JP2020507486A - 配管内部走行ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、複雑に連結された配管内部を移動できる配管内部走行ロボットを提供することにある。【解決手段】 本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット(100)は、配管(200)の内壁に支持して配管内壁に沿って走行可能である前方キャリッジ(10a)および後方キャリッジ(10b)と、前記前方キャリッジと前記後方キャリッジとの間を連結し、柔軟性が調節されるホルダ(20)とを含むことができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、配管内部を走行する配管内部走行ロボットに関する。
産業用設備の配管内部を移動しながら配管の状態を探査し補修するために配管内部を走行できるロボットが要求される。
従来のロボットは、車輪やローラを駆動するための電気モータおよび電気ケーブルを備えている。しかし、発電所用の高温高圧配管やガス管のような配管では、電気スパークによる爆発の危険性によって電気モータおよび電気ケーブルの使用が限られる。したがって、このような爆発の危険性がある配管内部探査のために、電気的駆動手段ではない他の動力源によって駆動可能な改善された構造の移動ロボットが要求される。
配管は、製作誤差によって、完全な円形ではない楕円の形態を呈する。また、配管は、90゜エルボ、45゜エルボ、ティー(Tee)およびレデューサのような複数の付属品が連結されて配管システムをなす。
このような配管と複数の付属品とが連結されて1つの配管システムをなし、ロボットは配管システムの複雑な経路を走行できなければならない。
ロボットは、下向きT管で連結された配管システムにおいて下部の開放された部分を通過して直線に走行したり、開放された部分に曲がって走行できるように要求される。
このような配管と複数の付属品とが連結されて1つの配管システムをなし、ロボットは配管システムの複雑な経路を走行できるようにすることは、重要な課題となる。
このような技術的背景に基づいてなされたものであって、本発明の実施形態は、複雑に連結された配管内部を移動できる配管内部走行ロボットを提供しようとする。
また、電力損失を効果的に補償して安定した走行が可能な配管内部走行ロボットを提供しようとする。
さらに、制動力を形成するための制動回路を構成することによって、走行ロボットの制動装置を除去したり最小化しながらも十分な制動力を確保できる配管内部走行ロボットを提供しようとする。
本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットは、配管内壁に支持して配管内壁に沿って走行可能な前方キャリッジおよび後方キャリッジと、前記前方キャリッジと前記後方キャリッジとの間を連結し、柔軟性が調節されるホルダとを含む。
前記ホルダは、空気の注入または排出によって内部圧力が変化するエアセルを含むことができ、前記エアセルの内部圧力に応じて柔軟性が調節される。
前記エアセルは、前記前方キャリッジに隣接して設けられる第1エアセルと、前記後方キャリッジに隣接して設けられる第2エアセルとを含み、前記第1エアセルと前記第2エアセルとは、互いに離隔できる。
前記ホルダは、前記第1エアセルと前記第2エアセルとの間に設けられ、前記ホルダの外側に沿って離隔配置される複数の支持ローラを含むことができる。
曲管を通過する場合、前記前方キャリッジおよび前記後方キャリッジが前記曲管を走行するように前記ホルダが柔軟になる。
前記配管において下部の開放された区域を直線に通過する場合、前記前方キャリッジおよび前記後方キャリッジが直線に走行するように前記ホルダが硬くなる。
前記前方キャリッジおよび前記後方キャリッジは、空圧で作動するエアシリンダと、前記エアシリンダの後端に設けられる第1プレートと、前記第1フレートの外側に連結されるガイドポストと、前記ガイドポストの端部に連結される第2プレートと、前記第1プレートおよび前記第2プレートにそれぞれ回動可能に連結された第1リンクおよび第2リンクを有するリンク部と、前記リンク部の先端に連結されるローラ部とを含むことができる。
前記ローラ部は、前記第1リンクの先端に連結され、駆動モータが連結された駆動ローラと、前記第2リンクの先端に連結される補助ローラとを含むことができる。
外部電源から電力が供給されて前記前方キャリッジおよび後方キャリッジに駆動力を提供する駆動モータと、前記前方キャリッジおよび後方キャリッジと共に前記配管を移動し、スイッチの作動によって前記外部電源と前記駆動モータとの間の電流経路に選択的に連結される内部電源と、前記外部電源によって前記駆動モータに提供される電力と現在要求される目標電力との間の電力偏差が発生した場合、前記スイッチを作動させて前記内部電源を連結することによって、前記電力偏差だけ前記駆動モータに提供される電力を補償する制御部とを含むことができる。
前記外部電源は、前記配管外部の一地点に固定され、前記駆動モータは、前記電流経路の少なくとも一部を構成する電源ケーブルを介して前記外部電源から電力が供給される。
前記駆動モータに提供される電圧を測定する電圧測定部をさらに含み、前記制御部は、前記電圧測定部で測定された電圧と前記目標電力による目標電圧との間の電圧偏差が発生する場合、前記内部電源を連結して前記電圧偏差値を補償することができる。
前記駆動モータに提供される電流を測定する電流測定部をさらに含み、前記制御部は、前記電流測定部で測定された電流と前記目標電力との関係から前記目標電圧を決定することができる。
前記制御部は、前記電圧偏差が基準電圧値以上の場合、前記内部電源を連結し、前記測定された電流が大きいほど前記基準電圧値をより小さい値に決定することができる。
外部電源から電力が供給されて前記前方キャリッジおよび後方キャリッジに駆動力を提供する駆動モータと、前記外部電源を含み、前記駆動モータに選択的に連結される駆動回路と、前記駆動モータに選択的に連結される制動回路と、前記駆動回路および制動回路のいずれか1つを前記駆動モータとの連結状態に制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記前方キャリッジおよび後方キャリッジの走行モードで前記駆動回路を連結状態に制御し、前記キャリッジの制動モードで前記制動回路を連結状態に制御することができる。
前記駆動モータの両端には、前記駆動回路および制動回路のいずれか1つと選択的に連結される制御スイッチがそれぞれ設けられ、前記制御部は、前記制御スイッチを制御して前記駆動回路および制動回路の連結状態を制御することができる。
前記制動回路には、抵抗部が含まれている抵抗線路と短絡状態の非抵抗線路とが並列的に設けられ、前記抵抗線路および非抵抗線路のいずれか1つを前記駆動モータの両極の間に連結する抵抗スイッチが設けられる。
前記制御部は、前記制動モードのうち、一般制動モードの場合、前記前方キャリッジおよび後方キャリッジの速度が基準速度以上の場合、前記制動回路で前記抵抗線路を連結し、前記基準速度未満の場合、前記制動回路で前記非抵抗線路を連結することができる。
前記制御部は、前記制動モードのうち、急制動モードの場合、前記前方キャリッジおよび後方キャリッジの速度に関係なく前記制動回路で前記非抵抗線路を連結することができる。
前記抵抗部は、温度が増加するほど抵抗値が低くなるNTC素子を含むことができる。
前記抵抗部は、前記制御部によって抵抗値が調節される可変抵抗と前記NTC素子とが直列配置され、前記駆動モータは、電源ケーブルを介して前記駆動回路および制動回路と連結され、前記可変抵抗は、前記電源ケーブルの長さが長いほど抵抗値がより小さいように調節される。
本発明の実施形態は、複雑に連結された配管内部を容易に移動できる。
また、走行ロボットの駆動ローラに駆動力を提供する駆動モータに提供される電力に損失が発生しても、効果的かつ安定的に損失した電力を補償して走行することができる。
