JP2599982B2 - 濃縮高比重衣料用粉末複合石鹸 - Google Patents

濃縮高比重衣料用粉末複合石鹸

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は濃縮高比重衣料用粉末複合石鹸に関し、更に
詳しくは、従来の粉末洗剤と比べて、持ち運びに便利で
置き場所をとらず、且つ洗濯1回当りの洗剤使用量が少
ない高比重コンパクト化した石鹸であり、洗浄力、石鹸
滓分散能、溶解性、耐ケーキング性に優れた濃縮高比重
衣料用粉末複合石鹸に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
現在、家庭用衣料用洗剤の約9割は粉末品である。そ
して大部分の粉末品は洗剤原料をスラリー化したものを
噴霧乾燥して製造している。そのため粉末形態は中空粒
状になることから、その嵩比重は低く、通常0.2〜0.4g/
cm3の範囲にある。
近年の我が国の都市部の高層住宅及び一戸建住宅の間
取りを調べてみると水回り、特に洗濯場所は余り大きな
スペースを取ることができない。そのためかさばった箱
の洗剤は好まれない傾向にある。
また、大きい箱では主婦にとって買物時に持ち運びに
不便であるのみならず、洗剤供給者にとっても物流費
(運賃、倉庫代等)の洗剤コストに占めるウエイトが高
いのが悩みの種となっている。
また、洗濯時の標準使用量から求めた洗剤1箱の洗濯
回数を減らすことなくコンパンクト洗剤を実現するため
には洗剤の高比重化のみならず標準使用量を少なくせざ
るを得ない。そのため、従来の洗剤と同等の性能を発揮
するためには配合組成における工夫が求められ、洗浄力
に最も影響する界面活性材及び主要ビルダーの種類と配
合量が重要となる。
ところで、従来合成洗剤の活性分としてはLAS,AOS,A
S,AE等が使用されている。これらは洗浄力が高いこと及
び経済的に安価なことから多量に使用されているが、河
川での泡公害、魚類への影響といった環境汚染の面で問
題となっている。
これに対処するため生分解性に優れた環境汚染の少な
い粉石鹸が少量ながら使用されているが、粉石鹸は硬水
中で不溶性スカム(石鹸滓)を発生するため洗浄力の低
下、洗濯槽内への石鹸滓の付着、さらには被洗物への石
鹸滓の残留による特有な石鹸臭および黄変現象が見られ
るという欠点がある。
そのため粉石鹸の長所を生かしつつ且つ欠点を克服し
た洗剤が要望されており、その方策の1つとして複合石
鹸が注目されつつある。
複合石鹸は石鹸中に石鹸以外の界面活性剤を一定の範
囲で配合したものである。特長として石鹸滓分散能が発
揮されるので、石鹸滓によって生じる粉石鹸の諸々の欠
点が解消される。
一般に高比重洗剤は個々の粒子の内部が密に詰まった
形態であり、従来の噴霧乾燥塔で製造される中空粒状洗
剤に比べ洗濯時の低温溶解性は劣る傾向がある。
また、石鹸滓分散剤として非イオン系界面活性剤が良
好な性能を発揮することが知られているが、非イオン系
界面活性剤の種類および配合量によってはカートン中で
の粉末の保存安定性、つまり耐ケーキング性に悪影響を
及ぼす。
高比重複合石鹸に関する従来の知見として特開昭62−
86099号公報がある。しかしながら、この公報に記載さ
れている発明の内容は主に造粒装置に関するものであ
り、洗剤の諸性能についての記述は少なく、特に低温溶
解性については言及しておらず、実施例で示さている配
合組成では必ずしも満足できるものではない。
上記公報の実施例中の2種の界面活性剤について、高
級アルコールのエチレンオキサイド付加物は石鹸滓分散
能の点から必ずしも最適な非イオン系界面活性剤とは言
い難く、またアルキルフェノールのエチレンオキサイド
付加物は生分解性が劣るため、易生分解性の石鹸に配合
することは相応しくないと考えられる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは洗浄力、石鹸滓分散能、溶解性、耐ケー
キング性に優れた高比重複合石鹸を如何にして得るか鋭
