JPH10184062A - 立体駐車設備 - Google Patents

立体駐車設備

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JPH10184062A
JPH10184062A JP2569997A JP2569997A JPH10184062A JP H10184062 A JPH10184062 A JP H10184062A JP 2569997 A JP2569997 A JP 2569997A JP 2569997 A JP2569997 A JP 2569997A JP H10184062 A JPH10184062 A JP H10184062A
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JP
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conveyor
vehicle
standby
delivery
receiving
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JP2569997A
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Tadao Yoshikawa
忠男 吉川
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体駐車設備の所定の駐車階に対して入出庫
を行おうとするときは、入庫時に比べて出庫時の方が混
雑しやすいが、出庫バースに出庫コンベヤが一個設けら
れているだけなので、出庫できるまでの待機時間が長く
なってしまっていた。 【解決手段】 入庫および出庫のための待機場所を復数
カ所設け、入庫および出庫の際に、運転者や同乗者は、
車両2の待機場所で車両2から降り、あるいは各待機場
所に分散して車両2に乗り込むようにして、入庫および
出庫の際の待ち時間を大幅に削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体駐車設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車設備には図7に示すもの
がある。この立体駐車設備には、車両41を目的の駐車
階42に入庫させるための入庫バース43が設けられ、
この入庫バース43には入庫させようとする車両41を
一時的に載置するための入庫コンベヤ44が一個敷設さ
れ、また、この入庫コンベヤ44に載置した車両41を
受取る受取りコンベヤ45を有して車両41を目的の駐
車階42まで下降させるための入庫リフタ46が設けら
れている。
【0003】さらに、車両41を所定の駐車階42から
取り出して載置する取出しコンベヤ47を有した出庫リ
フタ48が設けられ、この出庫リフタ48の取出しコン
ベヤ47に載置されて、上昇してきた車両41を出庫さ
せるための出庫バース50が設けられ、この出庫バース
50には、取出しコンベヤ47から車両41を受取って
出庫させるための出庫コンベヤ51が一個敷設されてい
る。
【0004】なお、入庫コンベヤ44、受取りコンベヤ
45、取出しコンベヤ47および出庫コンベヤ51に
は、例えばスラットコンベヤが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、立
体駐車設備の所定の駐車階42に対して入出庫を行おう
とするときは、入庫時に比べて出庫時の方が混雑しやす
い。その理由は、例えば催し物が終了した場合など、短
時間で各車両41を出庫しなければならない状態となる
からである。
【0006】しかし、上記従来の立体駐車設備では、出
庫バース50に出庫コンベヤ51が一個設けられている
だけなので、出庫できるまでの待機時間が長くなってし
まっていた。
【0007】そこで本発明は、上記課題を解決し得る立
体駐車設備の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、車両を目的の駐車階に入庫させる
ための入庫部が設けられ、この入庫部に、入庫しようと
する車両を一時的に載置するための入庫コンベヤが敷設
され、この入庫コンベヤに載置した車両を受取る受取り
コンベヤを有して車両を目的の駐車階まで昇降させる入
庫リフタが設けられ、目的の駐車階に格納した車両を取
り出した後に載置する取出しコンベヤを有する出庫リフ
タが設けられ、取出しコンベヤに載置されて昇降してき
た車両を出庫させるための出庫部が設けられ、出庫部
