JP2959687B2 - 電子顕微鏡 - Google Patents

電子顕微鏡

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JP2959687B2
JP2959687B2 JP3245164A JP24516491A JP2959687B2 JP 2959687 B2 JP2959687 B2 JP 2959687B2 JP 3245164 A JP3245164 A JP 3245164A JP 24516491 A JP24516491 A JP 24516491A JP 2959687 B2 JP2959687 B2 JP 2959687B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は透過電子線像の観察に
最適な電子顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】 図2は電子顕微鏡の概略図を示したも
のである。図において、1は電子銃、2は集束レンズ、
3は試料、4は対物レンズ、5は中間レンズ、6は投影
レンズ、7は螢光板、8はTVカメラ、9は制御回路、
10はCPU、11は螢光板駆動機構、12はメモリ、
13は呼出し回路、14は陰極線管である。 この様な
構成において、電子銃1から放出された電子線は集束レ
ンズ2により集束され試料3を照射する。試料3を透過
した電子線は、結像レンズ4〜6により螢光板7に結像
され、試料3の透過電子線像が得られる。一般に、螢光
板7に結像される像は全体像の一部である。
【0003】さて、試料3を透過した電子線は螢光板7
に照射されているので、TVカメラ8は何も撮影しな
い。この為、TVカメラ8は輝度が最低の映像信号を制
御回路9に送る。制御回路9はTVカメラ8から送られ
てくる映像信号をメモリ12に記憶する。メモリ12に
記憶された映像信号は呼出し回路13に呼出され陰極線
管14に送られる。この場合、当然、陰極線管14の画
面には試料3の透過電子線像は表示されない。また、C
PU10からの制御信号により、制御回路9はTVカメ
ラ8のゲインをTVカメラ8の中間ゲインに設定する。
【0004】次に、試料3の透過電子線像を陰極線管1
4の画面に表示する場合について説明する。先ず、CP
U10からの駆動信号により、螢光板駆動機構11は螢
光板7を開ける。この結果、TVカメラ8は試料3の透
過電子線像を撮影する。また、CPU10は螢光板駆動
機構11に駆動信号を送ると同時に、制御回路9に制御
信号を送る。この信号を受けた制御回路9は、TVカメ
ラ8から送られてくる映像信号の輝度に応じてTVカメ
ラ8のゲインを制御する。すなわち、輝度が低い場合は
ゲインを高くし、また、輝度が高い場合はゲインを低く
する。従って、TVカメラ8のゲインは、今まで設定さ
れていた中間ゲインからTVカメラ8から送られてくる
映像信号の輝度に対応したゲインに変化する。また、制
御回路9はTVカメラ8から送られてくる映像信号をメ
モリ12に記憶する。メモリ12に記憶された映像信号
は呼出し回路13に呼出され陰極線管14に送られる。
この結果、陰極線管14の画面には試料3の透過電子線
像が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、TVカメ
ラ8のゲインを中間ゲインから透過電子線像の明るさに
対応したゲインに変化させた時、TVカメラ8が定常状
態になる迄には数秒かかる。この為、この間、陰極線管
14の画面に表示される透過電子像の画像の状態は悪
い。従って、像観察者にとって非常に不快である。
【0006】本発明はこの様な点に鑑みて成されたもの
で、螢光板を上げて撮像を開始した際に、TVカメラが
定常状態になる迄の時間を短縮した電子顕微鏡を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 その為に本発明の電子
顕微鏡は、電子銃、該電子銃から放出された電子線を試
料に照射するための照射レンズ系、該試料を透過した電
子線を光軸上から退避可能に構成された螢光板上に結像
するための結像レンズ系、該結像された電子線を撮影す
るための撮影手段、撮影手段からの映像信号に基づい
て画像を表示する表示手段を備え、前記撮影手段からの
映像信号に基づいて該撮影手段のゲインを制御するよう
にした電子顕微鏡において、前記螢光板を照射する電子
線の強度を検出する検出手段を備え、前記螢光板が光軸
上に配置された時には、前記検出手段の出力に基づいて
前記撮影手段のゲインを制御する一方、前記螢光板が光
軸上から退避された時には、それまでの前記検出手段の
出力に対応したゲインから撮影手段からの映像信号に対
応したゲインに該撮影手段のゲインを変化させることを
特徴とする。
【0008】
【実施例】 図1は本発明の一実施例として示した電子
顕微鏡の概略図である。図において図2と同一番号を付
