JPS62155182A - 自動二・三輪車の給油構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低床式のステップフロアを右する自動二・三
輪車等の車両における燃料タンクへの燃料の給油構造に
関するものである。

〔従来の技術〕

従来、低床式のステップフロアを有する所謂スクータタ
イプの車両にあっては、燃料タンクはシート下方のリア
ボディ内に取り付けられているのが通常である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このため、例えばトランクスペースとしてより有効に利
用できるスペースが、必ずしも充分に生かされていない
。このような問題点に鑑み、本出願人は燃料タンクをス
テップフロア下方に取り付けることによってこの問題を
解決する試みをしているが、このようにした場合には燃
料タンクへ直接給油することができないから、給油パイ
プを別途給油し易い位置、例えばレッグシールドの裏側
の部分等に設（プて、ここから燃料をタンク内に導くよ
うにする構成が必要とされる。このような構成に、１３
いて通常何らの工夫もなく燃料の供給パイプ及び接続ホ
ースをレッグシールドに添わせて形成するとなると、そ
の部分でカバー等を大型に構成してこれらを覆うように
しなければならないからカバーも大型となり、ステップ
フロア部もそれに応じて幾分かのスペースが余分に取ら
れてしまうという問題を有していた。

本発明は、このようなステップフロアの下方に燃料タン
クを設【）、且つ給油口はレッグシールド側部上方等に
設けるものにおいても、給油口から燃料タンクに至る部
材を形成するためのスペースを格別取ることがない構造
を提案しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

即ち、本発明は、シートの前部下方にステップフロアを
偏え、かつ重体前部にレッグシールドを設けて成る自動
二輪車等の車体構造において、前記ステップフロア内に
燃Ｉｔタンクを取り（”Ｊ　４）ると共に、燃料タンク
への給油口を前記レッグシールドの一部に開口させ、一
方この給油口と燃料タンクとをレッグシールドパネルま
たはフロアプレート内を貫通する接続ホースで連結した
ことを特徴とするものである。

〔作　用〕

このような構成とすることによって、レッグシールドパ
ネル又はフロアプレー１・等の強度メンバーを接続パイ
プがｄ通するような形態としたものであるから、燃料タ
ンクと給油口との位置関係が隔たっていた場合でも取り
付けの自由度が大きく、フロア部の利用スペースを充分
に確保できる。

〔実施例〕

以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。

第１図は本発明を適用したスクータタイプの自動二輪車
１の側面形状を示し、車体２の前部には前車輪３が、後
部には後車輪４がそれぞれ取り付けられ、車体２の後方
上部にシート５を配設すると共に、該シート５の前方に
前車輪３を操向するハンドル６を設け、更にシート５を
載置したリアボディ７の下方に、エンジンユニット８を
後車輪４の一側部に配置している。

次に燃料タンク１０は、それ自体偏平な形状を呈し、ス
テアリングヘッドからやや下がりながら車体２の中央部
を後方に延びるメインフレーム２０と、該フレーム２０
の下部両側に延設されるフロアプレート２１と、燃料タ
ンク１０の下部及び両側を覆うカバー２２とからなるス
テップフロア２３の下方に取り付けられるもので、該燃
料タンク１０は四隅部に設けた固定ブラケット１１を、
フロアプレー１−２１の両側縁２１ａ、２１ａにボルト
・ナツト１２の螺着によって固定される。

上記燃料タンク１０の車体面部側には、給油パイプ１３
が設けられている。この給油パイプ１３は、レッグシー
ルド２４の後部側に配設されるインナボックス２５の一
側方に設置ノだツユエルリッド２６に、キャップ２７を
被着した給油口１３ａを臨ませると共に、給油口１３ａ
と燃料タンク１０間を接続ホース１３ｂで連結するもの
で、レッグシールド２４の一部を構成するレッグシール
ドパネル２８の下端には、ステップフロア２３とレッグ
シールド２４とを画成する隔板２９が延設され、その先
端をフロアプレート２１下部の嵌合部２１ｂに嵌合させ
ており、隔板２つには、上記接続ホース１３ｂや複連す
るオーバフロー管１４及びブリーザチューブ１５を挿通
する開口２９ａが設けられている。

給油口１３ａには、オーバフロー管１４及びブリーザチ
ューブ１５とが接続され、オーバフロー管１４により給
油時等にＡ−バフローしたガソリンを車体下方に排出す
ると共に、燃料タンク１０内に配置されるブリーザチュ
ーブ１５の目端部のエア抜き孔１５ａより、該燃料タン
ク１０内にブで生する圧力を、ブリーザチューブ１５を
介して上方の給油口１３ａに逃がす。

また、燃料タンク１０の後部には、エンジンへの燃料を
供給するだめの燃料ホース１６が引き出され、該ホース
１６の途中に燃料ポンプ１７が介装されている。

本実施例は以上説明したように、燃料タンクと給油口と
の連通路をバイブ材で構成し、この接続バイブの通路を
ステップフロアとレッグシールドを画成するレッグシー
ルドパネルの隔板を貫通する車体内部を利用したもので
あるから、占有面積が少なくて済み、ステップフロアや
レッグシールド形状を大形化することなく配設できて、
ステップフロアの利用スペースも充分確保することがで
きる。

〔発明の効果〕

本発明は以上述べたように、燃料タンクをステップフロ
アの下部に配置し、該タンクへの接続パイプによってレ
ッグシールドパネルまたはフロアパネルを山道して両者
を接続したものであるから、接続パイプを配設する占有
面積が少なくて済み、これによるレッグシールドまたは
ステップフロアの拡大や設計変更をすることなく配設で
きると共に、フロア部の利用スペースを充分に確保しく
する状態とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用する二輪スクータの側面図、第２
図は車体前部の拡大縦断側面図、第３図は第２図のｌ１
ｌ−ＩＩＩ断面図、第４図は第３図の■−■断面図、第
５図は同じく第３図のｖ−■断面図、第６図は第２図の
Ｖ［−Ｖｌ断面図である。 １・・・自動二輪車　　　２・・・車体　　３・・・前
車輪４・・・後車輪　　　５・・・シート　　　７・・
・エンジンユニット　　１０・・・燃料タンク　　　１
１・・・固定ブラケット　　　１３・・・給油バイブ　
　１３ａ・・・給油口　　１３ｂ・・・接続ホース　　
１４・・・オーバフロー管　　１５・・・ブリーザチュ
ーブ　　２０・・・メインフレーム　　　２１・・・フ
ロアプレート２２・・・カバー　　２３・・・ステップ
フロア　　２４・・・レッグシールド　　　２６・・・
ツユエルリッド２８・・・レッグシールドパネル　　　
２９・・・隔板２９ａ・・・開口 最４図 手続補正音 昭和６２年１月１９日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、シートの前部下方にステップフロアを備え、かつ車
   体前部にレッグシールドを設けて成る自動二輪車等の車
   体構造において、前記ステップフロア内に燃料タンクを
   取り付けると共に、燃料タンクへの給油口を前記レッグ
   シールドの一部に開口させ、一方この給油口と燃料タン
   クとをレッグシールドパネルまたはフロアプレート内を
   貫通する接続ホースで連結したことを特徴とする自動二
   輪車等の給油構造。