JPH08257286A - 洗濯/乾燥機 - Google Patents

洗濯/乾燥機

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Publication number
JPH08257286A
JPH08257286A JP7069806A JP6980695A JPH08257286A JP H08257286 A JPH08257286 A JP H08257286A JP 7069806 A JP7069806 A JP 7069806A JP 6980695 A JP6980695 A JP 6980695A JP H08257286 A JPH08257286 A JP H08257286A
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JP
Japan
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storage box
charge storage
alarm
force sensor
lock
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Pending
Application number
JP7069806A
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English (en)
Inventor
Koichi Kuroda
晃一 黒田
達哉 ▲廣▼田
Tatsuya Hirota
Yozo Kawamura
要▲蔵▼ 河村
Kiyokazu Fujikawa
清和 藤川
Yoshiaki Aoki
義明 青木
Tamotsu Kawamura
保 川村
Takashi Fukuda
隆 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外装ハウジングに着脱自在に取り付けた料金
収納ボックスの無理な取り出しを、通常運転中の振動に
影響されることなく確実に検知し、この検知に応じた警
報の発生により、使用料金の盗難を効果的に防止し得る
有料式の洗濯/乾燥機を提供する。 【構成】 外装ハウジング1の一部に着脱自在に設けた
料金収納ボックス63の装着位置近傍に、該当位置への外
力の付加を検出する力センサSを取り付け、この力セン
サSの検出結果に基づいて盗難防止のための警報を発す
る構成とする。力センサSとして、料金収納ボックス63
の装着口64の周囲に貼着された歪ゲージを用い、簡素な
構成により外力の付加を検出する。また、料金収納ボッ
クス63を装着状態にロックするロック手段7に、ロック
状態にあるときオンするロックスイッチ73を配し、この
ロックスイッチ73がオフとなるロック解除時には、盗難
防止のための警報の作動を禁じ、正規の料金回収時にお
ける無為な警報の発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用料金の投入に応じ
て洗濯,乾燥運転を行うべく構成された有料式の洗濯/
乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるコインランドリーの普及に
伴い、有料式の洗濯/乾燥機の需要が増大している。こ
の種の洗濯/乾燥機の基本構成は、業務用又は家庭用の
洗濯/乾燥機と同じであり、外装ハウジングに内蔵され
た回転槽中に衣類を投入し、該衣類を前記回転槽の回転
により撹拌しつつ洗濯液と接触させて洗浄し、また乾燥
風と接触させて乾燥する構成となっており、有料式とす
るために、使用料金の投入口と、該投入口への料金投入
に応じて洗濯運転及び乾燥運転の一方又は両方を所定の
手順にて行わせる運転制御部とを備えてなる。
【0003】前記投入口に投入された使用料金は、該投
入口に連設された料金収納ボックスに集められるように
なしてある。該料金収納ボックスは、一又は数日毎に行
われる集金の簡便さを増すべく、外装ハウジングに着脱
自在に取り付けられており、更に、使用料金の盗難防止
のため装着状態にて施錠するロック手段が付設されてい
る。
【0004】ところが、コインランドリーに設置される
洗濯/乾燥機は、会社の独身寮、病院等、集団生活施設
に設置される同種の洗濯/乾燥機とは異なり、不特定多
数での使用を前提としており、またコインランドリーの
営業は、無人状態にて終夜営業の形態をとることが多
