JP3152398U - タイヤ式管内検査ロボット及びそれを用いた管内検査装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、ほとんどの検査装置は、走行車を外部から遠隔操作するものであり、遠隔操作を行うための大掛かりな設備を搭載した車で現場まで移動しなければならず、多額の設備投資が必要なだけでなく、操作が複雑で専任の熟練したオペレータを必要とし、作業に時間がかかり、人件費も高くなり、また、作業時に駐車スペースを必要とし、道路が塞がれてしまい、取扱い性に欠けるという問題点を有していた。
この問題を解決するために、本出願人が考案した(特許文献1)には「フレームと、フレームの下部にハの字型に配設された左右の無限軌道部と、フレームの進行方向前方側の先端部に配設されたカメラと、進行方向前方側を照らす照明部と、カメラで撮影した画像を記憶する記憶部と、無限軌道部を駆動する駆動モータと、駆動モータに電力を供給するバッテリと、を備えた自走式管内検査ロボット」が開示されている。
(2)しかし、左右の無限軌道部で車体の水平姿勢を維持することにより、カメラのレンズを下水管の中心に位置させる構造であるため、無限軌道部の接地面からカメラのレンズまでの距離が下水管の内半径と等しくなるように形成しなければならず、下水管の内半径に応じて、無限軌道部の位置が異なる自走式管内検査ロボットを用意する必要があり、汎用性の向上が望まれていた。
(3)また、無限軌道部は、ベルト状の履板を管表面に接触させて走行するものであるため、左右の無限軌道部が90度をなすようにハの字型に配設されることにより、円管内での走行の安定性に優れるが、平坦路では、履板の縁のみで接地し、グリップ力(摩擦力)が得られず、走行できる管の形状が円形のものに限定されるため、矩形状の接続部を有する管路や管底が平坦な蒲鉾型の管路などのように、多種多様な断面形状を有する管路の検査に対応可能な管内検査ロボットの開発が要望されていた。
(4)さらに、無限軌道部をハの字型に配置することにより、管の底部中央に溜まった水や異物、或いは一般的に管の底部や側部に接続される枝管の開口部などを避けて走行することができ、管内に凹凸,陥没,段差或いは木の根やその他の避けられない障害物がある場合でも、それらを踏み越えて走行することができるが、起動輪や遊動輪と履板との間に異物を噛み込むと走行不能に陥るため、多量の土砂などが堆積した管内では使用することができず、走行性能の向上が望まれていた。
本考案の請求項1に記載のタイヤ式管内検査ロボットは、下水管などの管内を移動して前記管内の撮影を行うタイヤ式管内検査ロボットであって、フレームと、前記フレームの進行方向前方側から見て前記フレームの下部から両外側下方に向かってハの字型に配設された左右一対のタイヤ保持部と、底面部が円弧状の管内の走行時に前記管内の壁面に接する円管路接触部と前記円管路接触部に連続して内側の周縁部に形成され平坦路の走行時に接地する平坦路接触部とを有する複数のタイヤが各々の前記タイヤ保持部の内側面に対向して配設された左右一対のタイヤ列と、前記複数のタイヤを左右の前記タイヤ列単位で全輪駆動する左右一対の駆動モータと、前記フレームの進行方向前方側の先端部に配設されたレンズを有し前記フレームに内蔵されたカメラと、前記フレームに内蔵され前記カメラで撮影した画像を記憶する記憶部と、前記フレームに配設され進行方向前方側を照らす照明部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)フレームの進行方向前方側から見てフレームの下部から両外側下方に向かってハの字型に配設された左右一対のタイヤ保持部を有するので、タイヤ保持部に配設される左右一対のタイヤ列によってフレームを安定して支持することができ、管内を走行しながら、カメラによって管内の表面の様子を確実に撮影することができ、管内検査の信頼性に優れる。
(2)左右一対のタイヤ列をハの字型に配置することにより、管の底部中央に溜まった水や異物、或いは一般的に管の底部や側部に接続される枝管の開口部などを避けて走行することができ、フレームと障害物との接触を最低限に抑えることができ、振動の少ない安定した走行と高品質な画像の撮影が可能で、画像品質の信頼性に優れる。
(3)管内に凹凸,陥没,段差或いは木の根やその他の避けられない障害物がある場合でも、複数のタイヤからなるタイヤ列により、それらを踏み越えて走行することができ、走破力に優れる。
(4)タイヤが、底面部が円弧状の管内の走行時に管内の壁面に接する円管路接触部と、円管路接触部に連続して内側の周縁部に形成され平坦路の走行時に接地する平坦路接触部を有することにより、管底が円弧状でも、平坦でも走行することができるので、管路の途中に矩形状の接続部を有する場合や管路が底部に平坦部を有する蒲鉾型に形成されている場合でも、連続走行して短時間で検査を行うことができ、検査対象の汎用性、検査の効率性に優れる。
