JP3074060B2 - 扉を具えた装置における防犯警報装置 - Google Patents
扉を具えた装置における防犯警報装置Info
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- JP3074060B2 JP3074060B2 JP04075860A JP7586092A JP3074060B2 JP 3074060 B2 JP3074060 B2 JP 3074060B2 JP 04075860 A JP04075860 A JP 04075860A JP 7586092 A JP7586092 A JP 7586092A JP 3074060 B2 JP3074060 B2 JP 3074060B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動販売機あるいは
貴重品保管箱等、鍵によって開閉される扉を具えた装置
において、異常を検知し、警報を発することができるよ
うにした防犯警報装置に関する。
貴重品保管箱等、鍵によって開閉される扉を具えた装置
において、異常を検知し、警報を発することができるよ
うにした防犯警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機は無人状態で稼働されること
が多く、特に夜間等周りに人がいない場合は、扉を壊さ
れて盗難にあうことがあった。そこで、防犯のために、
異常時に警報音を発するようにすることが考えられてい
る。その一例として、実開昭59−80882号公報に
おいては、扉に設けられた錠部の施錠または開錠に連動
して作動する第1のスイッチと、扉の開放または閉鎖に
連動して作動する第2のスイッチとを具備し、第1及び
第2のスイッチの出力に基づき錠部が施錠されたままの
状態で扉が開放されたことが検出された場合、鍵によっ
て扉を開けることなく不当に破壊されて扉が開けられた
と判定し、警報音を発音するようにしたことが示されて
いる。また、警報装置の電源としてはバッテリが使用さ
れていた。
が多く、特に夜間等周りに人がいない場合は、扉を壊さ
れて盗難にあうことがあった。そこで、防犯のために、
異常時に警報音を発するようにすることが考えられてい
る。その一例として、実開昭59−80882号公報に
おいては、扉に設けられた錠部の施錠または開錠に連動
して作動する第1のスイッチと、扉の開放または閉鎖に
連動して作動する第2のスイッチとを具備し、第1及び
第2のスイッチの出力に基づき錠部が施錠されたままの
状態で扉が開放されたことが検出された場合、鍵によっ
て扉を開けることなく不当に破壊されて扉が開けられた
と判定し、警報音を発音するようにしたことが示されて
いる。また、警報装置の電源としてはバッテリが使用さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
防犯対策に対して、最近では、ドリルによって錠を破壊
して第1のスイッチから擬似的に開錠状態の検出信号を
生ぜしめた上で扉を開け、警報音を発生させないように
した悪質な行為が行なわれるようになってきている。ま
た、管理者が鍵によって正当に扉を開けた場合でも、鍵
を締めながら扉を勢い良く閉めたときなど、スイッチの
チャタリングが発生し、錠部が施錠されたままの状態で
扉が開放されたことを示すスイッチ出力状態が一時的に
であるにせよ成立し、これによって警報音が鳴ってしま
うという問題点があった。この発明は上述の点に鑑みて
なされたもので、異常を適切に検知し、警報を発するこ
とができるようにした防犯警報装置を提供しようとする
ものである。
防犯対策に対して、最近では、ドリルによって錠を破壊
して第1のスイッチから擬似的に開錠状態の検出信号を
生ぜしめた上で扉を開け、警報音を発生させないように
した悪質な行為が行なわれるようになってきている。ま
た、管理者が鍵によって正当に扉を開けた場合でも、鍵
を締めながら扉を勢い良く閉めたときなど、スイッチの
チャタリングが発生し、錠部が施錠されたままの状態で
扉が開放されたことを示すスイッチ出力状態が一時的に
であるにせよ成立し、これによって警報音が鳴ってしま
うという問題点があった。この発明は上述の点に鑑みて
なされたもので、異常を適切に検知し、警報を発するこ