く、前記ロック手段による施錠のみにより料金収納ボッ
クスに収納された使用料金の盗難を防止することが難し
いという問題がある。
【0005】このような事情により、特開昭59−106095
号公報には、機体の傾倒又は機体に加わる振動を検知す
る検知手段と、この検知に応じて警報を発する警報手段
とを備えた洗濯機が開示されている。この構成によれ
ば、機体を損壊せしめて料金収納ボックスを取り出し使
用料金を盗もうとした場合に、これに伴う機体の傾倒又
は振動に応じて警報手段が動作し、警報が発せられるこ
とになり、使用料金の盗難を防止することができる。
【0006】前記検知手段としては、2種の構成が開示
されており、第1の構成は、警報手段の動作スイッチに
糸により連結された重錘を機体の内部に設けた台座上に
載置し、機体の傾倒又は振動により前記重錘が台座上か
ら落下したとき、前記動作スイッチがオンして警報が発
せられる構成となっている。第2の構成は、糸により垂
下された重錘を挾んで発光素子及び受光素子を配し、機
体の傾倒又は振動に伴って前記重錘が振れ、両素子間に
光路が形成されたとき警報が発せられる構成となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、使用料金を
盗むべく料金収納ボックスを取り出そうとする場合、機
体全体に振動が及ぶことは少なく、前述した構成により
使用料金の盗難を確実に防ぐためには、前記検知手段に
おける重錘の落下又は振動が、機体のわずかな振動によ
り生じるようになす必要がある一方、このようにした場
合、通常の運転中に機体に加わる振動が前記重錘の落下
又は振動を引起し、誤った警報が発せられる虞れが高く
なり、これらの警報の発生の都度、コインランドリーの
オーナー又は警備員に無為な見回りを強いることになる
難点があった。
【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、ロック解除がなされないまま行われる料金収納
ボックスの取り出しを、通常運転中の振動に影響される
ことなく確実に検知でき、この検知に応じた警報の発生
により、使用料金の盗難を効果的に防止し得る洗濯/乾
燥機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る洗濯/乾燥
機は、洗濯及び/又は乾燥のための処理槽を内蔵する外
装ハウジングの一部に料金収納ボックスを着脱自在に備
え、該料金収納ボックスへの使用料金の投入に応じて前
記処理槽内部の衣類を洗濯及び/又は乾燥する洗濯/乾
燥機において、前記料金収納ボックスの着脱位置の近傍
への外力の付加を検出する力センサと、該力センサの検
出結果に基づいて所定の警報を発する警報手段とを具備
することを特徴とする。
【0010】更に加えて、前記力センサは、前記料金収
納ボックスの着脱位置近くの外装ハウジングに貼着され
た歪ゲージであること、また、前記料金収納ボックスを
装着状態にて施錠するロック手段と、該ロック手段が解
除状態にあるとき、前記警報手段の作動を禁じる手段と
を備えることを夫々特徴とする。
【0011】
【作用】本発明においては、使用料金を盗むべく料金収
納ボックスを取り出そうとするとき、これに伴って料金
収納ボックスの着脱位置近傍に必然的に加わる外力を力
センサにより検出し、この検出に応じて警報手段が警報
を発して、使用料金の盗難を未然に防止する。
【0012】また前記力センサを、料金収納ボックスの
着脱位置近くの外装ハウジングに貼着された歪ゲージに
より簡素に構成する。更に、料金収納ボックスのロック
手段の解除に応じて前記警報手段の作動を禁じ、ロック
を解除して行われる使用料金の正規の取り出しに際して
誤った警報が発生されることを防ぐ。
【0013】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明に係る洗濯/乾燥機の正面
図、図2は、その側断面図である。
【0014】本図に示す洗濯/乾燥機は、乾燥専用機と
して構成されたものであり、矩形筐形をなす外装ハウジ
ング1の正面の略中央には、前面扉10により開閉自在に
衣類の投入口11が形成されている。外装ハウジング1の
内部には、乾燥のための処理槽としての回転槽2が、略
水平な軸回りに回転自在に枢支されている。該回転槽2
の一側(前面側)の開口は、前記投入口11に連続する態
様に臨ませてあり、また他側(背面側)の軸心部近傍に
