JPH10189503A - ウェーハ洗浄装置 - Google Patents

ウェーハ洗浄装置

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JPH10189503A
JPH10189503A JP34390396A JP34390396A JPH10189503A JP H10189503 A JPH10189503 A JP H10189503A JP 34390396 A JP34390396 A JP 34390396A JP 34390396 A JP34390396 A JP 34390396A JP H10189503 A JPH10189503 A JP H10189503A
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wafer
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cleaning tank
tank
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Satoru Minami
悟 南
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健一 中浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つの洗浄槽で効果的にウェーハを洗浄するこ
とができるウェーハ洗浄装置の提供。 【解決手段】洗浄槽14に内に収容されたウェーハW
は、洗浄槽14内に複数配設されたノズル20Aから洗
浄液を噴射されて洗浄される。このとき、ノズル20A
は、ウェーハWの軸線方向に往復動するため、ノズル2
0Aから噴射される洗浄液は、ウェーハ全体に渡って供
給され均一に供給される。また、ノズルから噴射される
洗浄液は、ウェーハWとウェーハWとの隙間に効果的に
入り込み、ウェーハW内部まで十部に洗浄することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ洗浄装置に
係り、特にワイヤソーで櫛歯状に切断されたバッチ状態
のウェーハを洗浄するウェーハ洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤソーでは、インゴットの切断に際
して、その切り終わり部分の欠損を防止するため、イン
ゴットにスライスベースを接着して切断している。この
ため、切り出されるウェーハは、全て1本のスライスベ
ースに接着された状態、いわゆるバッチ状態で切り出さ
れる。
【0003】一方、ワイヤソーによる切断後の工程であ
る面取り工程や、ラッピング工程等は、すべてウェーハ
を1枚ごと処理するため、前記ワイヤソーで切断された
バッチ状態のウェーハは、スライスベースから剥離して
枚葉化する必要がある。このバッチ状態のウェーハの剥
離、枚葉化は、専用の剥離装置によって行われるが、ワ
イヤソーによる切断直後のウェーハは、切断時に付着し
たスラリやスラッジ等で極めて汚れた状態にある。この
ため、前記剥離装置による剥離、枚葉化に先立ち、前記
バッチ状態のウェーハを洗浄している。
【0004】従来、この種のバッチ状態のウェーハの洗
浄方法としては、次のような方法が採用されていた。す
なわち、超音波発振装置を装備した複数の洗浄槽を用意
し、その洗浄槽に順次ウェーハを浸漬させて、段階的に
洗浄度を高めていくことにより、ウェーハを洗浄してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法でウェーハを洗浄すると、複数の洗浄槽が必
要となるため、装置が大型化するという欠点があった。
また、洗浄槽が多数になると、自動化した場合に、洗浄
槽間のウェーハの搬送装置が必要となり、これにより、
更に装置が大型化するという欠点があった。
【0006】また、洗浄槽が多数になると、各洗浄槽ご
との洗浄液の管理(液量、液温、給液、排液等)が必要
となり、極めて面倒であるという欠点もある。本発明
は、このような事情に鑑みてなされたもので、1つの洗
浄槽で効果的にウェーハを洗浄することができるウェー
ハ洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ワイヤソーで切断されるとともに、スラ
イスベースにその一端が接着された状態のウェーハを洗
浄するウェーハ洗浄装置において、前記ウェーハが収容
される洗浄槽と、前記洗浄槽内に収容されたウェーハの
軸線方向に沿って移動自在に支持され、前記洗浄槽内に
