、ビニルトルエン等の重合性ビニル芳香族
モノマー;ビニルピロリドン、アクリルアミド、メタク
リルアミド、および上記モノマーのいずれかの混合物を
含んでもよい。好適なエチレンオキサイド含有ポリマー
添加剤のいくつかの例としては、中和された2−エトキ
シトリエチレングリコールメタクリレート/ベンジルメ
タクリレート/メタクリル酸30/60/10重量パー
セント、2−エトキシトリエチレングリコールメタクリ
レート/ベンジルメタクリレート/2−ジメチルアミノ
エチルメタクリレート50/40/10重量パーセント
が挙げられる。
【0031】(他の成分)インクは他の成分を含んでも
よい。例えば、界面活性剤を使用して、インクの表面張
力を改変し、さらにインクの印刷基材への浸透を最大に
してもよい。しかしながら、界面活性剤は着色剤分散液
を不安定にする可能性がある。さらに、特定の界面活性
剤の選択は、印刷される基材の種類に大きく依存する。
水性インクでは、界面活性剤は、インクの全重量に対し
て0.01〜5%、好ましくは0.2〜2%の量で存在
してもよい。
【0032】これ以外に、Dowicides (登録商標)(Do
w Chmical, Midland, MI),Nuosept (登録商標)(Hu
ls America, Inc., Piscataway, NJ),Omidines(登録
商標)(Olin Corp., Cheshier, CT),Nopcocides(登
録商標)(Henkel Corp., Ambler, PA),Troysans(登
録商標)(Troy Chemical Corp., Newark, NJ )および
安息香酸ナトリウム等をインク組成物中に用いて、微生
物の増殖を阻止してもよい。さらにEDTA等のキレー
ト剤を含有させて、重金属不純物の有害な影響を取り除
いてもよい。さらに、保湿剤、粘度調整剤等の他の公知
の添加剤を添加して、インク組成物の種々の物性を改善
してもよい。
【0033】(インクの製造および特性)インクは、選
択した着色剤および分散剤を予備混合(premix)し、次い
で、その混合物を分散あるいは解凝集することにより製
造される。分散工程は、水平ミニミル、ボールミル、ア
トリッター、2本ロールミルまたは3本ロールミル等の
ロールミル中で、あるいは該混合物を、液体ジェット相
互作用チャンバー内の複数のノズルに少なくとも500
0psiの液圧で通過させることにより達成され、水性
担体媒質中での均一な分散液が得られる。
【0034】これらインクジェットインクを濃縮形態で
製造するのが、一般的に望ましい。濃縮形態のインクジ
ェットインクは次いで希釈して、インクジェット印刷系
での使用に適切な濃度にする。この技術により、装置か
らの大量のインク調製が可能になる。使用前に、濃縮物
は水溶性バインダー添加物を含む適当な溶剤で所望の濃
度に希釈される。希釈により、インクは特定の用途にと
って所望の粘度、色、色調、飽和密度および印刷被覆面
積に調整される。
【0035】ジェット速度、小滴の分離長、小滴のサイ
ズおよび液流の安定性は、インクの表面張力および粘度
により大きく影響される。インクジェット印刷システム
との使用に好適のインクジェットインクは、約20dyne
/cm 〜約70dyne/cm の範囲、さらに好ましくは30dy
ne/cm 〜約70dyne/cm の範囲の表面張力を有しなけれ
ばならない。許容可能な粘度は20cP以下、好ましく
は約1.0cP〜約10.0cPである。このインク
は、広い範囲の押し出し条件、すなわち、熱インクジェ
ット印刷装置の駆動電圧およびパルス幅、ドロップオン
デマンド装置かまたは連続装置の圧電素子の駆動振動
数、ならびにノズルの形状および大きさと適合する物理
的特性を有する。それらは、連続、圧電式ドロップオン
デマンドおよび熱またはバブルジェットドロップオンデ
マンド等の種々のインクジェットプリンターと共に使用
することができ、そして、特に、熱インクジェエトプリ
ンターに使用するのに特に適合している。インクは、優
れた長期保存安定性を有し、インクジェット装置の中で
凝固しない。紙、繊維、フィルム等の画像記録材上での
固定は、迅速かつ正確に行うことができる。印刷された
インクの画像は、鮮明な色調、高密度、優れた耐水性、
耐光性を有している。さらに該インクは、インクが接触
するインクジェット印刷装置の部品を腐食しない。
【0036】
【実施例】本発明を以下の実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されない。実施例におい
て、特に言及しない限り、部およびパーセントは重量部
および重量パーセントである。
【0037】(直鎖状ポリマー1) 1リットル容フラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2
注入管、乾燥管付出口および滴下ロートを装備した。テ
トラヒドロフラン(THF)188gとメシチレン0.