は、複数の通気孔20,20…が形成され、外装ハウジング
1の背面に開口する排気口12に臨ませてある。
【0015】また外装ハウジング1の背面には、一側の
角部近傍に吸気口13が開設され、該吸気口13は、着脱自
在のフィルタ板14により覆われている。外装ハウジング
1の内部には、前記吸気口13の内側に臨ませて略水平な
軸回りに回転自在に吸気ファン3が枢支され、該吸気フ
ァン3と前記回転槽2とは、外装ハウジング1の内側上
部に固定された駆動モータ4の両側に突出する出力端に
各別の駆動ベルト40,41を介して連結されており、前記
駆動モータ4への通電により一括して回転駆動されるよ
うになしてある。
【0016】回転槽2の前面は、外装ハウジング1の内
側に周設された隔壁1aにより、前記投入口10との連設部
を除いて塞がれており、この隔壁1aの一部には、回転槽
2の内側に臨ませてヒータ5が取り付けてある。該ヒー
タ5の他側は、外装ハウジング1の内面と回転槽2の背
面及び外周面との間に形成された風路30を介して前記吸
気ファン3の配設位置に連通させてある。
【0017】而して、駆動モータ4により吸気ファン3
が回転駆動された場合、外装ハウジング1の内側に吸気
口13に装着されたフィルタ14を介して外気が吸い込ま
れ、この吸気は、前記風路30により回転槽2の前側に導
かれて、前記ヒータ5を通過して所定温度に加熱された
乾燥風となり、前記回転槽2の内側に導入される。
【0018】回転槽2は、乾燥対象となる衣類Aが投入
口11から投入された後、前面扉10の閉止により前面を閉
じた状態にあり、ヒータ5を経て回転槽2中に導入され
る乾燥風は、駆動モータ4による回転槽2の回転に伴っ
て回転する前記衣類Aと接触し、該衣類Aの水分を奪っ
て背面に開口する通気孔20,20…を経て排出され、前記
排気口12に接続された排気管15を通して外気に排出され
る。
【0019】このような乾燥運転は、外装ハウジング1
の前面下部に配された料金受け入れ部6への使用料金の
受け入れに応じて行われる。図3は、料金受け入れ部6
近傍の拡大断面図である。
【0020】図示の如く料金受け入れ部6は、外装ハウ
ジング1の一部を前側に張り出して設けた前面パネル60
の一部に開口を有して形成された使用料金の投入口61
と、該投入口61の内側に連設され、投入貨幣の判別及び
積算を行う判別部62と、該判別部62の下側に臨ませて装
着された料金収納ボックス63とを備えてなる。
【0021】料金収納ボックス63は、図示の装着状態に
あるとき、前記投入口61に投入された使用料金を前記判
別部62による判別の後に受け入れ、その内部に収納する
ものであり、収納料金の回収を容易化するため、前面パ
ネル60に開口する装着口64を経て外部に引き出し得るよ
うになしてある。料金収納ボックス63の前部には、キー
シリンダ70と、これの後側に連設されたストッパ板71と
を備えるロック手段7が構成されており、該ロック手段
の動作により料金収納ボックス63は、前記装着状態にて
施錠し得るようになしてある。
【0022】図4は、ロック手段の動作説明図である。
ロック手段7のキーシリンダ70は、料金収納ボックス63
の前板65に形成されたキー孔72に連設され、該キー孔72
に図3に示す如く挿入されるロックキー8により回転操
作されるようになしてある。またキーシリンダ70の後側
に連設されたストッパ板71は、料金収納ボックス63の引
き出しのための前記装着口64の上下幅よりも大きく、横
幅よりも小さい長手寸法を有する矩形平板であり、キー
シリンダ70の回転操作により、図中に破線により示す縦
位置と、同じく二点鎖線により示す横位置との間にて回
転するようになしてある。
【0023】而して、料金収納ボックス63を装着した状
態でのロックキー8の操作によりストッパ板71が縦位置
とされた場合、該ストッパ板71は、図3に示す如く装着
口64の上下の周縁に係合し、料金収納ボックス63の引き
出しを防ぐロック状態が実現される。逆にロックキー8
の操作によりストッパ板71が横位置とされた場合、該ス
トッパ板71は装着口64の形成範囲内に納まり、料金収納
ボックス63の引き出しが可能なロック解除状態が実現さ
れる。
【0024】装着口64の周縁には、前記ストッパ板71の
回転域に臨ませてロックスイッチ73が配設されている。
該ロックスイッチ73は、例えば、縦位置となったストッ
パ板71との当接によりオンするマイクロスイッチであれ
ばよく、ロック状態にあることの検出に用いられてい
