JPH09167191A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

Info

Publication number
JPH09167191A
JPH09167191A JP7347165A JP34716595A JPH09167191A JP H09167191 A JPH09167191 A JP H09167191A JP 7347165 A JP7347165 A JP 7347165A JP 34716595 A JP34716595 A JP 34716595A JP H09167191 A JPH09167191 A JP H09167191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
item
record
name
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7347165A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Kiuchi
啓義 木内
Masaaki Fukumura
正明 福村
Kazumi Tsuchide
和海 土手
Shinji Yamaga
紳司 山賀
Masayuki Imada
雅幸 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7347165A priority Critical patent/JPH09167191A/ja
Publication of JPH09167191A publication Critical patent/JPH09167191A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 更新先ファイルのレコード構成を意識するこ
となく任意に、入力した伝票データに基づいて意図した
通りのファイル処理を実行する。 【解決手段】 入力処理装置1側において伝票入力処理
部1−2は伝票登録票の他、それに付随する入力操作テ
ーブル、表示書式テーブル、印刷書式テーブル、条件判
定テーブル、伝票更新テーブルが設定されている場合に
それらを必要に応じて参照し、設定内容に応じた処理を
行う。そして、伝票登録票内の項目名に対応する項目値
を1レコード内に組み込んだ伝票レコードを生成し、フ
ァイル処理装置2に送信する。ファイル処理装置2は原
簿登録票を参照して伝票レコードの中から原簿登録票内
の伝票項目名に対応する項目データを抽出し、更新先フ
ァイルのレコード構成に対応するレコードを生成して更
新先ファイルのレコードを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オフィスコンピュー
タやパーソナルコンピュータあるいはコンピュータ通信
システム等において、入力された伝票データに基づいて
各種の事務処理用ファイルを処理するデータ処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスコンピュータ等のように
事務処理を行うデータ処理装置においては、営業ファイ
ル、会計ファイル、振替ファイル、人事ファイル等、多
種多様のファイルを記憶管理しているが、各データファ
イルを構成するレコード構造は、データファイル毎に異
なっており、同一レコード形態(レコードを構成する各
項目が一致するレコード)毎にまとめて別ファイルとし
て記憶管理している。ところで、営業ファイルは、売上
伝票、仕入伝票等が入力されることによってレコード更
新、つまりレコード集計、レコード追加等が行われる
が、このような更新処理は、予めシステムエンジニア等
の専門家が個々の伝票の入力処理プログラムを設計する
ことにより所定のファイルに対する処理が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来におい
ては、個々の伝票の入力処理やファイル処理に対応させ
た個別の処理プログラムをエンドユーザの業務内容に合
わせてシステム設計しておく必要があるが、実際の業務
は時の経過につれて変化してゆくため、処理プログラム
が現実に適合しなくなり、そのままでは業務内容にマッ
チしたファイル処理を行うことができなくなる場合があ
る。このような場合、従来においては、処理プログラム
の一部を変更することによって対処するようにしている
が、従来の処理プログラムではファイルのレイアウトが
変更された場合(項目の追加、削除等の変更が行われた
場合)、そのファイルを更新する処理プログラムもその
変更に合わせて変更するようにしている。つまり、デー
タファイルに対して伝票入力レコードなどを更新するた
めには、各々の伝票レコードを作成するプログラム側
で、更新先のファイル項目と更新をかける値との対応を
関連づける必要が有り、伝票レコードの入力処理で更新
先のファイルレイアウトまで考慮しなければならなかっ
た。その変更は極めて専門的で、プログラミング等の知
識を必要とするため、システムエンジニアにその変更を
依頼しなければならないのが現状であった。同様のこと
は、処理プログラムの一部変更のみならず、新規にプロ
グラムを設計する場合も生じていた。しかも、エンドユ
ーザである一般の業務担当者は、日常使っている伝票名
やその伝票項目名あるいは自己の業務体系等は熟知して
いるものの、オフィスコンピュータ等のデータ処理装置
に現在、どの様なデータファイルが記憶管理され、しか
も各データファイルのレコードはどの様に構成され、ど
のファイルのレコードにどの様な項目が存在しているか
は、日常的な業務の遂行によっても正確に把握すること
ができないのが現状であった。
【0004】この発明の課題は、ファイル処理プログラ
ムの設計をプログラミング等の専門的知識を有するシス
テムエンジニア等に依頼しなくても、日常使っている伝
票やファイルとしてどのような項目を必要とするかを理
解している一般の業務担当者であれば、自己の業務内容
に合うように、更新先ファイルのレコード構成を意識す
ることなく任意に入力した伝票データに基づいて意図し
た通りのファイル処理を実行できるようにすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1記
載の発明)の手段は次の通りである。 (1)、伝票登録票記憶手段は入力対象となる伝票の伝
票名とこの伝票の項目名および当該伝票に対応して更新
先ファイルのファイル名を任意に設定した伝票登録票を
記憶する。 (2)、入力操作テーブル記憶手段は前記伝票登録票に
設定されている項目名に対応して入力される項目データ
のチェックタイミングを示す情報を任意に設定した入力
操作テーブルを記憶する。 (3)、入力チェック手段はこの入力操作テーブルに設
定されているチェックタイミングの情報を参照し、各項
目データが入力される毎に若しくは全項目データの入力
完了後に各項目データをチェックする。 (4)、レコード作成手段はこの入力チェック手段によ
って正規のデータであることが判定された各項目データ
に基づいて、前記更新先ファイル名で示されるファイル
のレコード構成に対応付けたレコードを作成する。 (5)、ファイル更新手段はこのレコード作成手段によ
って作成されたレコードに基づいて、前記更新先ファイ
ル名で示されるファイルに対してレコード更新を行う。
いま、一般の業務担当者等によって伝票登録票および入
力操作テーブルが任意に設定されているものとする。こ
の状態において、伝票入力時に、入力チェック手段はこ
の入力操作テーブルに設定されているチェックタイミン
グの情報を参照し、各項目データが入力される毎に若し
くは全項目データの入力完了後に各項目データをチェッ
クする。これによって正規のデータであることが判定さ
れた各項目データに基づいてレコードが作成されるが、
その際、レコード作成手段は伝票登録票に設定されてい
る更新先ファイル名で示されるファイルのレコード構成
に対応付けたレコードを作成する。すると、ファイル更
新手段はこのレコードに基づいて当該ファイルのレコー
ドを更新する。
【0006】第2の発明(請求項2記載の発明)の手段
は次の通りである。 (1)、伝票登録票記憶手段は入力対象となる伝票の伝
票名とこの伝票の項目名および当該伝票に対応して更新
先ファイルのファイル名を任意に設定した伝票登録票を
記憶する。 (2)、条件判定テーブル記憶手段は前記伝票登録票に
設定されている項目名に対応して、この項目データを他
の項目のデータ内容に応じて求める定義式を任意に設定
した条件判定テーブルを記憶する。 (3)、項目データを求める手段は前記他の項目のデー
タ内容を判定し、この判定結果に対応して前記条件判定
テーブルに設定されている定義式に基づいて該当する項
目データを求める。 (4)、レコード作成手段は入力された項目データおよ
び前記求められた項目データに基づいて、前記更新先フ
ァイル名で示されるファイルのレコード構成に対応付け
たレコードを作成する。 (5)、ファイル更新手段はこのレコード作成手段によ
って作成されたレコードに基づいて、前記更新先ファイ
ル名で示されるファイルに対してレコード更新を行う。
【0007】第3の発明(請求項3記載の発明)の手段
は次の通りである。 (1)、伝票登録票記憶手段は入力対象となる伝票の伝
票名とこの伝票の項目名および当該伝票に対応して更新
先ファイルのファイル名を任意に設定した伝票登録票を
記憶する。 (2)、伝票更新テーブル記憶手段は前記伝票登録票に
設定されている項目名に対応して、その項目データの内
容を条件として更新される更新先のファイル名を任意に
設定した伝票更新テーブルを記憶する。 (3)、レコード作成手段は入力された各項目データに
基づいて、前記更新先ファイル名で示されるファイルの
レコード構成に対応付けたレコードを作成する。 (4)、ファイル更新手段はこのレコード作成手段によ
って作成されたレコードに基づいて、前記伝票登録票に
設定されている更新先ファイル名のうち前記伝票更新テ
ーブルに設定されている更新先ファイル名を除くファイ
ル名で示されるファイルに対してレコード更新を行う他
に、前記伝票更新テーブルに設定されている項目名に対
応して入力された項目データが前記伝票更新テーブルに
設定されている条件に該当する場合に、前記伝票更新テ
ーブルに設定されている更新先ファイル名で示されるフ
ァイルに対してもレコード更新を行う。
【0008】第4の発明(請求項4記載の発明)の手段
は次の通りである。 (1)、伝票登録票記憶手段は入力対象となる伝票の伝
票名とこの伝票の項目名および当該伝票に対応して更新
先ファイルのファイル名を任意に設定した伝票登録票を
記憶する。 (2)、表示書式テーブル記憶手段は前記伝票登録票に
設定されている項目名に対応して、表示対象項目若しく
は非表示対象項目を任意に設定した表示書式テーブルを
記憶する。 (3)、表示手段は伝票入力画面を生成する際に、前記
表示書式テーブルの設定内容を参照し、表示対象項目の
項目名を表示出力する。 (4)、レコード生成手段は前記伝票入力画面に表示さ
れている各項目名に対応する項目データに基づいて、前
記更新先ファイル名で示されるファイルのレコード構成
に対応付けたレコードを生成する。 (5)、ファイル更新手段はこのレコード作成手段によ
って作成されたレコードに基づいて、前記更新先ファイ
ル名で示されるファイルに対してレコード更新を行う。
【0009】第5の発明(請求項5記載の発明)の手段
は次の通りである。 (1)、伝票登録票記憶手段は入力対象となる伝票の伝
票名とこの伝票の項目名および当該伝票に対応して更新
先ファイルのファイル名を任意に設定した伝票登録票を