1gを上記フラスコに入れた。次いで、触媒であるテト
ラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1.0
モルTHF溶液230μlを添加した。開始剤である1
−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メチルプロ
ペン5.0g(0.0287mol)を注入した。供給
物(feed)I[テトラブチルアンモニウムm−クロロベ
ンゾエートの1.0モルTHF溶液230μl]をスタ
ートし、130分間かけて添加した。供給物II[ベンジ
ルメタクリレート(BZMA)25.29g(0.14
4モル)]を0.0分にスタートし、30分間かけて添
加した。供給物IIが完了(モノマーの99%以上が反
応)した後10分後、供給物III[トリメチルシリルメ
タクリル酸(TMS−MAA)13.62g(0.08
62モル)およびエトキシトリエチレングリコールメタ
クリレート(ETEGMA)212.07g(0.86
2モル)]をスタートし、60分間かけて添加した。添
加物IIIが完了(モノマーの99%以上が反応)した後
1時間後、供給物IV[ベンジルメタクリレート25.2
9g(0.144モル)]をスタートし、30分間かけ
て添加した。150分の時点で、メタノール7gを添加
した。次いで、溶剤とトリメトキシシラン223gを蒸
留除去し、274gのイソプロパノールで置き換えた。
【0038】これにより、ポリマーBZMA//ETE
GMA/MAA/BZMA5//30/3//5が48
%固形分で得られた。このポリマーは、2.5gの70
%の水酸化カリウム水溶液を250gのブロックポリマ
ー溶液に添加し、均一溶液が得られるまで混合すること
により、80%まで中和された。中和後、この物質を3
53.7グラムの脱イオン水で希釈した。pHは7.5
であった。
【0039】(直鎖状ポリマー2)BZMA/MAA9
0/10(重量%)ポリマーは、以下の点以外はポリマ
ー製造1と同じ操作を用いて製造した: フラスコ中
で、THF、メスチレンおよびテトラブチルアンモニウ
ムm−クロロベンゾエートの量は、それぞれ730.6
0g,1.70gおよび1.0gであった。開始剤とし
て1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メチル
プロペン5.0gの代わりに、1,1−ビス(トリメチ
ルシロキシ)−2−メチルプロペン38.09gを用い
た。供給物Iは、1.63gのテトラブチル−m−クロ
ロベンゾエートおよび64.73gのTHFを含有して
いた。供給物II中は,BZMA724.46gおよびT
MS−MAA148.44gを含有していた。供給物II
I および供給物IVは、ここでは用いなかった。反応を停
止するのに添加するメタノールの量は、全部で362g
であった。反応後、943gの溶剤全部とトリメチルメ
トキシシランを蒸留除去し、725.65gの2−ピロ
リドンを加え、49.6%固形分の溶液を得た。242
グラムのポリマー溶液を、2.5グラムのKOH溶液で
中和した。中和後、361グラムの脱イオン水で、約1
0%固形分まで希釈した。pHは7.5であった。
【0040】(直鎖状ポリマー3) 12リットル容フラスコに、機械的攪拌機、N2注入
管、乾燥管付出口および滴下ロートを装備した。THF
2886.9g;メシチレン3.7244g;テトラブ
チルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1.0モル
THF溶液1.2mLを上記フラスコに入れた。開始剤
である1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メ
チルプロペン47.3gを注入した。供給物I(BMA
(ブチルメタクリレート)2307.1gおよびDMA
EMA(ジメチルアミノエチルメタクリレート)57
6.8g)を添加した。170分後、反応を63.9g
のメタノールで停止した。1315.7gの揮発分を蒸
留除去し、1250.7gイソプロパノールを加えた。
次いでポリマー溶液を、機械的攪拌機および滴下ロート
を装備したもう1つの1リットル容フラスコに移した。
濃リン酸および脱イオン水をポットに入れ、内容物を還
流させた。蒸気温度が99℃を越えるまで、揮発分を蒸
留除去した。これにより、分子量約10,000の約2
0.3%固形分のBMA/DMAEMA80/20ポリ
マーのリン酸塩を水中に約20.3%の固形分で得た。
【0041】(直鎖状ポリマー4)12リットル容フラ
スコに、機械的攪拌機、N2 注入管、乾燥管付出口およ
び滴下ロートを装備した。THF1700g;p−キシ
レン18g;テトラブチルアンモニウムm−クロロベン
ゾエートの1.0モルTHF溶液2.6mLをフラスコ
に入れた。開始剤である1−メトキシ−1−トリメチル
シロキシ−2−メチルプロペン150gを注入した。供
給物I(ETEGMA,3448gおよびDMAEM
A,862g)をスタートし、60分間かけて添加し
た。さらに30分後、すべてのモノマーが消費された。
反応を69gのメタノールで停止した。濃リン酸561
mLおよび脱イオン水3736gをポットにバッチとし
ていれた。同時に内容物を還流させ、蒸気温度が99℃
を超えるまで、揮発分を蒸留除去した。これにより、分
子量約5,000のETEGMA/DMAEMA ラン
ダムコポリマーのリン酸塩を水中に約57%固形分で得
た。
【0042】(直鎖状ポリマー5)3リットル容フラス
コに、機械的攪拌機、N2 注入管、乾燥管付出口および
滴下ロートを装備した。THF345g;p−キシレン
1g;テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエー
トの1.0モルTHF溶液0.4mLをフラスコに入れ
た。開始剤である1−メトキシー1−トリメチルシロキ
シ−2−メチルプロペン15gを注入した。供給物I
(BMA,388gおよびDMAEMA,43g)をス
タートし、60分間かけて添加した。さらに60分後、
