JP2513924B2 - 項目定義情報の設定方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明は項目定義情報の設定方式に関し、 項目定義情報の設定入力を簡易化することを目的と
し、 入出力データをチェックする複数の属性データから成
る項目定義情報の設定装置において、第１の項目定義情
報と、項目定義情報入力部と、該入力部により入力され
た項目定義入力情報に基づき第２の項目定義情報を設定
する設定部とを有し、該項目定義情報入力部は、該項目
定義入力情報のうちの属性データの入力として、前記第
１の項目定義情報の対応する属性データを指定する指定
情報の入力を許可するものであり、該設定部は、該項目
定義入力情報のうち、前記指定情報を持つ属性データは
第１の項目定義情報の対応する属性データを参照し、他
の属性データは該項目定義入力情報を参照して第２の項
目定義情報を設定するものであり、該指定情報に基づき
第１の項目定義情報を属性データ単位に参照して第２の
項目定義情報を設定するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、入出力画面，帳票等の項目を設計する際の
項目定義情報の設定方式の改良に関する。

オフィスコンピュータ等では、入出力画面，帳票等の
各項目の入出力データは、項目ごとに予め定義されてい
る項目定義情報（属性データ）によりチェックされてい
る。

従って、帳票等を新規作成する場合には、項目ごとに
定義情報を入力し、設定しなければならないが、入力項
目が多いため、入力に手間がかかる。

この定義情報の入力を簡易化するため、共通の属性デ
ータを持つ項目の一つをドメイン項目として登録し、他
の項目はそのドメイン項目を指定するという入力方法が
従来より用いられているが、ドメイン項目を指定すると
その項目のすべての属性データが参照（複写）されるた
め、その一部でも異なるとドメイン項目を指定すること
ができず、全属性データを入力しなければならない。

このため、帳票の新規設計を利用者が行う装置では、
さらに項目定義情報の設定入力を簡易化する項目定義情
報の設定方式が求められている。

〔従来の技術〕

第６図は帳票作成例を表す図、第７図は従来の項目定
義情報設定方式説明図、第８図は項目定義画面例を表す
図である。

例えば、ディスプレイ装置，プリンタ等に出力する帳
票を新たに設計する場合、まず、第６図に示すように、
表示画面に項目名，入出力フィールド等を入力する。こ
れにより、項目名（見出し）の属性（文字，座標等），
入出力フィールドの座標等が定義される。続いて、属性
データを項目ごとに入力すると、入出力フィールドに入
出力されるデータをチェックする項目定義情報が設定さ
れる。

第８図は属性データを入力する項目定義画面例を示し
たもので、この画面に従って、項目名，登録年月日，修
正年月日等の管理データとともに、「型」，「桁数」等
の各属性データを所定のパラメータで入力する。

ここで、この入力操作を簡易化するため、属性が同一
の項目が多数ある場合は、その一つをドメイン項目とし
て登録しておき、これを指定する方法が行われる。

第７図は、項目定義画面に入力された項目定義入力情
報に基づいて、項目定義情報を設定する例を示したもの
で、項目定義入力情報でドメイン名を指定している項目
は、そのドメイン項目の属性データをすべて複写し、ド
メイン名が指定されていない項目は、項目定義入力情報
を複写して設定する。

例えば、第７図の「発行年月日」，の「回答年月
日」はドメイン項目「年月日」を指定しているので、ド
メイン項目「年月日」の全属性データ「型」，「桁
数」，「チェック」等の内容を複写し、項目名等の管理
データは項目定義入力情報より複写する。

また、の「発行年月日（西暦）」は、ドメイン名を
指定していないので、その項目定義入力情報から属性
データを複写して設定する。

なお、第７図で（無効）は、ドメイン名を指定してい
るときは、その欄の入力は無効であることを表してい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

項目定義入力情報は、第８図に示すように、非常に入
力項目が多く、入力に手間がかかる。このため、前述し
たようにドメイン項目を登録しておき、これを指定する
ようにしているが、金属性データが複写されるため、一
部でも異なると指定することができず、新たにドメイン
項目として登録し指定するか（第７図の「発行年月日
（出力）」）、金属性データを入力して設定する（の
「発行年月日（西暦）」）しかなく、入力に手間がかか
るといった課題がある。

