JPH11198884A - 車両用燃料タンク - Google Patents

車両用燃料タンク

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JPH11198884A
JPH11198884A JP716898A JP716898A JPH11198884A JP H11198884 A JPH11198884 A JP H11198884A JP 716898 A JP716898 A JP 716898A JP 716898 A JP716898 A JP 716898A JP H11198884 A JPH11198884 A JP H11198884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
vehicle body
breather pipe
front side
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP716898A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyochika Etou
豊周 衛藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブリーザーパイプを燃料タンクの前側上部に
接続する構造を採りながら、下り勾配が強い走行形態で
ブリーザーパイプから燃料が漏洩することを阻止する。 【解決手段】 燃料タンク4の前側上部の膨出部9にお
ける最も高い部分より車体前側で低くなる部分にブリー
ザーパイプ11を貫通させる。このブリーザーパイプ1
1のタンク内側の先端を前記膨出部9の最も高い部分の
近傍に開口させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体前側に上方へ
膨出する膨出部を有する車両用燃料タンクに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車、自動四輪車、スノー
モービルなどの車両は、操向ハンドルとシートとの間に
燃料タンクを配設している。この燃料タンクとしては、
車体前側に上方へ膨出する膨出部を形成し、この膨出部
の最も高くなる部分に給油口を形成するとともに、燃料
供給に伴って空気をタンク内に導入するためのブリーザ
ーパイプをタンク前側の上部に接続したものがある。
【0003】上述した燃料タンクのブリーザーパイプ接
続部は、前記膨出部における最も高くなる部分より車体
前側で相対的に低くなる部分に貫通孔を穿設し、この貫
通孔の外側にブリーザーパイプを配管接続用部材によっ
て取付ける構造を採っている。なお、このブリーザーパ
イプは、燃料タンクの前側上部から前下方へ導いてい
る。
【0004】また、従来の車両用燃料タンクは、車体が
大型化することがないようにしながら大型に形成して容
量を可及的多くとるために、全体をカバーの内側に収容
することなくその一部を外方に露出させるようにしてい
る。ブリーザーパイプを上述したようにタンク前側の上
部に接続した燃料タンクにおいては、ブリーザーパイプ
によって車体の外観が損なわれることを避けるために、
ブリーザーパイプ接続部を含む車体前側をカバーで覆う
構造を採っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うにブリーザーパイプを前側上部に接続した車両用燃料
タンクは、燃料を満載した状態で勾配が大きい下り坂を
下りるときに膨出部の前部、すなわちタンク前側の上部
が燃料で満たされ、燃料がブリーザーパイプから漏洩す
るという問題があった。
【0006】このような不具合は、燃料タンクの膨出部
の高さを高くしたり、ブリーザーパイプを燃料タンクの
膨出部より車体後側に接続することによって解消するこ
とができる。しかし、膨出部の上方は操向ハンドルを操
作するために広く開放させなければならないので、膨出
部を高く形成することはできない。ブリーザーパイプを
膨出部より車体後側に接続すると、乗員がブリーザーパ
イプに触れ易くなるとともに、ブリーザーパイプを覆う
カバーが車体後側へ延びるようになってしまう。前記カ
バーが車体後側に延びて燃料タンクにおけるカバーで覆
われる範囲が増大すると、カバーで覆われても車体が大
型化しないように燃料タンクを小さく形成する範囲が増
大し、タンク容量が少なくなってしまう。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、ブリーザーパイプを燃料タンクの前
側上部に接続する構造を採りながら、下り勾配が大きく