すべてのモノマーが消費された。反応を14gのメタノ
ールで停止した。ベンジルクロライド31gをポリマー
液に添加し、還流した。10時間後、1600gの脱イ
オン水を添加した。混合液をさらに4 時間還流した。蒸
気温度が97℃を超えるまで、揮発分を蒸留除去した。
これにより、分子量約5,000のBMAランダムコポ
リマーのベンジルクロライド(BzCl)塩を水中に約
20%固形で得た。
【0043】(直鎖状ポリマー6)2リットル容フラス
コに、機械的攪拌機、窒素注入管、乾燥管付出口および
滴下ロートを装備した。THF225g;p−キシレン
10g;テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエ
ート(TBACB)の1.0モルTHF溶液0.20m
Lをポットに入れた。開始剤である1−メトキシー1−
トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン3.5gを注
入した。供給物I(DMAEMA,200g)をスター
トし、20分間かけて添加した。供給物II(TBAC
B,0.20mL;THF,75g)を同時にスタート
し、30分間かけて添加した。さらに30分後、残留モ
ノマーは全く検出されなかった。反応を10gのメタノ
ールで停止し、DMAEMAのホモポリマーをTHF中
に約44%の固形分で得た。112.6グラムのDMA
EMA溶液を、機械的攪拌機と滴下ロートを装備した1
リットル容フラスコに入れた。濃リン酸32.77mL
と脱イオン水220gを添加し、内容物を還流した。蒸
気温度が99℃を超えるまで、揮発分を蒸留除去した。
これにより、分子量約10,000のDMAEMAポリ
マーのリン酸塩を約32%固形分で得た。
【0044】(直鎖状ポリマー7)5リットル容フラス
コに、機械的攪拌機、窒素注入管、乾燥管付出口および
滴下ロートを装備した。THF850g;p−キシレン
4g;テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエー
トの1.0モルTHF溶液0.9mLをポットに入れ
た。開始剤である1−メトキシ−1−トリメチルシロキ
シ−2−メチルプロペン31gを注入した。供給物I
(BzMA,356g;ETEGMA,445gおよび
DMAEMA,89g)をスタートし、100分間かけ
て添加した。さらに80分後、残留モノマーは全く検出
されなかった。反応を57gのメタノールで停止した。
得られた分子量約5,000のBzMA/ETEGMA
/DMAEMAターポリマー(重量比40/50/1
0)溶液(THF中、約固形分51%)200グラム
を、機械的攪拌機と滴下ロートを装備した1リットル容
フラスコに添加した。濃リン酸6.7mLと脱イオン水
143gをポットに入れ、内容物を還流した。蒸気温度
が99℃を超えるまで、揮発分を蒸留除去した。これに
より、BzMA/ETGMA/DMAEMAターポリマ
ーのリン酸塩を水中で約40%の固形分で得た。
【0045】(直鎖状ポリマー8)3リットル容フラス
コに、機械的攪拌機、窒素注入管、乾燥管付出口および
滴下ロートを装備した。THF370g;p−キシレン
1.1g;テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾ
エート(TBACB)の1.0モルTHF溶液0.43
mLをポットに入れた。開始剤である1−メトキシ−1
−トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン15gを注
入した。供給物I(BMA,345gとDAMAEM
A、86g)をスタートし、60分間かけて添加した。
供給物2(TBACB,0.43mL;THF,20
g)を同時にスタートし、120分間かけて添加した。
さらに40分後、残留モノマーは全く検出されなかっ
た。反応を14gのメタノールで停止した。BMA/D
MAEMAポリマーの溶液(THF中、約52%固形
分)95グラムを、機械的攪拌機と滴下ロートを装備し
たもう一つ1リットル容フラスコに入れた。濃リン酸
3.6mLと脱イオン水203gをポットに入れ、内容
物を還流した。蒸気温度が99℃を超えるまで、揮発分
を蒸留除去した。これにより、分子量約5,000のB
MA/DMAEMAコポリマー(重量比80/20)の
リン酸塩を水中で約15%固形分で得た。
【0046】(直鎖状ポリマー9)反応器に、機械的攪
拌機、温度計および滴下ロートを装備した。酢酸エチル
140gをポットに入れ、還流した。供給物1(n−ブ
チルメタクリレート、140g;2−(アセチルアセト
キシ)エチルメタクリレート、40gとアクリル酸、2
0g)をスタートし、180分間かけて添加した。供給
物2(2,2′−アゾビス(2,4−ジメチル吉草酸ニ
トリル)、20.00g;酢酸エチル、50g)を供給
物1と同時にスタートし、300分間かけて添加した。
さらに30分間還流し、2−ピロリドン260gを添加
した。揮発分230gを、蒸留除去した。水酸化カリウ
ム水溶液(濃度45.7%)50gと脱イオン水510
gを添加することにより、水溶液とした。得られたポリ
マーは、重量平均分子量24,800、数平均分子量1
0,500で、多分散性2であった。
【0047】(分散剤1)1リットル容フラスコに、機
械的攪拌機、温度計、N2 注入管、乾燥管付出口および
滴下ロートを装備した。テトラヒドロフラン(THF)
83gとメシチレン0.1gをフラスコに入れた。触媒
であるテトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエー
トの1.0モルTHF溶液230μlを、つぎに添加し
た。開始剤である1,1−ビス(トリメチルシロキシ)
−2−メチルプロペン、5.0g(0.020mol)
を注入した。供給物I[テトラブチルアンモニウムm−
クロロベンゾエートの1.0モルTHF溶液230μ
l]をスタートし、130分間かけて添加した。供給物
II[トリメチルシリルメタクリル酸40.86g(0.
