JPH10169022A - 構築用ブロックの目地部材の固定ピン - Google Patents

構築用ブロックの目地部材の固定ピン

Info

Publication number
JPH10169022A
JPH10169022A JP8328609A JP32860996A JPH10169022A JP H10169022 A JPH10169022 A JP H10169022A JP 8328609 A JP8328609 A JP 8328609A JP 32860996 A JP32860996 A JP 32860996A JP H10169022 A JPH10169022 A JP H10169022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing pin
pin
joint member
ridge
construction block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8328609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3106149B2 (ja
Inventor
Masami Nyuraiin
正己 入来院
Katsutoshi Komono
勝利 薦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIEI SHOJI KK
Original Assignee
NICHIEI SHOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NICHIEI SHOJI KK filed Critical NICHIEI SHOJI KK
Priority to JP08328609A priority Critical patent/JP3106149B2/ja
Publication of JPH10169022A publication Critical patent/JPH10169022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3106149B2 publication Critical patent/JP3106149B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 境界ブロックの嵌入孔に対し目地プレートを
取り付ける固定ピンを確実に挿入係止して、固定ピン及
び目地プレートの境界ブロックからの脱落を防止するこ
とができる固定ピンを提供する。 【解決手段】 固定ピン16の嵌合部25の両端にテー
パ部26,27を一体に形成し、両テーパ部26,27
の外周面に対し抜け止め防止突条28,29を両テーパ
部26,27の傾斜方向に沿うように一体に形成する。
このピン16が境界ブロック11Aの嵌入孔12に挿入
された状態で前記突条28が内周面12aに押圧接触さ
れて、固定ピン16の抜け出しを防止し、目地プレート
14が境界ブロック11Aから離れないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば道路の車道
と歩道の境界あるいは中央分離帯などに使用される境界
構築用ブロックの目地部材を境界構築用ブロックに固定
するための固定ピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路の路肩に沿って境界構築用ブ
ロックを施工する場合、隣接する構築用ブロック間の連
結を行うと共に、緩衝材やモルタルを充填する作業を省
略することができ、しかも敷設が簡単に行え、かつ構造
的にも安定した構築用ブロックの目地施工方法が提案さ
れている。(特開平7−252892号公報参照) 上記の目地施工方法においては、目地プレートの四隅に
形成した係止孔に固定ピンをそれぞれ貫通支持し、各固
定ピンの一端部を構築用ブロックの端面に形成した嵌入
孔に挿入係止する。その後、他方の構築用ブロックをク
レーン等により移動させ、目地プレートの他方に突出す
る固定ピンに対し他方の構築用ブロックの嵌入孔を対向
させ同構築用ブロックを目地プレートに押圧接触して固
定ピンの他端部を他方の構築用ブロックの嵌入孔に挿入
係止する。このようにして隣接する構築用ブロックの接
合面間に目地プレートが介在された状態で両構築用ブロ
ックが固定ピンにより連結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構築用ブロックの目地施工方法においては、一方の構築
用ブロックに目地プレートの片側の固定ピンを挿入した
状態で、他方の構築用ブロックの敷設を行うまでの間
に、固定ピンが一方の構築用ブロックの嵌入孔から抜け
て、目地プレートを所定の位置に保持できない場合が生
じるという問題があった。目地プレートが外れると、再
度取り付ける必要があり、施工作業の能率が低下する。
前記構築用ブロックの嵌入孔は成型後の離型が容易に行
われるように、内端ほど小径となるテーパ状に形成さ
れ、かつ固定ピンは前記嵌入孔に接触するように先端ほ
ど小径となるテーパ状に形成されている。このため、構
築用ブロックの振動などにより固定ピンが嵌入孔から抜
け易い。
【0004】この発明の目的は上記従来の技術に存する
問題点を解消して、目地部材の施工の際に、固定ピンが
構築用ブロックの嵌入孔から抜け出るのを防止して施工