る。
【0025】なお、料金収納ボックス63の前板65は、図
3に示す如く、キー孔72が形成された矩形面の4辺を適
宜の曲率半径を有して内向きに折り曲げた形状とされ、
また外装ハウジング1の前面パネル60には、前記装着口
64の周囲を縁取る態様に凹所66が形成されている。料金
収納ボックス63の装着及び施錠は、図3に示す如く、前
記凹所66に前板65の折り曲げ部を差し込み、前面パネル
60の前側に出っ張り部分が生じないようになされてお
り、内部の使用料金を盗むべく、前板65の一部を把持し
てロック状態にある料金収納ボックス63を引き出すこと
を防止する構成となっている。なお、ロック解除状態で
の料金収納ボックス63の引き出しは、ロックキー8を把
手として利用することにより容易に行われる。
【0026】また、本発明に係る洗濯/乾燥機には、以
上の如く着脱される料金収納ボックス63の着脱位置の近
傍に、該当位置への外力の付加を検出するための力セン
サSが配してある。この力センサSは、図3に示す如
く、料金収納ボックス63の前板65の周囲を縁取る前記凹
所66の歪ゲージであり、望ましくは、前板65の4辺の夫
々に対応させて貼着される。また力センサSは、図3中
に破線により示す如く、凹所66の底面における料金収納
ボックス63の前板65の先端縁が当接する位置に配された
圧力センサであってもよく、この圧力センサと前記歪ゲ
ージとを併せて設けてもよい。
【0027】このように配された力センサSは、ロック
状態にある料金収納ボックス63を無理に引き出すべく、
例えば、料金収納ボックス63の前板65と凹所66との間に
ドライバー等の棒状の器具を差し込み、これらを変形せ
しめようとする外力が付加された場合、または、料金収
納ボックス63の前板65に打撃力が付加された場合等にお
いて、これに応じた出力を発することになる。力センサ
Sの配設位置は、前述した外力の影響が及ぶ範囲であれ
ばよく、図3に示す位置に限定されるものではない。ま
た力センサSとしては、前述した外力の作用により出力
を変える各種のセンサを用いることができるが、簡素な
構成にて配設が容易であることから、前述した歪ゲージ
を採用するのが望ましい。
【0028】以上の如き力センサSの出力は、本発明に
係る洗濯/乾燥機の運転制御のための運転制御部9に与
えられている。図5は、本発明に係る洗濯/乾燥機の制
御系のブロック図であり、マイクロプロセッサを用いて
なる運転制御部9の入力側には、前記力センサSの出力
と料金受け入れ部6における前記判別部62の出力とが与
えられており、更に、前記ロックスイッチ73と共に、ド
アスイッチ16及びリセットスイッチ17が接続されてい
る。
【0029】ロックスイッチ73は、前述した如く配設さ
れており、運転制御部9は、ロックスイッチ73からの入
力により、料金収納ボックス63がロック状態にあるか否
かを認識することができる。またドアスイッチ16は、回
転槽2の前部を開閉するための前面ドア10の開閉に応じ
てオンオフするスイッチであり、運転制御部9は、ドア
スイッチ16からの入力により前面ドア10の開閉状態を認
識できるようになしてある。リセットスイッチ17につい
ては後述する。
【0030】一方運転制御部9の出力は、前記駆動モー
タ4及び前記ヒータ5に負荷駆動回路90を介して与えら
れており、駆動モータ4及びヒータ5は、運転制御部9
からの動作指令に従って各別の動作をなし、前述した乾
燥運転が行われる。また運転制御部9の出力側には、表
示部91と警報手段としての警告ブザー92とが接続されて
おり、運転制御部9から与えられる夫々の動作指令に応
じて前者は、例えば、使用方法の案内、運転状態等の各
種の情報を表示し、後者は、警告のための鳴動を行うよ
うになしてある。
【0031】警告ブザー92は、運転制御部9からの動作
指令に従って連続的に鳴動し、この鳴動を停止は、前記
リセットスイッチ17のオン操作により運転制御部9にリ
セット信号が入力されたことを条件として行われる。
【0032】図6は、運転制御部9の動作内容を示すフ
ローチャートである。運転制御部9は、電源の投入に応
じて動作を開始し、前記力センサSからの入力を取り込
み、該力センサSの配設位置、即ち、料金収納ボックス
63の装着位置近傍に外力が付加されているか否かを判定
し(ステップ1)、付加力がある場合、これが所定値を
超えているか否かを判定し(ステップ2)、所定値を超
えている状態が所定時間(数秒程度)継続したと判定