収容されたウェーハに向けて洗浄液を噴射するノズル
と、前記ノズルを往復移動させる往復駆動手段と、から
なり、前記ノズルを往復移動させながら前記洗浄槽内に
収容されたウェーハに向けて洗浄液を噴射して前記ウェ
ーハを洗浄することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、洗浄槽内に収容されたウ
ェーハは、洗浄槽内に複数配設されたノズルから洗浄液
を噴射されて洗浄される。このとき、ノズルは、往復駆
動手段に駆動されてウェーハの軸線方向に往復動するの
で、ウェーハ全体に渡って洗浄液を噴射することがで
き、ウェーハを効果的に洗浄することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るウェーハ洗浄装置の好ましい実施の形態について詳説
する。図1、図2は、それぞれ本発明に係るウェーハ洗
浄装置の全体構成を示す正面図と側面図である。
【0010】同図に示すように、前記ウェーハ洗浄装置
10は、ウェーハWの洗浄を行う洗浄装置本体12と、
その洗浄装置本体12にウェーハWを搬出入するための
リフター60とから構成されている。まず、洗浄装置本
体12の構成について説明する。図3、図4は、それぞ
れ前記洗浄装置本体12の正面図と平面図である。ま
た、図5、図6は、それぞれ図4のA−A断面図とB−
B断面図である。
【0011】図3〜図6に示すように、前記洗浄装置本
体12は、上部が開口された洗浄槽14を有している。
この洗浄槽14の上部には、矩形状に形成された枠体1
6が、洗浄槽14に一体固着されている。前記枠体16
の内側には、枠体16の長手方向に沿って一対の洗浄液
供給パイプ18A、18Bが配設されている。この洗浄
液供給パイプ18A、18Bは、前記枠体16に図示し
ないブッシュを介して回動自在かつスライド自在に支持
されている。
【0012】前記一対の洗浄液供給パイプ18A、18
Bには、それぞれ6つのノズル20A、20Bが、その
軸線方向に沿って一定ピッチで配設されている。また、
前記洗浄液供給パイプ18A、18Bの一方端には、ジ
ョイント22A、22Bを介して可撓性のチューブが連
結されている。このチューブ24A、24Bには、図示
しない洗浄液供給装置が連結されており、該洗浄液供給
装置から供給された洗浄液が、前記チューブ24A、2
4Bを介して前記洗浄液供給パイプ18A、18Bに供
給される。そして、その洗浄液供給パイプ18A、18
Bに供給された洗浄液が、前記各ノズル20A、20B
から噴射される。このノズル20A、20Bから噴射さ
れた洗浄液が、前記洗浄槽14内に収容されたウェーハ
Wに当たり、ウェーハWがシャワー洗浄される。
【0013】ところで、前述したように、前記洗浄液供
給パイプ18A、18Bは、前記枠体16に対して回動
自在かつスライド自在に支持されている。したがって、
この洗浄液供給パイプ18A、18Bをスライドさせれ
ば、前記ノズル20A、20Bも同時にスライド移動
し、回動させれば、同時に回動(揺動)する。この洗浄
液供給パイプ18A、18Bのスライド及び回動は、前
記洗浄液供給パイプ18A、18Bの一方端に設けれた
駆動ユニット26A、26Bにより行われ、該駆動ユニ
ット26A、26Bは、次のように構成される。なお、
駆動ユニット26Aと26Bは、同一構成であるため、
駆動ユニット26Aの構成についてのみ説明する。
【0014】図7は、駆動ユニット26Aの構成を示す
要部断面図である。同図に示すように、前記枠体16の
側面には、円筒状に形成された支持部材28Aが固着さ
れている。この支持部材28Aの内周には、前記洗浄液
供給パイプ18Aが挿通されており、外周には、前記駆
動ユニット26Aの本体フレーム30A及び駆動ギア3
2Aが回動自在に支持されている。
【0015】前記本体フレーム30Aには、前記洗浄液
供給パイプ18Aと平行してボールネジ34Aが回動自
在に支持されている。このボールネジ34Aには、ナッ
ト部材36Aが螺合されており、該ナット部材36A
は、前記洗浄液供給パイプ18Aに連結されている。ま
た、前記ボールネジ34Aの一方端には、従動ギア38
Aが固着されており、該従動ギア38Aは、前記支持部
材28Aに回動自在に支持された駆動ギア32Aに噛合
されている。
【0016】以上の構成により、前記駆動ギア32Aが
回転すると、その回転が従動ギア38Aに伝達され、該
従動ギア38Aに固着されたボールネジ34Aが回転す
る。そして、このボールネジ34Aが回転することによ
り、該ボールネジ34Aに螺合されたナット部材36A