とができるようにした防犯警報装置を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この発明の第1の観点
に従う防犯警報装置は、扉に設けられた錠部の近傍に配
置された振動検知手段と、この振動検知手段の出力に基
づき異常な振動の検知に応答して異常信号を発生する手
段と、前記異常信号が所定時間以上継続した場合に警報
信号を発生する警報信号発生手段と、前記警報信号に基
づき前記所定時間よりも短かい発音時間で警報音を断続
的に発音する警報音発音手段とを具えたものである。こ
の発明の第2の観点に従う防犯警報装置は、扉に設けら
れた錠部の施錠または開錠に連動して作動する第1のス
イッチと、扉の開放または閉鎖に連動して作動する第2
のスイッチと、前記第1及び第2のスイッチの出力に基
づき、前記錠部が施錠されたままの状態で前記扉が開放
されたことを検出し、異常信号を発生する異常検出手段
とを更に具え、前記警報信号発生手段では前記異常検出
手段により前記異常信号が所定時間以上継続した場合に
も前記警報信号を発生するようにしたものである。
に従う防犯警報装置は、扉に設けられた錠部の近傍に配
置された振動検知手段と、この振動検知手段の出力に基
づき異常な振動の検知に応答して異常信号を発生する手
段と、前記異常信号が所定時間以上継続した場合に警報
信号を発生する警報信号発生手段と、前記警報信号に基
づき前記所定時間よりも短かい発音時間で警報音を断続
的に発音する警報音発音手段とを具えたものである。こ
の発明の第2の観点に従う防犯警報装置は、扉に設けら
れた錠部の施錠または開錠に連動して作動する第1のス
イッチと、扉の開放または閉鎖に連動して作動する第2
のスイッチと、前記第1及び第2のスイッチの出力に基
づき、前記錠部が施錠されたままの状態で前記扉が開放
されたことを検出し、異常信号を発生する異常検出手段
とを更に具え、前記警報信号発生手段では前記異常検出
手段により前記異常信号が所定時間以上継続した場合に
も前記警報信号を発生するようにしたものである。
【0005】
【作用】 上記第1の観点に従えば、扉に設けられた錠
部をドリルによって破壊した場合、振動検知手段によっ
てその振動が検知され、そのような異常な振動の検知に
応答して異常信号が発生され、該異常信号に応じて警報
信号が発生される。従って、ドリルによって錠を破壊し
て開錠状態を示すスイッチ出力信号を擬似的に生ぜしめ
たとしても、その際の激しい振動を検知して、警報を発
することができるので、防犯対策上好ましい効果が期待
できる。その場合、異常信号が所定時間以上継続した場
合に警報信号が発生されるので、ノイズやチャタリング
あるいは扉を叩く等に起因する短時間の衝撃的振動等に
よっては警報が発されないようにすることができ、誤警
報を防止することができる。また、警報信号に基づき発
生する警報音は、前記所定時間よりも短かい発音時間で
断続的に発音するようにしているので、販売機筐体内で
大音響による共振が起こりにくくなり、共振により振動
検知手段が誤動作することを防止することができ、か
つ、警報音の断続的発音時間が前記所定時間よりも短か
いので、何らかの原因によって警報音が一時的に発生さ
れたような場合、振動検知手段が警報音を振動として検
知したとしても、警報信号発生手段はこれに反応せず、
警報信号が悪循環的に生成されてしまうような事態が起
こらず、安定した制御が可能である。
部をドリルによって破壊した場合、振動検知手段によっ
てその振動が検知され、そのような異常な振動の検知に
応答して異常信号が発生され、該異常信号に応じて警報
信号が発生される。従って、ドリルによって錠を破壊し
て開錠状態を示すスイッチ出力信号を擬似的に生ぜしめ
たとしても、その際の激しい振動を検知して、警報を発
することができるので、防犯対策上好ましい効果が期待
できる。その場合、異常信号が所定時間以上継続した場
合に警報信号が発生されるので、ノイズやチャタリング
あるいは扉を叩く等に起因する短時間の衝撃的振動等に
よっては警報が発されないようにすることができ、誤警
報を防止することができる。また、警報信号に基づき発
生する警報音は、前記所定時間よりも短かい発音時間で
断続的に発音するようにしているので、販売機筐体内で
