JP3113831B2 - 基礎パッキン用スペーサ - Google Patents

基礎パッキン用スペーサ

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JP3113831B2
JP3113831B2 JP09029512A JP2951297A JP3113831B2 JP 3113831 B2 JP3113831 B2 JP 3113831B2 JP 09029512 A JP09029512 A JP 09029512A JP 2951297 A JP2951297 A JP 2951297A JP 3113831 B2 JP3113831 B2 JP 3113831B2
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packing
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base packing
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JP09029512A
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Inventor
耕一 中田
Original Assignee
城東化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅などの建築
物の基礎と、土台との間に基礎パッキンを介装する施工
方式に於いて、基礎パッキンと土台との間に生じた隙間
を埋めるのに用いるスペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅などの建設に際し、コンクリート製
の布基礎と、木製の土台との間の適所に、プラスチック
製の基礎パッキンを介装し、土台への湿気遮断と、通気
間隙の確保とを図る建築工法は既に実施されている。こ
れに用いられる基礎パッキンの形状は通常、長さが約2
00mm、幅が約100mm、厚さが約20mmの硬質
プラスチック製のブロック体であり、適所にアンカーボ
ルト用の孔などが形成されている。そして、基礎パッキ
ンは、現場打設のコンクリート製布基礎の上面に適当な
間隔で置き並べ、この上に土台が載置され、布基礎と土
台とは、基礎パッキンを介した状態でアンカーボルトに
よって固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、布基礎は、
現場で打設される為、充分な施工精度が得られず、布基
礎上面に僅かな不陸(表面のゆるやかな起伏)の発生す
ることが多く、この上に単に基礎パッキンを置き、土台
を配した場合には、パッキンと土台との間に隙間ができ
て、土台の支持に支障を来すことになる。
【0004】本発明はこのような点に鑑み、基礎パッキ
ンと土台との間の隙間に挿入して、土台支持の安定と強
化とを図る基礎パッキン用スペーサを提供せんとするも
のである。また、本発明は土台設置後でも自由に取付で
きるスペーサを提供せんとするものである。更に、本発
明は、基礎パッキンに対して位置保持可能で、利用中に
不用意に位置ずれしないスペーサを提供せんとするもの
である。また、本発明は基礎パッキンと土台との隙間に
合わせて厚さを簡単に調整できるスペーサを提供せんと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の基礎パッキン用
スペーサの技術的手段は、板状で、左右の2分体からな
り、基礎パッキンと土台との間に介装されることにあ
る。
【0006】また、スペーサに、基礎パッキンの上面凹
所と係合する突出構成を付与してもよい。更に、厚さの
異なった複数種のスペーサを用意しておくのが好まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の基礎パッキン用スペーサ
の実施の形態を図面の実施例に基ずいて説明する。図1
は使用状態で、1は布基礎、2は土台、3は基礎パッキ
ンであり、スペーサ10は土台2と基礎パッキン3との
間の隙間に挿入される。
【0008】基礎パッキン3とスペーサ10との詳細な
形状は図2に示されている。スペーサ10は、プラスチ
ック製の板状で、左右2体に分かれていて、両分体は同
一形状で、2つ並べた状態で基礎パッキン3の上面を覆
うようになる。基礎パッキン3にはアンカーボルト用の
T字形の孔4や、上面に数本の通気用細溝5、更には、
前後端面に連結用凹凸6、7、また左右両側面に切欠8
などが予め形成されている。そして、スペーサ10に
は、パッキン3の上面形状、即ち、孔4や細溝5に合わ
せて、切欠11や孔12が形成されている。
【0009】また、スペーサ10は、位置保持の為の構
成を有する。13は、抜け出し方向への移動を阻止する
爪で、素材の弾性を利用して下面方向に出没できるよう
になっている。この為、スペーサ10を隙間に挿入する
際には、爪13は没入して、挿入の邪魔にならず、ま
た、挿入完了時には下方に突出して、パッキンの細溝5
に引っ掛かり、抜け止め作用をする。14は抜け出し防
止用の補助爪で、前記の爪13と同じ機能を持ってお
り、ただ形成位置がわずかに中央寄りに設けられてい
て、爪13に何等かの支障があった場合の補助の役割を
果たす。15は、スペーサ10の縁辺の一部を下方に折
り曲げて形成した突片で、スペーサをセットした時に
は、パッキンの切欠8に嵌入結合し、スペーサ10が長
手方向に移動するのを阻止する。
【0010】スペーサ10の厚さは、自由に設定可能で
あり、また、複数枚を重ねて使用することもできる。実
施例では、図4に示す、厚さが1mmの薄手のものと、
図5に示す、厚さが3mmの厚手のものを2種類用意
し、隙間の大きさに合わせて、これらを適宜2〜4枚程
度重ねて用いるようになっている。厚さが1mmと3m
mとからなるので、これらを重ねることにより、1mm
単位で厚さを自由かつ簡単に調整できる。
【0011】本発明は前記の実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実
施可能である。特にスペーサ10の材質、厚さ、平面形
状、爪13や突片15などの構成は自由である。
【0012】
【発明の効果】本発明の基礎パッキン用スペーサは、基
礎パッキンと土台との間に挿入することにより、施工不
良により発生したパッキンと土台との間の隙間を埋め、
土台の支持を安定かつ強固にすることができる。更に、
スペーサは左右2体に分かれているので、アンカーボル
トの存在による影響を受けず、土台設置後でも左右から
簡単にスペーサを挿入可能であり、取扱い易く、実用
上、極めて便利である。
【0013】請求項2のものでは、基礎パッキン上面と
の係合構成を有し、セット状態でスペーサを基礎パッキ
ンの上面に位置保持できるので、使用中にスペーサが不
用意に位置ずれしたり、抜け出したりすることがなく、
長期間に互り、安定良く土台を支持できる。
【0014】請求項3のものでは、厚さの異なったもの
が用意されているので、隙間の大きさに合わせて、スペ
ーサの厚さを自由かつ簡単に調整でき、使用性に優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペーサの使用状態の断面図。
【図2】基礎パッキンとスペーサとの斜視図。
【図3】スペーサの平面図。
【図4】薄手のスペーサのA−A断面図。
【図5】厚手のスペーサの断面図。
【符号の説明】
1 布基礎 2 土台 3 基礎パッキン 10 スペーサ 11 切欠 12 孔 13 爪 14 補助爪 15 突片

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状で、左右の2分体からなり、基礎パ
    ッキンと土台との間に介装される基礎パッキン用スペー
    サ。
  2. 【請求項2】 基礎パッキンの上面凹所と係合する突出
    構成を有する請求項1記載の基礎パッキン用スペーサ。
  3. 【請求項3】 厚さの異なった複数種のものが用意され
    ている請求項1記載の基礎パッキン用スペーサ。
JP09029512A 1997-01-28 1997-01-28 基礎パッキン用スペーサ Expired - Lifetime JP3113831B2 (ja)

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