JP4751525B2 - 厚さ調整機能付き建物用基礎パッキン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の床下換気間隙の形成の為に、布基礎と土台との間に挟み込まれる基礎パッキンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の床下換気工法の場合、土台は基礎パッキンの上に横架されることになるので、土台の水平調整や安定支持の為には、基礎パッキンの厚さを変える必要がある。従来、この目的の為には、特開平10−205010号公報に示されるような、基礎パッキンの上面に板状のスペーサを重ねることによって、全体としてのパッキンの厚さを変える方式が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記のような、基礎パッキンの上面にスペーサを重ねる方式では、パッキンの他にスペーサが必要で、かつ、調整量に合わせて、厚さの異なったスペーサを複数種用意しておかなければならず、現場での作業にとっては、煩わしいという問題がある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑み、スペーサを要さずに、簡単に厚さを変えることのできる基礎パッキンを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の基礎パッキンの技術的手段は、上分体と、下分体とからなり、上下両分体の互の接触面は、傾斜スライド面になっていて、上下両分体を長手方向に相対接触移動させることによって、パッキン厚が変わるようになった厚さ調整機能付き建物用基礎パッキンに於いて、上下両分体には、長手方向にアンカーボルト用の長孔が形成されており、上下両分体の接触面には、移動時の横ずれを防止する為に、互に嵌合する突条及び溝が、長手方向に形成されていることにある。
【0006】
また、上下両分体の接触面に、摩擦力を高める為の微小凹凸を形成してもよい。更に、この微小凹凸は、歯先を曲面加工した歯面とし、幅方向に筋状に形成するのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1、図2には、本発明を説明するための基礎パッキンが示されている。基礎パッキン10は、図2に示されるように、建物の布基礎1と土台2との間に挟み込まれる。この基礎パッキン10は適当な間隔で配されるので、パッキンの無い箇所では、布基礎1と土台2との間に通気間隙ができ、ここから床下換気が可能となる。なお、この基礎パッキン10は、通常はプラスチックや耐蝕性金属で作られるが、材質については自由である。
【0008】
基礎パッキン10は、上分体11と下分体12との別体の2分体からなる。両分体の接触面となる、上分体下面13及び下分体上面14は傾斜スライド面になっていて、ここには摩擦力を高める為に、歯形などの微小凹凸が形成されている。また、各分体の片端には、基準位置を決める為の当り15、16が形成されている。17、18はアンカーボルト用の孔である。従って、この基礎パッキン10は、布基礎1と土台2との間に介装した後、上分体11を図の矢印の方向に押したり、叩き込んだりすると、上分体11は図の鎖線のように移動し、パッキンの厚さが変る。これにより、土台2の水平調整や、土台との間の隙間を埋めての安定支持が可能となる。
【0009】
図3〜図6には、本発明の実施例の基礎パッキンが示されている。この実施例では、上下分体の接触面13、14に、基準位置を決めたり、移動時の横ずれを防止する為に、互に嵌合する突条21、22と、溝23、24とが長手方向に沿って形成されている。また、図6に示されるように、その接触面13、14の摩擦凹凸は歯先25、26が曲面加工された歯面になっている。この結果、上下両分体11、12間の摺動移行時には、1つの歯形を乗り越えるに要する上下動が少なくなって、移動をスムーズに行うことができ、かつ、移動後は、充分な位置保持性を持つようになる。
【0011】
本発明は前記の各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、上下両分体の形状や材質、傾斜スライド面の傾斜や凹凸の種類などは自由である。
【0012】
【発明の効果】
本発明の基礎パッキンは、傾斜スライド面で接触する上下2分体からなるので、両分体の相対接触位置を変えることによってパッキン厚の調整が可能である。従って、この基礎パッキンを布基礎と土台との間に挟み込んだ後に、パッキン厚を調整することによって、土台の水平調整や安定支持を簡単に行うことができて、現場での施工に極めて便利である。
【0013】
また、本発明のものは、上下両分体を長手方向に移動させる形式であるから、押込みや叩き込みで厚さ調整ができ、施工作業性に優れている。更に、アンカーボルト用の孔が、長孔で、上下両分体に長手方向に形成されているので、上下両分体の移動幅(厚さ調整幅)を大きくでき、しかも接触面積を比較的大きく保てるので、安定性を確保できる。その上、上下両分体の接触面には、互に嵌合する突条と溝とが、長手方向に形成されているので、上下両分体は、移動時に横ずれすることがなく、アンカーボルト用の孔が狭くなったり、上下両分体の接触面積が減少したりするのを防止できる。
【0016】
請求項2のものは、接触面に微小凹凸が形成されているので、上下両分体間の滑りを防止でき、厚さ調整後の位置保持性に優れている。
【0017】
請求項3のものは、微小凹凸が歯先の丸い歯面で、幅方向に筋状に形成されているから、厚さ調整を小さな力で、スムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 説明用の基礎パッキンの斜視図。
【図2】 説明用の基礎パッキンの使用状態の断面図。
【図3】 本発明の基礎パッキンの実施例の上下分体の分離状態の断面図。
【図4】 本発明の実施例の上分体の下面図。
【図5】 本発明の実施例の下分体の上面図。
【図6】 本発明の実施例の歯面の拡大図。
Claims (3)
- 上分体と、下分体とからなり、上下両分体の互の接触面は、傾斜スライド面になっていて、上下両分体を長手方向に相対接触移動させることによって、パッキン厚が変わるようになった厚さ調整機能付き建物用基礎パッキンに於いて、
上下両分体には、長手方向にアンカーボルト用の長孔が形成されており、
上下両分体の接触面には、移動時の横ずれを防止する為に、互に嵌合する突条及び溝が、長手方向に形成されていることを特徴とする厚さ調整機能付き建物用基礎パッキン。 - 上下両分体の接触面に、摩擦力を高める為の微小凹凸が形成されている請求項1記載の厚さ調整機能付き建物用基礎パッキン。
- 微小凹凸が、歯先を曲面加工した歯面であって、幅方向に筋状に形成されている請求項2記載の厚さ調整機能付き建物用基礎パッキン。
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