JPH10179978A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JPH10179978A
JPH10179978A JP8344881A JP34488196A JPH10179978A JP H10179978 A JPH10179978 A JP H10179978A JP 8344881 A JP8344881 A JP 8344881A JP 34488196 A JP34488196 A JP 34488196A JP H10179978 A JPH10179978 A JP H10179978A
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type washing
lid
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のドラム式洗濯機では、使用者の設定忘
れなどで蓋のロックがなされず幼児がドラム内に入って
遊ぶことが考えられ、幼児のドラム内での閉じ込め,ド
ラムの回転などの不慮の事故発生にもつながることとな
った。 【解決手段】 洗濯物を出し入れする開口部を備えた洗
濯機本体21と該洗濯機本体21の開口部を開閉する蓋
10とを具備し、前記洗濯機本体21に、外箱1に弾性
支持された水槽3と、該水槽3内に水平方向に支持され
水平軸回りに回転自在に内装されたドラム4と、該ドラ
ム4を回転駆動する駆動モータ12とを備えたドラム式
洗濯機において、前記ドラム4内の人の有無を前記水槽
3の振動にて検出する振動センサ17と、該振動センサ
17にて人を検出した時、前記駆動モータ12の駆動を
防止する制御部6とを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は布類の出し入れをす
る蓋を前面中央に設けた前面操作型のドラム式洗濯機の
関し、特に安全装置を備えたドラム式洗濯機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の安全装置を備えたドラム式洗濯機
として、特開平5−161799号公報に記載のものが
あげられる。
【0003】該ドラム式洗濯機は、ドラムが水槽内で水
平軸を中心に回転する構造となっており、以下、該ドラ
ム式洗濯機の構造について図9にしたがって具体的に説
明する。図9は従来のドラム式洗濯機の正面図である。
【0004】図9に示すように、操作スイッチ39の入
力により制御部は、モーター、吸水弁などの被制御部品
を制御し、一連の行程を制御するもので、前記操作スイ
ッチ39を同時2個以上操作したときにそれ以降の操作
スイッチ39の入力を受け付けないようにしている。
【0005】前記操作スイッチ39は、洗濯機本体31
の前面中央に設けた蓋32の上部に設けられ、使用者が
選択する運転コースを設定する標準コーススイッチ35
と節約コーススイッチ36とウールコーススイッチ37
とを備えている。
【0006】また、該ドラム式洗濯機は前記制御部によ
り制御される蓋ロック手段を備え、該蓋ロック手段は前
記操作スイッチ39を同時に2個以上操作したとき、蓋
32の開放を禁止するようにしている。
【0007】さらに、該ドラム式洗濯機は、使用者が操
作スイッチ39にて運転コースを選択しスタートスイッ
チ34を押すことで運転が開始され、蓋2は蓋ロック手
段によってロックされ握手部を操作しても開かないよう
にしている。運転が終了するまでロックは保持され終了
すると蓋2が開放可能となり、使用者はドラム内部の洗
濯物を取り出し洗濯を終える。
【0008】なお、図9中、40は電源ランプであり、
33は電源スイッチであり、34はスタートスイッチで
あり、38はいたずら防止を表示する表示灯である。該
表示灯38は、再入力防止、蓋開放防止の設定をしたと
きに点灯表示する。
【0009】上記構成において動作を説明すると、運転
開始前に操作スイッチ39により希望の運転コースを設
定する。この後、スタートスイッチ34を押せば設定し
た運転コースに応じて、図10に示した一連の行程通り
進行し、洗濯行程の途中までは変更を受け付ける。
【0010】ここで、幼児のいたずらによる誤動作を防
止するため、例えば、標準コース設定であれば前記標準
コーススイッチ35を押しながら前記スタートスイッチ
34を押すと制御部は通常のスイッチ入力でないことを
認識し、それ以降のスイッチ再入力を受け付けなくな
