JP2011011638A - 管内自走装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
細管かつ曲がりが急な配管であったり障害物があったりして、走行中に不安定な状態となっても、自ら復元して転倒などすることなく安定して走行することができる管内自走装置を提供すること。
【解決手段】
走行手段30と配管Pとの2つの接点S、T間に重心位置がくるように走行手段30の輪距32と重心位置を配管Pの管径に対して設定したこと。
【選択図】図3

Description

本発明は、配管内を走行する自走装置に関し、特に配管の内径が人や大型機械が入れないような細い場合や配管の曲がりが急な場合に適した管内自走装置に関するものである。
例えば、下水道等の配管は、その敷設を終わった際や、メンテナンスを行う場合に、配管内部の清掃を行わなければならない。この清掃作業は、配管の内径が人や大型機械が入れるような場合では殆ど問題なく行えるが、配管が細い場合には、例えば先に清掃具を取り付けた竹竿を、マンホールの外から差し込んで人が動かす等の手間の掛かる作業を行わなければならない。
そこで、特許文献1にて提案されているような手段を使って、上記のような細い配管内の清掃を行うことが検討されている。
特開2002−254046号公報、要約
上記特許文献1にて提案されている「管清掃方法、ロープ牽引装置および引張り摺動具」は、「管内の清掃を従来よりも効率的に行うことができる管清掃方法及びその方法等の実施に使用するロープ牽引装置を提供すること」を目的としてなされたもので、特に、ロープ牽引装置は、当該特許文献1の図3にて示したように、「ロープRを牽引しながら管内30を自走するロープ牽引装置20であって、管横断面の径方向に又は放射状に相対配置される少なくとも二つの車輪25と、前記少なくとも二つの車輪25の各々を管の内壁面に向けて付勢し当接させるための付勢機構26と、前記車輪25のうちの少なくとも一つを駆動するための駆動源27とを備える」という構成を有するものである。
勿論、「ロープ牽引装置」としては、この特許文献1で提案されているもので完成されていると思われるが、下水管等の配管には継ぎ目や埋設する際に残された砂利などの管内残留物が存在し、また、これらの配管は色々な経路で施設されるため、屈曲して埋設されることも多く、場合によって90度の鋭角でしかも細い管径の場合もある。例えば、下水管で言えば、管径150mmφ、屈曲半径が235mm、屈曲角度が90度という様な、細管かつ曲がりが急な配管も存在する。
このような場合、特許文献1に記載の発明では、細径には対応できるものの90度という屈曲角度には対応することができないという問題も残されている。つまり、特許文献1に記載の発明は、車輪が内壁面に当接しつつ駆動されるため、配管の屈曲部(コーナー)では車輪が内壁面から浮いてしまい駆動力を伝達することが出来ずに装置自体が停止してしまうという問題である。
さらに、車輪が管横断面の径方向にのみ相対配置された場合には、管内を走行して行く際に管の継ぎ目や管内残留物に乗り上げてバランスを崩し、最悪の場合には装置自体が転倒するという重大問題も内在している。
そこで、本発明者等は、配管が細くかつ曲がりが急であっても、さらに管内に継ぎ目や残留物などの障害物があっても安定して走行することができる管内自走装置とするにはどうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、細管かつ曲がりが急な配管であったり障害物があったりして、走行中に不安定な状態となっても、自ら復元して転倒などすることなく安定して走行することができる管内自走装置を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「シャーシ10に設けた走行手段30により配管P内を自走する装置100であって、
走行中に不安定な状態となっても自律復元するよう、前記走行手段30と配管Pとの2つの接点S、T間に重心位置Gがくるように前記走行手段30の輪距32と重心位置Gを前記配管Pの管径に対して設定したことを特徴とする管内自走装置100」
である。
この管内自走装置100は、配管Pの管径に対して輪距32を調整することにより管内における重心位置Gを低く設定できるため、最小の配管屈曲位置であっても、また配管Pの継ぎ目やその他の障害物に接した場合においても、つまり走行中に装置自体が蛇行したり傾斜する等の不安定な状態となっても転倒することなく自ら復元して安定して走行する事が可能である。ここで、輪距32とは、自動車における左右のタイヤの接地面の中心と中心との距離をいいトレッド幅ともいう。
そもそも、図4に示すように、配管P内の屈曲位置(カーブ)を走行する際には、装置自体は遠心力により角度αだけ傾斜する事になる。この際、図4(a)に示すように重心位置Gが高いと、走行手段30と配管Pとの接地箇所を支点Sとして転倒し易くなる。一方、図4(b)に示すように重心位置Gを下げれば、同じ傾斜角αであっても支点を超えることがないため転倒し難くなるのである。