記憶する。 (2)、表示書式テーブル記憶手段は前記伝票登録票に
設定されている項目名に対応して、表示画面上における
各項目の表示位置を任意に設定した表示書式テーブルを
記憶する。 (3)、表示手段は伝票入力画面を生成する際に、前記
表示書式テーブルに設定されている表示位置に各項目名
を表示する。 (4)、印刷書式テーブル記憶手段は前記表示書式テー
ブルを複写すると共に任意に編集することによって得ら
れたテーブルを印刷書式テーブルとして記憶する。 (5)、伝票印刷手段は前記印刷書式テーブルの内容に
したがって伝票印刷を行う。 (6)、レコード生成手段は前記伝票入力画面に表示さ
れている各項目名に対応する項目データに基づいて、前
記更新先ファイル名で示されるファイルのレコード構成
に対応付けたレコードを生成する。 (7)、ファイル更新手段はこのレコード作成手段によ
って作成されたレコードに基づいて、前記更新先ファイ
ル名で示されるファイルに対してレコード更新を行う。
【0010】したがって、ファイル処理プログラムの設
計をプログラミング等の専門的知識を有するシステムエ
ンジニア等に依頼しなくても、日常使っている伝票やフ
ァイルとしてどのような項目を必要とするかを理解して
いる一般の業務担当者であれば、自己の業務内容に合う
ように、更新先ファイルのレコード構成を意識すること
なく任意に入力した伝票データに基づいて意図した通り
のファイル処理を実行することができる。更に、一般の
業務担当者が例えば、システム設計時に予め伝票登録票
の他に、これに付随する入力操作テーブル、条件判定テ
ーブル、伝票更新テーブル、表示書式テーブル、印刷書
式テーブルを任意に設定しておくことにより、この各種
テーブルの設定内容に基づいても意図した通りの処理を
実行することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図22を参照してこ
の発明の一実施形態を説明する。図1はローカルエリア
ネットワークシステムを示している。つまりクライアン
トマシン(ターミナル装置)としての入力処理装置1
と、サーバマシン(ホストコンピュータ)としてのファ
イル処理装置2とが構内専用回線を介して接続されてお
り、入力処理装置1とファイル処理装置2との間でデー
タ通信を行う通信システムを示している。ここで、入力
処理装置1は入力された伝票データを入力処理して伝票
レコードを生成し、ファイル処理装置2に送信する。フ
ァイル処理装置2はこの伝票レコードに基づいてデータ
ファイルのレコードを更新するファイル更新処理を行
う。ここで、システム設計時に、入力処理装置1側ある
いはファイル処理装置2側において、後述する「伝票登
録票」が一般の業務担当者等によって予め任意に設定さ
れており、この伝票登録票の記述内容にしたがって入力
処理装置1側では伝票データを入力処理して伝票レコー
ドを生成する。また、ファイル処理装置2側においては
後述する「原簿登録票」が一般の業務担当者等によって
任意に設定されており、この原簿登録票の記述内容を参
照し、ファイル処理装置2側では、入力処理装置1から
伝送されて来た伝票レコードに基づいてデータファイル
のレコードを更新するファイル更新処理を行う。なお、
この通信システムには複数台の入力処理装置1が設けら
れており、各入力処理装置1はそれぞれ構内専用回線を
介してファイル処理装置2に接続されている。
【0012】伝票登録票は各種伝票毎に設定されるもの
で、後で詳述するが、伝票名とこの伝票の各項目名とを
定義すると共に、当該伝票に対応して更新先ファイルの
ファイル名等を定義する登録票である。そして、システ
ム設計時にこの伝票登録票には、必要に応じて一般の業
務担当者等が任意に設定した各種テーブルが対応付けら
れている。図2(A)はこの様子を示したもので、例え
ば、売上伝票に対応してその伝票登録票が設定されると
共に、必要に応じて後述する「入力操作テーブル」、
「表示書式テーブル」、「条件判定テーブル」、「伝票
更新テーブル」、「印刷書式テーブル」が設定される。
なお、その他の伝票、例えば、発注伝票等についても各
伝票登録票の他に、各伝票登録票に対応付けて各種テー
ブルが設定される。
【0013】入力処理装置1側で伝票登録票を作成する
場合において、入力部1−1から伝票登録票の作成が指
示されると、伝票入力処理部1−2はこの指示にしたが
って伝票登録票の票フォームを表示部1−3に出力させ
る。この票フォームは図3に示すように、票枠やセル枠
を構成する罫線および見出し(伝票名称、更新先、連
番、項目名、階層、型、文字数、テーブル名、定義、初
期設定)から成り、この票フォームが表示画面上に出力
されている状態において、入力部1−1から任意の記入
欄を指定しながら所定事項を入力してゆくと、登録票/
テーブル入力処理部1−4は入力作成された伝票登録票
を登録票/テーブルワークメモリ1−5にセットする。
同様に、入力操作テーブル、表示書式テーブル、条件判
定テーブル等のテーブル作成が指示されると、登録票/
テーブル入力処理部1−4は入力作成された各種テーブ
ルを登録票/テーブルワークメモリ1−5にセットす
る。このようにして作成された伝票登録票や各種テーブ
ルは送/受信部1−8を介してファイル処理装置2側へ
送られ、登録票/テーブル格納メモリ2−10に格納さ
れ、図2(A)に示すディレクトリーに記憶管理され
る。なお、伝票登録票やそれに付随する各種テーブルを
ファイル処理装置2側で作成するようにしてもよい。
【0014】図3は伝票登録票を例示したもので、売上
伝票の伝票登録票を示している。この伝票登録票は図4
に示す実際の売上伝票に対応して設定されたもので、こ
の売上伝票はヘディング領域、アイテム領域、テイラー
領域に区分されている。このような売上伝票に対応する
伝票登録票を設定する場合には、入力対象となる伝票の
伝票名称として「売上伝票」を入力すると共に、この伝
票の各項目名を順次入力してゆく。この場合、売上伝票
のヘディング領域、アイテム領域、テイラー領域を構成
する各項目の項目名「伝票No……担当者名、行番号……
摘要、合計数量、合計金額」を連番「01」〜「18」
に対応する行項目位置に入力してゆく。そして、伝票項
目名に対応してその「階層」、「型」、「文字数」、
「テーブル名」、「定義」、「初期設定」の記入欄に、
所定事項を順次入力してゆく。
【0015】ここで、「階層」の欄は伝票上のヘディン
グ領域、アイテム領域、テイラー領域のうちどの領域に
含まれている項目かを示すもので、「階層」の記入欄が
空欄の場合には伝票上のヘディング領域、「I」が記入
されている場合には伝票上のアイテム領域、「T」が記
入されている場合には伝票上のテイラー領域に含まれて
いる項目であることを示している。また、「型」の欄は
対応する項目の項目属性を示し、例えば「N」は数値デ
ータであることを示している。また、「文字数」の欄は
対応する項目の項目桁数を示している。なお、「型」、
「文字数」は伝票データ入力時に、入力データが
「型」、「文字数」の記述内容にしたがったデータかを
チェックするために用いられる入力チェック用の記入欄
である。「テーブル名」の欄は対応する項目のデータを
生成する際に参照すべき索引テーブルのテーブル名を示
し、例えば、「事業所TB」の記述は、テーブル名「事
業所TB」で示される索引テーブルを参照することによ
ってコード/キャラクタ変換してその項目データを生成
すべきことを示している。
【0016】「定義」の欄は必要に応じて索引テーブル
等を参照しながら対応する項目データを生成させるため
の生成条件が記入されるもので、例えば、連番「0
3」、「05」、「07」に対応する定義の記入欄に
は、「§」が設定されているが、これは組織コードや得
意先コード等が事業所、取引先等の索引テーブルに設定
されているかをチェックすべきことを示している。また
「#テーブル(組織コード、名称)」は前行の項目名
(組織コード)の項目データをキーとして索引テーブル
を参照することにより当該テーブルから名称を読み出
し、この名称を組織名として生成すべきことを示してい
る。また、連番「09」に対応する定義欄の「#行識
別」は、図4に示すアイテム領域の行番号(連番)を自
動生成すべきことを示している。更に連番「12」、
「13」に対応する定義の記入欄には「1〜」が入力さ
れているが、これは数量や単価は「1」以上の数値であ
ることを示している。また、連番「14」に対応する定
義欄の「””|”1”:非対象品,対象品」は、その項
目名「消費税区」の項目データとして“1”が入力され
た場合には消費税対象品、何も入力されなければ非対象
品であることを示している。なお、非対象品、対象品は
コメント文である。更に、連番「15」に対応する定義
欄の「$金額計算」は条件判定テーブルに設定されてい
る定義式に基づいて金額計算を行って当該項目データを
求めることを示している。なお、「#」に続く文字列は
条件判定テーブル名を示している。また連番「17」、
「18」に対応する定義の記入欄において、「#累計
(数量)」、「#累計(金額)」は数量または金額の合
計額を求めて合計数量、合計金額とすべきことを示して
いる。
【0017】「初期設定」の欄は上述の「定義」の欄と
同様に項目データの生成を設定するもので、例えば、
「#日時」は計時機能によって得られた現在の計時情報
を発行日とすべきことを示している。また、連番「0
3」、「07」に対応する数値列は、その項目データを
入力する前に初期設定値としてその項目位置に表示され
るデータである。また伝票登録票には伝票名称「売上伝
票」に対応してその更新先ファイルを示すファイル名と
して「振替明細」、「営業明細」、「大口管理」が設定
されている。つまり、入力対象となる伝票の伝票名と、
その更新先である振替明細ファイル、営業明細ファイ
ル、大口管理ファイルのファイル名が伝票登録票に対応
付けて設定されている。
【0018】次に、入力操作テーブルを図5を参照して
説明する。この入力操作テーブルは伝票データ入力時に
おけるデータのチェックタイミングや入力方法等を定義
するもので、全体制御を定義する部分と、項目別に定義
する部分とに分けられている。全体制御を定義する部分
にはその制御対象名として「チェックタイミング」と
「改行キー省略」が設定されており、この制御対象名
「チェックタイミング」に対応する定義欄には、「項
目」若しくは「伝票」が設定される。
【0019】この定義欄に「項目」が設定されている場
合には、伝票データの入力時に、項目単位毎に入力デー
タをチェックすべきことを示し、「伝票」が設定されて
いる場合には、1伝票分の全項目の入力が完了した時点
に各項目データを一括してチェックすべきことを示して
いる。この入力チェックは伝票登録票に設定されている
「型」、「文字数」等を参照し、設定通りに項目データ
が入力されたか否かを判定する。ここで、定義欄に「項
目」が設定されている場合において、一つの項目のデー
タが入力される毎にチェックを行ない、正当値であれ
ば、次の入力項目位置へカーソルを移動させ、不正値の
場合には、入力された項目への再入力待ちになり、かつ
カーソルも現項目位置のままとなる。また、定義欄に
「伝票」が設定されている場合において、全項目のデー
タをチェックした結果、正当値の場合には伝票印刷が可
能となり、不正当の場合にはその旨をメッセージ表示し
たのち再入力待ちとなる。なお、全項目入力完了後のチ
ェックとしては、1伝票分の入力完了時に限らず、例え
ば伝票のヘディング領域やアイテム領域等のようにブロ
ック単位の入力完了時であってもよい。
【0020】また、全体制御の対象名である「改行キー
の省略」に対応する定義欄には、「する」若しくは「し
ない」が設定される。この定義欄の「する」、「しな