がボールネジ34Aに沿って移動し、この結果、洗浄液
供給パイプ18Aがその軸線に沿ってスライド移動す
る。
【0017】ここで、前記駆動ギア32Aは、図3に示
すように、前記洗浄槽14の側面に設けられたモータ4
0の回転をタイミングベルト42を介して伝達し、これ
により回転駆動している。このため、前記駆動ギア32
Aには、図7に示すように、前記タイミングベルト42
を巻きかけるためのプーリ44Aが一体形成されてい
る。
【0018】なお、前記モータ40には、正逆回転可能
なモータが用いられ、一定間隔で正転と逆転を繰り返す
ことにより、前記洗浄液供給パイプ18Aは、その軸線
に沿って往復移動する。以上の構成が前記洗浄液供給パ
イプ18Aをスライド移動させる機構であり、次に、洗
浄液供給パイプ18Aを揺動させる機構について説明す
る。
【0019】図3に示すように、前記洗浄槽14の側面
には、一対の油圧シリンダ46A、46Bが、それぞれ
ブラケット48A、48Bを介して揺動自在に支持され
ている。この一対の油圧シリンダ46A、46Bのロッ
ド先端部は、前記揺動ユニット26A、26Bの本体フ
レーム30A、30Bにピンによって連結されている。
したがって、この一対の油圧シリンダ46A、46Bを
駆動し、そのロッドを伸縮させることにより、前記本体
フレーム30A、30Bは、前記支持部材28A、28
Bを中心に回動する。
【0020】ここで、前記洗浄液供給パイプ18A、1
8Bは、前記本体フレーム30A、30Bに、ナット部
材36A、36Bを介して連結されているので、前記本
体フレーム30A、30Bが回動することにより、連動
して回動する。このように、前記洗浄液供給パイプ18
A、18Bは、前記モータ40を駆動することにより、
その軸線に沿って往復動し、油圧シリンダ46A、46
Bを駆動することにより回動する。
【0021】前記ノズル20A、20Bは、この洗浄液
供給パイプ18A、18Bに設けられているので、この
洗浄液供給パイプ18A、18Bが往復動することによ
り往復動し、回動することにより回動(上下方向に揺
動)する。このように、前記ノズル20A、20Bが横
方向にスライド及び上下方向に揺動することにより、該
ノズル20A、20Bから噴射される洗浄液も横方向に
スライド及び上下方向に揺動する。このため、噴射した
洗浄液が周囲に飛散するおそれがある。この周囲への洗
浄液の飛散を防止するために、次のような蓋50が設け
られている。
【0022】図4及び図5に示すように、前記蓋50
は、前記枠体16を覆うような矩形状に形成され、その
基端部には、一対の回転軸50A、50Aが固着されて
いる。この回転軸50A、50Aは、前記枠体16に設
けられた軸受52、52に回動自在に支持されており、
うち一方の回転軸50A(図4中右側)には、ロータリ
ーシリンダー54が連結されている。前記蓋50は、こ
のロータリーシリンダー54を駆動することにより前記
回転軸50A、50Aを中心に揺動し、これにより、前
記蓋50は、前記洗浄槽14の上部開口部を開閉する。
【0023】なお、図6に示すように、前記洗浄槽14
の上端部は、前記蓋50を閉めると、その両端部に所定
の隙間が形成されるが、これは、後述するリフター60
のワーク保持部74、74を通すための隙間である。し
たがって、この蓋50の幅は、前記ワーク保持部74、
74の間隔よりも狭く形成される。以上の構成により、
前記ノズル20A、20Bから噴射された洗浄液は、前
記洗浄槽14該に飛散することが防止できる。一方、前
記洗浄槽14内に噴射された洗浄液は、該洗浄槽14内
に収容されたウェーハWに当たり、該ウェーハWを洗浄
するが、ウェーハWを洗浄した後の洗浄液は、自重によ
り洗浄槽14内に落下する。そして、この洗浄槽14内
に落下した洗浄液は、テーパ状に形成された洗浄槽14
の底面14A、14Aで中央部に回収され、その後、洗
浄槽14の側面部に形成された排出口56を介して外部
に排出される。
【0024】なお、図6に示すように、前記排出口56
には、電磁弁58が設けられている。この電磁弁58を
駆動して、前記排出口56を閉鎖することにより、前記
ノズル20A、20Bから噴射された洗浄液は排出がで
きなくなり、この結果、前記洗浄槽14内には、洗浄液
を貯留することが可能になる。前記洗浄装置本体12
は、以上のように構成され、次に、前記洗浄装置本体1
2にウェーハWを搬出入するためのリフター60の構成
について説明する。
【0025】図1及び図2に示すように、前記洗浄槽1
4の近傍には、コラム62が垂直に立設されている。こ