意検討した結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の濃縮高比重衣料用粉末複合石鹸は、石
鹸45〜80重量%、脂肪酸モノエタノールアマイドエトキ
シレート1〜15重量%、ゼオライト5〜25重量%を必須
の構成成分とし含有し、嵩比重が0.5g/cm3以上であり、
且つ全石鹸成分中におけるカリウム石鹸の割合が5重量
%以上であることを特徴とする。
ここで本発明に使用する石鹸は主に炭素数12〜18個の
高級脂肪酸塩である。脂肪酸の原料としてはヤシ油、パ
ーム核油、米ヌカ油、牛脂、豚脂、大豆油、菜種油、パ
ーム油などの天然油脂を挙げることができる。また対応
する塩としてはアルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム
塩およびカリウム塩が特に好ましい。ナトリウム石鹸の
使用が価格面から有利であるが、冬場の低温洗濯での溶
解性を考慮すると石鹸はナトリウム石鹸とカリウム石鹸
の混合物であることが望ましい。本発明においては、カ
リウム石鹸を全石鹸に対して5重量%以上含有すること
が必要であり、好ましくは10重量%以上含有することに
より溶解性は向上する。
本発明において、石鹸は全組成物中45重量%以上必要
である。45重量%未満では、本発明品の洗濯1回当りの
標準使用量が従来の洗剤よりも少ない事から、充分な洗
浄力は発揮出来ない。また、80重量%を越えて使用して
も洗浄力は向上せず、排水時の有機物負荷量が増えるの
で好ましくない。好ましい配合量は50〜75重量%であ
る。
本発明に用いられる脂肪酸モノエタノールアマイドエ
トキシレートは脂肪酸モノエタノールアマイドにエチレ
ンオキサイドを付加したものである。このものの脂肪酸
としては炭素数12〜18個の範囲の飽和および不飽和脂肪
酸を挙げることが出来るが、べとつきの少ない洗剤を得
るためには炭素数16〜18個の脂肪酸が好ましい。エチレ
ンオキサイドの付加モル数は2〜25モル範囲が好まし
い。2モル未満では水に溶けにくく使用困難であり、25
モルを越えると石鹸滓分散能が低下する。
本発明において、脂肪酸モノエタノールアマイドエト
キシレート配合量は全組成物中1〜15重量%の範囲であ
り、好ましくは3〜10重量%の範囲である。脂肪酸モノ
エタノールアマイドエトキシレートが1重量%未満では
充分な石鹸滓分散が認められない。又15重量%を越える
と粉末のべとつきが増加して耐ケーキング性が劣る。
本発明の脂肪酸モノエタノールアマイドエトキシレー
トを石鹸に配合した場合、石鹸のクラフト点を降下させ
るので界面活性剤が石鹸のみの粉石鹸と比べて洗濯時の
低温溶解性は改善される。
本発明に用いられるゼオライトは一次粒子径が1μm
以下の合成ゼオライトAが洗浄性能から望ましい。本発
明で配合されるゼオライト量は5〜25重量%、好ましく
は10〜20重量%の範囲である。ゼオライトが5重量%未
満では充分な洗浄性能を発揮できない。また、25重量%
を越えるとすすぎ時の水の濁りが大きくなり、すすぎに
時間を費す。
本発明の粉末複合石鹸の嵩比重は0.5g/cm3以上であ
る。嵩比重が0.5g/cm3未満では、従来の噴霧乾燥により
製造された粉末洗剤と比べて製品包装箱の大きさはそれ
ほど小さくならず、嵩張ってしまうため使いにくい。
本発明では石鹸、脂肪酸モノエタノールアマイドエト
キシレート、ゼオライトが必須成分であるが、洗浄性能
及び粉末物性を向上させるために、その他の成分も配合
することができる。即ち、界面活性剤では、陰イオン系
として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキル硫酸エステル塩、アルカンスルホン酸
塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エ
ステル塩、アシル化ポリペプタイド塩、両性系としてア
ルキルベタイン、イミダゾリウムベタイン、アミノ酸系
