JPH10181654A - 自動二輪車の燃料タンク装置 - Google Patents

自動二輪車の燃料タンク装置

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JPH10181654A
JPH10181654A JP34218996A JP34218996A JPH10181654A JP H10181654 A JPH10181654 A JP H10181654A JP 34218996 A JP34218996 A JP 34218996A JP 34218996 A JP34218996 A JP 34218996A JP H10181654 A JPH10181654 A JP H10181654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂製のタンク本体の膨潤による寸法変化
によってドレン管の接続部におけるシール性が損なわれ
ることを防止すると同時に、ドレン排出方向等を自由に
選択可能にし、併せてドレン管の配設に関わるタンク本
体の組立作業性を向上させる。 【解決手段】本発明に係る自動二輪車の燃料タンク装置
5は、合成樹脂製のタンク本体26の上部に設けられた給
油口50の受皿部53から延びるドレン管81がタンク本体26
の内部を通ってタンク本体26に設けられた中継ジョイン
ト部76に接続されたものにおいて、中継ジョイント部76
をタンク本体26の底部付近に配置し、その取付方向を受
皿部53の取付方向と略同一方向にするとともに、ドレン
管81を柔軟なホースにして受皿部53と中継ジョイント部
76との間を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製のタン
ク本体を備えた自動二輪車の燃料タンク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の燃料タンク装置において、
そのタンク本体を合成樹脂製の一体成型品にすることに
より、タンク形状の自由化および容量アップ、製造の容
易化等を図ったものがある。このような合成樹脂製のタ
ンク本体の給油口に航空機型と呼ばれる表面が平滑な埋
め込み型のタンクキャップを設ける場合、タンク本体の
給油口に金属製の受皿部を設け、この受皿部にタンクキ
ャップをボルト等で固定する構造が採られる。
【0003】ところが、雨天走行時や給油時等に受皿部
に水や燃料が溜まりやすいため、これを抜くドレン管が
必要になる。従来からドレン管には金属管が用いられ、
この金属管が受皿部とタンク本体に設けられた中継ジョ
イント部とを接続する形でタンク本体の内部を通るよう
に配設されていた。中継ジョイント部はタンク本体が車
体フレームを挟む部分の内側の面等、目立たない場所に
取り付けられ、ここからホースが外部に延びるように接
続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成樹
脂製のタンク本体は、燃料との接触により膨潤して全体
の寸法形状が若干変化する傾向があるため、給油口の受
皿部と中継ジョイント部の間の寸法が変わる場合もあ
り、このような場合に伸縮性の無い金属のドレン管では
受皿部と中継ジョイント部との間の寸法変化に追従でき
ず、ドレン管の接続部に無理な力が加わってシール性が
劣化する懸念が残る。また、金属のドレン管は複雑な湾
曲形状に形成できないため、ドレン排出方向等を自由に
選択することもできなかった。
【0005】さらに、タンク本体が金属製であれば、そ
の組立時(溶接行程時)にドレン管を同時に組み込むこ
とができるが、タンク本体が合成樹脂製の場合はタンク
本体の成型後に給油口から内部に手を差し込んで中継ジ
ョイント部とドレン管を組み込み、最後に給油口に受皿
部を取り付けるという手順が必要になるため、中継ジョ
イント部を設ける位置によってはタンク本体の組立作業
性が非常に悪くなる場合があった。
【0006】本発明に係る自動二輪車の燃料タンク装置
は、これらの問題点を解決するために発明されたもの
で、その第一の目的は、合成樹脂製のタンク本体の膨潤
による寸法変化によってドレン管の接続部におけるシー
ル性が損なわれることを防止すると同時に、ドレン排出
方向等を自由に選択可能にし、併せてドレン管の配設に
関わるタンク本体の組立作業性を向上させることにあ
る。
【0007】また、本発明に係る自動二輪車の燃料タン
ク装置の第二の目的は、タンク本体が膨潤することによ
ってタンク本体と中継ジョイント部との間のシール性が
