JPH10167053A - 作業装置 - Google Patents

作業装置

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Publication number
JPH10167053A
JPH10167053A JP8327315A JP32731596A JPH10167053A JP H10167053 A JPH10167053 A JP H10167053A JP 8327315 A JP8327315 A JP 8327315A JP 32731596 A JP32731596 A JP 32731596A JP H10167053 A JPH10167053 A JP H10167053A
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JP
Japan
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unit
main body
working device
hand
work
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Pending
Application number
JP8327315A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyomi Miyagawa
川 豊 美 宮
Koichi Suzumori
森 康 一 鈴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8327315A priority Critical patent/JPH10167053A/ja
Publication of JPH10167053A publication Critical patent/JPH10167053A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造のハンド部と撮像部で周囲の観
察、ハンド部による作業を容易に行う。 【解決手段】 本発明の作業装置は、作業装置本体と、
この作業装置本体に接続されこの作業装置本体を移動さ
せるための走行装置と、この作業装置本体に接続される
撮像部およびハンド部とを備えている。作業装置本体に
作業装置本体の軸線回りに回動自在に保持部が装着され
ている。保持部を所定の角度に回動及び停止させる回転
駆動手段が設けられ、保持部にハンド部が設けられてい
る。撮像部は、ハンド部の先端部と作業装置本体の進行
方向前方とが同時に視野内に入るように、保持部に取付
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業装置であっ
て、特に車輪の押し付け力を調整しながら狭隘部を走行
する作業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電プラント等においては、配管内を検
査、点検するための作業装置が必要である。このような
配管は屈曲部分が多く、また管内壁に堆積物が付着して
おり管径が変化する部分も多い。従って、かかる作業装
置は、屈曲自在に走行できるとともに、管内径の変化に
対応できるような機構が必要である。このような作業装
置としては、特開平4−135962号公報に開示され
た作業装置が知られている。この作業装置は、曲がった
管内を走行できるように、作業装置本体が屈曲可能にな
されており、また、駆動車輪が凹凸のある管壁に追従で
きるような機構も有している。また、一般にこのような
作業装置は、管内の状況を視認できるとともに簡単な作
業ができるように、通常ハンド部と撮像部とを有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような作業装置
は、種々の作業に対応できるようハンド部の取り付け位
置や方向の自由度を広くとる必要がある。このためハン
ド部の作業装置本体への取り付け構造が複雑となる欠点
があった。また、撮像装置についても、走行時は前方を
視認し、ハンド部使用時にはハンド部先端を視認する必
要から、その視野方向を変化できるようにしなければな
らず、このためその取り付け構造が複雑化するという問
題があった。特に、これらの欠点は、作業装置を小型化
する場合に大きな障害となっていた。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、簡単な構造で種々の作業に対応できる作業
