JPH09231280A - データ処理方法及びその装置 - Google Patents

データ処理方法及びその装置

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JPH09231280A
JPH09231280A JP5826296A JP5826296A JPH09231280A JP H09231280 A JPH09231280 A JP H09231280A JP 5826296 A JP5826296 A JP 5826296A JP 5826296 A JP5826296 A JP 5826296A JP H09231280 A JPH09231280 A JP H09231280A
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JP5826296A
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Hiroyoshi Kiuchi
啓義 木内
Masaaki Fukumura
正明 福村
Nobuyuki Kutsuma
信行 久津間
Shozo Odate
祥三 大舘
Kazumasa Morichika
和正 森近
Ryuji Nagano
隆二 永野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務処理システムの設計をプログラミング等
の専門的知識を有するシステムエンジニア等に依頼しな
くても、自己が属する部門の業務体系や日常使っている
伝票、帳表を理解している一般の業務担当者であれば、
自己が属する部門の業務内容に合うように、業務の流れ
を表わした流れ図を作成するだけで、業務処理システム
を容易に構築したり、改善することができ、これにより
意図した通りの業務処理を実行する。 【解決手段】 自部門で扱われる各業務の流れを表わし
た流れ図を作成すると、業務構築システム11はこれを
解析して伝票登録票、原簿登録票、帳表登録票を生成す
る。すると、業務運用システム12は伝票登録票に基づ
いて伝票入力処理を実行すると共に原簿登録票に基づい
てファイル更新処理を実行し、また帳表登録票に基づい
て帳表出力処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、伝票に基づく各種の業務を行
う事務処理分野におけるデータ処理方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、事務処理における各種の業務を
システム化する場合には、コンピュータに関する専門知
識が必要となり、この専門知識を持っているシステムエ
ンジニアに頼らなければならない。この場合、システム
エンジニアが各業務の内容を分析し、ユーザーの要望に
そって概要設計、プログラミング設計を行っており、ユ
ーザーである一般の業務担当者は、プログラミング等の
知識を有しておらず、業務処理におけるシステムの全体
像及びその処理内容についてはブラックボックスになっ
ているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来におい
ては、業務処理システムの構築を全てシステムエンジニ
アが担当しているためその設計内容はシステムエンジニ
アに依存し、システムメンテナンスの増大やコストアッ
プの原因にもなり、しかも、各業務毎に別個独立してシ
ステム設計している為各業務間の連結性が悪くなる等、
システムの生産性や品質性の点においても問題があっ
た。しかも、実際の業務は時の経過につれてその手順や
内容を変更する必要が生じ、業務処理システムが現実に
適合しなくなり、そのままでは現状の業務内容にマッチ
した事務処理を行うことができなくなる場合がある。こ
のように業務の改善が必要になった場合、従来において
は、業務処理システムの一部を変更することによって対
処するようにしているが、その都度、概要設計及びプロ
グラミング設計を行うことは極めて繁雑であり、度重な
る変更により、事務処理システムの全体像及びその処理
内容が見えなくなり、プログラムを解読しなければなら
なくなる。
【0004】この発明の課題は、業務処理システムの設
計をプログラミング等の専門的知識を有するシステムエ
ンジニア等に依頼しなくても、自己が属する部門の業務
体系や日常使っている伝票、帳表を理解している一般の
業務担当者であれば、自己が属する部門の業務内容に合
うように、業務の流れを表わした流れ図を作成するだけ
で、業務処理システムを容易に構築したり、改善するこ
とができ、これにより意図した通りの業務処理を実行で
きるようにすることである。つまり、業務担当者が日常
使用している伝票を基に業務の流れを表わす流れ図を作
成描画すると、この流れ図を基に業務処理システムを構
築することができ、また、業務改善が必要となった場合
には流れ図の一部を変更するだけで業務処理システムを
改善することができ、現場の業務担当者が業務処理シス
テムの構築、改善を全て担当することが出来、実際の業
務体系に合った極め細かなシステム設計が可能となると
共に、システムメンテナンスやコスト面でも有利なもの
となり、しかも、流れ図にしたがって各業務を有機的に
連結することができ、更に流れ図をドキュメント出力す
れば、常に最新のシステム化されている業務処理全体を
容易に理解することができる等、極めて有益なデータ処
理方法およびその装置を提供できるようにすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。予め指定された指定部門内で取り扱われる各
業務毎に、関連する伝票/ファイルを各業務の流れに従
って配置した流れ図を描画し、前記描画された流れ図を
解析することにより各業務において入力対象となる伝票
/ファイル及び出力対象となる伝票/ファイルを各業務
別に対応付け、更に、各伝票/ファイル/帳表の処理内
容を設定して成る基本定義表を生成し、業務の実行指定
に応じて、該業務に対応して前記基本定義表に設定され
ている伝票/ファイル処理内容に基づいてデータ処理を
実行する。なお、前記流れ図を描画する際に、業務を複
数の階層に分けて夫々の流れ図を描画し、これらの何れ
かの流れ図を修正した場合には、この修正に対応して基
本定義表の内容も修正され、各階層の流れ図を再描画す
ることにより各階層の流れ図の整合性をとるようにして
もよい。また、基本定義表として例えば、伝票入力処理
に必要な伝票登録票、ファイル更新処理に必要な原簿登
録票をそれぞれ生成するようにすれば、この伝票登録票
の定義内容にしたがって伝票入力処理が実行されると共
に原簿登録票の定義内容にしたがってファイル更新処理
が実行される。
【0006】いま、例えば、自己が属する部門の業務手
順や業務内容を理解している一般の業務担当者がその業
務体系に合うような流れ図を作成するものとする。この
場合、自部門で扱う各業務に関連する伝票/ファイルを
それぞれ業務の流れにしたがって配置する。すると、こ
の流れ図を解析することによって基本定義表が生成され
る。この基本定義表は各業務において入力対象となる伝
票/ファイル及び出力対象となる伝票/ファイルが各業
務別に対応付けられたものであり、しかも、基本定義表
には各伝票/ファイル/帳表の処理内容(例えば、伝票
項目名と更新対象ファイルの項目名との対応関係、更新
種等)が設定される。そして、業務の指定実行時には、
この業務に対応して基本定義表に設定されている伝票/
ファイルの各処理内容に基づいてデータ処理が実行され
る。例えば、伝票項目名に対応してその項目データが入
力された際に、この伝票項目名とそれに対応して入力さ
れた項目データとを1レコードに組み込んだ伝票レコー
ドを生成したり、伝票項目名と更新対象ファイルの項目
名との対応関係にしたがって伝票レコードを更新先ファ
イルのレコード構成に対応するレコードを生成したり、
この生成レコードに基づいて更新先ファイルのレコード
を更新種に応じて更新する。したがって、業務処理シス
テムの設計をプログラミング等の専門的知識を有するシ
ステムエンジニア等に依頼しなくても、自己が属する部
門の業務体系や日常使っている伝票を理解している一般
の業務担当者であれば、自己が属する部門の業務内容に
合うように、業務の流れを表わした流れ図を作成するだ
けで、業務処理システムを容易に構築したり、改善する
ことができ、これにより意図した通りの業務処理を実行
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図37を参照してこ
の発明の一実施形態を説明する。図1は全体システムの
概要を示した図である。データ処理装置1は会社内のロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)を構成するオフィ
スコンピュータ等で、このデータ処理装置1は会社内の
所定部門(例えば、TV事業部管理部)に設置され、構
内専用回線を介して他の各部門に設置されているデータ
処理装置に接続されている。このデータ処理装置1は入
力された伝票データを入力処理して伝票レコードを生成
したり、この伝票レコードに基づいて所定ファイルのレ
コードを更新したり、所定ファイルのレコードを集計し
てこの集計結果を帳表データとして印刷出力する等、各
種の処理を実行可能なものであるが、例えば、クライア
ントマシンとしての各ターミナル装置が構内専用回線を
介して接続されている場合には、各ターミナル装置から
送信されて来た伝票レコードを取り込み、この伝票レコ
ードに基づいてファイルの更新処理を行うようにしても
よい。
【0008】このデータ処理装置1はその入出力周辺装
置としてキーボード2、ポインティングデバイス(マウ
ス)3、表示装置4、プリンタ5が接続されており、そ
れらの入出力動作を制御する。またデータ処理装置1内
には図示しないが、各種のプログラムにしたがってこの
データ処理装置1の全体動作を制御するCPU(中央演
算処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、H
DD(ハードディスク装置)、プログラム等を記憶する
記憶媒体等がその基本構成要素として設けられている。
なお、前記記憶媒体はプログラム、データ等を記憶する
もので、この記憶媒体は磁気的、光学的記憶媒体、もし
くは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体は記
憶装置に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着
するものである。また、前記記憶媒体に記憶するプログ
ラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の
機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通
信回線等を介して接続された他の機器側に前記記憶媒体
を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体に記憶されてい
るプログラム、データを通信回線を介して使用する構成
にしてもよい。また、データ処理装置1には通常備えら
れているオペレーティングシステム等の基本ソフトや各
種のアプリケーションソフトの他、この発明特有の業務
構築システム11、業務運用システム12が組み込まれ
ている。図2は業務構築システム11、また図3は業務
運用システム12の基本的な構成およびその動作概念を
示している。
【0009】図2において業務構築システム11は、そ
れを機能別に分けると流れ図作成/生成システム11
A、基本定義表生成システム11B、基本定義表生
成システム11Cとから成り、それらは相互に関連付け
られている。ここで、一般の業務担当者等は自部門(自
己が属する会社組織の部門)の業務処理システムを構築
するために、自部門で扱う各業務の手順を表現した流れ
図を作成するが、その際、CPUは流れ図作成/生成シ
ステム11Aを起動させて流れ図の作成処理を行う。こ
の流れ図は例えば、図9〜図12に示すような業務役割
マップ、商流物流マップ、業務フローマップ、業務プロ
セスマップとから成る。
【0010】ここで、各流れ図を簡単に説明しておく。
業務役割マップは例えば、図9に示すように自部門名
「TV事業部管理部」および自部門に属する各部署名
「生産管理」、「品質管理」をその階層構造にしたがっ
て配置し、また、各部署で扱う伝票に基づいて大分類、