(5)左右一対のタイヤ列を形成する複数のタイヤが、各々のタイヤ保持部の内側面に対向して配設されるので、タイヤをタイヤ保持部で保護できると共に、フレームの底面部と左右のタイヤ保持部で囲まれる空間部に、タイヤのみを配置することができ、フレームの底面部の高さを高くすることによって、平坦路を走行する場合や管内に土砂やゴミ等の異物(障害物)が堆積している場合でも、フレームの底面部が平坦路や異物等と干渉することがなく、内径の小さな管にも対応することができ、走行の信頼性、安定性に優れる。
(6)タイヤ列が独立した複数のタイヤによって形成されているので、クローラのように、起動輪や遊動輪と履板との間に異物を噛み込んで走行不能に陥ることがなく、走行安定性、機動性に優れる。
(7)複数のタイヤを左右のタイヤ列単位で全輪駆動する左右一対の駆動モータを有するので、特定のタイヤの位置に、異物や枝管などの分岐の開口部、陥没或いは管の継ぎ目の位置ずれなどの段差が重なることがあっても、他のタイヤの駆動力によって、それらに引っ掛かることなく、確実に出口に向かって移動することができ、障害物の走破性、直進性に優れる。
(8)複数のタイヤを左右のタイヤ列単位で全輪駆動するので、対向する左右のタイヤを連結する車軸が不要で、管底に土砂等の異物が堆積していても、それらが走行の妨げになることがなく、タイヤ駆動の確実性、走行の安定性に優れる。
(9)管路が曲がっている場合でも、ハの字型に配置されたタイヤ列の一部を管壁に確実に接触させ、管路に沿うように走行させることができ、形状の複雑な管路にも対応することが可能で、汎用性、走行の信頼性に優れる。
(10)フレームの進行方向前方側の先端部にレンズが配設されたカメラと、進行方向前方側を照らす照明部を有するので、進行方向前方側に向かって走行しながら、撮影箇所を照明して、確実に管内の表面を撮影することができ、管内検査の効率性に優れる。
(11)カメラで撮影した画像を記憶する記憶部を有することにより、走行時に撮影した画像を確実に記憶することができ、検査箇所を走行し終わった後で、記憶部から画像を取り出し、まとめて管内表面のひび割れや亀裂などの発生状態を確認することができるので、現場での作業と机上での作業を完全に分離することができ、現場での作業時間を短縮することができ、管内検査の作業性、効率性に優れる。
フレームの材質としては、アルミニウム等の金属以外に、ポリカーボネート等の合成樹脂やFRPやFRTP等の繊維強化プラスチック等が好適に用いられる。フレームに開閉自在及び/又は着脱自在なカバー部を覆設することにより、カメラ、記憶部、バッテリなどを水や外部からの衝撃等から保護することができる。尚、フレームの継ぎ目や開閉部等はシールして、防水性を持たせることが好ましい。管内に多量の水が溜まっている場合や水中を走行する場合でも、フレーム内部に水が浸入せず、ショートの発生を防止することができ、動作の安全性、確実性に優れる。
円管路接触部及び平坦路接触部は、いずれも平坦状に形成してもよいし、円弧状に形成してもよい。特に、円管路接触部と平坦路接触部を連続的な円弧状に形成した場合、管底部の曲率(内径)の大小に関わらず、確実にタイヤと管壁を接触させて走行させることができ、走行安定性に優れる。
左右のタイヤ列のなす角度は、適宜、選択することができるが、特に、90度が好ましい。フレームを支持するタイヤ列の間隔(車幅)を最大にして、左右のタイヤ列で確実にフレームを支持して安定した走行を行うことができ、管内部の繋ぎ目や段差などの障害を確実に乗り越えることができるためである。
カメラのレンズの位置は、検査する管の内径に応じて、適宜、選択することができるが、カメラのレンズを下水管の中心部近傍に配置した場合、管内の表面全体を一度で斑無く撮影することができ、管内検査の効率性に優れる。
カメラ視野角に合わせて、照明部で進行方向前方側の撮影部分を照らすことにより、暗い管内でもカメラで確実に撮影することができる。照明部としては、省電力性、長寿命性に優れる発光ダイオードが好適に用いられる。
動画の撮影が可能なカメラを用いることにより、タイヤ式管内検査ロボットの走行中に検査対象の管内を全長に渡って漏れなく連続的に撮影することができ、不具合検出の信頼性に優れる。
尚、カメラや記憶部を別々に用意する代わりに、カメラと記憶部やモニタが一体となったビデオカメラを使用することもできる。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)左右一対の駆動モータが、フレームに内蔵されていることにより、駆動モータを外部からの衝撃や水から保護することができ、耐久性、防水性に優れると共に、駆動モータがフレームの外に突出していないので、段差を通過する際や右左折をする際に、駆動モータが管壁に引っ掛かることがなく、コンパクト性、走行の自在性に優れる。
(2)駆動モータをフレームの進行方向前方側に内蔵し、重心をフレームの進行方向前方側に位置させることにより、段差を乗り越える際にフレームの進行方向前方側が持ち上がったまま走行不能となることを防止でき、直ちに姿勢を水平に戻して走行を続けることが可能で、走破性に優れ、段差や凹凸、異物等が存在する管内や断面形状が変化する管内を確実に検査することができ、検査の信頼性、確実性に優れる。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)フレームの底部が逆台形状に形成されているので、左右の斜面にタイヤ保持部をそれぞれ配設することにより、簡便かつ確実にタイヤ保持部を固定することができ、タイヤ保持部の位置決め作業性、組立作業性に優れる。