したものは同一構成要素である。また、図1中、15は
電流検出器、16,17は制御回路である。前記電流検
出器15は、導体である螢光板7に電気的に接続されて
おり、螢光板7に照射される電子線の電流を検出する。
【0009】この様な構成において、電子銃1から放出
された電子線は集束レンズ2により集束され試料3を照
射する。試料3を透過した電子線は、結像レンズ4〜6
により螢光板7に結像され、試料3の透過電子線像が得
られる。
【0010】さて、螢光板7に照射される電子線の電流
は電流検出器15で検出される。ところで、電流検出器
15で検出される電流の電流量が多ければ多いほど螢光
板7に照射される電子線の明るさは明るい。この電流量
と明るさの具体的な対応関係は実験を何回か繰り返し求
めており、この情報は制御回路16のメモリに記憶され
ている。従って、制御回路16は、電流検出器15から
送られてくる電流信号に基づき、この電流に対応した輝
度信号を制御回路17に送る。この信号を受けた制御回
路17は、この輝度信号に基づいてTVカメラ8のゲイ
ンを、例えばゲインAに制御する。
【0011】次に、試料3の透過電子線像を陰極線管1
4に表示する場合について説明する。先ず、CPU10
からの駆動信号により、螢光板駆動機構11は螢光板7
を開ける。この結果、TVカメラ8は試料3の透過電子
線像を撮影する。また、CPU10は螢光板駆動機構1
1に駆動信号を送ると同時に、制御回路17に制御信号
を送る。この信号を受けた制御回路17は、TVカメラ
8から送られてくる映像信号の輝度に基づいてTVカメ
ラ8のゲインを、前記ゲインAから例えばゲインBに変
える。さて、螢光板7とTVカメラ8の位置での電子線
の明るさは然程変わらないので、TVカメラ8のゲイン
は瞬間にしてゲインBになる。また、制御回路17はT
Vカメラ8から送られてくる映像信号をメモリ12に記
憶する。メモリ12に記憶された映像信号は呼出し回路
13に呼出され陰極線管14に送られる。この結果、螢
光板7を開けた瞬間に、陰極線管14の画面に、TVカ
メラが最適のゲインの状態で撮影した試料3の透過電子
線像が表示される。
【0012】
【発明の効果】 本発明によれば、螢光板を照射する電
子線の強度を検出する検出手段を備え、前記螢光板が光
軸上に配置された時には、前記検出手段の出力に基づい
て前記撮影手段のゲインを制御する一方、前記螢光板が
光軸上から退避された時には、それまでの前記検出手段
の出力に対応したゲインから撮影手段からの映像信号に
対応したゲインに該撮影手段のゲインを変化させてお
り、螢光板と撮影手段の位置での電子線強度は然程変わ
らないので、試料を透過した電子線を撮影する場合、撮
影手段はきわめて短い時間で定常状態になる。この結
果、螢光板を開けてからきわめて短い時間で、表示手段
の画面に、撮影手段が最適のゲインの状態で撮影した像
が表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例として示した電子顕微鏡の
概略図である。
【図2】 従来の電子顕微鏡の概略図である。
【符号の説明】
1…電子銃、2…集束レンズ、3…試料、4…対物レン
ズ、5…中間レンズ、6…投影レンズ、7…螢光板、8
…TVカメラ、9…制御回路、10…CPU、11…螢
光板駆動機構、12…メモリ、13…呼出し回路、14
…陰極線管、15…電流検出器、16,17…制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子銃、該電子銃から放出された電子線
    を試料に照射するための照射レンズ系、該試料を透過し
    た電子線を光軸上から退避可能に構成された螢光板上に
    結像するための結像レンズ系、該結像された電子線を撮
    影するための撮影手段、撮影手段からの映像信号に基
    づいて画像を表示する表示手段を備え、前記撮影手段か
    らの映像信号に基づいて該撮影手段のゲインを制御する
    ようにした電子顕微鏡において、前記螢光板を照射する
    電子線の強度を検出する検出手段を備え、前記螢光板が
    光軸上に配置された時には、前記検出手段の出力に基づ
    いて前記撮影手段のゲインを制御する一方、前記螢光板
    が光軸上から退避された時には、それまでの前記検出手
    段の出力に対応したゲインから撮影手段からの映像信号
    に対応したゲインに該撮影手段のゲインを変化させるこ
    とを特徴とする電子顕微鏡。
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JP2008152930A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Jeol Ltd 透過電子顕微鏡における画像の輝度調整方法及びシステム

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