さらに、図4(c)に示すように重心位置Gを走行手段30の軸心31よりも下方に下げれば、傾斜角α以上の角度であっても重心位置Gは支点Sより外側に来るため転倒しづらくなるのである。これは当然の原理であるが、では重心位置Gを低くするにはどうしたら良いかであるが、配管Pの管径が一定であるならば、走行手段30の輪距32を狭くすれば、配管P内における重心位置Gの位置を低くすることができるのである。
次に、この管径と輪距32及び重心位置Gとの関係について、模式的に表現した図5及び図6を基づいて説明する。図5(a)と図5(b)とを比較して検討すると、両図はともに管径や走行手段30を構成するタイヤ幅など、輪距32以外は全く同じである。
この状態において、図5(a)から図5(b)の様に輪距32を広くすると、管内自走装置100自体の重心位置Gは配管Pに対して高くなる。逆に言えば、走行手段30の輪距32を狭くすれば、配管P内における重心位置Gの位置は低くなるのである。
この状態のまま管内自走装置100が配管P内を走行し、配管Pの屈曲位置(カーブ)に差し掛かると、図6(a)及び図6(b)に示すように、その遠心力により管内自走装置100は傾斜する。ここで、輪距32の狭い図6(a)の管内自走装置100は、走行手段30と配管Pとの接地箇所である支点Sが重心位置Gより遠心力方向(外方)に来るため、管内自走装置100は転倒し易くなる。
一方、輪距32を広げた図6(b)の管内自走装置100は、支点Sが重心位置Gより内方に来るため転倒し難くなるのである。この状況は配管Pの管径が変われば当然に変わり、管径が細い程、顕著に表れるのである。
換言するならば、走行手段30と配管Pとの2つの接点である支点S及びTの間に重心位置Gがくるように配管Pの管径に対して走行手段30の輪距32と重心位置Gを設定することにより、走行時において配管Pが急激に曲がっていたり、あるいは配管Pの継ぎ目やその他の障害物に接した場合においても、転倒することなく安定して走行する事ができるのである。また、走行中に管内で装置自体が傾いた場合に、その傾斜角が10度以上となると自ら復元するように配管Pの管径に対して走行手段30の輪距32と重心位置Gを設定することが好ましい。
なお、走行手段30であるタイヤ径を小さくすれば重心位置Gを低くすることは可能であるが、管内にある砂利などの障害物を乗り越える事が出来なかったり、障害物がシャーシ10の底面と配管Pの底内壁に挟まって所謂亀状態となって走行手段30が機能しなくなり、走行不能に陥ってしまう場合もある。これを避けるためにタイヤ径を大きくすれば、重心位置Gが高くなってしまうのである。そこで、本発明の様に輪距32を調整することにより、タイヤ径を変えることなく重心位置Gを有効に変更できるのである。
従って、この請求項1の管内自走装置100によれば、細管かつ曲がりが急な配管Pや管内に継ぎ目や砂利などの多少の障害物があっても、つまり走行中に装置自体が蛇行したり傾斜する等の不安定な状態となっても自ら復元して転倒することなく安定して走行する事ができるのである。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の管内自走装置100について、
「シャーシ10に、配管Pが屈曲する位置ではその内壁に接しつつ回転するガイドローラ20を少なくとも進行方向に1個以上備えたこと」
としたことである。
すなわち、この請求項2に係る管内自走装置100は、少なくとも進行方向に1個以上のガイドローラ20を備えたシャーシ10により配管P内を自走するようにしたものであり、そのガイドローラ20は配管Pが屈曲する位置ではその内壁に接しつつ自在に回転するようになっている。
以上のような管内自走装置100によれば、配管Pの内壁に接するガイドローラ20を有するため、図9に示すように、この装置自体の進行方向が前もって案内されることになり、配管Pの屈曲角度(カーブの回転半径)が急激であってもスムーズに走行することができるのである。
その意義から、このガイドローラ20は進行方向に対して少なくと一つ備えておればよいのであるが、図1及び図2に示したように、管内自走装置100の本体四隅に有するのが最も効率良くその作用をこなすことができるのである。
また、進行方向に対して少なくとも1つとは、例えば図10に示すように、管内自走装置100の本体に対して左右に回動自在なアーム21を設け、その先端にガイドローラ20を設置することにより、配管Pの屈曲位置における内壁にガイドローラ20が接し、逆方向に配管Pが屈曲した位置では、アーム21が反対方向に回動してガイドローラ20が配管Pの内壁に接するようにしても良い。
従って、この請求項2の管内自走装置100は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、低コストかつ簡単な構成であって、しかも配管Pの屈曲角度が急激であってもスムーズに走行させる事ができるものとなっているのである。
次に、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1又は請求項2のいずれかにに記載の管内自走装置100について、