(2)フレームの底部が逆台形状に形成されることにより、底面部を平坦に形成することができ、フレームの底面部と左右のタイヤ保持部で囲まれる空間部に突起がなく、平坦路を走行する場合や管内に土砂やゴミ等の異物(障害物)が堆積している場合でも、フレームの底面部が平坦路や異物等と干渉することがなく、内径の小さな管にも対応することができ、走行の信頼性、安定性に優れる。
この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1項で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)各々の駆動モータの動力を各々のタイヤに伝達する動力伝達部が、各々のタイヤ保持部の外側に配設されていることにより、曲率の大きな管内や管底が平坦な管内を走行する際、或いは管底に凹凸や堆積物等が存在している場合に、動力伝達部が、管底や凹凸等と干渉することがなく、走行安定性に優れる。
尚、動力伝達部の外側には、保護カバーを設け、回転軸や歯車などを外部からの衝撃や異物等から保護することが好ましい。
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1項で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)照明部が、フレームの進行方向前方側の先端部で円周上に配置された複数の発光部を有し、カメラのレンズが、照明部の中央部でフレームの進行方向前方側に突出して照明部の前方に配設されているので、照明部によって斑無く確実に管内全体を照明することができ、レンズの影ができることがなく、画像の高品質性、検査の信頼性に優れる。
(2)カメラのレンズが、照明部の中央部でフレームの進行方向前方側に突出して照明部の前方に配設されていることにより、レンズの可動域を広げることができ、レンズの向きを自由に変更して所望の位置を撮影することが可能で、検査の効率性、汎用性に優れる。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)タイヤ式管内検査ロボットに接続されたケーブルを通してカメラで撮影した画像を管外で受信して表示する表示部を有するので、カメラから表示部に送信される画像を管外でリアルタイムに確認しながら検査を行うことができ、タイヤ式管内検査ロボットに不具合が発生した場合でもすぐに対処することが可能で、検査の効率性、確実性に優れる。
(2)ケーブルを通して各々の駆動モータの正逆転及び停止を切り替えるための制御信号を管外から送信する操作部を有するので、カメラから送信される画像を表示部で確認しながら操作部で簡便にタイヤ式管内検査ロボットを操作することができ、操作性、検査の作業性に優れる。
また、操作部としては、押しボタンやジョイスティック等によって操作するものが好適に用いられる。特に、左右のモータそれぞれに対し、選択した押しボタンを押して正転、逆転、停止に対応した制御信号を送信するものは、極めて操作が容易で、専任のオペレータ等が不要で、誰でも操作することができ、作業時間を短縮することが可能で、使用性、作業性に優れる。操作部は、駆動モータの回転速度、カメラや照明部のオン、オフの切り替え、照明部の明るさ、カメラのレンズの向き等を制御できるように構成することもできる。
尚、表示部と操作部は、別体で構成してもよいが、コントローラとして一体化することにより、持ち運びが容易でコンパクト性、操作性、取扱い性に優れ、好ましい。
また、コントローラのケーブルに目盛りを付けることにより、一目でタイヤ式管内検査ロボットの現在位置や走行距離を知ることができ、使用性に優れる。
この構成により、請求項6で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)音声入力部とタイヤ式管内検査ロボットの記憶部とを音声ケーブルで接続することにより、作業者が管外の表示部で検査状況を確認しつつ、操作部でタイヤ式管内検査ロボットを操作しながら、検査日、検査担当者、検査場所、検査状況や不具合の発生状況などの必要情報を音声入力部から吹き込み、画像と一緒に保存することができ、検査の効率性、作業性、データの信頼性に優れる。
(2)音声入力部から入力された音声とカメラで撮影された画像を一つの記憶部で同時に記憶することができるので、後から画像を再生するだけで、検査状況等を簡単に確認することができ、必要な情報を文字等で入力する手間を省くことができ、データ整理の作業性、効率性に優れる。
(3)タイヤ式管内検査ロボットに電力を供給する外部電源と、タイヤ式管内検査ロボットと外部電源を接続する電力ケーブルを有することにより、タイヤ式管内検査ロボットにバッテリを搭載する必要がなく、タイヤ式管内検査ロボットを軽量化して、消費電力を抑えることができ、省エネルギー性に優れると共に、検査途中でバッテリ切れとなるおそれがなく、長時間連続して検査を行うことができ、検査の効率性、確実性に優れる。