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
作業装置本体と、この作業装置本体に接続されこの作業
装置本体を移動させるための走行装置と、この作業装置
本体に接続される撮像部および所定作業を行うハンド部
とを備え、撮像部と前記ハンド部を作業装置本体の軸線
回りに回動自在に一体的に設けた点にある。
【0006】このような特徴によれば、ハンド部と撮像
部を簡単な構造で作業装置本体に取り付けることができ
るとともに、操作者は、種々の作業を行うことができ
る。すなわち、走行時には、撮像部によって進行方向前
方を視認できるとともに、ハンド部使用時には、ハンド
部の周辺を撮像部によって視認することができる。ま
た、撮像部を回転させることによって作業装置の周囲を
その全周にわたって観測することもできる。
【0007】また、本発明の第2の特徴は、作業装置本
体とこの作業装置本体に接続されこの作業装置本体を移
動させるための走行装置と、この作業装置本体に接続さ
れる撮像部および所定作業を行うハンド部とを備え、作
業装置本体に作業装置本体の軸線回りに回動自在に装着
された保持部を設け、この保持部を所定の角度に回動及
び停止させる回転駆動手段を設け、ハンド部を前記保持
部に設け、撮像部を、撮像部が、保持部の回転軸に対し
て傾斜して配置した点である。
【0008】この特徴によれば、操作者は作業装置の進
行方向を視認しながら操作することができるとともに、
撮像部を回転させることによって作業装置の外周の全周
を視認できる。また、ハンド部を回転させることによっ
て、装置の外周側のどの位置にあるサンプル等をも採取
することができるとともに、撮像部によってそのハンド
部の状態を常に視認しながら作業を行うことができる。
【0009】また、ハンド部が、前記保持部の外周側に
配置されていてもよく、装置の外周側のいずれの角度に
ある物体も取り扱うことができる。
【0010】またハンド部の先端部と作業装置本体の進
行方向前方とが同時に視野内に入るように、保持部に設
けてもよく、また撮像部が、ハンド部の先端部に向かう
方向に配置されていてもよい。これによりハンド部及び
作業対象物を視野の中心部付近で観察することができ、
微細な操作を容易かつ能率的に行うことができる。
【0011】さらに、ハンド部を複数の指部から構成し
てもよく、またこの指部が弾性体であって長手方向に少
なくとも1つの圧力室が形成され、この圧力室に与える
流体の圧力を制御することによって弾性体を屈曲させる
ようにしてもよく、また指部が一対設けられていてもよ
い。これによりハンド部を小型で簡単な構成とすること
ができる。
【0012】また、一対の指部が非作動状態でその先端
部が閉じた状態に設定することにより、特に圧力室に圧
力流体を供給しなくても物を把持することができ、消費
エネルギを節減できる。
【0013】さらに、その走行装置に、回転動力を発生
させこれを減速させる第1の駆動部と、この減速された
回転動力を管壁に伝え作業装置を移動させる第2の駆動
部とを設けてもよく、また、第1の駆動部には、駆動モ
ータの回転を減速させる減速機と、この減速機の出力を
第2駆動部に伝達するウォームギアとを設けてもよい。
また、不思議遊星歯車減速機構が前記ウォームギアの内
部に設けられている点である。このように構成すること
により、走行装置を作業装置本体のより近いところに配
置することができ、装置の全長を短くすることができ
る。そして、狭隘で急角度に屈曲している環境において
容易に走行することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図1乃至図8を参照して、
本発明による作業装置の一実施の形態について説明す
る。
【0015】図1は作業装置1の概略構成を示す図であ
る。図1において、点検作業装置110は複数の車輪1
12を有し、この車輪112の駆動力を配管120の内
壁に伝達させて配管120内を自在に走行しながら配管
120内の点検や作業を行うようになっている。また点
検作業装置110は制御装置100にケーブル121で
接続されており、制御装置100からの指令値によって
制御されるようになっている。
【0016】図2は作業装置1のブロック図である。図
2において点検作業装置110は駆動部(M)111お
よび歯車伝達部113を有し、駆動部(M)111の動
力を歯車伝達部113を介して車輪部112に伝達して
管内を走行するようになっている。更に、点検作業装置
110は撮像部(C)114とハンド部(H)115
