JPH10183195A - 高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法 - Google Patents

高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法

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JPH10183195A
JPH10183195A JP35624296A JP35624296A JPH10183195A JP H10183195 A JPH10183195 A JP H10183195A JP 35624296 A JP35624296 A JP 35624296A JP 35624296 A JP35624296 A JP 35624296A JP H10183195 A JPH10183195 A JP H10183195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴霧乾燥品と界面活性剤とを用いて圧密化・
破砕処理により高嵩密度粒状洗剤組成物を製造するに際
し、装置への付着を防止して生産性を向上させ省エネ化
を図る。発塵性を少なくし、凝集性を抑制して溶解性を
向上し、また、界面活性剤の熱劣化を抑制して洗剤粒子
の白度を向上する。 【解決手段】 無機のアルカリビルダーと無機のキレー
トビルダーを含有し界面活性剤を実質的に含有しない噴
霧乾燥粒子と、界面活性剤とを圧密化処理した後、微粉
末の共存下で破砕することにより高嵩密度粒状洗剤組成
物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造性に優れ、し
かも得られる組成物が流動性、固化性、発塵性、洗剤粒
子の白度向上、溶解性等の総合的な性能に優れた高嵩密
度粒状洗剤組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衣料用洗剤の分野においては、従来の噴
霧乾燥洗剤に替って、濃縮化することにより少ない洗剤
使用量で洗浄が可能な高嵩密度洗剤が主流を占めるに至
っている。このような高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方
法としては、特開昭61−69899号公報には、噴霧
乾燥生成物を圧密成形後に、表面改質剤の存在下で破砕
造粒処理することが開示されている。
【0003】また、特開昭63−150392号公報に
は、アニオン界面活性剤、ゼオライトおよび炭酸塩を含
有する噴霧乾燥物とノニオン界面活性剤とを混合、捏和
し、多段粉砕することにより溶解性を改善することが記
載されている。しかしながら、この方法では噴霧乾燥品
に界面活性剤が含まれており、製造時(造粒時)におけ
る装置への付着の問題に対しては顧り見られておらず、
本件発明とは目的および構成を異にする。
【0004】さらに、特公平6−72237号公報に
は、界面活性剤およびビルダーを含む噴霧乾燥生成物を
圧密成形した後、破砕造粒することにより流動性の改良
された高嵩密度粒状洗剤を製造することが記載されてい
る。しかしながら、この製法においても噴霧乾燥品に界
面活性剤が含まれており、製造時(造粒時)における装
置への付着の問題は解消せず、本件発明とは目的および
構成が異なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高嵩密度粒
状洗剤組成物を製造するに際して、造粒時に原料組成物
が装置内に付着することを防止して生産性を高めること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の高嵩密度粒状洗
剤組成物の製造方法は、無機のアルカリビルダーと無機
のキレートビルダーを含有し界面活性剤を実質的に含有
しない噴霧乾燥粒子と、界面活性剤とを圧密化処理した
後、微粉末の共存下で破砕することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、まず噴霧乾燥法によ
り、噴霧乾燥粒子を製造する。この噴霧乾燥粒子は、無
機アルカリビルダーと無機キレートビルダーとを含み、
界面活性剤を実質的に含有しない。無機アルカリビルダ
ーとしては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸塩、亜硫酸ナ
トリウム、亜硫酸カリウムなどの亜硫酸塩、珪酸ナトリ
ウム、層状珪酸ナトリウムなどの珪酸塩等が含有され
る。無機アルカリビルダーは、最終的に得られる高嵩密
度洗剤組成物中に15〜35重量%含まれるように配合
するのが好適であり、より好ましくは20〜30重量%
である。
【0008】また、無機キレートビルダーとしてはアル
ミノ珪酸塩(A型ゼオライト、非晶質ゼオライト)、層