に、取出しコンベヤから車両を受取って複数の出庫方向
に搬送する出庫コンベヤが設けられ、この出庫コンベヤ
は、水平軸周りに回転自在な複数の搬送ローラ体から構
成した搬送ローラ群を複数個並べて無端状に構成され、
出庫コンベヤは、水平面に沿って循環可能に構成され、
車両が載置された所定の搬送ローラ群の搬送ローラ体を
水平軸周りに回転させるための回転手段が設けられ、出
庫コンベヤの周囲に、出庫コンベヤの循環によって車両
が移載される出庫用第一待機コンベヤと、所定の搬送ロ
ーラ群の搬送ローラ体の回転によって車両が移載される
出庫用第二待機コンベヤとが設けられている。
【0009】上記構成において、入庫部に設けた入庫コ
ンベヤに、入庫させる車両を一時的に載置し、例えば運
転者が降り、入庫コンベヤおよび受取りコンベヤを駆動
して車両を受取りコンベヤに移載して、例えば入庫リフ
タを地下に下降させ、車両を目的の駐車階に格納し、こ
の格納した車両を出庫させる場合は、格納場所から車両
を取出しコンベヤに移載し、出庫リフタを例えば地上ま
で上昇させ、続いて取出しコンベヤおよび出庫部に設け
た出庫コンベヤを循環駆動して車両を出庫コンベヤに移
載し、出庫用第一待機コンベヤを駆動して車両を出庫用
第一待機コンベヤに移載して待機させ、続いて回転手段
を駆動することにより所定の搬送ローラ群の搬送ローラ
体を水平軸周りに回転させ、また出庫用第二待機コンベ
ヤを駆動して車両を出庫用第二待機コンベヤ上に移載し
て待機させる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
立体駐車設備を図1〜図5および図7に基づいて説明す
る。
【0011】本発明の実施の形態に係る立体駐車設備1
は、車両2を地下に設置した目的の駐車階42に入庫さ
せるための入庫部3と、この入庫部3に敷設されて、入
庫しようとする車両2を一時的に載置するための入庫コ
ンベヤ4と、この入庫コンベヤ4に載置した車両2を受
取る受取りコンベヤ5を有して車両2を 目的の駐車階
42まで下降させるための入庫リフタ6とを備えてい
る。
【0012】また、入庫コンベヤ4に対して車両2を導
入する際に待機させるための一個の入庫用待機コンベヤ
12が受取りコンベヤ5の反対側で入庫コンベヤ4に隣
合って配置されている。
【0013】なお、入庫コンベヤ4、受取りコンベヤ5
および入庫用待機コンベヤ12には、例えばスラットコ
ンベヤが用いられている。また、図1に示すように、目
的の駐車階42に格納した車両2を取り出した後に載置
する取出しコンベヤ25を有する出庫リフタ26が設け
られ、取出しコンベヤ25に載置されて上昇してきた車
両2を出庫させるための出庫部27が設けられ、この出
庫部27に、取出しコンベヤ25から車両2を受取って
出庫方向に搬送するための出庫コンベヤ28が設けられ
ている。
【0014】この出庫コンベヤ28は、幅狭で車両2の
前輪を載置するための前輪載置部28Aと、この前輪載
置部28Aに比べて幅広で車両2の後輪を載置するため
の後輪載置部28Bとから構成されている。
【0015】図2〜図4に示すように、後輪載置部28
Bは所定の出庫方向(取出しコンベヤ25と後述の出庫
用第一待機コンベヤ23とを結ぶ方向)に沿った水平軸
部材30周りに回転自在な複数の搬送ローラ体7からな
る複数の搬送ローラ群9と、各搬送ローラ群9における
水平軸部材30の端部を支持する支持板17と、各支持
板17の幅方向端部に取付けられて循環用レール10に
当接して転動する車輪16とから無端状に構成されてい
る。
【0016】また、出庫コンベヤ28の下方には、出庫
コンベヤ28が下方に弛む(垂れる)のを防止するため
の弛み防止ローラ22が設けられている。なお、後輪載
置部28Bを構成する各搬送ローラ群9は、5個の搬送
ローラ体7を備え、また各車輪16どうしは図示しない
チェーンによって連結されることにより、後輪載置部2
8Bは無端状に構成され、図示しない循環駆動装置によ
って循環可能に構成されている。
【0017】各水平軸部材30は、その両端部が支持板
17に形成した長孔17aを介して回転自在かつ移動自
在(屈曲およびδ分だけ上下動自在)に取付けられ、ま
た各支持板17間に、搬送ローラ体7が下方に移動した
際に搬送ローラ体7の周面の一部が入って搬送ローラ体
7の水平軸部材30周りの回転を阻止するための回転阻
止板18が設けられている。
【0018】また、車両2が載置された所定の搬送ロー
ラ群9における搬送ローラ体7を、水平軸周りに回転さ
せるための回転手段19が設けられ、この回転手段19