(ステップ3)された場合、次に、ロックスイッチ73の
オンオフ状態、即ち、料金収納ボックス63がロック状態
にあるか否かを調べる(ステップ4)。
【0033】そしてロック状態にある場合、警告ブザー
92に動作指令を発し、該警告ブザー92を鳴動させる(ス
テップ5)一方、ロック解除状態にある場合、警告ブザ
ー92を鳴動させることなくステップ1に戻り前述した動
作を繰り返す。警告ブザー92の鳴動の間、運転制御部9
は、リセットスイッチ17のオンオフ状態を監視し(ステ
ップ6)、該リセットスイッチ17がオンされたことを条
件として警告ブザー92への動作指令を停止し、該警告ブ
ザー92の鳴動を停止させる(ステップ7)。
【0034】以上の動作により、前述の如く装着された
料金収納ボックス63を無理に引き出すべく、該料金収納
ボックス63の近傍に何らかの外力が加えられた場合、料
金収納ボックス63内に収納された使用料金の盗難の虞れ
があるとの判定がなされ、警告ブザー92が鳴動すること
になる。この鳴動は、リセットスイッチ17のオン操作が
なされるまで継続されるから、前記盗難を未然に防止す
ることができる。リセットスイッチ17の配設位置は、一
般使用者による操作が不可能な位置に設定されることは
言うまでもない。
【0035】また警告ブザー92の鳴動は、ステップ3で
の判定により、所定値を超える外力の付加が継続した場
合にのみ行われるから、例えば、使用者の体の一部の衝
突等の原因により、料金収納ボックス63の近傍に加わる
短時間の外力に起因する警告ブザー92の誤った鳴動を防
ぐことができる。このステップ3での判定の基準として
用いる所定時間は、例えば、料金収納ボックス63の無理
な引き出しを想定される限り実施し、夫々の場合におい
て確実な検知がなされるような時間に設定すればよい。
またステップ4での判定により、使用料金を回収すべ
く、ロックキー8の操作によりロック状態を解除して行
われる料金収納ボックス63の引き出しに際しては、警告
ブザー92への鳴動が無条件に禁じられるから、回収作業
中に料金収納ボックス63の近傍に加えられた外力により
警告ブザー92が誤って鳴動する虞れはない。
【0036】一方、前記ステップ1において、料金収納
ボックス63の近傍に外力が付加されていないと判定され
た場合、運転制御部9は、運転中であるか否かを調べ
(ステップ8)、また判別部62からの入力により規定の
料金の受け入れがなされたか否かを判定する(ステップ
9)。
【0037】これらの判定の結果、現在運転中ではな
く、更に規定料金の受け入れがなされていないときに
は、ステップ1に戻り、前述した動作を繰り返す。一
方、規定料金の受け入れがなされたときには、出力側に
接続された駆動モータ4及びヒータ5に動作指令を発
し、所定の手順に従った乾燥運転を開始し、運転中であ
るときには、現状の運転状態を継続する(ステップ1
0)。
【0038】このように行われる乾燥運転の間、運転制
御部9は、所定の運転手順を終えたか否かの判定を常時
行っており(ステップ11)、終了の判定がなされるまで
の間には、前記ステップ1ないしステップ4の判定を行
い、これらの判定に従って前記警告ブザー92を鳴動させ
る動作を繰り返す。これにより、運転中における使用料
金の盗難をも防ぐことができる。
【0039】ステップ1及びステップ2での判定は、料
金収納ボックス63の装着位置近傍に配された力センサS
(例えば歪ゲージ)の出力に基づいて行われており、該
力センサSの出力は、運転中に外装ハウジング1に伝播
する振動の影響により殆ど変化しない。従って、運転中
の振動に起因する警告ブザー92の誤作動の虞れは殆どな
い。
【0040】なお本実施例は、乾燥専用機への適用例に
ついて述べたが、本発明の適用は、洗濯専用機、及び洗
濯,乾燥兼用機においても可能であり、同様の効果が得
られることは言うまでもない。そして、洗濯専用機とし
て構成する場合、処理槽自体は回転せず、内部における
回転羽根(パルセータ)の動作により洗濯処理を行うよ
うになすこともでき、このような非回転の処理槽を備え
る場合もまた本発明の範囲に含まれる。
【0041】また本実施例においては、警報手段として
警告ブザー92を用いたが、他の警報手段を採用してもよ
い。例えば、コインランドリーの店内に設置された非常
ベルを前記警報手段として利用することができ、このよ
うにした場合、警備会社又は警察への通報が速やかにな
