JPH10187773A - 図面管理システム - Google Patents

図面管理システム

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JPH10187773A
JPH10187773A JP8339828A JP33982896A JPH10187773A JP H10187773 A JPH10187773 A JP H10187773A JP 8339828 A JP8339828 A JP 8339828A JP 33982896 A JP33982896 A JP 33982896A JP H10187773 A JPH10187773 A JP H10187773A
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JP
Japan
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wid
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item
work
status
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Application number
JP8339828A
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English (en)
Inventor
Takeshi Saeki
毅 佐伯
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計業務の効率を向上させることのできる図
面管理システムを提供すること。 【解決手段】 図面化される部品やその図面の情報を管
理する属性項目が設けられた属性テーブルや,設計業務
自体をコード化したWork-ID(以下、WID)を登録し
ておくWIDテーブルをデータベースとして記憶してお
く記憶装置4と、前記各部品の図面に対応する作業の許
可,不許可の制御や前記管理テーブルの変更の制御等に
用いられる処理装置6とが設けられ、前記各部品の図面
に対する作業状態を示すステータス項目、及び、前記W
IDテーブルに関連するWID項目が前記属性テーブル
に設けられていて、前記処理装置6は、前記ステータス
項目とWID項目との組み合せで、前記属性項目の変
更,廃止,承認の遷移の許可,非許可を決定する制御を
行うように設定されている図面管理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、設計図面を管理
する図面管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭61−278973号公報
に示されているようなCADシステムにおいては、部品
及びその図面に関する何等かの作業中である場合、その
作業に係わっている作業者以外はその部品に関する作業
を行えないような排他的図面管理をしている。即ち、こ
の図面管理では、その図面について修正,変更,登録,更
新,削除等の各種の作業を行っている途中では、排他制
御を行っている。
【0003】具体的には、「設計者が、ある一つの属性
情報(部品属性など)の変更を行っている場合、その作
業を実際に行っている間は、その設計者以外の人が同じ
属性情報の変更,削除を許可しない」など、一つの属性
情報の最低限の整合を確保している。また、この属性情
報に付加する情報としては、設計者を識別するためのI
Dや、所属コードなどが利用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ある程度の
規模の設計業務(商品開発や仕様変更)では設計情報
(部品属性や図面属性など)を作成,変更する場合に、
その作業が完了するまである程度の期間が必要であり、
その期間中は対象の設計情報を担当の設計者が最後に操
作したときの状態で保持しなければならない。また、設
計業務のほとんどは、一人の担当者が全ての設計を行う
のではなく、プロジェクト体制,チーム体制で行い、な
お且つ一人の設計者は同時に複数のプロジェクトやチー
ムの中で設計業務を行っている。
【0005】このような状況での部品や図面に関する属
性情報の管理において、属性の登録,変更,削除等に対す
る制限を、従来のような「操作中だけ排他的制御を行
う」,「担当者以外は許可しない」などの方法で行う
と、異なるプロジェクト間、設計者間、属性間での不整
合の発生や標準化の妨げとなり、設計業務の効率が低下