さらに、走行ロボットに制動回路を形成することによって、別途の制動装置を除去したり最小化しても、効果的に十分な制動力を確保することができる。
本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットを示す斜視図である。 図1に適用されるキャリッジを示す斜視図である。 図1に適用されるホルダを示す斜視図である。 本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットの、下向きT管における下方向に走行する状態を示す図である。 本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットの、下向きT管を渡って直線に走行する状態を示す図である。 本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットが、外部電源と電源ケーブルを介して連結されて配管内部に位置した様子を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットにおける、内部電源が設けられた電力回路図を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットにおける、制動回路が設けられた駆動モータ関連回路を概略的に示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施例について、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。本発明は種々の異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。
本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付す。
また、図面に示された各構成の大きさおよび厚さは説明の便宜のために任意に示したので、本発明が必ずしも図示のところに限定されない。
さらに、明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに包含できることを意味する。
図1は、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットを示す斜視図である。
図1を参照すれば、配管内部走行ロボット100は、キャリッジ10と、ホルダ20とを含むことができる。
配管内部走行ロボット100は、配管内部を検査する目的で利用可能であり、一例として、配管内部走行ロボット100の進行方向にカメラ(図示せず)が設けられる。
キャリッジ10は、前方キャリッジ10aと、後方キャリッジ10bとを含む。配管内部走行ロボット100は、キャリッジ10で配管200の内側壁を支持し走行することができる。
ホルダ20は、前方キャリッジ10aと後方キャリッジ10bとの間に位置し、前方キャリッジ10aおよび後方キャリッジ10bを互いに連結する。ホルダ20は、空気の注入によって長さおよび内部圧力が変化可能である。
例えば、配管200の状態に応じて、制御部90によってホルダ20に空気を注入または排出させてホルダ20を柔軟にしてもよく、ホルダ20を堅くしてもよい。
ここで、ホルダ20が柔軟になるというのは、前方キャリッジ10aおよび後方キャリッジ10bの長さ方向が互いに異なるように相対位置が可変する状態を意味し、ホルダ20が硬くなるというのは、前方キャリッジ10aおよび後方キャリッジ10bの間の相対位置または長さ方向が固定される状態を意味する。
このようにホルダ20の状態を変化させることによって、前方キャリッジ10aまたは後方キャリッジ10bは、ホルダ20を介在して後方キャリッジ10bまたは前方キャリッジ10aに支持または固定されて移動できる。
したがって、キャリッジ10と、状態が変化可能なホルダ20とを有する配管内部走行ロボット100は、配管200の直径の変化に対応することができ、曲管または下向きT管210を通過して直線走行を行うことができる。この時、ホルダ20の柔軟性および長さは可変し、これによって、前方キャリッジと後方キャリッジの相対的な長さ方向や相互間の距離を可変させることができる。
図2は、図1に適用されるキャリッジを示す斜視図である。
図1および2を参照すれば、キャリッジ10は、エアシリンダ12と、プレート部11と、リンク部13とを含むことができる。キャリッジ10は、配管200の内側壁に支持されて走行することができ、配管200の内側壁から離隔できる。
キャリッジ10は、エアシリンダ12を含む。エアシリンダ12の内部に空気が流入または排出され、これにより、エアシリンダ12は、長さが膨張または収縮可能である。
制御部90は、前記ホルダ20の柔軟性を調節して前記前方キャリッジ10aおよび後方キャリッジ10b間の相対位置の拘束の有無を決定することができる。
前方キャリッジ10aおよび後方キャリッジ10bのエアシリンダ12は、制御部などによってそれぞれ制御される。例えば、前方キャリッジ10aのエアシリンダ12に空気が流入し、後方キャリッジ10bのエアシリンダ12に空気が排出される。この場合は、前方キャリッジ10aは、配管200の内側壁に支持されて走行できる状態であり、後方キャリッジ10bは、配管200の内側壁から離隔していて、走行できない状態である。ただし、前方キャリッジ10aの走行に牽引されて、後方キャリッジ10bは配管200内部への移動は可能である。
プレート部11は、第1プレート11aと、第2プレート11bとを含む。
第1プレート11aは、エアシリンダ12の後端に連結される。第2プレート11bは、第1プレート11aとガイドポスト16で連結されており、ガイドポスト16の端部に連結されて固定される。エアシリンダ12の後端に設けられる第1プレート11aは、エアシリンダ12の膨張または収縮によって第2プレート11bとの離隔距離が変化可能である。
例えば、第1プレート11aは、エアシリンダ12の後端に連結されており、第1プレート11aと第2プレート11bとの間にはガイドポスト16が位置し、第1プレート11aおよび第2プレート11bの外側で相互を連結する。エアシリンダ12の後端に設けられる第1プレート11aは、ガイドポスト16に沿ってエアシリンダ12の膨張および収縮によって移動が可能である。
ガイドポスト16の端部に設けられた第2プレート11bは固定されている。例えば、エアシリンダ12に空気が注入されてエアシリンダ12が膨張すれば、エアシリンダ12の後端に設けられた第1プレート11aは、ガイドポスト16に沿って移動する。
第1プレート11aと第2プレート11bの互いに対向する面には、回動するように設けられたリンク部13を含むことができる。リンク部13は、第1リンク13aおよび第2リンク13bを含み、それぞれ第1プレート11aおよび第2プレート11bに設けられる。
例えば、第1リンク13aは、第1プレート11aに設けられ、第2リンク13bは、第2プレート11bに設けられ、第1リンク13aと第2リンク13bとは、X字に連結される。これにより、リンク部13は、第1プレート11aと第2プレート11bとの離隔距離に応じて、キャリッジ10で垂直な方向に長さが変化可能である。
例えば、配管200の直径が大きい場合、第1プレート11aと第2プレート11bとの間の離隔距離を狭めて、リンク部13を配管200の内側壁に当たるように調節することができる。逆に、配管200の直径が小さい場合には、第1プレート11aと第2プレート11bとの間の離隔距離を広げて、リンク部13を配管200の内側壁に当たるように調節することができる。
X字に連結された第1リンク13aと第2リンク13bとを含むリンク部13は、プレート部11の外周面に沿って複数個が設けられる。例えば、リンク部13は、プレート部11の外周面に一定に離隔して3個以上設けられる。これにより、キャリッジ10を配管200の内側壁により安定的に支持して内部中央に位置させることができる。