り、幼児のいたずらによる誤動作を防止することができ
る。
【0011】この設定の解除は、再度同様の入力設定す
るか前記スタートスイッチ34を数回連続して押すかの
どちらでも可能である。スイッチ再入力を受け付けない
状態で運転停止まで進行すると、蓋ロック手段は解除に
なり使用者が蓋32の開閉をできるようになる。
【0012】また、一連の行程を終了停止した後、待機
状態で上記入力設定とは別の入力設定、例えば前記標準
コーススイッチ35と節約コーススイッチ36とを同時
に入力すると待機中では蓋ロック手段が常に動作し、握
手部を操作しても蓋32が開閉することがなく蓋32が
いたずらで開けられることを防止する。
【0013】この状態を解除する場合は、再度同様の入
力設定をするか、スタートスイッチ34を数回連続押す
かのどちらでも可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の前面
操作型のドラム式洗濯機は、外形寸法が一般化され、操
作スイッチ39は幼児が容易に触れる高さであり、運転
停止中は蓋32の把手部を操作すれば蓋32は簡単に開
放される。蓋32の高さは操作スイッチ39よりも低く
なっており、この高さも幼児のいたずらには最適の高さ
で、蓋32を開けてドラム内に洗濯物以外の異物等を入
れ、または幼児自身が入り、知らずに運転動作を行うと
非常に危険な状態にいたることがあった。
【0015】また、従来のドラム式洗濯機は、蓋ロック
手段の解除時において蓋32を外部からは容易に開けれ
るものの内部からは開けられない構造となっており、幼
児が洗濯機本体内に閉じ込められるという問題があっ
た。
【0016】上述した従来のドラム式洗濯機は、洗濯終
了後、使用者がドラムからの洗濯物を取り出し続いてチ
ャイルドロックを設定し、蓋32のロックを行うことで
幼児のいたずらおよび危険性を未然に防いでいる。
【0017】しかしながら、この方法では使用者の意志
によって設定が判断され、使用者の設定忘れなどで蓋3
2のロックがなされず幼児がドラム内に入って遊ぶこと
が考えられ、幼児の洗濯機内での閉じ込め,ドラムの回
転などの不慮の事故発生にもつながることとなった。
【0018】本発明は、上記課題に鑑み、幼児のいたず
らによる危険を防止し、安全性の向上が図れるドラム式
洗濯機の提供を目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のドラム式洗濯機は、洗濯物
を出し入れする開口部を備えた洗濯機本体と該洗濯機本
体の開口部を開閉する蓋とを具備し、前記洗濯機本体
に、外箱に弾性支持された水槽と、該水槽内に水平方向
に支持され水平軸回りに回転自在に内装されたドラム
と、該ドラムを回転駆動する駆動手段とを備えたドラム
式洗濯機において、前記ドラム内の人の有無を検出する
人検出手段と、該人検出手段にて人を検出した時、前記
駆動手段の駆動を防止する駆動防止手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0020】また、本発明の請求項2記載のドラム式洗
濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、前記
人検出手段にて人を検出した時、前記蓋を前記ドラム内
から開けれるようにしたことを特徴とするものである。
【0021】さらに、本発明の請求項3記載のドラム式
洗濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、前
記人検出手段にて人を検出した時、異常報知を行う報知
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0022】加えて、本発明の請求項4記載のドラム式
洗濯機は、洗濯物を出し入れする開口部を備えた洗濯機
本体と該洗濯機本体の開口部を開閉する蓋とを具備し、
前記洗濯機本体に、外箱に弾性支持された水槽と、該水
槽内に水平方向に支持され水平軸回りに回転自在に内装
されたドラムとを備えたドラム式洗濯機において、前記
ドラム内の人の有無を検出する人検出手段を設け、該人
検出手段にて人を検出した時、前記蓋を前記ドラム内か
ら開けれるようにしたことを特徴とするものである。
【0023】上記構成によれば、本発明の請求項1記載
のドラム式洗濯機は、ドラム内の人の有無を検出する人
検出手段と、該人検出手段にて人を検出した時、駆動手