250モル)]を0.0分にスタートし、30分間かけ
て添加した。供給物 が完了(モノマーの99%以上が
反応)して30分後、供給物III [ベンジルメタクリレ
ート56.90g(0.323モル)]をスタートし、
60分間かけて添加した。供給物III が完了(モノマー
の99%以上が反応)して10分後、供給物IV[エトキ
シトリエチレングリコールメタクリレート21.21g
(0.0862モル)]をスタートし、30分間かけて
添加した。150分の時点で、メタノール12gを添加
した。次いで、溶剤とトリメチルメトキシラン98gを
蒸留除去し、153gの2−ピロリドンで置き換えた。
【0048】これにより、ポリマーETEGMA//B
ZMA//MAA4//15//12を40%固形分で
得た。このブロックポリマーは、11gの45%の水酸
化カリウム水溶液を100gの該ブロックポリマー溶液
に添加し、均一溶液が得られるまで混合することによ
り、80%まで中和された。中和後、289グラムの脱
イオン水で、固形分約10%まで希釈した。pHは8で
あった。
【0049】(分散剤2)12リットル容フラスコに、
機械的攪拌機、温度計、N2 注入管、乾燥管付出口およ
び滴下ロートを装備した。テトラヒドロフラン(TH
F)4002gとp−キシレン7.7gをフラスコに入
れた。触媒であるテトラブチルアンモニウムm−クロロ
ベンゾエートの1.0モルアセトニトリル溶液2.0m
lを、つぎに添加した。開始剤である1−メトキシ−1
−トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン155.1
g(0.891M)を注入した。供給物I[2−ジメチ
ルアミノエチルメタクリレートDMAEMA2801g
(17.8M)]を,時間0.0分の時点でスタート
し、45分間かけて添加した。供給物Iが完了した(9
9%以上のモノマーが反応した)100分後、供給物II
[ベンジルメタクリレート1568g(8.91M)]
をスタートし、30分間かけて添加した。400分の時
点で、310gの無水メタノールを上記溶液に添加し、
蒸留を開始した。全部で1725gの溶剤を除去した、
I−プロパノール1783gを、蒸留除去完了後に添加
した。
【0050】これにより、49.6%固形分でMn=5
000のBZMA//DMAEMA10//20のジブ
ロックポリマーを得た。
【0051】(顔料分散液1)1リットル容ビーカー
に、機械的攪拌機を装備した。このビーカーに、94g
の分散剤1と13gの水を仕込んだ。攪拌しながら、1
8.7gのFW18黒色顔料(Degussa Corp.,Ridgef
ield Park ,NJ)を少量部添加した。混合物が完全に
混合した後、M−110F型ミクロ流動化装置(Microf
luidics Corp.,Newton,MA)を5回通過させた。ミ
クロ流動化処理後の粒子径は、108nmであり、分散
液の顔料濃度は、15%であった。
【0052】(顔料分散液2)
【0053】
【表1】 成分 量(グラム) 分散液2 214.6 キナクリドン マゼンタ顔料 180.0 (R−122、Sun Chemical Corp., Cincinnati,OH.) 上記成分を混合した後、混合物を2本ロールミルに注入
し、30分間処理した。これにより、60%の顔料と4
0%のポリマーを含有する(すなわち、顔料/分散剤比
(“P/D”)が1.5/1)顔料分散液を得た。その
後2本ロールミル内のチップ80gは、中和剤としての
リン酸13.14gを用い溶解し、307gの脱イオン
水で希釈して、10%顔料を含む水性顔料濃縮液を得
た。
【0054】(顔料分散液3)
【0055】
【表2】 成分 量(グラム) 分散液2 493.0 ジアドリン 黄色顔料 250.0 (Y−14、Sun Chemical Corp., Cincinnati,OH.) 上記混合物を2本ロールミルに入れ、30分間処理し
た。これにより、50%の顔料と50%のポリマー(P
/D=1/1)を含む顔料分散液を得た。その後2本ロ
ールミル内のチップは、顔料分散液2のように中和し、
稀釈した。
【0056】(対照例1)以下の成分を混合し、磁気攪
拌機で10〜15分間攪拌することによりインクを製造
した。
【0057】
【表3】 成分 量(グラム) 顔料分散液1 26.7 2−ピロリドン 6 Liponics(登録商標)EG−1,Lipo Chemical Corp., 8 Paterson,NJ 脱イオン水 62.3 このインクを、ヒューレットパッカードデスクジェット
プリンター(HewlettPackard ,Palo Alto ,CA)
で、1/8インチ間隔の7本の平行な1/8インチの黒
色実線のパターンにジェット印刷した。画質とペン性能
は、大変良好であった。画像を24時間放置後、市販の