リンク部13の先端には、ローラ部14が連結される。ローラ部14は、配管200の内側壁に接触してキャリッジ10を走行させることができる。例えば、リンク部13は、配管200の内側壁にローラ部14を介在して接触できる。リンク部13は、ローラ部14を加圧して配管200の内側壁に支持される。
ローラ部14は、駆動ローラ14aと、補助ローラ14bとを含むことができる。例えば、駆動ローラ14aには、駆動モータ15が連結される。駆動ローラ14aは、第1リンク13aの先端に連結される。駆動モータ15は、駆動ローラ14aと連結され、第1リンク13aの側面に連結される。補助ローラ14bは、第2リンク13bに設けられる。例えば、駆動ローラ14aによってキャリッジ10が走行する時、補助ローラ14bは、キャリッジ10が配管200の内側壁に離脱せず安定的に走行できるようにガイドすることができる。
図3は、図1に適用されるホルダを示す斜視図である。
図1および3を参照すれば、ホルダ20は、前方キャリッジ10aと後方キャリッジ10bとの間に位置し、前方キャリッジ10aと後方キャリッジ10bとを互いに連結することができる。
ホルダ20は、制御部90の制御により、空気の注入または排出によって長さおよび圧力が変化するエアセル22を含むことができる。これにより、ホルダ20は、前方キャリッジ10aと後方キャリッジ10bとの間を柔軟にまたは堅く連結することができる。
例えば、ホルダ20がエアセル22に空気を注入させて内部圧力を高める場合、配管200の内側壁に支持されていない前方キャリッジ10aまたは後方キャリッジ10bのいずれか1つは、配管200の内側壁に支持されている後方キャリッジ10bまたは前方キャリッジ10aに固定または支持される。つまり、ホルダ20は、前方キャリッジ10aと後方キャリッジ10bとの間に支持力を伝達することができる。他の例として、前方キャリッジ10aと後方キャリッジ10bが曲管を通過して前方キャリッジ10aが後方キャリッジ10bに対して曲線走行する場合に、ホルダ20は、エアセル22から空気を排出させて内部圧力を減少させる。この時には、ホルダ20が柔軟になり、前方キャリッジ10aと後方キャリッジ10bの相対的な位置の変化に応じてホルダ20の長さも変化可能である。
ホルダ20は、複数のエアセル22を含むことができる。例えば、前方キャリッジ10aに隣接して設けられる第1エアセル22aと、後方キャリッジ10bに隣接して設けられる第2エアセル22bとを含むことができる。第1エアセル22aと第2エアセル22bとは、互いに離隔できる。
例えば、複数のエアセル22を含むホルダ20は、いずれか1つのエアセル22に空気の注入または排出をして柔軟性を段階的に調節することができる。
つまり、前方キャリッジ10aが曲管に進入する時には、制御部90が第1エアセル22aの空気を排出させて内部圧力を低くし、前方キャリッジ10aが曲管に完全に進入すると、第2エアセル22bの空気を排出させて内部圧力を低くし、第1エアセル22aには空気を注入させて内部圧力を高めて牽引力をより向上させるように制御することができる。
第1エアセル22aと第2エアセル22bとの間には支持ローラ23が連結される。支持ローラ23は、第1エアセル22aおよび第2エアセル22bの半径方向に連結され、円周方向に離隔して連結される。
支持ローラ23は、第1エアセル22aと第2エアセル22bに空気の注入または排出によってホルダ20が柔軟な状態に変化する時、ホルダ20を配管200からより容易に移動できるように補助することができる。
図4は、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットの、下向きT管における下方向に走行する状態を示す図である。
図1〜4を参照すれば、配管内部走行ロボット100は、下向きT管210の開放された下方に移動できる。ただし、これに限定されるものではなく、配管内部走行ロボット100は、曲管を移動することもできる。
以下、下向きT管210の開放された下方に移動する場合を例に挙げて説明する。
配管内部走行ロボット100の走行方向に移動しながら、配管200の内側壁に支持される前方キャリッジ10aは、下向きT管210の開放された下方向に隣接しながら開放された部位の支持力が消失する下方向に自然に曲がる。
この時、前方キャリッジ10aが下方向に曲がるように、制御部90は、ホルダ20の第1エアセル22aが空気を排出し内部圧力を低くする。前方キャリッジ10aは下方向により一層深く移動し、下方向に連結された配管200の内側壁に再び接触して支持し走行する。
後方キャリッジ10bは、前方キャリッジ10aの移動経路に沿って動き、第2エアセル22bは、後方キャリッジ10bが曲がるように空気を排出し内部圧力を低くする。この時、ホルダ20の支持ローラ23は、下向きT管210の内側壁に当接して曲がった配管内部走行ロボット100をより円滑に移動可能に補助することができる。第1エアセル22aは、第2エアセル22bより先に内部圧力を上昇させ、牽引力を向上させることができる。
図5は、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボットの、下向きT管を渡って直線に走行する状態を示す図である。
図5を参照すれば、下向きT管210を通過して直線走行する方法が示される。
配管内部走行ロボット100は、配管200の内側壁に前方キャリッジ10aおよび後方キャリッジ10bが支持されて駆動ローラ14aによって走行する。ホルダ20に空気を注入させてホルダ20の内部圧力を増加させる。前方キャリッジ10aのリンク部13を配管200の内側壁から離隔させる。例えば、前方キャリッジ10aのエアシリンダ12に空気を排出させてエアシリンダ12の第1プレート11aと第2プレート11bとを互いに離隔させて、リンク部13を配管200の内側壁に離隔させることができる。配管内部走行ロボット100は、後方キャリッジ10bによって配管200の内側壁に支持され、後方キャリッジ10bによって走行方向に走行することができる。
後方キャリッジ10bによって支持された前方キャリッジ10aは、下向きT管210の開放された下部を通って直線に移動できる。この後、前方キャリッジ10aは、エアシリンダ12に空気を注入してリンク部13を配管200の内側壁に向かって移動させてローラ部14を接触させる。前方キャリッジ10aは、配管200の内側壁に支持されて走行することができる。
この後、後方キャリッジ10bは、リンク部13を配管200の内側壁から離隔させる。例えば、後方キャリッジ10bのエアシリンダ12に空気を排出させて第1プレート11aと第2プレート11bとを互いに離隔させて、リンク部13を配管200の内側壁から離隔させることができる。
この場合、後方キャリッジ10bは、前方キャリッジ10aによって支持されて下向きT管210の開放された下部を通り過ぎて走行することができる。
ホルダ20は、配管内部走行ロボット100が下向きT管210の開放された下部を通過する時、空気を注入させて内部圧力を大きく増加させて堅く維持する。このようにホルダ20の性質を堅く変化させたり柔軟に変化させて、配管内部走行ロボット100は、下向きT管210の開放された下部を通過して走行することができ、曲管をより円滑に走行することができる。
一方、図6は、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100が、外部電源250を介して電力が供給されて配管200内部を走行する様子を模式的に示す図である。
図6を参照すれば、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、外部電源250から電力が供給されて前方キャリッジ10aおよび後方キャリッジ10bに駆動力を提供する駆動モータ15と、キャリッジ10と共に配管200内部を移動し、スイッチ75の作動によって前記外部電源250と前記駆動モータ15との間の電流経路に選択的に連結される内部電源70と、前記外部電源250によって前記駆動モータ15に提供される電力と現在要求される目標電力との間の電力偏差が発生した場合、前記スイッチ75を作動させて前記内部電源70を連結することによって、前記電力偏差だけ前記駆動モータ15に提供される電力を補償する制御部90とを含むことができる。