作業を確実かつ能率的に行うことができる構築用ブロッ
クの目地部材の固定ピンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、隣接する構築用ブロックの
端部間に介装される目地部材に支持され、かつ前記構築
用ブロックの嵌入孔に嵌入されて構築用ブロックの接合
部の位置ズレを阻止する固定ピンであって、該ピンの前
記嵌入孔に嵌入される外周面に該嵌入孔の内周面と接触
して該ピンの抜け止めを行う抜け止め防止部を設けると
いう手段をとっている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記固定ピンを目地部材の係止孔に挿入される嵌合
部と、該嵌合部の両端部に一体形成され、かつ構築用ブ
ロックのテーパ状をなす嵌入孔に嵌入される先端ほど小
径となるテーパ部とにより構成し、両テーパ部の外周に
は抜け止め防止部を一体形成している。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
おいて、抜け止め防止部を突条としている。請求項4記
載の発明は、請求項1又は2において、抜け止め防止部
を突起としている。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項3において
前記突条をピンの長手方向に指向するように直線状に形
成している。請求項6記載の発明は、請求項3におい
て、前記突条をピンの外周面に円環状又は螺旋状に形成
している。
【0009】請求項7記載の発明は、請求項5におい
て、前記突条の基端部を嵌合部の外周面よりも突出する
ように形成し、目地部材に固定ピンを嵌入する際、突条
が弾性変形してピンの嵌入を許容し、前記係止孔から固
定ピンが離脱するのを防止するようにしている。
【0010】請求項8記載の発明は、請求項3,5,
6,7のいずれかにおいて、前記突条を鋸歯状に形成し
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を車道と歩道の境
界ブロックの間に用いられる目地プレートの固定ピンと
して具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明
する。
【0012】図4に示す符号11A,11Bは横断面が
台形状をなす境界構築用ブロックであって、図示しない
が内部に補強用の鉄筋籠が埋設されている。境界ブロッ
ク11A,11Bの両端面の四隅近傍にはテーパ状の嵌
入孔12が内端ほど小径となるよう形成されている。境
界ブロック11A,11Bの両端底面には横半円筒状を
なす凹部13が形成されている。直列に接続される前記
境界ブロック11A,11Bの端面間には目地部材とし
ての目地プレート14が介装される。この目地プレート
14は例えばエチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴ
ム、塩化ビニール、ウレタン系樹脂等の耐候性のあるや
や軟質の材料で形成されている。又、硬度としてはショ
アー硬度30程度にすることによって、緩衝材としての
機能を持たせることもできる。
【0013】前記目地プレート14の四隅には境界ブロ
ック11A,11Bの端部の嵌入孔12と同じ位置に四
つの係止孔15〜15が形成されている。これらの係止
孔15〜15にはそれぞれ固定ピン16〜16が貫通支
持される。各固定ピン16〜16の両端部は境界ブロッ
ク11A,11Bの嵌入孔12〜12に挿入係止され、
目地プレート14は境界ブロック11A,11Bの対向
する端面に挟着される。この固定ピン16〜16は境界
ブロック11A,11Bの端面どうしの位置合わせを正
確に行う機能と、境界ブロック11A,11Bの側方へ
の相対移動を阻止する機能とを有している。
【0014】前記目地プレート14には長孔17が上下
方向に設けられており、該長孔17に棒状の水膨張性ゴ
ム18が装着されるようになっている。水膨張性ゴム1
8は、水に含浸させると3倍程度に体積が膨張するもの
を用いている。
【0015】前記目地プレート14に形成した空間19
は目地プレート14の材料低減と軽量化のために設けら
れている。前記境界ブロック11A,11Bの凹部13
の下には、半横円柱状の突部20aを一体に形成したガ
イドプレート20が敷かれる。ガイドプレート20の材
質はポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
やや硬質の合成樹脂製とすることができる。
【0016】次に、本発明の固定ピン16について説明
すると、図1に示すように、前記目地プレート14の係
止孔15に貫通支持される嵌合部25は横円柱状に形成
されている。この嵌合部25の両端部にはテーパ部2
6,27が一体状に、かつ先端ほど小径となるように形
成されている。両テーパ部26,27の外周面には、抜
け止め防止部としての複数(この実施形態ではそれぞれ
6ヶ所)の抜け止め防止突条28,29がテーパ部2
6,27の傾斜方向に指向するように一体的に形成され
ている。
【0017】前記抜け止め防止突条28,29の嵌合部
25側端部には切り欠き部28a,29aが形成され、
固定ピン16を係止孔15に挿入する際、突条28,2
9が邪魔にならないようになっている。前記両テーパ部
26,27の先端面にはテーパ孔30,31が形成さ
れ、ピン16の材料節約とコスト低減を図るようにして
いる。