大音響による共振が起こりにくくなり、共振により振動
検知手段が誤動作することを防止することができ、か
つ、警報音の断続的発音時間が前記所定時間よりも短か
いので、何らかの原因によって警報音が一時的に発生さ
れたような場合、振動検知手段が警報音を振動として検
知したとしても、警報信号発生手段はこれに反応せず、
警報信号が悪循環的に生成されてしまうような事態が起
こらず、安定した制御が可能である。
【0006】上記第2の観点に従えば、第1及び第2の
スイッチの出力に基づき、錠部が施錠されたままの状態
で前記扉が開放されたことを検出して異常信号が発生さ
れた場合にも、この異常信号が所定時間以上継続した場
合に警報信号が発生される。従って、スイッチのチャタ
リング等による誤警報を防止することができる。
スイッチの出力に基づき、錠部が施錠されたままの状態
で前記扉が開放されたことを検出して異常信号が発生さ
れた場合にも、この異常信号が所定時間以上継続した場
合に警報信号が発生される。従って、スイッチのチャタ
リング等による誤警報を防止することができる。
【0007】なお、バッテリ電源のみでは電池切れによ
り、肝心のときに警報を発することができなくなるおそ
れがあるため、装置本体の電源回路より供給される電源
と、バッテリ電源の2ウェイ電源とするのが望ましい。
り、肝心のときに警報を発することができなくなるおそ
れがあるため、装置本体の電源回路より供給される電源
と、バッテリ電源の2ウェイ電源とするのが望ましい。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明しよう。図1は本発明の一実施例に関わ
るテレフォンカード販売機の正面図であり、正面に扉1
が配されている。扉1の上部に錠部2が設けられてお
り、この錠部2の鍵穴に鍵を差し込んで開錠すると、扉
1を開けることができる。図2は扉1及び錠部2の部分
の断面図であり、図3は扉1を開けた状態の断面図であ
る。錠部2において錠スイッチ3が設けられており、錠
部2の施錠または開錠に連動して作動出力を生じる。扉
1の上部の裏面には扉スイッチ4が設けられており、扉
1の開放または閉鎖に連動して作動出力を生じる。ハン
ドルロック5は錠部2の施錠または開錠に応じて作動す
る錠操作子である。錠部2の近傍には振動センサ6が配
置されており、その部分で発生する振動を検知する。
例を詳細に説明しよう。図1は本発明の一実施例に関わ
るテレフォンカード販売機の正面図であり、正面に扉1
が配されている。扉1の上部に錠部2が設けられてお
り、この錠部2の鍵穴に鍵を差し込んで開錠すると、扉
1を開けることができる。図2は扉1及び錠部2の部分
の断面図であり、図3は扉1を開けた状態の断面図であ
る。錠部2において錠スイッチ3が設けられており、錠
部2の施錠または開錠に連動して作動出力を生じる。扉
1の上部の裏面には扉スイッチ4が設けられており、扉
1の開放または閉鎖に連動して作動出力を生じる。ハン
ドルロック5は錠部2の施錠または開錠に応じて作動す
る錠操作子である。錠部2の近傍には振動センサ6が配
置されており、その部分で発生する振動を検知する。
【0009】図4は本発明の一実施例に関わる電気的処
理回路の一例を示している。振動センサ6の出力は増幅
器7を介して平滑回路8に与えられる。平滑回路8は、
振動センサ6によって検知した振動信号を平滑化し、振
動レベルの大きさに対応した直流信号を発生する。この
平滑回路8の出力は、エミッタ接地されたトランジスタ
9のベースに印加される。振動センサ6によって振動が
検知されていないとき、若しくは検知された振動のレベ
ルが小さい場合、トランジスタ9はオンせず、そのコレ
クタ出力はハイレベルを保持する。振動センサ6によっ
て検知された振動のレベルが所定レベル以上の場合、ト
ランジスタ9がオンして、そのコレクタ出力がローレベ
ルにおちる。トランジスタ9のコレクタ出力がローレベ
ルのとき、異常な振動が検知されたことを示す異常信号
が発生されたことになる。
理回路の一例を示している。振動センサ6の出力は増幅
器7を介して平滑回路8に与えられる。平滑回路8は、
振動センサ6によって検知した振動信号を平滑化し、振
動レベルの大きさに対応した直流信号を発生する。この
