JPH09328644A - インクジェット記録用インク組成物 - Google Patents

インクジェット記録用インク組成物

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JPH09328644A
JPH09328644A JP5731497A JP5731497A JPH09328644A JP H09328644 A JPH09328644 A JP H09328644A JP 5731497 A JP5731497 A JP 5731497A JP 5731497 A JP5731497 A JP 5731497A JP H09328644 A JPH09328644 A JP H09328644A
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ink jet
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Tatsuro Tsuchiya
達郎 土屋
Shigeru Otsuka
茂 大塚
Masashi Fujiwara
正志 藤原
Hiroyuki Ishikawa
裕之 石川
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Sakata Inx Corp
Sakata Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L71/00Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L71/02Polyalkylene oxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/26Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds
    • C08G65/2603Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds the other compounds containing oxygen
    • C08G65/2606Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds the other compounds containing oxygen containing hydroxyl groups
    • C08G65/2609Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds the other compounds containing oxygen containing hydroxyl groups containing aliphatic hydroxyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/324Inkjet printing inks characterised by colouring agents containing carbon black
    • C09D11/326Inkjet printing inks characterised by colouring agents containing carbon black characterised by the pigment dispersant

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出オリフィスの目詰まりのない、インクジ
ェット記録用インク組成物を提供すること。 【解決手段】 水性媒体中に顔料と、重合度2〜10の
ポリグリセリン1モル当たり5〜90モルのエチレンオ
キサイドを付加してなる化合物を含有することを特徴と
するインクジェット記録用インク組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録用インク組成物に関し、より詳しくは記録ヘッドのオ
リフィスよりインクを飛翔させて記録を行うインクジェ
ット記録装置用の、吐出オリフィスの目詰まりのないイ
ンクジェット記録用インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、記録時の騒
音の発生が少なく、高集積のヘッドを使用することによ
り、高解像の記録画像が高速に得られるため、近年各種
プリンタ−、コピ−、ファクシミリ等への応用、開発が
盛んに行われている。
【0003】このようなインクジェット記録法は、イン
クジェット記録用インク組成物の液滴を飛翔させ、これ
を被記録材に付着させて記録を行うものである。前記イ
ンクジェット記録用インク組成物としては、染料又は顔
料及びこれを溶解又は分散する水性媒体(水及び/又は
水混和性溶剤)を主成分とし、必要に応じて水性樹脂及
び/又は添加剤が添加されている。この様な記録法に
は、液滴の発生方法や液滴の飛翔方向の制御方法が異な