【0018】次に、前記のように構成した目地プレート
14及び固定ピン16を用いて、境界ブロック11A,
11Bを所定の位置に施工する作業を説明する。施工に
先立って、目地プレート14の各係止孔15に固定ピン
16を挿入係止し、その嵌合部25を係止孔15と対応
させるとともに、前記目地プレート14に水膨張性ゴム
18を装着する。
【0019】次に、道路の採石を鎮圧しその上にコンク
リート層を形成し、一定間隔でガイドプレート20を置
き、空練りモルタルを敷いた後、ガイドプレート20上
に第1の境界ブロック11Aを載置する。この第1の境
界ブロック11Aの端面に形成した嵌入孔12に対し、
目地プレート14に支持した固定ピン16の一方のテー
パ部26を嵌入しつつ目地プレート14の片面を境界ブ
ロック11Aの端面に接合する。各固定ピン16のテー
パ部26外周に設けた抜け止め防止突条28が第1の境
界ブロック11Aの嵌入孔12のテーパ内周面12aに
挿入される際、突条28の先端縁が嵌入孔12の内周面
12aに弾性変形しつつ押圧されるので、その突条28
の弾発力により固定ピン16が内周面12aに押圧接触
される。このため図2に示す挿入状態において第1の境
界ブロック11Aの嵌入孔12内の固定ピン16は、目
地プレート14が振動したり、境界ブロック11A,1
1Bが振動したりして衝撃が加わっても該嵌入孔12か
ら抜け出ることはなく、境界ブロック11Aの端面から
目地プレート14が外れることはない。
【0020】次に、第2の境界ブロック11Bをその端
面が目地プレート14の他面に密着するようにガイドプ
レート20上に載せる。図4の下段に示すように、ガイ
ドプレート20上の突部20aが第2の境界ブロック1
1Bの凹部13に合致することにより幅方向のずれが防
止できる。以上のようにして両境界ブロック11A,1
1Bを所定の位置に目地プレート14を介して直列状に
連結施工することができる。
【0021】次に、前記実施形態における各構成に基づ
く作用効果について説明する。 (1)前記実施形態においては、固定ピン16のテーパ
部28の外周に抜け止め突条28を設けたので、境界ブ
ロック11Aの嵌入孔12に嵌入された固定ピン16の
テーパ部26の挿入状態が突条28によって確実に保持
され、このため目地プレート14の配置位置がずれたり
外れたりすることはなく、目地プレート14の施工作業
を迅速かつ確実に行うことができる。 (2)前記実施形態においては、前記固定ピン16の他
方のテーパ部27が第2の境界ブロック11Bの嵌入孔
12に挿入される際、抜け止め防止突条29が境界ブロ
ック11Bの嵌入孔12のテーパ内周面12aに押圧接
触される。この場合には突条29が固定ピン16の抜け
落ちを防止する分けではない。従って、固定ピン16の
両テーパ部26,27のうちいずれか一方のテーパ部の
みに突条を設ければよい。しかし、前記実施形態のよう
に両方に設けると、固定ピン16の向きを注意すること
なく、目地プレート14の取り付けができるので、施工
作業を円滑に行うことができる。 (3)前記実施形態では前記固定ピン16を目地プレー
ト14の係止孔15に挿入される嵌合部25と、該嵌合
部25の両端部に一体形成され、かつ構築用ブロックの
テーパ状をなす嵌入孔12に嵌入される先端ほど小径と
なるテーパ部26,27とにより構成したので、固定ピ
ン16を嵌入孔12に容易に挿入係止することができ
る。 (4)前記実施形態では前記両テーパ部26,27の外
周に抜け止め防止突条28,29を一体に形成したの
で、ピン16の成型時に突条28,29を同時に成型す
ることができる。 (5)前記実施形態では抜け止め防止部として突条2
8,29を形成したので、接触領域を大きくしてピンの
抜け止めを確実に行うことができる。 (6)前記実施形態ではテーパ部26,27に対し抜け
止め防止突条28,29をピン16の長手方向に指向す
るように直線状に形成したので、ピンの軸線方向に分割
される成形型により容易に成形することができる。
【0022】次に、前記実施形態以外の実施形態を図5
〜図19に基づいて順次説明する。図5に示す実施形態
は、前述した実施形態において、抜け止め防止突条2
8,29の形成箇所を4カ所にすると共に、突条28,
29の長さを短くしたものである。
【0023】図6に示す実施形態は、前述した嵌合部2
5をテーパ部26,27の延長上に形成し、突条28,
29を中央部において互いに連結したものである。この
実施形態においては、固定ピン16の中央部が目地プレ
ート14の係止孔15に嵌入され、突条28,29が係
止孔15の内周面に押圧され、目地プレート14の係止
孔15からの固定ピン16の抜け止めが防止される。
【0024】図7に示す実施形態は図1に示す前記実施
形態において、抜け止め防止突条28,29を3カ所に
形成し、突条28,29の高さを先端部ほど大きくした
ものである。
【0025】図8に示す実施形態は、図1に示す前記実
施形態において、抜け止め防止突条28,29をテーパ
部26,27に6カ所に形成し、かつそれらの先端部を
省略したものである。
【0026】図9に示す実施形態は、テーパ部26,2
7に対し緩やかな螺旋状の抜け止め防止突条28,29
を形成している。この実施形態においては、突条28が
境界ブロック11Aの嵌入孔12に挿入された状態で、
ピン16を嵌入孔12から引き抜こうとする際の抵抗が
増大するので、一時的に目地プレート14を境界ブロッ
ク11Aに係止しておくのを確実に保持することができ
る。