前方キャリッジ10aおよび後方キャリッジ10bを含んで構成されるキャリッジ10には駆動ローラ14aが備えられる。前記駆動ローラ14aの駆動によって、キャリッジ10は、配管200内部を走行し、駆動モータ15は、外部電源250から電力が供給されて前記駆動ローラ14aに駆動力を提供する。
駆動モータ15は、1つ備えられ、複数の駆動ローラ14aに駆動力を提供する構造を有したり、複数個設けられ、それぞれの駆動ローラ14aに別個に駆動力を提供することができる。
図6には、本発明の一実施形態として、キャリッジ10に複数の駆動ローラ14aが設けられ、前記駆動ローラ14aごとにそれぞれの駆動モータ15が設けられて駆動力を提供する構造が示されている。
また、配管200内部を走行するために、走行ロボット100は、その体積や荷重を減少させることが重要であるが、このために、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、配管200の外部に位置する外部電源250を設け、前記外部電源250から駆動モータ15に動力を伝達する。
一方、キャリッジ10には、前記外部電源250と別途に内部電源70が設けられる。内部電源70は、前記キャリッジ10と共に配管200内部を移動し、スイッチ75の作動によって前記外部電源250と前記駆動モータ15との間の電流経路に選択的に連結される。
内部電源70は、キャリッジ10またはその他の部品に装着された状態で設けられるが、図6には、本発明の一実施形態として、キャリッジ10に装着された内部電源70の様子が示されており、図7には、スイッチ75によって外部電源250と駆動モータ15との間の電流経路上に連結される回路が概略的に示されている。
スイッチ75は、図7に示されるように、駆動モータ15の電流経路上に設けられ、前記駆動モータ15に伝達される電流の経路上に内部電源70を選択的に連結させたり断絶させる。
スイッチ75の作動は、制御部90によって制御され、前記制御部90は、使用者の操作信号を受けて前記スイッチ75を作動させたり、予め設定された条件に応じて前記スイッチ75を作動させることができる。
内部電源70は、駆動モータ15に伝達される電流経路上に常時連結される主電源ではないので、外部電源250などに比べてその体積が小さくて軽量化された状態で設けられることから、外部電源250を別途に備えると同時に、内部電源70を走行ロボット100上に装着して走行に有利である。
一方、制御部90は、前記外部電源250によって前記駆動モータ15に提供される電力と現在要求される目標電力との間の電力偏差が発生した場合、前記スイッチ75を作動させて前記内部電源70を連結することによって、前記電力偏差だけ前記駆動モータ15に提供される電力を補償する。
制御部90は、走行ロボット100に設けたり、使用者の操作装置に設けられてもよいが、以下、本発明の一実施形態により、制御部90が走行ロボット100に設けられたことを基準として説明する。
制御部90は、走行ロボット100の走行のための現在の目標電力を決定するが、目標電力とは、走行ロボット100の走行のために、現在駆動モータ15で要求される出力を満足させる電力を意味する。前記目標電力は、駆動モータ15の種類または使用者によって決定された現在の要求加速度などに基づいて決定される。
また、制御部90は、前記駆動モータ15に提供される電力と目標電力との間の電力偏差が発生するかを判断する。駆動モータ15に提供される電力は、走行ロボット100と離隔した外部電源250から提供させるものであり、多様な理由から外部電源250で設定された電力と異なる電力が提供されうる。
例えば、電力の伝達経路となる電源ケーブル255などの異常または電力の伝達過程で発生する電圧損失などによって駆動モータ15に伝達される電力に損失がありうる。
制御部90は、駆動モータ15に伝達された電力に損失が発生して目標電力との関係から電力偏差があると判断されると、前記スイッチ75を制御して内部電源70を前記駆動モータ15への電流経路上に連結する。
つまり、前記外部電源250による電力と内部電源70による電力が共に駆動モータ15に伝達されるようにして、前記電力偏差を内部電源70による電力で補償することによって、多様な状況から発生しうる電力損失に効果的に対処することができる。
一方、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、外部電源250が前記配管200の外部の一地点に固定され、前記駆動モータ15は、電源ケーブル255を介して前記外部電源250から電力が供給される。
先に説明したように、本発明の一実施形態では、走行ロボット100の体積および荷重減少のために、主電源を配管200外部の外部電源250として設ける。前記外部電源250から駆動モータ15に電力を供給するための手段が必要になるが、本発明の一実施形態では、電源ケーブル255を用いる。
図7には、外部電源250から電源ケーブル255を介して駆動モータ15に電力が供給される回路が示されている。一方、電源ケーブル255を用いる場合、電源ケーブル255自体で発生する線路抵抗257が存在し、前記線路抵抗257によって電力の損失が発生しうる。
図7には、電源ケーブル255自体による線路抵抗257が表示されている。一方、電源ケーブル255に存在する線路抵抗257は、前記電源ケーブル255の長さが長いほど増加する。線路抵抗257が増加すれば、特に外部電源250から駆動モータ15に伝達される電圧が損失し、これによって電力損失が発生する。
図6に示されるように、配管200外部の一地点に固定された外部電源250から電源ケーブル255を介して電力が供給される、本発明の一実施形態による走行ロボット100は、走行距離が増加するほどより増加した長さの電源ケーブル255が必要になり、前記電源ケーブル255に存在する線路抵抗257による電力損失を補償する必要があるのである。
一方、傾斜路または垂直路の走行や高い加速度が要求される場合、駆動モータ15は、高トルクを出力するために消耗電流量を増加させるが、電流量の増加によって電源ケーブル255の線路抵抗257で発生する電圧降下が共に増加し、外部電源250から伝達される電力の損失量も増加する。
これにより、本発明の一実施形態は、走行ロボット100の体積および荷重を減少させるために、外部電源250を用いて駆動すると同時に、内部電源70を備え、走行時に発生しうる電力損失を補償するのである。
結局、本発明の一実施形態は、配管200外部の一地点に固定された外部電源250を設け、前記外部電源250から電源ケーブル255を介して駆動モータ15に電力を提供しても、走行距離の増加または駆動モータ15の消耗電力の増加にもかかわらず、内部電源70を介して電力偏差を補償して安定的に駆動モータ15に要求される現在の目標電力を満足させることができる。
一方、図7に示されるように、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、前記駆動モータ15に提供される電圧を測定する電圧測定部65をさらに含んでもよく、前記制御部90は、前記電圧測定部65で測定された電圧と前記目標電力による目標電圧との間の電圧偏差が発生する場合、前記内部電源70を連結して前記電圧偏差値を補償することができる。
本発明において、制御部90は、多様な方式により駆動モータ15に実際に提供される電力を把握することができるが、本発明の一実施形態は、制御部90が前記電圧測定部65を介して駆動モータ15に提供される電圧を測定して駆動モータ15に提供される電力を把握する。
