JPH09505349A - 洗剤組成物 - Google Patents

洗剤組成物

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JPH09505349A JP7514777A JP51477795A JPH09505349A JP H09505349 A JPH09505349 A JP H09505349A JP 7514777 A JP7514777 A JP 7514777A JP 51477795 A JP51477795 A JP 51477795A JP H09505349 A JPH09505349 A JP H09505349A
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フアン・ラレ,コルネリス・エリザベス・ヨハネス
フエルスヘリング,ヒルベルト・マルテイン
ザイドヘースト,ペトラ
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ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
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Abstract

(57)【要約】 噴霧乾燥法による生成物ではない、かさ密度が少なくとも650g/lである粒状洗剤組成物は、実質的に均一な粒状ベースおよび所望により後添加される成分から成る。該組成物は、界面活性剤系、アルカリ金属アルミノケイ酸塩ビルダー、およびクエン酸の水溶性塩、好ましくはクエン酸ナトリウム、ならびに所望により他の成分を含む。洗濯物における組成物の送達および溶解特性は、ロジン−ラムラー粒径が800μm未満であるクエン酸塩を粒状ベースに混入すると改善される。組成物はまた、粒径に制限のない、後添加されるクエン酸塩も含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 洗剤組成物 技術分野 本発明は、複数の有機界面活性剤およびゼオライトビルダーを含む、高かさ密 度を有する粒状洗剤組成物に関する。背景および従来技術 最近の洗剤工業では、従来の噴霧乾燥粉末に特有な多孔性を排除するかあるい は該多孔性を導入しない方法により高かさ密度を有する粉末を製造しようとする 傾向にある。こうした方法に噴霧乾燥後得られた粉末を高密度化する方法も含ま れるが、より好ましくは、乾式混合、凝集、顆粒化および同様の工程を含めた全 ての工程を噴霧乾燥機を用いずに実施する方法である。 例えば、EP544492A(Unilever)は、高レベルの高性能界面活性剤( エトキシ化非イオン界面活性剤+第一アルコール硫酸塩)、ゼオライトビルダー および他の所望成分を含む、高かさ密度の粉末を開示している。ゼオライトを比 較的高レベルで使用すると、これらの流動性界面活性剤を高レベルで含む自由流 動性粉末が形成される。 これらの組成物は、本質的には、複数の界面活性剤、ゼオラ イト、炭酸ナトリウム、石鹸および他の少量成分を含む高密度粒状ベースから成 り、好ましくは、例えば高速攪拌および切断作用を組み合わせた高速混合/顆粒 化装置において、噴霧乾燥機を用いることなく混合・顆粒化法により製造される 。 ベース粉末にはさらに、種々の理由によりベース粉末への混入が不適当である 成分、例えば、過塩漂白剤、漂白剤前駆体および漂白剤安定化剤、酵素顆粒、泡 調節顆粒ならびに香料を混合(後添加)する。 この種の組成物に関しては、経験上、該粉末の活性成分の自動洗濯機中の洗濯 物への送達においていくつかの問題がある。送達(delivery)は2工程であり、 第1工程は、洗濯機の洗剤投入容器または洗剤製造業者によって供給される洗剤 投入装置(洗濯ボールまたは類似品)から洗濯液に粉末を投入する工程であり、 第2工程は、粉末が洗濯水に到達した後の該粉末を溶解させる工程である。 驚くべきことに、上記した種類のかさ密度の高い粉末の場合、送達は、高密度 の粒状ベース粉末に粒径の小さいクエン酸塩を混入することにより改善されるこ とが分かった。所望により、追加のクエン酸塩(必ずしも粒径は小さくなくても よい)を後 添加してもよい。 クエン酸塩は、ゼオライトを補足するために使用される洗剤ビルダーとして周 知である。ゼオライトをビルダーとして含む粉末中にクエン酸塩を使用すること は、例えば、EP313143A、EP313144A、EP448297Aお よびEP448298A(Unilever);GB1408678、EP1310A、 EP1853B、EP326208A、EP456315AおよびWO91 1 5566A(Procter & Gamble);DE2336182C(Lion);ならびにG B2095274B(Colgate)に開示されている。