中分類、小分類のように階層的に分類された各業務名を
配置し、更に部署名と業務名との対応関係を表わす対応
情報(マトリックス上の交点位置に付された丸印)を配
置して成り、各部署で扱う該当業務を部署別に表わして
いる。つまり、自部門に属する各部署毎に業務の役割分
担を表わしている。なお、以下の説明において図9に示
すように階層的に分類された各業務名のうち、場合によ
って最上位(大分類)の業務名をシステム化の「対象業
務名」と称し、最下位(小分類)の業務名を単に「業務
名」と称する。したがって、「資材管理業務」を対象業
務名と称する場合があり、また「受付業務」、「品質検
査業務」を単に業務名と称する場合がある。なお、マト
リックスの交点位置に丸印を付加する際に、丸印の内に
業務の流れにしたがった手順(順番)を示す数値やアル
ファベット文字等を合わせて入力するようにすれば、業
務の流れを後で確認する際に便利なものとなる。
【0011】商流物流マップは例えば、図10に示すよ
うにその中心に自部門名を配置すると共に、この自部門
に対して伝票の授受を行う関連部門(自社の他部門や他
社)の名称「部品メーカ」、「資材課」、「製造1課」
を配置し、かつ自部門と関連部門との間を伝票の流れに
したがって結線すると共にその伝票名を配置して成り、
自部門を中心に関連部門との間における伝票の授受を表
わしている。
【0012】業務フローマップは例えば図11に示すよ
うに、自部門に属する各部署毎に取り扱う業務および伝
票の流れを表わすもので、各部署別にその業務名および
伝票名を配置すると共に、業務名および伝票名を業務の
流れにしたがって結線し、業務と伝票の流れを中心に自
部門の業務体系を表わしている。また、自部門に対して
伝票の授受を行う関連部門との対応関係も表わしてい
る。なお、このような業務フローマップを作成する際に
は、各伝票毎にその伝票項目名等を設定することができ
るようになっている。
【0013】業務プロセスマップは上述した業務フロー
マップに定義した個々の業務毎に、その業務を細分化し
た一連の業務(詳細業務)の流れを表わしたものであ
る。例えば図12に示すように伝票入力から帳表出力ま
での一連の手順を表わすために、実際の作業にしたがっ
た具体的な詳細業務の名称(「受付入力」、「検収指示
書印刷」、「入庫予定表印刷」)と各詳細業務において
入出力の対象となるファイルの名称(「部品入庫台
帳」、「発注台帳」)、帳表の名称(「入庫予定表」、
「検収指示書」)、入力伝票の名称(「I/V(納品)
伝票」)等を詳細業務の流れにしたがって結線して成
る。
【0014】このような各流れ図を作成描画すると、そ
れに対応して、流れ図作成/生成システム11Aには各
流れ図が描画情報として記憶される。この描画情報は流
れ図を構成する各要素毎に、その描画位置を示す座標情
報、各要素を示す名称、各要素を図案化したアイコンの
指定情報、罫線情報の他、流れ図を生成描画するために
必要な各種のフォーム情報から成り、この描画情報は基
本定義表生成システム11Bに受け渡されるが、その
際、CPUは基本定義表生成システム11Bを起動さ
せて基本定義表の生成処理を行う。
【0015】基本定義表生成システム11Bによって
各流れ図の描画情報を解析する処理が行われる。ここ
で、基本定義表は流れ図の描画情報が解析されること
によって得られた解析結果等が設定されるもので、自部
門で扱う各業務において必要とする伝票/ファイル(原
簿)/帳表のうち、各業務毎に入力対象となる伝票/原
簿/帳表の名称および出力対象となる伝票/原簿/帳表
の名称等を各業務別に対応付けて成るものである。すな
わち、図23はこの基本定義表の具体的な内容を示し
ているが、ここでは、その構成を簡単に説明しておく。
基本定義表は自部門の対象業務毎に生成されるもの
で、その内容は図9〜図17に示す各流れ図を解析する
ことによって得られた解析結果と、キー入力によって任
意に入力されたデータとによって構成されている。そし
て、基本定義表の列項目には後述する「st」、「n
x」、「担当部門名」、「業務名」、「詳細業務名」、
入力対象の「入力先名」・「入力名称」・「区分」、
「処理」、出力対象の「出力先名」・「更新原簿名」・
「帳表名」・「表示/印刷」、「対象外」を有してい
る。なお、「st」、「nx」は業務手順を解析した手
順コードである。また、「処理」、「対象外」、「表示
/印刷」をのぞく各項目は全て流れ図を解析することに
よって得られたものであるが、それらをキー入力によっ
て設定したり、追加/修正することもできる。
【0016】基本定義表生成システム11Bには管理
テーブルTbが含まれている。図4はこの管理テーブル
Tbの具体例を示し、図4(A)に示すように、体系化
された会社組織にしたがってその部門名、各部署名等を
階層的に定義すると共に取引先の他社名等を定義する組
織テーブルと、図4(B)に示すように会社内の全業務
を大分類、中分類、小分類のように階層的に細分化する
と共に、分類された各業務に対応してその業務名を定義
する業務テーブルを有し、この管理テーブルTbは基本
定義表を生成する際に必要に応じて参照される。な
お、この管理テーブルTbの内容は予め任意に設定され
たものであり、その追加/修正も任意に行うことができ
る。
【0017】一方、流れ図作成/生成システム11Aに
おいては基本定義表生成システム11Bによって生成
された基本定義表を取り出し、この基本定義表の内
容と予め決められている流れ図のフォーム情報とに基づ
いて描画情報を自動生成すると共に、この描画情報に基
づいて流れ図を表示画面上に描画したり、ドキュメント
として印刷出力する機能(流れ図自動生成機能)を併せ
持っている。他方、基本定義表は基本定義表生成シ
ステム11Cに受け渡されるが、その際、CPUは基本
定義表生成システム11Cを起動させて基本定義表
の生成処理を実行する。
【0018】基本定義表は3種類の登録票、つまり伝
票登録票、原簿登録票、帳表登録票によって構成された
もので、文字データの作成、変更、追加、削除等を行う
エディタと、基本定義表の内容とに基づいて基本定義
表が生成される。この基本定義表を構成する伝票登
録票、原簿登録票、帳表登録票は例えば図27〜図30
に示すような構成となっている。ここでは、伝票登録
票、原簿登録票、帳表登録票を簡単に説明しておく。伝
票登録票は伝票毎に設定されるもので、図27はI/V
伝票の伝票登録票を示している。伝票登録票は伝票名称
とこの伝票項目名を設定すると共に、この伝票に基づい
て更新される更新先ファイル名等を設定するための定義
表である。原簿登録票はファイル毎に設定されるもの
で、図28は部品入庫台帳の原簿登録票を示している。
原簿登録票は伝票/ファイルの名称(入力原簿名称)お
よびその項目名と、この伝票/ファイルに基づいて更新
される更新対象ファイルの名称(原簿名称)およびその
項目名とを対応付ける定義表である。図29、図30は
帳表登録票を示し、帳表登録票はA表、B表によって構
成されている。このA表、B表の内容は例えば、図31
に示すような帳表「入庫実績表」を印刷出力させる為
に、この帳表の出力イメージ等にしたがって設定された
定義表である。
【0019】一方、業務運用システム12は図3に示す
ようにこれを機能別に分けると業務メニューシステム1
2A、処理実行システム12Bとから成り、処理実行シ
ステム12Bは更に伝票処理システム12B−1、原簿
処理システム12B−2、帳表処理システム12B−3
とから成る。ここで、業務メニューシステム12Aは自
部門の対象業務が指定された際に、それに対応する基本
定義表をアクセスし、この基本定義表に定義されて
いる各種の業務名および詳細業務名を読み出して一覧表
示させるもので、この一覧表示の中から任意の詳細業務
名が選択指定されると、この詳細業務名に対応して基本
定義表に定義されている入/出力対象の伝票、ファイ
ルあるいは帳表の名称を読み出す。この場合、この伝
票、ファイル、帳表に対応する伝票登録票、原簿登録
票、帳表登録票を参照し、伝票処理システム12B−1
によって伝票入力処理が実行され、原簿処理システム1
2B−2によって帳表出力処理が実行され、あるいは帳
表処理システム12B−3によって帳表出力処理が実行
される。
【0020】次に、このデータ処理装置の全体動作を各
種フローチャートにしたがって説明する。なお、この各
種フローチャートに記載した機能を実現するプログラム
はCPUが読み取り可能なプログラムコードの形態で前
記記憶媒体に記憶されている。図5〜図8は一般の業務
担当者が自己の部門における業務体系、伝票の流れを基
に所望する流れ図を作成する際の動作を示したフローチ
ャートである。図5は業務役割マップを描画/修正する
際の動作を示し、先ず、CPUは業務構築システム11
を構成する流れ図作成/生成システム11Aを起動させ
て図5に示すフローチャートにしたがった動作を実行す
る。
【0021】すなわち、先ず、自社の各種の部門名・対
象業務名がメニュー表示される。このメニュー表示の内
容は管理テーブルTbを構成する組織テーブル/業務テ
ーブルを取り込んで、その内容にしたがって行われる。
いま、このメニュー表示の中から自部門名および対象業
務名を選択すると、それに対応する描画情報の設定有無
をチェックし(ステップA1)、有ればその描画情報に
基づいて例えば図9に示すような流れ図(業務役割マッ
プ)を表示画面上に描画する(ステップA2)。一方、
無ければ業務役割マップを新規作成するために、予め決
められている業務役割マップの基本フォーム(流れ図の
タイトル、名称入力用の矩形枠、罫線等)を表示画面上
に出力すると共に、選択された自部門名および対象業務
名を取り込んで基本フォーム内の所定位置に描画する
(ステップA3)。いま、図9に示すような業務役割マ
ップを新規作成するものとすると、自部門名として「T
V事業部」、「管理部」を上下二段に分けてその名称入
力用矩形枠内に描画されると共に、対象業務名として
「資材管理業務」が所定位置(この場合、図示の如く2
ケ所)に描画される。
【0022】そして、自部門名、対象業務名を除く他の
入力対象(以下、オブジェクトと称する)を全て入力し
たかをチェックする(ステップA4)。ここで、入力完
了ではなく、オブジェクトとして「組織」が指定された
場合には(ステップA5)、基本定義表生成システム
11B内の管理テーブルTb(組織テーブル)がウイン
ドウ表示され、このテーブル内容を参照して該当する組
織名を選択すると、選択された各組織名「生産管理
課」、「品質管理課」は、表示画面上の指定位置(基本
フォーム内の組織名入力枠内)に描画される。この場
合、基本フォームに予め定義されている組織名入力枠の
数を「2」とすると、3以上の組織名を入力するために
は、キー入力によって基本フォームに組織名入力枠や罫
線を追加/修正すればよい。
【0023】また、オブジェクトとして「業務」が指定
された場合には、基本定義表生成システム11B内の
管理テーブルTb(業務テーブル)がウインドウ表示さ
れ、この業務テーブルを参照して該当する業務名を1つ
ずつ指定して選択すると、選択された各業務名は表示画
面上の指定位置にそれぞれ描画される(ステップA
8)。この場合、図9に示すように、ステップA2で選
択/描画された対象業務名「資材管理業務」を大分類の
業務名とすると、それに属する中分類の業務名「入庫管
理業務」、「出庫管理業務」は大分類業務名に対して階
層構造で描画され、また中分類の業務名「入力管理業
務」に属する小分類の業務名「受付業務」、「品質検査
業務」、「入庫業務」および中分類の業務名「出庫管理
業務」に属する小分類の業務名「定期出庫業務」、「出
庫登録業務」も階層構造で描画される。なお、対象業務
名(大分類業務)が選択された際に、管理テーブルTb
内の組織テーブルを検索し、該当する中分類業務名、小
分類業務名を読み出して基本フォームにしたがった階層
構造で自動描画するようにしてもよい。また基本フォー
ムを越える数の業務名を入力する場合には基本フォーム
に業務名入力枠や罫線をキー入力によって追加/修正す
ればよい。
【0024】一方、基本フォームとして組織名入力枠に
連結されている縦罫線と小分類の業務名入力枠に連結さ
れている横罫線とによって罫線マトリックスが形成され
ているが、このマトリック上の交点に対する入力が指定
されると(ステップA9)、その指定位置には交点マー
ク(丸印)が描画される(ステップA10)。これによ
って各部署毎で扱われる該当業務が明示される。したが
って、「資材管理業務」のうち「生産管理課」は「受付