(4)タイヤ式管内検査ロボットに搭載され外部電源から供給される電力の電圧値を調整する電圧調整部を有するので、電力ケーブルの長さによって生じる電圧降下量に合わせて、必要な電圧よりも高めに電圧値を設定して送電することにより、駆動モータやカメラなどに必要な電力を常に過不足なく供給することができ、長い管路でも確実に検査を行うことが可能で、動作の安定性、検査の信頼性に優れる。
また、エンコーダを利用して駆動モータの回転量を検出し、その値からタイヤ式管内検査ロボットの移動量(位置)を求めるようにしてもよい。
電力ケーブルの繰り出し量はタイヤ式管内検査ロボットの移動量によって変化するが、電力ケーブルの全長は変わらないので、予め電圧降下量を見込んだ電圧値で送電すれば、電圧調整部で各部の規格電圧に調整することができ、規格以上の電圧がかかったり、電圧が不足したりすることがなく、動作の安定性に優れる。
請求項1に記載の考案によれば、以下のような有利な効果が得られる。
(1)管底の曲率や形状に関わらず、安定して走行することができ、管路の途中に矩形状の接続部を有する場合や管路が底部に平坦部を有する蒲鉾型に形成されている場合でも、連続走行して短時間で検査を行うことが可能な検査対象の汎用性、検査の効率性に優れたタイヤ式管内検査ロボットを提供することができる。
(1)重心をフレームの進行方向前方側に位置させることにより、段差を乗り越える際にフレームの進行方向前方側が持ち上がったまま走行不能となることを防止でき、直ちに姿勢を水平に戻して走行を続けることが可能で、走破性に優れ、段差や凹凸、異物等が存在する管内や断面形状が変化する複雑な管内を確実に検査することができる検査の信頼性、確実性に優れたタイヤ式管内検査ロボットを提供することができる。
(1)底部が逆台形状に形成されたフレームの左右の斜面にそれぞれのタイヤ保持部を配設するだけで、左右の斜面のなす角に応じて、所定の角度で左右のタイヤ保持部を簡便かつ確実に固定することができるタイヤ保持部の位置決め作業性、組立作業性に優れたタイヤ式管内検査ロボットを提供することができる。
(1)駆動モータの動力をタイヤに伝達する動力伝達部が、各々のタイヤ保持部の外側に配設されていることにより、曲率の大きな管内や管底が平坦な管内を走行する際、或いは管底に凹凸や堆積物等が存在している場合に、動力伝達部が、管底や凹凸等と干渉することがなく、走行安定性に優れたタイヤ式管内検査ロボットを提供することができる。
(1)照明部の中央部でフレームの進行方向前方側に突出して照明部の前方に配設されたカメラのレンズの影ができることがなく、画像の高品質性、検査の信頼性に優れ、レンズの可動域を広げることができ、レンズの向きを自由に変更して所望の位置を撮影することが可能な検査の効率性、汎用性に優れたタイヤ式管内検査ロボットを提供することができる。
(1)タイヤ式管内検査ロボットに接続されたケーブルを通してカメラから表示部に送信される画像を管外でリアルタイムに確認しながら、操作部で簡便にタイヤ式管内検査ロボットを操作して検査を行うことができ、タイヤ式管内検査ロボットに不具合が発生した場合でもすぐに対処することが可能な検査の効率性、作業性、確実性、操作性に優れ
たタイヤ式管内検査ロボットを提供することができる。
(1)管外の作業者が音声入力部から吹き込まれる音声と管内のカメラで撮影される画像を一つの記憶部で同時に記憶することができ、後から画像を再生するだけで、検査状況等を簡単に確認することができ、必要な情報を文字等で入力する手間を省くことができる検査及びデータ整理の作業性、効率性、信頼性に優れたタイヤ式管内検査ロボットを提供することができる。
(2)電力ケーブルの長さによって生じる電圧降下量に合わせて、必要な電圧よりも高めに電圧値を設定して送電し、タイヤ式管内検査ロボットに搭載した電圧調整部で電圧値を調整することにより、駆動モータやカメラなどに必要な電力を常に過不足なく供給することができ、長い管路でも確実に検査を行うことが可能な動作の安定性、検査の信頼性に優れたタイヤ式管内検査ロボットを提供することができる。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1におけるタイヤ式管内検査ロボットを用いた管内検査装置の模式斜視図であり、図2(a)は実施の形態1におけるタイヤ式管内検査ロボットの円管路内での走行状態を示す正面図であり、図2(b)は実施の形態1におけるタイヤ式管内検査ロボットの平坦路内での走行状態を示す正面図である。