「走行手段30は、モータ40及びバッテリ50により駆動されるタイヤであること」
としたことである。
走行手段30は、管内自走装置100を管内で走行させる手段であるから、上述したように配管Pの継ぎ目や障害物を乗り越えるには無限軌道式のものも適しているが、コストや構造の簡単さ、或いは走行スピードの点からするとタイヤが適しており、その駆動手段としてモータ40及びバッテリ50が最適である。
勿論、この駆動手段としては、モータ40及びバッテリ50以外に、小型エンジンとその燃料であってもよいが、いずれにしても、走行手段30により管内自走装置100を配管P内に単独で走行させることができればよい。
従って、この請求項3の管内自走装置100は、上記請求項1又は2のそれと同様な機能を発揮する他、低コストかつ簡単な構成であって、しかもスムーズに走行させる事ができるものとなっているのである。
さらに、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の管内自走装置100について、
「走行手段30は、プーリー41及びベルト42を介して駆動されること」
としたことである。
このような走行装置の駆動手段としては、モータ40の駆動力をタイヤなどに伝達するためにギヤ式とするのが一般的であるが、ギヤ式を採用した場合には管内の砂等を噛んで停止してしまうか、最悪の場合ギヤ自体の破損を招く恐れがある。
そこで、図1〜図3に示すように、モータ40の駆動力をプーリー41及びそのプーリー41に巻装されたベルト42を介して伝達できるようにすれば、管内に、砂や砂利、或いは水が入っていても停止したり、破損したりすることはない。
ところで、走行手段30の駆動方法としては、上述したように無限軌道式や2輪タイヤ駆動式であっても良いが、障害物回避能力やスピードの観点からすると、四つのタイヤを駆動する四輪駆動方式が最も有効である。
このような四輪駆動方式の場合には、図9に示すような配管Pの急な屈曲部において、前輪と後輪との間に生じる回転差によって車体自体がギクシャクしてスムーズな走行が妨げられることとなる。この現象を一般に、「タイトコーナーブレーキング現象」といい、四輪駆動車における宿命的な問題である。
この点、この請求項4に係る管内自走装置100にあっては、プーリー41に巻装されたベルト42が滑ることによって、前記回転差を吸収することが可能であるため、この作用がいわゆるセンターデフの役割を果たしてタイトコーナーブレーキング現象を防ぎ、急な屈曲部での走行もスムーズに行われ、さらにタイヤの摩耗や駆動系のトラブルをも防止することができるのである。
従って、この請求項4に係る管内自走装置100は、上記請求項1〜3のそれと同様な機能を発揮する他、スムーズかつ安定した状態で走行させる事ができるのみならず、走行手段30の破損を簡単かつ有効に防止することができるものとなっている。
また、請求項5に係る発明の採った手段は、上記請求項3又は請求項4のいずれかに記載の管内自走装置100について、
「バッテリ50は、走行手段30の軸心31よりも低い位置に装備されている」
としたことである。
この管内自走装置100において、図2に示すように、走行手段30の軸心31よりも低位置にバッテリ50を装備することにより、重心位置Gの位置をさらに下げることが可能となる。これにより、前述した図4(c)の管内自走装置100の構成と同様となり、転倒防止の効果がより顕著となるのである。
なお、重心位置Gを低位置にするには、例えば走行手段30のタイヤ外径を下げる方法もあるが、そうした場合にはシャーシ10の底面と配管Pの底内壁との間隔が狭くなり、砂利などが挟まっていわゆる亀状態になり易く走行を妨げる恐れもある。
この点、この請求項5に係る管内自走装置100は、バッテリ50のみの位置を下げるのみであるので、そのような走行を妨げることなく重心位置Gの位置を確実に下げることが可能となるのである。
従って、この請求項5の管内自走装置100は、上記請求項3又は4のそれと同様な機能を発揮する他、容易に重心位置Gを下げることができるため、転倒防止効果が高く、より安定した走行が可能なものとなっているのである。
さらにまた、請求項6に係る発明の採った手段は、上記請求項3〜請求項5のいずれかに記載の管内自走装置100について、
「バッテリ50は、シャーシ10に設けた凹部12に収納されると共にカバー13により覆われていること」
としたことである。
この請求項6に係る管内自走装置100は、図2にも示したように、シャーシ10に凹部12を設けることにより、その凹部12にバッテリ50を収納し、さらにバッテリ50をカバー13で覆ったものであり、このカバー13により平面領域が設けられることとなって、その領域が有効に活用することができるのである。
つまり、カバー13により上面がフラットになるため、後述するようなカメラやセンサーなどの付属品が装備し易くなっており、単なる管内を走行する装置のみならず、配管Pの配置の歪みやズレの測定や継ぎ目の状態などを観測する装置とするなどの応用が容易となるっているのである。