は、対で設けた軸体20と、これら軸体20に巻回され
た無端状の回転用ベルト21と、この回転用ベルト21
の不要な弛みを阻止する支持板21Aと、軸体20を回
転させるための図示しない回転駆動装置とから、ベルト
コンベヤ式に構成されている。
【0019】また、回転手段19を昇降させるための昇
降装置15が設けられ、この昇降装置は、例えばロッド
19aが軸体20に取付けられたシリンダ装置が用いら
れる。
【0020】前輪載置部28Aは、これを構成する各搬
送ローラ群9の搬送ローラ体7が3個であるだけで、他
の構成は後輪載置部28Bと同様なので、その説明を省
略する。
【0021】上記のように構成された出庫コンベヤ28
の周囲で取出しコンベヤ25の所定の出庫方向に、出庫
コンベヤ28の循環によって車両2が移載される出庫用
第一待機コンベヤ23が配置され、車両2が載置された
所定の搬送ローラ群9における各搬送ローラ体7の回転
によって、車両2が移載される一対の出庫用第二待機コ
ンベヤ24が、出庫コンベヤ28の周囲で出庫コンベヤ
28に直交する方向に配置されている。
【0022】また、出庫コンベヤ28の前輪載置部28
Aと後輪載置部28Bとの間には、出庫コンベヤ28か
ら各出庫用第二待機コンベヤ24への車両2の搬送を中
継する中継コンベヤ29が設けられている。
【0023】取出しコンベヤ25と出庫コンベヤ28の
間の隙間、出庫コンベヤ28と出庫用第一待機コンベヤ
23の間の隙間、出庫コンベヤ28と各出庫用第二待機
コンベヤ24との間の隙間および出庫コンベヤ28と中
継コンベヤ29の間の隙間には、車両2の受渡しを円滑
に行うための遊転ローラ36が配置されている。
【0024】なお、前記出庫用第一待機コンベヤ23、
各出庫用第二待機コンベヤ24および中継コンベヤ29
には、スラットコンベヤが用いられている。本発明の立
体駐車設備1では、入庫部3および出庫部27以外の構
成は、図7で示した従来の構成と同様であるのでその説
明を省略し、以下、図1〜図4および図7を用いて本発
明の作用を説明する。
【0025】まず、車両2を入庫させる際は、車両2
を、入庫コンベヤ4に移動させてここに載置し、運転者
は車両2から降りる。続いて、入庫コンベヤ4および受
取りコンベヤ5を駆動して、車両2を受取りコンベヤ5
に移載させ、入庫リフタ6を下降させて、車両2を目的
の駐車階42に入庫させる。
【0026】そして、入庫リフタ6を地上まで上昇させ
ておき、入庫のために入庫コンベヤ4上に載置された車
両2があれば、車両2を入庫コンベヤ4から受取りコン
ベヤ5に移載し、上記と同様に入庫リフタ6を下降させ
て、車両2を目的の駐車階42に入庫させる。この動作
を順次繰り返して、車両2を順次目的の駐車階42に入
庫させる。
【0027】ところで、入庫待ちのために車両2を待機
させなければならないような場合、入庫コンベヤ4上に
車両2を載置するのに加えて、入庫用待機コンベヤ12
にも車両2を載置して、運転者および同乗者は車両2か
ら降り、目的の場所に移動する。そして、入庫コンベヤ
4および受取りコンベヤ5を駆動して、車両2を受取り
コンベヤ5に移載させ、入庫リフタ6を下降させ、続い
て、入庫コンベヤ4および入庫用待機コンベヤ12を駆
動して入庫用待機コンベヤ12上の車両2を入庫コンベ
ヤ4上に移載し、さらに入庫コンベヤ4および受取りコ
ンベヤ5の駆動により、入庫コンベヤ4上の車両2を受
取りコンベヤ5上に移載し、入庫リフタ6を下降させ、
車両2を目的の駐車階42に入庫させる。
【0028】このようにすることにより、例えば二台の
車両2が一時に入庫しようとする場合でも、二台の車両
2が同時に待機できるので、運転者および同乗者は入庫
のための待ち時間なく目的の場所に移動することができ
る。
【0029】一方、車両2を出庫させる場合、出庫リフ
タ26を所定の駐車階42まで下降させ、その駐車階4
2から取出しコンベヤ25に車両2を受け取り、出庫リ
フタ26を地上まで上昇させ、取出しコンベヤ25およ
び出庫コンベヤ28を駆動して循環させ、車両2を取出
しコンベヤ25から出庫コンベヤ28に移載し、待機さ
せるものである。
【0030】なお、出庫コンベヤ28においては、車輪
16が循環用レール10に当接して転動することにより
各搬送ローラ群9が循環案内されるもので、この各搬送
ローラ群9の循環により車両2が移動する。
【0031】ところで、例えば催し物が終了した場合な
どは、一時期に出庫する状態となる。このような場合、
上記と同様の動作により、車両2を出庫コンベヤ28上
に移動し、また出庫用第一待機コンベヤ23を駆動し