る種々の方法がある。例えば、飛翔液滴の発生方法とし
ては、ピエゾ振動子によりインクジェット記録用インク
組成物に圧力を加える方法、インクジェット記録用イン
ク組成物に静電界をかけその引力を利用する方法、イン
クジェット記録用インク組成物に熱エネルギ−を加えて
その際発生する圧力を利用する方法等が知られている。
【0004】従って、良好な記録を行うためには、使用
されるインクジェット記録用インク組成物が液滴の発生
方法或いは液滴の飛翔方向の制御方法に応じ最適な物性
値、例えば、粘度、表面張力、比抵抗、誘電率等を有す
る必要がある。そして、いずれの方式においても、イン
クジェット記録用インク組成物は、長期間の保存或いは
記録の休止中に液媒体の気化或いは構成成分の変化等に
より、固形分が生じてはならない。これは、一般にイン
クジェット記録装置の吐出オリフィスは、微細な穴(直
径50μm程度)であるため、固形分の発生は目詰まり
の原因になり液滴が吐出しなくなる場合が生じるからで
ある。また、吐出停止が生じないまでも、固形分の発生
は、均一な液滴の発生或いは液滴の安定な飛翔等に対し
て悪影響を及ぼし吐出安定性、吐出応答性が低下し、同
時に画像品質も低下させる原因となる。また、インクジ
ェット記録用インク組成物の構成成分が化学変化を起こ
すと、調合時に所望の値に調整されたインクジェット記
録用インク組成物の物性値が変化し、吐出安定性、吐出
応答性が低下し、同時に画像品質も低下してしまう。
【0005】現状、インクジェット記録用インク組成物
の色材としては染料が一般に用いられており、印字画像
の耐水性、耐光性が不十分なものが多い。このため、耐
水性、耐光性の良好な顔料を使用したインクジェット記
録用インク組成物が求められている。しかしながら、顔
料を使用すると吐出オリフィスの目詰りが発生しやすい
という問題点を抱えている。
【0006】特開平3−152170号公報には、ポリ
グリセリンを含有するインクジェット記録液が開示され
ている。この公報には、染料を含有するインクジェット
記録液のみが具体的に記載されており、顔料を含有する
ものについては具体的に開示されていない。また、グリ
セリン等の多価アルコールにエチレンオキサイドまたは
プロピレンオキサイドを付加してなる化合物を含有する
インク組成物が従来から知られているが(例えば、特開
平4−18465号公報)、吐出オリフィスの目詰まり
防止については十分な効果が得られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題を解決するためになされたものであり、吐出オリフィ
スの目詰まりのない、インクジェット記録用インク組成
物を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく研究を重ねた結果、インクジェット記録用
インク組成物に重合度2から10のポリグリセリン1モ
ル当たり5〜90モルのエチレンオキサイドを付加して
なる化合物を含有させることにより、これらの課題を解
決できることを見出し、本発明を完成するに至ったもの
である。
【0009】即ち、本発明は水性媒体中に顔料と、重合
度2から10のポリグリセリン1モル当たり5〜90モ
ルのエチレンオキサイドを付加してなる化合物を含有す
るインクジェット記録用インク組成物に関する。また、
本発明は水性媒体中に顔料と水性樹脂と、重合度2から
10のポリグリセリン1モル当たり5〜90モルのエチ
レンオキサイドを付加してなる化合物を含有するインク
ジェット記録用インク組成物に関する。さらには、前記
ポリグリセリン1モル当たり5〜90モルのエチレンオ
キサイドを付加してなる化合物の含有量が、インクジェ
ット記録用インク組成物全重量の0.5〜30重量%の
範囲にあるインクジェット記録用インク組成物に関す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をさらに詳しく説
明する。
【0011】本発明のインクジェット記録用インク組成
物で使用するポリグリセリンにエチレンオキサイドを付
加してなる化合物としては、ポリグリセリン1モル当た
り5〜90モル、好ましくは、10〜40モルのエチレ
ンオキサイドを付加してなる化合物が使用できる。エチ
レンオキサイドの付加モル数が5モルより小さいと吐出
応答性が低下し、エチレンオキサイドの付加モル数が9
0モルより大きくなると、インク粘度の上昇や流動性の
低下があり使用が困難となる。
【0012】また、上記ポリグリセリンの重合度は、好
適には2〜10程度の範囲である。
【0013】尚、ポリグリセリンにエチレンオキサイド
を付加してなる化合物の使用量としては、インクジェッ
ト記録用インク組成物全体に対して、0.5〜30重量
%、好ましくは2〜20重量%、より好ましくは3〜1
5重量%で使用できる。使用量が0.5重量%より少な
いと、吐出オリフィスの目詰まりが防止できず、吐出応
答性が保てない。一方、30重量%より多くなると、必
要以上にインク粘度が上昇したり流動性が低下する。
【0014】また、本発明のインクジェット記録用イン