状珪酸塩、ベントナイト、チタン酸カリウム、トリポリ
リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムなどの縮合リ
ン酸塩などを用いることができる。キレートビルダー
は、本発明の洗剤組成物中に15〜35重量%配合する
のが好適であり、好ましくは20〜30重量%配合す
る。さらに、噴霧乾燥物には、任意成分として蛍光剤、
環元剤、増量剤などの任意成分を配合することができ
る。得られた噴霧乾燥物は、界面活性剤あるいは所望に
より他の任意成分と共に圧密化処理される。
【0009】圧密化処理は、ニーダー等による捏和処理
による混練、捏和、押出し機による押出し処理、破砕機
による破砕造粒処理、あるいは撹拌造粒機による撹拌造
粒処理などにより行なわれる。本発明では、無機のアル
カリビルダーとキレートビルダーとを含有し、界面活性
剤を実質的に含有しない噴霧乾燥品を界面活性剤と圧密
化処理した後、微粉末の共存下で破砕することにより、
製造時に組成物原料が、捏和機内のスクリューあるいは
パドル、押出し機内のスクリューあるいはパドル、撹拌
造粒機の底部あるいは撹拌翼、破砕機装置内のケーシン
グあるいはスクリーンなどの装置内に付着を生じること
が防止される。界面活性剤としては、ノニオン界面活性
剤、アニオン界面活性剤などが用いられる。
【0010】ノニオン界面活性剤としては、融点が40
℃以下でHLBが9〜16のものが好適であり、例えば
以下のものが例示できる。 ・ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エー
テル ・ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
(又はアルケニル)エーテル ・脂肪酸メチルエステルエトキシレート
【0011】アニオン界面活性剤としては、以下のもの
が例示できる。 ・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩 ・α−オレフィンスルホン酸のアルカリ金属塩 ・アルキル硫酸のアルカリ金属塩 ・α−スルホ脂肪酸低級アルキルエステルのアルカリ金
属塩 ・脂肪酸のアルカリ金属塩
【0012】界面活性剤は、本発明の最終的な高嵩密度
粒状洗剤組成物中に好ましくは15〜40重量%、更に
好ましくは18〜38重量%、特に好ましくは20〜3
5重量%配合される。界面活性剤の量が少なすぎると粉
立ちが発生し、一方多すぎるとケーキングが生じる。つ
いで、圧密化処理物は破砕機により微粉末の共存下で破
砕処理されて粉砕される。破砕処理にはカッターミルな
どの破砕機ないしは粉砕機を用いることができ、好まし
くはスクリーンを内部に装着したカッターミルを多段に
連設して多段粉砕する。
【0013】微粉末としては、平均粒子径50μm以下
のものが好ましく、ゼオライト、ベントナイト、タル
ク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、シリカ、酸化
マグネシウム、酸化アルミニウム、澱粉などが挙げられ
る。微粉末は、本発明の最終的な高嵩密度洗剤組成物中
に、好ましくは0.5〜20重量%、更に好ましくは1
〜15重量%、特に好ましくは2〜10重量%含まれる
ように添加する。本発明では、以上の造粒処理により嵩
密度0.6〜1.2g/ccの高嵩密度粒状洗剤組成物
を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、噴霧乾燥品と界面活性
剤とを用いて圧密化・破砕処理により高嵩密度粒状洗剤
組成物を製造するに際し、装置への付着を防止して生産
性を向上させることができ、また、省エネ効果も得られ
る。さらに、得られる洗剤組成物は、発塵性が少なく、
凝集性が抑制されて溶解性が向上し、また、界面活性剤
の熱劣化が抑制されることから洗剤粒子の白度が向上す
る。
【0015】
【実施例】
実施例 以下、本発明について、実施例および比較例により更に
詳細に説明する。実施例および比較例においては以下の
試験方法により各試料を評価した。 [流動性試験]JIS Z2502に基づいて、45℃
・85RH%で3日間保存した後の洗剤粒子について測
定した。
【0016】[発塵性試験]2槽式洗濯機(三菱電機
(株)製、CW225型)を用い、空の洗濯機内に約7
0cmの高さからスプーン1杯(約25g)の洗剤を落
下し、発塵状態を目視にて次の基準で評価した。 ◎:発塵が認められない ○:発塵が僅かに認められる △:発塵が少し認められる ×:発塵が認められる
【0017】[固化性試験]外側からコートボール紙
(坪量:350g/m2 )、ワックスサンド紙(坪量:
30g/m2 )、クラフトパルプ紙(70g/m2 )の
3層からなる紙を用いて、長さ15cm×巾9.3cm
×高さ18.5cmの箱を作成した。この箱に試料1.