平滑回路8の出力は、エミッタ接地されたトランジスタ
9のベースに印加される。振動センサ6によって振動が
検知されていないとき、若しくは検知された振動のレベ
ルが小さい場合、トランジスタ9はオンせず、そのコレ
クタ出力はハイレベルを保持する。振動センサ6によっ
て検知された振動のレベルが所定レベル以上の場合、ト
ランジスタ9がオンして、そのコレクタ出力がローレベ
ルにおちる。トランジスタ9のコレクタ出力がローレベ
ルのとき、異常な振動が検知されたことを示す異常信号
が発生されたことになる。
【0010】トランジスタ9のコレクタ出力は時間計測
回路10に入力される。時間計測回路10は、トランジ
スタ9のコレクタ出力がローレベルのときタイマ動作を
開始し、該ローレベル(つまり異常信号)が所定時間以
上持続したならば、警報信号を発生する。発生された警
報信号はパルス発生器11に与えられる。パルス発生器
11は、時間計測回路10から警報信号が与えられてい
る間、断続的にパルス信号を発生する。このパルス信号
はブザー12に印加され、断続的なパルス発生に対応し
てブザー音を断続的に発音させる。時間計測回路10に
おける所定のタイマ時間は、チャタリングによるあるい
はノイズ的な異常信号を排除するために設定されるもの
であり、例えば1秒程度に設定される。
回路10に入力される。時間計測回路10は、トランジ
スタ9のコレクタ出力がローレベルのときタイマ動作を
開始し、該ローレベル(つまり異常信号)が所定時間以
上持続したならば、警報信号を発生する。発生された警
報信号はパルス発生器11に与えられる。パルス発生器
11は、時間計測回路10から警報信号が与えられてい
る間、断続的にパルス信号を発生する。このパルス信号
はブザー12に印加され、断続的なパルス発生に対応し
てブザー音を断続的に発音させる。時間計測回路10に
おける所定のタイマ時間は、チャタリングによるあるい
はノイズ的な異常信号を排除するために設定されるもの
であり、例えば1秒程度に設定される。
【0011】例えば、ドリルによって錠部2が破壊され
た場合、ドリルの振動を振動センサ6が検知し、トラン
ジスタ9のコレクタ出力がローレベルにおちる。時間計
測回路10のタイマ時間(例えば1秒程度)は、ドリル
の通常の作動時間よりも十分短いので、時間計測回路1
0では該ローレベルつまり異常信号が所定時間以上持続
したことを判定し、警報信号を発生する。これに応じて
ブザー12からブザー音が発音され、警報が発されるこ
とになる。その場合、パルス発生器11による制御によ
りブザー音が断続的に発音されるので、警報効果を増す
ことができる。また、ブザー音を持続的に発音する場合
に比べて、販売機筐体内で大音響による共振が起こりに
くくなり、その共振によって振動センサ6が更に反応し
て誤動作を生じるような事態を未然に防ぐことができ
る。なお、パルス発生器11で発生するパルスの時間幅
を時間計測回路10のタイマ時間よりも短くすることに
より、断続的なブザー音によって振動センサ6で断続的
に振動検知出力を生じたとしても、その振動検知出力の
持続時間はタイマ時間よりも短いものとなるので、時間
計測回路10から警報信号が発生されないようにするこ
とができる。
た場合、ドリルの振動を振動センサ6が検知し、トラン
ジスタ9のコレクタ出力がローレベルにおちる。時間計
測回路10のタイマ時間(例えば1秒程度)は、ドリル
の通常の作動時間よりも十分短いので、時間計測回路1
0では該ローレベルつまり異常信号が所定時間以上持続
したことを判定し、警報信号を発生する。これに応じて
ブザー12からブザー音が発音され、警報が発されるこ
とになる。その場合、パルス発生器11による制御によ
りブザー音が断続的に発音されるので、警報効果を増す
ことができる。また、ブザー音を持続的に発音する場合
に比べて、販売機筐体内で大音響による共振が起こりに
くくなり、その共振によって振動センサ6が更に反応し
て誤動作を生じるような事態を未然に防ぐことができ
る。なお、パルス発生器11で発生するパルスの時間幅
を時間計測回路10のタイマ時間よりも短くすることに
より、断続的なブザー音によって振動センサ6で断続的
に振動検知出力を生じたとしても、その振動検知出力の
持続時間はタイマ時間よりも短いものとなるので、時間