する等の問題があった。
【0006】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、設計業務の効率を向上させること
のできる図面管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、請求項1の発明は、図面化される部品や
その図面の情報を管理する属性項目が設けられた属性テ
ーブルや,設計業務自体をコード化したWork-ID(以
下、WID)を登録しておくWIDテーブルをデータベ
ースとして記憶しておく記憶装置と、前記各部品の図面
に対応する作業の許可,不許可の制御や前記管理テーブ
ルの変更の制御等に用いられる制御手段とが設けられ、
前記各部品の図面に対する作業状態を示すステータス項
目、及び、前記WIDテーブルに関連するWID項目が
前記属性テーブルに設けられていて、前記制御手段は、
前記ステータス項目とWID項目との組み合せで、前記
属性項目の変更,廃止,承認の遷移の許可,非許可を決
定する制御を行うように設定されている図面管理システ
ムとしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、前記作業状態は
前記各部品の図面に対する設計中状態,変更中状態,承
認済み状態,廃止状態等であることを特徴とする。
【0009】更に、請求項3の発明は、前記属性テーブ
ルは部品情報を管理する部品属性テーブルや図面情報を
管理する図面属性テーブルであることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、前記制御手段は、前記
ステータス項目とWID項目との組み合せで、特定デー
タの検索を行うと共に、その検索結果を出力装置に出力
させる制御を行うように設定されていることを特徴とす
る。
【0011】
【作 用】この発明は、上記構成により、請求項1の発
明は、制御手段が図面管理用の属性テーブルに設けたス
テータス項目とWID項目との組み合せで、属性項目の
変更,廃止,承認の遷移の許可,非許可を決定する制御
を行うように設定されているので、 設計者以外の者で
も同じ業務に属していれば設計の変更やその他の設計業
務を行うことができ、設計業務単位(商品単位,部品単
位,設計プロジェクト単位,個人担当単位)での設計業務
の効率を向上させることができる。しかも、異なるプロ
ジェクト間、設計者間、属性間での整合や標準化を図る
ことが容易となり、設計業務単位での設計情報の量とそ
れらの状態を把握することが正確に、また容易に行え
る。
【0012】また、請求項2の発明は、前記制御手段
は、前記ステータス項目とWID項目との組み合せで、
特定データの検索を行うと共に、その検索結果を出力装
置に出力させる制御を行うように設定されているので、
WIDは業務単位に設定することにより、業務単位での
属性の承認、データの出力が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる図面管理
システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1において、1は各種のデータや各指令
等をキーボードで入力する入力装置、2は図面等を表示
するディスプレイ、3は設計した各種の設計図面を登録
しておくCADファイル(記憶装置)である。
【0015】4はデータベースとなる記憶装置で、この
記憶装置4には、部品情報(部品番号,部品名称,部品規
格,使用区分等)を管理する部品属性テーブル、図面情
報(図面番号,版数,図面の種類,CADファイルの格納
場所等)を管理する図面属性テーブル、部品と部品の構
成情報(親部品番号,子部品番号,子部品の個数等)を管
理する部品構成テーブル、図面とその図面に記載されて
いる部品番号の関係を管理する図面構成テーブル、部品
や図面に関係する情報を登録しておくテーブル、設計業
務情報自体(業務名称,設計チーム,担当者,発足日,締切
日等)を階層的に分類しコード化したWork-ID(WI
D)を登録しておくWIDテーブルが設けられている。
【0016】WID(業務コード)は、図2に示すよう
に、商品タイプコードと、プロジェクト通し番号と、設
計チームコードと、設計者コードと、設計者通し番号の
5つの項目から構成されており、商品タイプコードとプ
ロジェクト通し番号とで設計プロジェクトコードが構成
されている。
【0017】なお、部品属性テーブルや図面属性テーブ
ルの属性項目には、その属性の様々な状態(設計中,変
更中,承認済み,廃止など)を示すステータス項目と、W