業務」、「入庫業務」、「定期出庫業務」、「出庫登録
業務」を担当し、また、「品質管理課」は、「品質検査
業務」を担当することが明示される。そして、オブジェ
クトの入力完了が指示されると、ステップA11に進
み、オブジェクトの修正を行ったのかをチェックする
が、いま業務役割マップを新規設定した場合であるから
ステップA13に進み、描画情報を自部門名、対象業務
名に対応付けてセーブする。
【0025】他方、業務の改善によって部署毎にどの業
務を担当するかは時の経過につれて変化してゆくため、
既に作成済の業務役割マップのオブジェクトを修正する
必要がある。この場合、自部門名、対象業務名を指定す
ると、それに対応する修正前の描画情報が呼び出され、
業務役割マップが自動生成されて描画されるため(ステ
ップA2)、それを確認して必要事項の修正を行う(ス
テップA6、A8、A10)。すると、ステップA11
でオブジェクト修正有りが検出されるため、流れ図作成
/生成システム11Aからその修正情報が基本定義表
生成システム11Bに転送される。これによって基本定
義表生成システム11Bはこの修正情報に基づいて対
応する基本定義表の修正を行う(ステップA12)。
そして、流れ図作成/生成システム11Aは修正後の描
画情報をセーブする(ステップA13)。このように業
務の改善が必要となった場合には流れ図の一部を修正す
ると、それに応じて基本定義表が修正されることにな
る。
【0026】図6は商流物流マップの描画/修正動作を
示したフローチャートである。なお、ステップB1〜B
4は図5のステップA1〜A4に対応し、またステップ
B9〜B11は図5のステップA11〜A13に対応す
る処理で、基本的には図5の場合と同様であるため、以
下、商流物流マップの描画/修正動作の特徴部分を中心
に説明する。いま、商流物流マップを新規作成する場合
に、自部門名および対象業務名をメニュー表示の中から
選択すると、商流物流マップの基本フォームと共に、自
部門名および対象業務名が所定位置に描画される(ステ
ップB3)。この場合、管理テーブルTb(業務テーブ
ル)には指定対象業務「資材管理業務」に対応してその
中分類として「入/出庫管理業務」が定義されているの
で、この業務テーブルからこの中分類の業務名が呼び出
されて自部門名入力枠内に描画される(図10参照)。
【0027】次に、オブジェクトとして関連部門、つま
り、自社の他部門あるいは他社が指定された場合には
(ステップB5)、組織テーブルを参照し、自社の他部
門名あるいは他社の名称を選択すると、選択された関連
部門名は指定位置に描画される。この場合、組織テーブ
ル内に該当する関連部門名が設定されていなければ、任
意にキー入力するようにすればよい。また、自部門名入
力枠と関連部門名入力枠とを伝票の流れにしたがって結
線する場合には(ステップB7)、矢印付きの罫線を描
画することにより各部門間を結線し、かつ結線の近傍に
当該部門間で授受を行う伝票の伝票名を入力/描画する
と、図10に示すような商流物流マップが作成される。
なお、関連部門は基本フォームを修正することによって
それを増減することができる。そして、作成された商流
物流マップは描画情報としてセーブされる(ステップB
11)。一方、既に作成済みの商流物流マップの修正が
行われると(ステップB9)、その基本定義表の修正
も行われることは上述の場合と同様である。
【0028】図7は業務フローマップの描画/修正動作
を示したフローチャートである。この場合においても、
ステップC1〜C4は図5のステップA1〜A4に対応
し、ステップC12〜C14は図5のステップA11〜
A13に対応する処理で、基本的には図5の場合と同様
であるため、以下、特徴部分を中心に説明する。いま、
業務フローマップを新規作成する場合に、自部門名およ
び対象業務名を選択すると、業務フローマップの基本フ
ォームと共に、自部門名および対象業務名が所定位置に
描画される(ステップC3)。この場合、管理テーブル
Tb(組織テーブル)には指定自部門名「TV事業部管
理部」に対応してそれに属する部署名「生産管理課」、
「品質管理課」が定義されているので、この組織テーブ
ルから各部署名が読み出され、自部門名に対応付けて描
画される。また、ステップC3において組織テーブルを
参照して関連会社/組織名を選択するとその名称は基本
フォーム内の所定位置に描画される。
【0029】以下、オブジェクトとして図案化した「伝
票」、「業務」等のアイコンを業務フローマップ上に配
置するわけであるが、これらのアイコンは図示省略する
が、業務フローマップと同一画面上にウインドウ表示等
で一覧表示されており、この中から必要なアイコンをマ
ウスなどで指示して、業務フローマップ上の所定位置に
配置するものとする。この態様は他のマップに於いても
同様である。まず、オブジェクトとして「伝票」を業務
フローマップ上の所定位置に配置指定すると(ステップ
C5)、伝票名が所定の索引テーブルから読み出されて
メニュー表示され、その中から任意の伝票名を選択する
と、選択された伝票名がそのアイコンと共に基本フォー
ム内の指定位置に描画される(ステップC6)。この場
合、伝票項目設定ウインドウがオープンし、伝票項目名
等の設定が可能となる。すなわち、図11はI/V伝票
の設定ウインドウを示し、この設定ウインドウに当該伝
票の各項目名を設定すると共に、この伝票の更新先ファ
イルを指定する更新原簿名を設定する。その際、伝票項
目設定ウインドウには当該伝票の各項目名が予め決めら
れた並び順にしたがって初期設定されており、修正した
い場合には、その中から必要項目のみを任意に選択しな
がら項目名を所望する並び順にしたがって設定する。こ
こで、スクロールバーをタッチ入力して項目名表示画面
を上/下方向にスクロールし、また、OKキーやキャン
セルキーをタッチ入力して必要項目の選択を行う。な
お、図11の例ではI/V伝票に対応する更新原簿名称
として「発注台帳」、「部品入庫台帳」を入力設定した
場合を示している。また、オブジェクトとして「業務」
が指定されると(ステップC8)、業務名(図9に示す
例では「受付業務」、「品質検査業務」等の小分類業務
名)およびその業務を図案化したアイコンが所定の索引
テーブルから読み出されてメニュー表示され、その中か
ら任意の業務名を選択すると、選択された業務名とその
アイコンが基本フォーム内の指定位置に描画される(ス
テップC9)。
【0030】また、その他のオブジェクトが指定される
と(ステップC10)、指定されたオブジェクトに応じ
た入力/描画処理が行われる(ステップC11)。すな
わち、各伝票と業務間を業務の流れにしたがって矢印付
き罫線で結線する処理が行われる。この場合、図11に
示すように「入庫業務」では2種類の伝票「返品伝
票」、「入庫伝票」の発行が行われるため、伝票の数に
応じて結線状態は二股に分岐される。また、自部門と関
連会社/組織との間で伝票の授受が行われるが、その伝
票の流れにしたがってその間を結線したり、関連会社/
組織の名称およびそれを図案化したアイコンの入力/描
画も行われる。このようにして作成された業務フローマ
ップは描画情報としてセーブされる(ステップC1
4)。一方、既に作成済みの業務フローマップの修正が
行われると(ステップC12)、その基本定義表の修
正も行われることは上述の場合と同様である(ステップ
C13)。
【0031】図8は業務プロセスマップの描画/修正動
作を示したフローチャートである。なお、ステップD
1、D2、D4は図5のステップA1、A2、A4に対
応し、またステップD15〜D17は図5のステップA
11〜A13に対応する処理で、基本的には図5の場合
と同様であり、更に、ステップD5、D6は図7のステ
ップC5、C6、またステップD13、D14は図7の
ステップC10、C11に対応する処理で、基本的には
図7の場合と同様であるため、以下、業務プロセスマッ
プの描画/修正動作の特徴部分を中心に説明する。い
ま、業務プロセスマップを新規作成する場合には、前記
業務フローマップの表示画面上において、業務名をダブ
ルクリック等により指定することにより、指定された業
務名に対応する業務プロセスマップの描画/修正の処理
が起動される。いま、「受付業務」を指定したものとす
ると、図12に示すように業務プロセスマップの基本フ
ォームと共に、対象業務名および小分類業務名が所定位
置に描画される(ステップD3)。この場合、図12に
示すように、この小分類業務が属する上位の中分類業務
名「入庫管理業務」が所定位置に描画されると共に、図
9に示した業務役割マップを参照することによって求め
られた小分類業務「受付業務」を担当する担当部署名
「生産管理課」が所定位置に描画される。
【0032】次に、オブジェクトの種類に応じた入力/
描画処理が実行される。この場合、自部門に属する部署
で取り扱われる業務(図12の例では「受付業務」)を
実際の作業にしたがって細分化し、細分化された一連の
業務「受付入力」、「検収指示印刷」、「入庫予定表印
刷」を詳細業務としてその名称を指定位置に入力/描画
すると共に、各詳細業務を図案化したアイコンをその名
称に対応付けて入力/描画する(ステップD7、D
8)。そして、この各詳細業務において入出力対象とな
る伝票、ファイル(原簿)、帳表の名称およびそれを図
案化したアイコンを所定位置に入力/描画する。この場
合、ステップD5、D6は伝票の入力/描画処理、ステ
ップD9、D10は原簿の入力/描画処理、ステップD
11、D12は帳表の入力/描画処理を示している。ま
た、その他のオブジェクトが指定された場合には(ステ
ップD13)、それに応じた入力/描画処理が行われる
(ステップD14)。すなわち、詳細業務とそれに対し
て入出力対象となる伝票/原簿/帳表を一連の業務の流
れにしたがって矢印付き罫線で結線したり、関連部門名
やそのアイコンを入力/描画する。このようにして作成
された業務プロセスマップは描画情報としてセーブされ
る(ステップD17)。一方、既に作成済みの業務プロ
セスマップの修正が行われると(ステップD15)、そ
の基本定義表の修正も行われる。なお、このような業
務プロセスマップは図11の業務フローマップに設定さ
れている各業務毎に作成されるもので、図13は「品質
検査業務」の業務プロセスマップを示し、図14は「入
庫業務」の業務プロセスマップを示している。また、各
業務プロセスマップでは、各種台帳などのファイルを配
置しているが、業務担当者がどのファイルとどのファイ
ルにデータを入力/更新するのか熟知していない場合も
有り、この場合は、これらのファイルを個々に配置する
のではなく、例えばコンピュータの外観を図案化したオ
ブジェクトを一つ配置するようにしてもよい。この際に
は、システムの内容を知っている専門家等の助言をもと
に前記コンピュータのオブジェクトに対応して、入力/
更新の対象となるファイル等を配置したマップを作成す
るものとする。
【0033】また上述した図11は自部門「TV事業部
管理部」が担当する資材管理業務のうち、「入庫管理業
務」の業務フローマップを示したが、図15は「出庫管
理業務」の業務フローマップを示している。すなわち、
対象業務である「資材管理業務」が図9に示すように
「入庫管理業務」と「出庫管理業務」のように分類され
ている場合には、その分類の数に対応して業務フローマ
ップが作成される。更に、図16、図17はこの「出庫
管理業務」の業務フローマップに設定されている各業務
に対応する業務プロセスマップで、図16は「定期出庫
業務」、図17は「出庫登録業務」の業務プロセスマッ
プを示している。これらの業務フローマップや業務プロ
セスマップも上述と同様に作成される。
【0034】このようにして各種の流れ図を作成する
と、その描画情報に解析することによって基本定義表
が生成される。なお、この基本定義表の生成処理は後
で詳述するが、この基本定義表の内容をキー入力によ
って全て作成することもできる他、描画情報を解析する
ことによって得られた基本定義表の一部をキー入力に
よって追加/修正することによっても作成することがで
きる。つまり、基本定義表は流れ図を解析することに
よって生成される他に、キー入力によっても生成するこ
とができる。
【0035】図18は基本定義表に基づいて各流れ図
を自動生成して出力する場合の動作を示したフローチャ
ートである。先ず、基本定義表の一部がキー入力によ
って追加/修正されたかチェックする(ステップE
1)。ここで基本定義表が変更されていなければ、そ
れに対応する描画情報の設定有無をチェックする(ステ