黄色ハイライトペンでマークした。紙の非画像部は、黒
色汚れでひどくなった。(0〜10の段階で、10であ
った。0とは、汚れなしであり、10とは汚れがひどい
ものである。)(実施例1)以下の成分を混合し、次い
で磁気攪拌機で10〜15分間攪拌することによりイン
クを製造した。
【0058】
【表4】 成分 量(グラム) 顔料分散液1 26.7 2−ピロリドン 6 Liponics(登録商標)EG−1 8 ポリマー1 10 脱イオン水 52.3 このインクを、対照例1に記載されているようにして、
画像形成し、ハイライトペンでマークした。画質とペン
性能は、大変良好であった。ハイライト処理後の汚れ
は、対照例とくらべかなり少ないものであった。(1〜
10段階で5) (実施例2)インクは、以下の点以外は、実施例1に記
載の方法で製造し、試験した。:10gのポリマー1の
代わりに、10gのポリマー2溶液を用いた。インク
は、対照例1に記載のように、画像形成し、ハイライト
ナーでマークした。画質およびペン性能は、良好であっ
た。ハイライト処理後の汚れは、対照例とくらべかなり
少ないものであった。(1〜10段階で5) (対照例2)以下の処方のマゼンダインクを製造し
た。:
【0059】
【表5】 成分 量(グラム) 顔料分散液2 7.5 2−エチルー2(ヒドロキシメチル) −1,3−プロパンジオール(50%水溶液) 6 Multranol (商標登録)4012(30%水溶液) 4 ナトリウム塩、AR52赤色染料(3.78%) 4 脱イオン水 8.5 (実施例3)マゼンダインクは、1.5gの直鎖状ポリ
マー3を同量の水に代えてインクに添加した以外は、上
記の対照例2に従い製造した。
【0060】このインクは、ヒューレットパッカードデ
スクジェエット500プリンターを使用して、Gilbert
ボンド紙(25%綿、Mead Co .Dayton,Ohio)に印刷
した。インクジェットペンは、35ミクロンのレジスタ
ーサイズおよび30ミクロンのオリフィスを有するよう
に改良した。12.5ボルトの外部電圧用いてペンを稼
動した。
【0061】閉塞時間は、一連の線を印刷し、特定の時
間待ち、再びこの一連の線を印刷することにより測定し
た。印刷した1番目、5番目、31番目に印刷不良が検
出されない最大の時間を記録した。印刷不良には、印刷
欠損および不整列ドットが含まれる。時間が長いという
ことは、ノズル閉塞が遅い、或いはほとんどないことを
意味する。印刷画像の耐水性は、一連の1/4インチ幅
の線を印刷して測定した。5ミリリットッルの水を、線
を横切って滴下し、その水滴で拭いた光学密度を測定し
た。耐水性は、印刷後5分、1時間、24時間で測定し
た。結果を以下の表6に示す。
【0062】
【表6】
【0063】改良は、ノズル閉塞時間および耐水性の双
方に見られた。
【0064】(対照例3)インクは、以下の成分を適切
な混合で配合することにより製造した。:
【0065】
【表7】 成分 量(グラム) 顔料分散液2 6.1 アシッドレッド52 0.1 テトラエチレングリコール 1.0 Danthacol (商標登録)DHE, Lonza,Inc., 1.0 Fairlawn,NJ Multranol (商標登録)4012 0.6 2−ピロリドン 1.2 脱イオン水 10.0 このインクは、ヒューレットパッカードデスクジェエッ
トプリンター(Hewlett Packard ,Palo Alto ,CA)
で印刷した。印刷画像の彩度を、ミノルタ彩度計CR2
11で測定した。平均彩度は62であった。
【0066】(実施例4)インクは、以下の成分を適切
な混合で配合することにより製造した。:
【0067】
【表8】 成分 量(グラム) 直鎖状ポリマー4 0.7 顔料分散液2 6.1 アシッドレッド52 0.1 テトラエチレングリコール 1.0 Danthacol (商標登録)DHE 1.0 Multranol (商標登録)4012 0.6 2−ピロリドン 1.2 脱イオン水 9.3 インクを、対照例3に記載したように印刷した。印刷画
像の彩度を、ミノルタ彩度計CR211で測定した。平
均彩度は66であった。直鎖状ポリマー4の添加は、対
照3より彩度を向上させた。
【0068】(対照例4)インクは、以下の成分を適切
な混合で配合することにより製造した。:
【0069】
【表9】 成分 量(グラム) 顔料分散液3 7.5 2−エチル−2−ヒドロキシメチル 5.0 −1,3−プロパンジオール 2−ネオ−ペンチルアルコール 0.5 脱イオン水 12.0 インクを、対照例3に記載したように印刷した。印刷画
像の彩度を、ミノルタ彩度計CR211で測定した。平
均彩度は92であった。
【0070】(実施例5)インクは、以下の成分を適切
な混合で配合することにより製造した。:
【0071】