てもブリーザーパイプから燃料が漏洩することがないよ
うにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用燃料
タンクは、タンク前側上部の膨出部における最も高い部
分より車体前側で低くなる部分にブリーザーパイプを貫
通させ、このブリーザーパイプのタンク内側の先端を前
記膨出部の最も高い部分の近傍に開口させたものであ
る。
【0009】本発明によれば、ブリーザーパイプのタン
ク内側の先端は燃料タンク貫通部より車体後側で高い位
置にあるから、勾配が大きい下り坂を下りるときなどで
車体が前下がりに大きく傾斜しても、ブリーザーパイプ
の前記先端は燃料の液面より上に露出する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をスノーモービル用
燃料タンクに適用した一実施の形態を図1ないし図4に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る車両用燃料
タンクを装備したスノーモービルの側面図、図2は燃料
タンクの側面図で、同図は要部を破断した状態で描いて
ある。図3は燃料タンクの平面図、図4は図3における
ブリーザーパイプ接続部のIV−IV線断面図である。な
お、図2の破断位置は図3中にIII−III線によって示し
ている。
【0011】これらの図において、符号1はこの実施の
形態によるスノーモービルを示す。このスノーモービル
1は、乗員がシート2に跨って着座し、シート2の前方
の操向ハンドル3を把持して走行するもので、操向ハン
ドル3とシート2との間に本発明に係る燃料タンク4を
搭載している。符号5は前記操向ハンドル3による操舵
に応じて回動する操向用そり、6は動力ユニットであ
る。この動力ユニット6は、エンジン(図示せず)によ
ってキャタピラ7を回転させる従来周知の構造を採って
いる。
【0012】前記燃料タンク4は、合成樹脂によって形
成し、図1に示すように、車体前側がカバー8で覆われ
るとともに車体後側がシート2の内側に臨み、カバー8
とシート2との間の部位が外方に露出する状態で図示し
ていない車体フレームに固定している。この燃料タンク
4の車体前側には、図2に示すように車体前側に上方へ
膨出する膨出部9を形成している。この膨出部9の最も
高い部分の車幅方向の中央に図3に示すように給油口1
0を形成するとともに、膨出部9の最も高い部分より車
体前側で低くなる部分にブリーザーパイプ11を接続し
ている。燃料タンク前部を覆う前記カバー8は、前記ブ
リーザーパイプ11をも覆い隠すように、燃料タンク4
の車幅方向の両側部と上部とを囲む形状に形成してい
る。
【0013】また、前記給油口10は、図1中に符号1
2で示すキャップで開閉する従来周知の構造を採り、図
2に示すように、給油管13を下方へ延びるように接続
している。この実施の形態で示す燃料タンク4は、前記
給油管13の下端まで燃料を給油した状態が燃料満載状
態である。燃料満載状態で車体を水平にしたときの燃料
の液面を図2中に二点鎖線L1で示す。なお、図2にお
いて二点鎖線L2は、燃料満載状態で車体を前下がりに
25°傾斜させたときの燃料の液面を示し、二点鎖線L
3は、燃料満載状態で車体を前下がりに30°傾斜させ
たときの燃料の液面を示している。また、図3において
給油口10より車体前側に形成した符号14で示すもの
は、燃料タンク4に燃料供給用パイプ(図示せず)を接
続するためのフランジである。
【0014】前記ブリーザーパイプ11は、この実施の
形態では図2〜図4に示すように、燃料タンク4内に配
設したパイプ本体15と、このパイプ本体15を燃料タ
ンク4に固定するための継手16と、この継手16にブ
リーザーホース17(図2参照)を接続するためのニッ
プル18とから構成し、図4に示すように燃料タンク4
の上壁4aを貫通する状態で燃料タンク4に固定してい
る。
【0015】前記パイプ本体15は、金属製(例えば銅
製)管体に曲げ加工を施すことによって、燃料タンク4
の上壁4aからタンク内側で後下がりに延びる下方延在
部15aと、この下方延在部15aの下端から後上がり
に延びる後方延在部15bとを有するL字状に形成して
いる。このパイプ本体15のタンク内側の先端、すなわ
ち後方延在部15bの後端は、前記膨出部9の最も高い
部分の近傍であって前記給油管13より車体の前方で開
口している。
【0016】前記継手16は、アルミダイキャストによ
って成形し、車幅方向の中央の円筒16aと、この円筒
16aから車幅方向の両側に延びるフランジ16bとを
一体に形成しており、前記円筒16aのタンク内側に前
記パイプ本体15を圧入するとともにタンク外側に前記