IDテーブルと関係したWID項目が設けられている。
ステータス項目にはP,M,F,Dの何れかが登録され、
Pが設計中、Mが変更、Fが承認済み、Dが廃止を意味
するものと設定してある。
【0018】5は設計業務つまり作業WIDを記憶する
メモリで、このメモリ5に作業WIDを記憶させること
によりこの作業WIDに対応した設計業務を行うことが
可能となるようにしてある。6はCPU等からなる処理
装置(制御手段)で図面の修正,変更,作成などのCAD
機能を有している。また処理装置6は記憶装置4からの
データの読み出したり、CADファイル3の図面を読み
出してディスプレイ2に表示させたりする等の各種の制
御を行うようになっている。7はCADファイル3や記
憶装置4に記憶された各種のデータを出力する出力装置
である。
【0019】次に、上記のように構成される図面管理シ
ステムの実施例の作用を図3ないし図8に示すフロー図
を基にして説明する。
【0020】ステップ1で設計者のネームを入力する。
この入力によりステップ2で初期設定されるとともに各
動作の立ち上げが可能となる。
【0021】ステップ3では、新しいWIDを使用する
か否かが判断される。すなわち、新しいWIDを作成し
て新規図面を追加するか否かが判断される。ノーであれ
ばステップ4へ進み、イエスであればステップ10へ進
む。
【0022】ステップ10では、新しいWIDを作成す
るための処理が行われるもので、新規図面を追加する場
合には、図4に示すフローにしたがって処理される。
【0023】以下、新規部品であるパルフェという商品
(間仕切パネル)の構想,企画,基本設計が開始され、パ
ルフェ量産設計プロジェクトが発足された場合を例にし
て説明する。
【0024】図4において、先ずステップ11ではパル
フェの商品コード「PA2」を入力する。この入力によ
り「PA2」が商品タイプコードとしてデータベースに
登録される。ステップ12ではパルフェ設計量産プロジ
ェクトコード「PA2,RY01」を入力する。この入
力により「PA2,RY01」が設計プロジェクトコー
ドとしてデータベースに登録される。
【0025】ステップ13では、設計業務を示すWID
を作成するために、パルフェ設計量産プロジェクトコー
ド「PA2,RY01」と例えば内装チームコード「in
t」と設計者コード「saeki」と設計者通し番号「000
1」を入力する。この入力によりデータベースに、「P
A2,RY01,int,saeki,0001」が新規なWIDと
して登録される。そして、図3のステップ4へ進む。
【0026】ステップ4では、記憶装置4すなわちデー
タベースに記憶されている各種のWIDの中から所望の
WIDを選択する。ここでは、新規部品であるパルフェ
を設計するものであるから、ステップ13で登録された
WID「PA2,RY01,int,saeki,0001」を選択
する。
【0027】この選択により、図5に示すステップ4a
ではWID「PA2,RY01,int,saeki,0001」が
メモリ5に記憶されて作業用WIDとして設定されるこ
ととなる。そして、ステップ4bで新部品番号である例
えば「ABC001」を入力してデータベースに登録さ
せる。同様に、部品名称である「間仕切パネル」を入力
してデータベースに登録させる。
【0028】これら新部品番号と部品名称をデータベー
スに登録すると、図9に示すように、部品属性テーブル
Tに登録されている部品情報V1の部品番号および部品
名称の属性項目に「ABC001」,「間仕切パネル」
がそれぞれ登録され、WIDおよびステータスの属性項
目に「PA2,RY01,int,saeki,0001」,「P」
がそれぞれ登録される。なお、部品情報Vと図面情報K
とで設計情報が構成される。
【0029】ステップ4cでは、新図面番号である例え
ば「ZBC001」と図面名称である「間仕切パネル部
品図」を入力してこれらをデータベースに登録させる。
この登録により、図10に示すように、図面属性テーブ
ルSの図面情報K1の図面番号,版数,図面名称の属性項
目に「ZBC001」,「000」,「間仕切パネル部品
図」が登録され、WIDおよびステータスの属性項目に
「PA2,RY01,int,saeki,0001」,「P」が登
録される。そして、ステップ5へ進む。
【0030】ステップ5では、図面作成処理が行われる
ものであり、この処理は図6に示すフローにしたがって
行われる。
【0031】図6において、ステップ20では図面枠を
呼び出すとともに作成する図面の図面番号を指定する。
ここでは、間仕切パネル部品図を作成するものであるか
ら「ZBC001」を指定する。この指定により、図1