図1及び図2(a)中、1は実施の形態1におけるタイヤ式管内検査ロボット1Aを用いた管内検査装置、1Aは下水管20の中を走行して下水管20の内壁20aの表面を撮影する実施の形態1におけるタイヤ式管内検査ロボット、2はタイヤ式管内検査ロボット1Aのアルミニウム製のフレーム、2aは逆台形状に形成されたフレーム2の底部の両側の斜面、3はフレーム2の底部の斜面2aにそれぞれ固定されフレーム2の下部から両外側下方に向かってハの字型に配設されたタイヤ式管内検査ロボット1Aの左右一対のタイヤ保持部、4は複数のタイヤ5が各々のタイヤ保持部3の内側面に対向して配設されたタイヤ式管内検査ロボット1Aの左右一対のタイヤ列、6は複数のタイヤ5を左右のタイヤ列4単位で全輪駆動する左右一対の駆動モータ、7は各々のタイヤ保持部3の外側に配設され各々の駆動モータ6の動力を各々のタイヤ5に伝達するタイヤ式管内検査ロボット1Aの動力伝達部、8は駆動モータ6によって回転する動力伝達部7の動力伝達軸、9は各々のタイヤ5の位置に対応して動力伝達軸8に固設された駆動側ねじ歯車、10は各々のタイヤ5の車軸5cに固設され駆動側ねじ歯車9と歯合して動力伝達軸8の回転をタイヤ5に伝達する従動側ねじ歯車、11はフレーム1の進行方向前方側の先端部に配設されたカメラのレンズ、12はカメラのレンズ11の外周部に配設された複数の発光ダイオード12aによってタイヤ式管内検査ロボット1Aの進行方向前方側を照らす照明部、13はタイヤ式管内検査ロボット1Aに搭載され外部電源(図示せず)から供給される電力の電圧値を調整する電圧調整部、15は管外からタイヤ式管内検査ロボット1Aを操作する管内検査装置1のコントローラ、15aはタイヤ式管内検査ロボット1Aに内蔵されたカメラで撮影した画像を管外で受信して表示する液晶や有機EL等のディスプレイを用いたコントローラ15の表示部、15bは各々の駆動モータ6の正逆転及び停止を切り替えるための制御信号を管外から送信するコントローラ15の操作部、16はタイヤ式管内検査ロボット1Aとコントローラ15を接続しカメラで撮影した画像や操作部15bからの操作信号を送受信するための複合化されたケーブルである。
尚、図示しないが、タイヤ式管内検査ロボット1Aのフレーム2の内部には、カメラの本体と、カメラで撮影した画像を記憶する記憶部が内蔵されている。また、タイヤ式管内検査ロボット1Aには、電力ケーブルを介して外部電源から電力が供給すされる。
図2(a)中、20はタイヤ式管内検査ロボット1Aで検査を行う下水管等の円管路、20aは円管路20の内壁である。
図2(b)中、20Aはタイヤ式管内検査ロボット1Aで検査を行う下水管等で底部に平坦路20bを有する矩形管路である。
図2において、5aは図2(a)に示す円管路20のように底面部が円弧状の管内の走行時に管内の壁面(円弧状の内壁20a)に接するタイヤ5の円管路接触部、5bは円管路接触部5aに連続してタイヤ5の内側の周縁部に形成され図2(b)に示す矩形管路20Aのような平坦路20bの走行時に接地するタイヤ5の平坦路接触部である。
タイヤ5の材質としては、ウレタンゴム,スチレンブタジエンゴム(SBR),イソプレンゴム(IR),ブタジエンゴム(BR)等の合成ゴムや天然ゴム等が好適に用いられる。タイヤ5が適度な弾性を有することにより、内径が異なる円管路20を走行する場合や平坦路20bを走行する場合に、円管路接触部5aや平坦路接触部5bを円管路20の内壁20aや平坦路20bに確実に接触させてタイヤ式管内検査ロボット1Aを走行させることができる。尚、本実施の形態では、タイヤ5の円管路接触部5aを平坦状に形成し、平坦路接触部5bを円弧状に形成したが、円管路接触部5a及び平坦路接触部5bは、いずれも平坦状に形成してもよいし、円弧状に形成してもよい。特に、円管路接触部5aと平坦路接触部5bを連続的な円弧状に形成した場合、管底部の曲率(内径)の大小に関わらず、確実にタイヤと管壁を接触させて走行させることができ、走行安定性に優れる。
フレーム2の底部は逆台形状の等脚台形に形成し、両側の斜面2aのなす角を90度として、左右のタイヤ保持部3が左右対称となるようにした。これにより、左右のタイヤ保持部3のなす角度が90度となるように簡便に位置決め固定してタイヤ列4を取り付けることができ、フレーム2を支持するタイヤ列4の間隔(車幅)を最大にして、左右のタイヤ列4で確実にフレーム2を支持して安定した走行を行うことができ、円管路20の内部の繋ぎ目や段差などの障害を確実に乗り越えることができる。
尚、動力伝達部4の外側には、保護カバーを設け、動力伝達軸8や駆動側ねじ歯車9,従動側ねじ歯車10などを外部からの衝撃や異物等から保護することが好ましい。
動画の撮影が可能なカメラを用いた場合、タイヤ式管内検査ロボット1Aの走行中に検査対象の管内を全長に渡って漏れなく連続的に撮影することができ、不具合検出の信頼性に優れる。尚、カメラや記憶部を別々に用意する代わりに、カメラと記憶部やモニタが一体となったビデオカメラを使用することもできる。
また、照明部12の光源として発光ダイオード12aを用いることにより、省電力性、長寿命性に優れる。特に、カメラの視野角に合わせて、照明部12の向きや位置を可変としたり、照明部12からの光を反射或いは散乱させたりすることにより、撮影箇所を十分に照らすことができ、暗い管内でも確実かつ効率的に撮影することができる。
本実施の形態では、コントローラ15の表示部15aとして、コンパクトで視認性に優れる液晶や有機EL等のディスプレイを用いたが、これに限定されるものではなく、カメラから送信される画像を表示できるものであればよい。
操作部15bは、選択した押しボタンを押すことにより、左右のモータ6それぞれに対して、正転、逆転、停止に対応した制御信号を送信できるようにした。極めて操作が容易で、専任のオペレータ等が不要で、誰でも操作することができ、作業時間を短縮することが可能で、使用性、作業性に優れる。操作部15bは、駆動モータ6の回転速度、カメラや照明部12のオン、オフの切り替え、照明部12の明るさ、カメラのレンズ11の向き等を制御できるように構成することもできる。また、操作部15bは、押しボタンだけでなく、ジョイスティック等によって操作するようにしてもよい。
