JPH0662112U - レベル調節用くさび - Google Patents

レベル調節用くさび

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JPH0662112U
JPH0662112U JP938793U JP938793U JPH0662112U JP H0662112 U JPH0662112 U JP H0662112U JP 938793 U JP938793 U JP 938793U JP 938793 U JP938793 U JP 938793U JP H0662112 U JPH0662112 U JP H0662112U
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JP
Japan
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wedge
wedges
support
level
ridges
Prior art date
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Pending
Application number
JP938793U
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English (en)
Inventor
勝利 小高
Original Assignee
小高工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築現場における根太のレベルを調節した
り、機械装置の設置にあたり水平の維持、或いはがたつ
きを防止するために使用されるレベル調節用くさびであ
って、打込み時や使用中にくさびの打込み方向と逆方向
に滑ることを防止する。 【構成】 2個のくさび11,12の両斜面に断面が三
角形である同形の突条20を所定間隔で階段状に多数設
けるとともに、それらの両くさび11,12が互いに前
記突条20の並びと直角方向にのみ打込みを可能とする
案内凹溝21と案内凸起22とからなる案内機構を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築現場における根太のレベルを調節したり、機械装置の設置に あたり水平の維持或いはがたつきを防止するために使用されるレベル調節用くさ びの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築現場における施工時や機械装置の設置にあたり、レベルを調節するために 、予め所定の形状に製作されたものか、あるいは木材から職人が現場で作ったく さびが使用されている。このくさび1は一般に、図7に示したように断面三角形 の角柱体状で、二つの面は鋭角で交わっている。そしてくさび1の一つの面を底 面として支持台に載置するとき他の面は斜面を形成する。したがって、2個のく さびを互いに逆方向に向かせてその斜面2,2を当接させるとき、それらの底面 3,3は互いに平行な面となる。なおくさび1の鋭角側の先端縁4は折れ易く、 その部分から亀裂が発生することがあるので、予め切断した形状となっている。
【0003】 例えば日本家屋において畳が沈んでいるとき、畳を敷設する荒床のレベルを調 節するため、図8に示したように、2個のくさび1,1の斜面を互いに当接させ 、それらの底面が平行な面となるような状態で、支持物91である根太と支持台 92である大引きとの間に挿入している。そして一方のくさび1の頭5をハンマ ーなどにより打込み、くさび1を斜面に沿って移動させることにより、根太91 と大引き92との間隙を広げ、根太91上の荒床を所定のレベルになるように調 節するのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらプラスチック製のくさびを使用するとき、摩擦係数が小なるため 打込み易い利点があるが、そのために滑りやすく、振動等によりくさびが打込み 方向と逆方向に移動することがあり、支持物と支持台の間隔が変化することがあ った。一方木製のくさびは、摩擦係数がやや大きいが、使用中に乾燥、湿潤、腐 敗などによりその寸法が変化したり、割れたりすることがある。したがって、打 込みやすく、打込み方向と逆方向に滑らず、かつ長期間にわたる使用雰囲気中で 形状の変化しないレベル調節用くさびが求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のレベル調節用くさびは、2個のくさびの両斜面に断面が三角形であ る同形の突条が所定間隔で階段状に多数設けられているとともに、それらの両く さびに互いに前記突条の並びと直角方向にのみ打込みを可能とする案内機構が設 けられていることを特徴とするから、課題を解決することができるのである。
【0006】
【作用】
この考案のレベル調節用くさびは、2個のくさびの両斜面に断面が三角形であ る同形の突条が所定間隔で階段状に多数設けられており、双方のくさびは突条に より互いに咬み合っているから、使用中に打込み方向と逆方向に移動することが ない。さらに両くさびには、互いに突条の並びと直角方向にのみ打込みを可能と する案内機構が設けられているから、打込み時に双方のくさびの突条の稜線が交 差して、突条が咬み合わず、くさびが打込み方向と逆方向に滑るような不具合を 防止することができる。
【0007】
【実施例】
この考案の実施例を図面を参照しながらその詳細を説明する。図1はこの考案 のレベル調節用くさびの一例を説明する斜視図である。くさび11,12は硬質 合成樹脂から射出成形で成形されたものであり、それらの斜面には断面が三角形 である同形の突条20が所定間隔をあけて階段状に多数設けられている。このく さび11,12の使用にあたり、図2に示したように、両くさび11,12の斜 面即ち突条20を設けた面を互いに当接させ、それらの底面3が互いに平行な面 となる状態で支持台92と支持物91との間に挿入したのち、いずれか一方もし くは双方のくさびの頭5をハンマーなどで打込み、くさびを相手くさびの斜面に 沿って移動させる。そして支持台92と支持物91との間隙を所定間隔に調整し 、かつその間隔を維持する。
【0008】 くさび11,12の形状及び突条20の形状並びに間隔は、支持物91の大き さ、重量や、その支持物91のレベル調節の際に要求される精度により、適宜選 択され得るものであるが、典型的な例を図3に示した。くさび11,12の斜面 に設けられる突条20の断面形状は、縦引き鋸に設けられた刃型、すなわち上刃 、下刃で形成される形状に類似し、くさびの斜面上縁側が鋸の元もしくは首側に 、斜面下縁側が鋸の末側に対応する鋸刃の向きに突条20が設けられている。