て、車両2を出庫用第一待機コンベヤ23に移載し、次
の車両2は出庫コンベヤ28に載置する。
【0032】このようにすることにより、出庫部27
に、一度の二台の車両2を待機させることができる。ま
た、出庫部27に3台あるいは4台の車両2を待機させ
る必要がある場合は、回転手段19を駆動して搬送ロー
ラ体7を水平軸部材30周りに回転させて車両2を一方
の出庫用第二待機コンベヤ24あるいは他方の出庫用第
二待機コンベヤ24に載置するようにする。
【0033】この場合、所定の駐車階42から上昇して
きた車両2を、取出しコンベヤ25および出庫コンベヤ
28を駆動してこれに移載すると、車輪(前輪または後
輪)が載置された搬送ローラ体7は、車両2の重さによ
って下降(水平軸部材30が長孔17aの下方に位置)
する。また、搬送ローラ体7の外周面が回転阻止板18
に接触することにより搬送ローラ体7が遊転することが
なく、続いて出庫コンベヤ28を循環させ車両2を出庫
用第一待機コンベヤ23側に向けて搬送する。そして、
出庫コンベヤ28および出庫用第一待機コンベヤ23の
駆動により、車両2を出庫用第一待機コンベヤ23上に
移載し、待機させる。
【0034】また、次の車両2も同様に、取出しコンベ
ヤ25および出庫コンベヤ28を駆動してこれに移載
し、出庫コンベヤ28を駆動することにより、出庫用第
一待機コンベヤ23側に向けて搬送する。そして、車両
2が両出庫用第二待機コンベヤ24を結んだ線上に到達
したら、出庫コンベヤ28の駆動を停止し、昇降装置1
5を駆動して回転手段19を、図3に示すδだけ上昇さ
せ、回転用ベルト21を搬送ローラ体7に下方から当て
る。そうすると、回転用ベルト21が撓んで支持板21
Aに当たり、搬送ローラ体7は、回転用ベルト21を介
して支持板21Aで支持された状態となる。ここで、回
転手段19を駆動して、回転用ベルト21を回転させる
と、搬送ローラ体7は、回転用ベルト21に接触してい
るので回転し、車両2は、搬送ローラ体7、一方の出庫
用第二待機コンベヤ24および中継コンベヤ29の駆動
により、一方の出庫用第二待機コンベヤ24側に移載さ
れるので、ここで車両2を待機させておく。このように
して一方の出庫用第二待機コンベヤ24に車両2が満載
されると、今度は回転用ベルト21を逆方向に回転させ
ることにより搬送ローラ体7を逆方向に回転させ、他方
の出庫用第二待機コンベヤ24および中継コンベヤ29
の駆動により、車両2を他方の出庫用第二待機コンベヤ
24に移載する。
【0035】このようにすることにより、出庫部27に
複数台の車両2を一時に複数台待機させることができ、
運転者や同乗者は各待機場所から各車両2に乗り込むこ
とができる。
【0036】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、入庫および出庫のための待機場所が復数カ所あり、
これら待機場所に複数台の車両2を待機させることがで
きるので、入庫および出庫の際に、運転者や同乗者は、
車両2の待機場所で車両2から降り、あるいは各待機場
所に分散して車両2に乗り込むことができ、従って、入
庫および出庫の際の待ち時間を大幅に削減することがで
きる。
【0037】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、出庫コンベヤ28の構成を、例えば、
図6に示すようにしてもよい。すなわち、上記実施の形
態では、水平軸部材30を支持板17に形成した長孔1
7aに移動自在に取付けたものであるが、水平軸部材3
0を長孔17aに移動自在に取付ける代わりに、各搬送
ローラ体7を水平軸部材30を介して支持板17に回転
自在に取付け、支持板17を支持枠35にδ分だけ上下
動自在に支持し、この支持枠35に、循環用レール10
に当接して転動する車輪16を回転自在に取付けるよう
構成したものである。他の構成は上記実施の形態と同様
である。
【0038】この構成によれば、車輪が載置された搬送
ローラ体7は、支持板17とともに図に示したδ分だけ
下降し、搬送ローラ体7の外周面が支持枠35の下部に
設けた回転阻止板18に接触して遊転することがないの
で安全に搬送することができる。
【0039】そして、出庫用第二待機コンベヤ24に車
両2を移載する場合、上記実施の形態と同様に、昇降装
置15を駆動して回転手段19を上昇させ、回転用ベル
ト21を搬送ローラ体7に下方から当てる。そうする
と、回転用ベルト21が撓んで支持板21Aに当たり、
搬送ローラ体7は、支持板17とともにδ分だけ上昇し
て、回転用ベルト21を介して支持板21Aで支持され