のコラム62の側面には、一対のガイドレール64、6
4が敷設されており、該ガイドレール64、64には、
スライダー66、66を介して昇降ベース68がスライ
ド自在に支持されている。前記コラム62の近傍には、
コラム62と平行に昇降用シリンダ70が設けられてい
る。この昇降用シリンダ70のロッド先端部は、前記昇
降ベース68の上端部に設けられた連結部材68Aに連
結されている。したがって、前記昇降用シリンダ70を
駆動することにより、前記昇降ベース68は前記ガイド
レール64、64に沿って昇降移動する。
【0026】前記昇降ベース68には、一対のアーム7
2、72が水平に固着されている。この一対のアーム7
2、72の先端部には、L字状に形成されたワーク保持
部74、74が固着されており、該ワーク保持部74、
74は、前記洗浄槽14の上方に位置している。前記ウ
ェーハWは、このワーク保持部74、74に保持され
て、前記洗浄槽14内に搬出入されるが、その保持は、
次のように行われる。
【0027】ワイヤソーでインゴットを切断するに際し
て、インゴットは、その切り終わり部分の欠損を防止す
るためにスライスベースSが接着される。そして、この
スライスベースSには、インゴットをワイヤソーに搭載
するためのワークブロックが接着される。このため、切
断されるウェーハは、スライスベースSに接着された状
態で切断され、ワークブロックに接着された状態でワイ
ヤソーから搬出される。
【0028】本実施の形態のウェーハ洗浄装置10も前
記ウェーハWをワークブロックBに接着した状態で洗浄
する。このため、前記ウェーハWの保持も前記ワークブ
ロックBを介して行われる。ここで、図5に示すよう
に、前記ワーク保持部74、74には、前記ワークブロ
ックBを保持するための、溝74A、74Aが形成され
ており、該溝74A、74Aに前記ワークブロックBの
両端部を嵌合させることにより、前記ワークブロックB
は、前記ワーク保持部74、74に保持される。
【0029】前記リフター60は、以上のように構成さ
れ、ウェーハWが搭載された昇降ベース68を、昇降用
シリンダ70で昇降移動さることにより、前記ウェーハ
Wの前記洗浄槽14内への搬出入が行われる。なお、こ
のリフター60によって前記洗浄槽14内に搬入される
ウェーハWは、洗浄槽14の長手方向に沿って洗浄槽1
4内に搬入される。したがって、洗浄槽14内に搬入さ
れたウェーハWは、その軸線の方向が、前記洗浄槽14
内に配設された洗浄液供給パイプ18A、18Bの軸線
の方向と一致する。
【0030】前記のごとく構成された本発明に係るウェ
ーハ洗浄装置の実施の形態の作用は次の通りである。ま
ず、ワイヤソーによる切断終了後、そのワイヤソーで切
断されたウェーハWをワイヤソーから取り出し、図示し
ない搬送装置で当該ウェーハ洗浄装置10まで搬送す
る。そして、そのウェーハWをリフター60に搭載す
る。すなわち、ウェーハWが接着されたワークブロック
Bを前記リフター60のワーク保持部74、74に保持
させる。このウェーハWのリフター60への搭載後、ウ
ェーハ洗浄装置10は稼働される。
【0031】なお、この時、前記リフター60の昇降ベ
ース68は、最上部の位置に位置しており、洗浄槽14
の蓋50は開いた状態にある。また、前記洗浄槽14内
に配設された各ノズル20A、20Bは、図5に二点破
線で示すように、その噴射口が鉛直下向きに向いた状態
にある。前記ウェーハ洗浄装置10を稼働すると、ま
ず、昇降用シリンダ70が駆動され、昇降ベース68が
洗浄槽14に向かって下降する。昇降ベース68が下降
することにより、前記ウェーハ68も同時に下降し、こ
れにより、ウェーハWが洗浄槽14内に収容される。
【0032】そして、前記ウェーハWが、前記洗浄槽1
4の所定の位置まで下降すると、前記昇降用シリンダ7
0の駆動は停止され、その位置でウェーハWは停止す
る。この結果、前記ウェーハWは、前記洗浄槽14内の
所定の位置に収容される。前記昇降用シリンダ70の駆
動が停止されると、次に、ロータリーシリンダー54が
駆動され、洗浄槽14に蓋50が閉められる。なお、こ
の蓋50の幅は、前記ワーク保持部74、74の間隔よ
りも狭く形成されているため、蓋50を閉めても前記ワ
ーク保持部74、74に蓋50が当たることはない。
【0033】前記洗浄槽14に蓋50が閉め終わると、
次に、ノズル20A、20Bを揺動させる油圧シリンダ
46A、46Bが駆動され、ノズル20A、20Bが、
図5に示す二点破線の位置から実線の位置まで移動す
る。なお、前記実線で示したノズル20A、20Bの位
置は、ノズル20A、20Bから洗浄液を噴射したとき