劣化することを防止するとともに、中継ジョイント部を
外力による破損から保護することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第一の目的を達成す
るため、本発明に係る自動二輪車の燃料タンク装置は、
請求項1に記載したように、合成樹脂製のタンク本体の
上部に給油口が設けられ、この給油口の受皿部から延び
るドレン管がタンク本体の内部を通ってタンク本体に設
けられた中継ジョイント部に接続された自動二輪車の燃
料タンク装置において、上記中継ジョイント部をタンク
本体の底部付近に配置し、その取付方向を受皿部の取付
方向と略同一方向にするとともに、上記ドレン管を柔軟
なホースにして受皿部と中継ジョイント部との間を接続
した。
【0009】また、前記第二の目的を達成するため、本
発明に係る自動二輪車の燃料タンク装置は、請求項2に
記載したように、タンク本体を車体フレームに固定する
ためのタンク固定部材をタンク本体とは別体に剛性材料
で形成して設け、このタンク固定部材のタンク本体側の
固定部形状を前記中継ジョイント部の取付台座を取り囲
むように形成するとともに、このタンク固定部材がタン
ク本体に固定された際にタンク固定部材の少なくとも一
部が中継ジョイント部よりも低い位置に来るようにタン
ク固定部材の側面形状を設定した。
【0010】請求項1のように自動二輪車の燃料タンク
装置を構成すれば、タンク本体が膨潤して受皿部と中継
ジョイント部との間の寸法が変化しても、柔軟なホース
であるドレン管がタンク本体の寸法変化に追従できるた
め、ドレン管の接続部に無理な力が加わってシール性が
劣化することがなくなる。しかも、ドレン管の湾曲形状
を自在に設定できるため、ドレン排出方向等を自由に選
択することができる。
【0011】さらに、タンク本体の底部付近に配置され
た中継ジョイント部の取付方向が受皿部の取付方向と略
同一方向であるため、タンク本体の給油口から内部に手
を差し込んで中継ジョイント部の組立やドレン管の接続
をする際に位置決め等が容易になり、タンク本体の組立
作業性が向上する。
【0012】また、請求項2のように自動二輪車の燃料
タンク装置を構成すれば、タンク本体が膨潤して中継ジ
ョイント部の取付台座の寸法が変化しようとしても、こ
の取付台座を取り囲むようにしてタンク固定部材が固定
されるため、タンク固定部材の剛性によって取付台座の
寸法変化が阻止される。このため、タンク本体と中継ジ
ョイント部との間のシール性の劣化が防止される。
【0013】その上、タンク固定部材がタンク本体に固
定されると、タンク固定部材によって中継ジョイント部
が取り囲まれ、しかもタンク本体を自動二輪車の車体フ
レームから取り外して床等に置いた場合にはタンク固定
部材の少なくとも一部が中継ジョイント部よりも先に床
等に接するため、中継ジョイント部が床等に直接触れる
ことがない。従って、中継ジョイント部が側方や下方か
らの外力による破損から保護される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用
可能な自動二輪車の一例を示す左側面図であり、図2は
その前部付近を拡大した左側面図である。
【0015】この自動二輪車1は、例えばセミダブルク
レードル型の車体フレーム2(図2参照)を備えてお
り、その前半部分にエンジン3やキャブレター4等の動
力機器類が搭載されている。また、エンジン3の上部に
は燃料タンク装置5が設置され、燃料タンク装置5の後
部に続くように着座シート6が設置されている。
【0016】一方、車体フレーム2の前頭部に位置する
ヘッドパイプ2aにはフロントフォーク7が左右回動自
在に軸支されており、フロントフォーク7の先端に前輪
8が支持され、フロントフォーク7の上部にハンドルバ
ー9が設けられている。また、車体フレーム2の中央下
部に架設されたピボット軸11にはスイングアーム12が上
下揺動自在に軸支されており、その後端に後輪13が支持
され、エンジン3の動力がチェーン14で後輪13に伝達さ
れるようになっている。
【0017】そして、車体の各部を覆う合成樹脂製のフ
レームカバー16が装着されている。このフレームカバー
16は、ハンドルバー9の前方に位置して前照灯17等が取
り付けられるフロントカウル18と、このフロントカウル
18に繋がって燃料タンク装置5の側面を覆う左右一対の
タンクサイドカバー19と、燃料タンク装置5の上部を覆
うタンクアッパーカバー20と、タンクサイドカバー19の