0に示す図面属性テーブルSに記録されている図面情報
K1の各属性項目が読み出される。
【0032】そして、ステップ21では読み出した図面
情報K1のWIDとステップ4aで設定した作業用WID
とが一致しているか否かと、図面情報K1のステータス
がPであるか否かが判断される。ノーと判断されると、
つまり、図面情報K1のWIDと作業用WIDとが一致
していない場合、あるいはステータスがPでないとき、
ステップ4aに戻る。
【0033】ステップ21でイエスと判断されると、つ
まり、図面情報K1のWIDと作業用WIDとが一致し
且つ図面情報K1のステータスがPのときステップ22
へ進み、ステップ22ではCADシステム機能により作
図を行う。この作図のとき、図面内に部品表欄を作成
し、この部品欄に部品番号「ABC001」を記載部品
として記入するとともに登録する(ステップ23)。
【0034】ステップ24では、図9に示す部品情報V
1のWIDとステップ4aで設定した作業用WIDとが一
致し且つ部品情報V1のステータスがPであるか否かが
判断される。ノーと判断されるとステップ11へ戻り、
イエスと判断されるとステップ25へ進む。ステップ2
5では、ステップ22で作成した図面をCADファイル
3に登録する。
【0035】図面の作成が完了しないで仕事を終了する
場合には、ステップ8,9を経て、すなわち各装置の立
ち上げを終了させ、ログアウトを行ってステップ1へ戻
る。
【0036】そして、後日、CADファイル3に登録し
た図面を引続き作成したり修正したりする場合には、上
記と同様にしてステップ1,2を経てステップ3へ進め
る。ステップ3では、既にデータベースに登録したWI
Dを使用するのでノーと判断させてステップ4へ進ませ
る。
【0037】ステップ4では、作業用WIDとして「P
A2,RY01,int,saeki,0001」を選択する。この
WIDがメモリ5に記憶される。そして、上記と同様に
して図5に示す処理フローにしたがって作図を行ってい
けばよい。
【0038】ステップ22での作図によりその作図が完
了した場合、ステップ6で作図が完了したことをフラグ
を立てて設定し、ステップ7でWIDが「PA2,RY
01,int,saeki,0001」の出図承認宣言を行う。
【0039】この出図承認宣言により、WIDが「PA
2,RY01,int,saeki,0001」となっている部品属
性テーブルTおよび図面属性テーブルSに登録されてい
る部品情報V,図面情報Kの全てのステータスPがFと
なる。すなわち、図9および図10示す部品情報V1,図
面情報K1のステータスPがFとなって図11および図
12に示す部品情報V2,図面情報K2となる。
【0040】ステータスがFになることにより、これら
部品情報V2および図面情報K2の部品や図面はこの状態
では誰も変更や削除することはできないこととなる。ま
た、どのWIDを作業用WIDに設定しても変更および
削除はできないことになる。
【0041】WIDに「PA2,RY01,int,saeki,0
001」を指定して工場用データを各属性テーブルより
抽出すると、WID項目に「PA2,RY01,int,saek
i,0001」が設定されている全ての属性テーブルから
データが抽出される。なお、WIDは業務単位に設定し
ているので、業務単位での属性の承認、データの出力が
可能となる。
【0042】次に、承認した部品および図面に対する仕
様変更業務が発生した場合について説明する。以下、部
品「ABC001」および図面「ZBC001」の仕様
変更が発生した場合について説明する。
【0043】先ず、ステップ1からステップ2まで上記
と同様に進め、さらにステップ3からステップ10へ進
ませる。そして、図7および図8に示すフローにしたが
って処理していく。
【0044】図7および図8において、ステップ31で
は仕様変更用のWIDを登録する。例えば「XX1,X
X92,int,takano,0001」を登録する。なお、「X
X1,XX92」は仕様変更用設計プロジェクトコード
であり、「int」は設計チームコード、「takano」は設
計者コード、「0001」は設計者通し番号である。
【0045】ステップ32では、作業用WID「XX
1,XX92,int,takano,0001」を設定する。つま
り、メモリ5に作業用WIDを記憶させる。そして、ス
テップ33で変更する部品番号「ABC001」を入力
し、この部品番号について変更宣言を行う。
【0046】ステップ34では、部品番号「ABC00
1」のステータスが「F」であるか否かが判断されると