両性活性剤、非イオン系としてポリオキシエチレンアル
キルフェノールエーテル、ポリプロピレングリコールエ
チレンオキサイド付加物、脂肪酸アルカノールアマイ
ド、アルキルアミンオキサイド等を挙げることができ
る。
ビルダーではアルカリ剤として炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、珪酸ナトリウム、金属イオン封鎖剤と
してクエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、グルコ
ン酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、エチレン
ジアミン四酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢
酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、再汚染防止
剤としてカルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロ
リドン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコー
ル、中性塩として硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム等を
挙げることができる。その他の添加剤として酵素(プロ
テアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ)、漂白
剤(過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム)、香料、
蛍光増白剤を配合することができる。
次に、本発明の粉末複合石鹸の製造方法について述べ
る。その製造方法には以下の2通りを挙げることができ
る。
第1に、界面活性剤及びビルダーをニーダーで混練す
る方法である。即ち、界面活性剤の水溶液又は粉末、各
種ビルダーをニーダー内で均一に混練する。最終製品の
水分を調整する必要がある場合には、加熱しながら混合
して水分を揮散する。その他、所望の目開きのふるいを
用いて粗粒を除く。
第2に、噴霧洗剤を原料として、これに適当なバイン
ダー存在下で造粒する方法である。造粒機は垂直方向又
は水平方向に回転軸のある高速回転が可能な羽根を有す
る竪型又は横型の転動造粒を基本とするものである。竪
型造粒機の具体名としてハイスピードミキサー(深江工
業製)、エンシェルミキサー(三井三池工業製)、フレ
キソミックス(富士産業製)を挙げることが出来る。ま
た、横型造粒機としてレーディゲミキサー(レーディゲ
製)、スパルタン・リューザー(不二パウダル製)を挙
げることが出来る。
バインダーとしては水、非イオン界面活性剤が有効で
ある。上記の造粒機に噴霧洗剤を仕込み、更にバインダ
ーを加えて回転すると、洗剤は粉砕されつつバインダー
の力によって造粒して高嵩比重の洗剤が得られる。造粒
程度は回転速度、回転時間、温度、バインダーの種類と
量によってコントロールできる。また、造粒後に表面改
質剤として粉末ゼオライトを噴霧洗剤に対して2〜10重
量%加えて混合することにより洗剤の耐ケーキング性は
向上する。その後、所望の目開きのふるいを用いて粗剤
を除く。さらに適当な粉体混合機の中で香料、酵素、漂
白剤を加えることも可能である。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を詳述するが、各実施例
での実験条件は以下の通りである。
(1) 洗浄力 <洗浄条件> 汚染布:金巾布(11cm×24cm)を作業衣の衿部分に取り
付け、7日間着用後取り外して汚染布として供した。
補助布:綿タオル1kgを用意し、浴比を1:30とした。
洗剤量:40g(JIS指標洗剤,比較例6)、30g(実施例及
び比較例6以外の全比較例の洗剤) 水 量:水道水30 洗 浄:25℃、10分間家庭用電気洗濯機(東芝製銀河)