下部に繋がってエンジン3の上部側面を覆う左右一対の
エンジンサイドカバー21と、着座シート6の下部を覆う
左右一対のシートサイドカバー22と、着座シート6の後
部に繋がるテールカバー23等を備えて構成されている。
【0018】図3〜図5は、それぞれ燃料タンク装置5
の左側面図、平面図、正面図である。また、図6および
図7は、それぞれ図3の VI-VI線、 VII-VII線に沿う断
面図であり、図8は図3のVIII矢視図、図9は図4の I
X-IX線に沿う縦断面図である。
【0019】燃料タンク装置5は、PE等の合成樹脂材
料で一体に成型されたタンク本体26を備えている。この
タンク本体26は、車体フレーム2のメインパイプ2bを
上から跨ぐような形状となっており、鋼板等の剛性材料
をプレス成型して形成した4個のタンク固定部材27,28
L,28R,29によって車体フレーム2に固定される。
【0020】図2〜図5に示すように、タンク本体26の
前部上方に位置するタンク固定部材27は、2本のボルト
31でタンク本体26の前面上部に埋設されたインサートナ
ット32に締結され、このタンク固定部材27がボルト33で
車体フレーム2のヘッドパイプ2a直後に設けられた固
定ブラケット2c(図2参照)にクッションゴム34,35
とスペーサー36を介して浮動的(防振的)に固定され
る。
【0021】また、タンク本体26の前部下方に位置する
左右一対のタンク固定部材28L,28Rは、それぞれ2本
のボルト38でタンク本体26の前面下部に埋設されたイン
サートナット39に締結され、これらのタンク固定部材28
L,28Rがボルト40で車体フレーム2の前部左右側面に
設けられた固定ブラケット2dにクッションゴム41とス
ペーサー42を介して浮動的に固定される。
【0022】さらに、タンク本体26の後部下方に位置す
るタンク固定部材29は、4本のボルト44(図8参照)で
タンク本体26の後部下面に埋設されたインサートナット
45(図4参照)に締結され、このタンク固定部材29が2
本のボルト46で車体フレーム2の中間部上方に設けられ
た固定ブラケット2e(図2参照)にクッションゴム47
とスペーサー48を介して浮動的に固定される。
【0023】なお、タンク固定部材28L,28Rの孔28a
(ボルト40挿通用)と、タンク固定部材29の孔29a(ボ
ルト46挿通用)は共に長円孔状に形成されており、その
長軸方向がタンク本体26の膨潤時における寸法拡大方向
に一致している。従って、タンク本体26が燃料との接触
により膨潤して寸法が変化しても、タンク固定部材28
L,28Rと固定ブラケット2dとの間の相対移動および
タンク固定部材29と固定ブラケット2eとの間の相対移
動が可能であり、これらの相対移動によってタンク本体
26の寸法変化が吸収されるので、タンク本体26自体には
無理な変形応力が加わらない。
【0024】ところで、図2〜図4および図9に示すよ
うに、タンク本体26の上部には給油口50が設けられてい
る。この給油口50はタンク本体26の上面よりも一段低く
円形に形成されており、中央に穴51が開いている。穴51
の周囲には数個のインサートナット52が埋設されてお
り、図2、図3および図9に示すように金属製の受皿部
53が数本のボルト54で固定される。
【0025】受皿部53は、皿状にプレス成型された皿部
材55と、この皿部材55の中央の穴に固着された筒部材56
と、皿部材55の一側からタンク本体26の内部に垂下する
ユニオン部材57とを備えている。なお、給油口50と皿部
材55との間にはシール用のガスケット58が介装される。
【0026】そして、図9に示すように受皿部53に埋め
込み型(航空機型)のタンクキャップ60が数本のボルト
61で固定される。タンクキャップ60は環状のキャップベ
ース62にキャップ体63が開閉自在に取り付けられたもの
であり、キャップ体63が閉じられると、キャップ体63の
ロックレバー64が受皿部53の筒部材57下端に係合されて
キャップ体63がロックされる。
【0027】キャップ体63にはキーシリンダー65が備え
られており、特定のキーをキーシリンダー65に差し込ん
で捻ることにより、ロックレバー64の係合を解除してキ
ャップ体63を開くことができる。なお、66はキーシリン
ダー65の蓋である。
【0028】一方、タンク本体26の左側の底部には前後
に2種類の取付台座68,69が形成されており、図3に示
すように前側の取付台座68に燃料残量計70が内側から取
り付けられ、後側の取付台座69に燃料コック71が外側か
ら取り付けられる。燃料コック71には燃料ホース72とバ