段の駆動を防止する駆動防止手段とを設けた構成なの
で、幼児がドラム内に入って悪戯をしている際に前記駆
動手段が駆動し前記ドラムが回転することを確実に防止
することができる。
【0024】また、本発明の請求項2記載のドラム式洗
濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、前記
人検出手段にて人を検出した時、前記蓋を前記ドラム内
から開けれるようにした構成なので、幼児がドラム内に
入って悪戯をした際に前記蓋が閉まっても前記ドラム内
から蓋を開けることができる。
【0025】さらに、本発明の請求項3記載のドラム式
洗濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、前
記人検出手段にて人を検出した時、異常報知を行う報知
手段を設けた構成なので、使用者に危険を報知すること
ができる。
【0026】加えて、本発明の請求項4記載のドラム式
洗濯機は、ドラム内の人の有無を検出する人検出手段を
設け、該人検出手段にて人を検出した時、前記蓋が閉ま
らないようにした構成なので、幼児がドラム内に入って
悪戯をした際に前記蓋が閉まっても前記ドラム内から蓋
を開けることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
るドラム式洗濯機について、図面とともに説明する。
【0028】<第1実施の形態>本発明の第1実施の形
態にかかるドラム式洗濯機について、図1乃至図5にし
たがって説明する。図1は本発明の第1実施の形態にか
かるドラム式洗濯機の側面断面図であり、図2は同じく
ドラム式洗濯機の正面断面図であり、図3は同じくドラ
ム式洗濯機の操作パネルの平面図であり、図4は同じく
ドラム式洗濯機のブロック図である。図5は同じくドラ
ム式洗濯機の振動センサにより検出した振動波形であ
り、(a)はドラム内に幼児が侵入した場合の振動波形
を示し、(b)はドラム内に洗濯物を投入した場合の振
動波形を示す。
【0029】本実施の形態にかかるドラム式洗濯機は、
洗濯機本体21と、該洗濯機本体21の正面に設けられ
洗濯物を出し入れするための蓋10とを備えてなり、該
蓋10は後述する水槽3との間のパッキン11により密
閉する構造となっている。
【0030】前記洗濯機本体21は、外箱1の内側に支
持ロット2で吊り下げられた水槽3と、該水槽3の内側
で水平軸を中心に回転するように配設された洗濯槽であ
るドラム4との二重構造となっている。
【0031】前記水槽3は、運転中の振動を吸収するた
め前記支持ロット2で吊り下げられており、洗濯液や脱
水液を貯えかつ排水する機能を有している。
【0032】前記ドラム4は、その周壁全体に洗濯時の
給水,脱水時の排水および乾燥時の温風を通過させるた
めの多数の子穴7が設けられている。
【0033】前記外箱1の内側の前記水槽3の上部に
は、乾燥用ユニット8が取り付けられており、その内部
には温風を循環させるための送風機およびヒータが配設
され、循環用ダクト9に接続されている。
【0034】前記蓋2上方の前記洗濯機本体前面には操
作パネル5が設けられ、この裏面に制御部6が取り付け
られてなる。
【0035】前記操作パネル5は、図3に示すように、
表示灯22と操作スイッチ18とを備えてなる。該操作
スイッチ18は、電源スイッチ18a,スタート/一時
停止スイッチ18b,コーススイッチ18c,乾燥スイ
ッチ18d,洗濯スイッチ18e,予約スイッチ18f
および温水スイッチ18gからなる。
【0036】前記コーススイッチ18cは、使用者が洗
濯する標準,念入り,スピード,ドライおよび毛布の運
転コースを設定するものであり、前記乾燥スイッチ18
dは乾燥工程および送風工程を設定するものであり、前
記洗濯スイッチ18eは洗い工程,すすぎ工程および脱
水工程を設定するものであり、前記予約スイッチ18f
は洗濯終了時間を予約設定するものであり、前記温水ス
イッチ18gは洗濯水として温水を設定するものであ
る。
【0037】前記制御部6は、前記操作スイッチ18に
より入力設定された内容により、駆動モータ12、排水
ポンプ13などの被制御部品を制御し、一連の洗濯から
乾燥工程を制御するものである。
【0038】前記水槽3の外周には異常振動を検知する
振動センサ17が設けられており、通常運転状態では洗
濯物の重量のアンバランスの振動を前記制御部6で検出