2kgを入れ、30℃、85%RHの恒温恒湿室中に3
0日間保存後、この容器の上部を開き、JIS規格4メ
ッシュのふるい上に注意深く移しふるいを穏やかに振動
したあと、ふるい上の重量と総重量とを測り、下記の数
1の式から固化性を算出した。
【数1】固化性(%)={ふるい上の重量(g)/総重
量(g)}×100
【0018】[嵩密度試験]JIS Z2504に準じ
て、嵩密度を測定した。 [溶解性試験]500mlビーカーに5℃の水道水を入
れ、試料5gを投入し、5分間撹拌した。次に、溶け残
りの洗剤粒子をナイロン布上に取り出し、105℃で2
時間乾燥し、以下の数2の式で表される溶解残渣を算出
した。
【数2】溶解残渣(%)={(溶解残分の105℃で2時
間乾燥品g)/5g}×100 各試料は、以下の製造例に従って製造した。
【0019】[製造例] [製造方法1]後記の表1および表2中から、ノニオン
界面活性剤、アニオン界面活性剤、微粉末及び他の任意
成分(AZ、AS、CAB、酵素、香料)を除く成分を
水に溶解もしくは分散させスラリーを調製した後、この
スラリーを噴霧乾燥し、界面活性剤を含有しない乾燥粒
子を得た。次いで、該乾燥粒子とノニオン界面活性剤、
アニオン界面活性剤、AZ(非晶質アルミノ珪酸塩)、
AS(非晶質シリカ)およびCAB(ベントナイト)と
を連続ニーダー(栗本鉄工所(株)製、KRCニーダー
S−4型)に投入し、圧密化処理を行い固形洗剤を調製
した。次いで該固形洗剤を微粉末の存在下でナイフカッ
ターミル(ホソカワミクロン(株)製、フィッツミルD
KASO6型)を用いて平均粒子径が450〜550μ
mとなるまで粉砕した。最後に転動ドラム内でゼオライ
トを加え得られた粉砕粒子を被覆し、更に酵素と香料を
加えて高嵩密度粒状洗剤組成物とした(嵩密度0.8〜
0.9g/cc,平均粒子径:450〜550μm)。
【0020】[製造方法2]後の表1および表2中か
ら、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、微粉末
及び他の任意成分(AZ、AS、CAB、酵素、香料)
を除く成分を水に溶解もしくは分散させスラリーを調製
した後、このスラリーを噴霧乾燥し、界面活性剤を含有
しない乾燥粒子を得た。次いで、該乾燥粒子とノニオン
界面活性剤、アニオン界面活性剤、AZ、AS及びCA
Bとをハイスピードミキサー(深江工業(株)製)に投
入し、圧密化処理を行いながら撹拌造粒した。次いで得
られた造粒物を微粉末の存在下でナイフカッターミル
(ホソカワミクロン(株)製、フィッツミルDKASO
6型)を用いて平均粒子径が450〜550μmとなる
まで粉砕した。最後に転動ドラム内でゼオライトを加え
得られた粉砕粒子を被覆し、更に酵素と香料を加えて高
嵩密度粒状洗剤組成物とした(嵩密度0.8〜0.9g
/cc,平均粒子径:450〜550μm)。
【0021】[製造方法3]…界面活性剤含有噴霧乾燥
粒子を使用(比較例) 後記の表3および表4中から、ノニオン界面活性剤、微
粉末及び他の任意成分(AZ、AS、CAB、酵素、香
料)を除く成分を水に溶解もしくは分散させスラリーを
調製した後、このスラリーを噴霧乾燥し、アニオン界面
活性剤を含有する乾燥粒子を得た。次いで、該乾燥粒子
とノニオン界面活性剤、AZ、AS及びCABとをハイ
スピードミキサー(深江工業(株)製)に投入し、圧密
化処理を行いながら撹拌造粒した。次いで得られた造粒
物を微粉末の存在下でナイフカッターミル(ホソカワミ
クロン(株)製、フィッツミルDKASO6型)を用い
て平均粒子径が450〜550μmとなるまで粉砕し
た。最後に転動ドラム内でゼオライトを加え得られた粉
砕粒子を被覆し、更に酵素と香料を加えて高嵩密度粒状
洗剤組成物とした(平均粒子径:450〜550μ
m)。
【0022】[製造方法4]…微粉末を使用せずに粉砕
(比較例) 後記の表3および表4中から、ノニオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤、微粉末及び他の任意成分(AZ、A
S、CAB、酵素、香料)を除く成分を水に溶解若しく
は分散させスラリーを調製した後、このスラリーを噴霧
乾燥し、界面活性剤を含有しない乾燥粒子を得た。次い
で、該乾燥粒子とノニオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤、AZ、AS及びCABとを連続ニーダー(栗本鉄
工所(株)製、KRCニーダーS−4型)に投入し、圧
密化処理を行い固形洗剤を調製した。次いで該固形洗剤