ク組成物で使用する顔料としては、水性媒体中に分散可
能な公知の無機及び有機顔料が使用でき、特に表面処理
により水性媒体に濡れやすいものが好ましい。
【0015】ここで使用可能な無機顔料としては、酸化
チタン、ベンガラ、アンチモンレッド、カドミニウムレ
ッド、カドミニウムイエロ−、コバルトブル−、紺青、
群青、カ−ボンブラック、黒鉛等、有機顔料としては、
溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレ−キ顔料、縮合
アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、縮合多環顔料等を挙
げることができる。
【0016】尚、顔料の使用量としては、インクジェッ
ト記録用インク組成物全体に対して1〜30重量%程
度、好ましくは2〜10重量%であり、使用量が少なく
なると色濃度が低下し、一方、多くなるとインク粘度の
上昇や流動性の低下があり好ましくない。
【0017】また、本発明のインクジェット記録用イン
ク組成物で使用する水性媒体としては、従来から本発明
にかかわる技術分野で一般的に使用されている水、或い
は水混和性溶剤を使用することができる。
【0018】ここで、水混和性溶剤としては、低級アル
コ−ル類、多価アルコ−ル類とその誘導体、含窒素環状
化合物等が挙げられる。
【0019】具体的には、メタノ−ル、エタノ−ル、ノ
ルマルプロパノ−ル、イソプロパノ−ル等の低級アルコ
−ル類、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、
ジエチレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、グリ
セリン等の多価アルコ−ル類、エチレングリコ−ルモノ
メチルエ−テル、エチレングリコ−ルモノエチルエ−テ
ル、プロピレングリコ−ルモノエチルエ−テル、プロピ
レングリコ−ルモノメチルエ−テル、プロピレングリコ
−ルアセテ−ト、ジエチレングリコ−ルモノメチルエ−
テル、ジプロピレングリコ−ルモノメチルエーテル等の
多価アルコ−ル誘導体、N−メチルピロリドン、N−エ
チルピロリドン等の含窒素環状化合物等が利用できる。
【0020】尚、水混和性溶剤として、アセトンや酢酸
エチル等は印字装置に損傷を与える可能性があり好まし
くない。
【0021】また、得られる印刷物に高い定着性、耐水
性が要求される場合及びインクジェット記録用インク組
成物に高い顔料分散性が要求される場合は、必要に応じ
て、水性樹脂、水性樹脂を水性媒体中に溶解又は分散す
るために使用する塩基性化合物をインクジェット記録用
インク組成物に加えることもできる。
【0022】ここで、水性樹脂としては、本発明に関わ
る技術分野で一般的に使用されているものを使用するこ
とができる。
【0023】具体的には、重量平均分子量5000〜3
0000の範囲にある、本願出願人が出願している特願
平7−255223号に記載している水性樹脂、アクリ
ル酸アルキルエステル−(メタ)アクリル酸共重合体、
スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸
−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マ
レイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸
アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共
重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキル
エステル共重合体、スチレン−マレイン酸ハ−フエステ
ル共重合体等が挙げられる。特に好ましくは炭素数8〜
20のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル
と炭素数1〜7のアルキル基を有する(メタ)アクリル
酸エステルと(メタ)アクリル酸との共重合体が使用で
きる。
【0024】尚、前記水性樹脂は、インクジェット記録
用インク組成物に対して0.1〜20重量%、好ましく
は0.2〜10重量%の範囲で含有することが望まし
い。
【0025】また、水性樹脂を水性媒体に溶解するため
の塩基性化合物としては、NaOH、KOH等のアルカ
リ金属の水酸化物、ブチルアミン、トリエチルアミン等
のアルキルアミン、モノエタノ−ルアミン、ジエタノ−
ルアミン、トリエタノ−ルアミン等のアルカノ−ルアミ
ン、モルホリン、アンモニア水等を使用することができ
る。
【0026】また、本発明のインクジェット記録用イン
ク組成物には、更に、必要に応じて界面活性剤、顔料分
散剤、粘度調整剤、消泡剤等の各種添加剤を添加するこ
とができる。
【0027】以上の成分を用いてインクジェット記録用
インク組成物を製造する方法としては、まず、顔料、ポ
リグリセリンにエチレンオキサイドを付加してなる化合
物、水性媒体、必要に応じて水性樹脂、塩基性化合物、