され、使用料金の盗難を、より効果的に防止することが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る洗濯/乾
燥機においては、ロック状態にある料金収納ボックスを
無理に取り出そうとするとき、該料金収納ボックスの着
脱位置近傍に加わる外力が力センサにより検出され、こ
の検出に応じて警報手段が警報を発するから、ロック状
態にある料金収納ボックスの取り出しを、通常運転中の
振動に影響されることなく確実に検知でき、使用料金の
盗難を、効果的に誤りなく防ぐことができる。
【0043】また前記力センサとして、料金収納ボック
スの着脱位置近くの外装ハウジングに貼着された歪ゲー
ジを用いたから、簡素な構成により、また配設位置の確
保に困難を伴うことなく前述した盗難防止効果が得ら
れ、また、ロック手段が解除状態にあるとき警報手段の
作動を禁じ、使用料金の回収のための料金収納ボックス
の取り出しに際して誤った警報が発生されることがない
等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗濯/乾燥機の正面図である。
【図2】本発明に係る洗濯/乾燥機の側断面図である。
【図3】料金投入部近傍の拡大断面図である。
【図4】ロック手段の動作説明図である。
【図5】本発明に係る洗濯/乾燥機の制御系のブロック
図である。
【図6】運転制御部の動作内容を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 外装ハウジング 2 回転槽 4 駆動モータ 6 料金受け入れ部 7 ロック手段 8 ロックキー 9 運転制御部 16 ドアスイッチ 61 投入口 63 料金収納ボックス 64 装着口 73 ロックスイッチ 90 警告ブザー S 力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤川 清和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 青木 義明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 川村 保 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 福田 隆 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯及び/又は乾燥のための処理槽を内
    蔵する外装ハウジングの一部に料金収納ボックスを着脱
    自在に備え、該料金収納ボックスへの使用料金の投入に
    応じて前記処理槽内部の衣類を洗濯及び/又は乾燥する
    洗濯/乾燥機において、前記料金収納ボックスの着脱位
    置の近傍への外力の付加を検出する力センサと、該力セ
    ンサの検出結果に基づいて所定の警報を発する警報手段
    とを具備することを特徴とする洗濯/乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記力センサは、前記料金収納ボックス
    の着脱位置近くの外装ハウジングに貼着された歪ゲージ
    である請求項1記載の洗濯/乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記料金収納ボックスを装着状態にて施
    錠するロック手段と、該ロック手段が解除状態にあると
    き前記警報手段の作動を禁じる手段とを備える請求項1
    又は請求項2記載の洗濯/乾燥機。
JP7069806A 1995-03-28 1995-03-28 洗濯/乾燥機 Pending JPH08257286A (ja)

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JP7069806A JPH08257286A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 洗濯/乾燥機

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JP7069806A JPH08257286A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 洗濯/乾燥機

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