本発明は、上記課題に鑑み、部分的に参照可能な項目
定義情報の設定方式を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図本発明の原理図において、 11は複数の属性データ13aより構成される第１の項目
定義情報で、予めドメイン項目として登録されている。

４は項目定義情報入力部で、項目定義入力情報９のう
ちの属性データ13bの入力として、属性データとは別
に、第１の項目定義情報11の対応する属性データ13aを
指定する指定情報14の入力を許可する。

５は設定部で、項目定義入力情報９のうち、前記指定
情報14を持つ属性データ13bは第１の項目定義情報11の
対応する属性データ13aを参照し、他の属性データ13bは
該項目定義入力情報９を参照して第２の項目定義情報12
を設定する。

〔作 用〕

項目定義情報入力部４は、項目定義入力情報９のうち
の属性データ入力として、第１の項目定義情報11のうち
の対応する属性データ13aを指定する指定情報14の入力
を許可する。

設定部５は、項目定義入力情報９のうち、指定情報14
を持つ属性データ13bは第１の項目定義情報11の対応す
る属性データ13aを参照し、その他の属性データ13bは項
目定義入力情報９を参照して第２の項目定義情報12を設
定する。

以上のごとく、第１の項目定義情報11のうちの属性デ
ータ13aを指定することにより、部分的に参照でき、属
性データ入力が簡易化される。

〔実施例〕

本発明の実施例を図を用いて詳細に説明する。

第２図は一実施例の構成図、第３図は本発明の項目定
義情報設定方式説明図、第４図は実施例の動作フローチ
ャート図、第５図は他の実施例の動作フローチャート図
である。

本実施例では、第２の項目定義情報12を帳票設定時に
設定する例を示す。なお、以下の説明で、項目定義情報
10は、第２の項目定義情報12に対応し、ドメイン項目定
義情報７は、第１の項目定義情報11に対応する。第２図
において、 １は表示部で、項目定義画面が表示される。

２はドメイン登録部で、登録が指定されたとき、項目
定義画面から入力された項目定義入力情報９をドメイン
項目定義情報７として指定のドメイン名で登録する。

３は帳票作成部で、項目定義情報入力部4,設定部５と
を有し、帳票設計情報に基づき、入力された項目，フィ
ールド情報等の帳票情報８を作成するとともに、その帳
票の項目定義情報10を設定する。

４は項目定義情報入力部で、項目定義画面を表示部１
に表示し、入力された項目定義入力情報９を受け取り、
図示省略したメモリに格納する。

５は設定部で、帳票作成部３からの呼出しにより、項
目定義入力情報９とドメイン項目定義情報７とに基づ
き、その帳票の全項目について、それぞれ項目定義情報
10を設定する ６は入出力処理部で、帳票が指定されたとき、図示省
略したファイルより帳票情報８を読出し、表示部１に表
示するとともに、項目定義情報10を参照して、入出力デ
ータをチェックしつつ表示する。

なお、帳票情報８および設定された項目定義情報10は
同一帳票名でファイルされ、入出力処理部６の帳票呼出
しにより図示省略した主メモリにロードされ、参照され
る。

７はドメイン項目定義情報で、ドメイン名により、帳
票作成部３中に登録される。

ここで、項目定義画面は、第８図に示すものと同一の
形式で、項目定義入力情報９は項目定義画面に入力され
る全データより構成される。

そして、複写対象の属性データは、「項目名」，「登
録年月日」，「修正回数」等の管理データを除く全デー
タである。

指定情報14は、参照するドメイン名および属性データ
入力欄に入力される特定符号である。この特定符号は
「＊」等の符号を入力してもよいが、ここでは入力を省
略した場合、または空白入力を特定符号とみなしてい
る。

第３図は、第７図に対応させて本発明の項目定義情報
設定方式を示したもので、（ドメイン定義）とは、入力
を省略し最下欄に入力したドメイン名が参照されること
を表している。

例えば、項目「発行年月日」，「回答年月日」はドメ
イン項目「年月日」と同一属性であるから、ドメイン名
「年月日」を入力し、属性データの入力を省略する。こ
れにより、「型」，「桁数」，「チェック」の属性デー
タは、「年月日」から複写され、「項目名」は項目定義
入力情報９から複写されてそれぞれ項目定義情報10が設
定される。