い」に応じて改行時における手動改行、自動改行が決定
される。ここで、手動改行とは、改行キーの操作を前提
として改行処理を行うことを意味しているが、自動改行
とは入力項目数が伝票登録票に設定されている設定項目
数(ヘディング領域、アイテム領域、テイラー領域に対
応する項目数)に達した時点で次の行の先頭項目位置に
カーソルを移動させることを意味している。なお、全体
制御を定義する部分には図5で示した具体例に限らず、
必要に応じてその他の入力制御を定義することができ
る。
【0021】入力操作テーブルの項目別定義部分は、伝
票登録票に設定されている各項目名のうち、任意に指定
した項目名に対応付けてその項目データの入力方法等を
定義するもので、図5に示す例においては、3種類の項
目名「得意先コード」、「担当者コード」、「製品コー
ド」が設定され、また「得意先コード」に対応する入力
方法記入欄には「#選択、取引先名」が設定されてい
る。ここで、「#選択」はサブウインドウを開いてウイ
ンドウ内容から所望する必要データを選択して入力デー
タとする入力方法を定義するもので、これに続く文字列
「取引先名」は参照項目名を示している。すなわち、こ
の参照項目名は伝票登録票の「テーブル名」によって指
定される索引テーブルのうち参照すべき項目名を指定す
るもので、この索引テーブルから参照項目名が読み出さ
れてウインドウ表示される。なお、「#選択、参照項目
名」の記述は、伝票登録票のテーブル名の欄に記述があ
る場合の指定方法であるが、その他の記述の仕方によっ
てもサブウインドウを開く入力方法を指定することがで
きる。また、入力方法記入欄が「空欄」のときには特別
な入力方法が指定されていないことを示している。
【0022】また、各項目名に対応するエラーメッセー
ジ記入欄は、伝票登録票の設定内容にその項目データが
一致せず、入力値エラーが発生した場合に出力される文
字列が設定されるもので、標準的なメッセージに代わ
り、この記入欄に設定されているメッセージが出力され
る。更に、値継承記入欄は、1伝票分の入力終了後に、
次の伝票入力画面に切り替えられた際に、前回の伝票デ
ータをそのまま継承して表示出力させることを定義する
もので、値継承の記入欄をその列方向に複数設定するこ
とが可能であるが、図5の例では1つの記入欄を設定し
た場合を示している。ここで、項目名「得意先コード」
に対応する位置に○印が記入されており、この○印が記
入された項目のみが値継承の対象項目となり、前回の伝
票入力時に入力された該当項目のデータはクリアされ
ず、そのまま今回の伝票の入力データとして保持され
る。
【0023】次に、条件判定テーブルを図6を参照して
説明する。この条件判定テーブルは伝票登録票に設定さ
れている任意の項目名(例えば、「金額」)に対応し
て、この項目データを他の項目(例えば、「消費税
区」)の内容に応じて求めるための定義式が設定される
もので、図6の例は条件判定テーブル名が「金額計算」
の場合を示している。すなわち、伝票登録票に設定され
ている項目名「金額」について、その項目データを求め
るための条件項目として項目名「消費税区」が設定され
ており、また、この「消費税区」の内容が条件値
「“1”」若しくは「#その他」として設定され、かつ
条件値に対応付けて定義式が設定されている。ここで、
条件値「“1”」に対応する定義式として「数量×単価
×1.03」が設定され、これによって消費税を含めた
金額が求められる。また「#その他」に対応する定義式
としては消費税を含めない計算式「数量×単価」が設定
されている。なお、条件値およびそれに対応する定義式
としては3種類以上設定してもよく、また、条件値とし
ては定数や項目名、演算式(+、−、×、/)やワイル
ドカード(*)、範囲(〜)、否定(!)等を使用する
ようにしてもよい。更に、定義式は計算式に限らず、論
理式等であってもよく、任意に設定することができる。
【0024】次に、伝票更新テーブルを図7を参照して
説明する。この伝票更新テーブルは伝票登録票に設定さ
れている項目名に対応して、その項目データの内容を条
件として更新される更新先のファイル名が設定されるも
ので、図7の例では項目名として「合計金額」を例に挙
げた場合を示している。すなわち、伝票項目名「合計金
額」の値が1000000円以上であることを更新条件
とし、伝票登録票に設定されている各種の更新先ファイ
ル名のうち、この伝票更新テーブルに設定されているフ
ァイル名「大口管理」については、更新条件が成立した
場合に限り、大口管理ファイルに対してレコード更新を
行うべきことを示している。したがって、伝票登録票に
設定されている更新先のファイル名のうち、「振替明
細」、「営業明細」のファイルについては無条件に更新
対象となるが、「大口管理」のファイルについては一定
の条件下で更新対象となる。なお、更新条件としては定
数や項目名、演算子、ワイルドカード(*)、否定
(!)、範囲(〜)等を使用することもできる。
【0025】図8は表示書式テーブルを示し、この表示
書式テーブルは伝票入力画面のフォームデータの他に、
非表示項目名が設定される。フォームデータは伝票登録
票に設定されている項目名に対応して、表示画面上にお
ける各項目の表示位置やセル枠等を定義する。また、非
表示項目は伝票登録票に設定されている各項目名のう
ち、表示させない項目名で、任意に設定されたものであ
る。印刷書式テーブルはこの表示書式テーブルを複写す
ると共に印刷形式に合わせて編集されたもので、基本的
には表示書式テーブルと同様のテーブル内容となる。こ
の印刷書式テーブルを参照して伝票印刷が行われる。
【0026】このような伝票登録票および入力操作テー
ブル、表示書式テーブル、条件判定テーブル、伝票更新
テーブル、印刷書式テーブルが登録票/テーブルワーク
メモリ1−5にセットされている状態において、伝票入
力処理部1−2は入力部1−1から伝票データの入力が
指示されると、登録票/テーブルワークメモリ1−5か
ら伝票登録票や各種テーブルを読み出してその解析を行
い、その解析結果と入力データ格納メモリ1−6にセッ
トされている項目データとに基づいて1伝票毎に伝票レ
コードを生成して伝票レコードメモリ1−7に書き込
む。この場合、伝票登録票の定義記入欄等の記述内容に
したがって項目データを生成すべきことを示す生成項目
である場合には、索引テーブルを参照したり、所定の計
算を行って項目データを生成し、入力データ格納メモリ
1−6に書き込むが、生成項目ではない入力項目につい
ては入力部1−1から入力された項目データをそのまま
入力データ格納メモリ1−6に書き込む。そして、伝票
登録票に設定されている伝票項目名とそれに対応する入
力データ格納メモリ1−6内の項目データとを組み合せ
て伝票レコードメモリ1−7内の対応項目位置にセット
する。
【0027】また、伝票入力処理部1−2は入力操作テ
ーブル、表示書式テーブル、条件判定テーブル等の各種
テーブルを参照し、そのテーブル内容に応じた処理を行
う。すなわち、表示書式テーブルの内容に基づいて伝票
入力画面を表示部1−3に表示出力させ、入力操作テー
ブルを参照して入力チェックやサブウインドウをオープ
ンさせたり、または、条件判定テーブルを参照して必要
項目のデータを求めて入力データ格納メモリ1−6に書
き込む。更に、印刷書式テーブルに基づいて伝票レコー
ドメモリ1−7の内容を印字部1−9から印刷出力させ
る。伝票レコードメモリ1−7は1伝票毎に生成された
伝票レコードを記憶するもので、伝票入力処理部1−2
はこの伝票レコードメモリ1−7から伝票レコードを取
り込んで送/受信部1−8に与え、ファイル処理装置2
へ送信する。その際、伝票入力処理部1−2はファイル
処理装置2に対してファイル処理の起動命令を与える。
【0028】なお、システム設計時において、業務担当
者等が伝票登録票やそれに付随する各種テーブルを入力
処理装置1側で入力作成した場合、登録票/テーブルワ
ークメモリ1−5の内容はファイル処理装置2側に送信
されて登録保存される。また、入力処理装置1側におけ
る伝票データ入力時に、その伝票名称を入力すると、そ
の伝票に対応する伝票登録票およびそれに付随する各種
テーブルがファイル処理装置2から転送され、登録票/
テーブルワークメモリ1−5にセットされる。
【0029】図9、図10はファイル処理装置2側に設
定されている原簿登録票を例示したもので、図9は振替
明細ファイルに対応して設定された原簿登録票を示し、
図10は営業明細ファイルに対応して設定された原簿登
録票を示している。この原簿登録票の基本構成はデータ
ファイルのレコード構成に対応してその各項目名と、こ
のデータファイルのレコードを更新する際の処理対象と
なる1または2以上の伝票の各項目名とを対応付ける対
応票であり、その表枠やセル枠を構成する罫線および見
出し(例えば、原簿名称、項目名、属性、……入力原簿
名称、業務名……)はこの票フォームに含まれているも
ので、この票フォームが表示画面上に出力されている状
態において、入力部2−1から任意の項目位置を指定し
ながらデータを順次入力してゆくと、登録票/テーブル
入力処理部2−2は入力作成された原簿登録票を原簿登
録票格納メモリ2−3に登録する。この原簿登録票格納
メモリ2−3は図2(B)に示すように、各種のデータ
ファイルに対応する原簿登録票を記憶する構成となって
いる。
【0030】すなわち、図9の原簿登録票において、こ
の票フォームが表示部2−4に表示されている状態にお
いて、その見出し「原簿名称」に対応して振替明細ファ
イルのファイル名「振替明細」を入力し、この振替明細
ファイルのレコード構成に対応して各項目名(取引年月
度、伝票識別、伝票no、取引年月日、発行事業所cd
……)を1項目づつ入力してゆく。なお、図中「cd」
はコードを示し、また「伝票no」はシークシェンシャ
ルの伝票番号を示している。そして、各項目名に対応付
けて「属性」、「桁数」、「テーブル名」、「定義」の
欄に所定事項を1項目づつ入力してゆく。ここで、「属
性」とは対応する項目の項目属性を示し、例えば「R」
は右寄せ、「N」は数値を設定する。また「桁数」は対
応する項目の項目桁数を示し、「テーブル名」は対応す
る項目のデータを生成する際に参照すべき索引テーブル
のテーブル名を示し、例えば項目名「借方勘定cd」は
対応するテーブル名「勘定td」で示される索引テーブ
ルを参照することによってコード/キャラクタ変換して
その項目データを生成すべきことを示している。また、
「定義」の欄は必要に応じて索引テーブル等を参照しな
がら対応する項目のデータを生成させるための生成条件
が記述されるもので、例えば、「登録年月日」に対応す
る定義「#当日」は、ファイルを登録した現在日付を登
録年月日とすべきことを示している。なお、「属性」、
「桁数」、「テーブル名」、「定義」の記述内容は、こ
の振替明細ファイルを帳票として出力させる際に参照さ
れるもので、そのうち「定義」の欄は後述する伝票項目
の生成時にも参照される。
【0031】一方、図9に示す原簿登録票において見出
し「入力原簿名称」に対応して各種伝票の伝票名「売上
伝票」、「受取手形伝票」を入力する。この伝票は、振
替明細ファイルのレコードを更新する際に処理対象とな
る伝票で、同じ伝票名を持つ複数の伝票が存在する場合
にはそれらを区別するために見出し「業務名」に対応し
て下位概念的な伝票名を伝票毎に入力する。すなわち、
「業務名」は下位概念的な伝票名を定義する欄で、「入
力原簿名称」と同様の名称を入力してもよい。また、
「機能名」は処理対象が伝票か、ファイルであれば特殊
処理(例えば仕訳処理)を必要とするかを定義するもの
で、処理対象が伝票であれば、「機能名」の欄に「伝
