JPH10181595A - 客車用構体 - Google Patents

客車用構体

Info

Publication number
JPH10181595A
JPH10181595A JP8345628A JP34562896A JPH10181595A JP H10181595 A JPH10181595 A JP H10181595A JP 8345628 A JP8345628 A JP 8345628A JP 34562896 A JP34562896 A JP 34562896A JP H10181595 A JPH10181595 A JP H10181595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell structure
passenger car
body structure
outer shell
inner shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8345628A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Ishizu
一正 石津
Junichi Ito
順一 伊藤
Kiyoshi Okada
喜代志 岡田
Shigeru Kitayama
茂 北山
Tatsuhiro Ito
龍弘 伊藤
Satoshi Oshima
聡 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd, Central Japan Railway Co filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP8345628A priority Critical patent/JPH10181595A/ja
Publication of JPH10181595A publication Critical patent/JPH10181595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】客室内への騒音の進入をより低減した客車用構
体を得る。 【解決手段】客車の外周を形成する外殻構体1内に客室
22を形成する内殻構造12を外殻構体1から隙間24
を空けて支持した。内殻構造12は、外殻構体1に防振
ゴムからなる防振部材26を介して支持した。また、外
殻構体1に形成した外窓11と、外窓11に対応して内
殻構造12に形成した内窓39とを形成した。更に、客
室22内への出入の扉は、内殻構造12に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の客車の
構体に関し、特に、客室騒音の低減を図った客車用構体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、客車用構体は、外周を形成す
る構体の内側に内装パネルを張り付けて客室を形成して
いる。あるいは、特開平5−131925号公報にある
ように、車両外側の外表材と、車室内壁の内表材と、こ
れらの間に設けられたハニカム材等を用いたコアとの積
層構造により形成したものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
高速走行の要求により、こうした従来のものでは、走行
中の騒音の客室内への進入を十分に防ぐことができず、
高速走行に伴って、客室内への騒音の進入をより一層低
減することが望まれていた。
【0004】本発明の課題は、客室内への騒音の進入を
より低減した客車用構体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、客車の外周を形成する外殻構体内に客室を形成する
内殻構造を前記外殻構体から隙間を空けて支持したこと
を特徴とする客車用構体がそれである。
【0006】また、前記外殻構体に形成した外窓と、該
外窓に対応して前記内殻構造に形成した内窓とを有する
ものでもよい。あるいは、前記客室内への出入の扉は、
前記内殻構造に設けたものでもよい。更に、前記内殻構
造は、前記外殻構体に防振部材を介して支持してもよ
く、前記防振部材は防振ゴムであってもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1、図2に示すように、外
殻構体1は床部材1a、両側壁部材1b、屋根部材1c
を備え、床部材1a、両側壁部材1b、屋根部材1cは
ほぼ同様の構造を有し、それぞれ連接して形成され、客
車の外周を形成している。
【0008】また、外殻構体1は客車の外側を覆う外板
2と、内板4と、外板2と内板4との間に設けられたコ
ア部材6とを備え、中空形材構造により形成されてい
る。尚、外殻構体1は、中空形材構造に限らず、客車の
外形に合わせて適宜配置された縦骨部材と、複数の縦骨
部材をつなぐ横骨部材と、これらを覆うように設けられ
た外板とを有するものであってもよい。
【0009】外殻構体1の両側壁部材1bには、その側
面に所定間隔で複数の外窓枠8が設けられており、外窓
枠8には外窓ガラス10が装着されている。尚、外窓枠
8、外窓ガラス10により外窓11が形成されている。
外窓11を形成する際には、外殻構体1とに隙間がない
ように形成される。
【0010】一方、外殻構体1内には、内殻構造12が
形成されており、内殻構造12は、床部材14、両側壁
部材16,18、屋根部材20を備え、これらにより四
方が包囲されて、客室22が形成されている。また、内
殻構造12は、外殻構体1と接触しないように、その全
周にわたって外殻構体1とは隙間24を空けて設けられ
ており、この隙間24に挿入された複数の防振部材26
により、内殻構造12が外殻構体1に支持されている。
【0011】防振部材26は、騒音振動を減衰できるも
のが用いられ、防振ゴム等が用いられている。防振ゴム
に限らず、ばねとダンパを組み合わせた振動減衰機能を
持ったものでもよい。この防振部材26は、床部材14
のみならず、両側壁部材16,18や屋根部材20との
間の隙間24にも設けられている。
【0012】また、図3に示すように、内殻構造12の
床部材14と側壁部材18との合わせ目では、床部材1
4に向かって突出された塞ぎ板28が側壁部材18に取
り付けられている。塞ぎ板28は床部材14の裏側に廻
り込むように折曲げられて、床部材14の裏側に固定さ
れている。客車の長手方向に沿って塞ぎ板28が設けら