具体的には、制御部90は、使用者によって現在駆動モータ15に要求される出力を把握し、前記出力のための目標電力を決定する。また、前記目標電力を実現するために、外部電源250から提供される電流量を調節する。
前記調節された電流量に対して予想された電圧が駆動モータ15に提供される場合、目標電力が正常に満足されるはずであるが、駆動モータ15に実際に提供された電圧が前記目標電力に対して電圧偏差を有する場合、電力偏差が発生する。
したがって、本発明の一実施形態は、制御部90が電圧測定部65を介して駆動モータ15に実際に伝達される電圧を把握し、前記目標電力によって決定される目標電圧と測定された電圧との間に電圧偏差があるかを判断するのである。
前記電圧偏差がある場合、制御部90は、図7に示されたスイッチ75を内部電源70側に作動させることによって、前記内部電源70による電圧が外部電源250によって伝達された電圧を補償することができる。駆動モータ15に伝達される電圧の補償が行われることによって、駆動モータ15に提供される電力の損失が補償される。
一方、図7に示されるように、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、前記駆動モータ15に提供される電流を測定する電流測定部63をさらに含んでもよく、前記制御部90は、前記電流測定部63で測定された電流と前記目標電力との関係から前記目標電圧を決定することができる。
図7には、本発明の一実施形態により、駆動モータ15に提供される電流経路上に電流測定部63が設けられた様子が示されている。制御部90は、目標電力に応じて駆動モータ15に伝達される電流値を制御する。
つまり、外部電源250によって提供される理論的電圧に対して目標電力達成のための電流値が駆動モータ15に提供されるように制御する。しかし、制御部90によって設定された電流値と実際に駆動モータ15に提供される電流値は、制御的原因や物理的原因など多様な理由から偏差を有しうる。
したがって、本発明の一実施形態は、前記駆動モータ15に提供される実際の電流値を電流測定部63を介して測定し、現在の目標電力に対して前記測定された電流値を考慮して現在要求される目標電圧を算出する。
したがって、本発明の一実施形態は、電力偏差を把握するにあたり、駆動モータ15に提供される電圧はもちろん、電流値の示す電流偏差まで考慮することによって、多様な原因によって発生しうる電力偏差を正確かつ効果的に把握することができ、さらに、走行ロボット100の走行のための目標電力を高い信頼度で達成することができる。
一方、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、前記制御部90が、前記電圧偏差が基準電圧値以上の場合、前記内部電源70を連結することができ、前記測定された電流が大きいほど前記基準電圧値をより小さい値に決定することができる。
前記電圧測定部65によって測定された電圧と目標電圧との間の電圧偏差は、外部電源250の不安定や電源ケーブル255の物理的不良または走行状態の急激な変化などによって発生しうる。
また、走行ロボット100の走行変化(加速度変化)などが急激に行われる場合に発生する電圧偏差は、一時的に発生する自然な結果であり得、走行ロボット100の走行に及ぼす影響がわずかであり得る。
さらに、基準電圧値未満の電圧偏差は、駆動モータ15に現在要求される出力を実現するうえでは影響を及ぼさない程度に小さい場合が存在するので、本発明の一実施形態は、内部電源70を介して電力を補償するための基準として基準電圧値を設定する。
基準電圧値は、多様な方式により多様な値に決定される。例えば、複数の実験により、電力不足による駆動モータ15の不安定な駆動が伴う電圧偏差を把握して、統計的に前記基準電圧値を決定することができる。
さらに、前記統計的な結果に基づいて制御戦略的な側面を考慮して基準電圧値を変化させることができる。例えば、安定性を強調するならば、基準電圧値をより大きく設定することができ、実効性を強調するならば、より低く設定することができる。
一方、本発明の一実施形態は、制御部90は、駆動モータ15に提供される電流が大きいほど前記基準電圧値をより小さく決定する。測定された電流が大きいというのは、駆動モータ15に要求される目標電力が大きいことを意味する。
目標電力が大きい状況は、走行ロボット100に大きい負荷が発生する状況や急加速状況などに相当する。このような状況で電力損失によって駆動モータ15が不安定に駆動されることは、走行ロボット100の安全に影響を及ぼす。
これにより、本発明の一実施形態は、走行ロボット100制御の安定性と実効性のために前記基準電圧値を設定するが、駆動モータ15に提供される電流が高電流に相当するほど基準電圧値をより低く決定することによって、走行の安定性を向上させる。
再び図6を参照すれば、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、外部電源250から電力が供給されて前記キャリッジ10または駆動ローラ14aに駆動力を提供する駆動モータ15と、前記外部電源250を含み、前記駆動モータ15に選択的に連結される駆動回路120と、前記駆動モータ15に選択的に連結される制動回路130と、前記駆動回路120および制動回路130のいずれか1つを前記駆動モータ15との連結状態に制御する制御部90とを含み、前記制御部90は、前記キャリッジ10の走行モードで前記駆動回路120を連結状態に制御し、前記キャリッジ10の制動モードで前記制動回路130を連結状態に制御することができる。
本発明の制御部90は、各機能に応じて互いに独立した別個の個体で設けられてもよく、先に説明された複数の機能を含む単一の構成で存在してもよい。
図6には、本発明の一実施形態として、走行ロボット100の体積および荷重を減少させるために、外部電源250を配管200の外部に位置させ、電源ケーブル255を用いて駆動モータ15に電力を提供する構造が示されている。
一方、図8には、本発明の一実施形態による駆動回路120および制動回路130が概略的に示されている。
駆動回路120は、外部電源250を含み、駆動モータ15に選択的に連結可能に設けられる。図8を参照すれば、駆動回路120は、外部電源250を含み、制御スイッチ122を介して前記駆動モータ15の両端に連結される。
制御スイッチ122は、制御部90によって駆動回路120または制動回路130のいずれか1つを駆動モータ15と連結させる。制御スイッチ122は、前記駆動回路120または制動回路130のいずれか1つを択一的に駆動モータ15と連結させる。
したがって、駆動回路120が連結状態の場合、制動回路130は、解除状態になって駆動モータ15と分離され、制動回路130が連結状態の場合、駆動回路120は、解除状態となって駆動モータ150と分離される。
本発明において、駆動回路120の具体的な構造は多様に設定可能であるが、図8には、本発明の一実施形態により、外部電源250を含む線路から構成され、前記駆動回路120の線路の両端は、前記駆動モータ15が設けられた線路の両端に前記制御スイッチ122を介して選択的に連結される構造が示されている。
一方、制動回路130は、外部電源250を含まない回路であって、前記制御スイッチ122の制御によって前記駆動モータ15に選択的に連結される。図8には、前記制動回路130が概略的に示されている。
制動回路130は、外部電源250を含まないことから、制動回路130が連結状態に制御された場合、前記駆動モータ15は、外力によって発電する発電機として作動し、これにより、駆動モータ15の外力を消費する制動モードが実現される。
図8を参照すれば、制動回路130は、駆動モータ15が設けられた線路の両端に連結される。制動回路130は、前記駆動モータ15の両極を相互短絡させるように設けられてもよく、以下に説明する内容のように、抵抗部136、137を含み、駆動モータ15の両極を電気的に連結してもよい。