キュームホース73が接続され、これらのホース72,73の
他端はキャブレター4に接続される。
【0029】さらに、タンク本体26の後側の底部には取
付台座75が形成されており、この取付台座75に中継ジョ
イント部76が外側から2本のビス77で固定される。この
中継ジョイント部76の取付方向は、受皿部53の取付方向
と略同一方向とされている。
【0030】中継ジョイント部76は、例えば合成樹脂の
一体成型品であり、タンク本体26の外部に延びるアウタ
ーユニオン78と、タンク本体26の内部に延びるインナー
ユニオン79を備えている。アウターユニオン78に接続さ
れる外部ホース80(図2参照)は下方に延ばされて自由
端が外部に開放される。
【0031】また、インナーユニオン79にはドレン管81
の一端が接続され、このドレン管81の他端が受皿部53の
ユニオン部材57に接続される。このように、ドレン管81
は給油口50の受皿部53から延びてタンク本体26の内部を
通り、中継ジョイント部76に接続されている。このドレ
ン管81はゴム等の柔軟な材質からなるホースであり、イ
ンナーユニオン79から延びた直後の部分が90度湾曲して
受皿部53の方へ指向するように成型されている。
【0032】ところで、タンク本体26の後部を車体フレ
ーム2に固定するタンク固定部材29は、図4および図8
に示すように、そのタンク本体26側の固定部形状が中継
ジョイント部76の取付台座75を取り囲むように略「コ」
の字形に形成されている。
【0033】また、図3に示すように、タンク固定部材
29がタンク本体26に固定された際,タンク固定部材29の
少なくとも一部が中継ジョイント部76よりも低い位置に
来るようにタンク固定部材29の側面形状が設定されてい
る。本実施形態では、タンク固定部材29の側面形状が浅
い「く」の字形に形成されており、タンク固定部材29の
後半部分が中継ジョイント部76よりも低くなっている。
【0034】以上のように構成された燃料タンク装置5
において、例えば雨天走行時や給油時等に受皿部53に流
入した水や燃料は、ドレン管81と中継ジョイント部76を
経て外部ホース80から外部に排出される。
【0035】この燃料タンク装置5は、タンク本体26の
底部付近に配置された中継ジョイント部76の取付方向が
受皿部53の取付方向と略同一方向にされているため、タ
ンク本体26の組立時においてタンク本体26の給油口50か
ら内部に手を差し込んで中継ジョイント部76の組立やド
レン管81の接続をする際に位置決め等が容易であり、タ
ンク本体26の組立作業性が良い。
【0036】また、ドレン管81が柔軟なホースであるた
め、燃料との接触によりタンク本体26が膨潤して受皿部
53と中継ジョイント部76との間の寸法が若干変化して
も、ドレン管81がこの寸法変化に追従することができ
る。従って、ドレン管81の接続部に無理な力が加わって
シール性が劣化することがなく、しかもドレン管81の湾
曲形状を自在に設定できるため、ドレン排出方向(中継
ジョイント部76の設置場所)等を自由に選択することが
できる。
【0037】また、タンク固定部材29が鋼板等の剛性材
料によりタンク本体26とは別体に形成されており、この
タンク固定部材29のタンク本体26側の固定部形状が中継
ジョイント部76の取付台座75を取り囲むように略「コ」
に字形に形成されているため、タンク本体26が膨潤して
取付台座75の寸法が変化しようとしても、タンク固定部
材29の剛性によって阻止される。このため、取付台座75
に歪みが発生しにくく、タンク本体26と中継ジョイント
部76との間のシール性の劣化を防止することができる。
【0038】さらに、タンク固定部材29によって中継ジ
ョイント部76が取り囲まれており、しかもタンク本体26
を自動二輪車1の車体フレーム2から取り外して床等に
置いた場合にはタンク固定部材29が中継ジョイント部76
よりも先に床等に接するようになっているため、中継ジ
ョイント部76が床等に直接触れることがない。従って、
中継ジョイント部76を側方や下方からの外力による破損
から効果的に保護することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の燃料タンク装置は、タンク本体に設けられる中
継ジョイント部をタンク本体の底部付近に配置し、その
取付方向を給油口の受皿部の取付方向と略同一方向にす
るとともに、ドレン管を柔軟なホースにして受皿部と中
継ジョイント部との間を接続したものである。