界面活性剤、顔料分散剤、粘度調整剤、消泡剤等を混合
した後、各種分散機、例えばボ−ルミル、ロ−ルミル、
サンドミル等を利用して顔料を分散し、さらに残りの材
料を添加混合する方法が利用できる。
【0028】本発明において、所望の粒度分布を有する
顔料を得る方法としては、分散機に用いられる粉砕メデ
ィアのサイズを小さくする、粉砕メディアの充填率を大
きくする、処理時間を長くする、処理速度を遅くする、
分散後フィルタ−や遠心分離機等で分級する等の手段が
用いられる。
【0029】以下、実施例でもって本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
尚、特にことわりのない限り、「部」は、「重量部」を
表す。
【0030】
【実施例】
[実施例1]カーボンブラック(C.I. Pigment Black
7、三菱化学(株)社製)5.0部、ノニオン系顔料分
散剤0.5部、ポリグリセリン(重合度:4)に5モル
のエチレンオキサイドを付加してなる化合物5.7部、
ジエチレングリコール6.0部、イオン交換水8.1部
を加え、1時間プレミキシングを行った後、サンドミル
を使用して常法に従い顔料分散を行い、更に、イオン交
換水を74.7部を加え、インクジェット記録用インク
組成物1を得た。
【0031】[実施例2]攪拌機、冷却管、窒素ガス導
入管を備えた四つ口フラスコに、酢酸エチル350部を
仕込み、75〜85℃に加熱した後、窒素ガスを導入し
ながら、メタクリル酸ステアレート25部、メタクリル
酸37.5部、メタクリル酸メチル187.5部とジタ
ーシャリーブチルパーオキサイド2.5部の混合物を2
時間かけて滴下した。さらに同温度に保ちながら、2時
間重合させた後、溶剤を減圧下に留去し、重量平均分子
量11000のアクリル系樹脂を得た。
【0032】上記アクリル系樹脂90部、ジメチルエタ
ノ−ルアミン12部、イオン交換水250部を反応容器
に入れ、攪拌しながらウォ−タ−バスで70℃に加温
し、加熱溶解させ水溶性樹脂ワニスを得た。
【0033】該水溶性樹脂ワニス4.0部、カ−ボンブ
ラック(C.I. Pigment Black 7、三菱化学(株)社製)
5.0部、ポリグリセリン(重合度:4)に20モルの
エチレンオキサイドを付加してなる化合物5.7部、ジ
エチレングリコ−ル6.0部、イオン交換水8.1部を
加え、1時間プレミキシングを行なった後、サンドミル
を使用して常法に従い顔料分散を行ない、更に、イオン
交換水71.2部を加え、インクジェット記録用インク
組成物2を得た。
【0034】[実施例3]実施例2のポリグリセリン
(重合度:4)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部の代わりに、ポリグリセリン
(重合度:4)に5モルのエチレンオキサイドを付加し
てなる化合物5.7部を用い、インクジェット記録用イ
ンク組成物3を得た。
【0035】[実施例4]実施例2のポリグリセリン
(重合度:4)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部の代わりに、ポリグリセリン
(重合度:4)に90モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部を用い、インクジェット記録用
インク組成物4を得た。
【0036】[実施例5]実施例2のポリグリセリン
(重合度:4)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部の代わりに、ポリグリセリン
(重合度:2)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部を用い、インクジェット記録用
インク組成物5を得た。
【0037】[実施例6]実施例2のポリグリセリン
(重合度:4)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部の代わりに、ポリグリセリン
(重合度:6)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部を用い、インクジェット記録用
インク組成物6を得た。
【0038】[実施例7]実施例2のポリグリセリン
(重合度:4)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部の代わりに、ポリグリセリン
(重合度:10)に20モルのエチレンオキサイドを付
加してなる化合物5.7部を用い、インクジェット記録
用インク組成物7を得た。
【0039】[実施例8]実施例2のカーボンブラック
5.0部に代えて、銅フタロシアニンブルー(C.I. Pig
ment Blue 15:3、大日本インキ化学工業(株)社製)
5.0部を用いて、インクジェット記録用インク組成物
8を得た。
【0040】[実施例9]実施例2のカーボンブラック
5.0部に代えて、ジメチルキナクリドン(C.I.Pigmen
t Red122、大日本インキ化学工業(株)社製)5.