計測回路10から警報信号が発生されないようにするこ
とができる。
【0012】一方、トランジスタ9のコレクタ側と接地
との間で、錠スイッチ3と扉スイッチ4が直列に接続さ
れている。錠スイッチ3は、錠部2が施錠されていると
き図示のように閉じており、開錠されると開く。扉スイ
ッチ4は、扉1が閉鎖されているとき図示のように開い
ており、開放されると閉じる。従って、正常時はどちら
かのスイッチ3,4が開いており、トランジスタ9のコ
レクタ電圧に影響を与えない。扉1を壊す等の行為によ
って、錠部2が施錠されたままの状態で扉1が開放され
ると、スイッチ3,4が共に閉じ、トランジスタ9のコ
レクタがローレベルにおちる。これにより、上述と同様
に、ローレベル信号つまり異常信号が時間計測回路10
に入力されることになり、該回路10はタイマ動作を開
始し、該ローレベル(つまり異常信号)が所定時間以上
持続したならば、警報信号を発生する。前述と同様に、
発生された警報信号はパルス発生器11に与えられ、断
続的にパルスに応じてブザー音を発音させる。この場
合、扉1を勢い良く閉じる等に起因するスイッチのチャ
タリングによって一時的にスイッチ3,4が共に閉じる
ことがあっても、時間計測回路10の働きにより、警報
信号は発生されず、ブザー音は鳴らない。従って、誤動
作を防止することができる。
との間で、錠スイッチ3と扉スイッチ4が直列に接続さ
れている。錠スイッチ3は、錠部2が施錠されていると
き図示のように閉じており、開錠されると開く。扉スイ
ッチ4は、扉1が閉鎖されているとき図示のように開い
ており、開放されると閉じる。従って、正常時はどちら
かのスイッチ3,4が開いており、トランジスタ9のコ
レクタ電圧に影響を与えない。扉1を壊す等の行為によ
って、錠部2が施錠されたままの状態で扉1が開放され
ると、スイッチ3,4が共に閉じ、トランジスタ9のコ
レクタがローレベルにおちる。これにより、上述と同様
に、ローレベル信号つまり異常信号が時間計測回路10
に入力されることになり、該回路10はタイマ動作を開
始し、該ローレベル(つまり異常信号)が所定時間以上
持続したならば、警報信号を発生する。前述と同様に、
発生された警報信号はパルス発生器11に与えられ、断
続的にパルスに応じてブザー音を発音させる。この場
合、扉1を勢い良く閉じる等に起因するスイッチのチャ
タリングによって一時的にスイッチ3,4が共に閉じる
ことがあっても、時間計測回路10の働きにより、警報
信号は発生されず、ブザー音は鳴らない。従って、誤動
作を防止することができる。
【0013】なお、図4に示す警報装置ロジックボード
13に対する電源Vccは、販売機本体の電源14とバ
ッテリ電源15の2ウェイ電源により供給される。本体
電源14からの電源電圧に基づきレギュレータ16にて
ロジックボード13用の電源Vccを形成する。その場
合、レギュレータ16の出力電圧をバッテリ電圧よりも
少し高く設定し、バッテリ電源15の消耗をできるだけ
防ぐようにするとよい。
13に対する電源Vccは、販売機本体の電源14とバ
ッテリ電源15の2ウェイ電源により供給される。本体
電源14からの電源電圧に基づきレギュレータ16にて
ロジックボード13用の電源Vccを形成する。その場
合、レギュレータ16の出力電圧をバッテリ電圧よりも
少し高く設定し、バッテリ電源15の消耗をできるだけ
防ぐようにするとよい。
【0014】警報信号に基づく警報の表現の仕方は、上
記実施例のような警報音の発音に限らず、発光その他の
手段によってもよい。また、この警報信号を電話回線等
の通信回線を介して所定の場所(例えば、販売機の設置
場所より離れた管理・監視室など)に送信するようにし
てよい。その場合、警報信号を受信した管理・監視室に
おいて、音あるいは光等によって警報を発するようにす
るとよい。また、中央管理室において複数の販売機や金
庫等を管理する場合は、どの場所に設置された販売機あ
るいは金庫等から警報が発されたかを即座に告知するよ
うにするとよい。
記実施例のような警報音の発音に限らず、発光その他の
手段によってもよい。また、この警報信号を電話回線等
の通信回線を介して所定の場所(例えば、販売機の設置
場所より離れた管理・監視室など)に送信するようにし
てよい。その場合、警報信号を受信した管理・監視室に