上記文献は、通常の噴霧乾 燥して得られた多孔性のベース粉末へのクエン酸ナトリウムの混入を開示してお り、クエン酸ナトリウムの後添加も開示している。 クエン酸ナトリウムを含む高かさ密度の洗剤粉末は、本出願人の係属中の国際 特許出願No.PCT/EP94/01291(1994年4月26日出願)に開示さ れているが、ここではクエン酸ナトリウムは比較的粗い物質(典型的な平均粒径 は800μm以上)として後添加されている。 EP425277A(Unilever)は、噴霧乾燥したベース粉 末を高密度化することにより製造した、かさ密度の高い洗剤粉末を開示している 。粉末は、石鹸、非イオン界面活性剤、ゼオライトおよびクエン酸ナトリウムを 含む。 EP349201A(Procter & Gamble)は、水性界面活性剤ペーストを乾燥 洗剤ビルダーと混合してドウを形成した後、そのドウを冷却し、細かく分散混合 することにより顆粒化して粒子を形成する、コンパクトな洗剤粉末の製造法を記 載している。ゼオライトおよび高レベルのクエン酸ナトリウム(典型的には17 〜27重量%)を含む組成物が開示されている。 規定した粒径のクエン酸塩を非噴霧乾燥ベースに混入することにより高かさ密 度の洗剤粉末の送達および溶解を改善することは、いずれの文献にも記載されて いない。発明の定義 従って、本発明は、噴霧乾燥法による以外の方法により製造される、実質的に 均質な粒状ベースおよび所望により後添加される成分を含みかさ密度が少なくと も650g/lである粒状洗剤組成物を提供し、該組成物は、 (a)15〜50重量%の有機界面活性剤系、 (b)20〜70重量%(無水物基準)のアルカリ金属アルミ ノケイ酸塩ビルダー、 (c)0.5〜40重量%のクエン酸の水溶性塩、 (d)所望により、100重量%に足る量の他の洗剤成分を含み、クエン酸塩( c)の少なくとも0.5重量%(組成物全体に基づく)は実質的に均質な粒状ベ ース内に存在し、実質的に均一な粒状ベース内にある全てのクエン酸塩(c)の ロジン−ラムラー粒径は800μm未満であることを特徴とする。 本発明はさらに、かさ密度が少なくとも650g/lである粒状洗剤組成物の 製造法を提供する。該方法は、界面活性剤、アルカリ金属アルミノケイ酸塩ビル ダー、クエン酸の水溶性塩および所望により他の洗剤成分を混合し、顆粒化して 、実質的に均質な粒状ベースを形成し、所望によりさらに洗剤成分を後添加して 、前記した最終組成物を形成することを含む。 本発明はさらに、上記で定義した粒状洗剤組成物の溶解特性を改善するための 、ロジン−ラムラー粒径が800μmを越えないクエン酸塩の使用を提供し、該 クエン酸塩は、実質的に均一な粒状ベースに少なくとも0.5重量%(製品全体 に基づく)の量で混入される。発明の詳細な説明 本発明のかさ高密度の粒状洗剤組成物は、本質的に、密度の高い粒状ベース( 以下、ベース粉末と言う。)および所望により後添加される成分から成る。該組 成物は、必須成分として (a)界面活性剤系、 (b)アルミノケイ酸塩ビルダー、 (c)少なくとも一部はベース粉末に混入されるクエン酸を含む。 他の任意成分は、必要により、または所望により、ベース粉末に存在させるか 、後添加することができる。 組成物は、噴霧乾燥を伴わない混合・顆粒化法によって製造される。 本発明の組成物は、粒子の多孔性が低いことを特徴とする。好ましくは、粒子 の空隙率が10%を越えない、より好ましくは5%を越えず、できる限り低いの が望ましい。空隙率は、水銀ポロシメトリーによって測定できる。界面活性剤系 本発明の組成物は、15〜50重量%、好ましくは15〜30重量%の有機界 面活性剤系を含む。 有機界面活性剤系を構成する複数の界面活性剤は、市販されている多くの適当 な洗剤活性化合物から選択することができる。これらは、文献、例えば″Surfac e-Active Agents and Detergents″,Volumes I and II,Schwartz,Perry and Berch著に詳しく記載されている。 陰イオン界面活性剤は当業者には周知である。例としては、アルキルベンゼン スルホン酸塩、特にアルキル鎖長がC8〜C15である直鎖アルキルベンゼンスル ホン酸塩;第一および第二アルキル硫酸塩、特にC8〜C24第一アルキル硫酸塩 ;アルキルエーテル硫酸塩;オレフィンスルホン酸塩;アルキルキシレンスルホ ン酸塩;ジアルキルスルホコハク酸塩;および脂肪酸エステルスルホン酸塩が挙 げられる。一般に、ナトリウム塩が好ましい。 使用することができる非イオン界面活性剤としては、第一および第二アルコー ルエトキシレート、特にアルコール1モルにつき平均1〜20モルのエチレンオ キシドでエトキシ化されたC8〜C20脂肪族アルコール、とりわけアルコール1 モルにつき平均1〜10モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC10〜C15 第一および第二脂肪族アルコールが挙げられる。