で洗浄し、脱水機で1分間脱水し、その後汚染のみを25
℃、3分間水30ですすぎ、更に1分間脱水する。
<洗浄力測定法> JIS K−3371に記載されている如く、1通りの組み合
わせにつき汚染布15枚を用意し、汚れがほぼ完全に落ち
ている場合…5点、汚れがほとんど落ちていない場合…
1点として1,2,3,4,5の5段階で評価し、汚染布15枚の
合計評価点を求め、JIS指標洗剤による評価点を100とし
た場合の指数で表した。
(2) 石鹸滓分散能 石鹸滓分散能は、繰り返し洗濯において布に付着した
石鹸滓量(脂肪酸及びカルシウム量として)から判断し
た。
<条 件> テスト布:ポリエステル布および綿布各4枚 試験機:ターゴットメーター100rpm 洗剤量:5.00g/水1(但し、比較例6の場合は6.67g/
水1とした。) 温 度:30℃ 浴 比:1:30 使用水:硬度調整水(蒸留水に塩化カルシウムを加え炭
酸カルシウムとして150ppmに調整する。) <操 作> ・カップに洗剤、硬度調整水を入れる。
・洗剤を溶解した後、テスト布を入れ10分撹拌する。
・脱水 ・カップに硬度調整水とテスト布を入れて10分すすぐ。
・脱水 ・乾燥機で1時間乾燥する。
この操作を10回繰り返す。
<脂肪酸およびカルシウム付着量の測定> ・三角フラスコにテスト終了布、石油エーテル100ml、
蒸留水100ml、濃塩酸1mlを入れ、振盪機で30分振盪す
る。
・液を分液ロートに移す。
・フラスコ内の布をエーテルと水で洗浄し、洗液を分液
ロートに加える。
・水層をメスフラスコに取り、メスアップした後原子吸
光度測定機でカルシウム量を測定する。そして布に対す
る付着量(%)を算出する。
・エーテル層はナスフラスコに取り、エーテルをエバポ
レーターで飛ばし、中性エタノールを加えて抽出物を溶
解した後、フェノールフタレインを指示薬としてN/50水
酸化カリウムで滴定する。脂肪酸の分子量を275として
脂肪酸量を算出し、さらに布に対する付着量(%)を求
める。
(3) 溶解性 ・ミニミニ洗濯機(ナショナル製)に温度10℃に合わせ
た水道水5を入れ、さらに洗剤5.00g(比較例6の場
合は6.67g使用する。)加えて3分間撹拌する。
・目開き100メッシュの篩に洗剤液を流し、篩上に残存
した不溶物を105℃で恒量になるまで乾燥する。
・溶解性(%)を以下の式で求める。
(4) 耐ケーキング性 <方 法> ・縦方向に2分した塩化ビニール製パイプ(内径5cm、
長さ6cm)を輪ゴムで止める。
・この中に洗剤90ccを入れ、その上にパイプの内径とほ
ぼ同じ大きさのゴム栓を置き、更におもりを乗せる。ゴ
ム栓とおもりの合計重量は1kgとする。
・この状態で2分間放置した後、ゴム栓とおもりを外
し、そして輪ゴムを静かに切る。
<評 価> 円柱状に形成された洗剤ケーキの上に塩化ビニール製
容器(50g)を乗せ、更にこの容器の中に鉄球(8g)を
1個ずつ乗せていく。ケーキが崩壊した時の重さを測定
する。測定5回行ない、平均値を算出する。
実施例1,2及び比較例1,2 以下の如き方法により第1表に示す組成を有する洗剤
を作製した。
ニーダに適当量の水、所定量の苛性ソーダおよび苛性
カリ、脂肪酸(ヨウ素価95、鹸化価204)を加えて加熱
混合して石鹸を作成した。ただし、比較例1については
苛性カリを加えなかった。これに脂肪酸モノエタノール
アマイドエトキシレート、一部のゼオライト、珪酸ナト
リウム、炭酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース
(CMC)を加えた。水分を揮散させながら混練し、目標
水分に達した後内容物を取り出し、目開き14メッシュの
篩で粗粒を除いた。続いてケンミックスアイコー(愛工
舎製作所製)の中に造粒物に対してゼオライト5重量%
を加えてブレンドした。
実施例3,4及び比較例3,4,5,6 ナトリウム石鹸、カリウム石鹸、脂肪酸モノエタノー