ップE2)。いま、上述のようにして各流れ図を作成し
た場合にはその描画情報有りが検出されるので、この描
画情報に基づいて各流れ図を表示画面上に順次描画する
(ステップE3)。ここで、流れ図のドキュメント出力
が指示されると(ステップE4)、描画情報にしたがっ
て各流れ図が印刷出力される(ステップE5)。
【0036】一方、基本定義表の一部がキー入力によ
って変更されている場合にはステップE1で追加/修正
有りが検出される。また、基本定義表の全てがキー入
力によって作成された場合には、ステップE1で追加/
修正無し、ステップE2で描画情報無しが検出される。
このような場合にはそれぞれステップE6に進み、基本
定義表の内容と各流れ図の基本フォームとに基づいて
各流れ図を自動生成し、表示画面上に描画する。この場
合、基本定義表には図23に示すように自部門名、対
象業務名、各オブジェクトの名称等が設定されているの
で、それらの名称を読み出すと共に各オブジェクトを示
すアイコン、結線を基本フォーム内の対応する配置位置
にセットする。なお、基本フォームに合わない場合には
基本定義表の内容に基づいて基本フォームを拡張した
り、削除する等のフォーム変更処理も合わせて行われ
る。このようにして自動生成された流れ図を確認した際
にそれを修正する場合には、オブジェクトの配置位置
等、流れ図の一部を若干修正することもできる(ステッ
プE7)。そして、各流れ図の描画情報をセーブしたの
ち(ステップE8)、ドキュメント出力が指示された場
合には(ステップE4)、この描画情報に基づいて各流
れ図が印刷出力される。
【0037】ここで、自部門の業務体系を上位から下位
へトップダウンで階層別に表現する場合には、例えば、
業務役割マップ、商流物流マップ、業務フローマップ、
業務プロセスマップの順で作成するようにすればよい
が、その作成順序はこれに限らず、ボトムアップで表現
する場合は業務プロセスマップから作成してもよい。こ
の場合には業務プロセスマップに記入し、このデータを
基に業務フローマップ、商流物流マップ、業務役割マッ
プの作成出来る範囲を生成し、修正を加えて各マップを
完成すれば良い。また、各種の流れ図に対応して予め用
意されている基本フォームを使用し流れ図を作成するよ
うにしたが、基本フォームを用いず、業務担当者のイメ
ージに合う自由なフォームで流れ図を作成するようにし
てもよい。更に、マルチカラーによって流れ図を表現す
れば、視読性や識別性に富んだものとなる。しかも、複
数の業務フローマップ、業務プロセスマップを作成する
場合、その全体形状等が互いに類似していれば、先に作
成した流れ図をコピーしてその一部を追加/修正するよ
うにすれば、更に流れ図の作成が容易なものとなる。
【0038】次に、各流れ図を解析することによって基
本定義表を生成する際の動作を図19〜図22に示す
フローチャートにしたがって説明する。図19は業務役
割マップの解析処理を示したフローチャートである。先
ず、業務役割マップの描画情報をアクセスしてそれを解
析し(ステップF1)、自部門名および対象業務名を基
本定義表の所定位置にセットする(ステップF2)、
ここで、図23に示す基本定義表は図9〜図17に示
す各流れ図に応じて生成されたもので、先ず、自部門名
として「TV事業部管理部」、対象業務名として「資材
管理業務」がセットされる。次に、業務役割マップの交
点位置をサーチし(ステップF3)、その交点位置に丸
印が有れば、その交点に対応する担当部署名(担当部門
名)および業務名(小分類業務名)を読み出し、RAM
内のワーク域Aにセットしておく(ステップF4)。こ
れによって、ワーク域Aには、担当部門名「生産管理
課」に対応してその業務名として「受付業務」、「入庫
業務」…がセットされ、また、「品質管理課」に対応し
てその業務名として「品質管理業務」がセットされる。
【0039】図20は商流物流マップの解析処理を示し
たフローチャートである。先ず、商流物流マップの描画
情報をアクセスしてそれを解析する(ステップG1)。
これによって自部門を中心に伝票の流れにしたがって入
力対象となる関連部門名、つまり自在の他部門名や他社
の名称を入力先名とし、また入力対象の伝票名を入力名
称としてRAM内のワーク域Bにセットしておき、更
に、自部門に対して出力対象となる関連部門名を出力先
名とし、また出力対象の伝票名を帳表名としてワーク域
Bにセットしておく(ステップG2)。これによってワ
ーク域Bには入力先名/入力名称として「部品メーカ」
に対応して「I/V伝票」、「資材課」に対応して「出
庫実績表」、また、出力先名/帳表名として「部品メー
カ」に対応して「返品伝票」、「資材課」に対応して
「入庫伝票」…が記憶保持される。
【0040】図21は業務フローマップの解析処理を示
したフローチャートである。いま、図11、図15に示
すように業務フローマップは2種類存在するため先ず、
入庫管理業務の業務フローマップ(図11)を指定する
(ステップH1)。そして、全ての業務フローマップを
指定し終ったかをチェックするが(ステップH2)、い
ま、最初の業務フローマップを指定した場合であるの
で、その描画情報をアクセスしてそれを解析する(ステ
ップH3)。そして、自部門内の1つの業務をその流れ
(矢印の順)にしたがって検出する(ステップH4)。
そして、この業務フローマップ内の全ての業務を検出し
終ったかをチェックするが(ステップH5)、いま、図
11に示す業務フローマップにおいて、最初の業務とし
て「受付業務」が検出されるので、ステップH6に進
み、この業務との連結関係(分岐状態)を解析し、分岐
ルートの数をセットしておく(ステップH7)。すなわ
ち、二股に分岐されている場合には分岐ルート数が
「2」となるため、この数をセットしておく。そして、
最初の分岐ルートを指定すると共に、指定ルートの業務
名を抽出してRAM内のワーク域Cにセットする。ま
た、この業務において入力対象となる伝票名を入力名称
として、更に出力対象となる伝票名を帳表名としてワー
ク域Cに当該業務名に対応付けてセットしておく(ステ
ップH8)。いま、ワーク域Cには業務名「受付業
務」、入力名称「I/V伝票」、帳表名「検収指示書」
の対応がセットされる。更に、自部門の他の部署との間
で伝票の授受が発生する場合には、入力先部署名/出力
先部署名を入力先名/出力先名として当該業務名に対応
付けてワーク域Cにセットしておく(ステップH9)。
この場合、受付業務に対応して「検収指示書」の出力先
名として「品質管理課」がワーク域Cにセットされる。
このような処理(ステップH8、H9)は分岐ルート数
分繰り返される(ステップH10)。
【0041】そして、1つの業務に対する解析処理が終
ると、ステップH4に戻り、次の業務名として「品質検
査業務」が検出されるので、ワーク域Cには業務名「品
質検査業務」、入力名称「検収指示書」、帳表名「検収
結果」の対応がセットされると共に、他の部署名として
の出力先名「生産管理課」がセットされる。次に、業務
名「入庫業務」が検出されるが、この場合、出力側は二
股に分岐されているので、その分岐ルート数分、ステッ
プH8の処理が繰り返される。この結果、ワーク域Cに
は業務名「入庫業務」、入力名称「検収結果」、帳表名
「返品伝票」および他の部署名としての入力先名「品質
管理課」の対応がセットされる他に、更に、業務名「入
庫業務」、入力名称「検収結果」、帳表名「入庫業
務」、入力先名「品質管理課」の対応にもセットされ
る。これによって入庫管理業務における業務フローマッ
プの解析処理が終ると、ステップH5でそのことが検出
されてステップH1に戻り、次の出庫管理業務における
業務フローマップ(図15)が指定され、以下同様の処
理が繰り返される。
【0042】図22は業務プロセスマップの解析処理を
示したフローチャートである。いま、業務プロセスマッ
プは図12〜図14、図16、図17の合計5種類存在
するため、先ず、業務フローの流れにしたがって「受付
業務」の業務プロセスマップ(図12)を指定する(ス
テップJ1)。そして、全ての業務プロセスマップを指
定し終ったかをチェックするが(ステップJ2)、い
ま、最初の業務プロセスマップを指定した場合であるの
で、その描画情報をアクセスしてそれを解析する(ステ
ップJ3)。そして、この業務プロセスマップの流れに
したがって1つのオブジェクト(更新原簿または帳表
名)を検出する(ステップJ4)。いま、更新原簿とし
て「発注台帳」が検出されるので(ステップJ5)、こ
の原簿に対する入力側の詳細業務名、入力名称を検出す
ると共に、この入力名称に基づいてそれが伝票か原簿か
を判断し、「入力区分」を決定する。そして、詳細業務
名「受付入力」、入力名称「I/V伝票」、入力区分
「伝票」を原簿名称「発注台帳」と共に、現在着目して
いる業務名「受付業務」に対応付けて基本定義の先頭
レコード位置にセットする(ステップJ6)。そして、
業務名「受付業務」に対応するワーク域A、B、Cから
必要事項を検索して基本定義の先頭レコード位置にセ
ットする(ステップJ7)。
【0043】すなわち、ワーク域Aには担当部門毎に業
務名がセットされているので、「受付業務」に対応する
担当部門名「生産管理課」読み出して基本定義の先頭
レコード位置にセットする。またワーク域Bには自部門
を中心に入力先名/入力名称および出力先名/帳表名が
セットされており、また、ワーク域Cには業務毎に入力
名称/帳表名等がセットされている。ここで、現在業務
プロセスマップの原簿を着目しており、この場合には現
在の業務名「受付業務」に対応する入力名称「I/V伝
票」をワーク域Cから検索すると共に、これに対応する
入力先名「部門メーカ」をワーク域Bから検索して基本
定義表の先頭レコード位置に入力先名をセットする。
これによって、図23に示すように基本定義表の先頭
レコードが生成される。すると、基本定義表に手順コ
ードST/nxとして「ST/01」がセットされる
(ステップJ8)。ここで「ST]は1つの業務プロセ
スマップの開始コードであり、nx「01」は当該業務
プロセスマップ内の次のオブジェクトを指定するネクス
トコードである。
【0044】そして、ステップJ4に戻るが、この場
合、更新原簿として「部品入庫台帳」が検出されるの
で、ステップJ6に移るが、この場合、詳細業務名は前
回と同様であるので、その更新原簿名のみが基本定義表
の次レコード位置にセットされ、また次のステップJ
7、J8の処理もスキップされる。これによって基本定
義表の当該レコード内容は図23に示す如くとなり、
前回のレコード内容と同様であり、この場合には「担当
部門名」、「業務名」、「詳細業務名」、「入力先
名」、「入力名称」、「入力区分」はそれぞれ空欄のま
まとなる。
【0045】次に、帳表名「検収指示書」が検出される
(ステップJ9)。すると、その詳細業務名「検収指示
書印刷」、入力名称「部品入庫台帳」を検出し、帳表名
「検収指示書」と共に、現在着目している業務名「受付
業務」に対応付けて基本定義表の次レコード位置にセ
ットする(ステップJ10)。ここで、入力名称に基づ
いてそれが伝票か原簿かを判断して入力区分を決定す
る。この場合、基本定義表の入力区分には「原簿」が
セットされる。そして、ワーク域Aから「受付業務」に
対応する担当部門名「生産管理課」を読み出して基本定
義表の該当レコード位置にセットすると共に、現在、
業務プロセスマップの帳表「検収指示書」を着目してお
り、この場合には現在の業務名「受付業務」に対応する
帳表名をワーク域Cから検索すると共に、この帳表名に
基づいてワーク域Bを検索し、自部門の他の部署名とし
て出力先名がワーク域C内に有ればこの出力先名「品質
管理課」を読み出し、基本定義表の該当レコード位置
にセットする(ステップJ7)。そして、ステップJ8
で基本定義表に手順コードst/nxとして「01/
02」をセットしたのちステップJ4に戻る。
【0046】更に、次も帳表名として「入庫予定表」が
検出されるので(ステップJ9)、その詳細業務名「入
庫予定表印刷」、入力名称「発注台帳」、帳表名「入庫
予定表」が基本定義表にセットされる(ステップJ1
0)。そして、ワーク域Aから読み出された担当部門名
「生産管理課」が基本定義表にセットされる(ステッ
プJ7)。この場合、帳表名「入庫予定表」に対応する
出力先名はワーク域Cにセットされていないため、出力
先名の設置は行われない。そして、手順コードst/n
xがセットされるが、この場合、最終オブジェクトであ
るため、「nx」として1つの業務プロセスマップの終
りを示す最終コード「ed」がセットされる。