エ トキシ化されていない非イオン界面活性剤としては、アルキルポリグリコシド、 グリセロールモノエーテルおよびポリヒドロキシアミド(グルカミド)が挙げら れる。 本発明の好ましい組成物は、少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも 10重量%のエトキシ化非イオン界面活性剤を含む。 好ましくは、エトキシ化アルコール非イオン界面活性剤は平均アルキル鎖長が C8〜C18、好ましくはC12〜C16であり、平均エトキシ化度が2.5〜8.0 、好ましくは4.0〜8.0、より好ましくは5.2〜8.0のものである。 有利には、植物起源または石油化学起源の非イオン界面活性剤の全部もしくは 大部分は直鎖である。特に好ましいのは、ココナツ油由来の非イオン界面活性剤 である。しかし、いくつか分岐した物質を含む合成物質も、本発明の範囲内であ る。 本発明の組成物に使用するための好ましい界面活性系は、エトキシ化非イオン 界面活性剤と第一アルコール硫酸塩(PAS)との組み合わせである。この態様 では、エトキシ化非イオン界面活性剤は、界面活性剤系の好ましくは30〜90 重量%、より好ましくは40〜70重量%を構成し、PASは、界面活性 剤系の好ましくは10〜70重量%、より好ましくは30〜60重量%を構成す る。好ましくは、組成物がその全量に対して少なくとも5重量%のPASを含む 。 PASは、鎖長がC8〜C18、好ましくはC10〜C16の範囲にあるのが適して いる。所望により、EP342917A(Unilever)に記載されクレームされて いるように、鎖長の異なる混合物を使用してもよい。 全部もしくは大部分が直鎖であるPASが好ましい。植物起源のPAS、特に ココナツ油起源のPAS(ココPAS)が特に好ましい。しかし、EP4393 16A(Unilever)に記載されクレームされているような分岐したPASも使用 できる。PASは、好ましくは、ナトリウム塩の形で存在する。 他の陰イオン界面活性剤を存在させてもよいが、界面活性剤系は、アルキルベ ンゼンスルホン酸塩を25重量%以下、好ましくは5重量%以下の量しか含まな いのが好ましい。これらの物質は、送達および溶解に対して悪影響を有すると考 えられるからである。 本発明の組成物は、有利には、脂肪酸石鹸を適切には1〜5重量%の量で含む ことができる。しかし、石鹸は界面活性剤と してよりもむしろ、主として粉末構造化剤として作用し、もろい自由流動性の粉 末を提供する。アルミノケイ酸塩ビルダー 本発明の洗剤組成物は、アルカリ金属、好ましくはナトリウムのアルミノケイ 酸塩ビルダーを含む。アルミノケイ酸ナトリウムは一般に、10〜70重量%( 無水物基準)、好ましくは25〜50重量%の量で混入することができる。 アルカリ金属のアルミノケイ酸塩は、結晶質もしくは非晶質またはそれらの混 合物であり、一般式: 0.8〜1.5Na2O・Al23・0.8〜6SiO2を有する。 これらの物質は、幾分かの結合水を含み、少なくとも50mgCaO/gのカ ルシウムイオン交換容量を有することが要求される。好ましいアルミノケイ酸ナ トリウムは、(上記式中)1.5〜3.5SiO2単位を含む。非晶質および結 晶質物質のどちらも、文献に詳細に記載されているように、ケイ酸ナトリウムと アルミン酸ナトリウムとの反応により容易に合成することができる。 適する結晶質アルミノケイ酸ナトリウムイオン交換洗浄ビル ダーは、例えば、GB1429143(Procter & Gamble)に記載されている。 この種の好ましいアルミノケイ酸ナトリウムは、市販されている周知のゼオライ トAおよびXならびにそれらの混合物である。 ゼオライトは、現在、衣料用洗剤粉末として広く使用されている、市販のゼオ ライト4Aであってもよい。しかし、本発明の好ましい態様によれば、本発明の 組成物に混入されるゼオライトビルダーは、EP384070A(Unilever)に 記載されクレームされている最大アルミニウムゼオライトP(ゼオライトMAP )である。ゼオライトMAPは、ゼオライトP型のアルカリ金属アルミノケイ酸 塩として定義され、そのケイ素とアルミニウムとの比は1.33以下、より好ま しくは1.07以下であり、好ましくは0.90〜1.33、より好ましくは0 .90〜1.20、最も好ましくは0.90〜1.07である。 特に好ましいのは、ケイ素とアルミニウムとの比が1.07以下、より好まし くは約1.00であるゼオライトMAPである。ゼオライトMAPのカルシウム 結合容量は、一般に、無水物質1gに対して少なくとも150mgのCaOであ る。 本発明で使用するための好ましいゼオライトMAPは、特に、微細化され、d50 (下記で定義する)が0.1〜5.0μm、より好ましくは0.4〜2.0μ m、最も好ましくは0.4〜1.0μmの範囲内のものである。「d50」とは、 粒子の50重量%の直径がその数字より小さいことを示す。