ともに、その部品番号「ABC001」のWIDと作業
用WIDとが異なっているか否かが判断される。ノーの
とき、すなわちステータスが「F]でないとき、あるい
はWIDと作業用WIDとが一致しているときステップ
31へ戻り、イエスのとき、すなわちステータスが
「F]で且つWIDと作業用WIDとが一致していない
とき、ステップ35へ進む。
【0047】ステップ35では、部品属性テーブルTに
登録されている部品番号「ABC001」の部品情報V
2(図11参照)データが読み込まれ、ステップ36で
部品情報V2のステータスが「F]から「M」へ変更さ
れる。つまり、図13に示すように、部品情報V2から
部品情報V3へ変更されることとなる。
【0048】ステップ37では、属性のコピーが行われ
る。すなわち、部品番号「ABC001」,部品名称
「間仕切パネル」がコピーされ、WIDが「XX1,X
X92,int,takano,0001」に設定され、ステータス
が「P」に設定された図面情報V4(図13のA参照)
がデータベースに登録される。
【0049】ステップ38で変更する部品名称を入力す
る。例えば、「パルフェ用間仕切パネル」を入力する
と、部品名称が「間仕切パネル」から「パルフェ用間仕
切パネル」に変更された部品情報V5となってデータベ
ースに登録される。すなわち、図14のAから図14の
Bとなってデータベースに登録される。
【0050】ステップ39では、CADファイル3に登
録されている図面(図面番号ZBC001の図面)が読
み出される。そして、仕様変更に応じてその図面の修
正,変更を行う。
【0051】ステップ40では、図面の修正,変更が終
了したらその図面を承認するか否かが判断される。イエ
スであればステップ41へ進み、ノーであればステップ
42へ進む。
【0052】ステップ41では、修正,変更の終えた図
面を承認すると、図13に示す部品情報V3のデータが
データベースから削除されるとともに、図14のBに示
す部品情報V5のステータスが「P」から「F」に変更
されてデータベースに登録されて終了する。
【0053】ステップ42では、部品属性テーブルTか
ら図14のBに示す部品情報V5を削除するか否かが判
断される。ノーであればステップ39へ戻り、イエスで
あればステップ43へ進む。
【0054】ステップ43では、部品属性テーブルTか
ら図14のBに示す部品情報V5を削除する。この削除
を行うと、図13のBに示す部品情報V3が元の部品情
報V2に戻る。すなわち、ステータスが「M」から
「F」に戻ることとなる(ステップ44)。つまり、図
13のBから図13のAに戻る。なお、図14のAに示
す部品情報V4を削除しても図13のBから図13のA
に戻る。
【0055】ところで、図13に示す部品情報V3はス
テータスが「M」なので、この部品情報V3の属性項目
はだれも変更することはできないこととなるが、図14
に示す部品情報V4,V5はステータスが「P」なので、
作業WIDに部品情報V4,V5のWID項目と同じもの
と設定すれば、部品情報V4,V5の属性項目を変更する
ことが可能である。
【0056】図15には作業WIDと属性WIDとステ
ータスとの関係によって属性の変更、属性に対する変更
宣言または廃止の可,不可を表わした真理表を示す。図
15において[O」が可を示し、「×」が不可を示す。
なお、上記システムは「出図承認宣言」「WID完了」
「プロジェクト完了」等の機能を有しているが、これら
機能を作動させる際には作業WIDは関係しない。
【0057】ここで、「プロジェクト完了」機能は、プ
ロジェクト属性テーブルに登録されているプロジェクト
属性を完了(失効日を登録)させ、完了されたプロジェ
クト属性はWIDの項目として登録することができなく
させる機能である。この機能により、既に完了済みのプ
ロジェクトに関するWIDの新たな登録を防止すること
ができる。
【0058】「WID完了」機能は、WID属性テーブ
ルに登録されているWID属性を完了(失効日を登録)
させるもので、完了されたWID属性は作業用WIDと
して宣言することができなくさせる機能である。この機
能により、既に完了済みの設計業務に関する部品属性、
図面属性などの新たな登録や属性項目の変更を防止する
ことができる。また、WID属性自体の削除は、そのW
IDがどの属性にも登録されていない場合だけに許可さ
れる。
【0059】また、部品情報Vや図面情報Kのステータ
スが「P」のとき、WIDと作業用WIDとが一致する
場合のときだけ属性に対する変更,削除が許可される
が、部品を構成部品の子部品として登録する場合には、
作業用WIDと属性のWIDの第1項目と第2項目(設