票」を入力し、特殊処理を必要とするものであれば「機
能名」の欄に「仕訳」を入力する。また、「更新種」は
振替明細ファイルのレコードを更新する際の更新種を示
し、例えば、レコード集計、レコード追加、レコード追
加集計等の中から任意の更新種を伝票毎に入力する。な
お、図示の例では更新種としてそれぞれレコード追加を
定義する「追加」を入力した場合である。
【0032】また、伝票を構成する各伝票項目名をデー
タファイルのレコード項目名に対応付けて1項目づつ入
力する。すなわち、売上伝票の各項目名「#分割(年月
日、1、6)、“62”、伝票no、……」を振替明細
ファイルのレコード項目名に対応付けて入力する。同様
に、受取手形伝票に対応してその項目名「#分割(年月
日、1、6)、“63”、伝票no、……」を振替明細
ファイルのレコード項目名に対応付けて入力する。な
お、伝票項目名「#分割(年月日、1、6)」は8桁構
成の年月日データのうちその上位1桁目から6桁目まで
の年および月のデータを分割抽出すべきことを示してい
る。また、伝票項目名“62”は固定値(伝票識別)を
示している。また、“1130”は売掛金コード、“8
110”は売上勘定コードを示している。更に、「#結
合(伝票No、行番号)」は伝票Noと行番号とを結合して
項目データを生成すべきことを示している。また、伝票
項目名の欄においてそれが空欄で、かつ対応する項目位
置の「定義」の欄にレコード生成条件が記述されている
場合、つまり、伝票項目としては存在しないがデータフ
ァイルのレコード項目として存在する項目であり、特に
その項目データを生成する必要がある場合には、「定
義」の記述内容にしたがって伝票項目のデータを生成す
べきことを示している。
【0033】また、原簿登録票の連番「23」以下の内
容は振替明細ファイルの内容を帳票出力する際に必要と
される項目で、図中横方向の二重線を境に、振替明細フ
ァイルのレコード構成と区別されており、「項目名」、
「属性」、「テーブル名」、「定義」の欄に必要事項を
入力する。なお、「定義」の欄において「#索引(発行
事業所cd、事業所名)」の記述は、原簿登録票内の項
目名「発行事業所コード」によって発行事業所テーブル
を検索し、このテーブルから事業所名を読み出して発行
事業所名を生成すべきことを示している。
【0034】次に、営業明細ファイルに対応する原簿登
録票において、図10に示すようにこの原簿登録票も図
9で示した原簿登録票と同様にその基本構造はデータフ
ァイルのレコード項目名と、伝票項目名とを対応付ける
対応票である。この場合、データファイルとして営業明
細ファイル、伝票として売上伝票を対象としており、売
上伝票の伝票レコードに基づいて営業明細ファイルのレ
コードを更新すべきことを設定している。
【0035】ファイル処理装置2側において、入力処理
装置1から伝票レコードが送信されて来た際に、この伝
票レコードを送/受信部2−6が受信すると、ファイル
処理部2−5は伝票レコード内に更新対象として指定さ
れている更新先ファイルに対応する原簿登録票を原簿登
録票格納メモリ2−3から読み出す。そして、伝票レコ
ードの中からこの原簿登録票に設定されている伝票項目
名に対応する項目データをそれぞれ抽出し、抽出した項
目データをこの伝票項目名の並び順に並べ替えることに
より更新先ファイルのレコード構成に対応するレコード
を生成し、レコードメモリ2−7に書き込む。この際、
原簿登録票の定義欄に所定事項が記入されている項目の
場合、その定義の記述内容にしたがって必要項目のデー
タを生成してレコードメモリ2−7内の対応項目位置に
セットする。そして、ファイル処理部2−5は原簿登録
票に設定されている「更新種」をチェックし、この更新
種の記述内容にしたがって更新先ファイルのレコードを
更新する。ここで、伝票レコード内に更新先ファイル名
として「振替明細」、「営業明細」がセットされている
場合には、振替明細ファイル2−8、営業明細ファイル
2−9に対して更新処理が行われるが、更に更新先ファ
イル名として「大口管理」もセットされている場合に
は、大口管理ファイルに対しても更新処理が行われる。
なお、索引テーブル格納メモリ2−11は図2(C)に
示すように事業所テーブル、取引先テーブル等の各種索
引テーブルを記憶する。
【0036】なお、本発明のデータ処理装置における伝
票入力処理部1−2の動作は、図11乃至図16のフロ
ーチャートに示す通りであり、このフローチャートに示
す動作を実行するプログラムは伝票入力処理部1−2内
の半導体メモリ等の記憶媒体にプログラムコードの形態
で記憶されており、伝票入力処理部1−2内のCPUに
よって読み出されて図11乃至図16のフローチャート
に示す機能を実行するものである。同様に、ファイル処
理部2−5の動作は、図17のフローチャートに示す通
りであり、このフローチャートに示す動作を実行するプ
ログラムはファイル処理部2−5内の半導体メモリ等の
記憶媒体にプログラムコードの形態で記憶されており、
ファイル処理部2−5内のCPUによって読み出されて
図17のフローチャートに示す機能を実行するものであ
る。更に、原簿登録票、伝票登録票、入力操作テーブ
ル、表示書式テーブル、条件判定テーブル、伝票更新テ
ーブル、印刷書式テーブル、各種索引テーブルが原簿登
録票格納メモリ2−3、登録票/テーブル格納メモリ2
−10、索引テーブル格納メモリ2−11に記憶されて
いるが、各メモリは半導体メモリ等の記憶媒体で構成さ
れ、伝票入力処理部1−2若しくはファイル処理部2−
5で読み取り可能なコードの形態で記憶されている。こ
こで、前記記憶媒体は半導体メモリの他に、磁気的、光
学的記憶媒体で構成してもよい。更に、この記憶媒体は
入力処理装置1若しくはファイル処理装置2に固定的に
設けてもよく、着脱自在に装着するものであってもよ
い。また、前記記憶媒体に記憶するプログラム、データ
等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信
して記憶する構成にしてもよく、更に、通信回線等を介
して接続された他の機器側に前記記憶媒体を備え、この
記憶媒体に記憶されているプログラム、データを通信回
線を介して使用する構成にしてもよい。
【0037】次に、データ処理装置の動作を図11〜図
17に示すフローチャートにしたがって説明する。図1
1は入力処理装置1の伝票入力処理部1−2における伝
票入力時の動作を示したフローチャートであり、先ず、
伝票初期画面表示を行う(ステップA1)。この初期画
面表示は図12に示すフローチャートにしたがって実行
される。すなわち、伝票入力処理部1−2は入力部1−
1から入力対象の伝票名称が入力されると(ステップB
1)、この伝票名称をファイル処理装置2側に送信し、
これに応答してファイル処理装置2から送信されて来た
伝票登録票およびそれに付随する各種テーブルを受信
し、登録票/テーブルワークメモリ1−5にセットして
おく(ステップB2)。次に、指定伝票名に対応する表
示書式テーブルをアクセスし、その票フォームのタイト
ル領域に伝票名称を表示出力させる(ステップB3)。
図18は表示書式に基づく売上伝票の表示画面を示し、
先ず、伝票名称として「売上伝票」が表示される。
【0038】次に、ヘディング領域の基準位置(先頭項
目位置)を指定したのち(ステップB4)、伝票登録票
から項目名をその連番にしたがって読み出し(ステップ
B5)、この項目名が表示書式テーブル内に非表示項目
として設定されていないことを条件に(ステップB
6)、当該位置へ1項目分のセル枠と共にその項目名を
表示出力させる(ステップB7)。そして、伝票登録票
の「階層」の設定内容を参照し、次の項目もヘディング
領域の項目か、つまり、ヘディング項目の終了かをチェ
ックし(ステップB8)、終了でなければ、表示座標位
置を1項目分更新し(ステップB9)、その項目名を読
み出す(ステップB5)。以下、同様の動作はヘディン
グ項目の終了が検出されるまで1項目毎に繰り返され
る。
【0039】次にアイテム領域の表示処理に移るが、基
本的には上述したヘディング領域の表示処理と同様であ
る。すなわち、ステップB10〜B15は上述のステッ
プB5〜B9に対応する処理であり、表示書式テーブル
に非表示項目として設定されていないことを条件に、1
項目毎にセル枠と項目名とを表示出力させる。更に、テ
イラー領域の表示処理(ステップB16〜B21)に移
るが、この表示処理も基本的には上述したヘディング領
域の表示処理(ステップB5〜B9)と同様である。こ
こで、テイラー領域の項目名「合計数量」が表示書式テ
ーブルに非表示項目として設定されているものとする
と、当該項目名およびセル枠表示は行われない。図18
は伝票登録票に設定されている各項目名のうち、「合計
数量」のみが表示書式テーブルに非表示項目として設定
されている場合の表示例であり、「合計数量」の項目表
示は行われない。
【0040】このようにして伝票初期画面が表示される
と、図11のステップA2に進み、伝票入力画面表示が
行われる。この伝票入力画面表示処理は登録票/テーブ
ルワークメモリ1−5にセットされている入力操作テー
ブルを参照し、この値継承の設定内容に基づいて行われ
る。図13はこの場合の表示動作を示したフローチャー
トである。先ず、伝票入力処理部1−2は伝票登録票か
ら項目名をその連番にしたがって読み出し(ステップC
1)、この項目名に対応して入力操作テーブルの値継承
記述欄に○印が設定されているかをチェックする(ステ
ップC2)。ここで、○印によって値継承が定義されて
いれば、ステップC1に戻るが、○印が無ければ当該項
目に対応する前回の伝票の表示データをクリアする(ス
テップC3)。すなわち、同一種の伝票、例えば、売上
伝票を複数伝票分繰り返し入力する場合には、前回の伝
票入力画面がそのまま表示されており、値継承が設定さ
れている項目については前回の伝票の項目値をそのまま
残し、値継承が設定されていない項目については、当該
項目に対応する前回の項目データを消去すると共に、入
力データ格納メモリ1−6内の当該項目値をクリアする
(ステップC4)。このような処理は項目終了まで繰り
返される(ステップC5)。
【0041】そして、図11のステップA3〜A5に進
み、カレントインデックスi、j、先頭項目判定フラグ
FI、FT、アイテム入力行繰り返し数Cに初期値をセ
ットしておく。すなわち、カレントインデックスiは伝
票登録票の「連番」に対応する項目行をその並び順にし
たがって順次指定するためのカレントインデックスで、
その初期値として「1」がセットされ、また、カレント
インデックスjは入力データ格納メモリ1−6に1項目
毎に項目データを順次格納するためのカレントインデッ
クスで、その初期値として「0」がセットされる(ステ
ップA3)。また、先頭項目判定フラグFIは伝票画面
上のアイテム領域においてその先頭項目への入力が終了
したか否かをアイテム入力行毎に判定するためのフラグ
で、その初期値として「0」が書き込まれ、先頭項目へ
の入力が終了していない状態にセットされる。また、先
頭項目判定フラグFTは伝票画面上のテイラー領域にお
いてその先頭項目への入力が終了したか否かを判定する
ためのフラグで、その初期値として「0」が書き込ま
れ、先頭項目への入力が終了していない状態にセットさ
れる(ステップA4)。アイテム入力行繰り返し数Cは
伝票画面上のアイテム領域に複数のアイテム行が繰り返
し入力された場合の繰り返し数で、その初期値として
「0」がセットされる(ステップA5)。
【0042】次に、伝票入力処理部1−2は入力指定さ
れた伝票名称に対応する伝票登録票のうち、カレントイ
ンデックスiで指定される項目行の内容を読み込み(ス