おいて、音あるいは光等によって警報を発するようにす
るとよい。また、中央管理室において複数の販売機や金
庫等を管理する場合は、どの場所に設置された販売機あ
るいは金庫等から警報が発されたかを即座に告知するよ
うにするとよい。
【0015】なお、振動検知に基づく防犯対策のみを講
ずる場合は、スイッチ3,4の直列回路は省略してもよ
い。また、上記実施例では振動検知信号を平滑回路8と
トランジスタ9によって処理して、異常な振動発生と推
定できる所定レベル以上の振動検知信号に応答して異常
信号を発生するようにしているが、処理の仕方はこれに
限らない。例えば、検知した振動の周波数等を考慮して
異常を判定するようにしてもよい。
ずる場合は、スイッチ3,4の直列回路は省略してもよ
い。また、上記実施例では振動検知信号を平滑回路8と
トランジスタ9によって処理して、異常な振動発生と推
定できる所定レベル以上の振動検知信号に応答して異常
信号を発生するようにしているが、処理の仕方はこれに
限らない。例えば、検知した振動の周波数等を考慮して
異常を判定するようにしてもよい。
【0016】時間計測回路10やパルス発生器11の機
能、あるいはスイッチ3,4の直列回路によるスイッチ
出力条件論理判断機能などは、マイクロコンピュータに
よる処理によっても行なうことができる。上記実施例は
この発明に係る防犯警報装置をテレフォンカード販売機
に適用したものであるが、その他の自動販売機あるいは
貴重品保管箱、金庫等、鍵によって開閉される扉を具え
た装置一般において適用することができる。
能、あるいはスイッチ3,4の直列回路によるスイッチ
出力条件論理判断機能などは、マイクロコンピュータに
よる処理によっても行なうことができる。上記実施例は
この発明に係る防犯警報装置をテレフォンカード販売機
に適用したものであるが、その他の自動販売機あるいは
貴重品保管箱、金庫等、鍵によって開閉される扉を具え
た装置一般において適用することができる。
【0017】
【発明の効果】 以上の通り、この発明によれば、振動
検知手段を設けたことにより、ドリルによる錠の破壊な
どの異常を適切に検知し、警報を発することができると
いう優れた効果を奏する。また、異常信号が所定時間以
上続いた場合に警報を発するようにしたので、チャタリ
ングやノイズ等を排除して、本来の異常を適切に検知す
ることができるという優れた効果を奏する。また、警報
信号に基づき発生する警報音は、前記所定時間よりも短
かい発音時間で断続的に発音するようにしているので、
販売機筐体内で大音響による共振が起こりにくくなり、
共振により振動検知手段が誤動作することを防止するこ
とができ、かつ、警報音の断続的発音時間が前記所定時
間よりも短かいので、何らかの原因によって警報音が一
時的に発生されたような場合、振動検知手段が警報音を
振動として検知したとしても、警報信号発生手段はこれ
に反応せず、警報信号が悪循環的に生成されてしまうよ
うな事態が起こらず、安定した制御が可能である。更に
は、2ウェイ電源とすることにより、バッテリ切れに適
切に対処することができる。
検知手段を設けたことにより、ドリルによる錠の破壊な
どの異常を適切に検知し、警報を発することができると
いう優れた効果を奏する。また、異常信号が所定時間以
上続いた場合に警報を発するようにしたので、チャタリ
ングやノイズ等を排除して、本来の異常を適切に検知す
ることができるという優れた効果を奏する。また、警報
信号に基づき発生する警報音は、前記所定時間よりも短
かい発音時間で断続的に発音するようにしているので、
販売機筐体内で大音響による共振が起こりにくくなり、
共振により振動検知手段が誤動作することを防止するこ
とができ、かつ、警報音の断続的発音時間が前記所定時
間よりも短かいので、何らかの原因によって警報音が一
時的に発生されたような場合、振動検知手段が警報音を
振動として検知したとしても、警報信号発生手段はこれ
に反応せず、警報信号が悪循環的に生成されてしまうよ
うな事態が起こらず、安定した制御が可能である。更に
は、2ウェイ電源とすることにより、バッテリ切れに適
切に対処することができる。
【図1】本発明に係る防犯警報装置の一実施例を適用し
たテレフォンカード販売機の正面図。
たテレフォンカード販売機の正面図。