クエン酸塩 本発明の組成物はまた、必須成分として、クエン酸の水溶性塩、好ましくはク エン酸ナトリウムを含む。存在するクエン酸塩の全量は、0.5〜40重量%、 好ましくは1〜40重量%、より好ましくは1〜30重量%の範囲である。 存在するクエン酸塩の少なくとも一部がベース粉末に混入されていることが本 発明の必須要件である。ベース粉末中のクエン酸塩の量は、全組成物の少なくと も0.5重量%、好ましくは少なくとも1重量%、適切には1〜15重量%とな るべきである。 全部で1〜40重量%のクエン酸塩を含む好ましい組成物では、少なくとも1 重量%がベース粉末に存在すべきである。全部で5〜40重量%のクエン酸塩を 含む組成物では、望ましくは、少なくとも3重量%のクエン酸塩、好ましくは3 〜15重 量%のクエン酸塩がベース粉末に存在すべきである。しかし、その量が例えば1 〜5重量%と少なくても有効であることが分かった。 本発明の組成物はまた、所望により、後添加してクエン酸塩を含むことができ る。後添加されるクエン酸塩の量は、適切には5〜25重量%の範囲である。 ベース粉末中のクエン酸塩は全て、ロジン−ラムラー粒径が、800μm未満 、好ましくは500μm以下、より好ましくは100〜500μmの範囲内でな ければならない。適切な市販の物質は、例えば、ロジン−ラムラー粒径が<15 0、377または415μmである。 このことは、後添加されるクエン酸塩がベース粉末と比較して一般により大き いロジン−ラムラー粒径(例えば834μm)を有することと対照をなす。 クエン酸塩がクエン酸ナトリウムである場合、%はすべて二水和物に関する。他のビルダー 他のビルダーも、必要により、または所望により、本発明の組成物に含めるこ とができる。例えば、ポリカルボキシレート ポリマー、特にポリアクリレートおよびアクリル酸/マレイン酸コポリマーは、 0.5〜15重量%、特に1〜10重量%の量で適切に使用することができる。他の成分 本発明の組成物は、洗浄性を高め且つ加工性を容易にするために、炭酸ナトリ ウムを含むことができる。一般には、炭酸ナトリウムを、1〜60重量%、好ま しくは2〜40重量%、最も好ましくは2〜13重量%の量で存在させることが できる。しかし、アルカリ金属炭酸塩を含まない組成物も本発明の範囲内である 。 先に示したように、組成物は、脂肪酸石鹸も粉末構造化剤として、適切には1 〜5重量%の量で含むと有利である。 ベース粉末に存在させることができる他の成分としては、蛍光剤;ケイ酸ナト リウム;およびセルロースポリマー(例えばナトリウムカルボキシメチルセルロ ース)などの再付着防止剤が挙げられる。最終製品を得るために一般に混合(後 添加)することができる任意成分としては、過ホウ酸ナトリウムまたは過炭酸ナ トリウムなどの漂白剤成分、漂白活性剤および漂白剤安定化剤;炭酸ナトリウム ;タンパク質分解酵素および脂肪分 解酵素;染料;泡調節顆粒;着色スペックル;香料;ならびに繊維柔軟化合物が 挙げられる。このリストは、完全に網羅するものではない。洗剤組成物の製造 先に示したように、本発明の組成物は、高かさ密度を有し固体成分と液体成分 を混合して一緒に顆粒化してベース粉末を作り、次いで、所望により、そのベー ス粉末に他の成分を後添加するノンタワー(非噴霧乾燥)法により製造すること ができる。そのような粉末は、余り多孔性でない粒子を有し、使用の際の送達、 分散および溶解問題を軽減すると考えられる。 本発明の組成物を製造するために、クエン酸塩、好ましくはクエン酸ナトリウ ム二水和物を、最終組成物の少なくとも0.5重量%、好ましくは1〜15重量 %の量で、混合および顆粒化工程に含める。ベース粉末に混入すべきクエン酸塩 のロジン−ラムラー粒径は800μm未満、好ましくは500μm以下、より好 ましくは100〜500μmである。 混合および顆粒化工程は、好ましくは、全体を通して不連続の顆粒または粒子 が存在するような方法、すなわち、どの工程でもドウやペーストが生成しない方 法で行う。従って、組成物 は顆粒化工程中は不連続の顆粒状のままであり、その製造方法はドウの生成およ びその後の離解を含まない。 特に好ましい方法によれば、ベース粉末の作成は、攪拌および切断作用を有す る高速混合/顆粒化装置で行う。高速混合/高密度化装置としても知られている 高速混合/顆粒化装置は、Fukae(商標)FSなどのバッチ装置またはLodige( 商標)リサイクラーCB30などの連続装置であってもよい。 適する方法は、例えば、EP544492A、EP420317AおよびEP 506184A(Unilever)に記載されている。 一般に、無機ビルダーおよび他の無機物質(例えば、ゼオライト、炭酸ナトリ ウム)は、バインダーおよび顆粒化もしくは凝集剤として作用する界面活性剤と ともに顆粒化される。クエン酸塩はこの段階で混入する。脂肪酸石鹸は、混合お よび顆粒化工程中に水酸化ナトリウムによりin situで中和することによって製 造できる。 