尚、本実施の形態では、表示部15aと操作部15bをコントローラ15として一体化することにより、持ち運びを容易にし、コンパクト性、操作性、取扱い性を向上させたが、これらは別体で構成してもよい。
また、コントローラ15のケーブル16に目盛りを付けることにより、一目でタイヤ式管内検査ロボット1Aの現在位置や走行距離を知ることができ、使用性に優れる。
タイヤ式管内検査ロボット1Aのカメラや記憶部、照明部12のスイッチを入れ、検査を行う円管路20の入口側の管壁上に載置する。
図2(a)に示すように、左右のタイヤ列4のタイヤ5の円管路接触部5aが円管路20の内壁20aに接触し、走行可能な状態となっている。
作業者が、円管路20の外からコントローラ15の操作部15b(図1参照)を操作し、左右のモータ6を正転させることにより、タイヤ式管内検査ロボット1Aが走行を開始する。自走式管内検査ロボット1Aは円管路20の内壁20aに沿って移動しながら、カメラで内壁20aの表面を撮影し、撮影した画像を内蔵した記憶媒体に記憶していくが、このとき、作業者は、カメラで撮影した画像をコントローラ15の表示部15aにより、リアルタイムで確認することができる。これにより、検査が確実に行われていることを確認できるだけでなく、タイヤ式管内検査ロボット1Aに不具合が発生した場合でもすぐに対処することが可能で、検査の効率性、確実性に優れる。また、カメラから送信される画像を表示部15aで確認しながら操作部15bで簡便にタイヤ式管内検査ロボット1Aを操作することができ、操作性、検査の作業性に優れる。
記憶媒体に記憶された画像は、別途、パーソナルコンピュータなどで再生し、内壁20aの表面におけるひび割れや亀裂などの発生状態を確認することができる。
ここでは、図2(a)のような円管路20を走行する場合について説明したが、図2(b)に示した矩形管路20Aのような平坦路20bを走行する場合は、タイヤ5の接地箇所が円管路接触部5aから平坦路接触部5bに代わるだけなので、説明を省略する。
(1)フレームの進行方向前方側から見てフレームの下部から両外側下方に向かってハの字型に配設された左右一対のタイヤ保持部を有するので、タイヤ保持部に配設される左右一対のタイヤ列によってフレームを安定して支持することができ、管内を走行しながら、カメラによって管内の表面の様子を確実に撮影することができ、管内検査の信頼性に優れる。
(2)左右一対のタイヤ列をハの字型に配置することにより、管の底部中央に溜まった水や異物、或いは一般的に管の底部や側部に接続される枝管の開口部などを避けて走行することができ、フレームと障害物との接触を最低限に抑えることができ、振動の少ない安定した走行と高品質な画像の撮影が可能で、画像品質の信頼性に優れる。
(3)管内に凹凸,陥没,段差或いは木の根やその他の避けられない障害物がある場合でも、複数のタイヤからなるタイヤ列により、それらを踏み越えて走行することができ、走破力に優れる。
(4)タイヤが、底面部が円弧状の管内の走行時に管内の壁面に接する円管路接触部と、円管路接触部に連続して内側の周縁部に形成され平坦路の走行時に接地する平坦路接触部を有することにより、管底が円弧状でも、平坦でも走行することができるので、管路の途中に矩形状の接続部を有する場合や管路が底部に平坦部を有する蒲鉾型に形成されている場合でも、連続走行して短時間で検査を行うことができ、検査対象の汎用性、検査の効率性に優れる。
(5)左右一対のタイヤ列を形成する複数のタイヤが、各々のタイヤ保持部の内側面に対向して配設されるので、タイヤをタイヤ保持部で保護できると共に、フレームの底面部と左右のタイヤ保持部で囲まれる空間部に、タイヤのみを配置することができ、フレームの底面部の高さを高くすることによって、平坦路を走行する場合や管内に土砂やゴミ等の異物(障害物)が堆積している場合でも、フレームの底面部が平坦路や異物等と干渉することがなく、内径の小さな管にも対応することができ、走行の信頼性、安定性に優れる。
(6)タイヤ列が独立した複数のタイヤによって形成されているので、クローラのように、起動輪や遊動輪と履板との間に異物を噛み込んで走行不能に陥ることがなく、走行安定性、機動性に優れる。
(7)複数のタイヤを左右のタイヤ列単位で全輪駆動する左右一対の駆動モータを有するので、特定のタイヤの位置に、異物や枝管などの分岐の開口部、陥没或いは管の継ぎ目の位置ずれなどの段差が重なることがあっても、他のタイヤの駆動力によって、それらに引っ掛かることなく、確実に出口に向かって移動することができ、障害物の走破性、直進性に優れる。
(8)複数のタイヤを左右のタイヤ列単位で全輪駆動するので、対向する左右のタイヤを連結する車軸が不要で、管底に土砂等の異物が堆積していても、それらが走行の妨げになることがなく、タイヤ駆動の確実性、走行の安定性に優れる。
(9)管路が曲がっている場合でも、ハの字型に配置されたタイヤ列の一部を管壁に確実に接触させ、管路に沿うように走行させることができ、形状の複雑な管路にも対応することが可能で、汎用性、走行の信頼性に優れる。