を微粉末を添加せずにナイフカッターミル(ホソカワミ
クロン(株)製、フィッツミルDKASO6型)を用い
て平均粒子径が450〜550μmとなるまで粉砕し
た。最後に転動ドラム内でゼオライトを加え得られた粉
砕粒子を被覆し、更に酵素と香料を加えて高嵩密度粒状
洗剤組成物とした(平均粒子径:450〜550μ
m)。
【0023】[製造方法5]…界面活性剤含有噴霧乾燥
粒子を使用+微粉末を使用せずに粉砕(比較例) 後記の表3および表4中から、ノニオン界面活性剤、微
粉末及び他の任意成分(AZ、AS、CAB、酵素、香
料)を除く成分を水に溶解もしくは分散させスラリーを
調製した後、このスラリーを噴霧乾燥し、アニオン界面
活性剤を含有する乾燥粒子を得た。次いで、該乾燥粒子
とノニオン界面活性剤、AZ、AS及びCABとをハイ
スピードミキサー(深江工業(株)製)に投入し、圧密
化処理を行いながら撹拌造粒した。次いで得られた造粒
物を微粉末を添加せずにナイフカッターミル(ホソカワ
ミクロン(株)製、フィッツミルDKASO6型)を用
いて平均粒子径が450〜550μmとなるまで粉砕し
た。最後に転動ドラム内でゼオライトを加え得られた粉
砕粒子を被覆し、更に酵素と香料を加えて高嵩密度粒状
洗剤組成物とした(平均粒子径:450〜550μ
m)。
【0024】[製造方法6]…微粉末をコーティング
(比較例) 後記の表3および表4中から、ノニオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤、微粉末及び他の任意成分(AZ、A
S、CAB、酵素、香料)を除く成分を水に溶解もしく
は分散させスラリーを調製した後、このスラリーを噴霧
乾燥し、界面活性剤を含有しない乾燥粒子を得た。次い
で、該乾燥粒子とノニオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤、AZ、AS及びCABとをハイスピードミキサー
(深江工業(株)製)に投入し、圧密化処理を行いなが
ら平均粒子径が450〜550μmとなるまで撹拌造粒
した。最後に転動ドラム内で微粉末を加え得られた粉砕
粒子の表面を被覆し、更に酵素と香料を加えて高嵩密度
粒状洗剤組成物とした(平均粒子径:450〜550μ
m)。
【0025】[使用原料]実施例及び比較例で使用した
ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤および微粒子
は、以下の通りである。 ノニオン界面活性剤(以下、ノニオンと略す) (1)ノニオンA:C12〜C1325〜H27O(CH2
2O)7 H、新日本理科(株)製コノール20P(第
1級アルコール、炭素数12分岐度0%)と三菱化学
(株)製ダイアドール13(第1級アルコール、炭素数
13、分岐度50%)とを1:4の重量比で混合したア
ルコールにエチレンオキシドを平均7モル付加したポリ
オキシエチレンアルキルエーテル(ライオン化学(株)
製、商品名:NALG−83)
【0026】(2)ノニオンB C1327O(CH2CH2O)7 (CH(CH3)CH2
3 H、三菱化学(株)製ダイアドール13(第1級アル
コール、炭素数13分岐度50%)にエチレンオキシド
を平均7モル、プロピレンオキシドを平均3モル付加し
たポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル
【0027】(3)ノニオンC C1327O(CH2CH2O)12H、三菱化学(株)製ダ
イアドール13(第1級アルコール、炭素数13分岐度
50%)にエチレンオキシドを平均12モル付加したポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル アニオン界面活性剤(以下、アニオンと略す)
【0028】(1)アニオンA 直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム (2)アニオンB α−スルホパルミチン酸メチルエステルナトリウム (3)アニオンC ラウリン酸ナトリウムとオレイン酸ナトリウムの1/1
(重量比)の混合物微粉末 (1)微粉末A 結晶質アルミノ珪酸ナトリウム(水沢化学(株)製、シ
ルトンB、平均粒子径2μm) (2)微粉末B 炭酸ナトリウム(旭硝子(株)製、平均粒子径10μ
m) (3)微粉末C 加工澱粉(松谷化学(株)製、パインフローS、平均粒
子径45μm)
【0029】任意成分 AZ:非晶質アルミノ珪酸ナトリウム(水沢化学(株)
製)…表中数値は純分表示 AS:非晶質シリカ((株)トクヤマ製、トクシール