従って、この請求項6に係る管内自走装置100は、上記請求項3〜5のそれと同様な機能を発揮する他、カバー13によって得られた平面領域を有効に活用でき、応用範囲の広い管内自走装置100とすることができるのである。
次に、上記課題を解決するために、請求項7に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の管内自走装置100について、
「シャーシ10の下部に着脱自在の調整ウエイト14を設けたこと」
としたことである。
この管内自走装置100は、図7に示すように、ウインチWに巻き付け収納された索条Lを配管P内に牽引する装置として使用する場合もある。このような場合に、ウインチWの引出負荷よっては管内自走装置100の自重が軽すぎると走行手段30が配管P内で滑ってしまい適正な駆動力を伝達することができず、確実に索条Lを引き出すことができない恐れもある。
そこで、この請求項7の管内自走装置100では、調整ウエイト14をシャーシ10の下部に着脱自在に設けておき、調整ウエイト14を変更することにより管内自走装置100の自重を調整して、索条Lを牽引する際の適正な駆動力の伝達ができるようになっている。なお、調整ウエイト14を重くしすぎると、逆にバッテリ50の消耗が激しくなるので注意が必要である。
従って、この請求項7の管内自走装置100は、上記請求項1〜6のそれと同様な機能を発揮する他、索条Lの牽引を行うのに適した駆動力を容易に得ることができるようになっているのである。
また、請求項8に係る発明の採った手段は、上記請求項3〜請求項7のいずれかに記載の管内自走装置100について、
「シャーシ10の前後にモータ40の始動及び停止を制御するスイッチ51、52を設けたこと」
としたことである。
この管内自走装置100を配管P内で走行させる場合には、図7に示すように、通常一方のマンホールMから管内自走装置100を配管P内に挿入して走行させ、出口側のマンホールMの配管Pで走行を停止させるのであるが、何らのスイッチをも設けなかった場合には走行手段30を駆動させた状態のままで配管Pに挿入なければならず作業性が悪く、一方で出口側の配管Pにおいても勢いよく飛び出してくる可能性があるためその準備が必要となる。
そこで、この請求項8に係る管内自走装置100にあっては、図1及び2に示すように、シャーシ10の前後にスイッチ51及び52を設け、モータ40の始動及び停止を制御するようにしたものである。つまり、シャーシ10の後方に始動スイッチ52を前方に停止スイッチを設け、各々のスイッチは逆転に作用するように接続されている。言い換えれば、始動スイッチ52を投入してモータ40を作動させても、停止スイッチ51を投入するとモータ40の作動が停止するようになっているのである。これは丁度2階建て家屋における階段に設けられたスイッチを同じ作用である。
従って、この請求項8に係る管内自走装置100は、上記請求項3〜7のそれと同様な機能を発揮する他、配管Pの入口側に管内自走装置100を設置してから始動スイッチ52を入れると走行し始め、配管Pの出口側に先頭が出たら停止スイッチ51で停車させることが可能であるため、簡単かつ容易に操作することができ、利便性に優れたものとなっているのである。
さらに、請求項9に係る発明の採った手段は、上記請求項3〜請求項8のいずれかに記載の管内自走装置100について、
「モータ40を熱収縮チューブ43により被覆したこと」
としたことである。
請求項1〜8に係る管内自走装置100は、配管Pの中を自走することを目的してるが、配管P内はその繋ぎ目などから侵入した泥水が残留している場合が多々あり、管内自走装置100が配管P内を走行する際にその泥水を巻き上げて、モータ40の電気系統に故障を来すという問題点もある
そこで、モータ40の電気系統を熱収縮チューブ43で完全に覆ったのである。熱収縮チューブ43とは、熱を加えることにより一定の比率で収縮する樹脂筒材であって、一般的には電線の接続部位に絶縁効果を狙って用いられるものである。つまり、この請求項9に係る管内自走装置100にあっては、モータ40の電気系統が熱を加えて収縮したチューブにより被覆されることになるのである。
勿論、電気系統のみならずモータ40の全体を被覆しても良く、この場合には電気系統のみならず、モータ40の他の機械的部分にも泥水の侵入を防ぐことができるため、より信頼性の高い駆動源となるのである。
従って、この請求項9に係る管内自走装置100は、上記請求項3〜8に係るそれと同様な機能を発揮する他、熱収縮チューブ43によって被覆されることによりモータ40の電気系統の防水性能が向上し、配管P内に泥水が残留していても何ら問題なく走行できるものとなっているのである。
請求項10に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜9のいずれかに記載の管内自走装置100について、
「シャーシ10に索条Lを結び付ける締結部11を備えたこと」
としたことである。