れ、隙間が生じないように構成されている。他方の側壁
部材16と床部材14とについても同様に図示しない塞
ぎ板により隙間が生じないようにされている。
【0013】更に、図4に示すように、客車の長手方向
には、複数の側壁部材16,18が継ぎ足されて形成さ
れており、その合わせ目は、断面略「H」形の塞ぎ板3
2により塞がれて、隙間が生じないように構成されてい
る。尚、屋根部材20についても同様であり、隙間が生
じないように、各合わせ目は塞ぎ板等により塞がれてい
る。
【0014】一方、図1に示すように、両側壁部材1
6,18には、外殻構体1の外窓11に対応して、内窓
枠36が嵌め込まれており、内窓枠36には内窓ガラス
38が装着されている。この際にも、内殻構造12と内
窓枠36や内窓ガラス38との間に隙間が生じないよう
に、図示しない塞ぎ板やパッキン等が用いられている。
尚、内窓枠36、内窓ガラス38により内窓39が形成
されている。
【0015】また、図5に示すように、内殻構造12の
両端の妻部材40には、客室22に出入のための扉42
が設けられている。図6に示すように、妻部材40に設
けられた上レール44に、扉42に回転可能に支持され
た車輪46が載せられて、扉42を開閉できるように構
成されている。
【0016】扉42の上側と妻部材40との間の隙間を
塞ぐために、扉42の上側に接触する塞ぎ部材48が妻
部材40に取り付けられている。塞ぎ部材48は、例え
ば、フェルト製、ナイロン製のきめの細かいブラシ状の
もの等、動きを妨げず、隙間を塞げるシール部材であれ
ばよい。扉42の下側は、妻部材40に設けられた下レ
ール50を挟み込むようにして摺動可能に構成されてお
り、扉42の下側に固定された塞ぎ部材51が、床部材
14に接触されており、隙間を塞ぐように構成されてい
る。
【0017】また、図7に示すように、扉42を閉めた
際に、扉42の前端42aに設けたシール部材52と、
妻部材40に設けたシール部材54とが密着し、扉42
の前端42aと妻部材40との間を密閉できるようにさ
れている。更に、扉42の後端42bと妻部材40との
間には、扉42の後端42bから扉42と垂直な遮蔽板
56が突出されており、この遮蔽板56に対抗して妻部
材40にシール部材58が張り付けられており、扉42
を閉じた際に、遮蔽板56がシール部材58に接触し
て、隙間を塞ぐように構成されている。
【0018】次に、前述した本実施形態の客車用構体の
作動について説明する。外部の騒音は、まず、外殻構体
1により外殻構体1内への進入が遮断される。一部は外
殻構体1の隙間や外殻構体1そのものの振動として外殻
構体1内に進入するが、この進入した騒音は、更に、内
殻構造12により客室22内への進入が遮断される。よ
って、外部の騒音は、外殻構体1と内殻構造12との二
重構造により、客室22内への進入は、大幅に遮断され
る。
【0019】更に、内殻構造12は各塞ぎ板28,32
により塞がれているので、客室22内への騒音の進入が
より確実に防止される。外殻構体1と内殻構造12とを
備えた二重構造とすることにより、内殻構造12の各構
成部材、例えば、床部材14、側壁部材16,18、屋
根部材20の合わせ目に生じる隙間を、各塞ぎ板28,
32により容易に塞ぐことができる。よって、客室22
内への騒音の進入が防止されるので、客室22内の静粛
性が保たれる。
【0020】尚、合わせ目に隙間が生じないように、塞
ぎ板28,32を用いることなく、床部材14、側壁部
材16,18、屋根部材20を直接重ね合わせるように
して構成してもよく、あるいは、複数の側壁部材16,
18を連接するのではなく、1つの合わせ目のない大き
な側壁部材16,18として構成してもよい。
【0021】扉42は、閉じられた際には、塞ぎ部材4
8、両シール部材52,54及び遮蔽板56とシール部
材58とにより、隙間が生じないようにされているの
で、出入口を介して客室22内に騒音が進入するのを防
止する。このように、扉42は、内殻構造12に設けら
れているので、扉42と内殻構造12との間に隙間が生
じないように構成することが容易である。
【0022】一方、客車の走行中の外殻構体1の振動や
外部で発生した騒音により外殻構体1の振動がする。外
殻構体1に内殻構造12が防振部材26により支持され
ており、他の箇所では隙間24により直接接触すること
がないので、外殻構体1から内殻構造12への振動の伝
播は、防振部材26を介して行われる。
【0023】防振部材26を介して外殻構体1の振動が
内殻構造12に伝播されるが、防振部材26により大き
く減衰されるので、内殻構造12への振動の伝播は低減
される。よって、客室22内の騒音が軽減され、静粛性
が保たれる。防振部材26に防振ゴムを用いることによ
り、簡単な構成で振動の伝播を防止できる。
【0024】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の客車用構体
は、外殻構体内に隙間を空けて内殻構造を支持したの
で、外部の振動から惹起される騒音が客室内に進入する
のを大きく低減できるという効果を奏する。また、外窓
と内窓とを対応して設けることにより、車窓からの眺望
を確保できる。更に、扉を内殻構造に設けることによ
り、扉と内殻構造との間に隙間が生じないようにするこ
とが容易にできる。即ち、扉に設けられた塞ぎ部材によ
り、外殻構体の振動・騒音が内殻構造に伝播されるのが
防止される。
【0026】内殻構造を外殻構体に防振部材を介して支
持することにより、外殻構体からの振動が減衰され、客
室内の騒音を抑え、静粛性を確保できる。また、防振部
材を防振ゴムとすることにより、簡単な構成で振動の伝
播を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての客車用構体の断面
図である。
【図2】本実施形態の客車用構体の縦断面概略図であ
る。
【図3】図1のC部拡大断面図である。
【図4】本実施形態の側壁部材同士の合わせ目の拡大断
面図である。
【図5】本実施形態の客車用構体を車端側から客室側を
見た一部断面図である。
【図6】図5のA−A拡大断面図である。
【図7】図5のB−B拡大断面図である。
【符号の説明】
