JPS628226Y2 - - Google Patents

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JPS628226Y2
JPS628226Y2 JP1982120827U JP12082782U JPS628226Y2 JP S628226 Y2 JPS628226 Y2 JP S628226Y2 JP 1982120827 U JP1982120827 U JP 1982120827U JP 12082782 U JP12082782 U JP 12082782U JP S628226 Y2 JPS628226 Y2 JP S628226Y2
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JP
Japan
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hood
sound
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cowl
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JP1982120827U
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JPS5924671U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は例えばセミコンシールドワイパタイ
プの乗用車において、エンジンルーム上を開閉自
在に覆うフードのカウルトツプ上への延設端から
の騒音の浸入を未然に防止し得るようにしたフー
ドの遮音構造に関する。
《従来技術とその問題点》 例えばセミコンシールドワイパタイプの乗用車
にあつては、第1図に示すようにエンジンルーム
E上を開閉自在に覆うフードアウタ1とフードイ
ンナ2の組合せからなるフード3を、カウルトツ
プアツパ4上まで延設し、このカウルトツプアツ
パ4とフード3間に形成される空隙内にワイパW
を収納し、該ワイパWの不使用時においては、ワ
イパ3を外方より全没させることによつて、外観
性能の向上を図るようにしたものである。また、
上記カウルトツプ4はダツシユロア9から立ち上
がるダツシユアツパ5とカウルトツプ前面パネル
6との組合せにより、車室R上にカウルボツクス
7を形成し、このカウルボツクス7から車室R内
に空調用の空気を導入するようにしている。
ところで、この種の自動車におけるフード3の
内面はグラスール、フエルト圧縮成形品等の吸音
効果を有するフードインシユレータ8を添設し、
エンジンルームE内の騒音を外部に伝達すること
を可及的に防止し、かつフード3とカウルトツプ
アツパ4間には防水および防音を兼ねたフードシ
ーリングラバー10が設けられているが、このフ
ード3におけるフードインナ2には通常肉抜きの
ための開口部2a等が形成されているために、エ
ンジンルームEからの騒音はフードアウタ1とフ
ードインナ2間に形成される中空部に入り込み、
ここで共鳴、増幅されやすい。従つて、上述のよ
うなセミコンシールドワイパタイプのフードにあ
つては、その中空部分で共鳴増幅した振動、ある
いは騒音等がカウルトツプアツパ4の開口よりカ
ウルボツクス7内に入り込み、またここからエア
インテイク等を通じて車室R内に入り込み、室内
の静粛性を損ねる原因となつていた。
《考案の目的》 この考案は上述のような構成の乗用車におい
て、そのカウルトツプ上への延設端における上記
フードアウタと、フードインナによつて構成され
る中空部には車幅方向一杯に遮音用の隔壁を形成
し、これによつて中空部を前後方向に気密に区画
し、エンジンルーム内の騒音がカウルボツクスを
通じて車室内に侵入することを防止することを目
的とする。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、本考案に係るフー
ドの遮音構造は、自動車のエンジンルーム上を開
閉自在に覆うフードアウタとフードインナの組合
せからなるフードにおいて、該フードのカウルト
ツプ上への延設端における上記フードアウタとフ
ードインナによつて構成される中空部には、カウ
ルトツプの前面パネルとエンジンルームとの境界
の直上において、車幅方向一杯に遮音隔壁を形成
することにより、上記中空部を前後に気密に区画
したことを特徴とする。
すなわち、この考案に係る自動車におけるフー
ドの遮音構造にあつては、例えばセミコンシール
ドワイパタイプのフードにおいて、そのフードの
カウルトツプ上への延設端に該フードを構成する
フードアウタとフードインナによつて構成されて
いる中空部に遮音隔壁を形成してフード内部を前
後に気密に区画したものであるから、従来のよう
にただ単にカウルトツプ上にフードを延設したも
のに比して、そのフードを構成するフードアウタ
とフードインナ間に形成される中空部からの共鳴
増幅作用がなく、充分な遮音効果を得られる。
《実施例の説明》 以下この考案の実施例を第2図以下の図面を用
いて詳細に説明する。
但し、この考案の要部以外は従来の第1図と同
様な構造となつているので、その同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。
第2図はこの考案の第1の実施例を示し、図に
おいて、フードアウタ1とフードインナ2によつ
て構成される中空部内には、上記カウルトツプ前
面パネル6の直上において、車幅方向一杯に遮音
隔壁20が装填されている。
上記遮音隔壁20はエステル系ウレタンあるい
はブチルゴム等の粘、弾性体からなるもので、こ
の遮音隔壁20によつて、エンジンルームE内に
設けられたエンジンの振動、あるいは騒音は上記
フードインナ2の開口2aからその内部を伝わつ
てカウルボツクス7内に入り込もうとするが、上
記隔壁20によつて完全に遮音され、従つてこの
遮音隔壁20によつて区画される上記フード3の
延長端からの騒音、あるいは振動の共鳴および増