【0027】図10に示す実施形態は、テーパ部26,
27の先端部を半球状に成形し、突条28,29を等間
隔に4カ所に形成し、その長さを短長2種類としたもの
である。
【0028】図11に示す実施形態は、テーパ部26,
27に多数の抜け止め防止突条28,29を形成したも
のである。図12に示す実施形態は、突条28,29を
8カ所に形成し、嵌合部25とテーパ部26,27との
境界に段差部を設けたものである。
【0029】図13に示す実施形態はテーパ部26,2
7の外周に円環状の突条28,29を複数箇所に設けた
ものである。この実施形態では、突条28が境界ブロッ
ク11Aの嵌入孔12の内周面に押圧接触して弾性変形
されるとき、引き抜こうとする側に突条28の先端縁が
湾曲されているので、引き抜き抵抗が増大し、固定ピン
16の抜け出しを確実に防止することができる。
【0030】図14に示す実施形態は、突条28,29
を螺旋状に形成したものである。この実施形態において
も、図13に示す実施形態と同様の作用効果がある。図
15に示す実施形態は、突起35,35を複数箇所に設
けたものである。
【0031】この実施形態においては、成形型を複数に
分割して固定ピンの半径方向に離型するようにして成形
する必要があるが、突起35が境界ブロック11Aの嵌
入孔12の内周面に押圧接触して接触抵抗が高くなり、
ピン16の抜け出しが確実に防止される。
【0032】図16に示す実施形態は、嵌合部25の外
周面よりも半径方向に突出するように突条28,29の
基端縁を突出させ、ピン16を目地プレート14の係合
孔15に係合したとき、突条28,29の基端縁の間に
目地プレート14が位置し、ピン16の目地プレートか
らの抜け出しを確実に防止することができる。
【0033】図17に示す実施形態は、突条28,29
を鋸歯状に形成したものである。この鋸歯状部は前述し
た全ての実施形態における突条に付与することができ
る。この実施形態では境界ブロック11Aの嵌入孔12
の内周面に対する突条28の接触摩擦抵抗が増大し、ピ
ン16の抜け止めを確実にすることができる。
【0034】前述した図5,図7,図8,図10,図1
1,図12に示す実施形態の作用効果も前述した図1に
示す実施形態の固定ピン16の作用効果と同様に固定ピ
ンが構築用ブロック11A,11Bの嵌入孔12から抜
け出るのを防止して目地プレート14の施工作業を確実
かつ能率的に行うことができる。
【0035】前述した図5,図6,図7,図8,図9,
図10,図11,図12,図13,図14,図15,図
16,図17に示す実施形態において、固定ピン16の
背面図は正面図と同一に、左側面図は右側面図と同一に
表れる。
【0036】この発明において抜け止め防止部とは、前
記突条28,29、突起35以外に例えば別体で形成さ
れた板バネよりなる突起35を図18に示すように取り
付けて構成されたものを含むものとする。又、図19に
示すように、テーパ部26,27に粘着テープ41ある
いは粘着糊を接着し、その表面を保護シート42により
覆ったものも含むものとする。
【0037】特許請求の範囲に記載した請求項1〜8以
外の技術思想として、以下の技術思想がある。 (1)請求項1において、抜け止め防止部は粘着テープ
又は粘着糊であって、表面の保護シートを取り外して用
いられるものである構築用ブロックの目地部材の固定ピ
ン。
【0038】この固定ピンも請求項1記載の発明の効果
と同様に固定ピンが構築用ブロックの嵌入孔から抜け出
るのを防止して施工作業を確実かつ能率的に行うことが
できる。 (2)請求項1において、抜け止め防止部はバネ部材に
より別体で形成されている構築用ブロックの目地部材の
固定ピン。
【0039】この固定ピンも請求項1記載の発明の効果
と同様に固定ピンが構築用ブロックの嵌入孔から抜け出
るのを防止して施工作業を確実かつ能率的に行うことが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は特許請求
の範囲に記載した構成をとったことにより次のような効
果を奏する。
【0041】請求項1記載の発明は、目地部材の施工の
際に、固定ピンが構築用ブロックの嵌入孔から抜け出る
のを防止して目地部材の施工作業を確実かつ能率的に行
うことができる。
【0042】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、固定ピンを嵌入孔に容易に挿入係止
することができるとともに、抜け止め防止突条をピンの
成型時に同時に成型することができる。
【0043】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の効果に加えて、突条の接触領域を大きくして
ピンの抜け止めを確実に行うことができる。請求項4記
載の発明は、請求項1又は2記載の発明の効果に加え
て、ピンの抜け止めを確実に行うことができる。
【0044】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明の効果に加えて、成形型による成形を容易に行うこと
ができる。請求項6記載の発明は、請求項3記載の発明
の効果に加えて、ピンの抜け止めを確実に行うことがで
きる。
【0045】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明の効果に加えて、目地部材からの固定ピンの脱落を防
止することができる。請求項8記載の発明は、請求項