テップA6)、その階層欄の記述内容を解析する(ステ
ップA7)。ここで、階層欄が空欄であれば、伝票のヘ
ディング領域、また、「I」が記述されていればアイテ
ム領域、「T」が記述されていればテイラー領域に含ま
れる項目であると判断する。いま、図3に示す伝票登録
票において、連番「01」に対応する項目行がカレント
インデックスiによって指定されたものとすると、その
階層欄は空欄であるのでヘディング領域に含まれる項目
であると判断される。この場合、ステップA11に進み
項目値処理が行われる。
【0043】図14はこの項目値処理を示したフローチ
ャートで、先ず、伝票入力処理部1−2はカレントイン
デックスiで指定される伝票登録票の項目行の記述内容
を解析すると共に(ステップD1)、カレントインデッ
クスjに「1」を加算してその値をインクリメントする
(ステップD2)。そして、項目行を解析した結果、伝
票登録票の定義欄に条件判定テーブルを指定するための
記述が有るかをチェックする(ステップD3)。この場
合、図3の伝票登録票には連番「15」の定義欄のみに
「$金額計算」が記述され、これによって条件判定テー
ブルを参照すべきことが指定されているが、いま、着目
行は連番「01」で、その定義欄には条件判定テーブル
を指定する記述が無いので、ステップD4に進み、着目
行の項目は入力項目か生成項目かをチェックする。すな
わち、伝票登録票の定義欄に項目データを生成すべき記
述が有れば、生成項目と判断し、そのような記述が無け
れば入力部1−1からデータを入力する入力項目である
と判断する。
【0044】いま、入力項目であれば、着目行の項目名
が入力操作テーブルに設定されているかをチェックし
(ステップD5)、無ければ、直ちに項目データの入力
可能状態にセットされるが(ステップD11)、有れ
ば、入力操作テーブルに設定されている入力手法を解析
し(ステップD6)、「#選択」が含まれているかをチ
ェックする(ステップD7)。この入力手法はサブウイ
ンドウの中から項目データを選択すべきことを定義する
もので、「#選択」が無ければ、ステップD11に進む
が、有れば、「#選択」に続いて参照項目名が記述され
ているかをチェックする(ステップD8)。いま、図5
に示すように得意先コードに対応する入力手法は「#選
択、取引先名」であり、また伝票登録票のテーブル名に
は「取引先TB」が設定されているため、この取引先テ
ーブルから参照項目名に対応するデータを読み出し(ス
テップD9)、これを入力ウインドウとして表示出力さ
せる(ステップD10)。図19(A)はこの場合のウ
インドウ表示例を示している。ここで、入力可能状態と
なり(ステップD11)、入力ウインドウの中から所望
するデータを入力部1−1から選択すると、選択された
データは入力項目のデータとなる。
【0045】なお、図11(B)、(C)は、入力操作
テーブルの「入力方法」の記述欄に「#選択」が設定さ
れているが、参照項目名が無い場合の形態別ウインドウ
表示例を示している。ここで、伝票登録票の定義欄に図
示に示すような記述「”A”:貸出|”B”:返却|”
C”:紛失」あるいは「”A”|”B”|”C”|」が
設定され、かつ入力操作テーブルに「#選択」が設定さ
れている場合に表示される入力ウインドウを示してい
る。この入力ウインドウの中から任意のデータを選択す
ると、選択されたデータが入力項目のデータとなること
は上述の場合と同様である。
【0046】そして、伝票入力処理部1−2はキー入力
あるいは選択された1項目分のデータを取り込むと共
に、入力操作テーブルの「チェックタイミング」を参照
し、その設定内容が「項目」であれば(ステップD1
2)、その項目データが正規のデータであるか否かを伝
票登録票を参照することによってチェックする(ステッ
プD13)。この結果、正規のデータでなければ(ステ
ップD14)、その旨をメッセージ表示するが(ステッ
プD15)、その際、入力操作テーブルにエラーメッセ
ージが設定されている項目については標準的なメッセー
ジに代えて入力操作テーブルの内容をメッセージ表示す
る。そして、入力待ちとなる(ステップD11)。
【0047】また、項目チェックの結果、正規のデータ
であれば、ステップD17に進み、表示書式テーブルを
参照し、非表示項目かをチェックし、表示項目であれば
項目データを伝票入力画面の対応する項目位置に表示出
力させる(ステップD18)。なお、非表示項目であれ
ば、ステップD18はスキップされる。そして、カレン
トインデックスjで示される入力データ格納メモリ1−
6に項目データをセットする(ステップD19)。な
お、入力操作テーブルに「チェックタイミング」として
「伝票」が設定されている場合には(ステップD1
2)、この時点で項目データのチェックは行わず、ステ
ップD17に進む。
【0048】一方、ステップD4で生成項目であること
が判別された場合には、伝票登録票の定義欄の記述にし
たがって演算処理を実行して項目データを自動生成する
(ステップD16)。そして、この生成項目が非表示項
目でなければ、自動生成された項目データを対応項目位
置に表示出力させると共に(ステップD18)、入力デ
ータ格納メモリ1−6にセットする(ステップD1
9)。
【0049】他方、ステップD3で伝票登録票の定義欄
に条件判定テーブル名が記述されていれば、ステップD
20に進む。ここで、伝票登録票の連番「15」の定義
内容「§金額計算」は条件判定テーブル名を示している
ので、これに対応する条件判定テーブル(図6参照)を
アクセスしてそのテーブル内容を解析し、その結果、条
件判定テーブルの連番数(条件数)をjxレジスタにセ
ットし、また、カウンタccに“1”をセットしてお
く。そして、条件項目(この場合、消費税区)に対応す
る項目データを入力データ格納メモリ1−6から読み出
す(ステップD21)。次に、カウンタccの値とjx
レジスタの値とを比較し(ステップD22)、カウンタ
ccの値が条件数以内であることを条件にステップD2
3に進み、入力データ格納メモリ1−6から読み出した
項目データとカウンタccで示される条件判定テーブル
内の条件値とを比較する。いま、項目データが“1”で
あれば条件値と一致するが、“2”以上であれば不一致
が検出される(ステップD24)。ここで、不一致が検
出されると、カウンタccの値に「1」を加算し(ステ
ップD25)、これによってカウンタccの値は「2」
となる。
【0050】そして、ステップD22に戻り、再びステ
ップD23、D24が実行される。このような動作を繰
り返すことによってカウンタccの値が条件数を越える
と、エラーとなるが、一致が検出されると、その条件値
に対応する定義式を条件判定テーブルから読み出す(ス
テップD26)。そして、ステップD4に進むが、この
場合、生成項目であるので、演算処理が実行される(ス
テップD16)。この演算処理は条件判定テーブルから
読み出した定義式にしたがって行われる。すなわち、消
費税区分の項目値が“1”か、その他に応じた計算が行
われ、金額データが求められる。
【0051】このような項目値処理が行われると、図1
1のステップA12に進み、次の項目行を指定するため
にカレントインデックスiに「1」を加算してその値を
インクリメントする。そして、カレントインデックスi
の値と伝票項目数とを比較する(ステップA13)。こ
こで、伝票項目数は伝票登録票の項目数であり、図3の
伝票登録票においては項目数「18」となる。いま、ヘ
ディング領域の先頭項目に対する項目値処理が行われた
ものとすると、カレントインデックスiは「2」であ
り、伝票項目数「18」を越えていないので、ステップ
A6に戻る。以下、同様にしてヘディング領域の各項目
が順次指定されて項目値処理が行われる(ステップA1
1)。この場合、ヘディング領域の項目数は「8」で、
8項目分の処理が行われると、カレントインデックスi
の値は「9」に更新される(ステップA12)。
【0052】これによって伝票登録票の連番「09」に
対応する項目行が指定されるが、この項目行の階層欄に
は「I」が記述されているので、アイテム領域の項目で
あることが判別される(ステップA7)。すると、ステ
ップA8に進み、先頭項目判定フラグFIが“0”かを
チェックするが、いま、先頭項目判定フラグFIには初
期値“0”がセットされているので、アイテム領域の先
頭項目であることが判別され、カレントインデックスi
の値をアイテム先頭項目インデックスSとして退避して
おく(ステップA9)。そして、先頭項目判定フラグF
Iに“1”をセットする(ステップA10)。そして、
項目値処理(ステップA11)を行ったのちカレントイ
ンデックスiの値をインクリメントし(ステップA1
2)、以下、アイテム領域の各項目を順次指定しながら
項目値処理を繰り返す。
【0053】このようにしてアイテム領域の各項目につ
いての処理が終ると、カレントインデックスiの値は
「17」に更新される(ステップA12)。このカレン
トインデックスiで指定される伝票登録票の項目行にお
いてその階層欄には、「T」が記述されているので、テ
イラー領域の項目であることが判別される(ステップA
7)。すると、先頭項目判定フラグFTが“0”か否か
をチェックするが(ステップA14)、いま、先頭項目
判定フラグFTには初期値“0”がセットされているの
で、ステップA15に進み、アイテム入力の終了かをガ
イダンス表示し、この問い合せに応じたキー入力を受け
付ける。この場合、アイテム領域の1行目についてその
項目値処理が終った段階であり、2行目についてもアイ
テムを入力する場合には、アイテム入力の続行を入力部
1−1から指示する。ここで、ステップA16では入力
部1−1からアイテム入力の終了が指示されたか否かを
チェックするが、いまアイテム入力の続行が指示された
ものとすると、ステップA18に進み、アイテム先頭項
目インデックスSとして退避しておいた値「9」を伝票
登録票のカレントインデックスiとして復帰させる。そ
して、このカレントインデックスiで指定される伝票登
録票の項目行、つまりアイテム先頭項目行の内容を読み
込むと共に(ステップA19)、先頭項目判定フラグF
Iに“0”をセットし(ステップA20)、更にアイテ
ム入力行繰り返し数Cに「1」を加算してその項目値を
インクリメントする(ステップA21)。そして、図1
4のフローチャートにしたがった項目値処理を行う(ス
テップA22)。
【0054】このようにして2行目のアイテム先頭項目
に対する項目値処理が終ると、ステップA7に戻るが、
いま、アイテム項目であり、かつ先頭項目判定フラグF
Iは“0”にセットされているので、カレントインデッ
クスiの値「9」がアイテム先頭項目インデックスSと
して退避される(ステップA9)。そして、先頭項目判
定フラグFIに“1”をセットしたのち(ステップA1
0)、以下、上述と同様にカレントインデックスiの値
を更新しながら項目値処理が繰り返される(ステップA
11、A12)。この結果、2行目のアイテム入力行に
対する処理が終ると、再びテイラー領域の先頭項目が指
定されてステップA14に進むが、先頭項目判定フラグ
FTは“0”のままであるので、更に、アイテム入力を
次の行に対しても続行する場合には、その指示を行う。
これによりステップA18〜A22に進み、以下、3行
目のアイテム入力行に対して上述と同様の処理が行われ
る。
【0055】いま、アイテム入力の終了を指示すると
(ステップA16)、先頭項目判定フラグFTに“1”
をセットされる(ステップA17)。そして、ステップ
A11に進み、テイラー先頭項目に対する項目値処理が
行われる。この場合、数量の累計を求める演算処理が行
われ、この累計値が合計数量として伝票画面に表示出力