0部を用いて、インクジェット記録用インク組成物9を
得た。
【0041】[実施例10]実施例2のカーボンブラッ
ク5.0部に代えて、ジスアゾイエロー(C.I. Pigment
Yellow 83 、Hoechst社製)5.0部を用いて、インク
ジェット記録用インク組成物10を得た。
【0042】[実施例11]実施例2のジエチレングリ
コール6.0部の代わりに、ポリグリセリン(重合度:
4)に20モルのエチレンオキサイドを付加してなる化
合物6.0部を用い、インクジェット記録用インク組成
物11を得た。
【0043】[実施例12]実施例2で作製した水溶性
樹脂ワニス4.0部、カ−ボンブラック(C.I. Pigment
Black 7、三菱化学(株)社製)5.0部、ポリグリセ
リン(重合度:4)に20モルのエチレンオキサイドを
付加してなる化合物20.0部、イオン交換水5.0部
を加え、1時間プレミキシングを行なった後、サンドミ
ルを使用して常法に従い顔料分散を行ない、更に、イオ
ン交換水66.0部を加え、インクジェット記録用イン
ク組成物12を得た。
【0044】[比較例1]実施例2のポリグリセリン
(重合度:4)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部の代わりに、ポリグリセリン
(重合度:4)に3モルのエチレンオキサイドを付加し
てなる化合物5.7部を用い、インクジェット記録用イ
ンク組成物13を得た。
【0045】[比較例2]実施例2のポリグリセリン
(重合度:4)に20モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部の代わりに、ポリグリセリン
(重合度:4)に95モルのエチレンオキサイドを付加
してなる化合物5.7部を用い、インクジェット記録用
インク組成物14を得た。
【0046】[比較例3]実施例1のポリグリセリン
(重合度:4)に5モルのエチレンオキサイドを付加し
てなる化合物5.7部を、ジエチレングリコ−ルに置き
換えインクジェット記録用インク組成物15を得た。
【0047】[実施例1〜12及び比較例1〜3の評
価]実施例1〜12及び比較例1〜3の評価で得られた
インクジェット記録用インク組成物1〜15の吐出オリ
フィスの目詰まりの評価試験を以下の方法により行な
い、その結果を表1に示した。
【0048】[吐出オリフィスの目詰まり]記録ヘッド
内の記録液に熱エネルギ−を与えて、液滴を発生させ記
録を行うオンデマンドタイプのマルチヘッドを有する記
録装置のヘッドに試験インキを充填し、キャップをせず
に20℃の雰囲気温度下3日放置し、印字が可能となる
条件から吐出オリフィスの目詰まりを評価した。
【0049】 A:吐出オリフィスのクリ−ニング0回で印字可能 B:吐出オリフィスのクリ−ニング1又は2回で印字可
能 C:吐出オリフィスのクリ−ニング3〜5回で印字可能 D:吐出オリフィスのクリ−ニング6回以上で印字可能 E:吐出オリフィスのクリ−ニングを何回しても印字不
可能
【0050】
【表1】 インクジェット記録用インク組成物 吐出オリフィスの目詰まり 実施例1 1 B 2 2 A 3 3 B 4 4 A 5 5 A 6 6 A 7 7 A 8 8 A 9 9 A 10 10 A 11 11 A 12 12 A 比較例1 13 C 2 14 C 3 15 E
【0051】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて具体的に説明した
ように、本発明のインクジェット記録用インク組成物
は、重合度2から10のポリグリセリンに5〜90モル
のエチレンオキサイドを付加してなる化合物を用いたこ
とにより、顔料分散型の水性インクにおいても吐出オリ
フィスの目詰まりを防止することが可能となる。
フロントページの続き (72)発明者 石川 裕之 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目23番37号 サカタインクス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性媒体中に顔料と、重合度2〜10の
    ポリグリセリン1モル当たり5〜90モルのエチレンオ
    キサイドを付加してなる化合物を含有することを特徴と
    するインクジェット記録用インク組成物。
  2. 【請求項2】 水性媒体中に顔料と水性樹脂と、重合度
    2〜10のポリグリセリン1モル当たり5〜90モルの
    エチレンオキサイドを付加してなる化合物を含有するこ
    とを特徴とするインクジェット記録用インク組成物。
  3. 【請求項3】 ポリグリセリン1モル当たり5〜90モ
    ルのエチレンオキサイドを付加してなる化合物の含有量
    が、インクジェット記録用インク組成物全重量の0.5
    〜30重量%の範囲にあることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のインクジェット記録用インク組成物。
  4. 【請求項4】 前記水性樹脂が、炭素数8〜20のアル
    キル基を有する(メタ)アクリル酸エステルと炭素数1
    〜7のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル
    と(メタ)アクリル酸との共重合体である、請求項2記
    載のインクジェット記録用インク組成物。
JP5731497A 1996-04-09 1997-03-12 インクジェット記録用インク組成物 Pending JPH09328644A (ja)

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