【0040】このように構成すれば、タンク本体が膨潤
して受皿部と中継ジョイント部との間の寸法が変化して
も、柔軟なホースであるドレン管がタンク本体の寸法変
化に追従できるため、ドレン管の接続部に無理な力が加
わってシール性が劣化することがなくなり、しかもドレ
ン管の湾曲形状を自在に設定できるため、ドレン排出方
向等を自由に選択することができる。
【0041】さらに、タンク本体の底部付近に配置され
た中継ジョイント部の取付方向が受皿部の取付方向と略
同一方向であるため、タンク本体の給油口から内部に手
を差し込んで中継ジョイント部の組立やドレン管の接続
をする際に位置決め等が容易になり、タンク本体の組立
作業性を向上させることができる。
【0042】また、本発明に係る自動二輪車の燃料タン
ク装置は、タンク固定部材をタンク本体とは別体に剛性
材料で形成して設け、このタンク固定部材のタンク本体
側の固定部形状を前記中継ジョイント部の取付台座を取
り囲むように形成するとともに、このタンク固定部材が
タンク本体に固定された際にタンク固定部材の少なくと
も一部が中継ジョイント部よりも低い位置に来るように
タンク固定部材の側面形状を設定した。
【0043】こうすれば、タンク本体が膨潤して中継ジ
ョイント部の取付台座の寸法が変化しようとしても、タ
ンク固定部材の剛性によって取付台座の寸法変化が防止
されるので、タンク本体と中継ジョイント部との間のシ
ール性の劣化を防止することができる。
【0044】また、タンク本体を自動二輪車の車体フレ
ーム2から取り外して床等に置いた場合は、タンク固定
部材の少なくとも一部が中継ジョイント部よりも先に床
等に接するため、中継ジョイント部が床等に直接触れる
ことがない。従って、中継ジョイント部を側方や下方か
らの外力による破損から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な自動二輪車の一例を示す左
側面図。
【図2】自動二輪車の前部付近を拡大した左側面図。
【図3】燃料タンク装置の左側面図。
【図4】燃料タンク装置の平面図。
【図5】燃料タンク装置の正面図。
【図6】図3の VI-VI線に沿うタンク本体の断面図。
【図7】図3の VII-VII線に沿うタンク本体の断面図。
【図8】図3のVIII矢視図。
【図9】図4の IX-IX線に沿う縦断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 5 燃料タンク装置 26 タンク本体 29 タンク固定部材 50 給油口 53 受皿部 60 タンクキャップ 75 取付台座 76 中継ジョイント部 81 ドレン管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のタンク本体26の上部に給油
    口50が設けられ、この給油口50の受皿部53から延びるド
    レン管81がタンク本体26の内部を通ってタンク本体26に
    設けられた中継ジョイント部76に接続された自動二輪車
    の燃料タンク装置5において、上記中継ジョイント部76
    をタンク本体26の底部付近に配置し、その取付方向を受
    皿部53の取付方向と略同一方向にするとともに、上記ド
    レン管81を柔軟なホースにして受皿部53と中継ジョイン
    ト部76との間を接続したことを特徴とする自動二輪車の
    燃料タンク装置5。
  2. 【請求項2】 タンク本体26を車体フレーム2に固定す
    るためのタンク固定部材29をタンク本体26とは別体に剛
    性材料で形成して設け、このタンク固定部材29のタンク
    本体26側の固定部形状を前記中継ジョイント部76の取付
    台座75を取り囲むように形成するとともに、このタンク
    固定部材29がタンク本体26に固定された際にタンク固定
    部材29の少なくとも一部が中継ジョイント部76よりも低
    い位置に来るようにタンク固定部材29の側面形状を設定
    した請求項1に記載の自動二輪車の燃料タンク装置5。
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JP2013047022A (ja) * 2011-08-28 2013-03-07 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両における燃料供給装置
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