この請求項10に係る管内自走装置100は、本発明を最適な例に適応したものであり、図7に示すようなマンホールMに連なる配管P内を自走して索条Lを牽引する装置に最適である。すなわち、図1及び図9に示すように、管内自走装置100のシャーシ10の前後に索条Lを締結する締結部11を設けて、この締結部11に索条Lを結び付けることにより、管内自走装置100は配管P内をウインチWから引き出しつつ索条Lを牽引して自走し、配管P内に索条Lを挿通させるのである。
締結部11はシャーシ10の前後に限らず索条Lを結び付ける事が可能であれば何れに設けても良く、特に前後に設けることによって、この管内自走装置100を配管Pに対して双方向に走行させることが容易となり作業性に優れたものとなるのである。
従って、この請求項10に係る管内自走装置100は、上記請求項1〜9のそれと同様な機能を発揮する他、最小の配管の屈曲位置においても索条Lをスムーズに牽引して、配管P内に索条Lを確実に挿通することができるものとなっているのである。
次に、請求項11に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜10に記載の管内自走装置100について、
「シャーシ10に、自走につれて配管Pの内壁の水滴を除去する水滴除去装置60を備えたこと」
としたことである。
つまり、この請求項11に係る管内自走装置100においては、図11に示すように、水滴除去装置60をこの管内自走装置100の何れかに装着し、管内自走装置100自身が自走することにより、配管Pの内壁に付いた水滴を除去するようにしたものである。これは、配管P内には、その内部と外部との温度差により、結露による水滴が付着する場合が多々あり、この状態のままだと次の様な不都合があったからである。
すなわち、マンホールMに連なる配管Pは、掘削した土中に配管Pを接続しつつ敷設し、その上から再度土を被せて配管Pを土中に埋設するのであるが、施工後にその埋設作業が適切に行われているかを検査する必要がある。その検査は、一般に配管P内にカメラを挿入させて配管Pの内部を撮影し、配管Pの継ぎ目から泥水が浸水していないか、或いは配管P内に砂や砂利が残存していないか等を確認するのである。
この際、配管Pの内壁に結露による水滴が付着していると、その水滴は配管Pの継ぎ目からの泥水の浸入による水滴であるのか、或いは本来の不具合である接続不要なのかの判断ができないことになり、甚だ不便である。そこで、予め配管Pの内壁に付いた水滴を除去するようにすれば、後の検査が確実かつ適正に行うことができるようになるのである。
なお、水滴除去装置60の構成としては配管P内の水滴を除去することができるのであれば如何なる手段であっても良く、例えば配管Pの内壁をウエスで拭き取るようにしても良いし、圧縮空気により水滴を吹き飛ばす構成であっても良い。
従って、この請求項11に係る管内自走装置100によれば、上記請求項1〜10のそれと同様な機能を発揮する他、配管P内を自走することにより配管P内のの水滴を容易に除去することができ、後の検査が確実かつ適正に行い易くなっているのである。
さらに、請求項12に係る発明の採った手段は、上記請求項11に記載の管内自走装置100について、
「水滴除去装置60は、配管Pの内壁上部に当接するワイパー61により構成したこと」
としたことである。
この請求項12に係る管内自走装置100は、請求項11における水滴除去装置60をワイパー61にしたものである。つまり、図11に示すように、配管Pの内壁上部に当接するようにワイパー61を設けたもので、これにより管内自走装置100が走行するとそれに従ってワイパー61が配管Pの内壁を摺動して、配管Pの内壁上部に付着した水滴が除去されるのである。なお、ワイパー61は、自動車のワイパーと同様に、バネ62などによって配管Pの内壁上部に常時付勢するように構成すれば、水滴の除去が確実に行われのである。
従って、この請求項12に係る管内自走装置100は、上記請求項11に係るそれと同様な機能を発揮する他、ワイパー61により配管Pの内壁上部に付着した水滴の除去をより確実に行うことができるものとなっているのである。
請求項13に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜11に記載の管内自走装置100について、
「シャーシ10に、ターゲット71と、このターゲット71に照射されたレーザービームの位置を検知する検知手段72と、この検知手段72からの信号を記録する記憶手段73とを備えた計測装置70を有すること」
としたことである。
この請求項13に係る管内自走装置100は、前述したのと同様に、配管Pの埋設作業が適切に行われているかを検査する際に使用するのに適した装置である。つまり、この管内自走装置100は、図12に示すように、シャーシ10にターゲット71、検知手段72及び記憶手段73を備えており、ターゲット71に照射されたレーザービームの位置を検知手段72により検知して、その信号を記憶手段73に記録しつつ配管P内を自走させることにより、記録された記憶手段73のデータを後ほど解析して、配管Pの歪みや捻れ或いはうねり状態を算出し、配管Pの埋設作業が適正に行われているかどうかを確認するのに適している。