幅作用は全くなくなり、これによつてカウルボツ
クス内には殆ど騒音がなく、従つて車室R内は静
粛性を保つことができる。
次に第3図に示すものは、この考案の第2実施
例を示すもので、上記遮音隔壁20によつて区画
されるフード3のカウルトツプアツパ4上への延
長部分の中空内部には吸音材30が充填されてい
る。この吸音材30はグラスフアイバ、フエル
ト、発泡ウレタン等の多孔質材料でもつて構成さ
れており、その延長部の内部共鳴を防止する効果
を有し、上記第1の実施例に比して更に遮音性が
向上することになる。
なお、上記吸音材30は車体塗装時に塗料中に
浸漬され、その後焼き付けされるためにポリエチ
レンフイルム等の耐熱かつ非透過性のあるフイル
ムで袋状に密封し、塗料あるいは水等の吸収を防
止する必要がある。
次に第4図に示すものはこの考案の第3の実施
例を示すものである。
本実施例においては、上記遮音隔壁20および
吸音材30を備えるとともに、上記フードインナ
2の延長端外周部に吸音材40と、この吸音材4
0の外周を覆う保形層41を貼着している。
上記保形層41はABS,PVCゴム等成形体あ
るいは金属のプレス成形体からなるもので、更に
上記フード3の延長部の遮音性を向上できる。
次に第5図に示すものは、この考案の第4の実
施例を示すものである。
この例においては、フードインナ2の延長部内
面において、山形状をなす鋼板等からなるレール
50をスポツト溶着するとともに、そのレール5
0の頂部と、フードアウタ1の内面間に充填性の
ある接着剤51で接合してある。この実施例にお
いては上記レール51が隔壁の機能を有するため
に、上述の遮音隔壁20を装着したのと同様な遮
音効果を得られる。なお、このようなレールを設
けた場合においても、これによつて区画される延
長部分に内部に第3図に示すように吸音材を充填
するか、あるいはこの充填に加え第5図に示すよ
うな吸音材および保形層からなるものを延長端外
部に装着するようにしても良い。
次に第6図に示すものはこの考案の第5の実施
例を示すもので、この例においては、フードイン
ナ2を折曲げ形成して、山形状に形成し、この山
形60の頂部をフードアウタ1の内面に接してい
るとともに、この頂部とフードアウタ1に内面間
にはやはり上述のような接着剤51を充填してい
る。また、この山形60の下面開口部には補強板
61がスポツト溶接等により装着されている。こ
の例でも上記第5図と同様に、この折曲げ部分が
遮音隔壁としての機能を有し、良好な遮音性能を
有することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図従来の自動車のカウルトツプ近傍の断面
図、第2図はこの考案の第1実施例に係る隔壁を
設けたカウルトツプ近傍の断面図、第3図はこの
考案の第2の実施例を示す断面図、第4図はこの
考案の第3の実施例を示す断面図、第5図はこの
考案の第4の実施例を示す断面図、第6図はこの
考案の第5実施例を示す断面図である。 1……フードアウタ、2……フードインナ、3
……フード、4……カウルトツプアツパ、5……
ダツシユアツパパネル、6……カウルトツプ前面
パネル、7……カウルボツクス、20,50,5
1,60……遮音隔壁、(50……レール、51
……接着剤、60……山形)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のエンジンルーム上を開閉自在に覆うフ
    ードアウタとフードインナの組合せからなるフー
    ドにおいて、該フードのカウルトツプ上への延設
    端における上記フードアウタとフードインナによ
    つて構成される中空部には、カウルトツプの前面
    パネルとエンジンルームとの境界の直上におい
    て、車幅方向一杯に遮音隔壁を形成することによ
    り、上記中空部を前後に気密に区画したことを特
    徴とする自動車におけるフードの遮音構造。
JP12082782U 1982-08-09 1982-08-09 自動車におけるフ−ドの遮音構造 Granted JPS5924671U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12082782U JPS5924671U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 自動車におけるフ−ドの遮音構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12082782U JPS5924671U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 自動車におけるフ−ドの遮音構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5924671U JPS5924671U (ja) 1984-02-15
JPS628226Y2 true JPS628226Y2 (ja) 1987-02-25

Family

ID=30276767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12082782U Granted JPS5924671U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 自動車におけるフ−ドの遮音構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5924671U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6319255Y2 (ja) * 1979-05-07 1988-05-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5924671U (ja) 1984-02-15

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