クエン酸塩は、粉末または顆粒状で混入することができる。あるいは、界面活 性剤、より好ましくは非イオン界面活性剤との均密混合物の形状で混入すること ができる。脂肪酸も、界面 活性剤、より好ましくは非イオン界面活性剤とのプレミックスして添加すること ができる。 混合および顆粒化工程は、好ましくは、少なくとも25℃の温度で行う。 先に述べた任意成分は、方法の適切な段階で混入することができる。 先に述べたように、本発明の好ましい組成物は、PASおよびエトキシ化非イ オン界面活性剤を含む。存在するPASは、高速混合/顆粒化装置に添加すると きにすでに中和されているものであってもよく(すなわち、塩の形)、あるいは 、酸の形で添加して、in situで中和してもよい。所望により、PASおよび非 イオン界面活性剤は、EP265203AおよびEP507402A(Unilever )に記載されているように、均質な液体混合物の形で導入してもよい。 EP420317AおよびEP506184A(Unilever)は、別の方法を開 示している。この方法では、液体であるPAS酸を、連続した高速混合装置で、 炭酸ナトリウムなどの固体の無機アルカリ物質と混合して反応させる。得られた 顆粒すなわち「添加剤」は、次いで、別の高速混合装置に、非イオン界 面活性剤および固体成分とともに投入する。これらの全工程が本発明の組成物の 製造に適する。 通常の粉末の洗剤製造法によれば、漂白剤成分(漂白剤、漂白剤前駆体、漂白 剤安定化剤)、タンパク質分解酵素、脂肪分解酵素、着色スペックル、香料およ び泡調節顆粒は、ベース粉末を高速混合/顆粒化装置から取り出した後、そのベ ース粉末に後添加するのが最も適している。 追加のクエン酸塩も、所望により、後添加成分の一つとすることができる。先 に示したように、このクエン酸塩は一般に、ベース粉末に混入されるクエン酸塩 よりも大きい粒径を有する。粉末の性質 本発明の粒状洗剤組成物は、かさ密度が少なくとも650g/l、好ましくは 少なくとも770g/l、より好ましくは少なくとも800g/lである。 先に示したように、粉末の多孔性は典型的には低く、好ましくは、空隙率が1 0%以下、より好ましくは5%以下である。そのような低い値は、噴霧乾燥法に より直接得られる物質である粉末では示さない。 「微粒子」、すなわち180μmより小さい粒子の含量が、 10重量%以下であるのが有利であり、より好ましくは5重量%以下である。実施例 本発明を下記非限定的実施例によりさらに説明する。なお、「部」および「% 」は、特に断らない限り、「重量部」および「重量%」である。実施例1〜4、比較実施例AおよびB 高かさ密度の洗剤粉末を、表1および2に示す処方に従って製造した。 ベース粉末を、連続高速混合/顆粒化装置を使用して製造し、他の成分は表示 したように後添加した。ロジン−ラムラー粒径が150μmであるクエン酸ナト リウム二水和物は、高速混合/顆粒化装置に直接投入することにより、混入した 。 組成物は、高速混合/顆粒化装置での処理中ずっと、ばらばらの顆粒状のまま であった。 後添加したクエン酸ナトリウム二水和物のロジン−ラムラー粒径は834μm であった。 実施例1〜4(表1)は、本発明によるものであった。全ての組成物はベース 中にクエン酸塩を含んでおり、実施例1およ び2では後添加したクエン酸塩も含んでいた。 比較例Aは、コントロールの組成物であり、クエン酸塩は含まないが、(他の )後添加の成分は同じであった。 比較例Bは、後添加のクエン酸を高レベルで含むが、ベースには含めなかった 。 洗濯物への送達、分散および溶解特性を、3種類の異なるテストによって評価 した。テスト1:ケージテスト 粉末の送達特性を、自動洗濯機での粉末の送達を模倣するモデルシステムを使 用して、実際の洗濯環境で通常経験する条件とはかなり異なる悪い条件(低温、 最小の攪拌)下で比較した。 このテストでは、孔の大きさが600μmのステンレス製メッシュから成る直 径4cm、高さ7cmの円柱状の容器で、上部の蓋がテフロン製であり、底部が 上記メッシュから成る容器を使用した。上部の蓋に30cmの金属棒を差し込ん でハンドルとして機能させ、このハンドルは、蓋のない容器に入れた1lの水( 20℃)の上に位置する攪拌機のアームに取り付けた。この攪拌装置によって、 45°に保持した円柱状の容器を、2秒間で半径10cmの円を描くように回転 させ、2秒間休止さ せた後、次の回転/休止サイクルを開始させるようにした。 50gの粉末サンプルを円柱状の容器に入れた後、蓋を閉じた。その容器に攪 拌機のアームに取り付けた後、位置を下げて、円柱状の容器の上部がちょうど水 面の下になるようにした。10秒後、装置を作動させて、回転/休止サイクルを 15回行った。 円柱状の容器およびハンドルを水から取り出し、容器をハンドルからはずした 。表面の水を注意深く注ぎ出し、粉末残留物を、予め秤量した容器に移して、1 00℃で24時間乾燥させた。