ルアマイドエトキシレート、ゼオライト、珪酸ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、CMCを第1表に示すような割合で
含有する洗剤を噴霧乾燥した。ただし、比較例3につい
てはカリウム石鹸を除き、比較例4についてはゼオライ
トを除き、比較例5については脂肪酸モノエタノールア
マイドエトキシレートを除いた。脂肪酸モノエタノール
アマイドエトキシレート、ゼオライト、水の一部は次の
造粒工程において追加した。得られた噴霧洗剤の嵩比重
は0.2〜0.3g/cm3の範囲であった。この噴霧洗剤をハイ
スピードミキサーに入れ、バインダーとして脂肪酸モノ
エタノールアマイドエトキシレート2.5重量%、水0.5重
量%を加えて造粒した。造粒後、粉末ゼオライト(水沢
化学製シルトンB)を5重量%添加して混合した。ただ
し、比較例4については3重量%添加した。目開き14メ
ッシュの篩で粗粒を除いた。
実施例5,6 ナトリウム石鹸、カリウム石鹸、脂肪酸モノエタノー
ルアマイドエトキシレート、ゼオライト、珪酸ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、CMCを第1表に示すような割合で
含有する洗剤を噴霧乾燥した。得られた噴霧洗剤の嵩比
重は0.2〜0.3g/cm3の範囲であった。この噴霧洗剤をレ
ーディゲミキサーに入れ造粒した。造粒後、粉末ゼオラ
イト(水沢化学製シルトンB)を5重量%添加して混合
した。次に目開き14メッシュの篩で粗粒を除いた。
実施例1〜6及び比較例1〜6で得られた粉末複合石
鹸、及び市販の複合石鹸(比較例7)について、嵩比
重、洗浄力、石鹸滓分散能、溶解性、耐ケーキング性を
測定した。その結果を第1表に示す。
注) *1成分表示: 界面活性剤(42.5%)、脂肪酸ナトリウム(純石鹸分)
(37%)、その他の界面活性剤(5.5%)、脂肪酸アル
カノールアミド、炭酸塩、アルミノ珪酸塩、珪酸塩 標準使用量:水30に対して洗剤40g *2牛脂脂肪酸モノエタノールアマイドエチレンオキサ
イド15モル付加物 第1表に記載する結果から下記のことが判る。
実施例1〜6のいずれの複合石鹸も従来の複合石鹸よ
りも嵩比重は高い。また、洗浄力はJIS指標洗剤および
市販複合石鹸に比べて優っていた。更に、実施例1〜6
の複合石鹸の石鹸滓分散能、溶解性、耐ケーキング性は
良好であった。
これに対して石鹸量が少ない場合(比較例1,2)、ゼ
オライト量の少ない場合(比較例4)の洗浄力は劣って
いた。また、カリウム石鹸を使用しなかった場合(比較
例3)の溶解性は劣っていた。
脂肪酸モノエタノールアマイドエトキシレートを配合
しない場合(比較例5)は、石鹸滓分散能が劣ってい
た。脂肪酸モノエタノールアマイドエトキシレート量が
多い場合(比較例6)は耐ケーキング性が劣っていた。
〔発明の効果〕
本発明の濃縮高比重衣料用粉末複合石鹸は従来の粉末
洗剤と比べて、持ち運びに便利で置き場所をとらず、且
つ洗濯1回当りの洗剤使用量が少ない高比重コンパクト
化したものであり、洗浄力、石鹸滓分散能、溶解性、耐
ケーキング性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 悦正 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−38399(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】必須の構成成分として、石鹸45〜80重量
    %、脂肪酸モノエタノールアマイドエトキシレート1〜
    15重量%、ゼオライト5〜25重量%を含有し、嵩比重が
    0.5g/cm3以上であり、且つ全石鹸成分中におけるカリウ
    ム石鹸の割合が5重量%以上であることを特徴とする濃
    縮高比重衣料用粉末複合石鹸。
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