【表10】 成分 量(グラム) 直鎖状ポリマー6 2.5 顔料分散液3 7.5 2−エチル−2−ヒドロキシメチル 5.0 −1,3−プロパンジオール 2−ネオ−ペンチルアルコール 0.5 脱イオン水 9.5 このインクを、対照例3に記載したように印刷した。印
刷画像の彩度を、ミノルタ彩度計CR211で測定し
た。平均彩度は98であった。直鎖状ポリマーの添加
は、対照例4より彩度を向上させた。
【0072】(対照例5)インクは、以下の成分を適切
な混合で配合することにより製造した:
【0073】
【表11】 成分 量(グラム) 顔料分散液2 2.3 顔料分散液3 2.3 2−エチル−2−ヒドロキシメチル 2.0 −1,3−プロパンジオール Multranol (商標登録)4012 0.6 2−ピロリドン 1.0 脱イオン水 10.9 このインクを、ヒューレットパッカードデスクジェエッ
トプリンター(Hewlett Packard ,Palo Alto ,CA)
で、印刷した。曇り度の測定のため、70cm×70cm平
方のべた塗り画像をXerox(商標登録)透明紙上に
印刷した。曇り度測定は、ハンターラボカラークエスト
装置(Hunterlab ColorQuest instrument )(Hunter A
ssociates Laboratory Inc.,Reston,Virginia)で行
った。平均曇り度値は、17であった。
【0074】さらにインクは、耐水性を、Gilbert ボン
ド紙上に3mm幅の平行実線パターンを5mm間隔で印
刷することにより試験した。印刷シートを、フィルム表
面に固定し、水平に走る線に対し45°角度で傾斜させ
た。約0.5mLの水を、これら実線に滴下落した。非
印刷領域に洗い流されたインク量は、印刷直後では13
0mOD,印刷1時間後で146mOD、および24時
間後で123mODであった。
【0075】(実施例6)インクは、以下の成分を適切
な混合で配合することにより製造した。:
【0076】
【表12】 成分 量(グラム) 直鎖状ポリマー6 1.9 顔料分散液2 2.3 顔料分散液3 2.3 2−エチル−2−ヒドロキシメチル 2.0 −1,3−プロパンジオール Multranol (商標登録)4012 0.6 2−ピロリドン 1.0 脱イオン水 9.3 このインクを印刷し、対照例5に記載したような耐水性
試験を行った。曇り度の測定は、対照例5に記載したよ
うに行った。このインクの平均曇り度値は、13であっ
た。非印刷領域に洗い流されたインク量は、印刷直後で
は122mOD,印刷1時間後で117mOD、および
24時間後で91mODであった。直鎖状ポリマー添加
剤を含まない対照例5に比べ、曇り度は減少し、耐水性
は改善されている。
【0077】(実施例7)インクは、以下の成分を適切
な混合で配合することにより製造した。:
【0078】
【表13】 成分 量(グラム) 直鎖状ポリマー7 3.5 顔料分散液2 2.3 顔料分散液3 2.3 2−エチル−2−ヒドロキシメチル 2.0 −1,3−プロパンジオール Multranol (商標登録)4012 0.6 2−ピロリドン 1.0 脱イオン水 7.8 このインクを印刷し、対照例5に記載したような耐水性
試験を行った。曇り度の測定は、対照例5に記載したよ
うにして行った。このインクの平均曇り度値は、6であ
った。非印刷領域に洗い流されたインク量は、印刷直後
では120mOD,印刷1時間後で105mOD、およ
び24時間後で89mODであった。対照例5に比べ
て、曇り度は減少し、耐水性は改善されている。
【0079】(実施例8)インクは、以下の成分を適切
な混合で配合することにより製造した。:
【0080】
【表14】 成分 量(グラム) 直鎖状ポリマー8 2.8 顔料分散液1 2.25 顔料分散液2 2.25 2−エチル−2−ヒドロキシメチル 2.0 −1,3−プロパンジオール Multranol (商標登録)4012 0.6 2−ピロリドン 1.0 脱イオン水 7.8 このインクを印刷し、対照例5に記載したような耐水性
試験を行った。曇り度の測定は、対照例5に記載した方
法により行った。このインクの平均曇り度値は、7であ
った。非印刷領域に洗い流されたインク量は、印刷直後
では28mOD,印刷1時間後で14mOD、および2
4時間後で4mODであった。対照例5に比べ、曇り度
は減少し、耐水性は改善されている。
【0081】(対照例6)インクは、以下の成分を磁気
攪拌機で10〜15分間攪拌して配合することにより製
造した。
【0082】
【表15】 成分 量(グラム) 顔料分散液1 19.0 2−ピロリドン 3.0 Liponics(登録商標)EG−1 4.5 ネオペンチルアルコール 0.2 ドデカノール 0.1 脱イオン水 49.0 このインクを、ヒューレットパッカードデスクジェット
プリンター550Cで、1/8インチ間隔の7本の平行