た状態となる。ここで、回転手段19を駆動して、回転
用ベルト21を回転させると、搬送ローラ体7は、回転
用ベルト21に接触しているのでこれとともに回転し、
車両2は、搬送ローラ体7、一方の出庫用第二待機コン
ベヤ24および中継コンベヤ29の駆動により、一方の
出庫用第二待機コンベヤ24側に移載されるので、ここ
で車両2を待機させておく。
【0040】このようにして、一方の出庫用第二待機コ
ンベヤ24に車両2が満載されると、今度は回転用ベル
ト21を逆方向に回転させることにより搬送ローラ体7
を逆方向に回転させ、他方の出庫用第二待機コンベヤ2
4および中継コンベヤ29の駆動により、車両2を他方
の出庫用第二待機コンベヤ24に移載する。
【0041】このようにすることにより、上記実施の形
態と同様に、出庫部27に4台の車両2を一時に複数台
待機させることができ、運転者や同乗者は各待機場所か
ら各車両2に乗り込むことができる。
【0042】そしてこの実施の形態においても、運転者
や同乗者は、各待機場所に分散してある車両2に乗り込
むことができ、出庫の際の待ち時間を大幅に削減するこ
とができる。
【0043】また、上記実施の形態では、入庫部3は、
入庫コンベヤ4と一個の入庫用待機コンベヤ12とを設
けただけの構成を示したが、これに限定されるものでは
なく、出庫部27と全く同様の構成にして、車両2の待
機場所を複数個設けた構成とすることもできる。
【0044】すなわち、図示しないが、入庫コンベヤ
を、水平軸周りに回転自在な複数の搬送ローラ体から構
成した搬送ローラ群を複数個並べて無端状に構成すると
ともに水平面に沿って循環可能に構成し、車両が載置さ
れた所定の搬送ローラ群の搬送ローラ体を水平軸周りに
回転させるための回転手段を設け、入庫コンベヤの周囲
に、入庫コンベヤの循環によって車両が移載される出庫
用第一待機コンベヤと、所定の搬送ローラ群の搬送ロー
ラ体の回転によって車両が移載される出庫用第二待機コ
ンベヤとを設けるようにする。
【0045】このように構成することにより、入庫コン
ベヤ4側に三叉路の道路があったりする場合に乗り入れ
が便利であり、また、入庫に際して一時期に車両2が集
まった場合であっても、各待機場所に車両2を置いて運
転者および同乗者が降り、目的の場所に移動するように
すれば、入庫時の待機時間を少なくすることができる。
【0046】さらに、入庫コンベヤ4は、水平面内で旋
回軸心回りに旋回自在な図示しない旋回台に取付け、入
庫コンベヤ4に載置する車両2を待機させるための入庫
用待機コンベヤ12を、旋回台の外周部で旋回台の半径
方向に沿って配置するように構成してもよく、この場合
も、入庫に際して一時期に車両2が集まった場合であっ
ても、各待機場所に車両2を置いて運転者および同乗者
が降り、目的の場所に移動するようにすれば、入庫時の
待機時間を少なくすることができる。
【0047】また、上記各実施の形態において、例え
ば、道路事情や火災の発生、機器の故障あるいはバック
アップの必要性などが発生した場合、これらの場合に応
じて出庫コンベヤ28を入庫に用いたり、入庫コンベヤ
4を出庫として用いたり、あるいは出庫コンベヤ28、
入庫コンベヤ4をともに出庫に用いたりして対応するこ
ともできる。
【0048】回転手段19は、ベルトコンベヤ式に構成
したがこれに限定されるものではなく、スラットコンベ
ヤ式に構成してもよい。さらに、上記各実施の形態で
は、駐車階42は地下に設置したがこれに限定されるも
のではなく、駐車階42の下方に入庫コンベヤ4および
出庫コンベヤ28を配置した立体駐車設備において、上
記各実施の形態に示した構成の入庫コンベヤ4、出庫コ
ンベヤ28、待機コンベヤ12,23,24を用いるよ
う構成することもできる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、取出しコンベヤに載置されて昇降してきた車両を出
庫させるための出庫部に、取出しコンベヤから車両を受
取って複数の出庫方向に搬送する出庫コンベヤが設けら
れ、この出庫コンベヤは、水平軸周りに回転自在な複数
の搬送ローラ体から構成した搬送ローラ群を複数個並べ
て無端状に構成され、出庫コンベヤは、水平面に沿って
循環可能に構成され、車両が載置された所定の搬送ロー
ラ群の搬送ローラ体を水平軸周りに回転させるための回
転手段が設けられ、出庫コンベヤの周囲に、出庫コンベ
ヤの循環によって車両が移載される出庫用第一待機コン
ベヤと、所定の搬送ローラ群の搬送ローラ体の回転によ
って車両が移載される出庫用第二待機コンベヤとが設け