本発明において、駆動モータ15の両極を選択的に連結する制動回路130は、多様な構造で設けられるが、図8には、本発明の一実施形態により、駆動モータ15の線路の両端にそれぞれ制御スイッチ122が設けられ、前記制御スイッチ122の制御により、駆動回路120との関係から択一的に駆動モータ15の両極に連結される構造が示されている。
また、制動回路130は、走行ロボット100上に備えられてもよく、前記外部電源250側に設けられてもよい。前記外部電源250側に制動回路130が設けられた場合、前記駆動回路120および制動回路130は、電源ケーブル255などを介して前記駆動モータ15と電気的に連結される。
図8には、制動回路130が駆動回路120側に並列的に設けられ、電源ケーブル255などを介して前記駆動モータ15と電気的に連結される構造が一実施形態として示されている。
一方、先に説明したように、本発明の一実施形態は、制御スイッチ122を介して前記駆動回路120および制動回路130が択一的に連結状態および解除状態に制御される。
一方、制御部90は、前記駆動回路120および制動回路130のいずれか1つを連結状態に制御する。つまり、制御部90によって駆動回路120が連結状態に制御されると、制動回路130は解除状態に制御され、制動回路130が連結状態に制御された場合は、駆動回路120が解除状態に制御される。
駆動回路120および制動回路130の連結状態の決定は、使用者のコントロールモジュールの操作によって決定可能である。例えば、使用者が走行ロボット100の走行状態制御のために設けられたコントロールモジュールを用いて、本発明による走行ロボット100を減速または停止させるように操作する場合、制御部90は、当該信号によって駆動回路120および制動回路130の連結状態を決定する。
一方、制御部90は、前記キャリッジ10の走行モードで前記駆動回路120を連結状態に制御し、前記キャリッジ10の制動モードで前記制動回路130を連結状態に制御する。
本発明において、走行モードとは、駆動モータ15に電力が提供されて動力が発生する状態をいい、制動モードとは、駆動モータ15で動力が発生せず、制動力が形成されてキャリッジ10の停止が意図される状態をいう。
制御部90は、使用者の操作信号によって前記走行モードおよび制動モードを把握することができる。つまり、使用者が走行のために駆動モータ15に動力が発生するように操作する場合には、制御部90が走行モードと認識することができ、使用者が別途の停止ボタン乃至走行ロボット100の速度を減速させたり、「0」に制御する場合、制御部90は制動モードと認識することができる。
走行モードで、制御部90は、前記駆動回路120を連結状態に制御する。これにより、外部電源250から駆動モータ15に電力が供給され、駆動モータ15は、外部電源250の電力を用いて駆動ローラ14aに駆動力を提供する。
一方、制動モードで、制御部90は、前記駆動回路120を解除状態に制御しながら制動回路130を連結状態に制御する。駆動回路120が解除されると同時に、駆動モータ15は電力供給が遮断されて駆動力を発生させない状態になり、制動回路130が連結されることによって、外力により発電する発電機として機能する。
制動回路130が連結された場合、駆動ローラ14aには、走行状態で走行ロボット100に存在する慣性力または走行ロボット100の荷重が外力として作用するが、前記外力が、結局駆動モータ15に伝達され、駆動モータ15は前記外力により発電機として作動する。
つまり、前記制動回路130が連結状態になると、走行ロボット100には、前記駆動モータ15の発電量が前記外力を消耗する制動力として作用するのである。
配管200内部を走行する本発明の走行ロボット100は、その走行空間が狭いので、体積や荷重を減少させることが有利であるが、本発明の一実施形態のように、駆動モータ15に制動回路130を設けた場合、前記駆動ローラ14aに別途の制動装置を設けなくても制動力を形成可能なため、配管内部を走行する走行ロボット100の体積や荷重を減少させるのに有利である。
さらに、制動力を十分に確保するために、前記制動回路130と共に制動装置を設けてもよいが、この場合も、前記制動装置の大きさや荷重を大きく減少させることができて、有利である。
一方、本発明の一実施形態は、制動回路130を用いることによって、垂直配管における走行ロボット100の停止を実現するうえで有利である。垂直配管とは、好ましくは、地面に垂直に延びた配管200であって、走行ロボット100の自重が走行方向に並んでいたり類似の配管200を意味する。
垂直配管で走行ロボット100が停止するのは、走行状態に応じて走行ロボット100に存在する慣性力はもちろん、走行ロボット100に作用する荷重による外力に対応する制動力を提供しなければならない。
本発明の一実施形態の場合、前記のように、制動回路130を用いて駆動モータ15に作用する外力を消費して反力のように提供するが、垂直配管の場合、荷重による外力が持続的に維持されることから、走行ロボット100の停止のための制動力が持続的に提供されなければならない。
本発明の一実施形態は、駆動モータ15の両極を連結する制動回路130を介して前記駆動モータ15に作用する外力を消費する概念の制動システムであるので、制動力を形成するための別途の動力供給が要求されず、外力が大きいほどより多い制動力の提供が可能である。
これにより、傾斜路または垂直配管のように制動力が持続的に維持されなければならない場合、本発明の一実施形態は、制動回路130を介して別途の動力の供給なしに、走行ロボット100に外力に対する制動力を持続的に提供可能なため、有利である。
一方、先に説明したように、図8には、本発明の一実施形態による駆動回路120および制動回路130が示されており、図8を参照すれば、本発明の一実施形態は、前記駆動モータ15の両端には、前記駆動回路120および制動回路130のいずれか1つと選択的に連結される制御スイッチ122がそれぞれ設けられ、前記制御部90は、前記制御スイッチ122を制御して前記駆動回路120および制動回路130の連結状態を制御する。
本発明の一実施形態において、制御スイッチ122は、図8に示されるように、駆動モータ15を含む線路の両端にそれぞれ設けられる。
本発明の一実施形態は、駆動回路120および制動回路130の安定的かつ迅速な制御のために、制御スイッチ122を一対で設けて駆動モータ15の両端に位置させる。
一方、図8に示されるように、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、前記制動回路130に抵抗部136、137が含まれている抵抗線路135と短絡状態の非抵抗線路138とが並列的に設けられ、前記抵抗線路135および非抵抗線路138のいずれか1つを前記駆動モータ15の両極の間に連結する抵抗スイッチ133が設けられる。
本発明の一実施形態において、抵抗線路135は、抵抗部136、137を含み、非抵抗線路138は、抵抗部136、137が含まれておらず、外部電源250の両極を短絡状態で連結する線路を意味する。
走行ロボット100の制動モードで走行ロボット100に要求される制動力は、その大きさが多様に要求される。本発明の一実施形態は、前記制動力の大きさを多様に形成できるように、抵抗線路135と非抵抗線路138とを別途に備える。
先に説明したように、制動回路130が連結状態になると、駆動モータ15は、発電機として動作し、制動回路130で消費する電力が直ちに駆動モータ15に作用する制動力になる。
つまり、制動回路130で消費する電力が大きいほど、駆動モータ15で消費される外力が大きくなるのであり、これにより、本発明の一実施形態は、制動回路130で消費する電力の大きさを調節して前記駆動モータ15に形成される制動力を調節する。
例えば、抵抗部136、137を含む抵抗線路135は、抵抗が存在せずに短絡状態を形成する非抵抗線路138より電力を消費する抵抗の大きさが大きく、抵抗の大きさが大きければ、同一電圧で消費する電力の大きさが減少する。
これにより、抵抗線路135が連結された制動回路130は、同一時間の間に非抵抗線路138が消費する電力よりも少ない電力を消費し、よって、駆動モータ15に提供される制動力がより小さくなる。