に、その噴射された洗浄液が、ウェーハWとスライスベ
ースSとの接着部分に当たるような位置に設定されてい
る。
【0034】また、前記ウェーハWの搬入時に、前記ノ
ズル20A、20Bを図5中二点破線で示す位置に退避
させておくのは、洗浄槽14の上部から搬入されてくる
ウェーハWが、ノズル20A、20Bと接触しないよう
にするためである。前記ノズル20A、20Bが、図5
に実線で示す位置まで移動すると、洗浄が開始される。
すなわち、図示しない洗浄液供給装置から洗浄液が、洗
浄液供給パイプ18A、18Bに供給され、その洗浄液
供給パイプ18A、18Bに供給された洗浄液が、前記
各ノズル20A、20Bから噴射される。
【0035】前記洗浄槽14内に収容されたウェーハW
は、このノズル20A、20Bから噴射される洗浄液に
よってシャワー洗浄されるが、このシャワー洗浄時に前
記ノズル20A、20Bは、次のように駆動される。す
なわち、前記ノズル20A、20Bは、停止した状態で
は、一か所にしか洗浄液を当てることができないため、
洗浄が不十分になる。このため、モータ40で駆動ユニ
ット26A、26Bを駆動し、ノズル20A、20Bを
ウェーハWの軸線に沿って往復移動させる。
【0036】これにより、洗浄槽14内に収容されたウ
ェーハWには、ウェーハ全体に均一的に洗浄液が当た
り、洗浄残しを生ずることはない。また、ノズル20
A、20Bから噴射される洗浄液は、ウェーハWとウェ
ーハWとの隙間に効果的に入り込み、その水圧で内部ま
で十分に洗浄することができる。
【0037】このノズル20A、20Bによるシャワー
洗浄は、一定時間継続して行われ、所定時間経過後、洗
浄液の供給が停止されて作業は終了する。なお、この洗
浄時に噴射された洗浄液は、洗浄槽14で底部で回収さ
れたのち、排出口56から外部に排出される。前記シャ
ワー洗浄が終了すると、ノズル20A、20Bを揺動さ
せる油圧シリンダ46A、46Bが駆動され、ノズル2
0A、20Bが、図5に実線で示す位置から二点破線で
示す位置まで移動する。これと同時に、ロータリーシリ
ンダー54が駆動され、洗浄槽14から蓋50が開けら
れる。
【0038】前記蓋50が開けられると、昇降用シリン
ダ70が駆動され、昇降ベース68が上昇して、洗浄槽
14内から洗浄されたウェーハWが搬出される。以上の
一連の工程でウェーハ洗浄装置10による洗浄は終了
し、ワーク保持部74、74からウェーハWを取り外
す。そして、次に洗浄するウェーハWがある場合は、同
様の工程で洗浄作業を行う。
【0039】このように、本実施の形態のウェーハ洗浄
装置10によれば、ノズル20A、20Bから噴射する
洗浄液でウェーハWを洗浄することにより、ウェーハW
とウェーハWとの隙間まで十分に洗浄することができ
る。また、洗浄槽14は、1つだけなので、従来の洗浄
装置に比べ、装置自体をコンパクトに構成することがで
きる。
【0040】なお、次のような、洗浄方法を採用するこ
とにより、より効果的なウェーハWの洗浄を行うことが
できる。すなわち、上述した実施の形態では、シャワー
洗浄時、ノズル20A、20Bは、ウェーハWの軸線に
沿って往復移動させるだけであった。しかしながら、ノ
ズル20A、20Bは、油圧シリンダ46A、46Bを
駆動することにより、その上下方向に沿って揺動させる
ことができる。これを利用し、前記シャワー洗浄時に、
ノズル20A、20BをウェーハWの軸線に沿って往復
移動させるだけではなく、上下方向に揺動させながら洗
浄液を噴射する。
【0041】この結果、ウェーハWには、洗浄液が全体
として満遍なく供給され、より効果的にウェーハWを洗
浄することができる。なお、このノズル20A、20B
の揺動は、上述した例のごとく、ノズル20A、20B
の横方向のスライドと組み合わせて行ってもよいし、単
独で行ってもよい。
【0042】また、横方向のスライド→上下方向の揺動
→横方向のスライドと上下方向の揺動の組合せ、という
順で1サイクルを構成し、このサイクルを繰り返し行う
ようにしてもよい。また、本実施の形態のウェーハ洗浄
装置10では、電磁弁58を閉めることにより、洗浄槽
14内に洗浄液を貯留することができるので、次のよう
な洗浄方法を実施することもできる。
【0043】すなわち、前記実施の形態で説明したシャ
ワー洗浄の後、該シャワー洗浄時に供給した洗浄液を全
て洗浄槽14から排出し、電磁弁58を閉める。そし
て、ノズル20A、20Bから再び洗浄液を噴射し、そ
の噴射した洗浄液を洗浄槽14内に貯留する。洗浄液が
所定水位(ウェーハ全体が浸漬する程度)まで溜まった