【0047】ここで、ステップJ11でオブジェクトの
終了が検出されると、ステップJ12に進み、基本定義
表の内容をキー入力によって追加/修正することがで
きる。この場合、基本定義表の「処理」、「表示/印
刷」、「対象外」の各欄に所定データをキー入力する。
なお、「処理」は処理の実行サイクルを示し、処理を随
時実行する場合には、「随時」、日毎に実行する場合に
は「目次」を入力設定する。また、「表示/印刷」の欄
には帳表を印刷出力する場合には「印刷」が入力設定さ
れる。更に、「対象外」はこの基本定義表に基づいて
基本定義表を生成する際に、基本定義表の生成対象
外か否かが設定されるもので、対象外であれば該当位置
に丸印が付加される。なお、各流れ図を解析することに
よって得られた基本定義表の内容もキー入力によって
任意に変更することができる。次に、ステップJ1に戻
り、次の業務プロセスマップとして図13に示す「品質
検査業務」が指定され、以下、同様の処理が繰り返され
る。ここで、図23において業務名が「品質検査業務」
である3レコード分の内容が当該業務プロセスマップを
解析することによって得られたデータである。以下、同
様に、図14、図16、図17の業務プロセスマップが
解析されると、図23に示すような基本定義表が完成
するようになる。
【0048】次に、この基本定義表に基づいて基本定
義表である伝票登録票、原簿登録票、帳表登録票を生
成する動作を図24〜図26に示すフローチャートにし
たがって説明する。図24は伝票登録票の生成処理を示
している。先ず、基本定義表の「区分」欄を参照し、
それが「伝票」であれば、それに対応する入力名称を読
み出して伝票の一覧表示を行う(ステップK1)。そし
て、この一覧表示の中から任意の伝票が選択されると
(ステップK2)、伝票登録票が表示出力される(ステ
ップK3)。この場合、上述したように業務フローマッ
プの作成時に伝票項目設定ウィンドウがオープンし、伝
票項目名や更新原簿名称が設定されているので、これを
読み出して伝票登録票のフォームと共に、このフォーム
内の所定位置に伝票項目名および更新原簿名称をセット
する。
【0049】図27はI/V伝票における伝票登録票を
示したもので、伝票名称として「I/V」、更新先とし
て「発注台帳」、「部品入庫台帳」がセットされ、更
に、伝票項目名として「発注no、伝票no、発行日、
組織名…合計金額」がセットされる。そして、伝票項目
名に対応して「階層」、「型」、「文字数」、「テーブ
ル名」、「定義」、「初期設定」の記入欄に所定事項を
順次入力してゆくことにより、伝票登録票の追加/修正
を行う(ステップK4)。
【0050】ここで、「階層」の欄は伝票上のヘディン
グ領域、アイテム領域、テイラー領域のうちどの領域に
含まれている項目かを示すもので、「階層」の記入欄が
空欄の場合には伝票上のヘディング領域、「I」が記入
されている場合には伝票上のアイテム領域、「T」が記
入されている場合には伝票上のテイラー領域に含まれて
いる項目であることを示している。また、「型」の欄は
対応する項目の項目属性を示し、例えば「N」は数値デ
ータであることを示している。また、「文字数」の欄は
対応する項目の項目桁数を示している。「テーブル名」
の欄は対応する項目のデータを生成する際に参照すべき
索引テーブルのテーブル名を示し、例えば、「事業所t
b」の記述は、テーブル名「事業所tb」で示される索
引テーブルを参照することによってコード/キャラクタ
変換してその項目データを生成すべきことを示してい
る。「定義」の欄は必要に応じて索引テーブル等を参照
しながら項目データを生成させるための生成条件が記入
されるもので、例えば、「#テーブル(組織コード、名
称)」は前行の項目名(組織コード)の項目データをキ
ーとして索引テーブルを参照することにより当該テーブ
ルから名称を読み出し、この名称を組織名として生成す
べきことを示している。「初期設定」の欄は上述の「定
義」の欄と同様に項目データの生成を設定するもので、
例えば、「#日時」は計時機能によって現在の計時情報
を発行日とすべきことを示している。このようにしてI
/V伝票に対応してその伝票登録票が生成されると、ス
テップK5に進み、基本定義表に設定されている全て
の伝票について伝票登録票の生成処理が終了していなけ
れば、ステップK1に戻り、以下、同様の動作繰り返さ
れる。これによって「検収指示書」、…「出庫実績表」
に対応してその伝票登録票がそれぞれ生成される。
【0051】図25は原簿登録票の生成処理を示してい
る。先ず、基本定義表の「更新原簿名」の欄から更新
原簿名をそれぞれ読み出し(同一名称が複数設定されて
いる場合にはその1つを読み出し)、一覧表示させる
(ステップL1)。そして、この一覧表示の中から任意
の原簿名称を選択する(ステップL2)。ここで、原簿
登録票の自動生成がキー入力によって指示されている場
合には(ステップL3)、基本定義表を参照して原簿
登録票の一部を自動生成する処理(ステップL4〜L
7)に移る。
【0052】すなわち、ステップL4では選択された更
新原簿名称に基づいて基本定義表を検索し、それに対
応する入力名称を読み出す。いま、更新原簿名称として
「部品入庫台帳」が選択されたものとすると、基本定義
表からこの「部品入力台帳」に対応する入力名称とし
て「I/V伝票」、「検収指示書(結果)」、検収結果
(返品)、「部品入庫台帳」、…の6種類が読み出され
る。そして、次のステップL5では選択された更新原簿
名称を「原簿名称」とし、入力名称を「入力原簿名称」
として図28に示す部品入庫台帳の原簿登録票にセット
すると共に、各入力名称に対応する詳細業務名を基本定
義表から読み出してそれを「業務名」として原簿登録
票にセットする。なお、図28に示す原簿登録票におい
ては、6種類の入力原簿名称がセットされるが、その中
には伝票名の他に、ファイル名、例えば「「部品入庫台
帳」も含まれる。次に、ステップL6では入力原簿名称
に対応する伝票登録票をアクセスし、その伝票項目名を
原簿登録票の当該伝票項目名としてセットする。この場
合、伝票登録票に設定されている伝票項目名をそのまま
コピーしたのち、必要に応じてその内容を修正するよう
にしてもよいが、その内容をウィンドウ表示し、その中
から必要項目の項目名を1つずつ選択して原簿登録票に
セットするようにしてもよい。また、その他の入力原簿
名称に対応する各項目名を設定する場合、既に原簿登録
票に設定されている入力原簿名称の各項目名から必要項
目のみを選択して設定するようにしてもよい。次のステ
ップL7は原簿名称に対応してその各項目名を設定する
場合の処理を示したもので、入力原簿名の各項目名とし
て既に設定されている内容をそのまま原簿名称の項目名
としてコピーしたのち、必要に応じてそれを修正するこ
とによって原簿名称に対応する各項目名の修正が行われ
る。
【0053】次に、ステップL8に進み、キー入力によ
って原簿登録票に必要事項を追加/修正する処理が行わ
れる。すなわち、原簿名称の各項目名に対応する「属
性」、「桁数」、「テーブル名」、「定義」の各欄に所
定事項を1項目ずつ入力してゆく。ここで、「属性」と
は対応する項目の項目属性を示し、例えば「R」は右寄
せ、「N」は数値を示している。また、「桁数」は対応
する項目の項目桁数を示している。「テーブ名」は対応
する項目のデータを生成する際に参照すべき索引テーブ
ル名を示し、例えば項目名「製品cd」は対応するテー
ブル名で示される索引テーブルを参照することによって
コード/キャラクタ変換してその項目データを生成すべ
きことを示している。また、「定義」の欄は必要に応じ
て索引テーブル等を参照しながら対応する項目のデータ
を生成させるための生成条件が記述されるもので、例え
ば、「登録年月日」に対応する定義「#当日」は、ファ
イルを登録した現在日付を登録年月日とすべきことを示
している。また、各入力原簿名称に対応する「機能
名」、「更新種」の各欄に所定事項を入力してゆく。
「機能名」は処理対象が伝票か、ファイルであれば特殊
処理を必要とするかを定義するもので、処理対象が伝票
であれば、「機能名」の欄に「伝票」を入力する。「更
新種」は、ファイルのレコードを更新する際の更新種を
示し、例えば、レコード集計、レコード追加等を入力す
る。
【0054】このようにして、原簿登録票の追加/修正
が終ると、ステップL9に進み、基本定義票に設定さ
れている全ての更新原簿名について原簿登録票を生成す
る処理が終了したかを調べ、終了していなければステッ
プL1に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。ここ
で、自動生成が指示されなければ、ステップL8に進
み、原簿登録票の内容を全てキー入力によって設定する
処理が行われる。このようにして基本定義表に設定さ
れている各更新原簿名毎に原簿登録票がそれぞれ生成さ
れる。この結果、「部品入庫台帳」の他、「発注台
帳」、「部品明細」の原簿登録票が生成されることにな
る。
【0055】図26は帳表登録票の生成処理を示してい
る。先ず、基本定義票から「帳表名」を読み出して一
覧表示する(ステップM1)。この一覧表示の中から任
意の帳表名を選択すると(ステップM2)、予め決めら
れている帳表登録票のフォームが表示されると共に、基
本定義票から必要項目のデータを読み出してそのフォ
ーム内の所定位置にセットする(ステップM3)。そし
て、帳表登録票の内容をキー入力によって追加/修正す
る(ステップM4)。この場合、帳表登録票はA表、B
表に分けてそれぞれ生成される。
【0056】ここで、図31に示す様な帳表「入庫実績
表」を印刷出力させる為に、帳表の出力イメージ等にし
たがって予め設定されて成る帳表登録票であるA表およ
びB表が用いられる。ここで、図31に示す帳表は集計
レコード(出力レコード)のレコード名を行項目に配置
しまた出力レコードのデータ項目名を列項目に配置した
ものであり、この帳表を得る為に定義されたA表は図2
9、B表は図30に示す様に構成されており、A表は集
計レベル毎に出力レコードのレコード名および出力レコ
ードとして抽出される項目内容等を定義する定義表であ
る。また、B表は出力レコードのデータ項目として出力
される項目名およびその項目名に対応してデータ項目と
して抽出される出力対象項目あるいは帳表印刷時の書式
や集計条件等を定義する定義表である。
【0057】すなわち、A表の行方向の見出し部には、
各集計レベルに対応して任意の名称が出力レコードのレ
コード名として定義されている。また、A表には、ファ
イル名および項目名が定義されている。例えば、図29
に示すA表においてはファイル名「部品明細」が入力さ
れており、これによって出力レコードをどのファイルか
ら抽出すべきかの対象ファイル名が定義されている。ま
た、このファイル名に対応してその項目名「得意先コー
ド」が入力されており、これによって出力レコードとし
て抽出すべき対象項目名が定義されている。更に、A表
の行方向および列方向の見出し部によって構成されるマ
トリックス状の各入力エリアには、集計対象項目の具体
的な項目内容(項目コード)が入力されている。例え
ば、行No「03」、即ち、集計レベルCに対応するレコ
ード名「a」については、「101」、「102」が入
力されており、これによって部品明細ファイルを構成す
る得意先コードの項目のうち、項目コード「101」、
「102」に該当するレコードを抽出すべきことが定義
されている。
【0058】また、B表の列方向における見出し部には
出力レコードのデータ項目として印刷出力される項目名
が入力されている。例えば、項目位置「A」には「経費
項目」、項目位置「B」には「期初計画」が入力されて
いる。「書式」には項目データの印刷書式として列項目
毎に欄幅、文字種、文字サイズ等が入力されている。ま
た、次の「対象file」には列項目位置「B」、
「C」に対応して「部品明細」が入力されている。更
に、次の「集計項目」は集計対象として抽出されたレコ
ードの中からどの項目データを集計すべきかを定義する
ものであり、また、「計算式」は集計結果を出力する際
の出力単位や集計演算の計算式が定義される。また、条
件項目はA表の定義内容によって抽出されたレコードを
更に絞り込む為の抽出条件項目を定義し、また、「条件
値」はその抽出条件を定義している。
【0059】このようにして伝票登録票、原簿登録票あ
るいは帳表登録票が生成されている状態において、業務
運用システム12が起動されると、先ず、図32に示す
フローチャートにしたがってメニュー表示処理が実行さ