一方、非抵抗線路138は、抵抗部136、137が存在せずに駆動モータ15の発電量を線路全体で消費するが、その抵抗の大きさが前記抵抗線路135に比べて非常に小さく、同一時間の間により大きい電力を消費する。
これにより、非抵抗線路138が連結された制動回路130は、駆動モータ15により大きい制動力を提供する。
結局、本発明の一実施形態は、制動回路130にそれぞれ選択的かつ択一的に連結される抵抗線路135および非抵抗線路138を設けることによって、走行ロボット100に要求される制動力を多様に満たせるようにする。
前記抵抗線路135および非抵抗線路138は、抵抗スイッチ133の作動によって制動回路130に択一的に連結され、制御部90は、前記抵抗スイッチ133を制御して前記抵抗線路135および非抵抗線路138のいずれか1つを制動回路130上に連結する。
一方、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、前記制御部90は、前記制動モードのうち、一般制動モードの場合、前記キャリッジ10の速度が基準速度以上の場合、前記制動回路130で前記抵抗線路135を連結し、前記基準速度未満の場合、前記制動回路130で前記非抵抗線路138を連結することができる。
本発明の一実施形態において、前記制動モードは、大きく、一般制動モードと急制動モードとに区分される。使用者がコントロールコンソールの急制動ボタンを操作したり、走行ロボット100を現在の速度から一定水準以上の差に減速させるように操作する場合、制御部90は、急制動モードと認識することができる。
前記急制動モードを認識するための一定水準以上の差は、必要に応じて多様に設定されるものであり、実験と統計により決定される。また、これは例として理解されなければならないものであり、その他の多様な方式で急制動モードを設定することができる。
一方、制御部90は、前記急制動モードの基準に相当しない場合を一般制動モードと認識することができる。さらに、使用者によって一般制動モードおよび急制動モードのいずれか1つに予め設定され、この後の制御が一般制動モードまたは急制動モードのいずれか1つに制御されてもよい。
本発明の一実施形態において、急制動モードは、制動力が直ちに最大の大きさに形成されるモードを意味するものであり、一般制動モードは、制動によって発生する衝撃を減少させるために、制動時、少なくとも初期には、前記急制動モードの制動力よりも低い制動力を形成する制動モードと理解される。
このような観点から、前記の一般制動モードおよび急制動モードを区分する基準は例として理解されなければならず、前記趣旨を考慮して多様な方式で設定される。
制御部90は、一般制動モードと判断されると、前記キャリッジ10の速度が基準速度以上の場合、前記抵抗線路135を前記制動回路130上に連結する。先に説明したように、抵抗線路135は、非抵抗線路138と比較して、駆動モータ15に形成する制動力の大きさがより小さい。
キャリッジ10の速度が基準速度以上の場合、初期の制動力を大きくすれば、それによる衝撃が大きく発生して走行ロボット100に作用するので、安全および耐久に不利である。したがって、本発明の一実施形態では、基準速度以上の場合、前記抵抗線路135を制動回路130上に連結して制動に応じた衝撃を緩和させる。
前記基準速度は、抵抗線路135および非抵抗線路138の択一的連結に対する基準になり、その値は、制御戦略的な側面を考慮して多様に決定される。例えば、制動の迅速性を追求する場合、前記基準速度を大きい値に設定することができ、制動による衝撃の緩和を追求する場合、前記基準速度をより小さい値に設定することができる。
一方、前記抵抗線路135の連結によって制動が行われて前記キャリッジ10の速度が基準速度未満になると、制御部90は、制動回路130で非抵抗線路138を連結することによって制動力を増加させる。
非抵抗線路138が連結された制動回路130は、抵抗線路135が連結された場合よりも大きい制動力を駆動モータ15に提供し、基準速度以上では抵抗線路135による制動力を駆動モータ15に付与して衝撃を緩和し、基準速度未満で非抵抗線路138による制動力を駆動モータ15に付与して、終局的な停止状態のために最大制動力を形成するのである。
一方、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、前記制御部90は、前記制動モードのうち、急制動モードの場合、前記キャリッジ10の速度に関係なく前記制動回路130で前記非抵抗線路138を連結することができる。
先に説明したように、本発明の一実施形態において、前記急制動モードは、制動によりキャリッジ10に作用できる衝撃を緩和することより迅速にキャリッジ10を制動することを優先するものであり、このために、本発明の一実施形態は、前記キャリッジ10の速度に関係なく制動力を最大に付与する。
つまり、制御部90は、急制動モードと認識した場合、前記制動回路130に前記非抵抗線路138を連結することによって、前記外部電源250の両極を短絡させ、これにより、制動回路130を介して駆動モータ15に提供できる最大制動力を提供して迅速な制動を行うようにする。
一方、図8に示されるように、本発明の一実施形態は、前記抵抗部136、137が、温度が増加するほど抵抗値が低くなるNTC素子136を含むことができる。NTC(NEGATIVE TEMPERATURE COEFFICIENT OF RESISTANCE)素子とは、当該素子の温度が増加するほど抵抗値が低くなる特性を有する抵抗素子を意味する。
先に説明したように、本発明において、抵抗線路135は、抵抗部136、137を設けて、前記抵抗部136、137で駆動モータ15の外力を電力として消費するが、前記抵抗部136、137で前記電力は主に熱として消費され、これにより、前記抵抗部136、137は、制動モードが持続するほど温度が増加する。
つまり、本発明の抵抗部136、137に設けられたNTC素子136は、制動が持続するほど抵抗値が低くなり、これにより、抵抗部136、137で消費される電力量が増加するにつれ、前記駆動モータ15に提供される制動力が次第に増加する。
結局、本発明の一実施形態は、非抵抗線路138よりも低い制動力を駆動モータ15に形成する抵抗線路135を備えるが、抵抗線路135の抵抗部136、137にNTC素子136を含ませることによって、抵抗線路135を連結した制動モードで制動が進行するほど、NTC素子136によって次第に制動力が増加するようにする。
これにより、走行ロボット100に提供される制動力が漸進的に増加するようにして衝撃を緩和させ、制動過程の進行に伴って走行ロボット100の停止のための十分な大きさの制動力が提供できるようにするのである。
一方、図8に示されるように、本発明の一実施形態による配管内部走行ロボット100は、前記抵抗部に前記制御部によって抵抗値が調節される可変抵抗と前記NTC素子とが直列配置され、前記駆動モータは、電源ケーブルを介して前記駆動回路および制動回路と選択的に連結され、前記可変抵抗は、前記電源ケーブルの長さが長いほど抵抗値がより小さいように調節される。
外部電源250から電源ケーブル255を介して電力が供給される駆動モータ15の場合、前記制動回路130で前記電源ケーブル255に存在する線路抵抗257を用いて前記制動回路130で前記駆動モータ15の制動力を形成することができる。
ただし、前記電源ケーブル255の長さに応じて電源ケーブル255に存在する線路抵抗257の大きさが変化し、これにより、前記電源ケーブル255の線路抵抗257を用いて抵抗線路135が制動力を形成することは、その制動力の大きさが変化しうるので、本発明の一実施形態は、抵抗線路135上に可変抵抗137を備える。