(10)フレームの進行方向前方側の先端部にレンズが配設されたカメラと、進行方向前方側を照らす照明部を有するので、進行方向前方側に向かって走行しながら、撮影箇所を照明して、確実に管内の表面を撮影することができ、管内検査の効率性に優れる。
(11)カメラで撮影した画像を記憶する記憶部を有することにより、走行時に撮影した画像を確実に記憶することができ、検査箇所を走行し終わった後で、記憶部から画像を取り出し、まとめて管内表面のひび割れや亀裂などの発生状態を確認することができるので、現場での作業と机上での作業を完全に分離することができ、現場での作業時間を短縮することができ、管内検査の作業性、効率性に優れる。
(12)フレームの底部が逆台形状に形成されているので、左右の斜面にタイヤ保持部をそれぞれ配設することにより、簡便かつ確実にタイヤ保持部を固定することができ、タイヤ保持部の位置決め作業性、組立作業性に優れる。
(13)フレームの底部が逆台形状に形成されることにより、底面部を平坦に形成することができ、フレームの底面部と左右のタイヤ保持部で囲まれる空間部に突起がなく、平坦路を走行する場合や管内に土砂やゴミ等の異物(障害物)が堆積している場合でも、フレームの底面部が平坦路や異物等と干渉することがなく、内径の小さな管にも対応することができ、走行の信頼性、安定性に優れる。
(14)各々の駆動モータの動力を各々のタイヤに伝達する動力伝達部が、各々のタイヤ保持部の外側に配設されていることにより、曲率の大きな管内や管底が平坦な管内を走行する際、或いは管底に凹凸や堆積物等が存在している場合に、動力伝達部が、管底や凹凸等と干渉することがなく、走行安定性に優れる。
(15)照明部が、フレームの進行方向前方側の先端部で円周上に配置された複数の発光部を有するので、カメラのレンズを照明部の中央部でフレームの進行方向前方側に突出させて照明部の前方に配設した場合、照明部によって斑無く確実に管内全体を照明することができ、レンズの影ができることがなく、画像の高品質性、検査の信頼性に優れる。
(16)カメラのレンズを照明部の中央部でフレームの進行方向前方側に突出させて照明部の前方に配設した場合、レンズの可動域を広げることができ、レンズの向きを自由に変更して所望の位置を撮影することが可能で、検査の効率性、汎用性に優れる。
(1)タイヤ式管内検査ロボットに接続されたケーブルを通してカメラで撮影した画像を管外で受信して表示する表示部を有するので、カメラから表示部に送信される画像を管外でリアルタイムに確認しながら検査を行うことができ、タイヤ式管内検査ロボットに不具合が発生した場合でもすぐに対処することが可能で、検査の効率性、確実性に優れる。
(2)ケーブルを通して各々の駆動モータの正逆転及び停止を切り替えるための制御信号を管外から送信する操作部を有するので、カメラから送信される画像を表示部で確認しながら操作部で簡便にタイヤ式管内検査ロボットを操作することができ、操作性、検査の作業性に優れる。
(3)タイヤ式管内検査ロボットに電力を供給する外部電源と、タイヤ式管内検査ロボットと外部電源を接続する電力ケーブルを有することにより、タイヤ式管内検査ロボットにバッテリを搭載する必要がなく、タイヤ式管内検査ロボットを軽量化して、消費電力を抑えることができ、省エネルギー性に優れると共に、検査途中でバッテリ切れとなるおそれがなく、長時間連続して検査を行うことができ、検査の効率性、確実性に優れる。
(4)タイヤ式管内検査ロボットに搭載され外部電源から供給される電力の電圧値を調整する電圧調整部を有するので、電力ケーブルの長さによって生じる電圧降下量に合わせて、必要な電圧よりも高めに電圧値を設定して送電することにより、駆動モータやカメラなどに必要な電力を常に過不足なく供給することができ、長い管路でも確実に検査を行うことが可能で、動作の安定性、検査の信頼性に優れる。
1A タイヤ式管内検査ロボット
2 フレーム
2a 斜面
3 タイヤ保持部
4 タイヤ列
5 タイヤ
5a 円管路接触部
5b 平坦路接触部
5c 車軸
6 駆動モータ
7 動力伝達部
8 動力伝達軸
9 駆動側ねじ歯車
10 従動側ねじ歯車
11 レンズ
12 照明部
12a 発光ダイオード
13 電圧調整部
15 コントローラ
15a 表示部
15b 操作部
16 ケーブル
20 円管路
20A 矩形管路
20a 内壁
20b 平坦路
Claims (7)
- 下水管などの管内を移動して前記管内の撮影を行うタイヤ式管内検査ロボットであって、フレームと、前記フレームの進行方向前方側から見て前記フレームの下部から両外側下方に向かってハの字型に配設された左右一対のタイヤ保持部と、底面部が円弧状の管内の走行時に前記管内の壁面に接する円管路接触部と前記円管路接触部に連続して内側の周縁部に形成され平坦路の走行時に接地する平坦路接触部とを有する複数のタイヤが各々の前記タイヤ保持部の内側面に対向して配設された左右一対のタイヤ列と、前記複数のタイヤを左右の前記タイヤ列単位で全輪駆動する左右一対の駆動モータと、前記フレームの進行方向前方側の先端部に配設されたレンズを有し前記フレームに内蔵されたカメラと、前記フレームに内蔵され前記カメラで撮影した画像を記憶する記憶部と、前記フレームに配設され進行方向前方側を照らす照明部と、を備えていることを特徴とするタイヤ式管内検査ロボット。