【0009】 一般的なくさびの斜面とくさび底面との角度αは1〜20°である。そして鋸 刃の上刃に相当する突条20の表面25とくさび底面3との角度βは(α+5) 〜(α+45)°であり、同様に下刃に相当する突条20の裏面26のくさび底 面3との角度γは90°前後が好ましい。
【0010】 突条20の表面25とくさび底面3との角度βが、斜面の傾斜角度αから大幅 に大きくなると、突条20の斜面からの高さが高くなり、くさびの打込みが困難 となるほか、打込み時くさびが相手くさびの一つの突条を越すたびに、支持物9 1と支持台92との間隔が変動して、支持物91を大きく振動させる。一方突条 20の裏面26のくさび底面3との角度γが60°より小のときは、両くさび1 1,12の咬み合わせ効果が少なくなり、90°より大のときは成形が困難とな るか、或いは金型を複雑な構造のものにする必要があり、さらに120°より大 なるときは突条20の先縁が鋭くなり破損することがある。
【0011】 くさび11,12の斜面に設ける突条20は、必ずしも斜面全面に設ける必要 がなく、レベル調節の要求される精度が低く、調節する間隔範囲が狭いときは、 図4及び図5に示したように、突条20の一部を規則的に削除して、斜面の傾斜 のままとしてもよい。さらに突条20はくさびの全幅にわたって連続させる必要 がなく、例えば図1のくさび11の如く、突条20の一部分を削除して、分割さ れた形状としてもよい。
【0012】 この考案のさらに付加された特徴は、両くさび11,12に、互いに突条20 の並びと直角方向にのみ打込みを可能とする案内機構が設けられていることにあ る。図1の実施例における案内機構は、一方のくさび11に設けられた突条20 の並びと直角方向で斜面の傾斜に沿う案内凹溝21と、他方のくさび12に設け られた、その案内凹溝21に対応する位置に設けられ、かつ対応する形状の案内 凸起22とからなる。従って、打込み時にくさび11,12はその案内機構に沿 って斜面を移動するから、双方のくさびの突条20の稜線が交差して、各突条2 0が咬み合わず、くさびが打込み方向と逆方向に滑るという不具合を防止するこ とができる。
【0013】 案内機構は、図1に示した角型の凹溝、凸起のほか、断面がV型、半円形型な どの形状のものでもよく、案内機構の凹溝又は凸起の数は、くさびの幅に応じて 任意に定めることができる。また一方のくさびに凹溝と凸起を、他方に凸起と凹 溝を設けてもよい。
【0014】 図6は別の実施例における案内機構を示す斜視図であり、この例では一方のく さび13の斜面には、突条20のほかに凹溝、凸起は施されていないが、他方の くさび14の突条20の両側縁には囲い壁23が設けられている。
【0015】 本考案のくさびは、硬質合成樹脂や金属材料から、射出成形やダイキャスト成 形で成形される。その材質は支持物91の重量により適宜選定される。なお、く さびの鋭角側の先端縁は、折れ易く、その部分から裂けることがあるので、予め 角部を切断した形状にしておくことが望ましい。
【0016】
【考案の効果】
この考案は上記したように構成されており、双方のくさびは突条により互いに 咬み合っているから、使用中に打込み方向と逆方向に移動することがない。さら に打込み時に双方のくさびの突条の稜線が交差して突条が咬み合わず、くさびが 打込み方向と逆方向に滑ることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のレベル調節用くさびの一例を説明す
る斜視図である。
【図2】この考案のレベル調節用くさびが使用されてい
る状態を示す断面図である。
【図3】この考案のくさびの突条の形状を示す説明図で
ある。
【図4】この考案のくさびの突条を部分的に削除した例
を示す説明図である。
【図5】図4と同様くさびの突条を部分的に削除した別
の例を示す説明図である。
【図6】この考案の別の実施例における案内機構を示す
斜視図である。
【図7】従来のレベル調節用くさびを示す斜視図であ
る。
【図8】従来のレベル調節用くさびが使用されている状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 斜面 3 底面 5 頭 11 くさび 12 くさび 13 くさび 14 くさび 20 突条 91 支持物 92 支持台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のくさびの斜面を互いに当接させ、
    それらの底面が平行な面となる状態で支持台と支持物と
    の間に挿入したのち、くさびの頭を打込み、くさびを斜
    面に沿って移動させることにより、支持台と支持物との
    間隙を調整維持するレベル調節用くさびにおいて、それ
    らの両斜面に断面が三角形である同形の突条が所定間隔
    で階段状に多数設けられているとともに、それらの両く
    さびに互いに前記突条の並びと直角方向にのみ打込みを
    可能とする案内機構が設けられていることを特徴とする
    前記レベル調節用くさび。
JP938793U 1993-02-12 1993-02-12 レベル調節用くさび Pending JPH0662112U (ja)

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JP938793U JPH0662112U (ja) 1993-02-12 1993-02-12 レベル調節用くさび

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JP938793U JPH0662112U (ja) 1993-02-12 1993-02-12 レベル調節用くさび

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JP938793U Pending JPH0662112U (ja) 1993-02-12 1993-02-12 レベル調節用くさび

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Cited By (7)

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