されると共に、入力データ格納メモリ1−6に書き込ま
れる。そして、カレントインデックスiがインクリメン
トされ(ステップA12)、再びステップA6に戻る
が、次の項目行もテイラー項目であるので、ステップA
14に進む。この場合、先頭項目判定フラグFTは
“1”にセットされているので、ステップA11に進
み、項目値処理が行われる。この場合、金額の累計を求
める演算処理が行われ、この累計値が合計金額として伝
票画面に表示出力されると共に、入力データ格納メモリ
1−6に書き込まれる。そして、カレントインデックス
iが更新されるが、この場合、カレントインデックスi
の値は「19」となるので、ステップA13で伝票項目
数を越えたことが検出される。
【0056】すると、伝票入力処理部1−2は入力操作
テーブルを参照し(ステップA23)、その「チェック
タイミング」に「伝票」が設定されている場合には1伝
票分の各項目データを順次チェックする(ステップA2
4)。すなわち、このチェックは1伝票分の全項目入力
完了後に行われるが、そのチェック内容は上述した項目
毎のチェックと同様である。この結果、チェックエラー
が検出されると(ステップA25)、エラー項目をガイ
ド表示して再入力を受け付ける(ステップA26)。こ
れによって全項目分のチェックが終り、全ての項目デー
タが正常であれば、伝票レコード作成処理に移る(ステ
ップA27)。
【0057】図15は伝票レコード作成処理を示したフ
ローチャートである。ここで、図20は伝票レコードの
生成過程およびそのレコード構造を模式的に示したもの
で、アイテム入力行が1行の場合を例示したものであ
る。ここで、図中、伝票レコード内の記号は以下の意味
を有している。記号「,」はデータ区切りコード、
「△」はアイテムデータ開始コード、「▲」はアイテム
データ終了コード、「○」は伝票レコード終了コード、
「(」は更新先ファイル名の開始コード、「)」は更新
先ファイル名の終了コードである。また、矩形は1項目
分のデータを示し、特に矩形の右上を黒で塗り潰した項
目は、伝票登録票から読み出した項目名と、これに対応
して入力データ格納メモリ1−6から読み出した項目デ
ータとを結合して成るデータであることを示し、またそ
の他の矩形は伝票登録票から読み出した伝票名や更新先
ファイル名あるいは項目名のみから成るデータであるこ
とを示している。
【0058】先ず、伝票登録票から伝票名「売上伝票」
を読み出して伝票レコードの先頭にセットすると共に、
データ区切りコードを挿入する(ステップE1)。次
に、更新先ファイル名の開始コードを挿入したのち、伝
票登録票から更新先ファイル名をそれぞれ読み出して配
列メモリ(図21参照)にセットする(ステップE
2)。そして、この伝票登録票に対応して伝票更新テー
ブルが設定されているかをチェックする(ステップE
3)。いま、伝票更新テーブルが設定されていない場合
について以下説明する。
【0059】配列メモリは更新先ファイル名に対応して
更新フラグを記憶するワークメモリで、伝票更新テーブ
ルが設定されていない場合、ステップE4では全ての更
新フラグをオンさせる。そして、更新フラグがオンの更
新先ファイル名をデータ区切りコードを挿入しながら順
次伝票レコード内にセットしてゆく(ステップE5)。
次に、伝票登録票からヘディングの項目名を読み出し、
この項目名に対応する項目データを入力データ格納メモ
リ1−6から読み出してそれらを結合し、伝票レコード
内に1項目ずつデータ区切りコードと共にセットしてゆ
く(ステップE6)。そして全てのヘディング項目をセ
ットしたのち、アイテム開始コードを挿入し、以下、伝
票登録票からアイテムの項目名を読み出すと共に、それ
に対応する項目データを入力データ格納メモリ1−6か
ら読み出して1項目毎に結合し、順次セットしてゆく
(ステップE7)。この場合、アイテムが複数行あれ
ば、その行数分の全アイテムをセットし終るまで繰り返
される(ステップE8)。次に、アイテムデータ終了コ
ードをセットしたのち、ティラーのセットに移る(ステ
ップE9)。そして、レコード終了コードをセットす
る。
【0060】一方、伝票更新テーブルが設定されている
場合には、ステップE10〜E18の処理に移る。先
ず、配列メモリ内の先頭から更新先ファイル名を指定
し、この指定ファイル名で伝票更新テーブルをサーチし
(ステップE10)、同一ファイル名が有れば(ステッ
プE11)、このファイル名に対応する配列メモリ内の
更新フラグをオフし(ステップE12)、無ければオン
する(ステップE13)。そして、配列メモリ内の全フ
ァイル名についてのチェックが終るまで(ステップE1
4)、上述の動作(ステップE10〜E13)が繰り返
される。そして、ステップE15に進み、伝票更新テー
ブルに設定されている項目名に対応する項目データを入
力データ格納メモリ1−6から読み出し、この項目デー
タと伝票更新テーブル内の更新条件値とを比較し、その
結果、条件が成立する場合には(ステップE16)、該
当する配列メモリ内の更新フラグをオンする(ステップ
E17)なお、条件不成立ならば、該当フラグはオフの
ままとなる。このような動作は伝票更新テーブルの連番
終了まで繰り返される(ステップE18)。そして、ス
テップE5に進み、以下、同様の動作(ステップE5〜
E9)が行われる。したがって、図7に示すような伝票
更新テーブルにおいて、項目名「合計金額」の値が「1
000000以上」で条件が成立する場合には、「大口
管理」のファイル名も更新先として伝票レコードに組み
込まれる。
【0061】このようにして伝票レコードを作成する
と、伝票入力処理部1−2は伝票レコードメモリ1−7
の内容を送/受信部1−8からファイル処理装置2側に
送信すると共に、ファイル更新の起動を指示する(図1
1のステップA28)。そして、入力部1−1から伝票
印刷指令が有れば(ステップA29)、伝票印刷処理を
行う(ステップA30)。この印刷処理において、印刷
書式は図16に示すフローチャートにしたがって生成さ
れる。
【0062】すなわち、登録票/テーブルワークメモリ
1−5内に印刷書式テーブルが無ければ(ステップF
1)、表示書式テーブルを複写して印刷書式テーブルと
すると共に(ステップF2)、この印刷書式テーブルに
対する編集可能状態にセットする(ステップF3)。一
方、登録票/テーブルワークメモリ1−5内に印刷書式
テーブルが設定されていれば、ステップF3に進み、編
集可能状態にセットする。ここで、図22は図18に示
した売上伝票の表示書式を複写すると共に任意にそのレ
イアウトを編集することによって得られた売上伝票の印
刷書式を示している。この場合、表示書式のヘディング
領域の所定項目間に空白を適宜挿入すると共に、ティラ
ー領域の合計金額項目を右側に移動することによって得
られた印刷書式を示している。
【0063】次に、伝票入力処理部1−2は、次の伝票
入力の要求を受付ける(図11のステップA31)。こ
こで、同じ伝票の繰り返し入力が要求されたか(ステッ
プA32)、別の伝票の入力が要求されたかをチェック
する(ステップA33)。いま、同じ伝票の入力が要求
された場合にはステップA2に戻り、その伝票の入力画
面に復帰させて以下、同様の処理が繰り返される。ま
た、別の伝票入力が指示された場合には、ステップA1
に戻り、その伝票名称を受付ける初期画面表示の状態と
なり、以下、同様の処理が繰り返される。他方、次の伝
票の入力要求が指示されなければ、ステップA34に進
み、伝票画面を消去する。
【0064】次に、ファイル処理装置2の動作を説明す
る。図17はファイル処理装置2におけるファイル処理
部2−5の動作を示したフローチャートである。先ず、
入力処理装置1から送信されて来た1伝票分の伝票レコ
ードを受信すると、ファイル処理部2−5はこれを受け
取り(ステップG1)、伝票レコードのレコード形態を
変換し、入力レコードを得る(ステップG2)。すなわ
ち、伝票レコードは、上述したように「伝票名」、「更
新先ファイル名」に続いてヘディングデータ、アイテム
データ、テイラーデータから成るもので、アイテムデー
タが複数行分繰り返し入力されている場合、伝票レコー
ド内にはその行数分のアイテムデータが連続的に存在し
ている。いま、3行分のアイテムデータが存在している
場合、ヘディングデータをHD、1行目のアイテムデー
タをID(1)、2行目のアイテムデータをID
(2)、3行目のアイテムデータをID(3)、テイラ
ーデータをTDとすると、伝票レコードは「伝票名、更
新先ファイル名、HD、ID(1)、ID(2)、ID
(3)、TD」のレコード形態となる。このような構成
の伝票レコードを「伝票名、更新先ファイル名、HD、
ID(1)、TD、HD、ID(2)、TD、HD、I
D(3)、TD」のようなレコード形態に変換して入力
レコードを得る。つまり、1行分のアイテムデータ毎に
その前にヘディングデータ、後にテイラーデータを配置
したレコード形態に変換して入力レコードを得る。
【0065】次に、ファイル処理部2−5は入力レコー
ド内の更新先ファイル名をその先頭から指定し、ファイ
ル名の終了かをチェックするが(ステップG3)、い
ま、最初の更新先ファイル名「振替明細」が指定される
ので、この更新先ファイル名に対応する原簿登録票か
ら、入力レコード内の伝票名と同じ名の入力原簿名称の
列を検出し、その列の内容をファイル処理部2−5内の
原簿配列エリア(図示せず)に格納する(ステップG
4)。この場合、図に示す原簿登録票から入力原簿名称
「売上伝票」に対応する列の内容が格納される。そし
て、ファイル処理部2−5はこの原簿配列エリアの内容
を解析し(ステップG5)、入力レコードから原簿登録
票の対応にしたがって出力レコードを生成してレコード
メモリ2−7にセットする(ステップG6)。すなわ
ち、入力レコードの中から原簿登録票に設定されている
伝票項目名に対応する項目データをそれぞれ抽出する。
この場合、入力レコード内の各項目は「項目名=項目デ
ータ」のデータ構造を成しており、この項目名をキーと
して項目データの抽出を行う。そして、入力レコードか
ら抽出した各項目データを原簿登録票に設定されている
伝票項目名の並び順に並べ替えた出力レコードを生成
し、レコードメモリ2−7にセットする。
【0066】次に、ファイル処理部2−5は原簿登録票
の定義欄の記述内容にしたがって必要項目のデータを生
成してレコードメモリ2−7内の対応項目位置にセット
する(ステップG7)。この場合、必要に応じて索引テ
ーブルを参照することにより項目データを生成するが、
図9に示す原簿登録票において、その連番「22」に対
応する定義欄の記述にしたがって現在の年月日を当該項
目のデータとして生成する。そして、ファイル処理部2
−5は原簿登録票に設定されている「更新種」にしたが
って更新先ファイルのレコードを更新するが、この場
合、図9に示す原簿登録票には入力原簿名称「売上伝
票」に対応する更新種として「追加」が設定されている
ので、ファイル処理部2−5はレコードメモリ2−7内
の出力レコードを振替明細ファイル2−8に追加する更
新処理を行う。
【0067】次に、入力レコード内に複数行分のアイテ
ムデータが含まれているか、つまり、アイテムの繰り返
しが有るかをチェックする(ステップG9)。例えば、
上述したように入力レコード内に3行分のアイテムデー
タが含まれている場合、そのレコード形態は「HD、I
D(1)、TD、HD、ID(2)、TD、HD、ID
(3)TD」となっている。このような場合、最初の
「HD、ID(1)、TD」に対応してその出力レコー
ドを生成してファイル更新を行った後、ステップG9で
アイテムの繰り返し有りが検出されるので、ステップG