ニップル18を圧入した状態で燃料タンク4側のねじ孔
付き取付板19に取付用ボルト20によって固定してい
る。なお、前記フランジ16bと燃料タンク側の壁面と
の間には、燃料の漏洩を阻止するためにOリング21を
介装している。
【0017】前記取付板19は、長円状の金属板の中央
に前記円筒16aを挿入するための穴19aを穿設する
ことによって形成し、接続用合成樹脂22の内部にイン
サート成形法によって埋込んだ状態で、この接続用合成
樹脂22を介して燃料タンク4の上壁4aの外面に固定
している。前記接続用合成樹脂22は、燃料タンク4を
ブロー成形法で成形する工程で前記上壁4aに接着す
る。すなわち、取付板19を埋込んだ接続用合成樹脂2
2を燃料タンク成形用の金型(図示せず)に装着し、燃
料タンク4を前記金型内でブロー成形法により成形する
ことによって、接続用合成樹脂22が燃料タンク4の外
面に接着する。
【0018】上述したように構成した燃料タンク4は、
ブリーザーパイプ11のタンク内側の先端がブリーザー
パイプ接続部より車体後側で高い位置にあるから、この
燃料タンク4を搭載したスノーモービル1が燃料満載状
態で勾配が大きい下り坂を下りたりして前下がりに大き
く傾斜しても、ブリーザーパイプ11の前記先端は燃料
の液面より上に露出する。この実施の形態を採る場合に
は、前傾角度が30°になるような急勾配でもパイプ本
体15の後端が燃料中に没することはない。
【0019】したがって、ブリーザーパイプ11をタン
ク前側の上部に接続してブリーザーパイプ11の露出部
分をカバー8で覆い隠す構造を採りながら、勾配が大き
い下り坂を走行するときでも燃料が漏洩しないようにす
ることができる。
【0020】なお、この実施の形態ではスノーモービル
用燃料タンク4に本発明を適用した例を示したが、本発
明は、自動二輪車や自動三輪車の燃料タンクにも適用す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
リーザーパイプのタンク内側の先端は燃料タンク貫通部
より車体後側で高い位置にあるから、勾配が大きい下り
坂を下りるときなどで車体が前下がりに大きく傾斜して
もブリーザーパイプの前記先端は燃料の液面より上に露
出する。
【0022】したがって、ブリーザーパイプを燃料タン
クの前側上部に接続する構造を採りながら、下り勾配が
大きい走行形態でもブリーザーパイプから燃料が漏洩す
るのを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用燃料タンクを装備したス
ノーモービルの側面図である。
【図2】 燃料タンクの側面図である。
【図3】 燃料タンクの平面図である。
【図4】 図3におけるブリーザーパイプ接続部のIV−
IV線断面図である。
【符号の説明】
1…スノーモービル、2…シート、3…操向ハンドル、
4…燃料タンク、9…膨出部、11…ブリーザーパイ
プ、15…パイプ本体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前側に上方へ膨出する膨出部を有
    し、操向ハンドルとシートとの間に配設した車両用燃料
    タンクにおいて、前記膨出部における最も高い部分より
    車体前側で低くなる部分にブリーザーパイプを貫通さ
    せ、このブリーザーパイプのタンク内側の先端を前記膨
    出部の最も高い部分の近傍に開口させたことを特徴とす
    る車両用燃料タンク。
JP716898A 1998-01-19 1998-01-19 車両用燃料タンク Pending JPH11198884A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236021A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Honda Motor Co Ltd 燃料ポンプ取付構造
JP2010156284A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 尿素水タンク
RU171285U1 (ru) * 2016-12-23 2017-05-29 Общество с ограниченной ответственностью "ВЕЛОМОТОРС" / ООО "ВЕЛОМОТОРС" Снегоход
CN109878613A (zh) * 2019-04-09 2019-06-14 南京金城机械有限公司 摩托车用吹塑油箱口的安装结构

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