【図2】図1における扉及び錠部の部分の断面図。
【図3】同じく扉を開けた状態の断面図。
【図4】本発明に係る防犯警報装置における電気的処理
回路の一実施例を示すブロック図。
回路の一実施例を示すブロック図。
1 扉 2 錠部 3 錠スイッチ 4 扉スイッチ 5 ハンドルロック 6 振動センサ 7 増幅器 8 平滑回路 9 トランジスタ 10 時間計測回路 11 パルス発生器 12 ブザー 14 本体電源 15 バッテリ電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−37500(JP,A) 特開 昭62−114095(JP,A) 実開 昭59−80882(JP,U) 実開 昭64−10877(JP,U) 実開 平3−78378(JP,U) 実開 昭63−16376(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/00 - 13/26 G07F 9/00 - 9/10 105
Claims (3)
- 【請求項1】 筐体に設けられた扉を鍵によって開閉す
る装置において、 前記扉に設けられた錠部の近傍に配置された振動検知手
段と、 この振動検知手段の出力に基づき異常な振動の検知に応
答して異常信号を発生する手段と、 前記異常信号が所定時間以上継続した場合に警報信号を
発生する警報信号発生手段と、 前記警報信号に基づき前記所定時間よりも短かい発音時
間で警報音を断続的に発音する警報音発音手段と を具え
た防犯警報装置。 - 【請求項2】 前記扉に設けられた錠部の施錠または開
錠に連動して作動する第1のスイッチと、 前記扉の開放または閉鎖に連動して作動する第2のスイ
ッチと、 前記第1及び第2のスイッチの出力に基づき、前記錠部
が施錠されたままの状態で前記扉が開放されたことを検
出し、異常信号を発生する異常検出手段とを更に具え、
前記警報信号発生手段では前記異常検出手段により前記
異常信号が所定時間以上継続した場合にも前記警報信号
を発生する請求項1に記載の防犯警報装置。 - 【請求項3】 装置本体の電源回路より供給される電源
と、バッテリ電源とを具備した請求項1又は2に記載の
防犯警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04075860A JP3074060B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 扉を具えた装置における防犯警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04075860A JP3074060B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 扉を具えた装置における防犯警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242348A JPH05242348A (ja) | 1993-09-21 |
JP3074060B2 true JP3074060B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=13588422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04075860A Expired - Fee Related JP3074060B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 扉を具えた装置における防犯警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074060B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP04075860A patent/JP3074060B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05242348A (ja) | 1993-09-21 |
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