し、洗濯物の重量を検知し適切な洗濯コース設定を行っ
ている。また、脱水中のアンバランスを検出し、洗濯物
の偏りを修正するよう制御部6はコントロールしてい
る。
【0039】該ドラム式洗濯機は、洗濯終了後(待機
中)、洗濯機本体21内に配される水槽3上に設けられ
た振動センサ17により、常時水槽3の振動を検知して
おりその信号は制御部6で絶えず予め設定された値と比
較されている。
【0040】通常の使用状態、すなわち使用者が洗濯す
る場合は、扉取手を操作し蓋10を開け洗濯物をドラム
4内に投入する。この時、洗濯物がドラム4内に投入さ
れると洗濯物の自重により水槽3が振動し、その信号を
振動センサ17で検知し洗濯物がそれ以外の物が投入さ
れたかを制御部6で判断する。例えば、使用者が洗濯物
を投入した場合、図5(b)に示す振動波形が発生す
る。使用者は洗濯物を数回に分け入れるため上記振動波
形が数回繰り返される。
【0041】前記水槽3に設けられた振動センサ17
は、洗濯物の投入時に弾性支持された支持ロット2の収
縮に拡張より上下に振られ信号として検出される。使用
者の洗濯物投入振動は洗濯物の投入量が同じになるので
ほぼ一定の幅で決まっている。使用者が入れた洗濯物の
振動信号は制御部6で処理され振幅を予め設定されたレ
ベルと継続時間で比較され、設定レベル内であれば使用
者が洗濯物を入れ洗濯をするとの判断をし、通常運転で
使用者の設定された洗濯コースを実行し洗濯終了すると
再び振動監視を行うものである。
【0042】次に、幼児のいたずらによる場合の説明を
行う。
【0043】蓋取手を操作し蓋10を開け幼児が誤って
ドラム4内に入り込もうとした場合、ドラム4内に幼児
が進入すると水槽3に洗濯物投入以上の大きな重量が加
わり水槽が大きく上下左右に変化する。5才幼児では体
重約8kgとなり洗濯物の重量より遥かに大きな重量差
となる。
【0044】この場合、図5(a)に示すように振動セ
ンサ17によって検出された波形は洗濯物の投入波形よ
り大きな値となり振動継続時間も長くなる。この信号は
制御部6で処理され予め設定されたレベルと比較を行
い、設定レベル以上と判断されると制御部6では洗濯物
以外の物がドラム4内に入れられたと判断し、操作スイ
ッチ18の入力を禁止して被制御部品を駆動できないよ
う制御する。それと同時に、制御部6では幼児が不用意
に入り洗濯機内に閉じ込められるのを防止するため蓋1
0の開閉の状態に関係なく蓋ロック手段を解除し、蓋1
0が閉まらない状態に制御し、直ちに、使用者に異常状
態であることを知らすために操作パネル18の表示灯2
2を急速点滅の異常表示すると同時に、ブザーによる警
報音報知を行う。この時の表示・警報音は通常使用され
る確認表示・音及びエラー表示・音とは全く別な方法で
表示警報音を発し使用者に緊急事態で有ることを区別表
示し危険度の高いことを認識させる。例えば、洗い運転
進行点滅では表示灯22の洗い表示は1秒周期の点滅を
繰り返す。しかしながら、異常事態では表示灯22全体
を緊急点滅させ例えば0.3秒周期の点滅とする。
【0045】また、警報音は、通常、スイッチ確認音の
0.5秒ONやエラー音・終了音とは異なった報知音、
例えば連続報知音で0.1秒周期で異常報知を行い緊急
事態であることを使用者に知らせる。使用者は危険報知
あるいは異常表示により幼児が洗濯機で遊んでいること
を知り処置を行うもので、操作パネル5上の特定の操作
スイッチ、例えば電源スイッチ18aと温水スイッチ1
8gを押すことで解除するか、又は洗濯機本体1の電源
プラグを抜くまで上記異常報知状態は解除できないよう
に制御部6で行っている。図6にドラム式洗濯機の幼児
悪戯検出フローチャートを示す。
【0046】<第2実施の形態>図7は本発明の第2実
施の形態にかかるドラム式洗濯機の正面断面図である。
本実施の形態にかかるドラム式洗濯機について、上述し
た実施の形態にかかるドラム式洗濯機と相違する点のみ
説明する。
【0047】図7に示すように、本実施の形態にかかる
ドラム式洗濯機は、振動センサ17を水槽3の外周に設
けるに代わって、外箱1と水槽3との間に洗濯物の重量
を検知する重量センサ19が設けられており、通常運転
状態では洗濯物の重量及び脱水のアンバランスを制御部
6で検出している。
【0048】該ドラム式洗濯機は、洗濯終了後(待機
中)、洗濯機本体21内に配される外箱1と水槽3との
間に設けられた重量センサ19が水槽3内に投入される
洗濯物の量を検知しており、その信号は制御部6で常時