3,5,6,7のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、ピンの抜け止めを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の固定ピンの一実施形態を示す斜視
図。
【図2】 固定ピンの使用状態を示す断面図。
【図3】 固定ピンの突条の作用を示す部分拡大断面
図。
【図4】 境界ブロックの施工方法を説明する斜視図。
【図5】 (a)は別の実施形態を示す正面図、(b)
は右側面図。
【図6】 (a)は別の実施形態を示す正面図、(b)
は右側面図。
【図7】 (a)は別の実施形態を示す正面図、(b)
は右側面図。
【図8】 (a)は別の実施形態を示す正面図、(b)
は右側面図。
【図9】 (a)は別の実施形態を示す正面図、(b)
は右側面図。
【図10】 (a)は別の実施形態を示す正面図、
(b)は右側面図。
【図11】 (a)は別の実施形態を示す正面図、
(b)は右側面図。
【図12】 (a)は別の実施形態を示す正面図、
(b)は右側面図。
【図13】 (a)は別の実施形態を示す正面図、
(b)は右側面図。
【図14】 (a)は別の実施形態を示す正面図、
(b)は右側面図。
【図15】 (a)は別の実施形態を示す正面図、
(b)は右側面図。
【図16】 (a)は別の実施形態を示す正面図、
(b)は右側面図。
【図17】 (a)は別の実施形態を示す正面図、
(b)は右側面図。
【図18】 別の実施形態を示す正面図。
【図19】 別の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】 11A,11B…境界ブロック、12…嵌入孔、14…
目地部材としての目地プレート、15…係止孔、16…
固定ピン、25…嵌合部、26,27…テーパ部、2
8,29…抜け止め防止部としての抜け止め防止突条、
28a,29a…切り欠き部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する構築用ブロックの端部間に介装
    される目地部材に支持され、かつ前記構築用ブロックの
    嵌入孔に嵌入されて構築用ブロックの接合部の位置ズレ
    を阻止する固定ピンであって、該ピンの前記嵌入孔に嵌
    入される外周面に該嵌入孔の内周面と接触して該ピンの
    抜け止めを行う抜け止め防止部を設けたことを特徴とす
    る構築用ブロックの目地部材の固定ピン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記固定ピンは目地
    部材の係止孔に挿入される嵌合部と、該嵌合部の両端部
    に一体形成され、かつ構築用ブロックのテーパ状をなす
    嵌入孔に嵌入される先端ほど小径となるテーパ部とによ
    り構成され、両テーパ部の外周には抜け止め防止部が一
    体形成されている構築用ブロックの目地部材の固定ピ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、抜け止め防止
    部は突条である構築用ブロックの目地部材の固定ピン。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、抜け止め防止
    部は突起である構築用ブロックの目地部材の固定ピン。
  5. 【請求項5】 請求項3において前記突条はピンの長手
    方向に指向するように直線状に形成されている構築用ブ
    ロックの目地部材の固定ピン。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記突条はピンの外
    周面に円環状又は螺旋状に形成されている構築用ブロッ
    クの目地部材の固定ピン。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記突条の基端部は
    嵌合部の外周面よりも突出するように形成され、目地部
    材に固定ピンを嵌入する際、突条が弾性変形してピンの
    嵌入を許容し、前記係止孔から固定ピンが離脱するのを
    防止するように構成されている構築用ブロックの目地部
    材の固定ピン。
  8. 【請求項8】 請求項3,5,6,7のいずれかにおい
    て、前記突条は鋸歯状に形成されている構築用ブロック
    の目地部材の固定ピン。
JP08328609A 1996-12-09 1996-12-09 構築用ブロックの目地部材の固定ピン Expired - Lifetime JP3106149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08328609A JP3106149B2 (ja) 1996-12-09 1996-12-09 構築用ブロックの目地部材の固定ピン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08328609A JP3106149B2 (ja) 1996-12-09 1996-12-09 構築用ブロックの目地部材の固定ピン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10169022A true JPH10169022A (ja) 1998-06-23
JP3106149B2 JP3106149B2 (ja) 2000-11-06