N) CZS:結晶質アルミノ珪酸ナトリウムスラリー(水沢
化学(株)製、SMC−480、固形分50%) CZP:結晶質アルミノ珪酸ナトリウム(水沢化学
(株)製、シルトンB) 亜硫曹:亜硫酸ナトリウム(神州化学(株)製、無水亜
硫酸曹達) 炭カリ:粉末炭酸カリウム(旭硝子(株)製、無水炭酸
カリウム) Ash:重質炭酸ナトリウム(旭硝子(株)製、粒灰) PAS:ポリアクリル酸ナトリウム(日本純薬(株)
製、レオジック250H) MA:マレイン酸とアクリル酸の共重合体(BASF社
製、ソカランCP7) CAB:ベントナイト(明和産業(株)製、BPW00
9) 蛍光剤:2:4,4´−ビス(2−スルホスチリル)ビ
フェニルジナトリウム(チバガイギー製、チノパールC
BS−X) 酵素:アルカリプロテアーゼ顆粒とアルカリリパーゼ顆
粒の7/2(重量比)の混合物(ノボノルディスク社
製、サビナーゼ12T/リポラーゼEX=7/2の混合
物)
【0030】香料:以下の組成を有する 香料組成;(数値は重量部) 3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−オール 80 3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−イル−アセテート 60 3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール 40 β−フェニルエチルアルコール 50 p−tert−ブチルーα−メチルヒドロシンナミックアルデヒド 70 α−メチル−p−イソプロピルフェニルプロピオンアルデヒド 60 α−n−アミルシンナミックアルデヒド 20 α−n−ヘキシルシンナミックアルデヒド 60 7−アセチル−1,1,3,4,4,6− 80 ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン 3−(5,5,6−トリメチル−ノルバルナン−2−イル) 20 シクロヘキサン−1−オール
【0031】 ベルトフィックス 30 2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル 10 −3−シクロペンテ−1−イル)−2−ブタン−1−オール 10% α,α−ジメチル−p−エチルヒドロシンナミックアルデヒド 40 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド 10 cis−3−ヘキセノール 10 2−trans−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン 30 −1−オール n−デシルアルデヒド 5 10−ウンデセン−1−アール 5 メチルノニルアセトアルデヒド 5 4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル) 30 −3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド
【0032】 ナフタレン−2−アセチル−1,2,3,4,6,7,8 30 −オクタヒドロ2,3,8,8−テトラメチル 5−(2−メチレン−6,6−ジメチル−シクロヘキシル) 50 −4−ペンテン−3−オン 2−メトキシ−4−プロペニルフェノール 20 アリルシクロヘキサンプロピオネート 10 6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4 5 (5H)−インダノン p−プロペニルフェニルメチルエーテル 5 メチル−2−アミノベンゾエート 5 レモンオイル 30 オレンジオイル 20 ラバンジンオイル 20 パチュリオイル 10 3,7−ジメチル−2,6−オクタジエナール 30 メチルジヒドロジャスモネート 50 沸点230度(1気圧)の香料成分が、全香料中に占める割合(wt%) 66
【0033】以下の表1および表2(実施例)ならびに
表3および表4(比較例)に示す組成の洗剤組成物を調
製し、その製造例と製品品質とを評価して同表に示し
た。
【0034】