られたものであるので、駐車階から昇降してきた車両
は、出庫コンベヤから出庫用第一待機コンベヤまたは出
庫用第二待機コンベヤ、あるいは出庫コンベヤ上に移載
されれて待機した状態とすることができるので、車両を
待機させる場所が複数個となり、車両の待機場所が分散
して、人員の乗り込みや荷の積込みを複数の待機場所で
行うことができることによって、出庫のために必要な待
ち時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す立体駐車設備の入庫
部および出庫部の拡大斜視図である。
【図2】同じく出庫部の出庫コンベヤの全体拡大正面図
である。
【図3】同じく出庫コンベヤの部分拡大正面図である。
【図4】同じく出庫コンベヤの部分拡大平面図である。
【図5】同じく出庫部の全体平面図である。
【図6】他の実施の形態を示す出庫コンベヤの全体拡大
正面図である。
【図7】従来の立体駐車設備の全体斜視図である。
【符号の説明】
2 車両 4 入庫コンベヤ 5 受取りコンベヤ 6 入庫リフタ 7 搬送ローラ体 9 搬送ローラ群 10 循環用レール 12 入庫用待機コンベヤ 16 車輪 17a 長孔 19 回転手段 21 回転用ベルト 21A 支持板 23 出庫用第一待機コンベヤ 24 出庫用第二待機コンベヤ 25 取出しコンベヤ 26 出庫リフタ 27 出庫部 28 出庫コンベヤ 30 水平軸部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を目的の駐車階に入庫させるための
    入庫部が設けられ、この入庫部に、入庫しようとする車
    両を一時的に載置するための入庫コンベヤが敷設され、
    この入庫コンベヤに載置した車両を受取る受取りコンベ
    ヤを有して車両を目的の駐車階まで昇降させる入庫リフ
    タが設けられ、目的の駐車階に格納した車両を取り出し
    た後に載置する取出しコンベヤを有する出庫リフタが設
    けられ、取出しコンベヤに載置されて昇降してきた車両
    を出庫させるための出庫部が設けられ、出庫部に、取出
    しコンベヤから車両を受取って複数の出庫方向に搬送す
    る出庫コンベヤが設けられ、この出庫コンベヤは、水平
    軸周りに回転自在な複数の搬送ローラ体から構成した搬
    送ローラ群を複数個並べて無端状に構成されるとともに
    水平面に沿って循環可能に構成され、車両が載置された
    所定の搬送ローラ群の搬送ローラ体を水平軸周りに回転
    させるための回転手段が設けられ、出庫コンベヤの周囲
    に、出庫コンベヤの循環によって車両が移載される出庫
    用第一待機コンベヤと、所定の搬送ローラ群の搬送ロー
    ラ体の回転によって車両が移載される出庫用第二待機コ
    ンベヤとが設けられたことを特徴とする立体駐車設備。
  2. 【請求項2】 車両を載置して待機させる入庫用待機コ
    ンベヤが、入庫コンベヤに隣合って設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の立体駐車設備。
  3. 【請求項3】 入庫コンベヤは、水平面内で旋回軸心回
    りに旋回自在な旋回台に取付けられ、入庫コンベヤに載
    置する車両を待機させるための入庫用待機コンベヤが、
    旋回台の外周部で旋回台の半径方向に沿って配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の立体駐車設備。
JP2569997A 1996-10-25 1997-02-10 立体駐車設備 Pending JPH10184062A (ja)

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JP28347296 1996-10-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249600A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Ohbayashi Corp 立体駐車設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013249600A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Ohbayashi Corp 立体駐車設備

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