と、回転駆動部(R)116とを有している。このうち
撮像部114とハンド部115は、回転駆動部116に
所定の間隔で配置されて取り付けられている。また回転
駆動部116の回転によって撮像部114とハンド部1
15を常に所定間隔の状態を保ちながら任意の位置に回
転することができる。
【0017】また制御部100は駆動回路101と、撮
像制御回路102と、ハンド駆動回路104と、回転部
駆動回路105を有し、駆動部111は駆動回路101
に、撮像部114は撮像制御回路102に、ハンド部1
15はハンド駆動回路104に、回転駆動部116は回
転部駆動回路105にそれぞれ接続されている。このう
ち撮像制御回路102はモニタ103と接続して撮像部
114からの映像情報を出力するものである。
【0018】次に図3乃至図5および図6により、図
1、図2に示す点検作業装置110のより詳細な構成に
ついて述べる。
【0019】このうち図3乃至図5は点検作業装置11
0を示し、図6はハンド部の平面図を示したものであ
る。点検作業装置110は、図3に示すように、管7内
に配置され2個の車輪駆動部2とそれを連結する筒状の
連結部3(作業装置本体)とからなる走行部8と、ハン
ド部4と、撮像部5と、回転駆動部6とを有している。
走行部8の走行駆動部である車輪駆動部2は図4に示す
ように120度の間隔をあけて3方向に配置されてい
る。また各車輪駆動部2はそれぞれ一連の歯車列とこの
歯車列により駆動力が伝達される4個の車輪28とから
構成されている。
【0020】次に筒状連結部3について図9(a),
(b)を参照して説明する。
【0021】上記筒状連結部3は図9(a)示したよう
に外周壁を形成する弾性体本体119と、この弾性体本
体119の両端に固着された先端封止部120、根元封
止部121と、この根元封止部121に嵌挿された3本
の操作チューブ122a,122b,122cとから構
成されている。このうち弾性体本体119は断面形状が
扇形の同一形状からなる3つの単位筒状弾性体123
a,123b,123cをその軸方向に並列に接着する
ことにより一体成形したものである。このため接着され
た部位により筒状連結部3の軸方向に弾性隔壁124,
125,126が延設され、これら弾性隔壁124,1
25,126により筒状連結部3の内部には3室の圧力
室127,128,129が形成されている。
【0022】また、上記単位筒状弾性体123a,12
3b,123cの外周には補強繊維130が間隔を密に
して螺旋状に巻装されており、さらにその外周面を被覆
するように弾性材料のシリコンゴム被膜131が形成さ
れている。このため上記筒状連結部3は上記補強繊維と
シリコンゴムとの複合作用により異方性弾性性状を示
し、縦弾性係数の小さい方向は筒状連結部3の軸方向L
と略一致し、軸方向には伸びやすく、一方軸方向Lと直
交する半径方向Rには補強繊維130が変形を拘束する
ため縦弾性係数が大きくなり、伸びにくくなっている。
【0023】さらに上記先端封止部120は金属などに
より形成され、上記単位筒状弾性体により形成された圧
力室127,128,129を封止するように扇形状を
なし、その一端が単位筒状弾性体123a,123b,
123cにそれぞれ嵌挿固着されている。
【0024】また、上記根元封止部121も先端封止部
120と同様に扇形状をなし、一端が単位筒状弾性体1
23a,123b,123cに嵌挿固着されている。さ
らに上記操作チューブ122を接続するための取付孔1
21a,121b,121cが各圧力室127,12
8,129に対応して穿設されている。上記操作チュー
ブ122は接着剤等により取付孔121a,121b,
121cに密封固着されており、他端は図示しない制御
部及び圧力源に接続されている。上記制御部は各圧力室
に送られる作動流体の圧力を自在に調整できるようにな
っている。
【0025】なお、本実施例では図示していないが、接
着した3個の単位筒状弾性体123a,123b,12
3cの周囲にはさらにシリコンゴム被膜が形成されてい
る。
【0026】次に上述のような構成からなる筒状弾性体
の動作を図9(b)を参照して説明する。
【0027】まず図示しない圧力源から上記操作チュー
ブ122aを通じて作動流体を圧力室127に送気し、
内部圧力を高める。このとき、図9(b)に示したよう
に上記圧力室127は軸方向に伸び、筒状連結部3がA
方向に湾曲して破線で示した状態になる。この状態でさ
らに操作チューブ122cを介して圧力室129の圧力
を高めれば、筒状連結部3をB方向に湾曲させることが
できる。このようにして3つの圧力室127,128,