ターゲット71は、一般的にはアクリルなどの半透明板から構成されており、そこを透過したレーザービームとターゲット71の位置関係を検知手段72であるデジタルカメラ等で撮影して位置を検出し、その映像信号を記憶手段73であるメモリに蓄え、一通り配管Pの走行が終了した後に、そのメモリ内のデータをコンピュータで解析することにより、配管Pの歪みや捻れ或いはうねりを算出するのである。
従って、この請求項13に係る管内自走装置100は、請求項1〜11に係るそれと同様な機能を発揮する他、計測装置70により配管Pの歪みや捻れ、或いはうねりを容易に測定することができるものとなっているのである。
さらに、請求項14に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項11のいずれかに記載の管内自走装置100について、
「シャーシ10に、配管P内を照らす照明手段81と、配管P内の状態を撮影する撮影手段82と、この撮影手段82からの信号を記録する記憶手段83とを備えた観測装置80を有すること」
としたことである。
この請求項14に係る管内自走装置100も、前述したのと同様に、配管Pの埋設作業が適切に行われているかを検査する際に使用するのに適した装置である。つまり、この管内自走装置100は、図13に示すように、撮影手段82で撮影可能な程度の照度を得るための照明手段81と、自走することにより撮影手段82から得られた信号を記憶手段83に順次記憶する観測装置80を有することにより、記録された記憶手段83のデータを後ほど解析することにより、配管Pの継ぎ目から泥水が浸水していないか、或いは配管P内に砂や砂利が残存していないか等を確認するのである。
照明手段81は省電力の観点から一般にLEDが用いられるが、その他の手段でもあっても良く、赤外線の照射であっても良い。また、撮影手段82としては一般的にデジタルカメラが用いられるが、ビデオカメラであっても、通常のフィルム式のカメラであっても良く、要は配管Pの内部が適宜撮影できるのであれば如何なる手段かは問わない。そして、デジタルカメラなどの信号は、記憶手段83であるメモリに蓄えられ、一通り配管Pの走行が終了した後に、そのメモリ内のデータにより、配管Pの接続状態や汚れなどを容易に観測することができるのである。
従って、この請求項14に係る管内自走装置100は、請求項1〜11に係るそれと同様な機能を発揮する他、観測装置80により配管Pの接続状態や管内の汚れなどを容易に観測することができるものとなっているのである。
以上説明した通り、本願発明は、
「シャーシ10に設けた走行手段30により配管P内を自走する装置100であって、走行中に不安定な状態となっても自律復元するよう、前記走行手段30と配管Pとの2つの接点S、T間に重心位置Gがくるように走行手段30の輪距32と重心位置Gを前記配管Pの管径に対して設定したこと」にその構成上の主たる特徴があり、これにより、細管かつ曲がりが急な配管Pであったり障害物があっても、つまり走行中に装置自体が蛇行したり傾斜する等の不安定な状態となっても自ら復元して転倒することなく安定して走行することができる管内自走装置100を提供するこができるのである。
本発明に係る管内自走装置の一実施形態を示す平面図である。 図2に示した管内自走装置の側面図である。 図2に示した管内自走装置の配管内における状態を示す正面図である。 本発明に係る管内自走装置の基本原理を示す模式図である。 本発明に係る管内自走装置の輪距と重心位置の関係を示す模式図である。 図5に示した管内自走装置が傾斜した状態を示す模式図である。 図1〜3に示した管内自走装置の使用状態を示す部分縦断面図である。 図8に示した管内自走装置を使用した後マンホールに連なる配管内の清掃を行っている状態を示す部分縦断面図である。 本発明に係る管内自走装置の配管の屈曲部における走行状態を示す部分横断面図である。 図9において本発明に係る管内自走装置の他の実施形態を示す部分横断面図である。 本発明に係る管内自走装置の別の実施形態における配管状態を示す正面図である。 本発明に係る管内自走装置の他の実施形態を示す側面図である。 本発明に係る管内自走装置のさらに他の実施形態を示す側面図である。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施形態に従って説明するが、この実施形態に係る管内自走装置100は上記各請求項1〜9に係る発明を含むものである。また、図7及び図8では、本実施形態に係る管内自走装置100を用いて行う配管Pの清掃方法を説明している。
さて、図1〜図3には、本発明に係る管内自走装置100の一実施形態が示してあるが、この管内自走装置100は、図7及び図8に示した配管Pの清掃方法に適した装置であって、シャーシ10と、このシャーシ10の四隅に設けられたガイドローラ20と、この管内自走装置100自体を配管P内で自走させるための走行手段30とを備えたことを基本とするものである。
シャーシ10は、厚さ4.5mのステンレス鋼板をプレス加工して形成され、特に図2に示すようにバッテリ50を収納するための凹部12を有しており、この凹部12は、走行手段30を構成するタイヤの軸心31よりもバッテリ50が下方の位置に収納されるよう形成されている。また、このシャーシ10の前後には後述する清掃方法で使用する索条Lを結び付けるための締結部11を有している。