監視している。通常の使用状態では、使用者が洗濯する
場合は扉取手を操作し蓋10を開け洗濯物をドラム内に
投入する。この時、洗濯物がドラム4内に投入されると
洗濯物の自重により洗濯機本体より吊り下げられた水槽
3が真下方向に移動し外箱1と水槽3との間に取り付け
られた重量センサ19に検知され、制御部6に情報とし
て出力される。制御部6ではドラム4内に投入された洗
濯物重量が予め設定された値であるかどうかを判断す
る。
【0049】例えば、標準容量6kgのドラム式洗濯機
を例に取ると使用者が洗濯物3kgを投入した場合、重
量センサ19は洗濯機本体1に洗濯物を入れた際の水槽
3が動いた移動量を電気的信号に変化し3KHzの信号
として制御部6に送る。検出された信号は制御部6で処
理され予め設定された重量例えば6.5Kg(6.6K
Hz)と比較を行い設定重量内であれば洗濯物と判断し
異常処理を行わずに使用者の設定された洗濯コースを実
行し終了し再び重量監視を行う。
【0050】続いて、幼児のいたずらによる場合の判断
方法を説明する。
【0051】幼児がドラム4内に入り込もうとした場
合、蓋10よりドラム4内に進入すると水槽3に洗濯物
投入以上の大きな重量が加わり洗濯機本体1から水槽3
が大きく真下方向に移動する。
【0052】重量センサ19によって検出された重量
(幼時5才では約8kg)で標準量6kgより大きな値
となっている。
【0053】この信号は制御部6で処理され予め設定さ
れた重量6.5Kg(6.5KHz)と比較を行い設定
重量以上と判断されると制御部6では洗濯物以外の物が
ドラム4内に入れられたと判断し、異常状態の制御を上
述した第1実施の形態と同様に行う。
【0054】<第3実施の形態>図8は本発明の第3実
施の形態にかかるドラム式洗濯機の正面断面図である。
本実施の形態にかかるドラム式洗濯機について、上述し
た第1実施の形態にかかるドラム式洗濯機と相違する点
のみ説明する。
【0055】図8に示すように、本実施の形態にかかる
ドラム式洗濯機は、振動センサ17を水槽3の外周に設
けるに代わって、外箱1と水槽3との間には水槽3の異
常振動を検知する安全スイッチ20が設けられており、
通常運転状態では脱水時のアンバランス状態を検知し制
御部6でアンバランスの修正を行う検知に使用する。
【0056】該ドラム式洗濯機は、洗濯終了後(待機
中)、洗濯機本体21の外箱1と水槽3との間に設けら
れた安全スイッチ20が水槽3の異常振動を検知してお
り、その信号は制御部6で常時監視している。通常の使
用状態では、使用者が洗濯する場合は扉取手を操作し蓋
10を開け洗濯物をドラム4内に投入する。この時、洗
濯物がドラム4内に投入されると洗濯物の自重により外
箱1より吊り下げられた水槽3が微動移動するが安全ス
イッチ20を切る振動には及ばない。制御部6では安全
スイッチ20の動作がなく洗濯物がドラム4内に投入さ
れ運転スイッチが押されたことで使用物の洗濯を行うと
判断し、異常処理を行わずに使用者の設定された洗濯コ
ースを実行し終了し再び安全スイッチ20の動作の監視
を行う。
【0057】続いて、幼児のいたずらによる場合の判断
方法を説明する。
【0058】幼児がドラム4内に入り込もうとした場
合、蓋10よりドラム4内に進入すると水槽3に洗濯物
投入以上の大きな力が加わり洗濯機本体21内を水槽3
が大きく揺れ動く。安全スイッチ20は水槽幅約10m
m以上の振動により動作し、幼児がドラム2内に入る動
作では絶えず水槽本体が揺れ動くため安全スイッチ20
が動作する。制御部では安全スイッチ20が動作したこ
とを確認するとドラム2内に幼児がいたずらで入り込も
うとしていると判断し、異常状態の制御を上述した第1
実施の形態と同様に行う。
【0059】上述した実施の形態では、制御部6にて洗
濯物以外の物がドラム4内に入れられたと判断した時、
操作スイッチ18の入力を禁止して被制御部品を駆動で
きないよう制御すると同時に、幼児が不用意に入り洗濯
機内に閉じ込められるのを防止するため蓋10の開閉の
状態に関係なく蓋ロック手段を解除し、蓋10が閉まら
ない状態に制御したが、一方のみの制御を行う構成とし
てもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載のドラム式洗濯機によれば、ドラム内の人の有無を
検出する人検出手段と、該人検出手段にて人を検出した
時、駆動手段の駆動を防止する駆動防止手段とを設けた