Family

ID=18212192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08328609A Expired - Lifetime JP3106149B2 (ja) 1996-12-09 1996-12-09 構築用ブロックの目地部材の固定ピン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3106149B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003314520A (ja) * 2002-04-12 2003-11-06 Kramski Gmbh 平行ピン
JP2006153084A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Daiwa Kasei Ind Co Ltd 位置決めピン
JP2006188826A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Iip:Kk コンクリート部材の結合装置
JP2008089156A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Nipre Co Ltd 位置決め固定機構
JP2012002244A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Yoshikuni Okura ドリフトピン
JP2016017373A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社ケイピーネット 構築用ブロックの目地部材及び構築用ブロック

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079693A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 義 藤澤 構築ブロックの連結構造および構築ブロック用連結ピン

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003314520A (ja) * 2002-04-12 2003-11-06 Kramski Gmbh 平行ピン
JP2006153084A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Daiwa Kasei Ind Co Ltd 位置決めピン
JP2006188826A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Iip:Kk コンクリート部材の結合装置
JP4642459B2 (ja) * 2004-12-28 2011-03-02 株式会社アイ・アイ・ピー コンクリート部材の結合装置
JP2008089156A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Nipre Co Ltd 位置決め固定機構
JP2012002244A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Yoshikuni Okura ドリフトピン
JP2016017373A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 株式会社ケイピーネット 構築用ブロックの目地部材及び構築用ブロック

Also Published As

Publication number Publication date
JP3106149B2 (ja) 2000-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1118726A1 (en) Joint seal with resilient cap
US7967527B2 (en) Concrete slab joint system including a load plate sleeve
JPH10169022A (ja) 構築用ブロックの目地部材の固定ピン
US20050263526A1 (en) Fuel filler cap
CN102459782B (zh) 地面成型件装置
JPH112365A (ja) 地中埋設管の保持構造
JP3328802B2 (ja) 橋梁における排水装置
JP3113831B2 (ja) 基礎パッキン用スペーサ
JP2729986B2 (ja) トンネルの防水シ−ト取付方法
JP3571481B2 (ja) ジョイナおよびジョイナによるストリップの接合構造
JP3391438B2 (ja) 建築基礎構造に用いるベースプレートと建築基礎構造
JP2004346495A (ja) 基礎パッキン
JP4162822B2 (ja) コネクター兼用モルタル接着補助具
JP5878955B2 (ja) 構築用ブロックの目地部材及び構築用ブロック
JPH11172917A (ja) 貫通スリット形成部材
KR200373464Y1 (ko) 복공판 이음부용 연결패드
JP3218227B2 (ja) 点字鋲
JPS6318670Y2 (ja)
JP3231240B2 (ja) 敷 板
JPH0330487Y2 (ja)
KR200340953Y1 (ko) 교량용 신축이음장치
JPS6233774Y2 (ja)
JPH0249801A (ja) 道路橋継目部の堅型伸縮装置及びその接合構造
KR200352187Y1 (ko) 콘크리트 슬라브용 익스펜션 조인트
JPH0411103A (ja) 弾性舗装材及びそれに用いる連結部材

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150908

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term