129に与える圧力の組合わせを変えることにより、上
記筒状連結部3を任意の方向へ湾曲させることができ
る。また、3つの圧力室の圧力を等しく高めれば、筒状
連結部3を軸方向Lに真直ぐに伸ばすことができる。
【0028】このように、異方性弾性材料の特性を利用
して3つの圧力室の圧力を制御することにより上記筒状
弾性体2には湾曲と伸縮の動作が同時に実現する。
【0029】なお、上記筒状弾性体としては、補強繊維
を巻装した単位筒状弾性体を互いに接着してシリコンゴ
ムで被覆したものを用いているが、上記補強繊維を巻装
していない単位筒状弾性体を接着してから全体的に補強
繊維を巻装し、その後にシリコーンゴムで被覆したもの
を用いてもよい。
【0030】また、本発明で用いる筒状弾性体は圧力室
の数等を限定するものではなく、圧力室の数が2つでも
4つでもよい。
【0031】さらに、図3に示した作業装置1で配管7
のエルボ部を走行する場合は、上記筒状連結部3をこの
エルボの曲率に合わせてやることにより容易に通過する
ことができる。このとき、この作業装置1の走行に伴っ
て上記筒状連結部3自身が弾性的に湾曲できるので、上
記曲率半径はおおよそ一致していれば良い。また、管中
心軸の曲率半径が管内径の3倍以上の緩やかなエルボに
対しては上記筒状弾性体2を加圧して湾曲しなくても筒
状連結部3自身が弾性的に湾曲して容易に走行できる。
【0032】加えて、T字形の分岐管を屈曲して走行す
る場合は、上記作業装置1の先端部に小型TVカメラ等
を搭載し、操作者はモニタ画像を目視確認しながらジョ
イスティック等の手元操作盤によりリアルタイムでステ
アリング操作することができる。曲がる際は上記作業装
置1の前輪6の外側輪が分岐部の隅角部を通過するまで
筒状連結部3が所定の曲率を保持するように操作し、そ
の後は筒状連結部3の曲率が徐々に減ずるように調整す
れば良い。
【0033】またモータ21が連結部3の軸心とモータ
回転軸がほぼ一致するように配置されており、モータ2
1はその前端部で車輪駆動部2を保持すると共に、その
後端部が連結部3の端部に連結支持されている。またモ
ータ21には、図4及び図8に示すような形状の軸受台
座24が固着されている。この台座24内には、減速機
22及び減速機22の出力軸が配置され、さらにこれら
と一体化されたウォームギア23が台座24内に収納さ
れている。
【0034】ウォームギア23には、ウォームギア23
の回転軸と直交する方向に配置された軸に回転可能に軸
支された3個の周歯車25がかみ合っている。この周歯
車25は台座24に挿入されている軸26によって回転
支持されており、前記軸26には支持部材29が揺動自
在に軸支されている。この支持部材29の端部には、そ
れぞれ小歯車27が回転自在に軸支され、周歯車25と
噛み合うようになっている。そして、支持部材29は、
2個の小歯車27を前記周歯車25の周囲を公転するよ
うに支持している。さらにこの小歯車27の回転軸30
を共用して回転軸30の軸端部には2個の車輪28が固
着されている。車輪28の外周は、例えばシリコンゴム
などの管との摩擦係数が大きい材料からなる弾性体で形
成されている。したがって、1個の車輪駆動部2には1
2個の車輪が配置され、管7の内部を走行できるように
なっている。
【0035】走行部8は前述したような同形で方向が逆
向きの車輪駆動部2A,2Bを連結部3の前後に配置し
たものである。車輪駆動部2と連結部3は金具33を介
して、一体的に連結されている。本実施例では連結部材
32はシリコンゴムなどの弾性体で形成されている。他
の形態として、内部圧力を調整することで任意の方向に
湾曲可能な筒状弾性体から構成されていても良い。
【0036】本実施例の点検作業装置110は、図3に
示すように前述した如く管内を走行する走行部8にハン
ド部4と撮像部5を有している。
【0037】さらに詳細に説明すると、車輪駆動部2の
軸受台座24の先端には、回転駆動部6が設けられてい
る。この回転駆動部6は低速・大トルクの出力特性を有
し、小型化が可能なワブルモータを使用している。ワブ
ルモータはステータの中に偏心状態で置かれたロータが
ステータ内面を公転しながら自転するもので、この自転
のみを取り出すと減速された出力特性が得られるもので
ある。また、回転駆動部6は前述したワブルモータに限
定されるものでなく、例えばステップモータ等でも良
い。この回転駆動部6の出力軸には保持部61が固定さ
れている。そして、この保持部61は回転駆動部6によ
って走行部8の軸線回りに回転されるとともに、所望の