れる。いま、自部門および対象業務が指定されると、そ
れに対応する基本定義表がアクセスされ、業務名およ
び詳細業務名が読み出される(ステップN1)。ここ
で、先ず、業務名が一覧表示され、その中から任意の業
務名が選択されると、それに対応する詳細業務名が一覧
表示される(ステップN2)。図33はこの場合のメニ
ュー表示例を示し、斜線を付した部分が選択された業務
名、詳細業務名を示し、業務名として「受付業務」、詳
細業務名として「入庫予定表印刷」が選択された場合を
示している。
【0060】このようにして詳細業務名が選択される
と、図34のフローチャートにしたがってメニュー起動
処理が実行される。すなわち、選択された詳細業務名に
対応して基本定義表に定義されている入力/出力対象
を読み出す(ステップP1)。ここで、例えば、詳細業
務名として「受付入力」が選択されたものとすると、こ
れに対応して基本定義表に定義されている入力名称と
して「I/V伝票」が読み出されると共に、更新原簿名
として「発注台帳」および「部品入庫台帳」が読み出さ
れる。すると、この「I/V伝票」に対応する伝票登録
票、また、「発注台帳」、「部品入庫台帳」に対応する
原簿登録票が基本定義表から取り込まれ、処理実行シ
ステム12B内の対応する伝票処理システム12B−
1、原簿処理システム12B−2に設定される(ステッ
プP2)。これによって伝票処理システム12B−1、
原簿処理システム12B−2が起動し、伝票入力処理、
ファイル更新処理が順次実行される(ステップP3)。
したがって、伝票入力処理とファイル更新処理は連動し
て実行されることになる。
【0061】一方、詳細業務名として印刷業務、例え
ば、「検収指示書印刷」が選択された場合には、これに
対応して基本定義表に定義されている帳表名として
「検収指示書」が読み出され(ステップP1)、この帳
表名に対応する帳表登録票が基本定義表から読み出さ
れて帳表処理システム12B−3に設定される。する
と、帳表処理システム12B−3が起動し、帳表出力処
理が実行される。このように詳細業務として印刷業務が
選択された場合には基本定義表からそれに対応する帳
表名のみが読み出される。
【0062】図35は伝票入力処理を示したフローチャ
ートである。先ず、伝票処理システム12B−1は伝票
登録票の項目行をその先頭から着目してその内容を解析
し(ステップQ1)、その「階層」の欄の記述内容にし
たがって伝票のヘディング領域、アイテム領域、テイラ
ー領域に含まれる項目行かを判断すると共に、その「テ
ーブル名」、「定義」、「初期設定」の各欄の記述内容
にしたがって当該項目行はデータを自動生成する生成項
目か、入力項目かを判断し、ヘディング、アイテム、テ
イラー別に、入力項目であれば入力値の受け付け、生成
項目であれば伝票登録票の定義内容にしたがって演算処
理を実行する(ステップQ2)。そして、次の項目行に
着目し、全項目行の終了まで(ステップQ3)、上述の
動作が繰り返される。
【0063】このようにして伝票入力処理が終ると、伝
票処理システム12B−1は伝票レコード生成処理(ス
テップQ4〜Q9)の実行に移る。すなわち、伝票登録
票から伝票名を読み出して伝票レコードの先頭位置にセ
ットすると共に、区切りコードを挿入する(ステップQ
4)。次に伝票登録票から更新先のファイル名を読み出
して伝票レコードにセットする(ステップQ5)。この
場合、伝票登録票に複数の更新先ファイル名が記述され
ている場合には、区切りコードを挿入しながら更新先フ
ァイル名を順次セットしてゆく。そして、伝票登録票の
先頭からヘディングの各項目名を1項目毎に読み出し、
この項目名とそれに対応する項目データ(入力項目/生
成項目のデータ)とを結合して伝票レコード内に区切り
コードと共に1項目ずつセットしてゆく(ステップQ
6)。次に、伝票登録票の先頭からアイテムの各項目名
を1項目毎に読み出し、この項目名とそれに対応する項
目データとを結合して伝票レコード内に区切りコードと
共に1項目ずつセットしてゆく(ステップQ7、Q
8)。このようにしてアイテムデータをその先頭項目か
ら最終項目まで1項目ずつ順次セットすると、ステップ
Q9に進み、伝票登録票からティラーの項目名を順次読
み出し、この項目名とそれに対応する項目データとを結
合して伝票レコードに区切りコードと共にセットしてゆ
く。これによって1伝票分の伝票レコードが生成される
と、伝票処理システム12B−1は原簿処理システム1
2B−2にこの生成レコードを転送する。
【0064】図36はファイル更新処理を示したフロー
チャートである。原簿処理システム12B−2は原簿登
録票の記述内容にしたがってファイル更新処理を行う。
すなわち、原簿処理システム12B−2は原簿登録票の
入力原簿名称を参照して伝票か原簿かを判断するが(ス
テップR1)、いま、伝票であれば、伝票レコードに基
づいて更新先のファイルを更新する処理を原簿登録票の
記述内容にしたがって実行する(ステップQ2〜Q1
0)。
【0065】すなわち、原簿処理システム12B−2は
伝票処理システム12B−1から転送されて来た1伝票
分の伝票レコードを受け取り(ステップR2)、伝票レ
コードのレコード形態を変換し、入力レコードを得る
(ステップR3)。すなわち、伝票レコードは、上述し
たように「伝票名」、「更新先ファイル名」に続いてヘ
ディングデータ、アイテムデータ、テイラーデータから
成るもので、アイテムデータが複数行分繰り返し入力さ
れている場合、伝票レコード内にはその行数分のアイテ
ムデータが連続的に存在している。いま、3行分のアイ
テムデータが存在している場合、ヘディングデータをH
D、1行目のアイテムデータをID(1)、2行目のア
イテムデータをID(2)、3行目のアイテムデータを
ID(3)、テイラーデータをTDとすると、伝票レコ
ードは「伝票名、更新先ファイル名、HD、ID
(1)、ID(2)、ID(3)、TD」のレコード形
態となる。このような構成の伝票レコードを「伝票名、
更新先ファイル名、HD、ID(1)、TD、HD、I
D(2)、TD、HD、ID(3)、TD」のようなレ
コード形態に変換して入力レコードを得る。つまり、1
行分のアイテムデータ毎にその前にヘディングデータ、
後にテイラーデータを配置したレコード形態に変換して
入力レコードを得る。
【0066】次に、入力レコード内の更新先ファイル名
をその先頭から指定し、ファイル名の終了かをチェック
するが(ステップR4)、いま、最初の更新先ファイル
名が指定されるので、この更新先ファイル名に対応する
原簿登録票から、入力レコード内の伝票名と同じ名の入
力原簿名称の列を検出し、その列の内容を原簿配列エリ
ア(図示せず)に格納する(ステップR5)。そして、
この原簿配列エリアの内容を解析し(ステップR6)、
入力レコードから原簿登録票の対応にしたがって出力レ
コードを生成する(ステップR7)。すなわち、入力レ
コードの中から原簿登録票に設定されている伝票項目名
に対応する項目データをそれぞれ抽出する。この場合、
入力レコード内の各項目は「項目名=項目データ」のデ
ータ構造を成しており、この項目名をキーとして項目デ
ータの抽出を行う。そして、入力レコードから抽出した
各項目データを原簿登録票に設定されている伝票項目名
の並び順に並べ替えた出力レコードを生成する。次に、
原簿登録票の定義欄の記述内容にしたがって必要項目の
データを生成する(ステップR8)。そして、原簿登録
票に設定されている「更新種」にしたがって更新先ファ
イルのレコードを更新する(ステップR9)。
【0067】次に、入力レコード内に複数行分のアイテ
ムデータが含まれているか、つまり、アイテムの繰り返
しが有るかをチェックする(ステップR10)。例え
ば、上述したように入力レコード内に3行分のアイテム
データが含まれている場合、そのレコード形態は「H
D、ID(1)、TD、HD、ID(2)、TD、H
D、ID(3)TD」となっている。このような場合、
最初の「HD、ID(1)、TD」に対応してその出力
レコードを生成してファイル更新を行った後、ステップ
R10でアイテムの繰り返し有りが検出されるので、ス
テップR7に戻り、入力レコード内の「HD、ID
(2)、TD」に対応してその出力レコードが生成さ
れ、ファイルの更新が行われる。更に、ステップR7に
戻り、入力レコード内の「HD、ID(3)、TD」に
対応してその出力レコードが生成され、ファイルの更新
が行われる。ここで、ステップR10でアイテム繰り返
し無しが検出されるので、ステップR4に戻り、入力レ
コード内の次の更新先ファイル名を指定し、ファイル名
の終了かを調べるが、いま、入力レコード内には次の更
新先ファイル名が有れば、以下、ステップR5〜R10
が実行される。
【0068】他方、ステップR1で原簿であると判断さ
れた場合には、原簿から原簿への更新処理が行われる
(ステップR11〜R17)。つまり、原簿登録票の入
力原簿名称には伝票名の他に原簿名も設定される場合が
あるが、このような場合にステップR11〜R17が実
行され、この原簿名で示されるファイルをアクセスし、
このファイルから1レコードずつ取り込み(ステップR
11)、レコード終了まで(ステップR12)、ファイ
ル更新処理を行う(ステップR13〜R17)。なお、
このファイル更新処理(ステップR13〜R17)は上
述したステップR5〜R9と基本的には同様であるた
め、その説明は省略するものとする。
【0069】以上のように、伝票処理システム12B−
1側に伝票登録票を設定しておき、また、原簿処理シス
テム12B−2側に原簿登録票を設定した状態におい
て、伝票登録票に設定されている伝票項目名に対応して
その項目データが入力されると、伝票処理システム12
B−1はこの伝票項目名とそれに対応して入力された項
目データとを1レコード内に組み込んだ伝票レコードを
1伝票単位毎に生成して原簿処理システム12B−2に
転送するようにしたから、原簿処理システム12B−2
は伝票レコード内の更新先ファイル名に対応する原簿登
録票をアクセスし、伝票レコードの中から伝票項目名に
対応する項目データをそれぞれ抽出することができる。
つまり、伝票レコード内には項目毎にその項目名が含ま
れているので、この項目名と原簿登録票の伝票項目名と
を参照することにより、伝票レコードの中から原簿登録
票に設定されている伝票項目名に対応する項目データを
それぞれ抽出することができる。そして、原簿登録票に
は更新先ファイルのレコード構成に対応してその項目名
と伝票項目名とが対応付けられているので、伝票レコー
ドから抽出した項目データに基づいて更新先ファイルの
レコード構成に対応するレコードを生成することがで
き、この生成レコードに基づいて更新先ファイルのレコ
ードを更新することが可能となる。
【0070】図37は帳表出力処理を示したフローチャ
ートである。帳表処理システム12B−3は帳表登録票
にしたがって帳表出力処理を行う。すなわち、帳表処理
システム12B−3は帳表登録票(A表)に基づいて検
索対象ファイルからレコードを抽出する(ステップS
1)。この場合、A表に定義されている「ファイル名」
によって検索対象ファイルを指定すると共に、このファ
イル名に対応してA表に定義されているレコード抽出対
象の項目名およびその項目内容に基づいてレコード抽出
が行われる。ここで、図29の例では部品明細ファイル
から得意先コードの項目内容が「101」、「102」
に該当するレコードのみが抽出される。以下、集計レベ
ルに応じて、A表に定義されている各レコード名毎にレ
コードの抽出が行われる。
【0071】次に、帳表登録票(B表)に基づいて出力
レコードを生成すると共に(ステップS2)、出力レコ
ードの集計が行われる(ステップS3)。すなわち、検
索対象ファイルからA表に基づいて抽出された各抽出レ
コードの中でB表に定義されている「条件項目」および
「条件値」を参照して該当レコードを検索する。また、
B表の定義内容にしたがって項目の並べ替え/項目の生
成を行い、出力レコードを生成すると共に、この出力レ
コードの中でどの項目データを集計すべきかをB表に定
義されている「集計項目」に基づいて判断して該当項目
の内容を集計する。その際、この集計結果を出力する際
の出力単位や集計演算を定義するB表の「計算式」にし
たがった計算処理が行われる。そして、帳表フォームを
生成し(ステップS4)、帳表出力が行われる(ステッ
プS5)。その際、B表に定義されている各項目名が帳
表フォームの対応位置に配置されると共に、A表に定義
されている集計レベルに応じた階層構造の帳表フォーム