ら、洗浄液の噴射を停止する。そして、昇降用シリンダ
70を駆動して、ウェーハWを洗浄液中で上下動させ
る。すなわち、揺動洗浄を行う。
【0044】これにより、ウェーハWとウェーハWとの
間に溜まった汚れを効果的に洗い流せることができる。
この揺動洗浄は、一定時間継続して行い、所定時間経過
後に、昇降用シリンダ70の駆動を停止し、電磁弁58
を開けて、排水する。このように、前記実施の形態で説
明したシャワー洗浄に揺動洗浄を組み合わせることによ
り、より効果的なウェーハの洗浄を行うことができる。
【0045】また、この揺動洗浄後に、更にもう一度シ
ャワー洗浄を行うことにより、より完全なウェーハの洗
浄を行うことができる。なお、図示しないが、前記洗浄
槽14の周囲に超音波発振装置を設け、前記揺動洗浄時
に、この超音波発振装置から超音波を発振して超音波洗
浄を行うようにしてもよい。これにより、更に洗浄効果
が向上する。
【0046】また、この超音波洗浄は、前記揺動洗浄と
併用してもよいし、単独で行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つの洗浄槽で効果的にウェーハを洗浄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハ洗浄装置の全体構成を示
す正面図
【図2】本発明に係るウェーハ洗浄装置の全体構成を示
す側面図
【図3】洗浄装置本体の正面図
【図4】洗浄装置本体の平面図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】図4のB−B断面図
【図7】駆動ユニットの構成を示す要部拡大図
【符号の説明】
10…ウェーハ洗浄装置 12…洗浄装置本体 14…洗浄槽 16…枠体 18A、18B…洗浄液供給パイプ 20A、20B…ノズル 26A、26B…駆動ユニット 50…蓋 56…排水口 58…電磁弁 60…リフター 68…昇降ベース 70…昇降用シリンダ 74…ワーク保持部 B…ワークブロック W…ウェーハ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤソーで切断されるとともに、スラ
    イスベースにその一端が接着された状態のウェーハを洗
    浄するウェーハ洗浄装置において、 前記ウェーハが収容される洗浄槽と、 前記洗浄槽内に収容されたウェーハの軸線方向に沿って
    移動自在に支持され、前記洗浄槽内に収容されたウェー
    ハに向けて洗浄液を噴射するノズルと、 前記ノズルを往復移動させる往復駆動手段と、からな
    り、前記ノズルを往復移動させながら前記洗浄槽内に収
    容されたウェーハに向けて洗浄液を噴射して前記ウェー
    ハを洗浄することを特徴とするウェーハ洗浄装置。
  2. 【請求項2】 ワイヤソーで切断されるとともに、スラ
    イスベースにその一端が接着された状態のウェーハを洗
    浄するウェーハ洗浄装置において、 前記ウェーハが収容され、洗浄液の貯水と排水が可能な
    洗浄槽と、 前記洗浄槽に対して上下動自在に設けられ、前記洗浄槽
    内に収容されるウェーハを支持する支持部材と、 前記支持部材を上下動させる上下駆動手段と、 前記洗浄槽内に収容されたウェーハの軸線方向に沿って
    移動自在に支持され、前記洗浄槽内に収容されたウェー
    ハに向けて洗浄液を噴射するノズルと、 前記ノズルを往復移動させる往復駆動手段と、からな
    り、前記ノズルを往復移動させながら前記洗浄槽内に収
    容されたウェーハに向けて前記洗浄液を噴射して前記ウ
    ェーハを洗浄するとともに、その洗浄液の噴射洗浄後、
    前記洗浄槽内に洗浄液を貯留し、前記ウェーハを上下動
    させて前記ウェーハを洗浄することを特徴とするウェー
    ハ洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルを上下方向に揺動自在に支持
    するとともに、該ノズルを揺動させる揺動駆動手段を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載のウェーハ洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄槽に超音波発振装置を設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載のウェーハ洗浄装置。
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