6に戻り、入力レコード内の「HD、ID(2)、T
D」に対応してその出力レコードが生成され、ファイル
の更新が行われる。更に、ステップG6に戻り、入力レ
コード内の「HD、ID(3)、TD」に対応してその
出力レコードが生成され、ファイルの更新が行われる。
ここで、ステップG9でアイテム繰り返し無しが検出さ
れるので、ステップG3に戻り、入力レコード内の次の
更新先ファイル名を指定し、ファイル名の終了かを調べ
るが、いま、入力レコード内には次の更新先ファイル名
「営業明細」が有るので、以下、ステップG4〜G9が
実行され、図10に示す原簿登録票に基づいて上述と同
様の処理が行われ、営業明細ファイル2−9が更新され
る。また、入力レコード内に次の更新先ファイルとして
「大口管理」が有れば、これに対応する原簿登録票に基
づいて大口管理ファイルへの更新が行われる。そして、
ステップG3で更新先ファイル名の終了が検出される
と、ファイル処理部2−5は入力処理装置1に対して更
新完了を通知する(ステップG10)。
【0068】以上のようにこのデータ処理装置において
は、入力処理装置1側に伝票登録票を設定しておき、ま
た、ファイル処理装置2側に原簿登録票を設定した状態
において、伝票登録票に設定されている伝票項目名に対
応してその項目データが入力されると、入力処理装置1
はこの伝票項目名とそれに対応して入力された項目デー
タとを1レコード内に組み込んだ伝票レコードを1伝票
単位毎に生成してファイル処理装置2に送信するように
したから、ファイル処理装置2は伝票レコード内の更新
先ファイル名に対応する原簿登録票をアクセスし、伝票
レコードの中から伝票項目名に対応する項目データをそ
れぞれ抽出することができる。つまり、伝票レコード内
には項目毎にその項目名が含まれているので、この項目
名と原簿登録票の伝票項目名とを参照することにより、
伝票レコードの中から原簿登録票に設定されている伝票
項目名に対応する項目データをそれぞれ抽出することが
できる。そして、原簿登録票には更新先ファイルのレコ
ード構成に対応してその項目名と伝票項目名とが対応付
けられているので、伝票レコードから抽出した項目デー
タに基づいて更新先ファイルのレコード構成に対応する
レコードを生成することができ、この生成レコードに基
づいて更新先ファイルのレコードを更新することが可能
となる。したがって、更新先ファイルのレコード構成を
意識することなく、伝票登録票に基づいて任意に入力し
た伝票データに基づいて意図した通りのファイル処理を
実行することができる。
【0069】また、一般の業務担当者等が伝票登録票に
付随して入力操作条件テーブル、条件判定テーブル、伝
票更新テーブル、表示書式テーブル、印刷書式テーブル
を任意に設定しておくことにより、この各種テーブル内
容に基づいて意図した通りの処理を実行することができ
る。すなわち、伝票入力時の入力方法やチェックタイミ
ング等に変更が生じた場合には、プログラムを修正する
ことなく、入力操作テーブルに必要事項を設定するだけ
で可能となる。また、伝票の所定項目値が他の項目内容
を条件として決定される場合には、条件判定テーブルに
必要事項を設定しておけばよい。ここで、条件判定テー
ブルは伝票登録票の定義欄を補足、拡張する役目を有
し、複雑な条件や定義式であっても条件判定テーブルに
容易に設定することができる。また、伝票の所定項目値
に応じて更新先のファイルを決定する場合には、伝票更
新テーブルに必要事項を設定しておけばよい。この場
合、複雑な更新条件であっても、伝票更新テーブルに容
易に設定することができる。更に、表示書式を変更する
場合にも表示書式テーブルに必要事項を該当するだけで
よいが、この場合、伝票項目毎に表示対象とするか否か
を任意に設定することができるので、データとして必要
であるが、それを確認する必要がなくなったような項目
については、その表示を省略することにより表示画面の
煩雑さを避けることができる。また、印刷書式は表示書
式テーブルを複写すると共に必要に応じて編集すること
により容易に得ることができる。この場合、表示書式テ
ーブルに非表示項目として設定された項目が印刷書式と
してそのままコピーされるため、当該項目の印刷も省略
されることになる。このように、入力操作テーブル、条
件判定テーブル、伝票更新テーブル等は伝票登録票の設
定内容を補足したり、拡張したり、あるいは伝票登録票
とは直接的に関係しない別途の処理内容を任意に設定す
るものであるため、更に自由度が増し、複雑な伝票処理
やファイル処理であっても一般担当者が容易に設計する
ことが可能となる。
【0070】なお、入力処理装置とファイル処理装置と
を構内専用回線を介して結合したローカルエリアネット
ワークシステムについて適用した場合を示したが、その
他のデータ通信システムであってもよく、勿論、入力処
理装置とファイル処理装置とを1台のマシンに組み込ん
だスタンド・アロンタイプのデータ処理装置であっても
よい。また、入力操作テーブル、条件判定テーブル、伝
票更新テーブル等の票フォームは、任意であり、設定の
容易さ、見易さ等を考慮したものであれば、その形態は
問わない。また、複数の伝票毎に入力操作テーブル、条
件判定テーブル、伝票更新テーブル等をそれぞれ作成す
る場合、ある伝票に対応して既に設定されているテーブ
ル内容をそのまま複写したり、その一部を変更すること
により、他の伝票に対応する入力操作テーブル、条件判
定テーブル、伝票更新テーブル等を作成するようにして
もよい。
【0071】
【発明の効果】この発明によれば、ファイル処理プログ
ラムの設計をプログラミング等の専門的知識を有するシ
ステムエンジニア等に依頼しなくても、日常使っている
伝票やファイルとしてどのような項目を必要とするかを
理解している一般の業務担当者であれば、自己の業務内
容に合うように、伝票と更新先ファイルとの各項目の対
応関係を予め設定しておくことにより、ファイルがどの
ような伝票により更新されているかが、ファイル設定内
容を見れば業務担当者が容易に理解できることになり、
更新先ファイルのレコード構成を意識することなく任意
に入力した伝票データに基づいて意図した通りのファイ
ル処理を実行することができる。また、入力操作条件テ
ーブル、条件判定テーブル、伝票更新テーブル、表示書
式テーブル、印刷書式テーブルを伝票登録票に付随して
設定するようにしたから、更に自由度が増し、複雑な伝
票処理やファイル処理であっても一般の業務担当者が容
易に設計することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ通信システムを構築する入力処理装置1
とファイル処理装置とのブロック構成図。
【図2】(A)は原簿登録票格納メモリ2−3、(B)
は登録票/テーブル格納メモリ2−10、(C)は索引
テーブル格納メモリ2−11の内容を説明するための
図。
【図3】売上伝票の伝票登録票を示した図。
【図4】実際の売上伝票を示した図。
【図5】入力操作テーブルを示した図。
【図6】条件判定テーブルを示した図。
【図7】伝票更新テーブルを示した図。
【図8】表示書式テーブルを示した図。
【図9】振替明細ファイル2−8に対応する原簿登録票
を示した図。
【図10】営業明細ファイル2−9に対応する原簿登録
票を示した図。
【図11】入力処理装置1の動作を示したフローチャー
ト。
【図12】図11のステップA1(伝票初期画面表示)
を説明するためのフローチャート。
【図13】図11のステップA2(伝票入力画面表示)
を説明するためのフローチャート。
【図14】図11のステップA11(項目値処理)を説
明するためのフローチャート。
【図15】図11のステップA27(伝票レコード作成
処理)を説明するためのフローチャート。
【図16】印刷書式生成処理を示したフローチャート。
【図17】ファイル処理装置2の動作を示したフローチ
ャート。
【図18】表示書式に基づく売上伝票の表示画面を示し
た図。
【図19】形態別ウインドウ表示例を示した図。
【図20】伝票レコードの構成を説明するための図。
【図21】伝票レコード生成時に使用される配列メモリ
を示した図。
【図22】印刷書式に基づく売上伝票の印刷例を示した
図。
【符号の説明】
1 入力処理装置 1−1、2−1 入力部 1−2 伝票入力処理部 1−3、2−4 表示部 1−4、2−2 登録票/テーブル入力処理部 1−5 登録票/テーブルワークメモリ 1−6 入力データ格納メモリ 1−7 伝票レコードメモリ 1−8、2−6 送/受信部 1−9 印字部 2 ファイル処理装置 2−3 原簿登録票格納メモリ 2−5 ファイル処理部 2−7 レコードメモリ 2−8 振替明細ファイル 2−9 営業明細ファイル 2−10 登録票/テーブル格納メモリ 2−11 索引テーブル格納メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山賀 紳司 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 今田 雅幸 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力対象となる伝票の伝票名とこの伝票の
    項目名および当該伝票に対応して更新先ファイルのファ
    イル名を任意に設定した伝票登録票を記憶する伝票登録
    票記憶手段と、 前記伝票登録票に設定されている項目名に対応して入力
    される項目データのチェックタイミングを示す情報を任
    意に設定した入力操作テーブルを記憶する入力操作テー
    ブル記憶手段と、 この入力操作テーブルに設定されているチェックタイミ
    ングの情報を参照し、各項目データが入力される毎に若
    しくは全項目データの入力完了後に各項目データをチェ
    ックする入力チェック手段と、 この入力チェック手段によって正規のデータであること
    が判定された各項目データに基づいて、前記更新先ファ
    イル名で示されるファイルのレコード構成に対応付けた
    レコードを作成するレコード作成手段と、 このレコード作成手段によって作成されたレコードに基
    づいて、前記更新先ファイル名で示されるファイルに対
    してレコード更新を行うファイル更新手段とを具備した
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】入力対象となる伝票の伝票名とこの伝票の
    項目名および当該伝票に対応して更新先ファイルのファ
    イル名を任意に設定した伝票登録票を記憶する伝票登録
    票記憶手段と、 前記伝票登録票に設定されている項目名に対応して、こ
    の項目データを他の項目のデータ内容に応じて求める定
    義式を任意に設定した条件判定テーブルを記憶する条件
    判定テーブル記憶手段と、 前記他の項目のデータ内容を判定し、この判定結果に対
    応して前記条件判定テーブルに設定されている定義式に
    基づいて該当する項目データを求める手段と、 入力された項目データおよび前記求められた項目データ
    に基づいて、前記更新先ファイル名で示されるファイル
    のレコード構成に対応付けたレコードを作成するレコー
    ド作成手段と、 このレコード作成手段によって作成されたレコードに基
    づいて、前記更新先ファイル名で示されるファイルに対
    してレコード更新を行うファイル更新手段とを具備した
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】入力対象となる伝票の伝票名とこの伝票の
    項目名および当該伝票に対応して更新先ファイルのファ