ガイドローラ20は、樹脂製の環体の中心にボールベアリングを内蔵して自在に回転するようになっており、この管内自走装置100が配管P内を走行していくと、配管Pが屈曲する位置(カーブやコーナー)ではその内壁に接しつつ回転し、装置自体の進行方向が前もって案内する作用を有する。その意味から進行方向で最初に配管Pの内壁に接する位置に設けるのが最適である。
走行手段30は、モータ40とバッテリ50とで駆動されるタイヤ30であって、プーリー41及びこのプーリー41に巻装されたベルト42により駆動される。つまり、タイヤ30はシャーシ10に回転自在に枢支され、その同軸に固着されたプーリー41を介して、モータ40の駆動力が伝達されるようになっている。特に、この実施形態においては、前後のタイヤ30の同軸に設けたプーリー41a、41bにベルト42を巻装することにより、モータ40の駆動力を4つのタイヤに伝達する四輪駆動方式となっている。
タイヤ30の輪距32は、タイヤの最外幅がガイドローラ20の周面と同一面上になるよう設定されており、具体的には最外幅(ガイドローラ20の周面)が120mmである。また、前後のガイドローラ20の周面の距離は、266mmであって、タイヤの軸距(いわゆるホイールベース)は133.5mmとなっている。これらの数値は、配管Pの管径が150φ(実寸内径154.8mm)以上であって、配管Pの屈曲半径が235mm以上、かつ屈曲角度が90度以上に敷設された配管Pの中を走行する際に、装置自体が10度以上傾斜した場合にも自律復元して転倒することなくスムーズに自走する為に実験等によって算出された最適値である。
モータ40及びバッテリ50は、一般にラジコン模型で使用されているものを流用しており、具体的にはモータートルクが2.7kgであってバッテリ50は充電可能なものを使用している。このモータ40を使用して、ギヤ比やプーリー41、及びタイヤ30の外径を変更することにより、モータ40が221回転/分で管内自走装置100が毎分30m自走するよう組み合わせてある。なお、モータ40は、熱収縮チューブ43によって被覆され、特にその電気系統が被覆されている。
バッテリ50は、前述したようにシャーシ10の凹部12に収納されており、かつカバー13によって覆われて平面領域が得られる様になっており、この領域に図11〜図13で示した他の実施形態での適用に有用なものとなっている。そして、このバッテリ50からの配線はモータ40を介してシャーシ10の前後に設けられたスイッチ51,52に接続されている。
スイッチ51は、進行方向の前方に設けられた停止スイッチ51であって、スイッチ52は、進行方向の後方に設けられた始動スイッチ52であり、各々のスイッチは逆転に作用するように接続されている。つまり、始動スイッチ52を投入してモータ40を作動させても、停止スイッチ51を投入するとモータ40の作動が停止するようになっているのである。なお、これらのスイッチ51,52は共に防水仕様であって、配管P内の泥水で電気系統の不具合が生じないよう構成されている。
シャーシ10の下部には調整ウエイト14がネジ15により着脱可能に設けられており、この調整ウエイト14を適宜変更することにより管内自走装置100の自重を調整して、後述するように索条Lを牽引する際の適正な駆動力を得ることができるようになっている。具体的には、索条Lがナイロン製100mの場合には、それを牽引するのに適した調整ウエイト14の重さは2kgであり、この重量の場合には管内に泥水があってもタイヤ30がスリップすることなく索条Lを牽引することができるのである。
さて、以上のように構成された管内自走装置100を用いて配管Pの管内を清掃する方法について以下に説明する。図7及び図8に示す清掃方法は、この実施形態に係るZの他、配管清掃具90を採用して配管P内の清掃を行う方法である。
まず、図7に示すように、所定のマンホールM内あるいは地上を含むその近傍にウインチWを設置しておき、当該ウィンチWから索条Lを引き出しつつ配管51内を自走する管内自走装置100により、マンホールM間の配管51内に索条Lを這わせるのである。この際、配管Pの入口に索条Lを結び付けたZをセットし、後端にある始動スイッチ52を作動させればZは配管P内を索条Lを牽引して自走し、配管Pの出口まで来たときに前端にある停止スイッチ51によりモータ40を停止させることができるため、非常に便利である。
管内自走装置100が、図7中の仮想線にて示したように、目的のマンホールMに到着したならば、図8に示すように、当該管内自走装置100を配管P内の清掃を直接行う配管清掃具90に交換するのである。ここで、配管清掃具90は、第1清掃器91と、これに連結索条93により連結された第2清掃器92とにより構成されている。