また、項目「発行年月日（出力）」はチェックなしで
あるから、「チェック」のみ「なし」を入力し、「発行
年月日（西暦）」は「桁数」，「チェック」のみ入力し
て、それぞれドメイン名「年月日」を指定する。

これにより、入力を省略した属性データはドメイン項
目定義情報７の「年月日」が参照され、入力した属性デ
ータは項目定義入力情報９が参照されて、それぞれ項目
定義情報10が設定される。

第４図は、設定部５による上記の処理手順を示したも
のである。

項目定義画面に従って図示省略したキーボードより入
力すると、項目定義情報入力部４は、メモリに項目定義
入力情報９として格納する。

全項目について入力され「設定」が指示されると、設
定部５は、すでに登録された帳票情報８より順次その帳
票の項目を抽出し、対応する項目定義入力情報９をそれ
ぞれ読出す。

そして、項目定義入力情報９内にドメイン名が入力さ
れている項目は、そのドメイン名のドメイン項目定義情
報７を読出し、入力を省略した属性データ（第１図，第
２図の属性データ13bの属性）は、入出力処理部６に
受渡し可能に編集されている対応するパラメータに、ド
メイン項目定義情報７（属性データ13aの属性）から
複写し、その他の属性データ（属性）は項目定義入力
情報９（属性データ13bの属性）から複写した後、項
目名等の管理データを項目定義入力情報９から複写す
る。

ドメイン名が入力されていない場合は、すべて項目定
義入力情報９より複写する。

以上により、新規設計された帳票の項目定義情報10が
設定され、その帳票情報８とともにファイルされる。

第５図は他の実施例を示したもので、ドメイン名が指
定されている場合は、そのドメイン項目定義情報11の属
性データ13aを全部複写し、入力を省略した属性データ
を除き、項目定義入力情報９から複写し置換する。その
他は、第４図と同じ処理を行う。

以上のごとく、ドメイン名指定により入力を省略した
属性データのみドメイン項目が参照されるため、ドメイ
ン指定により属性データ入力がすべて無効となりドメイ
ン項目よりすべて複写される従来の方法と比較して、類
似のドメイン項目を参照することができ、従って新たに
登録する必要がないから入力操作が簡易化され、入力ミ
スが減少する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、ドメイン定義情報を
部分的に複写して項目定義情報を設定するように構成し
たものであるから、ドメイン項目のいくつかが一致して
いればドメイン項目が参照でき、従ってドメイン項目が
少なくなり、また項目定義情報として入力するデータが
少なくなるので、入力操作が少なくなり、入力ミスが減
少する効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、第２図は一実施例の構成図、
第３図は本発明の項目定義情報設定方式説明図、第４図
は実施例の動作フローチャート図、第５図は他の実施例
の動作フローチャート図、第６図は帳票作成例を表す
図、第７図は従来の項目定義情報設定方式説明図、第８
図は項目定義画面例を表す図である。 図中、１は表示部、２はドメイン登録部、３は帳票作成
部、４は項目定義情報入力部、５は設定部、６は入出力
処理部、７はドメイン項目定義情報、８は帳票情報、９
は項目定義入力情報、10は項目定義情報、11は第１の項
目定義情報、12は第２の項目定義情報、13a,13bは属性
データ、14は指定情報である。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】入出力データをチェックする複数の属性デ
   ータから成る項目定義情報の設定装置において、第１の
   項目定義情報（11）と、項目定義情報入力部（４）と、
   該入力部により入力された項目定義入力情報（９）に基
   づき第２の項目定義情報（12）を設定する設定部（５）
   とを有し、 該項目定義情報入力部（４）は、該項目定義入力情報
   （９）のうちの属性データ（13b）の入力として、前記
   第１の項目定義情報（11）の対応する属性データ（13
   a）を指定する指定情報（14）の入力を許可するもので
   あり、 該設定部（５）は、該項目定義入力情報（９）のうち、
   前記指定情報（14）を持つ属性データ（13b）は第１の
   項目定義情報（11）の対応する属性データ（13a）を参
   照し、他の属性データ（13b）は該項目定義入力情報
   （９）を参照して第２の項目定義情報（12）を設定する
   ものであり、 該指定情報に基づき第１の項目定義情報を属性データ単
   位に参照して第２の項目定義情報を設定することを特徴
   とする項目定義情報の設定方式。