【表1】 表1:(その1) 実 施 例 試料No. 1 2 3 4 5 6 7 8 組成wt(%) (a)噴霧乾燥粒子 54 46 48 44 53 51 41 36 内訳 CZS 23 20 12 11 23 22 18 15 亜硫曹 1.2 1 2 1.5 1.2 1.3 1 1 炭カリ − − 10 9 − − − − Aah 25 21 15 14 24 23 18 16 PAS 0.2 0.2 − − 0.2 0.2 0.2 0.1 MA − − 5 4 − − − − 蛍光剤 0.2 0.2 0.5 1 0.2 0.2 0.2 0.1 その他 4.4 3.6 3.5 3.5 4.4 4.3 3.6 3.8 (b)界面活性剤 19 27 36 40 27 27 27 27 内訳 ノニオンA − 25 − 14 25 25 25 25 B 17.6 − 2 − − − − − C 0.4 0.6 − − 0.6 0.6 0.6 0.6 アニオンA − − 11 14 − − − − B − − 12 − − − − − C − − 8 10 − − − − 水分 1 1.4 3 2 1.4 1.4 1.4 1.4 (c)微粉末 A − 8 8 4 1 3 13 18 B − − − 4 − − − − C 8 − − − − − − −
【0035】
【表2】 表2:(その2)表1の続き 実 施 例 試料No. 1 2 3 4 5 6 7 8 組成wt(%) 任意成分 AZ − 2 − − 2 4 − 2 AS − 2 − − − − 4 4 CAB 11 7 − − 7 7 7 5 被覆剤(CZP) 2 2 2.5 2.5 2 2 2 2 酵素 1 1 1.5 1.5 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 その他少量成分 バ ラ ン ス 製造方法 2 1 2 1 2 2 1 1 評価方法 流動性 35 35 35 40 35 35 35 35 発塵性 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ 嵩密度(g/ml) 0.8 0.9 0.85 0.83 0.9 0.9 0.9 0.9 固化性(%) 0 0 0 3 0 0 0 0 色調 白 白 白 白 白 白 白 白 溶解残渣(%) 0 0 0 0 1 0 0 0 装置への付着 なし なし なし なし 少々 なし なし なし 生産性(Kg/H) 150 150 150 150 145 150 150 150
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】 表4:(その2)表3の続き 比 較 例 試料No. 1 2 3 4 組成wt(%) 任意成分 AZ − 10 8 2 AS − 2 − 2 CAB − 7 − 7 被覆剤(CZP) 2.5 2 2.5 10 酵素 1.5 1 1.5 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 その他少量成分 バ ラ ン ス 製造方法 3 4 5 6 評価方法 流動性 35 45 60 35 発塵性 ◎ ◎ ◎ × 嵩密度(g/ml) 0.85 0.85 0.80 0.85 固化性(%) 0 10 30 0 色調 クリーム 白 クリーム 白 溶解残渣(%) 5 15 30 20 装置への付着 やや多い 多い かなり多い かなり多い 生産性(Kg/H) 135 115 100 115
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 誠治 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機のアルカリビルダーと無機のキレー
    トビルダーを含有し界面活性剤を実質的に含有しない噴
    霧乾燥粒子と、界面活性剤とを圧密化処理した後、微粉
    末の共存下で破砕することを特徴とする高嵩密度粒状洗
    剤組成物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000003948A1 (fr) * 1998-07-17 2000-01-27 Kao Corporation Poudre composite
KR100334733B1 (ko) * 1999-08-09 2002-05-04 안용찬 고밀도분말세제의 제조방법
KR100425017B1 (ko) * 2001-07-20 2004-03-27 신세희 무공해 세제조성물의 제조방법
KR100613267B1 (ko) 2000-01-26 2006-08-18 주식회사 엘지생활건강 세탁용 분말세제의 제조방법
JP2009126885A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Kao Corp 粒子の表面改質方法

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