次いで、乾燥した残留物の重量を、最初の粉末重 量(50g)に対する割合(%)として計算した。テスト2:送達装置テスト また、粉末の送達特性を、Lever′s Persil(商標)Micro System粉末(イギ リス)が送達される型の可撓性供給装置(直径が約4cmで、上部開口部の直径 が約3cmである軟質プラスチック製の球形容器)を真似た、自動洗濯機での粉 末の送達に匹敵するモデルシステムを使用して比較した。 このテストでは、供給装置を、水の上に位置する攪拌機のアームに、直立の位 置(開口部が一番上になる位置)で取り付け た。この装置によって、装置を、垂直に30cmの距離で上下運動させ、この運 動の最も低い5cm分は水面下にした。上方または下方移動の各々の時間は2秒 であり、最も低い位置では4秒間、水面下5cmのままにした。もっとも高い位 置では、100°だけ回転させ、傾けたままで2秒間置いた後、直立に戻した。 温度20℃の水を5l使用した。 予め秤量した粉末サンプルを、装置の最も高い位置で装置に入れた後、装置を 6サイクル作動させ、装置が再び最も高い位置にきたときに停止した。表面の水 を注意深く注ぎ出し、粉末残留物を、予め秤量した容器に移した。次いで、その 容器を100℃で24時間乾燥させ、乾燥した残留物の重量を、最初の粉末重量 に対する割合(%)として計算した。テスト3:黒の枕カバーテスト 洗濯機によるテストも、不溶残留物が洗濯物にどの程度付着するかを調べるた めに使用した。使用した洗濯機は、Siemens Siwamat(商標)Plus 3700前投入型 自動洗濯機であった。 100gの粉末を、前述の可撓性供給装置に入れた。その供給装置を、30c m×60cmの大きさの綿の黒色枕カバーの中に、直立を保つように気を付けて 入れた。次いで、その枕カ バーのファスナーを閉じた。(直立の)供給装置を入れた枕カバーを、次いで、 洗濯機のドラムに入っている3.5kgの乾燥綿の洗濯物の上に置いた。 洗濯機を、フランス硬度が15°で、入口温度が20℃の水を使用し、洗濯温 度を40℃にして、「汚れのひどいコース」で作動させた。洗濯サイクルが終わ ったら、枕カバーを取り出し、ファスナーを開いて裏表をひっくり返し、その内 側表面上の粉末残留物の量を、1〜5の採点系を使用して、視覚評価により求め た。スコア5は約75重量%の粉末の残留に相当し、1は残留物がないことを示 す。5人のパネリストを一組として各枕カバーの判定を行い、採点した。各粉末 に対して洗濯を10回行い、その10回の平均で採点を行った。 表3は、粉末の性質およびその粉末の供給特性を示す。ベースにクエン酸塩を 含む方が、供給および溶解において有利であることが明らかである。 実施例5および6 これらの実施例は、クエン酸塩および非イオン界面活性剤の均密な混合物を使 用する本発明に係る洗剤粉末の製造を記載する。 洗剤ベース粉末を下記の処方に従って調製し、成分の後添加により、二つの最 終製品、実施例5および6を作った。 ベースに混入させるクエン酸ナトリウムは細かく砕き、ロジン−ラムラー粒径 は377μm(n=2.53)であった。クエン酸塩は、6.5EO非イオン界 面活性剤(45重量%のクエン酸塩、55重量%の非イオン界面活性剤)ととも に予め混合して分散系を形成し、連続的に攪拌しながら約50℃で維持した。 ベース粉末は、高速混合/顆粒化装置であるLodige(商標)CB30リサイクラー を使用して、連続法により調製した。下記成分をリサイクラーに供給した。 ゼオライトMAP PAS/ゼオライトMAP/炭酸ナトリウム添加剤 クエン酸ナトリウム(45重量%)と6.5EO非イオン界面活性剤(55重量 %)とのプレミックス 脂肪酸(20.19重量%)と3EO界面活性剤(79.81重量%)とのプレ ミックス 水酸化ナトリウム水溶液 混合および顆粒化の後、生成物をLodige(商標)KM300 Ploughshare中速混合 /顆粒化装置に通し、次いで、流動床上で脱水して、ふるいにかけ、1500μ mより大きい粒子およ び250μmより小さい粒子を除去した。 ベースのロジン−ラムラー粒径は653μm(n=2.96)であった。 先の表に示したように成分を後添加して、漂白組成物(実施例5)および非漂 白組成物(実施例6)を得た。性質を次の表に示す。 実施例7および8、比較例CおよびD この実施例では、ベースに微細なクエン酸ナトリウムを含む本発明に係る二つ の粉末(実施例7および8)を、ベースに粒 径の大きいクエン酸塩を同量含む、本発明外の粉末(比較例C)およびクエン酸 塩を含まないコントロール(比較例D)と比較した。実施例7、8およびCのク エン酸ナトリウムの量は、ベース粉末の6重量%または製品全体の3.73重量 %であった。 洗剤ベース下記の処方に従って粉末を調製し、成分の後添加により、4つの最 終組成物を作った。表示したクエン酸ナトリウムの粒径は、ロジン−ラムラー直 径である。 