第1清掃器91は、配管Pの内径よりわずかに小さい直径の筒体または円柱体の表面に、ブラシ等の清掃体94を植毛したものであり、この清掃体94によって配管Pの内面の全体を清掃するものである。この場合、円柱体をスポンジ等の変形可能な軟質なもので形成した場合には、例えば配管P内の段差を簡単に乗り越えることができるから、索条Lによって牽引される際の抵抗を少なくすることができる。
第2清掃器93は、これ自体をスポンジ等の軟質で変形可能なものによって形成したものであり、その前後両端面を配管Pの直径より僅かに小さい直径の保護板によって挟み込んだものである。これらの保護板は、第2清掃器93自体の大きな変形を防止するものであり、第2清掃器の段差なのど僅かな凹凸に対応した変形は可能であるが、配管Pの内壁の清掃が行えなくなるほどの変形は防止できるものである。
よって、前述したように、本実施形態に係る管内自走装置100を配管清掃具90に交換し、ウィンチWで索条Lを牽引することにより、配管清掃具90の各清掃器91、92が配管P内を移動して、当該配管P内の清掃が行われることになるのである。
100 管内自走装置
10 シャーシ
11 締結部
12 凹部
13 カバー
14 調整ウエイト
20 ガイドローラ
21 アーム
30 走行手段(タイヤ)
31 軸心
32 輪距
40 モータ
41 プーリー
42 ベルト
43 熱収縮チューブ
50 バッテリ
51 スイッチ
52 スイッチ
60 水滴除去装置
61 ワイパー
62 バネ
70 計測装置
71 ターゲット
72 検知手段
73 記憶手段
80 観測装置
81 照明手段
82 撮影手段
83 記憶手段
90 配管清掃具
91 第1清掃器
92 第2清掃器
93 連結索条
94 清掃体
M マンホール
P 配管
L 索条
W ウインチ
G 重心位置
S 支点(接点)
T 接点

Claims (14)

  1. シャーシに設けた走行手段により配管内を自走する装置であって、
    走行中に不安定な状態となっても自律復元するよう、前記走行手段と配管との2つの接点間に重心位置がくるように前記走行手段の輪距と重心位置を前記配管の管径に対して設定したことを特徴とする管内自走装置。
  2. 前記シャーシに、前記配管が屈曲する位置ではその内壁に接しつつ回転するガイドローラを少なくとも進行方向に1個以上備えたことを特徴とする請求項1に記載の管内自走装置。
  3. 前記走行手段は、モータ及びバッテリにより駆動されるタイヤであることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の管内自走装置。
  4. 前記走行手段は、プーリー及びベルトを介して駆動されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の管内自走装置。
  5. 前記バッテリは、前記走行手段の軸心よりも低い位置に装備されていることを特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の管内自走装置。
  6. 前記バッテリは、前記シャーシに設けた凹部に収納されると共にカバーにより覆われていることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の管内自走装置。
  7. 前記シャーシの下部に着脱自在の調整ウエイトを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか記載の管内自走装置。
  8. 前記シャーシの前後に前記モータの始動及び停止を制御するスイッチを設けたことを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれかに記載の管内自走装置。
  9. 前記モータは、熱収縮チューブにより被覆したことを特徴とする請求項3〜請求項8のいずれかに記載の管内自走装置。
  10. 前記シャーシに、索条を結び付ける締結部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の管内自走装置。
  11. 前記シャーシに、自走につれて配管の内壁の水滴を除去する水滴除去装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の管内自走装置。
  12. 前記水滴除去装置は、配管の内壁上部に当接するワイパーにより構成したことを特徴とする請求項11に記載の管内自走装置。
  13. 前記シャーシに、ターゲットと、このターゲットに照射されたレーザービームの位置を検知する検知手段と、この検知手段からの信号を記録する記憶手段とを備えた計測装置を有することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の管内自走装置。
  14. 前記シャーシに、配管内を照らす照明手段と、当該配管内の状態を撮影する撮影手段と、この撮影手段からの信号を記録する記憶手段とを備えた観測装置を有することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の管内自走装置。
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