構成なので、幼児がドラム内に入って悪戯をしている際
に前記駆動手段が駆動し前記ドラムが回転することを確
実に防止することができ、幼児が前記ドラム内に入って
いるにもかかわらず運転を開始してしまい、幼児が危険
な状態にさらされることを確実に防止できる。
【0061】また、本発明の請求項2記載のドラム式洗
濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、前記
人検出手段にて人を検出した時、前記蓋を前記ドラム内
から開けれるようにした構成なので、請求項1の効果に
加えて、幼児がドラム内に入って悪戯をした際に前記蓋
が閉まっても前記ドラム内から蓋を開けることができ、
前記ドラム内への幼児の閉じ込めを確実に防止すること
ができる。
【0062】さらに、本発明の請求項3記載のドラム式
洗濯機は、請求項1記載のドラム式洗濯機において、前
記人検出手段にて人を検出した時、異常報知を行う報知
手段を設けた構成なので、請求項1の効果に加えて、使
用者に危険を報知することができ、使用者は幼児が前記
ドラム内で悪戯をしていることを即座に知ることができ
る。
【0063】加えて、本発明の請求項4記載のドラム式
洗濯機は、ドラム内の人の有無を検出する人検出手段を
設け、該人検出手段にて人を検出した時、前記蓋が閉ま
らないようにした構成なので、幼児がドラム内に入って
悪戯をした際に前記蓋が閉まっても前記ドラム内から蓋
を開けることができ、前記ドラム内への幼児の閉じ込め
を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態にかかるドラム式洗濯
機の側面断面図である。
【図2】同じくドラム式洗濯機の正面断面図である。
【図3】同じくドラム式洗濯機の操作パネルの平面図で
ある。
【図4】同じくドラム式洗濯機のブロック図である。
【図5】同じくドラム式洗濯機の振動センサの出力波形
である。
【図6】同じくドラム式洗濯機の幼児悪戯検出フローチ
ャートである。
【図7】本発明の第2実施の形態にかかるドラム式洗濯
機の正面断面図である。
【図8】本発明の第3実施の形態にかかるドラム式洗濯
機の正面断面図である。
【図9】従来のドラム式洗濯機の正面図である。
【図10】一連の行程例を示す図である。
【符号の説明】
1 外箱 3 水槽 4 ドラム 6 制御部 10 蓋 12 駆動モータ 17 振動センサ 19 重量センサ 20 安全スイッチ 21 洗濯機本体 22 表示灯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を出し入れする開口部を備えた洗
    濯機本体と該洗濯機本体の開口部を開閉する蓋とを具備
    し、前記洗濯機本体に、外箱に弾性支持された水槽と、
    該水槽内に水平方向に支持され水平軸回りに回転自在に
    内装されたドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動手段
    とを備えたドラム式洗濯機において、 前記ドラム内の人の有無を検出する人検出手段と、該人
    検出手段にて人を検出した時、前記駆動手段の駆動を防
    止する駆動防止手段とを設けたことを特徴とするドラム
    式洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記人検出手段にて人を検出した時、前
    記蓋を前記ドラム内から開けれるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記人検出手段にて人を検出した時、異
    常報知を行う報知手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯物を出し入れする開口部を備えた洗
    濯機本体と該洗濯機本体の開口部を開閉する蓋とを具備
    し、前記洗濯機本体に、外箱に弾性支持された水槽と、
    該水槽内に水平方向に支持され水平軸回りに回転自在に
    内装されたドラムとを備えたドラム式洗濯機において、 前記ドラム内の人の有無を検出する人検出手段を設け、
    該人検出手段にて人を検出した時、前記蓋を前記ドラム
    内から開けれるようにしたことを特徴とするドラム式洗
    濯機。
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