回転位置に位置決めされるようになっている。
【0038】この保持部61には、その回転軸心に対し
て外周側に上記ハンド部4が設けられている。このハン
ド部4は、1対の指部41を有しており、その基部は前
記保持部61に固定されている。そして、この一対の指
部41,41は、走行部8の長手方向に管壁7に平行に
取り付けられている。この指部41は、連結部3と略同
様の構成となっていて、具体的には図6、図7に示すよ
うに弾性体からなる筒状の本体内に長手方向に3つのチ
ャンバが形成されてなるものである。これら3つのチャ
ンバには、それぞれ加圧チューブ42a,42b,42
cが接続されている。そして、これら3つのチューブ4
2a,42b,42cに加える圧力を調整することによ
って、棒状の弾性体を所望の方向に屈曲できるようにな
っている。それぞれの指部41の先端には物を把持する
ための爪43,43が取り付けられている。また、この
ハンド部4においては、一対の指部41,41は、その
先端の爪43,43が非作動時において接触しているよ
うに保持部61に取り付けられている。このようにする
と物体を把持する場合のみチューブ42a,42b,4
2cを通じて圧力を加え、指41を拡げて物をその間に
入れることができ、その後圧力を除くことによって、指
部41自体の弾性力で物体を把持することができる。従
って、圧力供給のための消費エネルギーを節約すること
ができる。
【0039】次に撮像部5について図3を用いて詳述す
る。撮像部5はCCD素子を利用したCCDカメラ51
で構成したものである。CCDカメラ51は小型軽量で
かつ高精細な映像が得られるものである。従って、走行
部8の牽引力を妨げることなく、小型軽量でかつ高精細
な映像が得られるものであれば、CCDカメラに限定さ
れるものではない。この撮像部5は、保持部61の他端
に前記ハンド部4と所定間隔を置いて取付けられてお
り、保持部61とともに一体に回転可能になされてい
る。この撮像部5は、その撮影方向を前記指部41,4
1の先端の爪部43,43の方向に向け、かつ、その視
野内に作業装置の進行方向前方が入るように、走行部8
の軸線に対して傾斜して設けられている。
【0040】次に車輪駆動部2の減速機について説明す
る。図8は減速機の側面図を示したものである。モータ
21の出力軸21aが減速機22を構成している歯車2
2aに接続されている。この歯車22aの周囲に3つの
歯車22bが配置されており、歯車22aの周囲を公転
しながら自転している。歯車22bには同心かつ歯数が
3枚異なる固定内歯車22cと回転内歯車22dが同時
に噛み合っている。このような構成は3K型不思議遊星
歯車減速機構と呼ばれるものである。固定内歯車22c
と回転内歯車22dは歯数が異なっているので、回転内
歯車22dには減速された出力が伝達される。そして、
この装置においては、減速機構の回転内歯車22dを複
数個の周歯車25を駆動させているウォームギア23の
内空部分に内蔵し一体化している。したがって、減速機
部分の全長を短くすることができる。このようなことか
ら、走行部8の短縮化を可能にすることができるととも
に、小さな曲率のエルボ配管の通過も可能になる。
【0041】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0042】この作業装置1にあっては、撮像部5とハ
ンド部4とを作業装置本体の軸線周りに一体として回動
自在に設け、これら撮像部5とハンド部4を回転駆動手
段6により駆動するようにしているため、操作者は作業
装置の進行方向を視認しながら操作することができると
ともに、撮像部5を回転させることによって作業装置の
外周の全周を視認できる。また、ハンド部4を回転させ
ることによって、装置の外周側のどの位置にあるサンプ
ル等をも採取することができるとともに、撮像部5によ
ってそのハンド部4の状態を常に視認しながら作業を行
なうことができる。さらに、例えば管内を走行中に走行
部8がねじれてしまい作業すべき位置と角度的にずれて
しまったような場合でも、保持部61を回動することに
よって容易に作業すべき位置にアプローチすることがで
きる。
【0043】この作業装置1は、さらに、ハンド部4
が、前記保持部61の外周側に配置されているため、装
置の外周側のいずれの角度にある物体も取り扱うことが
できる。
【0044】また、この作業装置1は、撮像部5が、保
持部61の回転軸に対して傾斜して配置されるととも
に、ハンド部4の先端部に向かう位置に配置されている
ため、ハンド部及び作業対象物を視野の中心部付近で観