    イル名を任意に設定した伝票登録票を記憶する伝票登録
    票記憶手段と、 前記伝票登録票に設定されている項目名に対応して、そ
    の項目データの内容を条件として更新される更新先のフ
    ァイル名を任意に設定した伝票更新テーブルを記憶する
    伝票更新テーブル記憶手段と、 入力された各項目データに基づいて、前記更新先ファイ
    ル名で示されるファイルのレコード構成に対応付けたレ
    コードを作成するレコード作成手段と、 このレコード作成手段によって作成されたレコードに基
    づいて、前記伝票登録票に設定されている更新先ファイ
    ル名のうち前記伝票更新テーブルに設定されている更新
    先ファイル名を除くファイル名で示されるファイルに対
    してレコード更新を行う他に、前記伝票更新テーブルに
    設定されている項目名に対応して入力された項目データ
    が前記伝票更新テーブルに設定されている条件に該当す
    る場合に、前記伝票更新テーブルに設定されている更新
    先ファイル名で示されるファイルに対してもレコード更
    新を行うファイル更新手段とを具備したことを特徴とす
    るデータ処理装置。
  4. 【請求項4】入力対象となる伝票の伝票名とこの伝票の
    項目名および当該伝票に対応して更新先ファイルのファ
    イル名を任意に設定した伝票登録票を記憶する伝票登録
    票記憶手段と、 前記伝票登録票に設定されている項目名に対応して、表
    示対象項目若しくは非表示対象項目を任意に設定した表
    示書式テーブルを記憶する表示書式テーブル記憶手段
    と、 伝票入力画面を生成する際に、前記表示書式テーブルの
    設定内容を参照し、表示対象項目の項目名を表示出力す
    る表示手段と、 前記伝票入力画面に表示されている各項目名に対応する
    項目データに基づいて、前記更新先ファイル名で示され
    るファイルのレコード構成に対応付けたレコードを生成
    するレコード生成手段と、 このレコード作成手段によって作成されたレコードに基
    づいて、前記更新先ファイル名で示されるファイルに対
    してレコード更新を行うファイル更新手段とを具備した
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】入力対象となる伝票の伝票名とこの伝票の
    項目名および当該伝票に対応して更新先ファイルのファ
    イル名を任意に設定した伝票登録票を記憶する伝票登録
    票記憶手段と、 前記伝票登録票に設定されている項目名に対応して、表
    示画面上における各項目の表示位置を任意に設定した表
    示書式テーブルを記憶する表示書式テーブル記憶手段
    と、 伝票入力画面を生成する際に、前記表示書式テーブルに
    設定されている表示位置に各項目名を表示する表示手段
    と、 前記表示書式テーブルを複写すると共に任意に編集する
    ことによって得られたテーブルを印刷書式テーブルとし
    て記憶する印刷書式テーブル記憶手段と、 前記印刷書式テーブルの内容にしたがって伝票印刷を行
    う伝票印刷手段と、 前記伝票入力画面に表示されている各項目名に対応する
    項目データに基づいて、前記更新先ファイル名で示され
    るファイルのレコード構成に対応付けたレコードを生成
    するレコード生成手段と、 このレコード作成手段によって作成されたレコードに基
    づいて、前記更新先ファイル名で示されるファイルに対
    してレコード更新を行うファイル更新手段とを具備した
    ことを特徴とするデータ処理装置。
JP7347165A 1995-12-15 1995-12-15 データ処理装置 Pending JPH09167191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347165A JPH09167191A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347165A JPH09167191A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 データ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09167191A true JPH09167191A (ja) 1997-06-24

Family

ID=18388358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7347165A Pending JPH09167191A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09167191A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11213063A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Fuji Photo Film Co Ltd 注文情報の検証方法および装置並びに注文情報検証プログラムが記録された記録媒体
JP2000163470A (ja) * 1998-11-24 2000-06-16 Axis Software Kk 定型業務用クライアント制御システム
JP2001022730A (ja) * 1999-07-09 2001-01-26 Naretsuji Moderingu Kenkyusho:Kk ビジネス支援装置及び記録媒体
WO2001043005A1 (fr) * 1999-12-13 2001-06-14 Knowledge Modeling Institute Inc. Procede et dispositif de gestion de donnees d'affaires
JP2002041344A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Casio Comput Co Ltd ファイル作成システム及び記録媒体
JP2002117216A (ja) * 2001-08-13 2002-04-19 Naretsuji Moderingu Kenkyusho:Kk ビジネス支援装置及び方法及び記録媒体
WO2004017240A1 (ja) * 2002-08-13 2004-02-26 Grow Bright Fujihara Corp. 会計データの管理システム、管理方法、及び管理用プログラム
JP2017174413A (ja) * 2016-03-16 2017-09-28 株式会社オービック 表示データ作成装置、表示データ作成方法及び表示データ作成プログラム、並びに、データ変換装置、データ変換方法及びデータ変換プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11213063A (ja) * 1998-01-22 1999-08-06 Fuji Photo Film Co Ltd 注文情報の検証方法および装置並びに注文情報検証プログラムが記録された記録媒体
JP2000163470A (ja) * 1998-11-24 2000-06-16 Axis Software Kk 定型業務用クライアント制御システム
JP2001022730A (ja) * 1999-07-09 2001-01-26 Naretsuji Moderingu Kenkyusho:Kk ビジネス支援装置及び記録媒体
WO2001043005A1 (fr) * 1999-12-13 2001-06-14 Knowledge Modeling Institute Inc. Procede et dispositif de gestion de donnees d'affaires
JP2002041344A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Casio Comput Co Ltd ファイル作成システム及び記録媒体
JP2002117216A (ja) * 2001-08-13 2002-04-19 Naretsuji Moderingu Kenkyusho:Kk ビジネス支援装置及び方法及び記録媒体
WO2004017240A1 (ja) * 2002-08-13 2004-02-26 Grow Bright Fujihara Corp. 会計データの管理システム、管理方法、及び管理用プログラム
JP2017174413A (ja) * 2016-03-16 2017-09-28 株式会社オービック 表示データ作成装置、表示データ作成方法及び表示データ作成プログラム、並びに、データ変換装置、データ変換方法及びデータ変換プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6957191B1 (en) Automated financial scenario modeling and analysis tool having an intelligent graphical user interface
JP3108984B2 (ja) データ処理装置
Gery Attributes and behaviors of performance‐centered systems
JP4291999B2 (ja) 書類作成システム及び作成管理プログラム
JP2012146158A (ja) 会計処理システム
JP2002222238A (ja) ドキュメントアドバイザーサービスを用いる印刷処理システムおよび方法
JPH09231280A (ja) データ処理方法及びその装置
JPH09167191A (ja) データ処理装置
JP3136928B2 (ja) データ処理装置
JP2004046657A (ja) 計算支援方法とその装置、及び計算支援ソフト
JP2000148884A (ja) 伝票データ処理装置、及びその処理方法
EP1003116A2 (en) Intelligent data structure, processing apparatus, and medium using network
JP2001005886A (ja) データ処理装置及び記憶媒体
JP2002032705A (ja) 電子帳票ポータルサービスシステム
JP5372058B2 (ja) 決済処理装置、プログラム、および決済処理システム
WO2001093083A2 (en) Computer-implemented method and apparatus for creating advertising media
EP0999505A2 (en) Datebase query technique
JPH09297803A (ja) コンピュータシステムにおけるデータ入力方法
JP3439377B2 (ja) 宅配ラベル印刷システム
JPH10254979A (ja) データ処理システム及びデータベース設計システム
JP2004118466A (ja) 知識共有による複数店舗の経営システム
JP2002230255A (ja) 仕訳入力支援機能付会計処理システム
WO2000046717A2 (en) Automated financial scenario modeling and analysis tool having an intelligent graphical user interface
JP2831866B2 (ja) 表計算ソフトウェア連携処理装置
JP3632988B2 (ja) 項目データ処理装置