ベース粉末は、高速混合/顆粒化装置であるLodige(商標)CB30リサイクラー を使用して、連続法により調製した。下記成分をリサイクラーに供給した。 ゼオライトMAP PAS/ゼオライトMAP/炭酸ナトリウム添加剤 脂肪酸および非イオン界面活性剤のプレミックス 水酸化ナトリウム水溶液 適切な粒径のクエン酸ナトリウム二水和物(比較例Dを除く) 非イオン界面活性剤 混合および顆粒化の後、ベース粉末をLodige(商標)KM300 Ploughshare中速 混合/顆粒化装置に通し、次いで、流動床で冷却し、ふるいにかけ、1500μ mより大きい粒子および250μmより小さい粒子を除去した。先の表に示した ように成分を後添加して、最終組成物を得た。 ベース粉末の性質を下記表に示す。 供給性 先の実施例で使用したテストとは異なる洗濯機テストを使用して残留物が洗濯 物に付着する程度を測定した。下記の洗濯条件を使用した。 洗濯機:Siemens Siwamat(商標)3803前投入型自動洗濯機 温度:40℃ウール洗濯コース(取水は20℃) 水:水道水、(フランス)硬度15° 洗濯物:1kgのきれいな洗濯物 テスト法は以下の通りであった。10gの粉末を、大きさが10cm×10c mで、汚れの付いた反応性の黒い綿の袋の中に入れた後、ステープルでとじるこ とにより閉じた。各洗濯に対して、10個までのそのような袋を、洗濯物の一部 である一枚のバスタオルにピンで止めた。洗濯サイクルが終わると、 その袋を外して開け、乾いたバスタオルの上で少なくとも15分間脱水した。次 いで、袋の内部表面に残っている粉末残留物の量を、3人一組の評価人が、標準 的なコントロールサンプルと視覚的に比較することにより採点した。採点は、下 記に従った。 残留物なし 0 ごくわずかの残留物(疎らな斑点) 0.5 わずかな残留物(小さいかたまり) 1.0 少しの残留物(大きいかたまり) 1.5 中程度の残留物 2.0 かなりの残留物 2.5 多くの残留物 3.0 非常に多くの残留物 >3.0 1.5の得点が許容可能性の上限を表すと考えられる。 各粉末サンプルに対して、6個の袋を使用し、3回の別々の実験で洗濯した。 採点は、6個の平均をとった。結果は下記の通りであった。 これらの結果は、クエン酸塩の粒径が溶解特性に対して重要な影響を及ぼすこ とを示す。実施例9および10 実施例8とともに、これらの結果は、クエン酸塩の量を少なくしても良好な結 果が得られることを示す。 ベース粉末は、実施例8に示した一般的な処方に従って調製したが、Rosin Ra mmler直径が415μmであるクエン酸塩の量は変えた(残っている他の成分の 割合は同じである。)。最終組成物の粉末を、上述した洗濯機テストにかけた。 結果は以下の通りであった。 これらの結果から、ベース中の粒径の小さいクエン酸塩の量を少なくしても、 優れた溶解挙動を示すことが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9418053.6 (32)優先日 1994年9月7日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 ヨイクス,クリストフ オランダ国、3063・デー・セー・ロツテル ダム、オーストマースラーン・286 (72)発明者 ロウウエ,キヤロリン・アンヘラ オランダ国、3131・エヌ・エル・フラール デインヘン、リオウラーン・42 (72)発明者 フアン・ラレ,コルネリス・エリザベス・ ヨハネス オランダ国、3137・ペー・ベー・フラール デインヘン、セデルドリーフ・38 (72)発明者 フエルスヘリング,ヒルベルト・マルテイ ン オランダ国、3137・ウエー・エル・フラー ルデインヘン、フオンテインクルイド・23 (72)発明者 ザイドヘースト,ペトラ オランダ国、3134・セー・ベー・フラール デインヘン、アーノルド・ホーフフリエト ストラート・67

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.噴霧乾燥法以外の方法により製造される、実質的に均一な粒状ベースおよび 所望により後添加される成分を含むかさ密度が少なくとも650g/lである粒 状洗剤組成物であって、該組成物は (a)15〜50重量%の有機界面活性剤系、 (b)20〜70重量%(無水物基準)のアルカリ金属アルミノケイ酸塩ビルダ ー、 (c)0.5〜40重量%のクエン酸の水溶性塩、 (d)所望により、100重量%に足る量の他の洗剤成分を含み、クエン酸塩( c)の少なくとも0.5重量%(組成物全体に基づく)が実質的に均質な粒状ベ ース内に存在し、実質的に均質な粒状ベース内にある全てのクエン酸塩(c)の ロジン−ラムラー粒径が800μm未満であることを特徴とする洗剤組成物。 2.5〜40重量%のクエン酸塩(c)を含み、実質的に均質な粒状ベース内に あるクエン酸塩の全てのロジン−ラムラー粒径は800μm未満であり、その量 が少なくとも3重量%(組 成物全体に基づく)であることを特徴とする請求項1に記載の洗剤組成物。 