察することができる。従って、微細な操作を容易かつ能
率的に行うことができる。
【0045】さらに、この作業装置1は、ハンド部が複
数若しくは一対の指部41からなり、この指部が弾性体
であって長手方向に少なくとも1つの圧力室が形成さ
れ、この圧力室に圧力流体を出し入れすることによって
弾性体を屈曲させるようになっている。従って、ハンド
部を小型で簡単な構成とすることができる。
【0046】また、この作業装置は、一対の指部41が
非作動状態でその先端部が閉じた状態になされている。
従って、特に圧力室に圧力流体を供給しなくても物体を
把持することができ、圧力供給のための消費エネルギを
節減できる。
【0047】次に、車輪駆動部2の駆動方法を説明す
る。前記周歯車25と2個の小歯車27とは太陽歯車と
遊星歯車の関係にあり、前記周歯車25がウォームギア
23の回転によって回転するのに応じて前記小歯車27
が自転しながら周歯車25の周囲を公転するようになっ
ている。また、前記小歯車27には同軸的に車輪28が
固着されている。そして、周歯車25が回転しわずかに
前記小歯車27が公転すると車輪28の外側が管内壁に
当接し、それ以上前記小歯車27の公転が抑止される。
この結果、前記車輪28には前記小歯車27の自転によ
る回転力のみが伝達され、この車輪28に伝達された駆
動力により前記走行部8が管内を走行できる。
【0048】なお、前記車輪28は管内壁に当接するま
で公転するようになっているため、管内径の変化にも容
易に対応することができ、それぞれの管径に応じて押し
付け力を調整することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明にあっては、ハンド部と撮像部を
簡単な構造で作業装置本体に取り付けることができるた
め、操作者は、種々の作業を行うことができる。すなわ
ち、走行時には、撮像部によって進行方向前方を視認で
きるとともに、ハンド部使用時には、ハンド部の周辺を
撮像部によって視認することができる。また、作業装置
の周囲をその全周にわたって観測することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作業装置の基本構成を示す全体構
成図。
【図2】本発明による作業装置の実施形態を示すブロッ
ク図。
【図3】本発明よる点検作業装置の実施形態の概略構成
を示す一部切欠き側面図。
【図4】図3中IV−IV線に沿う断面図。
【図5】図3中V−V線に沿う断面図。
【図6】本発明による点検作業装置に使用されているハ
ンド部の概略構成を示す平面図。
【図7】図6中VII −VII 線に沿う断面図。
【図8】本発明の作業装置の車輪駆動部及び減速機の断
面を示す図。
【図9】本発明の連結部を示すものであって(a)はそ
の分解図、(b)はその動作を示す図。
【符号の説明】
1 作業装置 100 制御装置 110 点検作業装置 2 車輪駆動部 3 連結部(作業装置本体) 4 ハンド部 5 撮像部 6 回転駆動部 7 配管 8 走行部 21 モータ 22 減速機 23 ウォームギア 25 周歯車 27 小歯車 28 車輪 32 連結部 41 指部 42 チューブ 51 CCDカメラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業装置本体と、 この作業装置本体に接続されこの作業装置本体を移動さ
    せるための走行装置と、 この作業装置本体に接続される撮像部および所定作業を
    行うハンド部とを備え、 前記撮像部と前記ハンド部を前記作業装置本体の軸線回
    りに回動自在に一体的に設けたことを特徴とする作業装
    置。
  2. 【請求項2】作業装置本体と、 この作業装置本体に接続されこの作業装置本体を移動さ
    せるための走行装置と、 この作業装置本体に接続される撮像部および所定作業を
    行うハンド部とを備え、 前記作業装置本体に前記作業装置本体の軸線回りに回動
    する保持部を設け、 この保持部を所定の角度に回動及び停止させる回転駆動
    手段を設け、 前記ハンド部を前記保持部に取付け、 前記撮像部を、前記保持部の回転軸に対して傾斜して配
    置してなることを特徴とする作業装置。
  3. 【請求項3】前記撮像部を、前記ハンド部の先端部と前
    記作業装置本体の進行方向前方とが同時に視野内に入る
    ように、前記保持部に設けたことを特徴とする請求項2
    記載の作業装置。
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