- 前記左右一対の駆動モータが、前記フレームの進行方向前方側に内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ式管内検査ロボット。
- 前記フレームの底部が逆台形状に形成され左右の斜面に前記タイヤ保持部がそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ式管内検査ロボット。
- 各々の前記駆動モータの動力を各々の前記タイヤに伝達する動力伝達部が、各々の前記タイヤ保持部の外側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のタイヤ式管内検査ロボット。
- 前記照明部が、前記フレームの進行方向前方側の先端部で円周上に配置された複数の発光部を有し、前記カメラの前記レンズが、前記照明部の中央部で前記フレームの進行方向前方側に突出して前記照明部の前方に配設されていることを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に記載のタイヤ式管内検査ロボット。
- 請求項1乃至5の内いずれか1項に記載のタイヤ式管内検査ロボットと、前記タイヤ式管内検査ロボットに接続されたケーブルを通して前記カメラで撮影した画像を管外で受信して表示する表示部と、前記ケーブルを通して各々の前記駆動モータの正逆転及び停止を切り替えるための制御信号を管外から送信する操作部と、を備えていることを特徴とする管内検査装置。
- 管外から音声を入力する音声入力部と、前記音声入力部と前記タイヤ式管内検査ロボットの前記記憶部とを接続する音声ケーブルと、管外から前記タイヤ式管内検査ロボットに電力を供給する外部電源と、前記タイヤ式管内検査ロボットと前記外部電源を接続する電力ケーブルと、前記タイヤ式管内検査ロボットに搭載され前記外部電源から供給される電力の電圧値を調整する電圧調整部と、を備えていることを特徴とする請求項6に記載の管内検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003225U JP3152398U (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | タイヤ式管内検査ロボット及びそれを用いた管内検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009003225U JP3152398U (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | タイヤ式管内検査ロボット及びそれを用いた管内検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3152398U true JP3152398U (ja) | 2009-07-30 |
Family
ID=54856717
Family Applications (1)
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JP2009003225U Expired - Lifetime JP3152398U (ja) | 2009-05-18 | 2009-05-18 | タイヤ式管内検査ロボット及びそれを用いた管内検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3152398U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105443134A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-03-30 | 中石化胜利油建工程有限公司 | 管道式凿岩机 |
JP2020507486A (ja) * | 2017-02-14 | 2020-03-12 | サムスン ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド | 配管内部走行ロボット |
CN114593309A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-06-07 | 西南石油大学 | 一种行走转向结构及基于该结构的管道机器人 |
-
2009
- 2009-05-18 JP JP2009003225U patent/JP3152398U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114593309A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-06-07 | 西南石油大学 | 一种行走转向结构及基于该结构的管道机器人 |
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