が生成され、出力レコードのレコード名が配置される。
そして、この帳表フォームと共に出力レコードの内容が
1レコードずつ印刷出力され、これによって図31に示
すような帳表が得られる。
【0072】このように帳表登録票であるA表、B表が
設定されている状態において、詳細業務名として印刷業
務が指示されると、帳表処理システム12B−3はA
表、B表の定義内容にしたがって対象ファイルから所定
レコード項目の内容を読み出して集計すると共に、その
集計結果を定義内容の並べ順でかつ集計レベルに応じた
階層構造で印刷出力するため、業務担当者が意図した通
りの帳表を得ることができるようになる。
【0073】以上のように構成されたデータ処理等装置
1によれば、業務処理システムの設計をプログラミング
等の専門的知識を有するシステムエンジニア等に依頼し
なくても、自己が属する部門の業務体系や日常使ってい
る伝票、帳表を理解している一般の業務担当者であれ
ば、自己が属する部門の業務内容に合うように、業務の
流れを表わす流れ図を作成するだけで、業務処理システ
ムを容易に構築したり、改善することができ、これによ
り意図した通りの業務処理を実行することができる。
【0074】すなわち、業務担当者は自部門において取
り扱われる伝票を基に業務の流れを表わす流れ図(業務
役割マップ、商流物流マップ、業務フローマップ、業務
プロセスマップ)を作成描画すると、業務構築システム
11はこれを解析することによって基本定義表を生成
すると共に、この基本定義表から更に基本定義表と
して伝票登録票、原簿登録票、帳表登録票を生成する。
このようにして伝票登録票、原簿登録票、帳表登録票が
生成されている状態において業務運用システム12はこ
の伝票登録票を基に伝票入力処理を実行すると共に原簿
登録票を基にファイル更新処理を実行し、または帳表登
録票を基に帳表出力処理を実行する。このように業務担
当者が作成した流れ図を基に伝票入力処理、ファイル更
新処理、帳表出力処理がシステム設計されるので、業務
担当者が意図した通りの業務処理システムを構築するこ
とができるようになる。この場合、業務担当者は流れ図
を作成する際に、各業務毎にその名称や関連する伝票/
ファイルおよび業務内容を図案化したアイコンを選択し
たり、必要に応じて各業務間等を連結する矢印付き罫線
等を入力するだけでよく、各流れ図を容易に作成するこ
とが可能となると共に、視読性に富んだものとなる。
【0075】また、業務改善が必要となった場合には流
れ図をドキュメント出力し、その一部を変更すると、そ
れにしたがって基本定義表が変更されると共に、伝票
登録票、原簿登録票、帳表登録票が変更されるので、流
れ図の一部を変更するだけで業務処理システムを改善す
ることができる。この場合、ドキュメント出力した流れ
図を見るだけでどこの部分をどのように改善すればよい
かを容易に確認することができるため、その作業を効率
良く行うことが可能となる。このように業務処理システ
ムの構築、改善を全て一般の業務担当者が行うことがで
きるので、システムエンジニアにシステム設計を依頼す
るよりも極め細かな設計、柔軟性に富んだ設計が可能と
なり、しかもシステムメンテナンスやコスト面でも有利
なものとなる。
【0076】また、流れ図を作成する場合、自部門の業
務体系を上位から下位へ階層的に表現することができ
る。すなわち、業務役割マップによって自部門に属する
各部署で扱われる業務の役割分担を表わし、商流物流マ
ップによって自部門と関連部門との間における伝票の流
れを表わし、また業務フローマップによって自部門間で
の伝票の流れを表わし、更に、業務プロセスマップによ
って個別業務の具体的な流れを表わすようにしたから、
各流れ図によって業務体系を階層別に表現することがで
きる。このため、流れ図の作成が極めて容易になると共
にその内容をドキュメント出力すれば自部門で扱う業務
全体を容易に理解することができる。また、業務の流れ
にしたがって各業務を連結するようにしたから従来のよ
うに個別業務独立型ではなく、各業務を有機的に連結し
たシステムを構築することができる。
【0077】なお、上述した一実施形態においては、4
種類の流れ図を作成するようにしたが、業務役割マッ
プ、商流物流マップ、業務フローマップ、業務プロセス
マップのうち、業務役割マップ、商流物流マップについ
てはその作成を省略するようにしてもよい。つまり、業
務役割マップ、商流物流マップは業務担当者が業務フロ
ーマップ、業務プロセスマップを作成する際に、業務役
割マップ、商流物流マップを作成してから業務フローマ
ップ、業務プロセスマップを作成した方が、業務全体を
理解する上で便利であり、また、各流れ図をドキュメン
ト出力してその内容を確認する際にも業務全体を容易に
理解することができるために作成されたものである。こ
の場合、基本定義表を生成する際に、業務フローマッ
プ、業務プロセスマップのみを解析することによって基
本定義表を生成すればよい。勿論、業務フローマッ
プ、業務プロセスマップを1枚の流れ図で表わすように
してもよい。また、基本定義表は一つの表で表わした
例を示したが、各項目が対応づけられた形態であれば複
数に分けられていてもよく、その他の形態であってもよ
い。
【0078】また、流れ図を作成する際に、業務名、伝
票名、原簿名、帳表名及びこれらを図案化したアイコン
を配置するようにしたが、これは各要素を直感的(視覚
的)に判別できるようにするためであるが、この配置に
代えて、所定の業務、伝票、原簿、帳表と対応したもの
であればその他の情報を配置するようにしてもよい。ま
た、伝票登録票、原簿登録票、帳表登録票を表示/印刷
させてもよく、更に帳表登録票をA表、B表に分けた
が、同一の登録票であってもよい。また、伝票登録票、
原簿登録票も同一の登録票としてもよい。更に、伝票入
力処理、ファイル更新処理、帳表出力処理を1台のデー
タ処理装置が行うスタンド・アロンタイプに限らず、専
用の伝票入力装置、ファイル更新装置、帳表出力装置に
よって各処理を実行するようにしてもよい。この場合、
各装置間の伝送手段として回線接続する他に、無線通
信、光通信、あるいは磁気ディスク、光ディスク等の記
録媒体を介してデータの授受を行うようにすればよい。
【0079】
【発明の効果】この発明によれば、業務処理システムの
設計をプログラミング等の専門的知識を有するシステム
エンジニア等に依頼しなくても、自己が属する部門の業
務体系や日常使っている伝票を理解している一般の業務
担当者であれば、自己が属する部門の業務内容に合うよ
うに、業務の流れを表わした流れ図を作成するだけで、
業務処理システムを容易に構築したり、改善することが
でき、これにより意図した通りの業務処理を実行するこ
とができる。つまり、業務担当者が自部門で日常使用し
ている伝票を基に業務の流れを表わす流れ図を作成描画
するだけで、この流れ図を基に業務処理システムが構築
され、また、業務改善が必要となった場合には流れ図の
一部を変更するだけで業務処理システムを改善すること
ができ、現場の業務担当者が業務処理システムの構築、
改善を全て担当することにより、実際の業務体系に合っ
た極め細かなシステム設計が可能となると共に、システ
ムメンテナンスやコスト面でも有利なものとなり、しか
も、流れ図にしたがって各業務を有機的に連結すること
ができ、更に流れ図をドキュメント出力すれば、システ
ム化されている業務処理全体を容易に理解することがで
きる等、極めて実用性に富んだものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体システムの概要を示した図。
【図2】業務構築システム11の基本的な構成およびそ
の動作概念を示した図。
【図3】業務運用システム12の基本的な構成およびそ
の動作概念を示した図。
【図4】管理テーブルTbの内容を示し、(A)は組織
テーブル、(B)は業務テーブルを示した図。
【図5】流れ図作成/生成システム11Aにおける業務
役割マップの描画/修正動作を示したフローチャート。
【図6】流れ図作成/生成システム11Aにおける商流
物流マップの描画/修正動作を示したフローチャート。
【図7】流れ図作成/生成システム11Aにおける業務
フローマップの描画/修正動作を示したフローチャー
ト。
【図8】流れ図作成/生成システム11Aにおける業務
プロセスマップの描画/修正動作を示したフローチャー
ト。
【図9】業務役割マップの一例を示した図。
【図10】商流物流マップの一例を示した図。
【図11】業務フローマップの一例を示した図。
【図12】図11に示す「受付業務」を詳述する業務プ
ロセスマップを示した図。
【図13】図11に示す「品質検査業務」を詳述する業
務プロセスマップを示した図。
【図14】図11に示す「入庫業務」を詳述する業務プ
ロセスマップを示した図。
【図15】他の業務フローマップを示した図。
【図16】図15に示す「定期出庫業務」を詳述する業
務プロセスマップを示した図。
【図17】図15に示す「出庫登録業務」を詳述する業
務プロセスマップを示した図。
【図18】各種流れ図を基本定義表に基づいて自動生
成する場合の動作を示したフローチャート。
【図19】業務役割マップを解析する際の動作を示した
フローチャート。
【図20】商流物流マップを解析する際の動作を示した
フローチャート。
【図21】業務フローマップを解析する際の動作を示し
たフローチャート。
【図22】業務プロセスマップを解析すると共に、業務
役割マップ、商流物流マップ、業務フローマップ、業務
プロセスマップの解析結果にしたがって基本定義表を
生成する際の動作を示したフローチャート。
【図23】図9〜図17の各流れ図を解析することによ
って得られた基本定義表の内容を示した図。
【図24】基本定義表としての伝票登録票を生成/修
正する際の動作を示したフローチャート。
【図25】基本定義表としての原簿登録票を生成/修
正する際の動作を示したフローチャート。
【図26】基本定義表としての帳表登録票を生成/修
正する際の動作を示したフローチャート。
【図27】I/V伝票における伝票登録票を示した図。
【図28】部品入庫台帳における原簿登録票を示した
図。
【図29】帳表登録票を構成するA表を示した図。
【図30】帳表登録票を構成するB表を示した図。
【図31】図29、図30に示したA表、B表の定義内
容にしたがって印刷出力された帳表を示した図。
【図32】業務メニューシステム12Aにおいて業務名
をメニュー表示する際の動作を示したフローチャーテ
ト。
【図33】業務名のメニュー表示画面で任意の業務名を
選択した際の表示状態を示した図。
【図34】選択された業務名に応じて伝票処理システム
12B−1、原簿処理システム12B−2、帳表処理シ
ステム12B−3が起動されるメニュー起動処理を示し
たフローチャート。
【図35】伝票処理システム12B−1における伝票入
力処理を示したフローチャート。
【図36】原簿処理システム12B−2におけるファイ
ル更新処理を示したフローチャート。
【図37】帳表処理システム12B−3における帳表出
力処理を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 キーボード 3 マウス 4 表示装置 5 プリンタ 11 業務構築システム 11A 流れ図作成/生成システム 11B 基本定義表生成システム 11C 基本定義表生成システム 12 業務運用システム 12A 業務メニューシステム 12B 処理実行システム 12B−1 伝票処理システム 12B−2 原簿処理システム 12B−3 帳表処理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大舘 祥三 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 森近 和正 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 永野 隆二 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め指定された指定部門内で取り扱われる
    各業務毎に、関連する伝票/ファイルを各業務の流れに
    従って配置した流れ図を描画し、 前記描画された流れ図を解析することにより各業務にお
    いて入力対象となる伝票/ファイル及び出力対象となる
    伝票/ファイルを各業務別に対応付け、更に、各伝票/
    ファイルの処理内容を設定して成る基本定義表を生成
    し、 業務の実行指定に応じて、該業務に対応して前記基本定