3.クエン酸塩(c)がクエン酸ナトリウム二水和物であることを特徴とする請 求項1または2に記載の方法。 4.粒状ベースに混入されるクエン酸塩(c)の全てのロジン−ラムラー粒径が 100〜500μmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一 項に記載の洗剤組成物。 5.粒状ベースに混入されるクエン酸塩(c)の量が1〜15重量%(組成物全 体に基づく)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗剤 組成物。 6.アルカリ金属アルミノケイ酸塩(b)が、ケイ素とアルミニウムとの比が1 .33以下であるゼオライトP(ゼオライトMAP)であることを特徴とする請 求項1〜5のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 7.有機界面活性剤系(a)が少なくとも5重量%(組成物全体に基づく合計) のエトキシ化非イオン界面活性剤を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれ か一項に記載の洗剤組成物。 8.有機界面活性剤系(a)が少なくとも5重量%(組成物全体に基づく)の第 一アルコール硫酸塩を含むことを特徴とする 請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 9.有機界面活性剤系(a)が本質的に、 (i)平均エトキシ化度が2.5〜8.0の範囲内である第一C818アルコー ルであるエトキシ化非イオン界面活性剤、 (ii)所望により第一アルコール硫酸塩 から成ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 10.かさ密度が少なくとも770g/lであることを特徴とする請求項1〜9 のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 11.かさ密度が少なくとも650g/lである粒状洗剤組成物の製造法であっ て、界面活性剤、アルカリ金属アルミノケイ酸塩ビルダー、クエン酸の水溶性塩 および所望により他の洗剤成分を混合し、顆粒化して実質的に均質な粒状ベース を形成し、所望によりさらに別の洗剤成分を後添加して、 (a)15〜50重量%の有機界面活性剤系、 (b)20〜70重量%(無水物基準)のアルカリ金属アルミノケイ酸塩ビルダ ー、 (c)0.5〜40重量%のクエン酸の水溶性塩、 (d)所望により、100重量%に足る量の他の洗剤成分 を含む最終組成物を形成することを含み、クエン酸塩(c)の少なくとも0.5 重量%(組成物全体に基づく)が実質的に均質な粒状ベース内に存在し、実質的 に均質な粒状ベース内にある全てのクエン酸塩(c)のロジン−ラムラー粒径が 800μm未満であることを特徴とする方法。 12.実質的に均質な粒状ベースに混入されるクエン酸塩(c)の全てのロジン −ラムラー粒径が100〜500μmの範囲内であることを特徴とする請求項1 1に記載の方法。 13.混合・顆粒化工程全体を通して、不連続な粒子が存在することを特徴とす る請求項11または12に記載の方法。 14.実質的に均質な粒状ベースを製造するための混合・顆粒化工程を少なくと も25℃の温度で行うことを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載 の方法。 15.クエン酸塩(c)を、エトキシ化非イオン界面活性剤との均密混合物とし て粒状ベース内に混入することを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に 記載の方法。 16.実質的に均質な粒状ベースを製造するための混合・顆粒化工程を、攪拌作 用および切断作用の両方を有する高速混合/顆粒化装置で行うことを特徴とする 請求項11〜15のいずれ か一項に記載の方法。 17.噴霧乾燥法以外の方法で製造される、かさ密度が少なくとも650g/l であり、実質的に均質な粒状洗剤ベースを含む粒状洗剤組成物の溶解性を改善す るための、ロジン−ラムラー粒径が800μm未満であるクエン酸塩の使用であ って、該組成物が、 (a)15〜50重量%の有機界面活性剤系、 (b)20〜70重量%(無水物基準)のアルカリ金属アルミノケイ酸塩ビルダ ー、 (c)0.5〜40重量%のクエン酸の水溶性塩、 (d)所望により、100重量%に足る量の他の洗剤成分を含み、ロジン−ラム ラー粒径が800μm未満であるクエン酸塩を、実質的に均質な粒状ベースに、 少なくとも0.5重量%(洗剤組成物全体に基づく)混入することを特徴とする 使用。
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