な1/8インチの黒色実線パターンを印刷した。このイ
ンクのペン性能は、大変良好であった。画像の光学密度
を表2に示す。画像を、印刷後、市販の黄色ハイライト
ペンで特定時間間隔で、2重にマークした。これらの条
件で、非印刷領域を汚しているインク量を、これら部位
の光学密度を測定することにより測定した。結果を表1
6に示す。
【0083】(実施例10)インクは、1.8gの直鎖
状ポリマー9を添加し、その同量だけ脱イオン水の量を
減少させた以外は対照例6に記載したように成分を配合
することにより、製造した。ペン性能は、このインクで
は大変良好であった。結果を表16に示す。 (実施例11)インクは、3.6gの直鎖状ポリマー9
を添加し、その同量だけの脱イオン水の量を減少させた
以外は対照例6に記載したように成分を配合することに
より製造した。ペン性能は、このインクでは大変良好で
あった。結果を表16に示す。
【0084】
【表16】
【0085】以上、本発明を、特定の実施例、構成およ
び用途に関して説明したが、本発明は、これらに限定さ
れるものではなく、本発明の特許請求の範囲の思想およ
び観点から逸脱するものでない限り、様々な変形や置き
換えが可能である。
【0086】以下に、本発明の実施態様を挙げておく。
【0087】(実施態様1) 前記直鎖状ポリマー添加
剤が水溶性エラストマー性ABAブロックポリマーであ
って、そこにおいて、Bブロックが<0℃のTgおよび
>10の重合度を有するエラストマー性ポリマーを含有
し、かつAブロックが>10℃のTgおよび<20の重
合度を有する非エラストマー性のアクリル系またはメタ
クリル系系ポリマーを含有する水溶性エラストマー性A
BAブロックポリマーであることを特徴とする請求項1
に記載のインク組成物。
【0088】(実施態様2) 前記Bブロックが、−5
0〜−80℃のTgおよび20〜40の重合度を有し、
かつAブロックが50〜100℃のTgおよび5〜10
の重合度を有することを特徴とする実施態様1に記載の
インク組成物。
【0089】(実施態様3) 前記ABAブロックポリ
マーが、 (a) n−ブチルメタクリレート//メタクリル酸/
2−エトキシト リエチレングリコールメタクリレート
//n−ブチルメタクリレート(5//3/30//
5); (b) ベンジルメタクリレート//メタクリル酸/2
−エトキシトリエチレングリコールメタクリレート/ベ
ンジルメタクリレート(5//3/30/5);および (c) n−ブチルメタクリレート//ジメチルアミノ
エチルメタクリレート/2−エトキシトリエチレングリ
コールメタクリレート//n−ブチルメタクリレート
(5//5/30//5); からなる群から選ばれることを特徴とする実施態様1に
記載のインク組成物。
【0090】(実施態様4) 前記直鎖状ポリマー添加
剤が、中和されたアクリル酸およびメタクリル酸を含有
するポリマーからなる群から選ばれるアニオン性ポリマ
ーであることを特徴とする請求項1に記載のインク組成
物。
【0091】(実施態様5) 前記アニオン性ポリマー
がブロックポリマーであることを特徴とする実施態様4
に記載のインク組成物。
【0092】(実施態様6) 前記アニオン性ポリマー
が、 (a) ベンジルメタクリレート//メタクリル酸(9
0//10); (b) ベンジルメタクリレート/メタクリル酸(90
/10); (c) ベンジルメタクリレート/メタクリル酸(60
/40); (d) ベンジルメタクリレート/メタクリル酸(80
/20); (e) n−ブチルメタクリレート//メタクリル酸
(85//15); (f) n−ブチルメタクリレート/アクリル酸(90
/10); (g) n−ブチルメタクリレート/アクリル酸(85
/15); (h) n−ブチルメタクリレート/アクリル酸(70
/30);および (i) n−ブチルメタクリレート/アクリル酸(60
/40); からなる群から選ばれることを特徴とする実施態様4に
記載のインク組成物。
【0093】(実施態様7) 前記直鎖状ポリマー添加
剤が、中和されたアミンを含有するポリマー、および4
級化されたアミンを含有するポリマーからなる群から選
ばれるカチオン性ポリマーであることを特徴とする請求
項1に記載のインク組成物。
【0094】(実施態様8) 前記カチオン性ポリマー
が、 (a) n−ブチルメタクリレート/2−ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート(80/20)重量パーセン
ト; (b) n−ブチルメタクリレート/2−ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート(90/20)重量パーセン
ト; (c) ブチルメタクリレート//2−ジメチルアミノ