計プロジェクトコード)が一致すれば部品構成の登録が
許可されるようにしてある。これにより、設計途中で未
承認の部品を子部品として使用することを、全く異なる
設計業務では禁止するが、関連のある設計業務(同じ設
計プロジェクト)では許可することが可能になり、属性
間のWIDおよびステータスの整合性を確保することが
できる。
【0060】ステータスには「D:廃止」があるが、こ
れは、現在その属性が廃止されていることを意味し、こ
の状態の属性に対する変更および削除、また、この状態
の部品を部品構成の子部品として新たに登録することは
どのような場合であっても許可されない。また、既にこ
の状態の部品が部品構成の親部品または子部品として登
録されている場合には、その部品構成自体のステータス
も必ず「D」となっている。
【0061】「変更宣言」および「廃止宣言」は対象の
属性をひとつだけ指定して行う。指定される属性は、ス
テータスが「F」であり、WID項目に登録されている
WIDがそのときの作業用WIDと異なっている必要が
ある(ステータスがFの属性WID項目には、その属性
を承認したWIDが登録されており、同じ属性を承認し
たときと同じWIDで変更または廃止することを禁止し
ている)。このことにより、承認したときとき設計業務
と、変更または廃止することの設計業務を確実に区別す
ることができる。
【0062】「変更宣言」の機能は、版数管理をされて
いない属性に対する場合と、版数管理をされている属性
に対する場合とで少し異なる。
【0063】版数管理をされていない属性に対する場合
は、指定された属性のステータスをFからMに変更し、
同時に、ステータスがPでその他の項目は指定された属
性と同じである新しい属性を登録することである。
【0064】版数管理をされている属性に対する場合
は、指定された属性のステータスをFからMに変更し、
同時に、指定された属性の版数よりひとつ大きい版数を
持ち、ステータスがPでその他の項目は指定された属性
と同じである新しい属性を登録することである。
【0065】「廃止宣言」の機能は、版数管理されてい
るいないに拘らず、指定された属性のステータスをFか
らMに変更し、同時にステータスがPでその他の項目は
指定された属性と同じである新しい属性を登録すること
である。「廃止宣言」を部品構成の親部品または子部品
として登録されている部品属性に対して行う場合には、
最初にその部品構成を「廃止宣言」しておく必要があ
る。この制限により承認された状態の部品構成(ステー
タス:F)の親部品や子部品に廃止部品が含まれること
を防止し、属性間にステータスの整合性を確保する。
【0066】「承認宣言」は、WIDを指定して行う。
承認の対象となる属性は、ステータがPで指定されたW
IDと同じWIDが登録されているものとなる。WID
の指定は、全項目を指定する必要はなく、第1項目から
必要な項目までを指定すればよいので、ある1つの設計
業務によって作成された属性だけを承認対象にすること
もできるし、ある1つのプロジェクトによって作成され
た全ての属性を承認対象することもできる。
【0067】「承認宣言」の機能は、対象となる属性が
「変更宣言」によって作成されたものである場合、「変
更宣言」機能と同様に対象となる属性が、版数管理され
ているかいないかで少し異なる。
【0068】対象となる属性が版数管理されていない場
合、ステータスをPからFに変更し、対象の属性と対で
存在していたステータスがMの属性を削除することであ
る。
【0069】対象となる属性が版数管理されている場
合、ステータスをPからFに変更し、対象の属性と対で
存在していたステータスがMの属性(対象の属性の版数
より、ひとつ小さい版数をもっている)のステータスを
Dに変更することである。
【0070】対象となる属性が「廃止宣言」によって作
成されたものであれば、版数管理の有無に拘らずステー
タスをPからDに変更し、対象の属性と対で存在してい
たステータスがMの属性を削除することである。
【0071】以上説明したように、このシステムでは、
作業WIDと属性WIDとステータスとの関係によって
属性の変更、属性に対する変更宣言または廃止の許可,
不許可を行なっているので、設計者以外の者でも同じ業
務に属していれば設計の変更やその他の設計業務を行う
ことができ、設計業務単位(商品単位,部品単位,設計プ
ロジェクト単位,個人担当単位)での設計業務の効率を
向上させることができる。また、異なるプロジェクト
間、設計者間、属性間での整合や標準化を図ることが容
易となり、設計業務単位での設計情報の量とそれらの状
態を把握することが正確に、また容易に行える。