制御部90は、前記電源ケーブル255の線路抵抗257と可変抵抗137との合算値が一定値をなすように前記可変抵抗137を制御することができる。例えば、電源ケーブル255の長さが長くて線路抵抗257が大きくなると、制御部90は、可変抵抗137の大きさを小さく調節し、電源ケーブル255の長さが短くて線路抵抗257が小さくなると、制御部90は、可変抵抗137の大きさを大きく調節して制動回路130によって提供される抵抗値を一定に維持する。
これにより、本発明の一実施形態は、電源ケーブル255の線路抵抗257を用いて制動回路130を構成しながら、電源ケーブル255の線路抵抗257が変化しても駆動モータ15に提供される制動力を一定に形成できるように、可変抵抗137を配置する。
本発明を先に記載したところにより望ましい実施例を通じて説明したが、本発明はこれに限定されず、次に記載する特許請求の範囲の概念と範囲を逸脱しない限り、多様な修正および変形が可能であることを、本発明の属する技術分野に従事する者は容易に理解するであろう。
100:配管内部走行ロボット
10:キャリッジ
10a:前方キャリッジ
10b:後方キャリッジ
11:プレート部
11a:第1プレート
11b:第2プレート
12:エアシリンダ
13:リンク部
13a:第1リンク
13b:第2リンク
14:ローラ部
14a:駆動ローラ
14b:補助ローラ
15:駆動モータ
16:ガイドポスト
20:ホルダ
22:エアセル
22a:第1エアセル
22b:第2エアセル
23:支持ローラ
63:電流測定部
65:電圧測定部
70:内部電源
75:スイッチ
90:制御部
120:駆動回路
122:制御スイッチ
130:制動回路
135:抵抗線路
138:非抵抗線路
200:配管
210:下向きT管
250:外部電源
255:電源ケーブル
257:線路抵抗

Claims (20)

  1. 配管内壁に支持して配管内壁に沿って走行可能な前方キャリッジおよび後方キャリッジと、
    前記前方キャリッジと前記後方キャリッジとの間を連結し、柔軟性が調節されるホルダと
    を含む配管内部走行ロボット。
  2. 前記ホルダは、空気の注入または排出によって内部圧力が変化するエアセルを含み、前記エアセルの内部圧力に応じて柔軟性が調節される、請求項1に記載の配管内部走行ロボット。
  3. 前記エアセルは、
    前記前方キャリッジに隣接して設けられる第1エアセルと、
    前記後方キャリッジに隣接して設けられる第2エアセルと
    を含み、
    前記第1エアセルと前記第2エアセルとは、互いに離隔している、請求項2に記載の配管内部走行ロボット。
  4. 前記ホルダは、前記第1エアセルと前記第2エアセルとの間に設けられ、前記ホルダの外側に沿って離隔配置される複数の支持ローラを含む、請求項3に記載の配管内部走行ロボット。
  5. 曲管を通過する場合、前記前方キャリッジおよび前記後方キャリッジが前記曲管を走行するように前記ホルダが柔軟になる、請求項1に記載の配管内部走行ロボット。
  6. 前記配管において下部の開放された区域を直線に通過する場合、前記前方キャリッジおよび前記後方キャリッジが直線に走行するように前記ホルダが硬くなる、請求項1に記載の配管内部走行ロボット。
  7. 前記前方キャリッジおよび前記後方キャリッジは、
    空圧で作動するエアシリンダと、
    前記エアシリンダの後端に設けられる第1プレートと、
    前記第1プレートの外側に連結されるガイドポストと、
    前記ガイドポストの端部に連結される第2プレートと、
    前記第1プレートおよび前記第2プレートにそれぞれ回動可能に連結された第1リンクおよび第2リンクを有するリンク部と、
    前記リンク部の先端に連結されるローラ部と
    を含む、請求項1に記載の配管内部走行ロボット。
  8. 前記ローラ部は、
    前記第1リンクの先端に連結され、駆動モータが連結された駆動ローラと、
    前記第2リンクの先端に連結される補助ローラと
    を含む、請求項7に記載の配管内部走行ロボット。
  9. 外部電源から電力が供給されて前記前方キャリッジおよび後方キャリッジに駆動力を提供する駆動モータと、
    前記前方キャリッジおよび後方キャリッジと共に前記配管を移動し、スイッチの作動によって前記外部電源と前記駆動モータとの間の電流経路に選択的に連結される内部電源と、
    前記外部電源によって前記駆動モータに提供される電力と現在要求される目標電力との間の電力偏差が発生した場合、前記スイッチを作動させて前記内部電源を連結することによって、前記電力偏差だけ前記駆動モータに提供される電力を補償する制御部と
    を含む、請求項1に記載の配管内部走行ロボット。
  10. 前記外部電源は、前記配管外部の一地点に固定され、前記駆動モータは、前記電流経路の少なくとも一部を構成する電源ケーブルを介して前記外部電源から電力が供給される、請求項9に記載の配管内部走行ロボット。
  11. 前記駆動モータに提供される電圧を測定する電圧測定部をさらに含み、
    前記制御部は、前記電圧測定部で測定された電圧と前記目標電力による目標電圧との間の電圧偏差が発生する場合、前記内部電源を連結して前記電圧偏差値を補償する、請求項10に記載の配管内部走行ロボット。
  12. 前記駆動モータに提供される電流を測定する電流測定部をさらに含み、
    前記制御部は、前記電流測定部で測定された電流と前記目標電力との関係から前記目標電圧を決定する、請求項11に記載の配管内部走行ロボット。
  13. 前記制御部は、前記電圧偏差が基準電圧値以上の場合、前記内部電源を連結し、前記測定された電流が大きいほど前記基準電圧値をより小さい値に決定する、請求項12に記載の配管内部走行ロボット。
  14. 外部電源から電力が供給されて前記前方キャリッジおよび後方キャリッジに駆動力を提供する駆動モータと、
    前記外部電源を含み、前記駆動モータに選択的に連結される駆動回路と、
    前記駆動モータに選択的に連結される制動回路と、
    前記駆動回路および制動回路のいずれか1つを前記駆動モータとの連結状態に制御する制御部と
    を含み、
    前記制御部は、前記前方キャリッジおよび後方キャリッジの走行モードで前記駆動回路を連結状態に制御し、前記キャリッジの制動モードで前記制動回路を連結状態に制御する、請求項1に記載の配管内部走行ロボット。
  15. 前記駆動モータの両端には、前記駆動回路および制動回路のいずれか1つと選択的に連結される制御スイッチがそれぞれ設けられ、
    前記制御部は、前記制御スイッチを制御して前記駆動回路および制動回路の連結状態を制御する、請求項14に記載の配管内部走行ロボット。
  16. 前記制動回路には、抵抗部が含まれている抵抗線路と短絡状態の非抵抗線路とが並列的に設けられ、前記抵抗線路および非抵抗線路のいずれか1つを前記駆動モータの両極の間に連結する抵抗スイッチが設けられた、請求項14に記載の配管内部走行ロボット。
  17. 前記制御部は、前記制動モードのうち、一般制動モードの場合、前記前方キャリッジおよび後方キャリッジの速度が基準速度以上の場合、前記制動回路で前記抵抗線路を連結し、前記基準速度未満の場合、前記制動回路で前記非抵抗線路を連結する、請求項16に記載の配管内部走行ロボット。
  18. 前記制御部は、前記制動モードのうち、急制動モードの場合、前記前方キャリッジおよび後方キャリッジの速度に関係なく前記制動回路で前記非抵抗線路を連結する、請求項15に記載の配管内部走行ロボット。
  19. 前記抵抗部は、温度が増加するほど抵抗値が低くなるNTC素子を含む、請求項16に記載の配管内部走行ロボット。
  20. 前記抵抗部は、前記制御部によって抵抗値が調節される可変抵抗と前記NTC素子とが直列配置され、
    前記駆動モータは、電源ケーブルを介して前記駆動回路および制動回路と連結され、
    前記可変抵抗は、前記電源ケーブルの長さが長いほど抵抗値がより小さいように調節される、請求項19に記載の配管内部走行ロボット。
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