エチルメタクリレート(90//10);および (d) 2−ジメチルアミノエチルメタクリレート・ホ
モポリマー; からなる群から選ばれることを特徴とする実施態様7に
記載のインク組成物。
【0095】(実施態様9) 前記直鎖状ポリマー添加
剤が、β―ジケトンアセトアセトキシ基を含有する水分
散性ポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の
インク組成物。
【0096】(実施態様10) 前記直鎖状ポリマーが
(a) 炭素数1〜12のアルキルを有するアルキルメ
タクリレートまたはアルキルアクリレート、重合性ビニ
ル芳香族モノマー、ビニルピロリドン、またはそれら混
合物を55〜80重量%と、(b) アセトアセトキシ
エチルメタクリレートまたはアクリレートを5〜40重
量%と、(c) アクリル酸またはメタクリル酸を5〜
15重量%とを含有し、そこにおいて、アクリル系ポリ
マーの重量平均分子量が5,000〜30,000であ
ることを特徴とする実施態様9に記載のインク組成物。
【0097】(実施態様11) 前記直鎖状ポリマー添
加剤が、エチレンオキサイド含有ポリマーであることを
特徴とする請求項1に記載のインク組成物。
【0098】(実施態様12) 前記エチレンオキサイ
ド含有ポリマーが、一般式:
【0099】
【化2】 CH2 =CRC(O)O(CH2 CH2 O)n1 (式中、R=Hまたはメチルであり、R1 =炭素数1〜
4のアルキルあるいはフェニルであり、n=1〜20で
ある)のオリゴエーテル部分を有するモノマーから製造
されるポリマーであることを特徴とする実施態様11に
記載のインク組成物。
【0100】(実施態様13) 前記エチレンオキサイ
ド含有ポリマーが、(a) 2−エトキシエチレングリ
コールメタクリレート/ベンジルメタクリレート/メタ
クリル酸(30/60/10 重量パーセント)、およ
び(b) 2−エトキシエチレングリコールメタクリレ
ート/ベンジルメタクリレート/2−ジメチルアミノエ
チルメタクリレート(50/40/10 重量パーセン
ト)、からなる群から選ばれることを特徴とする実施態
様12に記載のインク組成物。
【0101】(実施態様14) 前記直鎖状ポリマー添
加剤が、インク組成物の全重量に対して0.5〜20重
量%の量で存在することを特徴とする請求項1に記載の
インク組成物。
【0102】(実施態様15) 前記直鎖状ポリマー添
加剤が、インク組成物の全重量に対して1〜20重量%
の量で存在することを特徴とする請求項1に記載のイン
ク組成物。
【0103】(実施態様16) 前記ポリマー分散剤が
ブロックポリマーであり、かつ前記インク組成物が、イ
ンク組成物の全重量に対して約0.1〜8重量%の顔料
と、0.1〜8重量%のブロックポリマーと、70〜9
9.8重量%の水性担体媒質と、0.5〜20重量%の
直鎖状ポリマー添加剤とを含有することを特徴とする請
求項1に記載のインク組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ショアウ ファ マー アメリカ合衆国 19317 ペンシルバニ ア州 チャッヅフォード コンスティテ ューション ドライブ 29 (72)発明者 ハリー ジョーゼフ スピネリ アメリカ合衆国 19802 デラウエア州 ウィルミントン ビッグ ロック ド ライブ 4604 (72)発明者 キャサリン アミ パールスティン アメリカ合衆国 19810 デラウエア州 ウィルミントン ブランディウッド ドライブ 2134 (72)発明者 ワイフォン リュウ アントン アメリカ合衆国 19803 デラウエア州 ウィルミントン パース ドライブ 6 (56)参考文献 特開 平6−136311(JP,A) 特開 平8−218026(JP,A) 特開 平9−328644(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 水性担体媒質と、 (b) 該水性担体媒質に不溶性である着色剤と、 (c) ポリマー分散剤と、 (d) (i)水溶性のエラストマー性ABAブロック
    ポリマーであって、そこにおいて、Bブロックが<0℃
    のTgおよび>10の重合度を有するエラストマー性ポ
    リマーを含有し、かつAブロックが>10℃のTgおよ
    び<20の重合度を有する非エラストマー性のアクリル
    系またはメタクリル系ポリマーを含有する水溶性エラス
    トマー性ABAブロックポリマー、および (ii)水分散性のβ−ジケトンポリマー、 からなる群から選ばれる直鎖状ポリマー添加剤と、 を含有し、 前記直鎖状ポリマー添加剤が0.5から20重量%含有
    されていることを特徴とするインクジェットインク。
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