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明は、制御手段が図面管理用の属性テーブルに設けたス
テータス項目とWID項目との組み合せで、属性項目の
変更,廃止,承認の遷移の許可,非許可を決定する制御
を行うように設定されているので、 設計者以外の者で
も同じ業務に属していれば設計の変更やその他の設計業
務を行うことができ、設計業務単位(商品単位,部品単
位,設計プロジェクト単位,個人担当単位)での設計業務
の効率を向上させることができる。しかも、異なるプロ
ジェクト間、設計者間、属性間での整合や標準化を図る
ことが容易となり、設計業務単位での設計情報の量とそ
れらの状態を把握することが正確に、また容易に行え
る。
【0073】また、請求項2の発明は、前記制御手段
は、前記ステータス項目とWID項目との組み合せで、
特定データの検索を行うと共に、その検索結果を出力装
置に出力させる制御を行うように設定されているので、
WIDを業務単位に設定することにより、業務単位での
属性の承認、データの出力が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる図面管理システムの構成を示
したブロック図である。
【図2】WIDの構成を示した説明図である。
【図3】図1の処理装置の動作を示した概略フロー図で
ある。
【図4】WIDの処理を示すたフロー図である。
【図5】WIDの処理を示したフロー図である。
【図6】図面の作成処理を示したフロー図である。
【図7】図面の修正,変更を行う処理を示したフロー図
である。
【図8】図面の修正,変更を行う処理を示したフロー図
である。
【図9】部品属性テーブルに登録された部品情報を示し
た説明図である。
【図10】図面属性テーブルに登録された図面情報を示
した説明図である。
【図11】部品属性テーブルに登録された部品情報を示
した説明図である。
【図12】図面属性テーブルに登録された図面情報を示
した説明図である。
【図13】部品属性テーブルに登録された部品情報を示
した説明図である。
【図14】部品属性テーブルに登録された部品情報を示
した説明図である。
【図15】属性の変更などの許可、不許可を示した真理
表である。
【符号の説明】
3…CADファイル 4…記憶装置 6…処理装置(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図面化される部品やその図面の情報を管
    理する属性項目が設けられた属性テーブルや,設計業務
    自体をコード化したWork-ID(以下、WID)を登録し
    ておくWIDテーブルをデータベースとして記憶してお
    く記憶装置と、 前記各部品の図面に対応する作業の許可,不許可の制御
    や前記管理テーブルの変更の制御等に用いられる制御手
    段とが設けられ、 前記各部品の図面に対する作業状態を示すステータス項
    目、及び、前記WIDテーブルに関連するWID項目が
    前記属性テーブルに設けられていて、 前記制御手段は、前記ステータス項目とWID項目との
    組み合せで、前記属性項目の変更,廃止,承認の遷移の
    許可,非許可を決定する制御を行うように設定されてい
    ることを特徴とする図面管理システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記ステータス項目と
    WID項目との組み合せで、特定データの検索を行うと
    共に、その検索結果を出力装置に出力させる制御を行う
    ように設定されていることを特徴とする請求項1に記載
    の図面管理システム。
JP8339828A 1996-12-19 1996-12-19 図面管理システム Pending JPH10187773A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260074A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fujitsu Ltd Cadデータ管理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006260074A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fujitsu Ltd Cadデータ管理装置

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