1…外殻構体 11…外窓 12…内殻構造 22…客室 24…隙間 26…防振部材 39…内窓 42…扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 喜代志 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 北山 茂 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 伊藤 龍弘 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 大島 聡 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客車の外周を形成する外殻構体内に客室
    を形成する内殻構造を前記外殻構体から隙間を空けて支
    持したことを特徴とする客車用構体。
  2. 【請求項2】 前記外殻構体に形成した外窓と、該外窓
    に対応して前記内殻構造に形成した内窓とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の客車用構体。
  3. 【請求項3】 前記客室内への出入の扉は、前記内殻構
    造に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の客車
    用構体。
  4. 【請求項4】 前記内殻構造は、前記外殻構体に防振部
    材を介して支持したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項3記載の客車用構体。
  5. 【請求項5】 前記防振部材は防振ゴムであることを特
    徴とする請求項4記載の客車用構体。
JP8345628A 1996-12-25 1996-12-25 客車用構体 Pending JPH10181595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8345628A JPH10181595A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 客車用構体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8345628A JPH10181595A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 客車用構体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10181595A true JPH10181595A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18377896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8345628A Pending JPH10181595A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 客車用構体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10181595A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2763880B1 (de) 2011-10-05 2018-10-03 Bombardier Transportation GmbH Schienenfahrzeug mit einer schall- und schwingungsisolierten raum-in-raum-kabine
CN113264071A (zh) * 2021-05-17 2021-08-17 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 轨道车辆内装总成、车体及轨道车辆

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2763880B1 (de) 2011-10-05 2018-10-03 Bombardier Transportation GmbH Schienenfahrzeug mit einer schall- und schwingungsisolierten raum-in-raum-kabine
EP2763880B2 (de) 2011-10-05 2022-07-06 Bombardier Transportation GmbH Schienenfahrzeug mit einer schall- und schwingungsisolierten raum-in-raum-kabine
CN113264071A (zh) * 2021-05-17 2021-08-17 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 轨道车辆内装总成、车体及轨道车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10181595A (ja) 客車用構体
JP2005148428A (ja) 車両における定在波吸収装置
JP2017043151A (ja) 車室ルーフの遮音構造
JP2000247228A (ja) 二重床の車両
JP2536208Y2 (ja) 自動車のバックドア装置
JP4720561B2 (ja) 車両用ドア構造
JP2006205984A (ja) 自動車の側部車体構造
JPH021691B2 (ja)
JP2000168625A (ja) 自動車のスライドドア取付部の構造
JP2511754Y2 (ja) ル−フトリムの取付構造
JP4406871B2 (ja) 自動車の吸音構造
KR100267904B1 (ko) 스트래치 바디형 자동차의 센터필러구조
JP3185475B2 (ja) 防音処理パネル工法
JP2509776Y2 (ja) ドアガラスの振動音防止構造
JP4433406B2 (ja) 車両前部構造
JP3298818B2 (ja) 自動車の通気装置
JPH0225686Y2 (ja)
JPH08207761A (ja) 鉄道車両
JPH021692B2 (ja)
KR200182556Y1 (ko) 자동차 사이드실 보강구조
JPS6323208Y2 (ja)
KR200182554Y1 (ko) 자동차 사이드실 보강구조
JPS628226Y2 (ja)
KR200149107Y1 (ko) 자동차의 도어 샤시 구조
KR0135211Y1 (ko) 자동차용 필라