    義表に設定されている伝票/ファイルの処理内容に基づ
    いてデータ処理を実行するようにしたデータ処理方法。
  2. 【請求項2】前記流れ図の描画は、業務を複数の階層に
    分けて夫々の流れ図を描画し、 前記描画された各階層の流れ図の何れかの修正に対応し
    て前記基本定義表の内容を修正すると共に、この修正を
    元に各階層の流れ図を再描画し、 各階層の流れ図の整合性をとるようにした請求項1記載
    のデータ処理方法。
  3. 【請求項3】予め指定された指定部門内で取り扱われる
    各業務毎に、関連する伝票/ファイルを各業務の流れに
    従って配置した流れ図として描画し、 前記描画された流れ図を解析することにより各業務と関
    連する伝票/ファイルに対応付けて伝票/ファイルの各
    処理内容を設定してなる基本定義表を生成し、 前記各業務の実行指定に応じて、該業務に対応する伝票
    /ファイルの処理内容を前記基本定義表より読み出して
    指定し、 前記指定された基本定義表の処理内容に基づいて伝票/
    ファイルのデータ処理を実行するようにしたデータ処理
    方法。
  4. 【請求項4】予め指定された指定部門内で取り扱われる
    各業務に対応付けて、各業務において入力対象若しくは
    出力対象となる伝票/ファイルを設定してなる第1の基
    本定義表を生成し、 前記第1の基本定義表に各業務毎に定義されている伝票
    /ファイルに対応してその処理内容を設定してなる第2
    の基本定義表を生成し、 業務の実行指定に応じて、該業務に対応する伝票/ファ
    イルを前記第1の基本定義表より読み出し、更に、読み
    出された伝票/ファイルに対応する処理内容を前記第2
    の基本定義表より読み出して指定し、 前記指定された第2の基本定義表の処理内容に基づいて
    伝票/ファイルのデータ処理を実行するようにしたデー
    タ処理方法。
  5. 【請求項5】予め指定された指定部門内で取り扱われる
    各業務の流れを表現した流れ図を、関連する伝票/ファ
    イルとともに描画し、 前記描画された流れ図を解析し、各業務に対応する伝票
    /ファイルを対応付けて前記第1の基本定義表を生成す
    るようにした請求項4記載のデータ処理方法。
  6. 【請求項6】予め指定された指定部門内で取り扱われる
    各業務の流れを基に、各業務に関わる伝票を配置してな
    る業務の流れ図を定義し、 前記伝票に対応して、この伝票の各項目名及び更新対象
    のファイル名を設定してなる伝票登録票を定義し、 前記業務の流れ図から各業務において入力対象のデータ
    となる伝票を抽出し、この伝票に対応する前記伝票登録
    票の各項目名と更新対象に該当するファイルの各項目名
    との対応を設定してなる原簿登録票を生成するようにし
    たデータ処理方法。
  7. 【請求項7】前記伝票登録票に定義されている伝票の各
    項目名に対応してその項目データが入力された際に、こ
    の伝票項目名とそれに対応して入力された項目データと
    を1レコードに組み込んだ伝票レコードを生成し、 前記生成された伝票レコードの各項目名と前記原簿登録
    票に定義されている更新対象ファイルの各項目名とを参
    照することにより当該ファイルのレコード構成に対応す
    るレコードを生成し、このレコードに基づいて更新対象
    ファイルに対してレコード更新を行うようにした請求項
    6記載のデータ処理方法。
  8. 【請求項8】予め指定された指定部門内で取り扱われる
    各業務に対応して各業務に関連する伝票名/更新対象の
    ファイル名を設定してなる基本定義表を生成し、 前記基本定義表の伝票名に対応して、この伝票の各項目
    名/更新対象のファイル名を関連する業務に対応付けて
    設定してなる伝票登録票を定義し、 前記基本定義表のファイル名に対応して、前記伝票登録
    票に定義されている伝票の各項目名と当該ファイルの各
    項目名との対応を、関連する業務に対応付けて設定して
    なる原簿登録票を生成するようにしたデータ処理方法。
  9. 【請求項9】前記伝票登録票に定義されている伝票の各
    項目名に対応してその項目データが入力された際に、こ
    の伝票項目名とそれに対応して入力された項目データと
    を1レコードに組み込んだ伝票レコードを生成し、 前記生成された伝票レコードの各項目名と前記原簿登録
    票に定義されている更新対象ファイルの各項目名とを参
    照することにより当該ファイルのレコード構成に対応す
    るレコードを生成し、このレコードに基づいて更新対象
    ファイルに対してレコード更新を行うようにした請求項
    8記載のデータ処理方法。
  10. 【請求項10】予め指定された指定部門内で取り扱われ
    る各業務に対応して入力ファイル/更新先のファイルを
    配置してなる業務の流れ図を定義し、 業務に対応付けて、前記更新対象ファイルの各項目と前
    記入力ファイルの各項目との対応及び更新種を業務に対
    応して設定してなる原簿登録票を定義し、 業務処理の実行指定に応じて、該業務に対応して前記原
    簿登録票で定義された入力ファイルの各レコードを読み
    出し前記更新先ファイルのレコードを生成し、前記更新
    種に従った更新を行うようにしたデータ処理方法。
  11. 【請求項11】予め指定された指定部門内で取り扱われ
    る各業務に対応して、出力する帳表を業務の流れに従っ
    て配置し、 前記帳表を業務に対応付け、抽出対象のファイル名及び
    加工抽出するレコード項目を設定してなる帳表登録票を
    定義し、 業務処理の実行指定に応じて、該業務に対応して前記帳
    表登録票で定義された抽出対象のファイル名で示される
    ファイルからレコードを読み出しレコードの抽出加工を
    行う処理を実行するようにしたデータ処理方法。
  12. 【請求項12】予め指定された指定部門内で取り扱われ
    る各業務の流れをもとに、各業務に関わる伝票を配置し
    てなる業務の流れ図を定義し、 前記業務の流れ図の各業務に定義された伝票と対応し
    て、この伝票の各項目名及び更新先のファイル名を設定
    してなる伝票情報を定義し、 前記更新先のファイルに対応して設けられ、前記定義さ
    れた伝票情報に基づいて、前記伝票の各項目名とファイ
    ルの各項目名との対応を設定してなる原簿情報を定義
    し、 業務処理の実行指定に応じて、該業務に対応して前記伝
    票情報で定義された伝票の各項目名に基づいて、伝票レ
    コードデータを入力し、 前記入力された伝票レコードデータの各項目名を前記原
    簿情報で定義された各項目名とを対応付け、伝票レコー
    ドデータを前記定義された更新先の原簿名で示されるフ
    ァイルへ更新する処理を実行するようにしたデータ処理
    方法。
  13. 【請求項13】予め指定された指定部門に属する部署名
    をその階層構造に分けて配置し、 各部署で取り扱われる伝票に基づいて階層的に分類され
    た業務名を配置し、 前記配置された部署名と業務名との対応関係を表わす対
    応情報を配置し、 指定部門内における各部署と各業務との対応を表わして
    なる業務役割マップ。
  14. 【請求項14】前記対応情報は各業務と各部署における
    業務の流れを表わす情報を含む請求項13記載の業務役
    割マップ。
  15. 【請求項15】予め指定された指定部門の名称を配置す
    ると共にこの指定部門に対して伝票の授受を行う関連部
    門の名称を配置し、 前記配置された各部門の間であって、前記伝票の授受が
    生じる部門の間を結線し、 前記結線の近傍に当該部門間で授受を行う伝票を配置し
    てなり、 指定部門を中心にして部門間の伝票の授受を表わしてな
    る商流物流マップ。
  16. 【請求項16】予め指定された指定部門で取り扱われる
    伝票に基づいて分類された業務であって、指定部門に属
    する各部署毎にその業務名及び伝票を配置し、 前記各部署毎の業務名及び伝票を業務の流れに従って結
    線し、 業務と伝票の流れを中心に指定部門の業務を表わしてな
    る業務フローマップ。
  17. 【請求項17】予め指定された指定部門に属する部署で
    取り扱われる業務を実際の作業にしたがって細分化し、
    細分化された一連の業務を詳細業務としてその名称をそ
    れぞれ配置し、 この各詳細業務名と、この詳細業務において入出力対象
    となる伝票/ファイルを詳細業務の流れに基づいて結線
    し、 指定部門に属する部署で取り扱われる業務毎に、一連の
    詳細業務の流れを表わしてなる業務プロセスマップ。
  18. 【請求項18】予め指定された指定部門内で取り扱われ
    る各業務の業務名、伝票などのオブジェクトを各業務に
    おける伝票の流れに沿って指定部門内、部門外に区分
    し、各業務と伝票を関連付けて配置し、 前記配置された各オブジェクトを各業務における伝票の
    流れに従って結線し、 伝票の流れを元にした業務の流れ図を生成するようにし
    たデータ処理方法。
  19. 【請求項19】前記生成された業務の流れ図を指定部門
    毎にドキュメントとして出力し、 業務の流れ図を生成するようにした請求項18記載のデ
    ータ処理方法。
  20. 【請求項20】予め指定された指定部門内で取り扱われ
    る各業務毎に、関連する伝票/ファイルを各業務の流れ
    に従って配置した流れ図を描画する手段と、 前記描画された流れ図を解析することにより各業務にお
    いて入力対象となる伝票/ファイル及び出力対象となる
    伝票/ファイルを各業務別に対応付け、更に、各伝票/
    ファイルに対応して各伝票/ファイルの処理内容を設定
    してなる基本定義表を生成する手段と、 業務の実行指定に応じて、該業務に対応して前記基本定
    義表に設定されている伝票/ファイルの処理内容に基づ
    いてデータ処理を実行する手段とを備えたデータ処理装
    置。
  21. 【請求項21】予め指定された指定部門内で取り扱われ
    る各業務に対応付けて、各業務において入力対象若しく
    は出力対象となる伝票/ファイルを設定してなる第1の
    基本定義表を生成する手段と、 前記第1の基本定義表に各業務毎に定義されている伝票
    /ファイルに対応してその処理内容を設定してなる第2
    の基本定義表を生成する手段と、 業務の実行指定に応じて、該業務に対応する伝票/ファ
    イルを前記第1の基本定義表より読み出し、更に、読み
    出された伝票/ファイルに対応する処理内容を前記第2
    の基本定義表より読み出して指定する手段と、 前記指定された第2の基本定義表の処理内容に基づいて
    伝票/ファイルのデータ処理を実行する手段とを備えた
    データ処理装置。
  22. 【請求項22】予め指定された指定部門内で取り扱われ
    る各業務の流れをもとに、各業務に関わる伝票を設定し
    てなる業務の流れ図を定義する手段と、 前記伝票と対応して、この伝票の各項目名及び更新対象
    のファイル名を設定してなる伝票登録票を定義する手段
    と、 前記業務の流れ図から各業務において入力対象のデータ
    となる伝票を抽出し、前記伝票に対応する前記伝票登録
    票の各項目名と更新対象に該当するファイルの各項目名
    との対応を設定してなる原簿登録票を生成する手段と、 前記伝票登録票に定義されている伝票の各項目名に対応
    してその項目データが入力された際に、この伝票項目名
    とそれに対応して入力された項目データとを1レコード
    に組み込んだ伝票レコードを生成する手段と、 前記生成された伝票レコードの各項目名と前記原簿登録
    票に定義されている更新対象ファイルの各項目名とを参
    照することにより当該ファイルのレコード構成に対応す
    るレコードを生成し、このレコードに基づいて更新対象
    ファイルに対してレコード更新を行う処理手段とを備え
    たデータ処理装置。
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